作家でごはん!鍛練場
平山文人

おたんちんBlues、宵闇に沈み

 今日も今日とてだらだらと昼過ぎに起きだした俺、3LDKがしんと静まり返っているのにも慣れてきた。ダイニングの大きなテーブルの上には何もない。無。絶無。新婚2年目で奥様の奈美は、一週間前に突如として、わたしアルゼンチンタンゴのフォロワーになりたいの、たった一度の人生、したい事をしないと嘘よね、とのたまった後、消息不明である。ぐぅるきゅると腹が鳴るので、ぼさぼさの茶髪をかきあげながら、冷蔵庫を開けてみたが、バターとか福神漬けとか、それのみでは食しえないものしかない。おお、そうかそうでござるか、と俺は一人納得して、ズボンだけ外出用のチノパンに履き替えてマンションの8階の廊下をぬらぬら歩き、来るのが遅い事に定評があるエレベーターを待った。手すり越しに見える眼下の景色は過ごしやすい秋の空気に包まれて、空も街も野原も嬉しそうに見えるが、俺は全く嬉しくもなんともないだんご虫のような表情でエレベーターに乗り込み、鼻くそをほじりながら無機質な四角い箱とともに下降し、エントランスを通り外へ出た。何を食おうかな、と首を捻って周りも見ずに歩いていると、主君一大事、いざ鎌倉という勢いで前方から疾走してきたプリウスに轢き殺されそうになった。てめえこの盆暗野郎、とは叫ばなかったが、叫んだところで無駄で、とうの昔に暴走車は視界から消え去っている。ちぇ、と俺は唾を吐いたが、コントロール悪く俺の右足の靴にかかった。あひゃあ一応NIKEのいいシューズなのに、と右足を左右に振り回していたら、子犬を散歩させているオバハンに胡乱な目で見られた。見るな、見てはならぬ、と俺は急ぎ足でその場を離れ、行きつけの安いがたいして美味くもない食堂「万年こけら落とし」へ入る。
 店内は半分程度の客入りか、坊主頭の店長がゆでだこみたいに赤い顔になっているが、俺を見ると「おっ来たな、将来のロックスターさん」と笑顔になった。俺は驚くほど売れないパンクバンド“真実のおこげ”のボーカリストなのだが、現時点で未来永劫ロックスターなるものにはなれないことだけは確定条項である。それでも一応本物のレコード会社に所属はしているのだが、新作のアルバムの名前は「三年殺しの極意」であって、作った張本人たちですら、一体誰がこんな腐れゴミアルバムを買ったりダウンロードしたりするのだろう、と思うような代物なのだが、この世界には、いわゆるディレッタント、好事家と呼ばれる人たちがいて、CDとダウンロード合わせて2000枚分程度は売れているのである。それでも採算は全く取れていないのだが、レコード会社は他のK-popなどで稼いでいるようで、今のところ首にはなっていないという感じである。
 出てきた日替わり定食のトンカツや卵焼きを冬眠明けの熊のような勢いで食し、勢いよく出たソースでテーブルを汚した後、店を出る。そんなド底辺パンクバンドの俺だが、金には困っていない。早逝した両親が不動産経営者で、賃貸マンションを二つ持っていて、それらと遺産の相続で、税金を払ってもなお遺産が残ったのと、毎月の家賃収入で数十万になるので、無事結婚も出来たわけでごわす。なぜ鹿児島弁になった。おいどんが西郷どんを好きだからでごわす。そんなおいどんの目下すべきことは、いなくなった妻、奈美の捜索なのだが、いかんせん全く目途が立たない。LINEの返事はなく、両親に連絡しても全く分からないとのこと。行方不明、捜索願届、五里霧中、試行錯誤、百折不撓、叱咤激励、失望落胆、日暮道遠、百年河清俟。別に河は汚れていないが、警察からも何の音沙汰もない。
眼前に小さな公園があるのが目についたので、そこへ入って日向ぼっこをしながら煙草を吸い、あてどもなく嫁さんの事を考える。ほんとにアルゼンチンに行ったってことはねぇよなぁ。ふうっと煙を吐き出してそれを眺めると日光に照らされて何やら綺麗である。くふふ、おもろ、と俺が阿呆面を晒して口から紫煙を空に向けて吐き散らかしていたら、通り過ぎる親子連れに露骨に嫌な顔をされたので、諸悪の根源を足元に捨てて踏み躙った。その時、ポケットのスマホが鳴った。表示画面を見ると連れであり真実のおこげのギタリストである木山丈からだ。
「よう、なんだ?」
「うん、一太、今いい?」
 いいよ、と返事しながら立ち上がる。食べ過ぎたお腹をさすりながら丈の話を聞く。
「──ということで、どうしてもよりを戻したいから、今から家に行こうと思ってるんだけど、一緒に来てくれない?」
 俺はやや伸びた茶髪をぐしゃぐしゃしながら、気が乗らねえなあ、そりゃもう無理だろうよ、と無慈悲に告げた。つき合っていた彼女に新しい恋人が出来て振られた、という話は誰がどう見ても終 企画 制作 NHKな話であって、家に行ったとて何もどうにもならない。しかし、あきらめろ、と言ってもまるで聞かない。
「頼むよ、あと一回だけ会って話がしたいんだよ。だって別れを告げられたのLINEなんだよ。しかもブロックされてて返信すら無理」
「はあ。それはちょっと同情するな。あの子看護師だっけか。まぁいいけど、今日家にいるのか?」知らないけど、行くしかない、と思い詰めた声色でいう。しゃあなし、一回だけ行かせるか。俺と一太は家もそれなりに近い。最寄りの駅前のロータリーで待ち合わせることにして電話を切った。

