作家でごはん!鍛練場
ふつふつふつ

やかれし月姫

「俺はかぐや姫なんだ……」

「は…?」

 隣のベットから話しかけてきたのは奇妙な男だった。こちらに話しかけているはずなのに、目線はまるでそっちこっちを向いていて、あぁこいつも頭がイカれているんだなと実感する。そして、自分もその集団の一員であるのだと思い出す。繰り返す静かな絶望だった。が、と変な声が漏れて、歯を食いしばる。
イライラして舌を噛むと、口内に鉄の味が滲んで気色が悪い。虚ろな目をしているこの男を殴りたくなった。
手が震える。理性が効かない。頭の中が感情でぐちゃぐちゃに殴り書きされて、脳内に羅列された言の葉が跡形もなく消え去る。
自分の頭の中の回路が焼き切れているのがわかった。
殴る形をとる手前、いきなり全身の力が抜けて布団に身を投げる。キシキシと荒れた髪が乱雑にシーツに散らばったが、体の赴くまま顔を埋める。生臭い油の匂いがして、涙が出た。
そのまま、私は気を失った。

 精神病棟なんか、人生で関わることがあるだなんて、そんなこと外にいた頃は思いもしなかった。ただ一つの人生を棒に振るった、その事実だけが刻々と伝えられてくるこの場所の空気に、毎秒吐き気がする。


特に最近は、この不気味な隣人のせいで。





 その男は名前を忘れているらしく、自らをかぐや姫と自称していた。
しかし、心身に性自認の混雑あるともみえず、男らしい体格に男らしい態度の、正真正銘の男であることは誰から見ても明白だった。
なんなら姫とは程遠い風貌をしており、どちらかと言うと死神と言われた方がまだ納得する荒みようだった。

 ただ、そいつは自分を本気でかぐや姫だと思っているらしく、いつもぶつぶつぶつぶつうわ言を呟いている。
やれ月に帰るだの、この世は俺の場所では無いだの、月が恋しいだの、妙な雰囲気を崩すことなく幼児のようなことを言っているのだから、不気味で仕方がない。
鳥肌が立つとはこの事なのだろうとはっきり分かるほどに、常にヒリヒリと反射的に勘づく。起きてから寝るまで終始そんなことを呟かれるものだから、こちらの頭にも異常をきたすというのは、分かりきった事実である。

しかし、私は彼を通報しない。
それはひとえに、彼が病院内で裏取引されているブツを、大量に所有しているからだった。
私は気怠い体を起こし、タンスの隙間から包み紙を取り出す。ゆっくりと開き、手に乗せた"それ"を、水とともに胃へ押し流した。数十分も経つと高揚感が芽生え、身体中を覆っていく。だらしなくベッドに身を預けるこの時だけは、あらゆる苦しみから解放されるのだ。幻想となった幸福に、唯一触れることの出来る手段。

 そう、ブツとは文字通りの麻薬である。

ここは精神病院だが、裏社会の者が目をつけてからというもの、もう長いこと影でそれらが流通し続けているそうだ。
売人ひしめく賭場で見つけたそれは、私にとって喉から手が出るほど欲しいもの。興奮して涙が出たあの夜のことは、今でも忘れられない。
薬を抑えられ、離脱症状の激しさが増していたあの時、それはもう躍起になって手に入れようとしたものだった。陽の光が照らす昼の間は泥のように眠り、ただひたすらに賭博の起こる夜を待った。男が現れるまで、暫くはそうして小さな稼ぎを繰り返し、何とか息を紡いだ。私は身の形を保とうと必死だった。
医者は私たちが薬を飲めば飲むだけ儲けるのだろう、たいした迷惑"さえ"起こさなければ______そう、節度を守った行動さえ取っていれば________病室では基本的には自由の身だった。昭和もそこそこ、世間は好景気に入っていると言うのに、相変わらず湿気のたまったかび臭いコンクリートに囲まれている毎日を恨めしく思う。絶えず聞こえてくる人間の叫び声と、それを押え付ける轟音に殴られるような衝撃が劈く。大した治療法もないのに、半ば監禁という形で押さえつけられる牢獄。
しかし、ブツが回ってくるとなれば話は別だ。
私はこの狂った場所で、自分なりに生き延びようと足掻いていたのだ。首を括ったあの日、後悔した分だけ人生を巻き返そうとするかのように。

