作家でごはん!鍛練場
えんがわ

秋風昼寝日和

 柔らかく涼しい風が、シロサギが描かれたページをぱらりと捲る。そのちょっとしたノートの横にはたっぷりの氷の入ったアイスコーヒー牛乳。少女はクッションの効いたイスの背もたれを傾け、麦わら帽子を日除けに顔の上に乗せ、白のワンピースの胸元がすぅすぅと上下する。太陽は優しさを覚え、うろこ雲はふんわりと水色の空を漂う。少し先にはキックボードで樹の周りを駆ける少年。ボール遊びをしている親子。噴水の周りで、おじいさんが「ヘミングウェイ短編集」を目でなぞっている。一面の草原にはのっそりと心地よさそうに昼寝している人たち。そこは80階の高層ビルの屋上。さまざまな屋上に緑を敷いたビル群を、澄んだ空気が見通す。ほら、また柔らかな風が吹いた。少女は眠りの中でほんわり笑う。

秋風昼寝日和

執筆の狙い

作者 えんがわ
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在りし日のニュースステーションのオープニングに影響されて書きました。

コメント

大河とせきがはらあ!
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だけどねえ、きっとそのことなのだよ、お疲れ様ですがねえ、キットカット。
 
 わたしでわこれくらいですねえ、おつかれさまあでしたあ、あらためて。

えんがわ
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>大河とせきがはらあ! さん

ありがとうございますー。
はい。本格的なランチではなく、キットカットみたいな軽いおやつみたいな感覚で楽しんでいただいたなら嬉しいです。
どことなく疲れを感じる文章なら、これは肩に力が入り過ぎた自分の力不足です。

青井水脈
softbank036243121129.bbtec.net

読ませていただきました。
暑さが和らいで爽やかな風が吹き、ページがめくれるノートや冷たいコーヒー牛乳、それからうろこ雲といった秋らしい風景、のどかな光景が続き、高層ビルの屋上。少女のまどろみに戻るまで。風が吹き抜けていったようでした。短いですが表現、風景がいいと思いました。

えんがわ
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>青井水脈さん

ありがとです。
カメラ的な視点を少し意識しました。
最初はアップでそこからロングへとどんどんカメラが伸びて行って、最後はビル全体からビル群を映すような、そんで最後に少女の顔が重なる感じで。

風を感じていただいたってめちゃくちゃ嬉しいです。
そうなんですよ。このカメラワークで空気の流れが伝わればこれ以上の嬉しさはありません。

元ネタのニュースステーションのアニメのカメラがとても好きで、それを文章でやった感じですけど、良い映像を文章化するって勉強になるし、面白いなー。

ところでこの短さなのにイージーミスがありました。
シロサギ→シラサギ
はずかしー。

ムニエルの城
211.7.99.228

この作品は一言で言えば、「風景メモを文章にしただけで小説ではない」。

① 物語性が皆無

最初から最後まで「風が吹いた」「少女が眠った」「人がいる」と描写が並ぶだけ。起承転結も、感情の起伏も、事件もない。これでは「散文詩未満」であり、読者に読ませる理由がない。

② 言葉の選択が稚拙

「柔らかく」「ふんわり」「ほんわり」――同じ響きの形容詞を連発するだけで、語彙の幅もなく、かえって安っぽい。表現に厚みがなく、情景がのっぺりしている。

③ 舞台設定が破綻

「草原で昼寝する人々」と「80階建てビルの屋上」という設定は面白い可能性を秘めているのに、現実感も幻想性も中途半端。人工芝なのか魔法の草原なのか、説明も演出もないため、ただの思いつきの羅列に見える。

④ 登場人物が記号

少女、少年、親子、老人――すべて「風景の部品」でしかなく、血肉が通っていない。特に「主人公」と思しき少女は白いワンピースを着て眠るだけ。誰も動かず、誰も喋らず、誰も印象を残さない。

⑤ 読後に何も残らない

小説に必要なのは「読者に引っかかる何か」だが、この作品にはそれがない。余韻どころか「で?」で終わる。


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総評

発想の断片を文章にしただけの習作。文学的価値はほぼゼロ。


「詩的な小景」を狙うなら、最低限もっと言葉を磨き、比喩やリズムを研ぎ澄ます必要がある。
「短編小説」として出すなら、人物に背景や動機を与え、物語を仕立て直さなければ読者は振り向かない。

えんがわ
M014008022192.v4.enabler.ne.jp

そうだったのですか。
がんばります。

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