作家でごはん!鍛練場
あんどこいぢ

白いブラウスのロケット巨乳

 研究会、飲み会に続けてのファミレスでの一夜だった。席に案内されてもノートPCを開く気になれない。
 オーダーが先にきた。
 グレーのメイド服風上半身に、下半身はスラックスか? 左ヒップのうえに吊ったタブレット端末は、やはり紙のメモ帳に比べ風情がないな、などと思いながら、真人は、相手の顔を見あげた。
 すっきりした細面を、未だ無粋なマスクが隠しているが……。
 仁美だった。
 瑞々しく白い額が深夜のファミレスでは蝋のようになってしまっている。アルバイトのフロア係としてはマニュアル違反だろうが、他の客は奥の席の学生風の男だけ──。声を落としながらも、意外と不遠慮に話しかけてくる。
「先生、お疲れ? 急ぎの仕事?」
 微かにノートPCを顎で指す素振りを見せる。
「いや、今日もリポーターの一人だったんだが、そりゃ終わったよ。部屋に若いコ、泊まってるんだ。終電なくなっちゃったとかでね。それでベッドを明け渡してきたってわけだが、こんなオッサンのベッドじゃ眠らないだろう。朝までスマホでも観てんじゃないかな? 押入れにゃタオルケットも入ってるって教えてきたんだけどね……」
「今日初めて会ったコ? 部屋開けてきちゃって大丈夫なの?」
「ここ半年間皆勤賞ってコだよ。研究熱心なコだよ。ま、れいの場所は、あまり見ないようにっていってきたんだけどね。君のときだって──」
「私は勝手に観たりなんかしなかったよ。ちゃんと観せてっていって、そのあとだって、ちゃんと奴隷契約書、交わしたでしょ?」
「ああ……」
 れいの場所というのは、本棚のSM雑誌の棚なのだった。スチール製本棚のした二段──。そこだけカーテンをかけてある。結果的に仁美のようなM女性には、ある種の誘いになってしまっているようなところがあるのだが……。
 彼らが、そしていま部屋に残してきた彼女が関わっているのは、至極真っ当な英米文学の研究会だった。初めはイーグルトンの『文学とは何か?』の読み合わせ会だったのだが、そこからデリダ、ド・マン、スピヴァクなどへ……。そんな時代だった。
 真人はすでに、初期メンバーが学部生だった頃から落ちこぼれだった。英米文学研究などと称しながらフランス現代思想中心の当時の文芸批評界の雰囲気に、どうしても馴染めなかったのだ。従がって学部も中退である。
 だがメンバーの一人の岡崎という男が、彼を強く引っ張ってくれた。
 その男が手がけていたストーカー、ウェルズ、そして映画製作会社のハマー・プロについてのHPの立ちあげなどにも誘ってくれ、いま彼は、一応ウエブデザイナーという肩書きになっている。
 そして問題の研究会で同会のHPの運営状況などを報告するので、仁美など若い世代のメンバーたちにとっては、やはり先生方サイドのひとといった位置づけになっているのだった。
 とはいえあのオッサン、実際のところ何やってるひとなの? といったヒソヒソ話は絶えない。紙の本になるものではないが、軽目の翻訳なども手がけているのだが……。
 そんな彼のセカンドワークが、海外有料アダルトサイトへの誘導のブログだった。いわゆるエログである。そこには下手な自作小説なども載せてしまっているので、とても知り合いに見せられるものではないのだが、仁美はそこから跳べるチャットのサクラなどもやってもらっている女性なので、この店でも深夜、そのブログの作業をすることがあった。
 本当に店員としてはレッドカードだと思うのだが、真人が当該ブログで紹介する動画を観ていたりすると、コーヒーを換えにきた彼女がフンッと鼻を鳴らしたりする。堂々と身を屈め、……というのは少々矛盾した表現だが、なんら悪びれることなく取りあえず客である彼のPC画面を覗き込んでいるのである。
『先生ってホント、こういうひと好きね。完全オバサンじゃない。私だってもう三十四だけどさ』