 そんな時に現れたのが、奴だった。
男は稀に賭博がある夜に出かけ、そして大量のブツを持ち帰ってくる。私はそれに肖るようになった。
とてもじゃないけれど、多少は無理をしないと持って帰れない量であるとはわかっていた。のくせ、そのブツに興味があるようにも思えず、私に使いたかったら使えと投げる始末だ。

頭の先から足まで不気味な男である。

私は彼の手から溢れたものを享受しておきながら、やはり彼が嫌いだった。






________ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、、、

目眩がする、意識が朦朧とする。薬を多く含みすぎたのかもしれない。吐き気がする。でももう吐けない。
あるのかないのかわからない、鼻水程度の胃液がぽたぽたとベッドに垂れる。
口の中が腐った苦い酸の味でいっぱいになった。

視界の端で、月明かりに浮き上がった影が揺れる。賭博で入手したのか、真新しい林檎の皮をむいている男は、その手をはたと止めた。夜闇に逆光を浴び、見下す男を私は睨みつける。
なんだ、そんなに無様か?と私は声を荒らげた。

___俺はいつか天の迎えが来るから。
そうやって私をせせら笑ったその顔に、一切の迷いも絶望もないことを知って、カッと顔の熱が上がるのがわかった。殴るように彼の手のうちから包丁を引ったくる。奴は少し驚いたような、それでもやっぱり決して大きな動揺は見せないで、飄々と私と包丁を二度見やった。私はその顔が許せなくて、柄の先を突きつけながら冷たく見下す。

「今ここで刺し殺してやろうか…!」

男は笑うような、それでいて困惑を滲ませた子供のような顔をした。眉間にシワも刻まれた、いい歳であるというのに、その目に宿るあどけなさは。
男は私の手をうやうやしく包み、やけに落ち着いた声で宥め始めた。私はその声に腸が煮えくり返る感覚を覚えた。グラグラと胃液が沸騰するように、腹の中で暴れ回る。奴が落ち着かせようと手を尽くすほど、怒りは増して、留まりを知らない衝動へと注がれていく。顔がどんどんと歪みを持っていくのがわかった。

「なぁに、急にどうしたの?なんでそんなふうに怒るの?」

男は私の指と包丁の付け根を揃えた指で撫で上げ、伏し目に見つめながら、優しく問いかける。私はそれに怒りを持って、震える声を投げ返した。

「私とお前みたいなカス以外は、世の中全員が折り合いをつけてる……、妥協してんだよ。」

「…折り合い?妥協?」と彼は素っ頓狂な声で繰り返した。
そんな言葉を知らないとまで言ったような顔をして、目を見開いてこちらを見た。その顔は無垢さを得てして、私の怒りをさらに膨れあがらせる。グ、と包丁を握り込む手が強くなった。漏れる息が腹から膨れ上がったマグマのような熱を帯びる。

「そうだ、私とお前はわかってない。
分かってないからこんな所にいる。
身の丈にあった生活ってもんがわかってない。
私とお前はどこまでも、果てまでも、しょうもなくしょうがない人間なんだよ。
望んだものになれなくて、焼き焦がされても、それでも手を伸ばす先を変えられない。
届かないものに手を伸ばすから、当然心も満ち足りない。だからっ、……」

