作家でごはん!鍛練場
偏差値45

ネコさんだもの

午後二時。冬とはいえ、この時間はあたたかい。
田舎の一軒家の玄関を出れば、二匹の野良ネコさんの姿が見えた。

いつもは白いネコさんが一匹だけ。僕の出待ちをしている。
しかし、今日は白いネコさんのお友達なのだろうか。あるいは通りすがりのネコさんなのだろうか。
もう一匹いた。黒いネコさんだ。

僕はいつものように銀色の器にネコさんのエサを入れて、玄関の手前の定位置にそっと置く。
二匹のネコさんがいたので、いつもの倍の量のエサを用意した。
大量のエサの前で互いににらみ合った。
なにやら険悪なムードがただよっているようだ。

次の瞬間だった。キャットファイト開始。
にゃにゃにゃにゃ! ぎゃにゃにゃにゃにゃにゃー! しゃー!
人間で言えば、殴り合い、怒鳴り合いである。
ほんの少しのホコリが舞い上がった。
それと同時に二匹のネコさんの毛だまりが大量に散らかった。
それらはその場に留まることなく、そよ風が流れてどこかへ飛んでいった。

僕はいつものように散歩に出かけた。
ネコさん同士の争いに興味はない。勝手にすればいい。
よく晴れた日だった。空気が美味しい。
一時間ほどのいつもの散歩道から帰ってくれば、玄関先にぽつんと残された銀色の器がある。
半分ほどのエサが残っていた。
勝者はどちらだったか、分からない。

ネコさんの社会では分け合うという発想はないらしい。
強い者が勝つ。ただそれだけ。

相田みつをの言葉を思い出した。
「うばい合えば足らぬ 分け合えばあまる うばい合えば憎しみ 分け合えば安らぎ」
我々人間は賢いはず。でも最近の僕はそう言える自信がない。
もしかしたら、神様は人間なんて勝手にすればいいと思っているのかもしれない。

ネコさんだもの

執筆の狙い

作者 偏差値45
KD059132066043.au-net.ne.jp

お待たせしました。お待たせしすぎたかもしれません。
偏差値45の小説を読めるのは、作家でごはんだけ。
忌憚のない意見をお待ちしております。

*段落の最初の一マス下げは、わけあって故意にしていません。

コメント

夜の雨
sp1-73-0-118.nnk01.spmode.ne.jp

偏差値45さん「ネコさんだもの」読みました。


>午後二時。冬とはいえ、この時間はあたたかい。
>田舎の一軒家の玄関を出れば、二匹の野良ネコさんの姿が見えた。

この冒頭で始まったので、二匹の野良ネコさんが、エサを主人公にねだりに来ているのだろうと、思いましたが。

主人公は白猫だけを知っており、黒猫は新入り。
なので、この二匹は仲が良いのだろうと思っていると。

銀の皿にエサをいつもの倍の量を入れたにも関わらず、喧嘩を始めた。
このあたりに闘争心が見えている。

おそらく一つの銀の皿ではなくて、もう一つは新聞紙の上にでもおいて二つに分ければ、喧嘩をせずに食べたのだろうと思われますが。

この主人公は、そこまで猫に関心がなくて、自然体で猫を見詰めているようだ。

>相田みつをの言葉を思い出した。<
>「うばい合えば足らぬ 分け合えばあまる うばい合えば憎しみ 分け合えば安らぎ」
>我々人間は賢いはず。でも最近の僕はそう言える自信がない。
国家レベルでも決して「賢い選択」をしているというようなことがないので、個人では、人間も猫も動物も関係がないのだろうと思います。

