作家でごはん!鍛練場
しいな ここみ

騒音

「引っ越してきてよかったわね、あなた」

 妻の笑顔に、私は幸福を覚えた。

 田舎の空気は澄み、小鳥の囀りが気持ちを落ち着かせてくれる。

 すぐ近くを流れる川のせせらぎの音がまた、よかった。サラサラと、ぱしゃぱしゃと、心が穏やかになる音を絶え間なく聴かせてくれる。

 私の名前は聞池《きくち》該《がい》。けっして『キキチガイ』でも『キチ○イ』でもないので間違えないでほしい。
 60歳になったのを機に、郊外の川のほとりに家を買った。これからここで作家の仕事を続けながら、妻のアネモネと二人、静かな余生を過ごすつもりだ。
 娘の心美がいいトシをして結婚する気配もなく、自分のことを永遠の19歳だとかバカなことを言っているのが気がかりではあったが、あの子ももう大人だ。自分でなんとかするだろう。放置する。

 田舎暮らしは思った以上に快適だった。

 1ヶ月も住めば飽きてくるかと正直心配していたが、住めば住むほどに馴染んでいった。
 車で20分も走れば町があるし、今時ネットでなんでも買い物ができ、配達してくれる。
 便利はないが、不便もない。そして自然は周りにいっぱいある。
 妻も心が落ち着くといって、気に入ってくれた。
 私たちは田舎暮らしが合っていたようだ。

 木々に囲まれ、川の水音に包まれていると、都会の住宅地には音がなかったなと改めて思う。みんなが近所に迷惑をかけないように、息を潜めるように暮らしていた。
 あれと比べればここは色んな音に溢れている。
 それでも都会よりも静かだと思えるのが不思議だった。



 甥のフリードリヒくんがやって来ることになった。

 彼は25歳のITエンジニアをやっており、静かな田舎で仕事がしたいと、私たちがここに移り住んだことを聞き、空いている2階に住まわせてほしいと言って来たのだ。
 妻の弟の息子だ。私に気を遣って、妻は初めは断ろうとしていた。しかし私は歓迎しようと笑顔で言った。
 会うのは彼が中学生の頃振りだ。少しだけ気難しいところがあったが愛想がよく、美少年で印象はよかった。
 何より男の子のできなかった私たち夫婦に息子ができるような感覚で、楽しそうに思えたのだ。




「お世話になります」

 そう言って玄関に現れたフリードリヒくんは、太っていた。
 昔はあんなにスリムだったのに、何があったのだろう? IT関連の仕事をしていると太ってしまうものなのだろうか?
 とはいえドイツ人ハーフの美少年の面影はあった。目の下のクマのせいか、昔よりも気難しそうな印象は強くなったが──

 大きなボストンバッグを二つを抱え、キャリーバッグを引いていた。

 思わず私は彼に言った。
「大荷物だね。なんでも要るものがあれば用意したのに……」

「いいえ、おじさん。仕事道具と衣類、枕──そしてお菓子だけですよ。僕は自分の使い慣れたものと、いつものお菓子でないとダメなんで」


 時間はちょうど正午前──妻がご馳走を作って用意していた。
 近所──といっても100メートル離れているが、老夫婦がよく野菜や魚を持ってきてくれる。お返しにあげられるものは何もないのに、いつも笑顔で気前がいい。困ったことがあれば力になりますよと言ってあるが、いまだその機会はない。

 いただいた鮎を塩焼きにし、保存しておいたタケノコなどの山菜と一緒にふるまうと、フリードリヒくんは悲しそうな顔をした。

「僕……、ハンバーグととんかつしか食べられないんですよね」

「そ……、そうだったかな」

「昔からそうでしたよ。覚えてくれてなかったんですか?」

「まぁ! ごめんなさいね」
 妻が笑顔で謝り、冷凍の挽肉を取り出し、急いでハンバーグを作りはじめた。


 私たちは鮎の塩焼きを、フリードリヒくんはハンバーグを食べながら、川のせせらぎを見下ろすキッチンで会話をした。川面がキラキラと夏の光を浮かべ、草が風にゆっくりと揺れていた。

「ここはなんにもないよ? 退屈しないといいけど」

 私が聞くと、彼は『わかってます』というようにうなずきながら、言う。

「電波は届いてるんでしょ? Wi-Fiさえ使えればいいんです」

「都会の生活に疲れたのかい?」
「フリくんは都会のほうが合ってそうだけどねぇ」

 私たちが聞くと、彼は嫌なものでも思い出す目をして、答えた。

「都会は声が多すぎるんです」

「声が?」

「ええ……」
 ハンバーグを口に入れると、もしゃもしゃと咀嚼する音と一緒に、フリードリヒくんは言った。
「みんな静かに暮らしてますけどね、心の声がだだ漏れなんですよ。僕のことを『わけのわからないひと』だの『自分を偉いと勘違いしてるやつ』だの、勝手な評価をしてるのがバレバレなんで」

「まあ!」
 妻が彼を擁護した。
「ひどいわ……。フリくんはそんな子じゃないのに」

『僕の何を知ってるんですか』というような顔をフリードリヒくんは一瞬したが、最後の一口を平らげると、ぺこりと頭を下げた。

「ごちそうさまでした。美味しかった。……それじゃ、2階をお借りします」




 引っ越して1年と少し経っていた。
 冬は雪の多さに辟易したが、夏はじつに過ごしやすい。
 遠く隔てた隣人の老夫婦は『昔はもっと過ごしやすかった』と言っていたが、それでも都会よりはずっと涼しくて、何より心を癒してくれる音に溢れている。
 自然の音に包まれた、静かな夜だった。
 私と妻はベッドに並んで寝転び、その音に全身を傾けていた。

