作家でごはん!鍛練場
はるひ

今、それでいいのか。

8月9日
僕は高校2年生。学校に行く前、いつものようにニュースをみていると、このような言葉がテレビに映る。
「未成年飲酒」
最近は未成年の飲酒や喫煙が増加してきていると各地で問題が起きており、目に収まりきらないほどになっている。

しかし僕には大きな関心はない。僕の通っている学校は県内でも荒れていることで有名だ。飲酒や喫煙は一部の人は日常茶飯事であるのだ。もちろん僕はそんなことはしないが、そのグループの人とよく一緒にいることがある。

そんな僕に両片思いの先輩がいる。3年生の中では頭が良く、純粋で大人しく真面目な子だ。 
先輩のことを知ったのは約半年前のこと。
僕が1年生の時、2年生だった彼女は卒業生に向けてのメッセージを読み上げており、声の優しさや不思議な雰囲気、オーラでわかる綺麗な心をした人に僕は惚れた。友達に連絡先をもらってからこの恋は幕を開いた。初めは何もわからない子だったが、いざ話すとハキハキとした慣れ感のある彼女だ。友達に聞くと「その子はあまり話さんから慣れ感なんかないはず」といった。
もしかして心を開いてくれてるのか、そう思った。

5月に初めて電話をした。落ち着く優しい声でたくさん話し、そのまま寝落ちができるような幸せがうまれた。

6月に僕はその子と映画に行った。初めてのデートで緊張したが、幸せの気持ちが上回る。

7月は花火大会に行き、周りからは付き合ってると噂の立つほど目立つようになった、はずだった。

この花火大会後、彼女の態度が大きく変わった。僕に冷たくなり、避けているように見えたのだ。
なぜだろう。そう考えた。

彼女の両親は医師と教師をしている。その子供と言われたら納得のできる人柄だ。
その一方、厳しい面で育てられたというのを耳にした。

前日、僕の友達が夜中に彼女の病院の近くで飲酒をしていたことがあったらしい。もちろん僕はいない。しかしその前まで友達とカラオケにおり、インスタにストーリーをあげた。
もちろん彼女も見ている。そこからだった。

彼女は学校のやんちゃなグループといることから、僕も飲酒喫煙をしていると思われたのだ。彼女の両親は怒りが生じ、制服から娘と同じ高校のものだと判断した。僕は一度彼女のお父さんと顔を合わせたことがある。
一緒に帰った時、偶然会ったのだ。

8月9日
彼女に暑い日の夕暮れ、僕を公園に呼び
「話がある」と伝えられた。
すると彼女を少しの涙を流して言った。
「そんな人だったの..」
そう。彼女は真面目で純粋だ。犯罪をしてる人など好きになるはずがない。
しかし僕は違う。僕はやっていない。
そう言いたいが言葉が出ない。なぜかわからない。
彼女の涙と共に、夕日が沈んでいく。
早いか遅いのか、わからない。もう何もわからない。
彼女はこう言った。
「注意の払えない人とは付き合えない」
この言葉を最後に立ち去った。

僕はこの言葉を聞いて今朝のことを思い出す。
『しかし僕には大きな関心はない』
絡む人や考え方、行動により、大切なものを手にする前に離れてしまう、いつも通りの出来事も第3者からするとおかしなこともある。
そのことに気づいた。
絡む人間や自分の人柄にギャップがうまれてしまう。
雨が降ってないのに打たれてる気分だ。
この先、僕はどう生きるのが正しい?

今、それでいいのか。

執筆の狙い

作者 はるひ
u229.d080092121.ctt.ne.jp

初めてなんではちゃめちゃです。
なんでもコメントおねがいします。

今、自分の考え方はあっているのか、
  正解があるのか、
  なにがだめなのか。

コメント

黒川憐
M014011049192.v4.enabler.ne.jp

はるひさん、コメント失礼します。
とても考えさせられる小説、すごくよい作品だと思います。
未成年飲酒や喫煙といった社会的問題を背景にしている点もよいな、と思いました。

ただ気になる点がいくつかあります。

>7月は花火大会に行き、周りからは付き合ってると噂の立つほど目立つようになった、はずだった。

この花火大会後、彼女の態度が大きく変わった。僕に冷たくなり、避けているように見えたのだ。
なぜだろう。そう考えた。

主人公が花火大会後から急に冷たくなった彼女の態度に対する反応が、少し淡泊すぎるな、と感じました。主人公は彼女に恋している設定ですよね。
しかし、恋している彼女に急に冷たくされた主人公があまりにも冷静なのが気になりました。
もう少し動揺や悲しみなどの感情を書いたほうがよいかと思います。
感情が淡泊すぎると彼女への想いはそれだけだったのか、?と思ってしまいました。

>彼女はこう言った。
「注意の払えない人とは付き合えない」
この言葉を最後に立ち去った。


僕はこの言葉を聞いて今朝のことを思い出す。
『しかし僕には大きな関心はない』
絡む人や考え方、行動により、大切なものを手にする前に離れてしまう、いつも通りの出来事も第3者からするとおかしなこともある。
そのことに気づいた。
絡む人間や自分の人柄にギャップがうまれてしまう。
雨が降ってないのに打たれてる気分だ。
この先、僕はどう生きるのが正しい?