A>もしかしたら、神様は人間なんて勝手にすればいいと思っているのかもしれない。

B>ネコさん同士の争いに興味はない。勝手にすればいい。<

このオチ「A」は、いいですね。
そうきたか、と思いました。
中盤の「B」のエピソードが効いています。

>*段落の最初の一マス下げは、わけあって故意にしていません。<
たしかに、「段落の最初の一マス下げ」をしてもしなくても、意味は同じようで(笑)。


偏差値45さんらしい、自然体な作品でした。

小次郎
121-87-72-124f1.hyg1.eonet.ne.jp

あの。
雰囲気が好き。
なんだか、笑いました。
あと、いろいろイメージが浮かびますよね。

人間社会でも、わけあうどころか奪い取る空気感ですが。
最近の世界情勢は。
石油ほしさに、介入したり、ここはうちの領土にしようみたいな国とかあるから。

この動物達の喧嘩は和みますが、現在の世界情勢とのリンクはありますよね。
人間もいざとなったら、奪う。
それが、人間を含む動物たちの本能かも。
偏差値45さんのテーマは違うところにあるでしょうが、僕はそう思います。

小次郎
121-87-72-124f1.hyg1.eonet.ne.jp

偏差値45さんの作品群は、全体的によいですよね。
楽しめます。

しいな ここみ
KD111238241249.au-net.ne.jp

私の知ってるねこさんは分け合いますよー٩( 'ω' )و

特に子猫が優先で、次いでメス、そしてオス同士も平和に分け合うところしか見たことありません。
ただ、縄張りとかメス争いだと激しいですね(^.^;

偏差値45
KD059132058051.au-net.ne.jp

夜の雨様、コメントありがとうございます。

いつもながら正確な解釈には驚きます。
とりあえず、伝わって良かったです。

>「銀の皿」にエサをいつもの倍の量を入れたにも関わらず、喧嘩を始めた。

原文では銀色の器と表記していたのですが、そういう言い方もある、とは思いましたね。
イメージに近いですね。皿というか、ボウルというか、ステンレス製のものですね。
もともとは……、
「銀の器」だったのですが、
器という文字がもしかしたら、読めない人がいるかもしれない、なんて考えていたら、
「銀色のうつわ」にしたのですが……。
どうも違うな。ちょっとウザいかな、と感じたので「銀色の器」にした方が文学的かな、
と生意気に思った次第です。
この辺は感覚的な問題なので良いも悪いもないのですが、でも、ちょっとしたこともでも悩んだ方が良いのでしょうね。
それが鍛錬のような気がします。

ネコさん、という言い方もちょっと考えますね。
単純に猫でもいいわけです。でも、これでは一文字で少々寂しい気がします。
とはいえ、ねこさん、であると……、見た目がひらがなばかりで目立たない。
最終的に原文の表記にしました。

>偏差値45さんらしい、自然体な作品でした。

自分らしいとは何だろう? と一瞬考えるわけですが、うーん、意外と難しいですね。
言ってしまえば、自分の匂いみたいなものでしょうからね。
たぶん、それは猫ではなくてネコさんという表記の選択の感覚にあるのかもしれないですね。

偏差値45
KD059132058051.au-net.ne.jp

小次郎様、コメントありがとうございます。

>あの。
>雰囲気が好き。
>なんだか、笑いました。

嬉しいコメントに感謝です。

>人間社会でも、わけあうどころか奪い取る空気感ですが。
>最近の世界情勢は。
>石油ほしさに、介入したり、ここはうちの領土にしようみたいな国とかあるから。

個人的には軍事大国が自分の勢力を拡大するために、
上空から見て、オセロや囲碁のようなゲームをしている気がしますね。
黒い石を白い石にひっくり返す。白い石を黒い石にひっくり返す。
または囲い込んですべて奪ってしまう。
傍から見ているだけならば、それも楽しいでしょうけど。ネコさん同士のケンカみたいに。
でもゲームの石にされたら堪ったものではないですね。

>人間もいざとなったら、奪う。
>それが、人間を含む動物たちの本能かも。

動物の場合は本能であり、人間の場合は煩悩かな。
言わば、欲望。欲しい欲しい、もっと欲しい。
人間の欲望は尽きることはない。従って人間同士の争いも尽きることはない。
それは国家であれ、企業であれ、個人ても言えるかもしれないですね。
でも、欲望が無ければ衰退してしまう危険性もある。難しいですね。

