作家でごはん!鍛練場
西山鷹志

私の波乱の人生

「私の人生って一体どうなっているのだろう?」
 幸せの頂点から奈落の底、そしてまた浮かび上がったと思ったら、またしてもどん底の世界へ落ちて行く、まるでエレベーターのような人生。そう思わずに居られない酒井真理の生き様だった。
 真理が生まれ育ったのは東京の田園調布。その地名を聞いただけで誰もが羨ましく思うだろう。言わずと知れた日本でも有数の高級住宅街の一角に住居がある。田園調布の中でも際立っている豪邸。酒井家は広大な敷地と屋敷を構える日本でも有名な酒井物流商会。
 真理は酒井家の一人娘で、お嬢様学校に通ういわゆる上流階級の人間。しかも東大受験に合格して頭も良い。来春から晴れて東大生になる予定だった。
 酒井家は祖父が築いた酒井物流商会。戦時中に軍に取り入り大きく成長した会社だ。戦争が終わると米軍との取引に成功して更に大きくなった会社。曽祖父、祖父と繋いで長男である父が引き継ぎ日本でも名の知れる企業して成長して来た。
 真理の母は身体が弱く子供は真理一人だけだった。父も一人っ子で兄弟は居ない。何故か酒井家は子供運には恵まれないようだ。その分、真理のへの愛情は異常なほど注がれた。いずれは娘に婿をとらせ、会社を引き継がせようと思っている。酒井家は豪邸で敷地も広く、三千坪あり庭には芝生が敷きつめられ、夜はライトアップして野外パーティーなども出来る。他にはプールがあり池があり池の中央には噴水が噴き出している上がる。父の仕事関係の人達と庭でパーティーなども年数回繰り広げられる、まさに豪族と言えよう。
酒井家に勤める使用人は執事、調理人、家事手伝いをする女性、庭の手入れをする人や運転手、雑用係、真理専任の教育係など三十人程を雇い、同じ敷地内には彼等の為の社宅も用意されていた。

 真理が通う高校はお嬢様学校で、特に仲が良い友人の中に和田倉園子が居る。園子も上流階級とまで言わないが、ランクを付けるなら中の上という処か比較的恵まれた生活をしている。酒井家に入るには大きな門がありその横に守衛所も設けられている。普通ここで通行証を貰わないと入れないが園子は顔パスで通れる数少ない一人だ。
 そんな家庭で育った真理は苦労とは何かも知らずに育った。英才教育で学校は勿論、お嬢様学校と言われる有名私立校に通っている。その学校に行くのさえ真理の専用車でお抱え運転手までいる。真理はこんな生活が生涯続くものと思っていた。
 たが人生そう良き日ばかり続くとは限らない。それは突然やって来た。
海外で取引相手が倒産して、その煽りをくらった酒井物流商会。運悪く業務広大を図り大きな投資をしている矢先のこと。危ないとみて銀行に更なる融資を申し込んだが、もはや手遅れ状態となり、その損害額は大きく資金繰りが底をついた。一度信用を失った酒井物流商会から得意先は去っていた。心労の余り真理の父が病で倒れると会社の経営は傾き、真理が高校を卒業すると同時に、その屋敷を売り払った。それでも会社を建て直そうと奮起したが再建は叶わず、すべてを失った父は、絶望的になり、ついに自殺してしまった。ショックが大きかったのか母も後を追うように亡くなってしまった。

たった半年で酒井家は滅びてしまった。リーマンショックは有名だが酒井物流商会の倒産は日本では酒井ショヨックとまで言われ関連した会社も倒産。酒井家ははすべてを失った。贅沢を贅沢とも思わず育って来た真理には、余りにその出来事は大き過ぎた。もう周りの世話をするお手伝いも執事も居ない。頼れる親戚も被害を受け真理を助けてくれる者はいなくなった。屋敷も抵当に入り住む場所さえも失って、たった一人世間の荒波に放り出された真理。
 既に東京大学へと進学が決まっていた真理だったが、それも無残に散った。頭も良く秀才のお嬢様は大学どころではなくなった。豪邸を追い出された真理はまず住む場所を探さなくてはならない。真理に残された貯金も少なく父と母から貰った宝石類と衣服、父が趣味で集めたワイン。これだけは債権者から逃れたようだ。これは真理名義で貸しコンテナに保存してあった。こんな事態を想定してか誰にも知られていない。ワインは父の遺品でもあり出来るだけ手を付けたくない。
生活して行くために宝石類を親友である園子の手を借りて全て売り払った。散々叩かれて売り払ったのだが、その金額は約八百万になった。元の金額に換算すると三千万超。如何に豪華な品だったかが分かる。父が残したワインは特性の貸しコンテナで大型サイズ月五万円と高額だが父は十年契約で先払いしてある。十年で六百万、当時の父ならほんの小遣い程度で保管して置ける。父が生前言っていた。