『完熟オバサン……。公称五十一ってんだから、ひょっとして六十、いってんじゃないかな。左の乳首が真っ直ぐ勃たず、四時のほう向の乳輪のボツボツの大きいのに引っ張られちゃってる感じが、味があるだろ?』
『いやらしい──』
『確かに──。でも悪趣味じゃないよね? いい趣味だ』
『悪趣味だよ。当然──』
 仁美も先述の研究会のメンバーだったわけだが、真人とそうした関係になってからは、あまりそこでは見かけなくなってしまった。
 そしてある日、ここの近所のスーパーでバッタリ──。近くに越してきたのだという。真人にとって実は怖い状況なのかもしれなかったが、そんな風に考えるのもなんだか〝しょってる〟な、などと反省し、こうして会えば、他愛ない会話を交わしたりしているのだった。
 さらに、プレイへの誘いはメールでくる。
 ──今夜、空いてる?
 もともと岡崎の院生の一人だった。
 結構優秀だったのに文学研究もやめてしまって……。岡崎には知られたくないストーリーだった。
 この席での滞留がやはり長くなり過ぎていたのだろう。彼女はコホッと咳払いすると、
「ホットコーヒーでいい?」
 と、もう端末を操作している。
「こんな時間に悪いんだけど、なんでもいいから、食べられないかな? ビールのエグ味が、妙に残っちゃってて……」
「了解……。適当でいい?」
「ウン。とにかく面倒くさくないヤツでいいから……」
 彼女はすでに踵を返し、手を振りながら去っていくところだった。大した接客態度だな、と思いながらも、真人は妙にホッとしてしまうのだった。
 ?
 十数分後、運ばれてきた料理はオムライスだった。
 ところで、いま部屋にいる彼女のほうなのだが、彼女もまた文学部関係の院生のようだ。英文だったか仏文だったか? もう単位取得済みだといっていたから、社会的身分はかえって不安定なのかもしれない。
 仁美の顎のラインはややシャープ過ぎるのだが、問題の彼女のほうは本当に整った美人だった。さらに幼気な一面もあって、研究会後の飲み会がダラダラし始めた頃、隣りで腕時計を見つつ、
『あっ、終電……。帰れなくなっちゃった……』
 と呟いた姿は、保護欲唆り捲くりの子猫のようだった。
 だが真人はあえて無視した。
 俯いて左腕の静脈辺りを見るそんなポーズでさえ、彼女がジャケットを脱ぐ際などの白いブラウスのロケット巨乳を想起させるものなのだった。そのように、自分の魅せ方を本能的に知っている女性は、概してファム・ファタールだ。
 くわばらくわばら、と思っていると、彼女のさらに隣りの岡崎が、すでに大学教員になっている者としてはなんとも不用心な台詞を吐く。
『ならウチ、泊ってく?』
『エッ? だって先生、パートナーの方、いらっしゃるんでしょう?』
『ウッ……。いきなり核心、突いてきたね。でもそれじゃ逆に、こりゃいけそうだなって誤解あたえちゃうよ?』
『ええ、確かに私、こういう会合のあと一人になるの、とっても寂しいんです』
『ウヒョヒョッ』
 真人は、何がウヒョヒョだ、と心のなかで舌打ちしながら、もう泡がなくなってしまったビールをチビチビやっていた。
 岡崎はその女性の指導教官というわけではないのだが、一応立場が立場であり、他ほう彼女はおそらく就職難に喘いでいるだろう博士後期課程の院生なのだから、あとになってセクハラだなんだという話になれば、結果は一目瞭然である。
 馬鹿だなあ……。岡崎……。
 としみじみ思っていると、耳に入ってくる彼女たちの会話が、妙なほう向に流れていく。
『残念です、岡崎先生……。私、中央線じゃないんですよ……』
『いやだから、ゆっくりしてってくれていいんだって……。連れ合いも城南大の助教授なんだけどね、いま学会で遠征中だし、僕だって彼女だってなんたって『なんクリ』世代だからね……。ちょっと古いテクストだけど、『なんクリ』、分かるよね?』
『それについては当然の助動詞〝べし〟ですけどね』
『でしょ? だからさあ……』
『でも翌朝また新宿にでてっていうの、やっぱちょっと、辛いんですよ……』