偏差値45
KD059132058051.au-net.ne.jp

しいな ここみ様 コメントありがとうございます。

>私の知ってるねこさんは分け合いますよー٩( 'ω' )و
>特に子猫が優先で、次いでメス、そしてオス同士も平和に分け合うところしか見たことありません。
>ただ、縄張りとかメス争いだと激しいですね(^.^;

同族のネコさんの場合、充分な食事がある場合は分け合うこともあるでしょうね。
実際の動物の社会は殺伐としています。
ライオンやクマはセックスの為に子供を殺すこともあります。
ニワトリも腹が空いていれば、自分で産んだ卵を食べることもあります。
ハムスターが自分で産んだ子ども(赤ちゃん)を食べてしまうこともあります。
まあ、ネコさん同士がケンカする程度であればかわいいものかな。

平山文人
zaq31fb1c44.rev.zaq.ne.jp

偏差値45さん、作品を拝読させていただきました。

エッセイのように肩ひじ張らずに書かれたこの小説、内容は深いですね。
野生の野良猫たちは基本的に生きるのに必死というか、それが全てですので
食料を確保する、ということには、情緒などはいる余地がないのかもしれません。

そして、「我々人間は賢いはず。でも最近の僕はそう言える自信がない。」これ、本当にそうですよね。
どうも、所有欲と言うものは人間独特の価値観のようで、動物たちは余りこういう概念がないようなのです。
クマをはじめとして、食べものを集めたりはしますが、せいぜい冬眠用だけとか、慎ましいものです。
一方人間だけが際限なく貪欲さを発揮して、グリーンランドを寄こせ、とか言っていたりして……。

相田みつをはいいこと言ってますね。足るを知る、というか。最後にみつをの言葉を持ってくるところに
偏差値45さんの優しさを感じますね。神様は基本人間のやる事に関与する気はなさそうですので、私達自身で、
もし出来るものなら、優しい世界を作りたいですね。

それではこれからもお互いに頑張りましょう。

飼い猫ちゃりりん
sp1-75-232-12.msb.spmode.ne.jp

この作品の主人公は、猫より知能が低いと思われます。
なぜ器を2つにしてあげないのですか? 意地悪ですか?
こんな作品に優しさを感じるとか、感性が死んでないですか。笑
題名は『偏差値さんだもの』にした方がいいでしょう。

偏差値45
KD106146192029.au-net.ne.jp

平山文人様 コメントありがとうございます。

>エッセイのように
AIによれば……。
事実をそのまま書く → エッセイ
事実を素材に“作品”にする → 私小説 
ということらしいです。
外観的には似てしまいますね。 特に引用文を書いてしまうとエッセイにも思えてします。

>そして、「我々人間は賢いはず。でも最近の僕はそう言える自信がない。」これ、本当にそうですよね。
共感を得られたようで嬉しいです。

>一方人間だけが際限なく貪欲さを発揮して、グリーンランドを寄こせ、とか言っていたりして……。
ミクロを見てマクロを見る展開です。

>神様は基本人間のやる事に関与する気はなさそうですので、私達自身で、
もし出来るものなら、優しい世界を作りたいですね。

そう思っていただけたならば投稿して正解でした。
優しい世界はいいですね。奪い合いではなくて助け合いが大切だと思います。

>それではこれからもお互いに頑張りましょう。
平山文人様も益々のご活躍を期待しております。

偏差値45
KD106146192029.au-net.ne.jp

飼い猫ちゃりりん様 コメントありがとうございます。

>なぜ器を2つにしてあげないのですか? 意地悪ですか?