『もし困った時があったら処分して現金化しなさい』と、父のことだからかなり高価なワインと見られるが今は知る由もない。
真理はこのコンテナに家財道具の一部を保管することした。落ちぶれても流石は田園調布に住んでいたお嬢様。それでも八百万も手に残った。
 それで取り敢えずアパートと借りた。家賃は六万のワンルームマンションだった。
 最初は月三十万の賃貸マンションを借りようとしたが園子に咎められた。
「真理! 月三十万のマンションを借りてどうするつもり? 二十歳にも満たない女の子がこれから働いて月いくら稼げると思っているの? せいぜい十万円程度よ。まったくお嬢様は何も分かってないのね。それに真理は働いた事もないでしょう?」
 勿論、お嬢様はバイトすらしたことがない。社会勉強と一度は父に頼んだが軽く却下された。上流階級のお嬢様は働いてはいけないのだ。真理は園子にこれから生きて行く術を一から教えて貰ったが、金の価値観は未だに分かっていない。
 世間知らずのお嬢様が、世間という荒波の海に放りだされた。
 頼れるのは中学時代からの親友、園子だけだ。園子はそれほど金持ちではないが中流家庭より上で、金には苦労しなかったが贅沢出来るほどの家庭でもなかった。普通の高校生らしくアルバイトを何度か経験している社会の仕組みも知っている。
 大金持ちの子が家もなくなれば、それは想像がつく。園子は出来る限りの協力をした。 就職先も探せない真理に代わり園子が探してあげた。なのに、やっと見つけたアルバイトの仕事は三日で辞めた。二ヶ月はその繰り返しだった。ついに怒った園子は、真理を怒鳴り散らした。

「もう真理、いい加減にして! いつまでお嬢様気分でいるの。そんな事でどうして一人で生きて行けるの?」
「五月蝿いわね。園子に言われなくても分かっているわよ。でも嫌なものは嫌なの」
「ああそう! それなら勝手にしたらいいわ。私はもう知らないわよ」
 園子は、ついに堪忍袋が切れた。真理も意地を張って二人は別れてしまった。お嬢様育ちの割には人一倍気が強く負けず嫌いの真理。真理が意地を張れるのは父が残してくれた高級ワイン。しかも五千本もある。時価にしたら数億円以上になる。これだけは園子にも話していない。
 そんな気が強い真理を怒鳴っても意味がなく、園子には考えかあった。こんなお嬢様育ちは世間の厳しさを肌で感じなければ分からない。側にいれば頼って来る、だから一度突き放しことにした。そんな園子に両親は苦言を述べた。
「園子、まだ酒井真理さんと仲良くしているの。言ってはなんだけど貴女に災いが及ぶのじゃないかと心配んの」
「お母さん、それはないでしょう。酒井家とはお父さんもお母さんも付き合いがあったでしょう。少なからず恩恵も受けたはずよ。なのに倒産したら付き合うなと言うの。それに真理はご両親も亡くしたのよ。豪族のお譲さんだったけど真理とは本当に仲が良かったの、だから助けてあげたいの。世間知らずが豪邸を追い出されてアパートの探し方も分からない子なのよ」
「分かったわ、貴女がそこまでいうなら助けてあげなさい。私達も真理ちゃん好きよ素直だし、金持ちを自慢することもなく、いい子なのは間違いないし」

 そんな事は知らず真理は、意地を張ったのは良いが、それから一ヶ月。仕事も見つからず……いや、そもそも働く気がないのだ。それでも生活水準は下げずに食事はレスランで食べ、欲しい物は何でも買った。やがて残った金は二百万ばかりになった。意地を張って喧嘩別れした園子に泣きつきたくない。かなり頑固な一面もあるようだ。
真理は危機感を覚えることなく、そのまま浪費。ついには金も無くなりワンルームマンションを追い出された。超お嬢様はついに青いテントの住人に成り下がることになるる。つまり橋の下にテントを持った浮浪者である。気がつけば十九歳で浮浪者に成り下がるとは、しかも年頃の娘だ。本来なら今頃は華の東大生だったはずだ。
 此処は都内のある河川敷、若い娘が大きなキャリアケースとその上に旅行バックを二段重ねにして歩いて来る。背中に大きなバックを背負っていた。周りには青いテントが沢山あり、其処の住人達が珍しそうに眺めていた。若い娘が迷い込んで来たのかと思った。ところが……
 