その言葉に、男は今度こそ動揺した。子供のような顔つきが、一気に哀愁漂う男の引き攣った顔に変化する。その姿に私は少し安堵して、握りこぶしを緩め包丁を放す。思わず口角が上がった。彼のぶれた姿勢に喜びを隠しきれず、歪んだ顔のまま口だけが綻んだ。いいぞ、そのまま壊れてしまえ。現実に気づいて、地獄に命乞いをしろ。その飄々とした顔をやめろ。早く。
息を切らしながら、彼の目を睨む。お互いのベッドがギシギシと音を立てた。男は慌てふためき、縋るような瞳で布団と私を交互に見た。
その姿に私は、怒りとは違う感情を孕みながら再び包丁を手に取る。
その包丁がきらりと反射したその光を目の前にして、ハッとしたように男はおどおどと呟いた。

「でも俺は…俺は人間じゃないから……」

虚ろな目で呟く彼に、私はいつの日かに薬を強奪した老人の姿を思い出す。久々に男に哀れみを覚えた。その弱々しく情けない姿に、奴を妬んで荒んでいた心が打ち解けていく。怯えて後ずさりする彼に、膝立ちのままゆっくりと同じ動きで詰め寄る。見下ろしながら、彼の瞳を包んでいく雫を凝視した。そうして男が壁際に追い詰められた後、可哀想に、可哀想にと包丁の柄を内に向け、彼の頭を抱き込んだ。

しかし、その途端、彼が私を突き放した。
強い力で押し返され、私は包丁を落とす。お互いのベッドの隙間の闇に吸い込まれ、金属が無機質な音を響かせた。反響した音が耳の中に嫌な後味を残す。私はまたもや唇をふるわせた。ゆっくりと包丁を拾い上げ、握り直す。
男はまたもや気色の悪い顔をした。親に対して初めて反抗した子供の、反抗したは言いものの、バツの悪いと言ったような顔。それでいてどこか反省しているような、何かを実感するような顔つきをしていた。私はそれに無性にイライラした。あまりにイライラして、ついには禁忌に踏み込んだ。そこが禁域であるとは分かってはいたが、もはやどうにだってなれと思っていたのだ。
月光が双方を照らす。男が体を動かす度に、ベッドはぎしりぎしりと、音を立てる。腹から込み上げた声は、しかしその音に遮られることはなく、自分でも驚く程にずしりと重くどす黒い声音だった。

「お前は姫でも女でもない。だから当然、月からの迎えも来ない。
お前はここで私と、人間の風上にも置けないクズとして死ぬんだよ」

男は怯えていた。唇をわなわなと震わせ、首をただ上下するだけの動きを繰り返す。しかし、暫く経つと大袈裟な動きは微振動に変わり、視線は私にピッタリと張り付いた。

「…えぁ…ィ………」

「…………何…?

何だよ……」




「………かぐや姫…………」




 そう呟いたことをしかと確認して、私は今度こそと殺意を込めた。落ち着いていた頭が再び煮え湯に浸かる。包丁を地面から拾い上げ、そのまま勢いよく彼のベットに乗り上げる。呆然としていた顔が、包丁を見据えて形を崩す。しかし、怯えた顔に、同情を向ける余裕なんて、どこにもありはしない。

「あぁ、その、下らない妄想も今に終わりにしてやる……っ!」

包丁を振り上げた。頭に突き刺さるかという所で、彼の手が私の力を封じる。私に向けられた表情に重なる淡い色に、頭がはち切れんばかりに怒りが湧いた。
涙が出る。燃えるように熱い。頬をつたる感触が気持ち悪い。殺してやる。殺さねば。殺してやらねば。そうでなければいけないのだ。