ここはですね。
原文より、>二匹のネコさんがいたので、いつもの倍の量のエサを用意した。
とあるので、一つの器で互いに譲り合い、分け合いをして食べるだろうと思ったわけです。
ケンカになってしまうのは想定外だった。そんな話ですね。

>こんな作品に優しさを感じるとか、感性が死んでないですか。笑
人の感性は、人それぞれ。何が正しいとか、何が間違っているとか、そういうことはないです。
たとえば、同じ料理を食べても、美味しいと思う人がいれば、不味いと思う人もいる。
ただそれだけ。別に珍しいことではないですよ。

飼い猫ちゃりりん
118-105-118-90.area1a.commufa.jp

偏差値さん。誤解があるといけないので念のため。
小説は必ずしも優しくなくてもいいのです。冷酷な小説があってもいい。
飼い猫は、主人公に優しさを感じなかっただけ。

>僕はいつものように散歩に出かけた。
ネコさん同士の争いに興味はない。勝手にすればいい。

これは猫に対してさほど興味もないし、愛着もない人間の言葉です。それはそれでいいのです。全員が猫好きである必要なんてない。

問題はなぜ、次のようなことが言えるのか?

>ネコさんの社会では分け合うという発想はないらしい。
強い者が勝つ。ただそれだけ。

だって、主人公は現場を見ていないんでしょ。
(リアルで分け合う猫もいますけど)

それで題名が『猫さんだもの』
これは作者の偏見による作品だから、題名は『偏差値さんだもの』の方が相応しいと言ったのです。

偏差値45
KD059132064172.au-net.ne.jp

飼い猫ちゃりりん様 コメントありがとうございます。

>だって、主人公は現場を見ていないんでしょ。

>分け合うという発想はないらしい。
ここは推測ですね。

>いつもの倍の量のエサを用意した。
>半分ほどのエサが残っていた。

つまり二匹分のエサに対して、一匹分しか減少していなかった。
これは何を意味をするか、と言えば、
ケンカで勝ったネコさんのみが食べることが出来た。
負けたネコさんは食べることが出来なかった。

従って、強い者が勝つ、となるわけです。
とはいえ、推測の領域に過ぎないと言われればそれまでですけどね。
実際は違っていたかもれない可能性はなくはないです。
しかし、それはストーリー上の仮定のお話なのであまり意味がない気がします。

主人公の優しさ……。
冬の寒いの時期。野良のネコさんが食べるものはほとんどありません。
その中にあってキャットフードはごちそうに違いありません。
主人公は何の見返りのない行為をしているだけです。チャリティーですね。
いつもの白いネコさんは言うまでもく、黒いネコさんにも差別なく用意をしている。
どちらか一方を排除することもありません。言わば、平等にチャンスをあたえている。
これが主人公の優しさですね。
あとはネコさんの世界に委ねられている。そこに主人公は関与をしないだけです。
「ネコさんだもの」では銀色の器が一つしかありません。
「蜘蛛の糸」では一つの糸しかありません。
それは意地悪ではなくてチャンスでしかありません。
チャンスがあるだけ、それだけでも幸運なことだと思います。

ノノアノ
kc116-12-3-0.ccnw.ne.jp

 書き方はエッセイっぽいですね。小説としてはあまり評価されないと思います。

 もし「小説」と認めてもらいたいのなら、字下げして段落をつくり、段落ごとの見せ場をつくるというか、マンガでいうとコマ割り、それをうまくできるスキルを身につけておいたほうがいいと思います。いまのものは、あとから補足説明する感じにもなっていて、たとえば「もう一匹いた。黒いネコさんだ。」って、驚くなら玄関を出て視界に入った時点なのに、なぜ遅れていまさら? となります。

 視点の話をすると、1行目は、語り手がどこで語っているのかまだ判別できない状態で、2行目に、玄関を出て野良猫の姿を見た、とあるので、物語の世界の中にいて、そっからの登場人物視点でいくのかと思ったら、3行目から1行目を補足するように読者への説明文っぽくなって、神視点に戻ってしまってます。