「あの~今日からお世話になります」
「なんだって? お嬢さん。來る場所を間違えたのか」
「いいえ、そんな事がありません。申し訳ありませんが私に場所を少し分けて貰いませんか。お礼は致しますから」
「どんな事情があるから知らんが、あんた見たいな若い娘が來る所じゃないぞ。別に縄張りなんてないし自由だが、寝床は自分で用意出来るのか」
「出来ません。何方か協力してくれませんか」
「調子がいいね。まぁお礼をしてくれるなら助けてやってもいい。だがどんなお礼かそれ次第だな」
 つまり地獄の沙汰も金次第ということらしい。世間知らずでも金がモノを言う事くらい知って居る。いくらアパートを追い出されたからと言って無一文ではない。最低限の金は持ち歩いている。場所が場所だけに襲われるかも知れないし盗まれるかも知れない。何ヶ所に分けて金を持って歩いていた。その中から千円札を二枚出した。
「これでお願い出来ないかな」
 二千円で人に頼むなんて笑われるだけだが、此処では二千円も価値が違う。彼らが空き缶集めて一日働いて多くても五百円程、少ない時は百円に満たない。つまり四日間以上にも相当する。六十前後、男の眼の色が変わった。

「なんだい、それならお嬢さん先に言ってくれよ」
 そう言ったかと思うと男が作ったであろう三畳ほどの小屋の後ろに周り、鎌のような物を持って来た。
「さぁ俺の隣に小屋を作ってやるよ。取り敢えず草刈りをしないとな。あんた出来るか?」
「そっそれ、なんですか? 刃物は危ないですよ」
「危ないって、これは草を刈る道具だよ。さてさて困ったものだ。黙って見ていても何も出来んぞ」
 周りを眺めていた数人の浮浪者達は笑いだした。

「まったく困った娘だなぁ。こりゃあ本物のお嬢さんのようだ。しかしなぁ世の中は甘くはないぞ。人に頼むならそれなりの物を頂かないとな」
 他の連中もこの娘は金を持っていると読んだのか新たに催促してくる。
 彼等も手伝うから何か寄こせという意味だろう。真理は仕方なくスーツケースを開けた。二本のワインが出て来た。借しコンテナから数本持って来たのだ。まだコンテには五千本以上残っている。真理はネットスマホでワインの値段を調べて見た。一本最低でも十万円以上。もっとも高価な物で数百万もする。総額で億の価値がある。だが真理は父の遺産として出来るだけ残しておこうと思っている。
「どうこれ。ただのワインじゃないわよ。売ったら飛ぬけるような高値が付くわよ」
 また周りは笑いだした。彼等にはこのワインの価値が分かってない。彼等はどんな高いワインより焼酎の方が好きなのだ。
仕方なく真理はスマホで調べ、彼らに値段を見せた。コルトン・シャルルマーニュ ドメーヌ ルロワ 750ml、1990年 DRC ロマネコンティ Romanee-Contiなど、とてつもない高級ワインだった。彼らは驚いた。これは本物お譲さんだと。 
「はい見て一本二十八万よ。こっちは三十九万よ。誰か売って来て。少なくて二十数万で売れるわよ」
 こんな所に高級ワインを見せベらかしても何の意味もない。しかし彼等の度胆を抜いたことは確かだ。

「お願い、誰かこれをお金に代えて来てくれたら、私のお家を作ってくれた人には合計で一万円差し上げます。但し手伝った人だけで分けてね。分け方は貴方達で考えて。但し私が留守の間、絶対に残りの持ち物を持ち去らないこと。もっとも金目の物は置いて行かないけどね」
男達は真理の家作りを喜んで始めた。金の威力は特に凄かった。
だが男達にワインを捌ける術を知らない。仕方なく真理は自分で売りに行くことにした。 真理はネットで調べて高価買い取りという店を探しあて三十万円の現金に換えた。半額に叩かれたけど仕方がない。これで暫くは食い繋げられる。帰りにスーパーに寄り日本酒に焼き鳥、つまみなどを買った。世間知らずでもネットで調べれば、おじさん達は何を喜ぶか知っていた。

 河川敷に帰ると既に真理の青いテントの家が出来上がっていた。真理は此処でもお嬢様になった。金の威力がものをいった。五人のおじさん達は笑みを浮かべて家? に招き入れた。天井は青いテント、横には何処から掻き集めたか知らないが、古い板とトタンを貼り合わせた四畳ほど部屋があった。床は板とダンボールを合わせたものだった。
「どうだ。お嬢さん出来栄えは? 俺達の所より立派なものが出来たぜ。気に入ったかい」
 真理は正直、こんな所に住めと言うのと文句を言いたかったが、それは我儘というもの。 
「有難う御座います。今日から皆さん宜しくお願いします。それではお礼のお金。それと近所付き合いということで、お酒とツマミを買って来ました」
「ほう若いのに気が利くねぇ。久しぶりだなぁ生の瓶を開けて飲めるなんて。今日は御馳走だな」
 皆は喜んで仲間に入れてくれた。真理はあっと言う間に浮浪者達の人気者になっていた。
 これで彼等との信頼関係は出来た。それから半年が過ぎた。綺麗だった洋服も薄汚れていた。一番困ったのは風呂だった。ここのおじさん達は外で石鹸を付けて、木の上に取り付けたバケツに穴を開けた即席のシャワーを浴びていたが年頃の娘には到底出来ない。仕方なくテントハウスの中で体を拭くしかなかった。更に三か月が過ぎて季節は十一月を迎え、寒さも増して来た。おじさん達は親切にしてくれるが、惨めでならない。既に残り二本のワインも売り払っていた。落ちると所まで落ちた。そんな感じだった。そんな生活が暫く続き真理は二十歳になった。田園調布に住んで居た頃は盛大な誕生祝してくれたのに、今はテント仲間のおじさん達と祝うことになった。