『そう? 彼女帰ってくんの来週なんだけど……。そうすっと二晩あるわけだよ、僕たち……。去年フランクフルトで撮ってきたベンヤミンの書き込み入りの蔵書のコピーだって、見せたいしさあ……。ピレネーの黒い鞄以外にあんな資料、でてくるなんてねえっ……。ソレルの『暴力論』なんかもあってさ、ベンヤミンの『暴力批判論』の成立過程、丸解りだよっ』
『でも……』
『それじゃ君、そもそもどこへ帰るんだっけ? また新宿にでてってことは……。そっちの彼……。酒井君……。そっちの彼は京王線だよっ』
 真人がついついそちらを見てしまうと、彼女とばっちり眼が合ってしまった。
 その向こうの岡崎は、グラスを掲げ、ニカッと笑っている。彼の脳内では己れの欲望を抑え、旧友のためナイスアシストを決めてやった、などといったストーリーができあがっていたのだろう。未だバブル時代の馬鹿学生気分なのだ。愛すべき男ではあるのだが……。お互いもうアラ還なのである。
 ところで、真人のその部屋は仕事部屋だ。
 実際の塒はといえば彼はいわゆる〝子ども部屋おじさん〟だった。
 それにしても問題の彼女だ。
 近距離で視線を合わすと、クリッとした瞳はまさに黒曜石──。鼻すじもギリギリで可憐さを保つ高さで、もう少し高くなるとやや驕慢な感じか? 柔らかそうな頬はどちらかといえば可愛らしさのほうに流れていて、唇は意外と肉感的なのだが、さらにしたに控えているのが、先にも触れた白いブラウスのロケット巨乳なのだ。岡崎などは迂闊なもので、堪らんなあああっなどとなん度も口走ってしまっている。
 紺のジャケットを羽織れば意外と大人し気な女性に変身するのだが、それとて禁断の果実の魅力だ。
 ゆえにくだんの部屋へのエスコート時も、ずいぶん気を使わなければならなかった。終電前の空いた各停だけが、今夜の帰りの唯一の救いだった。
 しかし真人が仁美にいった研究熱心なコだという印象もまた、あながち世辞ではない。駅前からの歩きでも、弛みなく文学談義が続いた。
『ピレネー越えの黒い鞄に代わる新資料──。ベンヤミンについてもMEGAみたいな全集、でるんでしょうか?』
『全集って、マル・エン全集? いまでもまだドクターってことにもなると、あんなモン読まなきゃなんないんですかね……』
『ええまあ、振りぐらいは……。先生の今日の報告だって、『資本論』通読、前提だったじゃないですか……。アシモフの心理歴史学の批判だったのに……』
『先生って、俺? いやあれは、ただの経済原論ですよ。日高さんの……。有斐閣の……』
『私は岩波全書のを読みました……』
『エッ? それじゃかえって解り難かったでしょ? 教祖様なんですがね、ありゃやっぱ、悪文ですよ。でも今日の俺のあれ、あのひとのシュムペーター批判の焼き直しなんですけどね……。ああでも当然、マル経なんか知らなくたって、ちゃんと分かるようにしてるつもりだったんですけど……』
 そんな回想に浸っていたためか? ここで済まそうとしていた作業はまったく進まなかった。ラップトップをあげるくらいは一応していたのだが、もうずっと節電のための黒い画面だ。
 日がだいぶ短くなっている。
 花壇の向こうに見える歩道が、アッという間に攻撃的光を放つようになる。
 やがてそこに、意外と高かったんだな、……という黒い靴のヒールが通りかかる。
 あまり鼻のしたが伸びないよう意識しながらあのロケット巨乳どうようピチピチのヒップを拝んでおこうかと視線をあげると、歩み去りつつ、彼女が手を振っている。
 真人がいることに気づいていたようだ。
 仁美の場合もそうだったのだが、こういう一見雑な感じが、逆に安心できるのだった。でなければやはり、駅まで送ったほうがいいのかな? などと考え、アラ還には辛い選択を強いられることになっていただろう。
 とはいえ彼は、立ちあがって部屋に帰らなければならない。ドアのうえの隙間に差してもらっているはずの鍵も回収しなければならない。
 PCを終了させるためタッチパッドに触れると、どうやらお礼のメールが届いているようだ。