 どっどど どどうど どどうど どどう と、風の又三郎の冒頭を頭の中で思い出すと、必ずその後BLACKPINKの“How you like that”の後半のどんどんどんどりゅりゅん、どんどんどんりゅりゅりゅんがセットで再生されるので、それを脳内再生しながら人通りの少ない午後の駅前で、でくのぼうの如く突っ立っていると、丈がのらのらと野良犬のような足取りでやってくる。なんだか瞳が赤い。
「どりゅ、いや、どうしたその目」
「いや、別になんでもない。泣いてないよ」
 こいつ泣いてたのか、と俺は内心呆れたが、その愚鈍と裏表の純粋さは嫌いではない。耳元ぐらいまでの髪を分けて、右側はツーブロック、左側は先だけ金髪と、風貌は確かにパンクくさいのだが、日頃は実家の和菓子屋のレジと品出しをしている男である。何せ本業が鳴かず飛ばずの極みであるので、丈の本業は和菓子屋の店員と言っても差し支えない。俺たちは多くを語らず、丈の元カノの住んでいるマンションへ向かう。
「なんか思い当たる節はないのか?」と問うと
「一日200回ぐらいLINEした、とか?」
「内容は?」
「いま足の爪を切った、とか」
 いらねー、と俺は即答した。あーー、と俺は天を仰いだ。でも俺も人のこと言えないか、嫁さんに急に消え去られた身だもんな。風のように消えた。風と共に去りぬ。陽はまた昇る。冬来たりなば春遠からじ。怒りの葡萄。ライ麦畑でつかまえて。若草物語の次女はジョー、こいつは丈、と。気づくと、俺たちは小綺麗な造りのマンションの前にいた。
「ここの3階なんだけど、マンションのオートロックを解錠する暗証番号が分からないんだ」
「じゃあ終わりじゃねぇか。一回電話かけてみろ。」
「着信拒否されてる」
 とにかく思い出せ、暗証番号を、というと、入り口前でがちがちやり始める。すると、ピーッと音がする。
「なんか入力出来なくなっちゃった」
「泥棒対策だろ。何回か間違えたらロックがかかるシステムになってんじゃないか」
 うわー、と言いながら丈は認知症の老人の如くマンション前の道端を徘徊し始めたが、ちょうどその時、このマンションの住人らしき見目麗しい感じのおなごが帰宅してきた。丈は突然伊賀最強の忍びの如き俊敏さで彼女のやや後ろに立ち、暗証番号を押すのを獲物を狙うイヌワシの鋭さで睨みつけた。おなごがかぐわしい香水の匂いと共にエントランスに消えていった後、丈はこちらにサムズアップしてみせた。が、突然着ているパーカーの前ポケットに手を入れ、スマホを出して誰かと通話を始めた。その胸に書かれている「Wake up my Tom」という文字を読んで、トムって誰なんだよ、などと思いながら丈を見ていると、どうも話が長くなりそうだ。俺は大あくびをした後、マンション前のコンクリの敷居に背中をつけて座り、煙草を取り出して火をつける。この後どうなるんだろ。中に入ったとて、彼女さん、たえちゃんだっけか、いるかどうかわかんないしなー、むしろ平日の昼間にいるほうがおかしいか。いや、看護師は夜勤とかがあるから平日休みもありえるのか、などと思いを巡らせていると、遠く彼方から不穏なサイレン音が聞こえてきた。パトカーかぁ、とのんびり考えていると、俺の敏感な第六感危険センサーが激しく鳴り響きはじめた。