 そこでやっと腰を上げたのは、やはり親友の園子であった。ある日みすぼらしい姿をした真理の前に現れた。落ち込んだ姿を笑い飛ばし、喝を入れてやろうと思った。
「真理、久し振りね。どう? 居心地は」
「うん、快適よ。毎日自由だし……皆は親切だし天国よ」
「相変わらず口だけは強気ね。そろそろ世の中の厳しさを知ったでしょう。どう脱出する気はあるの」
「……」
 口では強気の事を言ったが本音は自分が情けなくて仕方がなかった真理だった。
 ついに真理は感情を抑えられなくなり、園子の胸に縋って泣き出してしまった。
「ありがとう園子。私、地獄の底まで落ちて世の中の厳しさを思い知らされたわ。今度こそきっと園子の友情に報える為と、自分の為に必死に生きて行くわ」 
「真理、本当にその覚悟はあるの? 今度こそ仕事を選んでいられないのよ」 
「うん分かった。どん底の世界も味わった。清掃員だって水商売だってなんでもやってやるわ」
「ほう、超お嬢様育ちの真理が清掃員でもやるって言うの、うんその意気よ。どん底から這い上がって見せて」
「分ったわ。でも這い上がるためにどんな仕事があるのかなぁ」
「真理、本当に覚悟があるならホステスになることね。残酷かと思うかも知れないけど這い上がるには一番良い方法だと思う。事務系の仕事も探せばあるかも知れないけど真理には無理ね。人に使われる事が出来ない性格だし、清掃員なんて真理には絶対無理だし給料も生活するにはギリギリよ。ただし二度と辞めるなんて泣き言は聞きたくないからね」
「うん。なんでする。きっと這い上がって見せるわ」

 園子は考えたあげくホステスが一番だろうと感えた。接客さえ出来てお喋りが出来れば良い。それに普通のOLより何倍も稼げる、いや売れれば何十倍も稼げる。それが銀座のホステス。園子の父が仕事の関係で使う銀座の高級クラブのママとは親しかった。園子の頼みで引き受けてくれたのだ。それから園子の勧めで、銀座の高級クラブのホステスをする事になった。
オーナー兼ママは真理の履歴書と容姿を見て気に入った。容姿端麗であり東大試験に合格する程の頭脳で、元田園調布のお嬢様とあって一発で採用された。もちろん園子の父の紹介であり保証人も引き受けてくれた。
「真理さん、頼むわね。貴女ならきっと売れる。それで源氏名はどうする」
「源氏名ってなんですか? あの源氏と関係あるのですか」
「ハッハハそんな事も知らないの。ホステスは本名を名乗らないの。ほら歌にもあるでしょう。昔の名前で出ていますって歌、知らない? ♪京都にいるときゃ忍と呼ばれたの、神戸じゃ渚と名乗ったの♪ホステスは好きなように名前を変える事が出来るのよ」
「はい申し訳ありません。あまり歌謡曲は聴かないのでクラッシック音楽なら」
「本当にお嬢様育ちなのね。まぁいいわ、その方が新鮮味があって、それと安心して此処は会員制だからお客さんは紳士ばかりで社会的地位の高い人が殆どなの」
翌日から真理は源氏名を(夢・ユメ)と名乗る事にした。自分の夢を実現させる為の夢だ。ママが予想した通り初日から、その新鮮味が客の心を掴んだ。特に話が上手というより品があるのだ。真理は客をもてなしというより人と話ことがこんなに楽しいと知らなかった。
 真理は昔の自分が甦ったような気分になった。これを水を得た魚というのだろうか。綺麗なドレスを着て仕事が出来て、社交的な振る舞いは元々備わっていた。上流階級の気品があり他のホステスにはない品格が備わっていた。自分でも気が付かなかった才能が開花する事になる。まず話し上手で客を飽きさせない会話術が備わっている。客は真理を指名するようになった。接客が上手く、あっと言う間に三年でNO一ホステスに登りつめた。
このバブル期は最大三千軒以上もあったと言われる銀座でNO一ホステスともなれば月収一千万以上も稼ぐと言われる世界の頂点に立ったのだ。勿論当時の話で、この令和の時代と比べれば天と地の違いがある。令和時代のホステスの平均賃金は月収三十五万前後と言われる。殆どが歩合制ではなく日給月給のようなもの。もちろんこの時代もNO一は居る。ただ銀座や六本木、歌舞伎町は格が違うから、それなりに稼ぐホステスも居る。その点、この時代はノルマ制が多く、ノルマを達成すれば自然と上がって行く。人気ホステスとそうでないホステスの差は大きかった。