白いブラウスのロケット巨乳

執筆の狙い

作者 あんどこいぢ
softbank126203219206.bbtec.net

またしてもエロ・シーンに到達していない、第一章だけのSM小説の投稿になります(女性=M、男性=S)。

どうも済みません。

とはいえ今年も『第 33 回フランス書院文庫官能大賞』様の締め切り日が迫ってきていますので、この文書は左記のための企画の合意モノ版スピンオフという形になります。

最近私は起承転結でなくエモーショナルライティングで章立てを考えているのですが、可能なら次の投稿は、予定ではメイン・ヒロインの導入編となり直接的エロ・シーンは含まれない第三章ということになります。
(たとえば PASONA なら第二章は Agitation ということになるので、思いっ切りエロエロなことをやってしまって、「どうだ? 最後まで読めば巨乳インテリ・ヒロインのほうがこれよりもっと凄いことされっぞ!」、となるわけです。それで第三章 = Solution はヒロインを陥れる準備はできた、責め具も揃えた、ということになるわけで直接的エロはなしというわけですが、これは凌辱版のほうの話でしょうかね?)

それでは皆様、よろしくお願いします。

コメント

しまるこ
133.106.55.60

全体的に親父臭がすごいですね。タイトルは好きです。作者が頭を物語の中に突っ込みながら書いてるような印象を受けました。少し離れて、作品を読んでいる読者の方まで、見ている景色を遠望できたら、筆致も変わってくるように思いました。

あんどこいぢ
softbank126203219206.bbtec.net

しまるこ様

お読みいただき有り難うございます。

ある程度は自覚していたのですが、「親父臭がすごい」というのは、エロとして、致命的なことかもしれません。
リアルの私も本当にエログを開設していたのですが、大抵のAVは男優臭がすごくて、それなのに私はエログに載せるからには全編視聴しようなどと考え、実行し、記事三本ぐらい投稿した段階で挫折してしまいました。
「作者が頭を物語の中に突っ込みながら書いてるような印象を受け」るという点も、同様に致命的だと思います。

無理して若振ってもしょうがないので今後はリタイアして暇になり始めるだろう同性代に向け書くしかないか、などとも考えているのですが、その同性代に馴染めなかったことがこんな状況になってしまった一因ですからね……。

本当に低迷しています。

おそらく意味が取れない文章が多かったのだろうなという点については今後も精進を続けていくつもりなのですが、現在ネット環境が不安定で、そのためあまり時間がかけられないということもあって、雑な投稿になってしまいました。
どうも済みません。

失礼しました。

しまるこ
133.106.222.51

おはようございます。

描写はリアルでした。

『完熟オバサン……。公称五十一ってんだから、ひょっとして六十、いってんじゃないかな。左の乳首が真っ直ぐ勃たず、四時のほう向の乳輪のボツボツの大きいのに引っ張られちゃってる感じが、味があるだろ?』

こんなセリフや、着眼は、あんどこいぢさんでなければできませんよ。

変えようと思っても変えられないところは人間ありますから、そのままのあんどこいぢさんのままでいいと思います。その感性のまま読者の方に目を向けられたら、と思いました。

ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ
157.140.5.103.wi-fi.wi2.ne.jp