同時に、先ほどの見目麗し子さんの態度を思い出した。後ろを振り向きながら入っていったような。通報されたか? と思う間もなく、ぐんぐんサイレンの音が近づいてくる。間違いなくここに来る、と判断した俺は、だらだら話し続けている丈の手を引っ張って、いくぞ、と促した。ようやくパトカーのサイレン音に気づいた丈も、マンション前を離れようとした。すぐそばにパトカーが止まる。運転していた警察官の鋭いまなざしに震えながら、俺たちは急ぎ足でマンションの裏手に回ろうとした。
「あの~、ちょっと」
 という声が聞こえてきた瞬間、俺たちは獲物を発見したチーターですら追いつけない速さで駆けだしていた。バカ、なんで逃げるんだ、と冷静なほうの俺が言うが、時既に遅し。俺、人生で十数年ぶりぐらいに全力疾走。丈が振り返り、いやぁお巡りさんも走ってきてる、と叫ぶ。なんたることだ、と焦り倒しながら左折する。この辺りは普通の住宅が立ち並んでいて、土地勘はある。もう足がもつれてきた。丈も速度が落ち始めている。
「おい、この次の角曲がったとこの家の生垣、ところどころ禿げてるからそこに突っ込むぞ!」
「わかった!」
 2人は涎をはき散らかしながら最後の力を振り絞って走った。走れ一太。一太は激怒した。必ず、こんな羽目になる原因を作ったあほんだら男を殴らねばならぬと決意した。左手の和風の家の生垣の隙間を発見した俺は、まず丈を押し込み、尻を思い切り蹴り、自分も体ごと飛び込んだ。そして息をひそめる。丈は生垣の隅で体育座りになって縮こまっている。物音は聞こえてこない。2人が安堵の深呼吸をしていると、ウワンという大きな吠え声が聞こえた。玄関のほうを見ると、とても強そうなドーベルマンが美しく艶のある黒い体毛を怒りに震わせておられる。そして、次の瞬間俺たちのほうに飛びかかってくるではありませんか。
「逃げろ!」
 どちらが叫んだか分からないが、ともかく入ったところから出るのはまずいので、堂々と人様の家の横を走り抜け、裏口を開けて飛び出した。警察官の追走経路を想像して、真反対のほうへ駆ける。が、誰も走っていない平和な昼下がりの住宅街を、茶髪と部分金髪の野郎が息を切らしてはぁぜぇ言いながら走っているのは目立つことこの上ないと悟り、普通に歩くことにした。幸い、サイレンの音も誰かの走る足音も聞こえてこない。
「もうだいじょうぶかな」
「ああ、だいじょうぶっぽいな。お前あれだ、もう二度とたえちゃんのマンションに近づくな。また通報されて今度こそ逮捕されんぞ」
 丈は、ええ……などと言ってうなだれていたが、不意に顔をあげた。意外と笑顔なので、なんだこいつ、ついに狂ったのか、それとも変なクスリでもやってんのか、などと思っていると、こうのたまった。
「あのさ、今日これからライブ見に行かない? バンド仲間のユキくんが出演するんだ」
「ユキくんってあれか、“不滅のカマキリ”のボーカルか」
「そうそう、あと対バンが二つぐらいあるらしいよ。バーンアウトでやるの」
 ああ、あそこね、と俺は得心した。電車で2駅ぐらいの、そんなに大きくないライブハウスだ。それでも200人ぐらいは入るか。どうせやることなど全くない身の上、行くことにした。