お嬢様時代は欲しい物は何でも手に入った。しかしそれは親が出してくれた金だ。自分で働いて得た金はやはり違う。まず一番先にお礼をしたい人が居る。私を立ち直らせてくれた園子へのお礼だ。
 これまでも誕生日には豪華な宝石をプレゼントしようとしたが断られた。
「あのね真理、気持ちは嬉しいけど真理の小遣いの範囲内でいいの、宝石よりも真理の真心があればそれで充分なの」
 どうしてもまだお嬢様時代の金銭感覚が残っているようだ。でもそう思うほど大金を手にしていたからだろう。親から貰った金ではなく自分で稼ぎだした金である。金が溜まると同時に自信も生まれた。それ以上に真理はホステスの仕事が好きだった。好きだから一生懸命働いた。既にこの業界に入って十年近くになる。真理は間もなく三十歳になる。それでもまだNO一の座に居座っていた。今では銀座の顔と言われるまでになった。貯金は数億稼ぎだしたから自信もついて当然だ。園子に何度も高価なプレゼントをしようとして断られたが、 しかし今回は園子へプレゼントをする絶好の口実が出来た。あの時の教訓を思い出した。高価な物ではなく園子はかつて交際していた彼と結婚すると聞き、それならば有名な落語家を披露宴の司会者として贈った。少なくても一回百万はする司会だが園子も粋な計らいに喜んで受けてくれた。
お蔭で披露宴は大いに盛り上がった。更に海外旅行までプレゼントした。園子は勿論そんなものは要らないと言ったのだが、友情の証といって強引に承諾させた。

それから更に三年後、真理は独立しクラブのオーナーに納まった。当然簡単に銀座に店を持てる訳がない。そこは銀座で十年もホステスをやっていれば色んな客がいる。大企業の社長、会長、不動産会社社長、銀座商店会の会長など、いろんなツテでやっと店を持つことが出来た。
「ついに私、銀座でクラブのオーナーになれたわ。これも園子のお蔭ね」
「本当に良くやったわ。正直、ホステスなんか嫌というかと思ったのに。真理の性分に合っていたのね」
「そうね、私も驚いている。でもこの仕事を辞めたら今度こそ園子に絶縁されると思ったの。それが一番怖かった。最初に一週間くらいは違和感があった事は確かよ。父がパーティーを開くたびに、私も引っ張り出され招待客の接待を務めていたの。その延長と考えたらなんの抵抗もなく入り込めたの」
「そう天性の才能があったのかもね」
クラブも順調過ぎるほど上手く行った。まもなく二年と云う時に、これならもう一軒店を出しても上手く行くと思った。

調子に乗り店舗をもう一店増やすが、経営の甘さから倒産。またしても一文無? いやそれは逃れた。以前から園子に言われていたことだ。貴女はすぐ調子に乗ることがあるから最低限の貯金は残しておくのよと。しかし天国から地獄、そして天国に上り詰めたと思ったらまたもや地獄、なんと浮き沈みの激しい真理の人生だ。やはりお嬢様育ちの甘さが出たのか。世話の焼ける元お嬢様をそれでも園子は見捨てなかった。
 流石に青いテント暮らしまで落ちはしなかったが園子の誘いで、園子のマンションに転がり込む。ただ再び立ち直る資金だけは残してあるから多少の余裕はあった。それまで慎ましく暮らし次は絶対失敗しない策を練っていた。
「ごめんね園子、まだ新婚さんなのに居候させて貰って」
「大丈夫、旦那は海外に転勤し退屈していたし丁度いいのよ。真理、貴女ってどうしてそう人生の浮き沈みが激しい人なの?」
「ふっふふ、そうね。私は中途半端な生き方が出来ない性格のようね。でも大丈夫。私は地獄を味わった経験があるわ。見てなさい。また這い上がって見せるわ」
「分っているならいいわ。これで二度地獄を見たからね。真理を信じる」
「銀座でホステスを十年以上もやっていると、お客さんも応援してくれるの。それが一つの財産ね。もちろん大会社の社長さんや会長など多いから銀行に行かなくても資金を提供してもいいよという方もいるのね。まぁ株と同じで利益が出れば配当金が手に入るし」
 真理はまた一からホステスから始め、暇を見ては色んな勉強をした。もう一度勝負をしたい。元々頭は良いのだ。今度はみっちりと経営学を学びホステス時代に贔屓にしてくれたお客さんに資金を借り提供して貰った。そして最後の切り札。再復帰の為に預金を引き出した。だが水商売ではなく次は皮製品の販売だ。革製品と言っても色々あるが女性に人気の高いバックを基本に売り出した。全てが海外に出向き自分から仕入れた商品でブランド物ではないが商品は評判が良かった。しかし海外に毎回行っていられないしキチンと信頼関係が出来た業者と取引をしたのだ。若い人にも人気があり真理は銀座で昔の馴染みのホステス達に見本を見せて、気に入った物を選んで貰ったのだ。この頃には真理の名前は銀座では有名になっていた。銀座でもNO一と言われ若くしてクラブオーナーになった事や、失敗したこと。良い事悪い事につけ名前は知れ渡っていた。なんと言っても真理は人に嘘をつかない裏切らない。それが真理の信用で武器である。水商売の女にしては真面目だから銀座界隈では真理のファンが多い。真理が新しく商売を始めても誰もが応援てくれる。真理の仕入れた革製品は信用があった。
一流クラブのホステスは眼が高い良い品は糸目をつけず買う。
それが話題になり週刊誌やテレビで人気の店として紹介されたのだ。効果覿面で一気に売り上げが伸びて行った。今度こそ失敗は許されない。