「……っお前はぁっ……、本当にどうしようもない、諦めを知らないガキで、味の感じない舌を持つ…

……気の毒な、ぁ…………」



涙がはたりと、彼の頬に落ちた。その雫の行き先を、呆然と目で追いかける。


……でも、そうだよなぁ。
お前はお前なりにどうにかしようとしたんだよなぁ。
その結果がこれか。これなのか。
そうなんだよな、それが、これが…

暫く、お互いの顔を黙って見つめていた。包丁を手放すと、男の膝に落ちたが、男は顔色をひとつも変化させずただ私を見つめ続けた。行き場の失った手は、男の髪を優しく掴んで、指を通して撫でた。男には目が二つあり、髪があり、頭があって、鼻と口がある。触覚も生えていないし、体の色も私と同じだった。触り心地も、何もかもが悔しくて堪らないほど、この男は人間だった。その事ばかりが何度も何度も反響して、この異質さと相容れない情報に目眩がする。愚かであることが、道化師の唯一の反逆の形とするならば、この男は正しさの中にいるのだろうか。ゆらり、揺れる瞳の中、私は藁をも掴む想いで、何かを捉えようと見つめ続けた。しかしまぁ、見つめた男の瞳に反射した、私の姿のなんたる無様。

「……………………」

「……泣かないでよ……」

男の手が頬を撫でる。涙より冷たいそれは、しかし私の頬よりは暖かく、乾燥した指は撫でた後の感触が形に残る程だった。はたはたと、私の頬から流れる涙が彼の指に吸い込まれていく。どんどんとぼやけ、歪んでいく視界で、彼の表情が読み取れない。そして、全てがどうでも良いことに気がついて、「ごめんなさい」とだけ呟いた。

包丁に反射した光が、コンクリートの一部を照らす。月明かりが部屋に静かに広がり、風が白いカーテンをなびかせた。
今まで一度もなかったような、一際静かな夜だった。




ーーーーーーーーーーーー



_________ピチチ
窓から鳥のさえずりが聞こえる。日に背を向けて布団に潜り込む私を、柔らかな風が撫でた。静かな部屋には、私が動く度に布が摺れる音だけがあった。呆然と向かい側の灰色コンクリートを見つめる。


 …奴は月に帰ったのだろうか。


男は次に私が目を覚ました時にはベッドから姿を消し、病棟のどこからもその姿を消していた。

 そうして隣人は男と入れ替わるように現れた、花瓶と一輪の花になった。灰色のコンクリートには目立ちすぎるそれは、あまりにも鮮やかで、嫌悪感を抱くには申し分のないものだった。視界にその色が映り込む度に頭痛がするものだから、早く枯れてしまえと私は何度も呪った。
その花は妄言を吐くこともなければ、見下しているように目線を向けてくることもなかったが、男よりもその存在感は濃く、常に私に強い不快感を浴びせていた。だが不思議なことに、行動を起こす気にはなれず、私は寝て起きる生活を花の横で繰り返していた。

 そうして、冬を前にしてその花は枯れた。
隣人が誰一人居なくなったことを確認して、私はようやく逃げることが出来たと思い、心の底から安堵した。無機質なコンクリートは静かで、私を責めることはない。布団にくるまり、ただ黙って目を瞑る。
薬はもうあの日から飲まなくなっていた。何かが抜け落ちたことは明白だったが、もはや取り戻そうとする気力もなかった。

 奴がいなくなってから随分と時間が経った時、私宛にあの男から手紙が来た。
生き死にもわからない男の不気味なそれに、勿論読む気なんかにはさらさらなれず、棚の上に放置していた。
しかし、私がいない隙に同室の年配女性が勝手に熟読していたらしい。
手紙をこちらに渡しながら笑顔で
「息子さんから?」
と聞いてきたのが、この手紙の全てのような気がしていた。

やかれし月姫

執筆の狙い

作者 ふつふつふつ
KD106179197037.ppp-bb.dion.ne.jp

また書きました。本来、もう少し長く書ける気もするのですが、頭をこねくり回しすぎると病状が悪化しかねないので、短編にしました。今回は文章がどことなく上手くいかなかった気がしてならず、しかし考えていてもまたゲシュタルト崩壊してしまいかねないので、出すことを勧められました。ダイジェスト気味かもしれません。

今回はガッツリ私が患っている病状などをテーマにしました。
私は鬱病を患っていますが、私は自分の症状の原因をイカロスのようなものだと思っているんです。要は鬱病患者は、全員漏れなく夢追い人なんです。