 ライブハウス「バーンアウト」に着く前に、俺と丈は駅を降りた横の高架下でやっているおでん屋でビールと日本酒をしこたま飲んで「燕人張飛ここにあり、将に人生五十年、下天の内をくらぶれば、盛者必衰の理を現す」などと意味不明な事を言いながら時間を潰したので、到着した頃には俺はだいぶ酔っぱらってしまっていた。一方、丈は何ゆえか分からないが途方もなく酒に強く、ウイスキーのボトルを開けても全く酔わず、素なので、お前は水でも飲んでろ、と罵られるのが常であった。
 ライブハウスの中に入る時、ふと横にいる女性の顔に見覚えがある気がして振り向いたが、もういなくなっていた。酔った頭で、それが誰か思い出そうとして、やっと分かった。うちの嫁さん、妻、My wifeの奥様ではないか。俺は思わず、あっと叫んでしまったが、既に大きな音で激しい洋楽の、なんだこれ、エアロスミスか、が流れていたので無問題だった。そうと分かったら気になって仕方ない、薄暗いライブハウスの中をうろうろとし始める。第三者が見たら不審者ムーブそのものだろうが、そんな事は気にしていられない。一通り探してみたが見つからない。どっかに行ってしまったのか。この手の小さなライブハウスは出たり入ったり出来るので、今は外にいるのかもしれない。気が付けば丈もいない。が、丈はどうでもいいので、カウンターへ行ってまたビールを頼んだ。だんだん客が増えてきて、結構満員に近くなり、しょぼくれたフェンダーのカッティングの音が響き、一つ目のバンド“存在感のあるエベレスト”の1曲目「銀杏目つぶしを食らわす」がはじまった。臭いし痛そうだな、と思っているうちに2曲目「宇宙飛行士の深い憂い、屁をこいた場合」が怒涛のように続く。客は何が嬉しいのか飛んだり跳ねたりしている。俺も調子に乗って首を振ったりウォッカライムを一気飲みしたりしていると、ますます酔ってきて何がなんでもどうでもよくなってきた。余は満足じゃ、今より一人称は朕とすることにした、朕の辞書に不可能の文字だらけ、ナポレオンが飲みたいな、などとほくそ笑んだりして、ジントニックを喉に放り込んだ。ステージ上では髪が爆発した人がくせぇ、くせぇ、俺の屁はくせぇ、と歌っておられる。いみじきひとふしである。などと感興に耽っていると、いつの間にか次のバンドになっていた。バンド名は“女郎花とSnow drops”だ。メンバーの構成を見ると、男女半々の6人いる。ほん、おなごがいる。パンク系にしては珍しいな、と思って見ていると、朕のまなこはガン開きになった。奥でキーボードを弾いているのは……奈美ではないか?! 俺は慌ててステージの前方に行こうとしたが、既に客がびっちり詰まっていて行けなかった。ぎりぎり寄れる所から見ても、やはり奈美にしか見えない。ボーカルの男性が「夏場の蚊皆殺し」などと絶叫していてうるさい。奈美はアルゼンチンタンゴを学びに行っているのではなかったんだね、と一人納得した。
 俺は落ち着くためにカウンターの席に戻り、水を頼んで一気飲みしてからトイレに行った。勢いよく中に入りチャックを下ろしていると、突如目の前に現れた女性が悲鳴を上げた。? なんだ? と思う間もなく、金髪で唇にピアスの女性が痴漢! 変態! と叫びながらスマホを取り出している。よもや、とトイレを出てみると、そこは女子トイレであった。ちち朕はまだちんちんを出していなかったのでセーフ、とか間抜けな事を考えていると、また俺の危険察知センサーが激しく鳴り響く。確か、このライブハウスの2車線の向こう側に交番があった。ということは……わたくしは曲がった鉄砲玉のようにその場から弾け飛んで出口から飛び出した。なんか丈らしき声が聞こえたがそんな場合ではない。忙しく車の行きかう車道の向こう側に鎮座しましましている交番を見やると、おお、2人の警察官が飛び出してきたではないか。俺は僕は私は小生は拙者はそれがしは朕は今日はどんな天中殺の日なのであろうか、1日2回も警察から逃げる羽目になるとは。夜が更け半月が輝く中を、とにかく走った。走りまくった。人にぶつかっても、足が絡んでこけてもそれでも走り続けた。もう嫌だママン、と嘆く俺の目に、大きなマンションのゴミ捨て場が映った。ここだ、と俺は咄嗟に幾つかのゴミ袋をどけて、頭からそこに飛び込んで、奥深く潜った。顔に何かがかかったが、知ったことではない。マリアナ海溝の最深部に潜む不気味な深海魚よりも、さらに沈むのだ。闇に消えろ、気配を消せ。──やがて俺は気を失った。