 再びのし上がろうとしている真理に園子は釘を刺した。
 「真理、流石と褒めてあげたいけど調子に乗り過ぎる所があるからね。一気に売り上げを伸ばそうとせず、一つ一つ段階を踏んで確実に伸ばすのよ」
 「そうね、前回は調子に乗りクラブの店舗を増やし過ぎたわね。今度は充分な資金を蓄えて次のステップを踏んでゆくわ」
 その為に経営学を学んだのだ。それから五年後、真理の会社は世間でも知られる会社にまでなった。真理も既に三十七歳になっていた。その間に親友の園子は二人の子供が生まれていた。真理はまったく結婚に興味はなく商売にまい進した。やはり親の血は受け継いでいるのだろう。そしてついに自分が育った田園調布に家の建築が始まった。
 真理と園子は、その建築現場を眺めていた。完成したらこんどこそ長年預けて置いたトランクルームからワインを新築の家に移し招待した客に飲ませてあげたい。きっと亡き父も喜んでくれるだろう。
「園子が居なかったら私は橋の下で暮らしていたと思う。全ての園子のお蔭。本来なら園子にもこの土地の隣に家をプレゼントしたいのに」
「止めてよ。此処に家を建てるとしたら数億じゃ建たないのよ。もう金銭感覚かまだ治っていないの。それにしても大きな家、いいえ屋敷かな。やっぱり真理には豪邸が合っているのかな」
 二人は目の前にある豪邸を眺めて肩を抱き合って笑った。
 
 そんなある日、真理はあの河川敷に足を向けた。みんな歓迎してくれた。と言っても知っている人は大分減っていた。一人、源さんという老人が見当たらない。なんでも半年前に病気で亡くなったそうだ。ここはまだ厳しい世界は続いているようだ。当時真理が住んでいたテントハウスは別な人が住んでいるようだ。あれから数十年なのに継ぎ足して以前より立派だ。真理は飲みきれないほどの酒と食べ物を持参して来ていた。
「さぁ皆さん、今日は再会を祝って飲みましょう。私は此処で色んな事を学ばせて貰いました。偉そうな事をいうけど困った事があったら私に連絡してね。お金がないから病院に行けないとか言わないで。私がなんとかします。健康であれば何でも出来る。皆さんは仲間だから」
 皆は涙を流して喜んでくれた。あんた俺達の女神だよと手を握って号泣する人もいた。
 真理は数カ月に一度、訪ねて皆に酒を振る舞い御馳走した。しかし金だけ渡さなかった。生きる為には自分の力で生きなくてはならない。真理が自ら学んで来たことだ。
 青いテントの住民には幸せを願うが、たとえ真理が彼らの為にアパートを建てて無償提供しても住まないだろう。彼らは束縛を嫌う。だから時おり訪ねてご馳走する。命に関わるような病になれば自費で入院させた。それはこれからも続けるつもりだ。