 川の水の音が涼しい。

 蛙たちの大合唱が、この星に生命が満ち溢れていることを伝えてくれる。

「ここはほんとうにいいところだ……」
 私は呟いた。
「生きてるって、こういうことだったんだな」

 妻がぽつりと言った。
「フリくんも気に入ってくれるかしら」

 私は微笑み、答えた。
「気に入るよ。あの子、昔から感受性が高かったろ」

「ふつうの若いひとなら1ヶ月ももたないでしょうね。ふふ……。でもフリくんなら──」

「あぁ。川の水音に自然を感じ、蛙の合唱に生命を感じ……」

 2階でおおきな喚き声があがった。

 誰かと喧嘩しているようなその声に、私たちは思わずベッドから飛び起きて、天井を見、顔を見合わせた。

「な……、なんだ?」
「フリくん……?」

 2階に駆け上がり、ドアをノックすると、申し訳なさそうにフリくんが顔を覗かせた。

「あ……。すみません。おおきな声、出しちゃって──」

「いや、どうしたんだ?」
「虫でも部屋に入ってきた?」

「いや……。音が……」
 フリくんは苛々した手つきで頭を掻くと、告白した。
「音がうるさくて……。あの川の音と蛙の声、どうにかならないんですかね」

 意外な答えに私たちは顔を見合わせた。




 朝、妻と二人で朝食の目玉焼きハンバーグを作っていると、2階からフリくんが降りてきた。

「おう。よく眠れたか?」

 私が聞くと、彼は眠たそうな目をこすり、答えた。

「眠れませんでした。あまりにうるさくて……」
 そして食卓に着くと、驚くことを言い出した。
「あの川って誰が作ったんですか?」

 冗談かと思いながら、私は答えた。

「そりゃ……自然に、昔からあったんだろうな。いくらかは人間が作り替えたんだろうけど──」

「蛙は? 誰があんなにたくさん設置したの?」

「あれも自然のものだよ。……って、それ、冗談で言ってるんじゃなくて? 本気?」

 私の問いには答えず、彼は目玉焼きの黄身を崩してハンバーグにかけながら、忌々しそうに言った。

「あの川、撤去してもらいましょうよ。あんなもの、いらない。あと蛙は誰も持ち主がいないのなら、薬でも撒いて根絶やしにしましょう。あの騒音さえなければここはいいところだと思うんだ。虫は都会にもいたけど、あんなのはなかった」

「おま……、本気で言ってるのか? 川は自治体が管理してるんだぞ? 勝手なことは……」

「だから! その自治体にかけ合って、撤去してもらいましょう」
 テーブルを叩く拳の強さがフリくんの本気を物語っていた。
「撤去できないならせめてあの音をなくしてもらいましょうよ! 住民が迷惑してるんだ、税金を払っている僕らには権利がある!」


 そしてフリくんはほんとうに、自治体に電話をし、川の撤去と蛙の駆除を要請したようだった。
 当然のように軽くあしらわれたようだったが──


 その夜も、フリくんが2階で悲鳴をあげた。
 夜じゅう声が聞こえるので、私たちもほとんど眠れなかった。





「都会へ帰ったほうがいいんじゃないか?」

 朝、トマトハンバーグを食べる彼に提案すると、フリくんは眠そうな目をこすりながら、首を横に振った。

「言ったでしょ。都会は雑音だらけなんです。声が、多すぎる」

「でも……」
 妻が優しく言った。
「川の音や蛙の声に慣れないんじゃ……、田舎でもやって行けないでしょう?」

「……正直、こんなに騒音だらけだなんて、意外でした。おじさんたちはどうして平気なんですか? あんなにうるさいのに──」

「私たちには心地良い音にしか聞こえないのよ」
 妻が答えた。
「うるさいなんて思ったことは一度もないわ」

 私は大根の煮つけを箸で割りながら、思うところあって彼を誘った。
「どうだ? 飯を食ったら一緒に外を散歩してみないか?」



 短い林を抜けるとすぐに川へ向かって下りる泥の道がある。
 妻と私はもう何度もここを通って川岸へ行き、川の水にも触れていた。
 水はとても透き通っていて、水底の玉石や、たまに泳いでいる魚や小エビなども見ることができる。
 この水音をうるさいと感じるのは、音だけを聞くからだ。音を立てている美しい川を見せ、こんなに美しい景色が奏でている音なのだということをわからせれば、フリくんもきっと受け入れてくれるだろうと思った。

 セミの声が私たちの頭上を埋めていた。これも昔はもっとけたたましかったらしい。数が減ったのだろう。異常なことなのだろうが、かえってちょうどいいぐらいの音量になっていた。

 天気がいいのに夏の水際は涼しい。都会ではありえないくらいだ。冷たい空気を呼吸しながら、私はフリくんを振り返った。

「どうだ、フリくん? 気持ちいいだろう?」

「わっ……! きたなっ!」

 フリくんは靴底についた泥を見て、顔に嫌悪の色を浮かべていた。

「ほら見て! エビがいるわよ。かわいい」
 妻がそう言って川の中を覗く。
「水も冷たくて気持ちいいわよ? ほらフリくん、手を浸してごらん?」

「き……、きたないですよ、おばさん」

「昔はこういうところで洗濯とかしていたんだぞ」
 私も川の水に手を浸した。
「ほら! おまえもやってみろ! 気持ちいいぞ、ハハハ!」

「き……気が知れない」
 フリくんは川のほうはけっして見ずに、遠くの山を見つめて、言った。
「……でも、人間がいないのはいいですね。外に出るのも安心だ」

 彼はよっぽど人間が怖いのだろうか──
 都会には雑音が溢れているというフリくんを見ながら、そう思った。
 雑音というのはおそらく、彼のことを批判する人間の声なのだろう。少なくとも私たちは彼を批判するような態度を見せないよう、気をつけなければなと思った。
 しかし自然の音をうるさいと感じるようでは田舎でも暮らしていけない。彼の居場所はどこにあるのだろう?