二回目で緊張しています。まだまだ未熟者ですので、どうぞアドバイスや訂正案、感想など貰えたらとっても嬉しいです。(読んでくださるだけでもとてもとても嬉しいです。)返信は必ずしますが、遅れることがあるやもしれません。その場合は本当に申し訳ありません。
どうぞよろしくお願いします。

コメント

偏差値45
KD059132066041.au-net.ne.jp

麻薬で精神が壊れているようで……。
何が真実で何が妄想なのか分からないので、
つかみどころがない内容ですね。
従ってあまり関心がない。どうでもいい。
言ってしまえば酔っ払いの与太話の類になっているかな。
とはいえ、麻薬をやったことがある人に対しては共感することもあるかもしれない。
でも、かなりの少数派でしょうからね。あまり需要は期待できない気がしますね。

ふつふつふつ
KD106179197037.ppp-bb.dion.ne.jp

>偏差値45様
コメントありがとうございます!

「何が真実で何が妄想か分からない」とのことですが、この作品は精神病棟という閉鎖空間で、鬱病とそれに付随した薬物依存を抱えた語り手の視点から描いています。妄想パートなどはありませんが、彼女の主観を通して描いているため、軸のある意思は見えにくくなってしまい、読者様から見て曖昧に映る部分があるのだと思います。ある意味でそれは意図した部分でもありますが、それが少し行き過ぎてしまったのかもしれません。

私の中では物語自体は「かぐや姫を自称する男」と「その男に翻弄される女」を通して、妬みと羨望の表裏一体さや、幸福や愛や抑鬱などの極めて広義な構造を持たせたつもりです。

「酔っ払いの与太話」と感じられたとのことですが、それは語り手の混乱した精神状態がリアルに伝わった結果かもしれません。それもある意味では意図した演出の一つですので、そう受けとっていただけたのは嬉しいです。
もちろん、全ての読者様に響く作品ではないと理解していますが、抑鬱的な感情を抱いている方の中には、この題材に共感、理解してくださる方もいると信じています。

貴重なご意見、ありがとうございました!

水野
fp8393d766.chbd309.ap.nuro.jp

最初に読んだとき、冒頭「俺はかぐや姫なんだ……」を見てシュールギャグ系の作品なのかな?と思ってしまいました。読み進めていくとどうもそうではないらしく(特に麻薬の話題付近から)、いい意味で期待を裏切られた感があります。

狂った人間の視点で狂った人間を描写するというのはなかなかに地獄ですが、この短さであればそれはそれでありなのかなと。
おそらく普通だったら、作品と読者との橋渡しをするために、文章は三人称視点でやや冷ややかな目線で描写されるはずです。一人称の場合、感情移入あるいは自己投影が重要な要素になってきますので、単に書き手による自己陶酔的なものを目指していないのであれば、読者に対して何らかの親切心は織り交ぜてしかるべきだと思います。
そこを本作の場合は無視し、精神病棟という閉じた世界の話を、その真っただ中で生活する人間の視線で語らせている。人間の精神について学んでいる人にとっては思考の材料足りえますが、これを小説として読もうとする人は多くはないのではないかと思います。

読者ってある意味残酷なところがあり、自分とは生き方や考え方のまるっきり違う登場人物に対しては、この人のことをもっと知りたいと思うよりも先に、冷ややかな目で突き放し、外側の安全なところからその人のことを観察しようとする面があるのではないかと。
もし作品全体が、読者に同調してそういった登場人物をやや突き放した三人称視点から描写されていたのであれば、読者はいわばその語り手に感情移入する形で、そのお話を読めるようになっていたのではないかと、今考えました。

正直なところ偏差値45さんへの返信を見るまでは語り手の性別すらはっきりしませんでしたし、この登場人物を語り手足らしめるには、せめて看護師をもう少し登場させて彼(彼女)の口から語り手やかぐや姫の男を描写させるだとか、そういったひと工夫が必要だったのではないでしょうか。

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