 それから半年、田園調布に屋敷が完成した。此処に一人で住むというが部屋数も十部屋もあるとか、一体どう使うと言うのか一般の人の感覚で理解出来ないだろう。
「やっと戻って来られたわ。お父さんお母さんが建てた家じゃないけど、見て、どう以前にも増して素晴らしい豪邸でしょう。それと以前お父さんが雇った人、数人が来てくれたの。またお嬢さんの元で働きたい言ってね。嬉しかったわ」
 真理は仏壇にそう語りかけた。お祝いに親友の園子が子供連れで訊ねて来た。
 更に仕事仲間やお得意さんに銀座のホステスまで招待した。その数、百名前後。ホテルの出張ケータリングを頼み、まるでホテルのパーティーのようだ。更に真理の会社の社員には自社製の皮製品即席販売所まで設けて即売会を開いた。
流石に商人根性が出て来たようだ。その日の売り上げだけでも数千万、招待客も一流の人ばかりだから売り上げの桁が違う。勿論無理に押し付けた訳でもないが、真理が扱う皮製品はそれほど人気があった。
 盛大なパーティーも終り園子と二人だけになった。
「おめでとう真理、沢山の招待客、しかも有名な会社の社長さん達も大勢来ていたし、たいしたものね。しかもちゃっかり商売までしちゃって。商売根性が出て来たのね。でもやっと此処に戻って来たのね。それも自分の力で偉いわ」
「ううん、すべて園子の協力のお蔭よ。園子が居なかったら今も青いテントの中よ。こっちこそありがとう」
「処でこんな広い家に一人で住むつもり? 部屋だって十部屋以上あるのでしょう。維持費だって莫大よ」 
「ホラ昔、お父さんが雇って家で働いてくれた人達、数人がまた来てくれる事になったの。その人達に使ってもらい、あとはお客さんが来たときに使うわ。そうそう園子専用の部屋も用意したわ。だから寂しくないわ。それと時々、大々的にパーティーを開き即売会したら維持費くらい出るでしょう」
「なんだって私専用の部屋? もう私を同居させようとしているの。それにしても立派に経営者になったものね。もう青いテントは懲りたようね。お金持ちお嬢さんが浮浪者生活だったものね。今では笑い話だけど。そうそう真理、お金があっても一つだけ足りない物があるわ」
「なに、その足りない物って?」
「もう三十半ばを過ぎているのだから、貴女もいい加減に結婚したらぁ」
「あら? 忘れていたわ。私の人生、波乱万丈だったから。もう少し波乱な人生を楽しみたいもの。それに失敗しても園子が付いているし」 「もう ! 止めてよね。真理にはいつも驚からさせるばっかりなんだからぁ」

私の波乱の人生

執筆の狙い

作者 西山鷹志
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酒井物流商会は日本でも大手の会社で真理はその一人娘。来年から東大入学も決まっていて、将来は親の跡を継ぐことも決まっていた。処が海外進出に失敗して倒産、莫大な借金を抱え倒産。悲観した父は自殺、母も後を追った。屋敷を放りだれた真理は河川敷の青いテント暮らし。真理の運命はいかに。

コメント

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エレベーター?

「壊れたエレベーター」
若しくは、
「ジェットコースター」

ベタではあるが……

夜の雨
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西山鷹志さん「私の波乱の人生」半分読みました。

>真理が園子に仕事を選んでいる場合じゃない、と言われて、「ホステス」という接待業を選ぶところまでです。<

まず、読んでいて思う事は、作者の西山さんは物語の設定を考えるのがうまいですね。
日本でも有数の富豪のお嬢さんが、父の会社の倒産でそして両親の自殺で天涯孤独になった十代の真理がどう生きていくかという興味深い話の展開で非常に面白いです。

どう生きるのかと思っていると河川敷でテント生活をしている生活者に頼んでテントを作ってもらい、生活をするようになるとか。
彼らとのやりとりも実に面白いです。
キャラクターの設定がうまいのですよね。主人公の真理だけと違い親友の園子とかも面白いキャラです。
テント生活者のオジサンたちも面白い。
またコミュニケーションの取り方なども真理はうまく、憎めないキャラです。

このあとホステスの職業を真理がどうこなすかが見せ所ですね。

御作には富豪の父が残したワインがコンテナいっぱいにありますが、このエピソードでむかし、西山さんのこちらの作品を読んだことを思い出しましたが、幸い、ワインとか河川敷でテント生活とかの一部の設定部分しか思い浮かんでこなかったので、新しい気分で読み進めることができます。
現状の御作は、青年誌の漫画の原作に適したようなノリではないかと思います。


本日中にラストまで読んで、全体の感想を書きます。

夜の雨
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西山鷹志さん「私の波乱の人生」読了しました。

やはり構成とか設定がうまいですね。
話はよく分かりました。
大富豪のお嬢様が両親の亡き後、独り立ちしていく物語になっています。
また、周囲の自分に関係した人たちを真理は大事にしていますよね。
このあたりに好感が持てます。
園子との友情もうまく描かれていましたし。
青テントの仲間たちへの支援というか飲み物や食事のプレゼントなども喜ばれることだと思います。
また、以前仕えていた使用人が集まってくれたというのもよいですね。
さすがわ真理はコミュニケーションを取るのがうまい。まあ、この使用人を再び雇う事になるのは、亡き両親が彼らに親切にしていたから集まってくれたのだろうと思いますが。