 家に帰ると、玄関に段ボール箱が置いてあった。懐かしのCDラジカセでも入っていそうな、そこそこおおきなものだった。

 フリくんがそれを見て嬉しそうな声をあげる。
「あぁ、来てた!」

「なんだい?」と私が聞くと、教えてくれた。

「スピーカーですよ。アメゾンで買いました。これで音楽でも流してたら、騒音も気にならなくなるかと思って」

「なるほど……。でも、あまり大きな音では鳴らさないでくれよ?」

 少し不安になって釘を刺しておいたが、フリくんは私の言葉など聞こえないように、段ボール箱を抱えると、弾む足取りで階段を上がっていった。



 夕食を終え、妻は趣味の小説投稿サイトの閲覧をはじめた。

 フリくんもとんかつを食べ終えるとすぐに2階へ上がっていった。

 私は自室に籠もり、仕事をはじめた。パソコンを開き、書きかけだった連載小説の続きに手をつける。
 自然の音に包まれていると、次々とアイデアが湧いてくる。
 懐かしい子どもの頃に戻ったような心境になり、世俗の垢にまみれた己を解脱し、世界の真実を垣間見ることが──

 2階でけたたましい音量でロック音楽が流れ出し、頭に構築されかけていた物語がバラバラになって吹っ飛んだ。

「ごめんなさい」
 すぐに音楽は止まり、2階からフリくんの声がした。
「思ったよりでっかい音、出ちゃって」

「頼むよ」
 私は穏やかな声を作って投げた。
「仕事中なんだからさ」

 すると音量は小さくなったが、それでも微かに自然の音と違うものが耳に聞こえてきた。
 自然の音に混じり合わないその雑音とも呼べるものに、集中力が途切れてしまった。
 私はため息を吐いて立ち上がると、2階への階段を上っていった。

「フリくん、ちょっといいかな」

 ドアをノックすると、「どうぞ」と声が返ってきた。

 開けると、彼は畳に置いたデスクに着き、パソコンに向かって仕事をしていた。パソコンの隣にラジカセのような形のものが置いてあり、そこから音楽は流れていた。若いひとが聴くような、音圧一辺倒みたいな音楽だ。

「音量、抑えてくれたみたいだけど、まだ微かに音が下に漏れてくるんだよね」
 穏やかに私が言うと──

「でも、これ以上小さくすると、外の騒音が耳に入ってきちゃって」
 仕方がないでしょうみたいに言われた。

「イヤフォンとか持ってないの?」

「僕、イヤフォン着けてると気になっちゃうんですよ。アクセサリーとかも身に着けられないし、地肌にセーターとかも着られないタイプなんで」

「うーん……」

「おじさんは平気なタイプ?」

「えっ?」

「イヤフォンとか、耳栓とか。僕は耳にそういうの入れるのが苦手なの。おじさん平気なら、おじさんが耳栓とか入れたらいいんじゃない?」

 イラッとした。

 しかし、かわいそうな彼を批判してはいけない。
 そう思い、折衷案を提言した。

「妻も今、読書をしている。私たちはね、自然の音に囲まれているのがいいんだ。せめて、その音楽を自然の音に合うようなものに変えてくれないかな」

「クラシックとかですか? 嫌ですよ。そんなの流してたらカビ臭くなっちゃう」

 妻がやってきて、後ろから聞いた。
「どうしたの?」
 
「わかりました」
 気分を害したようにフリくんが音楽を消し、言った。
「環境音に変えます。それならいいでしょう?」




 ざっぱぁん……

 ざざざ……

 ざっぱぁん……

 山の中に海の音が響いている。

 波音をバックに、若い女性の声が、脈絡もなく、延々と単語を口にする。

「山」

「焼肉」

「椰子」

「大和撫子」

「ダーツ」

「ダイナミック」

「抱き枕」

「ダーリン……」


 時々「エヘヘ」と、太った男特有の笑い声のようなものが聞こえてくる。布団に入りながらフリくんが笑っているのだろう。


「これ……何?」
 私はベッドで隣の妻に聞いた。

「なんか……こういう睡眠法、あるらしいわよ。脈絡のない単語を並べているうちに眠れるんだって」

「私たちは眠れんよな」

「……そうね」

「せめてもう少し音量を抑えてくれんかな」

「そうすると川の音や蛙の声が耳に入ってきちゃうんでしょ」

「私たちには心地良い音なのに……」

「フリくんには騒音なのよ」

「──仕方がないよな。感じ方の違いで彼を批判するわけにもいかないし……。さて、どうしたものか」

 すると妻がにこっと笑い、言った。
「コロす?」

 私の顔も笑った。妻の言葉に返事をした。
「コロそっか?」

 幸い、一番近い隣人は100メートルも離れている。おおきい声を出されても聞こえはしないだろう。
 妻の弟には『川を撤去するとか言って出て行って、足を滑らせて岩で頭を打った』とでも言えばいい。
 動機などバレるはずもない。