あんどこいぢさま
読ましていただきました。

変に、小説にする必要がない気がします。

・その女性の指導教官のロケットおっぱい
瑞々しく白い額が深夜のファミレスでは蝋のようだ。アルバイトのフロア係としてはマニュアル違反。指導をしてくれそうなロケットおっぱいだ。
・完熟オバサンのロケットおっぱい
公称五十一ってんだから、ひょっとして六十、いってんじゃないかな。左の乳首が真っ直ぐ勃たず、四時のほう向の乳輪のボツボツの大きいのに引っ張られちゃってる感じが、味があるだろ?
・メイド服風上半身のロケットおっぱい
・白いブラウスのロケット巨乳

タイトルは「ロケットのおっぱい」

電車で、おっぱいばかりと対話している。エロス全開のパワーのみなぎるエロオヤジ。
回転寿司で流れてくる女性のロケットおっぱいという主題ですかね。小ぶりのロケットおっぱいも書けるし、、、おっぱいって無限の可能性がある。無限の形がある。
そんなテンポの良い。官能でよいのでは?
間違いなく、いまのままでは、他の作家よりインパクト不足でみてもらえません。
あなたの「四時のほう向の乳輪のボツボツの大きいのに引っ張られちゃってる感じが、味があるだろ?」をそのまま出せるように、創作を持っていったほうが手っ取り早く読まれるのでは?

あんどこいぢ
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しまるこ様

再訪、有り難うございます。
私は「こんばんは」と書きだそうと思っていたのですが、もう日付けが変わってしまいました。

どうも済みません。

詩というのはなんなんですが、以前私は詩のサイトに行分けの文書も投稿していまして、そこではおばさんに関する文書を多数投稿していました。
でもそこでのラスト一年くらいはあまりポイントなどもつかなくなってしまっていました。
〝ああ、またか〟といった印象を与えてしまったというようなこともあったでしょうし、私自身も、そうした〝おばさん詩〟的文書に関してはやり切った感みたいなものがありまして、さらに、マンネリ感みたいなものもありました。

エログでもそうした文章で『エッチな0930』などを紹介しようかと思っていたのですが、実在人物を対象にそんなことを書いてしまうと、それはもう悪口にしかならないな、などと反省し、やめました。
そのエログはメアドの変更手続きがうまくいかずずっと編集画面に入れなかったのですが(上記詩のサイトも同様です)、今年初めになぜか入れたので、もう書きあがっていたエロ小説を投稿したところ、〝他人に不快感をあたえるワードが含まれています〟みたいな表示がでてしまって、新しい記事として反映されませんでした。
どの言葉が悪かったんでしょうね? などとここで聴くことではないのですが……。

失礼しました。

あんどこいぢ
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ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ様

お読みいただき有り難うございます。

実は私はお尻派なんです。
この文書は他の小説投稿サイトにも投稿していて、タグとして「アナル」とか「浣腸」とか「肛虐」とかを入れてしまっています。
競争相手が少ないタグなのに私のPV、あがりませんね……。
以前は投稿後二日ぐらいはポイントなども付与されていたのですが、今回はそれも完全になしです(ここへの投稿より一時間ほど前に投稿したのですが……)。
なんらかの規約に触れてしまっているのかもしれません。

一応小説の企画として一年ほど前、『幻のジュゴン乳首を求めて』という企画を考えていたのですが、当初はギリギリで R18 指定なしでいけるものに、……と考えていました。
でもそれも無理そうだなと……。
話自体は青い鳥的なもので、中学生時代に観た自動販売機本(そういうエロ本が昔あったのです。ネットがない頃の話です)のなんちゃって女子高生のおばさんの、まぁ、多数意見としては汚い感じだろうジュゴンの口みたいになってしまっている乳首が忘れられず、そんな乳首を求めおばさんばかり狙っているおじさんの話です。
おじさんの夢小説ですのでそのおじさんにアプローチしてくる若い娘がいるのですが、そのおじさんはそういった趣味ですので若い娘には興味がないのですが、そのコの乳首こそが、……という……。