こちらの彼女が立ち去るシーンが非常に印象的ではあるものの、その後の主人公の心情が少し曖昧に感じます。
主人公がこの出来事をどのように乗り越え、彼女に対する想いはどうなったのか、などを書くことにより読後の満足感がより高まるかもしれません。

感情的に深く書けている部分はそのままでよいかと思います。
物語自体はとても良いものだと思うので、もう少し主人公の感情を詳しく書くとよいかもしれません。

これからも創作頑張ってください。応援しています。
次回作も楽しみにしています。

はるひ
u229.d080092121.ctt.ne.jp

コメントありがとうございます。
主人公の感情や趣をもっとうまく出せるように頑張ります!

しいな ここみ
KD124209083248.au-net.ne.jp

日本語の勉強から始めたほうがいいと思いました。

>彼女は学校のやんちゃなグループといることから、僕も飲酒喫煙をしていると思われたのだ。

学校のやんちゃなグループといることから、僕も飲酒喫煙をしていると彼女に思われたのだ。

……でしょうか。

ひがんばな
sp49-109-159-76.tck02.spmode.ne.jp

はるひ 様
拝読しました。
周囲の不品行や不道徳に無関心で、それを恋人に責められて落ち込んでしまう。
こういうテーマを、「私はこう思います、みなさんはどうですか、私はこれからは勇気をもってどうのこうの、より良い社会を創ってゆきたいと思います!」みたいな、作文なんだかスピーチ原稿なんだかにして投稿する、たぶん中学生か高校生を、ここ(作家でごはん!)でしばしば見かけます。
御作は、小説にしようとされたのがスマートです。なぜって、人に伝えたいなら読んでもらえるようにしなきゃいけないって理解があるからです。とてもクレバーだとおもう。

さあ、そうすると、せっかく小説なのだから、途方に暮れて終わるのではなくて、そっから先を書いてこそではありませんか。
改心した僕が、やんちゃなグループの友達に意見してハブられるとか、さらにはいじめられてぼろぼろになるとか、そんなある日、彼女やその両親の欺瞞や偽善に愕然とするとか、自暴自棄になりかけるも、南方で戦死した曾祖父ちゃんの日記を読んで再び正義に燃えて、謎のカリスマ性を発揮してみなを更生させてゆくとか。いずれにせよ主人公を動かさなければ。

余談ですが、ひょっとして作者様ご自身が主人公と同じ悩みをお持ちでしょうか。
ご参考までに、「サルトル アンガージュマン」で検索すると、きっとむずかしい文章が出てきて吐きそうになるとおもいますが、たぶんそこに正解があります。次に、「てめぇの頭のハエも追えねぇ野郎がーー」という昔ながらの悪態をよく噛み締めてみる。これまた正論だったりします。
個人的には、そっちとこっちを行ったり来たりがバランス良いかなとおもいます。
もう一つ余談。町内会で、かれこれ二十年間、お父さんたちが夜廻りを続けている町があるんだって。深夜徘徊している未成年に声掛けする。チンピラにも声掛けする。おかげで夜の駅前繁華街もすっかり安心安全に。それで、全国の役所職員や市議会議員が視察やら見学やら取材やらに訪れて、あちこちで真似するけど続かない、上手くいかない。夜廻りの初期メンバーだったおっさんに言わせると、仕事や義務感や正義感でやるからだと。おっさんたちは、小学生や中学生の子どもがいるお父さんだった。街の治安が重大な関心事だった。だからみんな頑張って活動した。活動を始めてみれば、仕事も年収もばらばらでふだんなら付き合わないような人同士が、同じ目的、同じお父さんってことで仲良しになる。楽しい。だから長続きするし、次の世代もまた参加してくると。
正義や「かくあるべし」を振りまわしても、他人は動かないし、社会は変わらないですね。
友達の酒や煙草を注意しないなんてサイテー! と恋人をなじり別れるのは、いったい誰のための正義なのでしょう。
ありがとうございました。

偏差値45
KD059132057135.au-net.ne.jp

ストーリーの構造は理解できるし悪くはないのですが、
流れがあまり良くないですね。
簡単に言えば、スラスラ読めない。
何か箇条書きの文を読まされている感覚があります。
そして説明的な文章が多い気がします。
より具体的なエピソードを交えて展開するといいかもしれません。

>『しかし僕には大きな関心はない』
絡む人や考え方、行動により、大切なものを手にする前に離れてしまう、
いつも通りの出来事も第3者からするとおかしなこともある。

俗な言葉ではなくて、分かりやすい言葉に変換した方がいいかな。
今回の場合、彼女の判断としては属性が悪いのでお付き合いが出来ない。
たとえば、親がヤクザのような人物だと躊躇してしまうでしょうからね。
そして入れ墨をするような人物とは友達にはなれない。そんな類でしょう。

とはいえ、個人的には事実誤認があるわけですから、
誠実に説明をすればすぐに分かりそうな気がします。
もしかしたら、「両片思い」は主人公の思い込みで
彼女にはそんな感情はなかったのかな、そんな気がしますね。

えんがわ
M014008022192.v4.enabler.ne.jp

ちょっとプロットみたいな感じが抜けきれません。

たとえばデート、花火大会、飲酒喫煙している仲間たちの場面など。

一行の説明じゃなくて、もうちょっと場面を、情景やシーンとして描写というか、一つの映像として浮かぶようなものとして描くと、物語が立体的になると思います。

彼女の魅力がもうちょっと伝わると、別れの痛みも伝わるかもね。

全体的にこれを根に文章を足せばどうだろうな?

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