 私たちの愛する自然の音が、フリくんの鳴らす雑音でかき消される中、私は妻と顔を見合わせて、笑った。

騒音

執筆の狙い

作者 しいな ここみ
KD106133120237.au-net.ne.jp

6,279文字。田舎暮らしを始めた初老の夫婦の家に、甥っ子のフリくんが居候しにやって来る。都会は騒音だらけだという彼にとって、田舎もまた騒音だらけだった。

騒音は人間を狂わせる。感覚の違う人間どうしが一緒に暮らすこととは──

コメント

偏差値45
KD059132068094.au-net.ne.jp

吉本ばななの小説『TUGUMI』(つぐみ)を思い出したかな。

田舎の描写はなかなか良かったね。
とはいえ、少子高齢化もあって限界集落の末端の場所をイメージするかな。

>車で20分も走れば町があるし、
個人的には住みたくないなぁ。
出来れば、スーパーの近くがベスト。

田舎と都会の騒音。
何が騒音で何が騒音ではないか。
ふと自分に対して考えてしまうね。

個人的には、蛙の声はシーズンものですからね。一時的。セミの声も同様ですね。
川の音も季節によってだいぶ違うかもしれない。
いずにせよ、風情として聞くとなんとも感じない気がする。
いつしか慣れて無音のような感覚にもなるものです。老夫婦にとってこのタイプ。
これを騒音と感じるのは、外国人的な感覚でしょうね。
とはいえ、慣れてしまえば……。そんな気もする。

>すると妻がにこっと笑い、言った。
「コロす?」
私の顔も笑った。妻の言葉に返事をした。
「コロそっか?」
ブラックユーモアなんだろうけど。

ストーリーのまとめ方としては是非もなし、という感じかな。
以前のものと違って、
読みやすいのは共通のプラットフォームがすでにあるからでしょうね。
その分、苦痛なく読めるわけですね。

abejunichi
softbank114048221094.bbtec.net

『騒音』拝読しました。
わかりやすい話ですが、なかなか考えさせられるものがありました。
僕は、どちらかといえばフリードリッヒ君に描かれているようなITエンジニア もっと言えば適応障害をおこしているようなタイプだと思います。フリードリッヒ君の描かれ方が一面的過ぎて、問題があるというふうに僕は思いますが、それは言っても仕方ないことなのでしょう。昔ならおたくがステレオタイプにおたくとして忌避されていたところを、今度はエンジニア気質の人がこのように忌避されている。そういう衝突自体は、御作でとりあげているように表面的には面白いものかもしれません。そしてある種類の人々が音に敏感なのも事実です。そしてそういう人を、殺すという結論になるのが、御作の怖いところで、それは後々に民族対立になるようなことだと思います。僕の作品はその反対の提案をしているものですが、きっとわからないでしょうね。
ありがとうございました。

しいな ここみ
KD059132152112.au-net.ne.jp

>偏差値45さま
お読みくださり、ありがとうございましたm(_ _)m

実際に一番近いコンビニまで車で30分のド田舎に住んでいたことがあります。もっともスーパーマーケットは個人経営のものがすぐ隣にありましたが。

この作品は一年前ぐらいに、『蛙の声がうるさい』と田んぼの所有者を訴えたひとがニュースになっていたのを見て書きました。『人間が共同生活するのって難しいよな……』と思って書いただけで、私に『どちらが正しい』と主張するつもりはありません。騒音に狂っていったのはどちらかというと夫婦のほうですし……。

ちなみにラストはブラックユーモアのつもりはありませんでした。『こういう会話をしちゃうようになっちゃうよな』というだけです。それが冗談なのかも、夫婦が本当にそれをしたかどうかも、読者さんの想像に任せました。(•ᵕᴗᵕ•)⁾⁾ぺこ

いわゆる『なろうモノ』が受けるのも共通のテンプレがあり、苦痛なく読めるからだそうです。それがいいことなのか悪いことなのかはわかりませんが、少なくとも私は小説は『未知を読むもの』だと思ってはおります。既知を読むのは確かに楽ですが、それならわざわざ活字なんかで読まなくても、漫画で飛ばし読みしたいなって思います。

しいな ここみ
KD059132152112.au-net.ne.jp

>abejunichiさま
お読みくださり、ありがとうございます(•ᵕᴗᵕ•)⁾⁾ぺこ

私の作品には基本的に『言いたいこと』がありません。
この作品の場合、視点人物であるおじさんの思っていることが当然前面に出ますが、おじさんは最後にはちょっと狂っていくわけで、それを私が『正しい』と思っているわけではありません。

ただ感覚の違う人間どうしが同居するとこういうことにもなるよね? というシチュエーション実験みたいなものです。

私自身は確かにどちからというとおじさん夫婦の感覚に近く、蛙の大合唱や川のせせらぎの音を聴きながら熟睡できるほうですが、フリくんや彼の両親と話し合って問題解決することなく彼の実の叔母である妻の極端な言葉に笑ってしまうような視点人物にも共感はできません。

私は大型トラックのドライバーをやっておりますが、トラックの中で就寝する時に隣のトラックがアイドリングしていたらうるさくて眠れないことがあるのでフリくんの気持ちも一応はわかるつもりです。

どちらが正しいという話ではありません。

また、夫婦がそれを冗談で言ったのか、実際にやりたい気持ちになったのか、あるいは実際にやったのかも書いてはおりません。

読者さんの想像の自由を尊重したいです。

飼い猫ちゃりりん
sp49-98-10-107.msb.spmode.ne.jp

しいな ここみ様。
他の人にも同じことを聞いているのですが、なぜ「説明」がまずいか、わかりますか。まあよく言われることですが、「なぜ」を自分の頭で考えることが大切だと思います。

平山文人
zaq31fb1c44.rev.zaq.ne.jp

しいな ここみさん、作品を拝読させていただきました。

今作はサイコホラーというか、ラストは、そう来るのか、と思いましたね。

フリくん、イヤホンも嫌なんだ、と言っていますが、ヘッドフォンはどうでしょうか。耳が押さえつけられるから嫌だ、みたいに言いますかねぇ。ヘッドフォン使ったら話進みませんしね。