無理して小説にするのも辛いのですが、私は絵が描けないので漫画にもできませんし……。詩もね……。

失礼しました。

中村ノリオ
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『幻のジュゴン乳首を求めて』!!
こんなシュールで笑えるタイトルはなかなか無いんじゃないでしょうか。
ジュゴンの口のような乳首っていうのは面白い表現で、頭の中でありありとイメージできてしまったのが何だか厭でした。

官能用語辞典に載せたいですね。

ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ
118.103.63.150

あんどこいぢさま

官能小説を読んだことがないので少しばかり読んできました。
どの作品もかなり深く、男と女のエロスの生命が淫らに、混ざり合っていることにびっくしました。

そのなかで、『幻のジュゴン乳首を求めて』なんだそれは?
とは、なにますが、生命の根本を辿ると、ミルクとかになってくるのでは?
偉大なる母の中に泳ぐ天の川銀河。織姫と彦星。
文学の中でも官能小説は、紫式部をはじめかなり古い芸術ですからね。
日本の浮世絵なども、エロエロ満載。

シュールな乳首とミルクを求めて、男どもは藻掻いている。
ちんちんをどこまで伸ばそうと、官能小説を書く。偉大なるお母さんのお腹の中で。


他人の評価なんて、風まかせですよ。
変に読まれようとせず、自分のちんちんがギンギンになる作品を書き綴っていれば、きっと死んでから、読まれるかもしれない。
私は、いつもそれくらいつもりで綴っています。

慌てず、その表現力を活かせば、サソリを飲んだちんちんになれますよ。
いつか、お母さんが、生々しい潮を吹くシーンも目に浮かんできます。笑

まとまっていませんが、お互い作家として鍛錬していきましょう。
ゲイではないので、私には手を出さないでね♡笑

あんどこいぢ
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中村ノリオ様

訪問有り難うございます。
そして返信が遅くなってしまい、どうも済みません。

昨日は現実世界のほうでお客様が多く、といっても置き薬の営業の方々だったりしたのですが、なんだか妙に疲れてしまって……。
友人関係などでは完全に孤立化が進んでいて、私もいつか、そういった営業の方々の訪問が待ち遠しくて堪らなくなってきたりするのでしょうか……。いやすでに、先ぽうにはそんな風に思われているのかもしれませんが……。

『幻のジュゴン乳首を求めて』というタイトルに関してなのですが、このタイトル、どこかヘンに引っかかるところがあって、ひょっとして誰かの作品と被っているのではないかなどとも考え、それで章立てだけ作って本文の執筆にはかからなかったのですが、検索してみるとジュゴンそのものが幻の生物ですので検索結果はいろいろでるのですが、小説や漫画にはヒットしませんでした。

実際に執筆するとなるとラスト、身近にいた青い鳥に辿り着くまで少なくとも五人ぐらいは乳首遍歴させなければならないと思うので、さまざまな乳首を考えなければなりません。それもちょっと辛いですね……。いまちょっとモグラ乳首なんてのを考えましたが、中村様は、モグラ乳首はイメージできますか?

失礼しました。

中村ノリオ
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モグラ乳首ですか。

・・・・・・想像できてしまいました。
ただしそれは普通のモグラではなく、ホシバナモグラの鼻先がヒトデのように広がった形の乳首です。
宇宙人の美女を口説いて服を脱がせてみたら乳首がそんな形をしていてビビったものの、それでも美人だからとことに及ぼうとすると、乳首だけでなく下の方も特殊な形をしていて大変なことになってしまう、というストーリーをイメージしました。
下の方には棘がついていたり細かい吸盤がついていたりで、男の一物を絶対離さず精を搾り取ってしまうというような。
ちなみにその美女の姿はテレビゲーム鉄拳8のゲームキャラ、リリ(知ってますか?)と似ている・・・・・・。

話が変わりますが、私も完全に孤立しています。でも営業の人の訪問が待ち遠しくなったりはしないですねえ。
あんどこいぢさんはコメントが面白いですね。
小説の方もその調子で力を抜いてみたら味のある作品が書けるような気がしないでもないんですが、どんなものでしょう。