 気づけば、スズメの朗らかな鳴き声が聞こえる。俺はがばっと跳ね起きた。いや、起きようとしたが上手くいかない。うぬおのれ、と力を込めてようやく被さっていたゴミ袋を跳ねのけて立ち上がることが出来た。が、しばらく状況が掴めない。口が気持ち悪いな、と思い吐き出すと、それはバナナの皮だった。頭の上には鮮やかな青空が広がっている。少しずつ昨晩の事を思い出した俺は、ああ、よかった、お巡りさんからは逃げ切れたのか、と安堵した。ゴミ捨て場から出ると、二日酔いでくらくらする。はよ帰ってシャワー浴びよう。朕は国家なり、いや、滑稽なり。変わらずスズメたちは街路樹の上で楽しそうにさえずっていた。(完)

おたんちんBlues、宵闇に沈み

執筆の狙い

作者 平山文人
zaq31fb1c44.rev.zaq.ne.jp

必要があったので、修練のために町田康のオマージュ作品を書きました。
作風は似ているか、読んで面白かったか、などの感想をいただけると嬉しいです。
皆さまよろしくお願いします。

コメント

青井水脈
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読ませていただきました、コメントが遅くなって申し訳ありません。
町田康に詳しくなくて、ちょっとググったりしました。元は音楽関係、アーティストとわかりました。
今作に話を戻すと。とある一日の始まり(昼過ぎですが)から、翌朝まで。主人公のドタバタした道中といったところでしょうか。滑稽さ、バカバカしさはありますね。(笑)
改行が少なく、本来は読むのに躓くはずですが。語感やリズムを意識されてるのか、ズラッと読めた感じでした。

平山文人
zaq31fb1c44.rev.zaq.ne.jp

青井水脈さん、いつも本当にありがとうございます!

ちょっと必要があって書いたオマージュ作品なのですが、町田の作品を知らないと
謎のおふざけドタバタ小説にしか見えないのは間違いありません。
それでも、読みやすさはかなり意識して書いたので、そこは成功しているようでよかったです。

青井水脈さんは最近は執筆されていないのでしょうか。
作品を読む機会があればいいな、と思います。では失礼します。

えんがわ
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個人的に最初の方はコミカルに感じたんだけど、途中からクドク感じてしまいました。
ギャグを詰め込み過ぎたのか、或いは勢いがありそうで物語の進むスピードは緩そうなギャップからか。
こういうのが好きな人はいて、平山さんも好きなんでしょうが、ちょっと自分には合わなかった。
文章としてとても練られているのはわかるんです。
練り込まれているギャグの連発故にちょっとたじろいだというか。良く出来てるからこその、そういう感覚だったんでしょうかなん。グルーヴ感?

途中の警察との逃走劇は面白味かったです。テンポとかが良かったのかな。構成的にもここで動きや急が入ったことで、読みやすくなりました。

もうちょっと笑える中に切なさみたいなものが滲んで良いかなって気がしましたが、そこらへんは好みの問題だから、どうなんだろうなー。ひたすらしょーもないこの感じも自分は好きだから。

平山文人
zaq31fb1c44.rev.zaq.ne.jp

えんがわさん、感想を書いてくださってありがとうございます。

なるほどです、クドく感じられましたか。町田ってこういう傾向のある作家ではあるのですが、
この作品は私が笑いを取る方面に振り切って書いたものなので、やたら詰め込んでしまいました。
筋らしい筋はなく、ただただ滑稽な主人公というものを書きたかったんです。

町田って関西人ですし、私もそうなのですが、この手のノリが合わない人は合わないだろうと
思います。言葉遊びみたいな感じですしね。

切なさ、とか、人情みたいなのは、実はこれから書く作品では入れようと思っています。
ではえんがわさんの作品を読みに行きますね。

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