 もし登場人物視点で語るなら、3行目は、その現場にいるような感覚で「あれ? いつもは、僕の出待ちをしている白ネコさんだけなのに、黒ネコさんがいる!」みたいな感じにしないと、読者は体感というか連帯感がもてずに、語り手のお話を聞いている感じになります。

 基本的に一人称の小説は、物語の世界の中の、リアルタイムの現場のプレーヤーとなって、その世界の起きたその場で認知または独り言をするような感じになっていると思います。そういうふうにすると読者が共感でき体験できるからですね。

 偏差値45さんは視点の取り方のベースは神視点だと思います。登場人物の視点もとったりしているから、なんとか登場人物としての「僕」の動きがあるような感じもあって、小説っぽく読めるものになってます。

 小説として違和感のないものにするなら、三人称一視点にしたらいいと思いました。たとえば「僕」を、ちょっとコミカルな感じで「偏差値くん」にしてみるとか。「偏差値くん」という名前じゃなくてもいいですよ。キャラ化する感じです。で、飄々とした偏差値くんのドラマを描く感じですね。書き直すと以下のようになります。

──

 午後二時。冬とはいえ、この時間はあたたかい。
 田舎の一軒家の玄関を出れば、偏差値くんの視界に、二匹の野良ネコさんの姿が見えた。
 いつもは白いネコさんが一匹だけ。偏差値くんの出待ちをしている。しかし、今日は白いネコさんのお友達なのだろうか。あるいは通りすがりのネコさんなのだろうか。もう一匹いた。黒いネコさんだ。
 偏差値くんはいつものように銀色の器にネコさんのエサを入れて、玄関の手前の定位置にそっと置く。二匹のネコさんがいたので、いつもの倍の量のエサを用意した。
 大量のエサの前で互いににらみ合った。なにやら険悪なムードがただよっているようだ。
 次の瞬間、キャットファイト開始──。
 にゃにゃにゃにゃ! ぎゃにゃにゃにゃにゃにゃー! しゃー!

──

 ここまでですね。私が評価するのは。その理由を説明するまえに、おしゃべりな「僕」つまり「偏差値くん」がおとなしくなった印象になりませんか? これなら、偏差値くんの年齢をまだ日本語のうまく話せない小さな子供に設定することだって可能になります。また無口な性格にだってすることも。もちろん偏差値45さんの一人称の書き方も、ライトノベルやウェブ小説としてならふつうにあるので、内容さえおもしろければいいと思います。

 話を戻すと、そこから先は、偏差値45さんに、やる気がなくなって、手抜きをしている感じがしました。人間で言えば殴り合いだとか怒鳴り合いだとかいうのはいいんです。ただ、実際にどうなっているのか最低でも、互いに肉球が当たったとか、爪で引っ掻いているとか、もつれ合った、とか書かないと、猫同士が本当に接触してるのかわからず、読者は読んでいて落ち着かないと思います。

 たぶん偏差値45さんはその描写がめんどうくさくなったのではないでしょうか。だから毛だまりが散らかって飛んでいったと何か匂わすだけでいいと自分を納得させてしまっているのでは? で、結末もおかしいですね。何かの比喩を優先させたのか、適当に書いてしまったのか、ネットで実際に野良猫にエサやりをしている動画とか見ると確認できますが、猫同士、上下関係みたいなものがあって、エサを置いたまま取っ組み合いの喧嘩はしないと思います。エサがあればまずは食べるほうのが先で、喧嘩になるのは、縄張り争いか、最初の上下関係を決めるとき?