それで、この聞池夫婦ですが、甥っ子、親族とは言え、家賃無料、多分光熱費も無料、まかないも無料、しかもメニュー指定、と、いたれりつくせりで、相当心の広い人たちです。人柄も良さそう。こういう二人をして、最後「コロすか」「ああ」に持っていくためには、夜中に海だのの音でうるさいから、だけでは弱いんじゃないかと思うんですよね。
そこで、例えば、風呂は必ず一番風呂、そしてなぜか必ず湯を抜いている、ゴミをゴミ箱に捨てない、便座を上げないで用を足す、洗濯ものを廊下に投げ捨てている、さらに聞池父の財布から札を失敬する、など、ウザさ爆発に書いておくと、最後の台詞に説得力というか、むしろ「やれ」みたいな読者の共感を得られるんじゃないかな、と。それか、もうそんなにうるさいと思うんなら、とアイスピックで鼓膜を破ろうとするラストとか、土台が面白いので、色々やりようはあると思いました。

それではこれからもお互いに頑張りましょう。

しいな ここみ
KD106133103002.au-net.ne.jp

>飼い猫ちゃりりんさま
小説家になろうでは説明ばっかりの小説が多く投稿され、そちらのほうがもてはやされ、書籍化も多くしております。
それについて過去にエッセイを投稿しましたので、よろしければお読みください。
https://ncode.syosetu.com/n1865io/

しいな ここみ
KD106133103002.au-net.ne.jp

>平山文人さま
おぉ! ありがとうございますm(_ _)m

じつはこれ、ジャンルをホラーに設定して書いていたものです。なんか『わが意を得たり』みたいで嬉しいです(๑•̀ㅂ•́)و✧

ヘッドフォンもダメでしょうね。ちなみに私もダメです、基本的に横向きに寝るので、ヘッドフォンしながら横になることができないです……。

『弱い』とのことですが、騒音って結構それだけで人殺し沙汰になるほどのものだと思うんですよ。そして何が騒音かは人によって違うという。そこに焦点を当てたかったのでそこに焦点を当てました(進次郎)。

でも広げてくださったアイデアもそれぞれうなずけますよね。男の子のいるお母さんはこんな思いをするんだろうな、とか。便座に関しては確かに、同居してた男性にそれを理由に殺意抱いたことがあります。(^.^;

飼い猫ちゃりりん
sp49-98-10-107.msb.spmode.ne.jp

しいなここみ様。読みました。説明と描写について色々と考えているんですね。素晴らしいことです。
ただ、これは線を引いて区別できることじゃないし、感覚的なものが多分に含まれるので、正解はないのでしょう。

飼い猫の考え。
小説は絵画であり、音楽であり、嗅覚や肌感を含めた肉体的経験の総体なんです。細かい肉体経験を積み重ね、大きな肉体経験に昇華させる。それが成長ですね。
だから、理屈じゃなくて、経験を提供するようにする。

(原文)

騒音

「引っ越してきてよかったわね、あなた」

 妻の笑顔に、私は幸福を覚えた。

 田舎の空気は澄み、小鳥の囀りが気持ちを落ち着かせてくれる。

 すぐ近くを流れる川のせせらぎの音がまた、よかった。サラサラと、ぱしゃぱしゃと、心が穏やかになる音を絶え間なく聴かせてくれる。


(修正案)

騒音

「引っ越してきてよかったわね」
 妻の笑顔に、私も笑みが溢れる。

 空気が澄んでいて、小鳥の囀りが聞こえる。
 近くを流れる川のせせらぎ。サラサラと、ぱしゃぱしゃと、絶え間なく心を癒してくれる。


しいな様なら、いちいち違いを説明しなくてもいいですよね。

しいな ここみ
KD106146195056.au-net.ne.jp

>飼い猫ちゃりりんさま
小説は絵画だったり音楽だったり、映画や漫画やアニメの原作だったり、シュールなテキストだったりラノベだったりファストフードだったり色々しますよ。

感覚にこだわるひともいれば数学的論理性にこだわるひとも、単純にキャラやストーリーの面白さにこだわるひともいます。

あまり自分の規範を他人に押しつけないほうがよろしいかと。

飼い猫ちゃりりん
14-133-211-201.area1a.commufa.jp

ただコメントしただけなのに、なぜ押し付けになるんですか。押し付けなんてしてません。ひどい言い掛かりですね。
耳の痛いコメントは「押しつけ」になり、耳障りの良いコメントは
「おぉ! ありがとうございます」

厳しい意見を欲しいと言うが、本音は忖度コメント大募集。このサイトの悪しき風習です。

しいな ここみ
KD106133096196.au-net.ne.jp

>飼い猫ちゃりりんさま
悪しき風習に染まっているのはご自分だとお考えになったことはないのでしょうか? 自己批判なき提案は押しつけに、具体的に作品内容に触れない感想は作品を読んでいなくても書けるただの一方的な持論の披露、つまりは押しつけとなります。

飼い猫さまの感想は『厳しい感想』ではなく『何の役にも立たないのに偉そうに見えるだけの感想』だから皆さんイラッとするだけなのだと思いますよ。飼い猫さまが『ここは鍛錬の場』だと言いながら、私には飼い猫さまがマウントを取りたいだけのように見えます。あるいは他人の作品なんかじつはどうでもよくて、自分の言いたいことを言うだけの場でしょうか。

そしてこういう厳しいことを言われたらまたかわしてお逃げになるんでしょうね……(溜息)

飼い猫ちゃりりん
14-133-211-201.area1a.commufa.jp

しいな様 飼い猫のコメントを読みましたか?

