目指せ腹上死
伝説の売春婦の噂を聞いた引きこもりの俺はついに行動を起こす。
俺は中学でクラスのいじめっ子に強制公開オナニーをさせられたのが原因で引きこもってもう15年、30歳で小卒にして、職歴ゼロだ。
目指すは伝説の寝たら必ず腹上死できるという売春婦に会って、この世からおさらばすること。
俺一人が消えることで何トンの二酸化炭素が削減出来るのか分からないが、やる価値はある。俺は早速都内の人気上位のデリヘルに電話する。
最初に会った風俗嬢は禁じ手の赤いリボンが似合う19歳のロリ巨乳の結(ゆい)ちゃん。
俺「結さんは二酸化炭素を排出し続けて、地球に害しか為さない人類をどう思う」
結「まあ、行くとこまでいくしかないでしょ」
俺「そうなる前に、人類は自分たちを淘汰しないとだめなのさ」
結「お客さーん、そういう話をデリ嬢にまくしたててもしょうがないでしょ」
俺「でも、聞いてくれ。人類は率先して逝かなければならんのだよ」
結「さっき、私の中でイったじゃん」
俺「ま、まあね」
結「キモーチよかったでしょ」
俺「ま、まあね」
結「じゃあ結にまた会いたいっしょ?」
俺「お、おお」
結「じゃあ、結にまた会いにきて。それまで二酸化炭素を排出し続けて、無様でも生きるんだよ」
俺「わかりました」
俺は結のロリおっぱいの魔力に惑わされて、つい初志を忘却し安易に再訪を約束してしまった。いかん、いかん。次の嬢に会おう。
次に会ったのは黒髪のウルトラ美少女の涼ちゃんだ。
涼「ふーん、生きてても二酸化炭素出ばっか出して、地球に迷惑かけるだけだから逝きたいとな」
俺「そーなんよ、だから挿れさせて、腹上死させてえ」
涼「そんな寝言で挿れさせてたらデリ嬢の身が持たんのよ」
俺「かああ、世知辛いなあ令和って」
ネル「でもおっぱい最高だったでしょ。どうなんよ」
俺「もう硬すぎず柔らかすぎず、最高の肌触りでずっと触ってたい」
涼「じゃあ、引きこもりやめてお金稼いでまた来ておくれ」
俺「わっかりますたあ」
また思わずおっぱいの素晴らしさに騙されて、腹上死でおさらばするというミッションを放棄するところだった。おっぱいって本当に恐ろしい。
次に会ったのは茶髪でも全く安っぽく見えないクールビューティーな梨奈ちゃん、二十歳の女子大生さん。
梨奈「確かに、夏の暑さって恐ろしいよね」
俺「分ってくれるよねえ、女神よお」
梨奈「だったらさあ、北海道とかに住めばいいじゃん」
俺「そんな行動力あったら、引きこもりなんてやってません」
梨奈「でも、腹上死ってそんな簡単に起きるのかな」
俺「おやあ、興味出てきた感じ?」
梨奈「ちょっとだけね。でもさっきまでセックスしてた相手がいきなり死体になってるのってグロくない⁇」
俺「まあね、でも人生何事も経験って言うでしょ」
梨奈「そんな経験ミステリー作家でもやってないと、活きないでしょ」
俺「じゃあ、今日からミステリー作家目指せばどうよ」
梨奈「国語の点数低かったからなあ、無理だわ。君こそ目指せば」
俺「えええ、俺が作家なの、出来るかなあ」
梨奈「地球温暖化防止のために風俗行って腹上死しようなんて凡人には持てない発想だって」
俺「照れるなあ、本当? 恥ずかしい」
梨奈「あ、お客様時間だって、また来てねえ」
なんだか上手くあしらわれた気がしてならない。俺は気を取り直して次のお店に電話する。
次に会ったのは、お尻の自己主張がどの部位よりも旺盛な中国出身のケイちゃん、年齢は18歳。顔は幼くて脱いだらクビレが見事でそのギャップがエロい。
ケイ「私、昼間は大学生だよ」
俺「へえ、何勉強してんの」
ケイ「外圧と経済政策」
俺「何だよそれええ、やらしいお尻して卑怯だよ」
ケイ「お尻デカくても、脳にも栄養いってるんだよ」