この話なら全編にわたりエピソードで描くとかなりな読物になるところを、コンパクトにまとめたという感じです。

話はラストまでスラスラと読めました。

ありがとうございました。

西山鷹志
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凪さん

お読み頂きありがとうございます。

「ジェットコースター」

なるほどジェットコースターはスリル満点ですね。
主人公もスリル満点の人生です。

ありがとうございました。

西山鷹志
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夜の雨さん

いつもありがとうございます。

>まず、読んでいて思う事は、作者の西山さんは物語の設定を考えるのがうまいですね。

ありがとうございます。スートリーは浮かぶのですが
時おり誤字とか変換ミスがあました。

私は主人公を特徴ある人物に仕立てあげる事です。
全てが正義の味方てなく、ヘマもするし失敗もするけど憎めない人物像。

お嬢様が落ちる所まで落ちますが、河川敷の仲間と上手くやって行きます。
しかし先が見えない生活に不安だらけ。
親友の園子は一時見捨てる振りがするが。二十歳になったのを機にホステスを進めます。
流石に未成年では雇ってくれません。
ホステスはある意味社交場、酒井家は時おりパーティを開き。真理も社交場が好き。
水を得た魚のように成長して行く真理。

と前半はこんな所ですね。

ありがとうございました。

西山鷹志
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夜の雨さん

再訪ありがとうございます。

>園子との友情もうまく描かれていましたし。

全てが親友園子のおかげてかもしれません。
園子がホステスの道へ誘ってくれなかったら今の成功はありません。
真理もその恩は忘れていません。

真理は銀座NO1のホステスになり10年
資金が貯まり独立も調子に店舗を増やすが失敗。
しかしどん底を味わって来た真理が最低限の資金を残し再起を伺う。
今度は皮製品の販売、畑違いの仕事も成功させ再び立ち上がる。
成功してこれまで世話になった人へ恩返し。
礼によって、めでたしめでたしで〆ました(笑)

二度の渡り解説して頂き嬉しく思います。
ありがとうございました。

アン・カルネ
KD059132071073.au-net.ne.jp

ラノベ? 的なものなんでしょうか。最初でちょっと、どうかなあ、と思ってしまったことを。「酒井ショックとまで言われる大企業で関連企業まで連鎖倒産」うーん、確かに大企業であってもオーナー企業と言う存在はありますが、リーマンショックに匹敵するくらいの経済的ショックをもたらす規模の大企業では社長個人が会社の債務の連帯保証人になっている可能性は非常に低いですから…。まして経営上の判断ミスが直接、社長個人の破滅に繋がることは通常はありないわけで……。むしろこの作品に描かれるような事態になる企業は一見羽振りの良い中小零細などではないでしょうか…。私は実は某大手オーナー大企業の親族会社のオーナーを知っており、こう言ってはなんですが、彼らの経営、相続を含めて資産の守り方、価値観には流石庶民とは違うなってところがあるんですよ。そりゃそうですよね、某大手バンクの支店長自らご挨拶に来られたり、通称○○〇と言われるところでのお食事接待もあるわけだし。経営にもそこのバンカーを引き抜いて来たりしてるわけで…。
もしこの作品のテーマが「甘やかされて育った女の子が一人前の大人になるまで」というものであったなら、特にわざわざ日本有数の大企業にする必要はなかったんじゃないのかなあ、と。そんなことはちょっと思ってしまいました。

西山鷹志
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アン・カルネさん

お読み頂きありがとうございます。

>経営上の判断ミスが直接、社長個人の破滅に繋がることは通常はありないわけで……。むしろこの作品に描かれるような事態になる企業は一見羽振りの良い中小零細などではないでしょうか…。

おっしゃる通り大企業はそれなりの対策をしていますから、そう簡単に倒産はしないでしょう。最悪でも業務の縮小程度でしょう。
この小説は大企業の一人娘でないと物語の構成上、大富豪の娘でないといけません。

元々小説とは、あり得ないこと事があるか面白いと思います。
例えばマントで空飛ぶスパイダーマンなんてあり得ません。
時代劇の暴れん坊将軍が江戸の町に出て悪い奴を凝らめるとか
将軍が一人で町に出るなんてあり得ません。
更にゴジラが放射能の吐き出すのも理解不能。機関銃なら効かないかも知れませんが
ミサイルも通用しない生き物なんて居ません。
更に言えば浦島太郎竜宮城にどうやっていけますか。そんなに潜れる訳がありません。
しかし世間はそれを分っていて

私が言いいたのは、あり得ない事が小説の世界で受け入れられる事です。
一部分を切り取って、可笑しいでは極楽性がなくなります。
アン・カルネさんのいう事はもっともですが、内容を重視して頂ければと思います。
あくまでも娯楽作品と持ってもらえれば幸いです。
ありがとうございました。

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