>具体的に作品内容に触れない感想は作品を読んでいなくても書けるただの一方的な持論の披露、つまりは押しつけとなります。

原文と具体的な修正案を提示してありますが。
もちろん採用するか否かは、しいな様の自由です。
押し付ける? 押し付けようがありません。押し付ける方法なんて、あるんですか?

夜の雨
sp1-73-13-108.nnk01.spmode.ne.jp

「しいな ここみさん「 騒音」読みました。

自然が多い田舎で60を機に暮らすことになった夫婦のところへ、25になる甥がこちらで生活をさせてくれないかと言ってきた。理由は近所の噂という騒音に我慢がならないらしい。

それで一緒に生活をすることになったが、フリくんは虫やら鳥の鳴き声、それに川の流れやカエルの声もうるさいと、騒音だという始末。

自治体に言って川の流れを静かにしてもらうように電話をかけたとか、もう、田舎で生活するのは、無理なような展開になり。
おまけに自然の騒音がうるさいのでラジカセを取り寄せて、爆音をならして自然の騒音に対応しょうとするしまつ。
ということで、夫婦の生活が甥のために壊されていく顛末が描かれていました。
御作はキャラクターの描き方がうまくって、人物の性格的なモノを中心にエンタメとして楽しめました。
このエンタメとして楽しめたというのは、設定上、フリくんというキャラクターが特異的なモノになっていて、読んでいると憤りみたいなものを感じるのですよね。もちろん小説としてよい意味で書いています。
文章も読みやすいし、気軽に楽しめる作品でなかなか結構でした。

フリくんのわがまま的なことから話が拡大していきますが、物語を面白くしょうと思えば、構成やら設定としはこうなりますよね。

ところで御作を読んで感想を書いていて思ったのですが、このフリくんというキャラクターのところを、カフカの「変身」の「毒虫」のような設定にしても面白いのではないかと思いましたが。毒虫以外でもよくて、人外になるというような展開です。

御作でもフリくんは他人とは相いれないタイプの人間だったし、すこし発想を変えるだけで、現状の御作とは違う面白みが出るのではないかと思いました。


それでは創作を楽しんでください。

((´∀`))
61-23-32-55.rev.home.ne.jp

みなさん

これで飼い猫ちゃりりんの人間性が分かったと思います。

飼い猫ちゃりりんは、意味のわからない小説を書くのは、「作者の能力不足です。」「作者の怠慢です」

と言いながら、

私の「それなら村上春樹や安部公房やフランツ・カフカなどのシュールレアリズムの小説は意味がわからない。なので、それらの小説を書くような作家は、作者の能力不足だというのですね。」

という質問には答えません。

回答しますから待って下さい、と言っておきながら、飼い猫ちゃりりんの回答は、以下です。


>飼い猫ちゃりりん
((´∀`))様
😺スタスタスタ……
😾うーん
ぽっとーん🙀
😸スタスタスタ……
OK!
(=^ェ^=)

これが回答になっているでしょうか?

なっていませんね。

飼い猫ちゃりりんは、ずる賢しこく、不誠実で、頭が悪く、ウソつきで、自分を賢い人間だと思っていて、偉そうなコメントをするのが、このサイトを利用しいる目的なのです。

ですから今後、みなさんは飼い猫ちゃりりんのコメントに答える義務は全くありません。

((´∀`))
61-23-32-55.rev.home.ne.jp

このサイトのガン

飼い猫ちゃりりん。夜の雨。偏差値45。

バカでワガママで卑怯者でワルで自分の好みを絶対に正しいと信じ、自分の好き勝手なことを他人におしつける。

この三人のクズがいなくなれば、このサイトは健全になります。
                                
                                
                            
                                 
                                  
                                 
                                                     

しいな ここみ
KD059132153170.au-net.ne.jp

>飼い猫ちゃりりんさま
たとえば「俺たちの曲を聴いてください」と演奏を始めたパンクバンドをイントロで止めさせて、「スイングしなけりゃ音楽じゃない。この意味わかりますか。自分の頭で考えてくださいね」と言うようなのが飼い猫さまのいつものコメントだと思っております。パンクスたちが「音楽はジャズだけじゃないんですよ。ロックもクラシックも、アニメソングも民謡も、色々あります」と口答えしたら「厳しい意見には耳を貸さないんですね」って……、パンクスたちは怒っているのではなく、呆れているだけです。

飼い猫さまのコメントで作品の内容に触れているものを私は見た覚えがありません。文章を一部分だけ抜き出して「三点リーダーやビックリマークはダメ」などと指摘するだけです。純文学だろうとなろうモノだろうと、漫画のワンピースだろうと同じく「三点リーダーやビックリマークはダメ」というようなものです。作品内容にはまったく触れず、本当に読んだのかすらわからず、ただ一方的に持論を披露するだけでは何の役にも立ちません。自分の狭い規範に閉じこもらず、もっと他人の作品と向き合ってみたらどうでしょう? ちなみに私は飼い猫さまのことを不誠実だとは思っておりません。私が『素人の書いたものを読んでもらうんだから、どういう小説なのかの紹介は必要』と言ったらちゃんとあらすじをつけるようになってくださいましたものね。

飼い猫さまは不誠実なのではなく、ただ自分の規範にこだわりすぎてらっしゃるのだと思います。ちなみにどんな作品でも自分の規範にマッチしなければ『ダメだ』とすぐに断ずる批評の仕方は『規範批評』と呼ばれます。最も低級とされる批評方法のひとつです。何にでも適用できるたったひとつの正しいことなんて、ありません。どうかご鍛錬を──