 つまり先入観で書いているっぽいので、猫好きにしたら、猫を貶める印象操作はやめろ、みたいになりますよ。分け合うとまではいかないけど、野良猫同士もちゃんと同じ一緒のお皿から食べてたりしてますので。それに、動物はお腹いっぱいになったら、人間と違って必要以上に相手から奪わないので、その一面だけを見れば、動物は人間より賢いと思います。

 そして最後、相田みつをさんの名前を出していますが、そういうのはエッセイやブログならいいんですが、小説という虚構の世界には入れないほうがいいような気がします。浮いているというか、真剣に小説を読んでたら、リアル世界に戻されるような感じ。そもそもこの結論ありきで、猫に「殴り合い、怒鳴り合い」をさせたのではないでしょうか。以下の考え方も論点がずれてます。

《たとえば、同じ料理を食べても、美味しいと思う人がいれば、不味いと思う人もいる。ただそれだけ。別に珍しいことではないですよ。》

 料理下手な人の作った料理は、不味いです。レシピ通りに作らなかったり、焦がしたり生焼けだったり、そういうものは食べられなくはないですが、誰もが不味いと判断できます。そのレベルの話と、プロの料理人の作った料理への好みの違いを混同させていますね。「感性は死んでないですか」という批評は言いすぎだと思いますが、忌憚のない意見を書かせてもらうと、ふつうに後半はグダグダですよ。さきほども書いたように見せ場の描写を省略しているし、相田みつをさんの言葉で誤魔化して自分自身で結末をまとめることから逃げてるし、その相田さんの「分け合えばあまる」というのも偽善的で、むかしのバブル時代の発想でしょうか、現実を見れば、足らないから死活問題となって奪い合うんじゃないんですか、と反論したくなります。

 自己啓発っぽい動画にあるのは、何十億年の宇宙視点(神様視点)で見れば、物事は何も起きてない、だからクヨクヨするな、思い悩むな、というものがあります。つまり、負けたら能力的に環境に適合しないので死に絶え、勝ったほうが生き延びる、でもそれは生命全体として進化しているだけで、地球上では、それ以外のことは何も起きていない、みたいな感じ? そのほうがいまのストレス過多な時代に合ってるというか受ける気がします。ただし、こういったものは、まさに人それぞれ受け止め方があるので正解はないと思います。

 ですが、後半部分の偏差値45さんの書き方は、まだ料理下手な人の、中途半端な「処理」で終わっている感じがしました。レシピじゃないけど、プロの商品には安定した型というものがあると思います。それを外すと「素人っぽいな」と思われてしまいます。

偏差値45
KD059132058242.au-net.ne.jp

ノノアノ様 コメントありがとうございます。

>内容さえおもしろければいいと思います。
まさにその通りですね。

>料理下手な人の作った料理は、不味いです。
これは正しいのだけれど。
>たとえば、同じ料理を食べても、美味しいと思う人がいれば、不味いと思う人もいる。
これが好みの問題ですね。
たとえ料理の上手な人が作ったとしても、読者の好みに合わなければ、不味いでしょうね。

エッセイぽいとか、小説ぽいとか、わりとどうでもいいかな。
むしろ、作品としてまとまりのある文章であれば正解だと思いますね。
偏差値くんの登場する推敲した文章においてはAIが書いた雰囲気があるね。
それがいい味に感じる人もいれば、悪い味に感じる人もいるだろう。
そして最終的に、作品全体がしっくりいい感じにおさめることが出来れば、それが正解でしょうね。
従って相田みつをの引用文がなくても、いい感じにまとめることが出来るか。
他にいいアイデアがあればいいんでしょうけどね。僕はそこまで頑張る気はないかな。

一般的に小説は虚構であったり、エッセイは事実であったりしますが、
リアリティが強いとエッセイに近づく気がしますね。

>ネットで実際に野良猫にエサやりをしている動画とか見ると確認できますが、猫同士、上下関係みたいなものがあって、エサを置いたまま取っ組み合いの喧嘩はしないと思います。エサがあればまずは食べるほうのが先で、喧嘩になるのは、縄張り争いか、最初の上下関係を決めるとき?