あんどこいぢ
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ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ様

再訪有り難うございます。

そして誠に申し訳ありません。
官能小説は確かに古いジャンルなのですが、私は富士見ロマン文庫などの本当の古典と呼べるような官能小説は、大抵終わりまで読めず、挫折してしまっていました(澁龍訳のマルキ・ド・サドなどが収められていた文庫だったのですが……)。
最近、といってももう五年弱経ってしまっているようなのですが、カバーをゴキブリに食われてしまったっために押入れの隅に追いやられ、逆に捨てられず残っていた同文庫の『ドリー・モートンの思い出』という作品を読んでみたらやはりよかったのですが、しかし私としては、とてもエロ本として使えるシロモノではありませんでした。
奴隷解放以前のアメリカが舞台で、ヒロインが森の小屋で輪姦されるシーンがあったのですが、その森や小屋の描写が『ハックル・ベリィの冒険』にも迫るな、などと偉そうに感心していたら、訳者あとがきによると作者はフランス人らしいということで、全然駄目駄目な感想だったようです。

それから私は、母モノというか近親相姦モノはちょっと苦手で、にも拘わらず私が好きだった熟女AV女優さんたちはそうした作品にも多数出演していましたので、これは義母なんだと思う込もうとしながら観たりとか、随分馬鹿のことをやっていました。
あとそうした女優さんたちの出演作の多くが痴女モノになってしまうという点も、私としては残念でしたね……。

小説でも砂戸増造という方の『母淫虐』という本はカバーの絵が良かったので読んではみたのですが、どうもノリ切れませんでした。
ただヒロインを調教している少年二人が互いの奴隷(と言っても彼らの実母たちなんですよね……)のパンティ(←確かまだこの表記だったと思います)を交換して弄ぶというシーンがあったのですが、そういう恥ずかしいものを剥ぎ取られたうえそんなふうに第三者の手のうちで玩弄されてしまうというシーンは、これはヒロイン二人にはさぞ屈辱的だろうな、などと思い、私もなん度かパクッたりしました(珍しくはあってもこれくらいなら一般性があって、盗作にはならないだろうなと考えてのことだったのですが、実際のとこ、どうなんでしょうね? 第何回目かのフランス書院文庫官能大賞には落ちましたが……)。
さらに凌辱系官能小説では猿轡替わりに、ヒロインみずからの匂いが染み込んだパンツを押し込まれる、……などといったシーンも定番の一つなのですが、それをダブルヒロインそれぞれのモノの交換でやってみたりとか……。

なんだか露骨な話になってしまって、どうも済みません。

失礼しました。

あんどこいぢ
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中村ノリオ様

『鉄拳8。2分ちょいで分かるリリ実戦コンボ集』、観てきました。

パッと見童顔なのに凛とした感じ? といった印象で合っているでしょうか?

だとしたら本作のヒロインのルックスについて目指しているタイプと同種の〝美人〟なのですが……。
それに対しサブ・ヒロインのほうは面長大人顔クールビューティで……。

ちょっと手間取ってしまいましたが第二章執筆にかかりました(どうもポイント付与が停止されているらしく不安な要素が多いのですが……)。
サブ・ヒロイン仁美によるアジテーションの章になります。
すでにあるひとの調教を受けている彼女はその肉体にもさまざまな刻印を受けてしまっていて、乳首ではないのですが黒ずんだカリフラワーのようになってしまっている部位があったりするのですが……。乳首に関しても洗濯バサミで挟まれたり待ち針で刺されたり(主人公はドSなのにヘタレなのでそういう本当に痛そうな責めは苦手という設定。本気の鞭打ちとかも……)などしているので、おそらく……。

失礼しました。

中村ノリオ
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黒ずんだカリフラワー・・・・・・。

怖すぎます。
さすがにこれは想像できない、というか想像したくないですね。

リリの印象は大体合ってます。

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