飼い猫ちゃりりん
sp49-98-10-107.msb.spmode.ne.jp

しいな ここみ様。「ダメだ」なんて言ったことはない。ついに言葉の捏造ですか。呆れました。
こんなことをしていては、忖度コメント、馴れ合いコメントしか来ませんよ。

しいな ここみ
KD059132154245.au-net.ne.jp

>夜の雨さま
いつもながら丁寧に読んでくださったことの伝わってくるご感想をありがとうございます(•ᵕᴗᵕ•)⁾⁾ぺこ

変身のグレゴールはむしろ家長のような存在なのに蟲になってしまったのですし、カフカさんは出版するにおいて「表紙の絵に蟲は絶対に描かないでくれ」とお願いしたそうなのですが、こちらの作品をファンタジー化してフリくんを本当に蟲にしたら、それこそリンゴでも背中にぶつけて本気でコロそうかというような話になって……
             面白そうですね。フフフフフ……(*´艸`*)

しいな ここみ
KD059132154245.au-net.ne.jp

>飼い猫ちゃりりんさま
内容を読まれている気配がなく、冒頭の短い文章だけ抜き出して「こうしたらどうですか?」みたいなのは「内容を読む気にもならなかった」「ダメだから」と言われているのと一緒です。失礼ですよ。

何度も指摘したと思いますが、せめて『内容を読んでなくても書けるコメント』はやめましょう。ちなみにもちろんですが、私の『週刊少年マガジンみたいでした』は内容をまったく読まずに書いたコメントでした。嬉しそうでしたので、『あぁ、やはりこのひとは評価するにしろされるにしろ、作品内容なんてどうでもいいんだな』と思いました。

飼い猫ちゃりりん
sp1-75-253-58.msb.spmode.ne.jp

しいな ここみ様。誤解を解くためのコメントをします。もちろん最後まで読んでコメントしています。
ただ、最初から最後まで文章の訂正をするつもりはないので、自分で点検した方がいいとだけ言っておきます。

しいな様が「猫は読んでいない」と思う原因はストーリー的なものに対する感想が書いてないからですね。
全体的にプロット的です。肉付け色付けが薄いと感じる。描写が薄いから、折角のストーリーが臨場感を持って迫ってこない。どこが、ではなく、全体の色が薄い。
最後のオチが「コロす」ですね。これは「殺す」をカタカナにして角を取ったわけですが、まともな読者なら怒ります。コロすでも、殺すでも一緒です。
そこは「殺す」「コロす」を書かず、行間で読ませてオチにすれば、物凄く怖いし、最後まで読んだ読者も納得するでしょう。

全体感想をまとめると。

ストーリー自体はシンプルで◎
全体の描写が薄い。臨場感が薄い。
オチの書き方がまずい。

筋は良い。飼い猫が全て描き直したいくらい。でも、やめておきます。

しいな ここみ
KD124209077074.au-net.ne.jp

>飼い猫ちゃりりんさま
飼い猫さまは内容には具体的に触れず、形ばかりにこだわれるので『読まれた気がしない』のですよ。
そして自分が思われる『どんな作品にでも適用できるたったひとつの正解』を押しつけられるので嫌がられる。
『飼い猫が全て描き直したいくらい』というのは「ダメだ」と言っているのと同じです。

>どこが、ではなく、全体の色が薄い

↑これも読んでなくても書ける感想です。読んでいるとしても単なる印象に過ぎず、作者さんには何も伝わりません。せめて一箇所だけでも例を挙げましょう。

>オチの書き方がまずい

ありがとうございます。初めて内容についての具体的意見をいただきました。

それではお互いに鍛錬いたしましょう。

そらまめ
133.106.49.214

しいな ここみさん

面白かったです!

「聞池該」という名付けの導入から、ラストの「コロす?」という軽やかな決断まで、ブラックユーモアのキレが凄まじいですね。

自然の音(名前のない音)を守るために、異物である甥を排除しようとする夫婦の姿に、人間が持つ「身勝手な純粋さ」の怖さを見ました。

拙作における「ホログラムと老人の静止」という美しい(←いくらか自嘲気味に書いています)エラーに対して、こちらは、「人間同士の修復不可能なエラー」を描いているようで、対比として非常に興味深く読めました。

どんなに空気が澄んでいても、そこに「自分とは違う演算をする他者」が入り込むだけで、一気に摩擦熱が上がってしまう。最後の夫婦の笑顔が、この物語で一番「自然の音」に馴染んでいる皮肉に、思わず笑ってしまいました。

「名前(言葉)の暴力性」を逆手に取ったような、鮮やかな一編だと感じました。

匿名希望者
nat-ftth1.kkm.ne.jp

拝読しました。
私の感想はさておき、飼い猫ちゃりりんさんとの冒頭の推敲バトルに参戦したく参上つかまつりました。

私ならこう書く。

「引っ越してきてよかったわね、あなた」
 妻の○○は満足そうに、両手で持っていたテーカップをテーブルに置いた。カタッと木目との音がした。
「ああ、そうだな」
 内心ホッとした。定年を機に田舎に家を買っが、この数か月、妻が馴染めているか気がかりだった。ご婦人方との付き合いもあるのだから。
 正面に座る横顔の妻の視線をなぞるように、ダイニングキッチンの窓の外を見た。でた。
 広めの庭に数本の植木がある。椿なのか山茶花なのか、枝の剪定を妻に頼まれていたことを思い出した。忘れていた。
 面目ないと妻の方を見ると、静かな呼吸で目を閉じていた。(5月の)そよ風が舞い込んで髪を揺らした。
「ねえ。水の流れる音がしない?」
 流し台に目をやると、蛇口からは流れていない。風呂の方かと立ち上がると妻が言った。
「そうじゃないの。川の流れる音よ」
 再度窓の外を見るが、この位置からでは庭の先に流れる川は見えない。代わりのその向こうの切り立った山肌にゴツゴツとした岩肌と力強くしがみ付く木々の緑が写る。
「ガタン」
 妻は立ち上がり窓へと歩いて、サンダルがあったのだろうと外へ降りた。妻は私の方に振り向いて言った。
「あなたの履物はないから玄関を回って」
 川のほとりまで行ったことは、これまで私はなかった。