それはケースバイケースだと思いますね。
疑問に感じる人もいれば、自然に受け取る人もいるかな。
とはいえ、専門家の意見で事実ではないと言われれば、そうかもしれないですね。

>そもそもこの結論ありきで、猫に「殴り合い、怒鳴り合い」をさせたのではないでしょうか。
これは違うかな。
実際に同様の事案があったので、その意外性の展開で書いているだけ。
あとは如何に作品をまとめるか。それだけですね。意外性は記憶に残るものです。

結局、あーすればいいのに……。こーすればいいのに……。
そういうものはある種の読者の理想であったり、好みの問題のような気がしますね。
人それぞれカタがあるので、それにすっぽりおさまるものでなければ認められないんでしょうね。

天ピカ
113x40x76x74.ap113.ftth.ucom.ne.jp

読ませていただきました。

> 我々人間は賢いはず。でも最近の僕はそう言える自信がない。
> もしかしたら、神様は人間なんて勝手にすればいいと思っているのかもしれない。
このラスト二行に唐突な印象を受けました。

書いてあることだけで内容を要約すると、
・二匹分の餌を一つの皿に盛ったら、猫は分け合わなかった
・動物の社会は弱肉強食、ある種資本主義的である
・相田みつを「分ければいいじゃん」
・人間も最近動物化してきてるんじゃないのか(僕)
・神(道徳)は存在しないので、人間も猫同様、動物化するべき(僕)

人類に対する諦め、タイトルは「人間=ねこさん」の置き換え
ポップな感じで人類滅亡を確信するという内容に読み取れました。
そうだとしたら、最後の二行で飛躍しすぎです。
そうでないなら、最後の二行がフワフワしすぎです。

浮離
KD059132141087.au-net.ne.jp

馬鹿でも考えるまでもないこといちいち書きたがるなってなんで誰も言わないの

偏差値45
KD106155054134.au-net.ne.jp

天ピカ様 コメントありがとうございます。

>・人間も最近動物化してきてるんじゃないのか(僕)
>・神(道徳)は存在しないので、人間も猫同様、動物化するべき(僕)

ネコさんは肛門をナメたりします。実は衛生的ではない。
そういうレベルにはなりたくはないものですね。

>ポップな感じで人類滅亡を確信するという内容に読み取れました。
>そうだとしたら、最後の二行で飛躍しすぎです。

確かに飛躍はしてますが、しすぎてはないかな。
しすぎているのは、人類滅亡を確信する、ことでしょうね。
原文では、そこまで言っていないのだけれど。
そこは読者に委ねています。

実際の人間は、わりと飛躍して考えてしまうものです。
神社のおみくじが大吉だから、好きな異性に告白しよう、なんて思うものことも。
学校の先生に絵を褒められたから、画家を目指そう、なんて思うことも。
ネコさんのカンカを見て、世界平和を考えてしまう。そんな発想も面白いかな、とは思いますけどね。

偏差値45
KD106155054134.au-net.ne.jp

浮離様 コメントありがとうございます。

>馬鹿でも考えるまでもないこといちいち書きたがるなってなんで誰も言わないの
うーん、何を指しているのか分からない。

天ピカ
113x40x76x74.ap113.ftth.ucom.ne.jp

>確かに飛躍はしてますが、しすぎてはないかな。
本人が「少し」でも飛躍してると思ったら、読者は「しすぎ」と思います。

>しすぎているのは、人類滅亡を確信する、ことでしょうね。
> もしかしたら、神様は人間なんて勝手にすればいいと思っているのかもしれない。
この最後の一文は、いわゆる近代合理主義による「神の沈黙」への疑問と一致しています。
この悪魔の囁きを聞いたら最後、自分の信仰心(道徳心)と葛藤することになります。
ドストエフスキー、遠藤周作らの作品は「神の沈黙」を前にして、信仰心を再定義することでその危機を乗り越えますが、
この作品では悪魔の囁きで終わっているので、バッドエンドと読み取らざるを得ません。

