作家でごはん!鍛練場
渡辺沙羅

ある出来事

      ある出来事


             渡辺沙羅

 私は中学のころ神田の古本屋に毎日出入りしていた。ノイローゼ気味で病気でも何でもないのに気の病とでもいうのだろうか、自分の顔が良くないと思いつめていたのだ。制服姿でビルの大きな本屋に入った。何階かはわすれたが岩波新書が平積みになっている。
 目に入ったのが「コンプレックス」という本私は迷わずこれをレジに持って行った。そこでレジをした大学生のアルバイトだろう、本の題名を見るまに噴出して大笑いした。そしてほかの店員を呼ぶと私を指さして笑うのだ。私は完ぺきにてんぱった。
「何だこの野郎、店長を呼べ」
中学生とも思えぬ言葉があの笑いから大きな怒りとなって噴出した。
「あんたは何だバカヤロー」
「自分の不細工な顔を鏡で見ろ」
 そこに店長がやってきた。
「どうされました?」
「この女が私を笑ったんです、この本で」
店長は、
「君、お客さんを笑うとは何事だ。これは差し上げます」
レジの女は涙目になってしょぼんとした。
 私は本屋を出ると「コンプレックス」をびりびり破いてごみ入れに捨てた。
 私は満足だった。
   

ある出来事

執筆の狙い

作者 渡辺沙羅
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自分の体験を書くことで過去の怒りをトラウマから抜き去ったのです。
人間の心理です。
昔のことを犠牲にして楽になりたかった。

コメント

金木犀
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梶井さんの檸檬のオマージュですかね。


論理は人間のありのままを映せない。
感情は理屈ではないし、心は嘘をつくし、嘘だと思って吐いた言葉は真実を映したりするから。


そんなもんを小説にするとき、指針となるのは、自身の直観なのかもしれません。

執筆お疲れ様でした。

渡辺沙羅
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よくわかりませんが、私の小説に合わせた短さなのかも。直観はそうですがもう年ですからこれで終わりかもしれません。

金木犀
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長く書けばいいってもんじゃないでしょ。
ただの感想なんてそんなもんです。

そんなこと言わず直観大爆発を所望しますよ。

渡辺沙羅
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何を言っているのか分かりません。最近の乾燥ってこういうものですか。

夜の雨
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「ある出来事」読みました。

どう考えてもこれは、事実だとは思えませんが。
しかし、話の導入部としは面白いと思います。
この流れだと続きを書けると思いますが。

たとえば、自宅に帰り夕食の時間になった。

一家団欒の食事をしていると大学生の姉が帰ってきた。
「あんた、店長を呼ぶことはないじゃないのさ」
「姉ちゃんが僕をイジルから、これは良い機会だと思ってさ」
「おかげで今度店長と、デートしなければならなくなっちゃったじゃないのさ」
二人の会話を聞いていた父親が「どうしたんだ?」と言ってきたので、かいつまんで事の顛末を話した。
「へぇ~、で、その店長はイケメンかい」と母の反応。
「うん、イケメンよ。26歳で〇○書店の御曹司」
「〇○書店といえば、全国チェーンの〇○かい?」と父親。
「そうよ20店舗ほどあるらしいの」と姉がにやりとした。
「姉ちゃん、うまくやりなよ、僕の将来がかかっているからね」
「あんたの将来って何よ」
「いずれ大学を出たら〇○書店で働いて、幹部になろうかと。全国チェーン100店舗を目指すよ」
「じゃあ、あたしが店長の奥さんになればよいとか思っているんだ」と笑いだす姉。
「あったりい」というと、父も母も笑い出して、もちろん姉もそして私も大笑いをしたのでした。


終わり。
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これぐらいのノリで、続きを書けばいかがですかね。
御作は、物語の冒頭としては、なかなか面白く描けていると思います。
それは、「エピソードで対立が発生している」からです。
なので、続きを書いて、話を盛り上げるとよいかなと思いました。


お疲れさまでした。

渡辺沙羅
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面白くもない。作者が終わったらな終わったのだ。何を読んでる。

金木犀
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感想に対する作者からの評価というのも悪くないですねぇ


前述したように、僕はこれを読んだとき梶井さんの檸檬のオマージュだと思いました。

ただ、表現という点においても、物語の筋としても、安直すぎると感じてしまいました。こう、もっと主人公の心理描写に臨場感があれば良かったなぁと。

渡辺沙羅
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63歳になって短いのを書こうと思った。そんなことも分らんのか。あとレモンは全然関係ない。

金木犀
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すいませんでした!
こちらの読解不足です!
猛省します!

出直してきますね!

夜の雨
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>面白くもない。作者が終わったらな終わったのだ。何を読んでる。<
「リアルティー」がありませんが。

下記のエピソード「A」の部分、まったくリアルティーがありませんが。
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ーーAーー

 目に入ったのが「コンプレックス」という本私は迷わずこれをレジに持って行った。そこでレジをした大学生のアルバイトだろう、本の題名を見るまに噴出して大笑いした。そしてほかの店員を呼ぶと私を指さして笑うのだ。私は完ぺきにてんぱった。
「何だこの野郎、店長を呼べ」
中学生とも思えぬ言葉があの笑いから大きな怒りとなって噴出した。
「あんたは何だバカヤロー」
「自分の不細工な顔を鏡で見ろ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
中学生といえども、「客」が購入目的でレジに持ってきた本のタイトルを見て「大学生のレジ係」が笑うかい。
おまけにほかの店員まで読んで客の「私」を指して「笑う」とは。
まるで、御作は、説得力がりませんが。

>面白くもない。作者が終わったらな終わったのだ。何を読んでる。<
じゃあ、Aのエピソード説得力があるように、説明してください。
わたしは、御作のAの部分は「作り話」だと思っています。

なので、それに似あった続きが必要では。


以上。

渡辺沙羅
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私は病気なんです。長いものは書けない。

渡辺沙羅
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これは事実です。私のトラウマだった。
だからノンフィクションとも言える。

渡辺沙羅
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俺の日常は信じられないだろうがこういうことの連続だった。
今でもそうだ。子供に「抹茶アイス食うのか?」といわれたり。
マフラーを首に巻いたら女に笑われたり。
だから統合失調症になったんだ。

fj168.net112140023.thn.ne.jp

大作家になるには、筆の修業よりも、人間としての修業をまずして置かなくてはかなうまい、と私は考えた。恋愛はもとより、ひとの細君を盗むことや、一夜で百円もの遊びをすることや、牢屋へはいることや、それから株を買って千円もうけたり、一万円損したりすることや、人を殺すことや……

太宰治「断崖の錯覚」より引用

・・・・・

>俺の日常は信じられないだろうがこういうことの連続だった。

渡辺さんの人生は、そのまんま小説になりそうですね。それを描いたらいい。

渡辺沙羅
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十字架を背負って坂道を上る、分かりますかこの人生。嫌われて笑われて。傷ついて、恨んでその連続だ。
凪さんグチは言いたくないけどね。

渡辺沙羅
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この話は事実です。実際にあの本をレジに渡したら若い女の店員が噴出して笑い、他の女の店員に私を指さして笑った。
皆さんは信じないようだがこれは「事実」であり、トラウマとして残っている。私はトラウマとなった事実を沢山もっている。女が箱根ロマンスカーで「気を付けなければ」と言い私の目を射た。私は新宿まで女のトラウマを作ってやった。一時間。人間はおかしい。そして正直だ。

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