押し付けではないので、ご勘弁を。

頑張ってください。

匿名希望者
nat-ftth1.kkm.ne.jp

誤字報告
テーカップ×
ティーカップ〇

ダイニングキッチンの窓の外を見た。でた。×
ダイニングキッチンの窓の外を見た。〇

失礼しました。

しいな ここみ
KD124209077232.au-net.ne.jp

>そらまめさま
ありがとうございます。

>匿名希望者さま
ありがとうございます。リライトは立派な批評方法のひとつですよね。具体的に絵の浮かぶ、色のある描写へのリライト、ありがとうございます。このサイトって誤字の訂正ができないのが不便ですよね。私もよくやらかしてます(*^^*;

私は飼い猫さまとバトルをしたつもりはありません。なぜあの方を嫌う方が多いのか、それはコメントの仕方に問題があると思いましたので、それを指摘しただけです。リライトですら嫌う作者さんが多いのに、あの方のはリライトではなく添削なんですね。赤ペン先生です。『自分ならこう書く』ではなく『こうするのが正解ですよ』なんです。小説の書き方にも色々あるものです。昔ながらの純文学なら飼い猫さまの仰ることが正しい場合も多いのですが、小説は『あるもの』ではなく『創るもの』です。どんな作品にでも適用できるたったひとつの正解などありません。初心者さんに対して教えたくなることはあるでしょうが、せめて内容を読まなければ書けないようなコメントを書かないと、単なる持論の押しつけと見られてしまうことは容易に想像できます。そしてそれに対する反応はさまざまにあるでしょうが、大抵のひとは拒否反応を示すものと思います。それを見て飼い猫さまがまた『このサイトの人たちはレベルが低い』みたいな物言いをするわけですが、自分のコメントの仕方に問題があるとは露ほどにも思ってらっしゃらないようなのですよね。

匿名希望者さまのコメントも作品内容についてはまったく触れてらっしゃいませんが、具体的に『自分ならこうする』『自分はこれが正しいと思うから』といったリライトですので、作品を他者の視点で見ることができ、作者にとって有益なものです。言いたいことがわかりやすいです。ただ私はシンプルを心がけていますし、この書き方だと一万文字を軽く越えるだろうのでやりませんが(^.^;

飼い猫さまのは典型的な規範批評に基づく添削です。『これじゃダメ、こうしなさい』というようなものです。『小説家になろう』には『共同規範』のようなものがあって、『群像劇はダメ』だの『一人称で書きなさい』だの『主人公は読者が目線を合わせて同一化するべき人物だからふつうのひとにしろ』だの『読者はバカだからトコトン言葉を使って説明をしろ』だのいうようなものですが、飼い猫さまのはそれと変わりがありません。規範の押しつけです。もっとも『なろう規範』はそれに従った作者さんが続々書籍化してプロデビューしていますので、そっちのほうが価値があるといえます(^.^;

匿名希望者
nat-ftth1.kkm.ne.jp

再訪します。
ご丁寧な返信、ありがとうございます。

私は誤字脱字が多い方で、以前ここに投稿した際もよく指摘されました。昔のここは今よりずっと厳しく、「推敲が足りない、読者に失礼だ」と鬼の首を取ったような勢いで叱られたものです。他の指摘には反発することもありましたが、誤字脱字に関しては(雰囲気的に)平謝りするしかありませんでした。

最近はAIの誤字脱字修正プロンプトを使って直していますが、今回は「推敲」と命令したせいで、修正された文章がどうにもイメージに合わず……。結局、Windowsのメモ帳で書いたものをそのまま貼ってしまい、いつもの癖が出てしまいました。

私は三人称を好むので「描写」を意識して書きますが、一人称小説においては「描写なんか○○くらえ」という持論を持っています。なぜなら、一人称の主人公が意識していない風景や音、関心の薄い事柄は、語る段階では覚えていないはずですし、主人公の感性や語彙力も文章に影響すると思うからです。これは「視点を制限する」という考えに基づいています。

「描写」と「説明」の違いについて私なりの解釈を言えば、そのシーンで主人公が得た(あるいは得ることができた)情報を書くのが「描写」であり、それ以外の情報を書くのが「説明」だと区別しています。「説明」は読者を冷静にさせる効果があるため、時間の経過を描くシーンの中で、大きな塊として使うことは避けるよう心がけているつもりです。

御作についてもいくつか思うところはありましたが、分類がエンタメなのか純文学なのか、はたまたギャグなのか測りかねたため、的外れな指摘でご迷惑をかけてもいけないと思い、今回は控えさせていただきました。

今後のご活躍を願っています。

追伸
このコメントもAI(Google Gemini)で推敲済み(失礼はご容赦を)ですが、笑えたのでAIからの一言も書いておきます。
「最後に、私とのやり取り(AIの推敲への不満)を正直に書いてくださったのが、個人的には少し可笑しくも「確かにそうだな」と納得させられました。ご自身の手直し、応援しております!」

しいな ここみ
KD124209087048.au-net.ne.jp

>匿名希望者さま
ありがとうございます(•ᵕᴗᵕ•)⁾⁾ぺこ
誤字脱字はなくしたいものですね。

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