また、この頃各大国首脳の利己的な行為が目立ち、終末時計が進んだというようなニュースも聞きます。
なので、人類滅亡が飛躍しすぎているとも言えなくなってきているんです。
この作品が平和について全く書かれていないということは、文学や宗教、時事についてよほど浅学でなければわかることです。
「世界平和を考えてしまう」ことを期待しているなら、そういった内容の作品を書いてください。

また、オチを読者に委ねることについて、
絵画や音楽など、非言語的な芸術はそれでもいいと思いますが、
小説や映画、演劇などナラティブな形式の芸術作品において、メッセージを読者に丸投げするのは怠慢かと思われます。
単にチラシの裏エッセイのつもりで書いたなら気にしなくてもいい事ですが

偏差値45
KD059132056090.au-net.ne.jp

天ピカ様 コメントありがとうございます。

>本人が「少し」でも飛躍してると思ったら、読者は「しすぎ」と思います。
ちょっと分からないロジックかな。

たとえば、カレーの辛さ。店としての平均が3だとして、一人のお客さんが4だと感じても、
別のお客さんにとっては2であったりします。
言ってしまえば、そんなところを争ってもあまり意味がないかな、と思いますね。
もちろん、すべてのお客さんが5であったりすることもありますね。辛すぎると感じている場合。
その場合は、その店のカレーの辛さは平均よりも辛いのだろうと認識できますね。

>「世界平和を考えてしまう」ことを期待しているなら、そういった内容の作品を書いてください。
>メッセージを読者に丸投げするのは怠慢かと思われます。

まあ、感想は読者の自由です。僕はおまかせにするタイプですね。
それは怠慢ではなくて、ゆる~い作品として提供している感じかな。
特別、何かを感じて欲しいとか、狙っているわけないですね。
そういう作品があってもいいかな、と思いますね。
それも好みの問題かもしれないですね。

天ピカ
KD175132182187.ppp-bb.dion.ne.jp

カレーの例えで言えば、貴方は店主の役割に当たるので、あなたの舌による辛さの基準ではなく、追加する唐辛子の量で基準を定めてください。

>本人が「少し」でも飛躍してると思ったら、読者は「しすぎ」と思います。
ありとあらゆる創作の基本なので、意味はまだわからなくとも、頭の片隅に入れておくと良いです。

貴方にとっては全て好みで片がつくのでしょうが、誰しも食べられる量は決まっています。
以上です。

偏差値45
KD059132056090.au-net.ne.jp

天ピカ様 コメントありがとうございます。

>カレーの例えで言えば、貴方は店主の役割に当たるので、あなたの舌による辛さの基準ではなく、追加する唐辛子の量で基準を定めてください。
それはあまり意味がないかな。水分量と香辛料の比によって辛さは変わるから。
むしろ、その店の口コミ評価を見ると良いでしょうね。
とはいえ、それは他人の評価であって自分の評価ではない。
大切なことは、何をものさしにするか、でしょうね。

>>本人が「少し」でも飛躍してると思ったら、読者は「しすぎ」と思います。
>ありとあらゆる創作の基本なので、意味はまだわからなくとも、頭の片隅に入れておくと良いです。

そうかもしれないですね。ありがとうございます。
とはいえ、発想の飛躍というのは誰でもあり得ることです。
リンゴが落ちて万有引力を発見するような話でもアリだと思いますよ。
それを飛躍と考えるか、飛躍すぎると考えるか。それは人によるかな。

>貴方にとっては全て好みで片がつくのでしょうが、誰しも食べられる量は決まっています。

好みは大きいですよ。どんな作品が良くても好みに合わなければ、見向きもされませんからね。
僕は今、ネットフリックスを契約をしているけど。面白い作品はほとんど残っていない。
面白い作品は見てしまったから無いのです。残っている作品は好みではないものばかりですね。
それがなんと多いことか。おそらく僕が見たことがある作品は全体の10%にも満たないです。
つまり9割以上はつまらなそうと判断している。それだけ好みは強力なのです。

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