俺「すごいねえ、ケイちゃん、ところで外圧って何?」
ケイ「外交圧力だよ。日本も中国もアメリカの外交圧力で苦しんできた経緯があるでしょ。80年代にあった日本とアメリカの貿易摩擦のケーススタディーをして、令和に起きてる米中の外交摩擦の緩和方法を研究してるの」
俺「客とデリ嬢の摩擦の緩和にも役立ってるのかい」
ケイ「お客の挿入圧力は、アメリカの貿易黒字削減圧力と同じくらい強いよ」
俺「そっかあ、鬱陶しいだろうね」
ケイ「本当だよ。私のスマタってセックスと変わらないでしょ」
俺「多分そうなんだろうけど、セックスやってみるまでなんとも言えないよね」
ケイ「ひどい、あんなに頑張って、尽くしたのに。私のスマタ気持ち良くなかったっていうの」
俺「いえいえ、最高でした。もう挿入なんて大嫌い、スマタ万歳」
ケイ「うふふ、分かった? これが外交力ってやつよ」
俺は強かな中国デリ嬢の本国ばりの強圧外交に尻尾をまいて店をでる。結局腹上死するために挿入するのは至難の業だと分かった。
次のデリヘルで出会えたのは大きめのピンクな乳輪がとっても素敵なベトナム出身のユエンちゃんだ。
俺「何てチクビが綺麗なの。永遠にナメてたいよお」
ユエン「ダメエ、すぐ死にたがる男は彼氏にしません」
俺「君ね、古来から我が日の下ジャパンでは太宰治という死ぬ死ぬ詐欺の挿入師がイテだねえ...…」
ユエン「太宰は溺死の名人です。腹上死なんて不確かな自殺なんかやってません」
俺「おや、君は太宰読むのかい」
ユエン「太宰治はベトナムでは結構有名だよ」
俺「おお、太宰のどの作品が好きですか」
ユエン「うーん、津軽とか御伽草子とかなあ」
俺「御伽草子かあ、渋くて最高のチョイスだね。カチカチ山とか笑えるよね」
ユエン「カチカチ山いいよね。処女のうさぎに、変態中年のタヌキwww」
俺「俺がタヌキで君ウサギかな?」
ユエン「うふふ、泥舟の乗せて殺しちゃおうかな?」
俺「怖いよおおwww」
ユエン「太宰でも読んで気楽に生きて、また私のおっぱいに会いにきて」
俺「うん、分かったよお」
こうして俺はまたしても女子の肉体を自分の墓標にする崇高な目的に失敗する。なんて切ない失敗だらけの人生なのだろう。
軍資金は付きかけていた。俺は気合でデリヘル女子のオマタを開かせることを誓った。そしてモンゴル出身のオヨンチメグたんのパーフェクトなボディに最後の戦いを挑んだ。
オヨンチメグ「え、中学の時にいじめられたから、引きこもって腹上死したい?」
俺「そーなんですよ、モンゴルの令嬢よ」
オヨンチメグ「だめな男だねえ、しっかりしなよ」
俺「でもさあ、俺なんてさあ、負け犬だからさー」
オヨンチメグ「とりあえずそのいじめっ子を蹴ってきなよ」
俺「えー復讐されたらヤバいでしょ」
オヨンチメグ「じゃあ、警棒で武装しなよ」
俺「それって卑怯じゃない?」
オヨンチメグ「負け犬のくせに何言ってんだオマエ」
俺「あのーワイ一応お客様なんですが」
オヨンチメグ「オマエみたいな情けない男の精液浴びたと思ったら、反吐が出るわ」
俺「顔射してもいいって言ったのは、オタクでしょ」
オヨンチメグ「あたしは精液を顔に浴びることでオスの生命力を占ってるんだよ」
俺「モンゴル娘ってみんなそうなの」
オヨンチメグ「うーん、全員そうではない」
俺「モンゴルのために安堵したよ」
オヨンチメグ「とにかく明日からお前にモンゴル相撲教えっから住所教えろ」
俺「え、なんでなんで」
オヨンチメグ「鍛え直してやる」
結局モンゴル娘に鍛えられていじめっ子に復讐を遂げて、就職成就。7年後に苦学生のオヨンチメグと結婚した。
執筆の狙い
ポーにょpにょぽーにょぽにょーぽにょぷおおおおお