作家でごはん!鍛練場
西山鷹志

愛の絆

  ある湖畔にある公園の片隅で二人の男女が話し合っていた。
  恋人同士なのだろうか二人とも真剣な眼差しで見つめ合う。
  だが女の方が突然切り出した言葉は「さようなら」真弓が信じられない言葉を発した。
  そう言うと真弓は、いっぱいに溜めた涙を瞳に浮かべて去っていった。
  坂本博則は、さよならの言葉に、ただ呆然と見送るしかなかった。どうしてこんな事になったのだろうか……
 『真弓……俺は君を忘れられない』
  博則はいなくなった湖畔の公園で、消え入りそうな声で呟いた。
 彼女の去ったあとの公園は、光に遮られた寂しい公園と変わっていた。
真弓が傍に居ると雨の日でも、雨音が楽しいメロディーに聴こえたのに。
それほど真弓の存在が博則には大きかった。

  博則の父親は地元では、まぁまぁ名の知れ渡ったスーパーの経営者だ。
 この街だけでも七店舗の店があり県外合わせて十七店舗ある。
 だが全国展開する大手のスーパーが、この街にも入り込み経営は徐々に圧迫されていた。
 店の規模、流通の面でも太刀打ちできない。こちらが値下げすると大手スーパーは更に値下げする。値下げ合戦に入ったら資金力に勝る大手には勝てない。もはや為す術がなくなった。
そんな矢先に、博則の縁談が持ち上がった。いわゆる政略結婚だ。経営者である父は会社を立ち直すために有力なコネが必要だった。武士の時代じゃあるまいし、まさかそんな事を父が企てているとは……だがこのままでは一年後には大手企業の圧力に押されて、店舗縮小に追込まれ、やがては破綻するだろう。

真弓は普通のサラリーマンの娘だった。
 景気の良い頃は、博則の家族ともども歓迎してくれたのに、数年後には結婚しようと約束していた二人だったが父は真弓の事を知りながら非情にも、銀行頭取の娘と強引に縁談を進めてしまった。もちろん博則は反対したが、いずれ後を次ぐ後継者の博則に父は託したのだ。
 博則は、その事を真弓に隠していたが真弓の知る事となった。
父は銀行がバックアップしてくれれば経営を立て直せるそう思ってのことだ。
 真弓は優しい、博則の事情を知って、私が博則の前から姿を消せば全て上手く行く……だから自分から身を引いたのだ。さよならの訳はそれが原因だろう。真弓の気持は嬉しい。だが真弓の心情はどうなのだ? それを考えると博則は胸が張り裂けそうだ。

 本当は真弓を引き止めたかった。でも、それでどうなるのだ。博則がすべてを捨てて真弓と共に生きて行きたい。それが本音だ。しかし父の会社が傾けば従業員とその家族はどうなるのだ。全従員にアルバイト・パート合わせて二百五十人以上も働いている。その家族を合わせれば千人近い人が路頭に迷うことになる。会社に席を置く博則にも責任はある。従業員とその家族まで犠牲にして愛を貫くのか? そんな事は出来ない。愛か……それとも多くの人の幸せか。人の幸せまで奪って愛と呼べるのか? 結局は会社の安泰を優先してしまった博則だった。そんな時に父から一言。
「博則良く決断してくれた。これで会社も絶ち直せるよ。ありがとう」
父の言葉は嬉しいが、やはり真弓の事を考えると複雑だ。
それから半年後、博則は披露宴会場に主役として座っていた。隣には博則の好みとは違う頭取の娘の花嫁が座っている。そして、お色直しとなり会場の人達の祝福を受けて、会場を出て羽織袴から真っ白いタキシードに着替えた時のことだった。
その入り口に真弓の妹、真奈が涙を浮かべて、そこに立っていた。
真弓の妹は良く知っている。だがあの明るい真奈とは違う切迫した顔で、博則は驚き真奈に声を掛けた。
「真奈さん。どうしたの?」
「ごめんなさい……大事な日な事は分かっています。こんな所に来てはいけないのも分かっています。それを承知で来ました。もう一刻の猶予もないのです。だから最後に聞いて下さい。姉の真弓が、さっき自殺を図りました。危篤状態が続いています。うわごとで貴方の名前を呼び続けています。私はいたたまれなくなり此処に来ました。ごめんなさい」

 「え!? 真弓が自殺を図った。なんでどうしてですか」
 「決まっているでしょう。生きる事に希望がなくなったから。姉は貴方の為に身を引いたけど心の奥底まで誤魔化せない。本能的に自殺を図ったと思うの」
「真弓、なんと早まった事を……そう全て俺が悪い。俺が追い込んでしまった」
 もう博則は頭が真っ白になった。いま披露宴の最中と言うことさえ忘れて、博則は真奈の手を取って、引き止める関係者を後にタクシーに乗り込んだ。
「ごめんなさい。博則さんを苦しめたくなかった。でも私にも大事な姉です。もし博則さんに気を使って姉が万が一亡くなったら私以上に博則さんも悲しむと思って」
「良く知らせてくれた。君は間違った事をしていない。妹としての気持も分かっているから」
タクシーの中で頭を抱えながら、真弓のあの笑顔を思い浮かべた。
 「真弓、早まったことを。俺のことを思って……すまない真弓」
 その病院の緊急治療室では、真弓は医師の治療を受けていた。博則と真奈はタクシーを受付で真弓の状態を聞いた。医師の隣に居る看護士が博則に気づいて声を掛けて来た。
 「貴方が博則さんですか。貴方の名前を彼女が呼んでいます。今は意識がありませんが、助かるか助からないかは彼女次第です。でも彼女は生きると言う意志がありません。貴方がそれを与えてください」
 病室に入ると、真弓は口に酸素マスクと沢山の管が何ヶ所も体に繋がれていた。なんと痛ましい姿だろうか。博則はベッドに歩み寄った。
 「真弓! それほどまでに、すまない。それなのに俺は別な人を選んだ」
 博則は彼女の手を握りしめ真弓の名前を呼び続けた。
 「真弓! 俺を置いて逝かないでくれ、俺と一緒に逃げよう」
 それから数時間後、真弓の手がピクリと動いた。
 「せ、せんせい真弓が、真弓が……目が覚めたようです」
 更に一時間後、真弓の呼吸は安定し、やがて目を開けた。
 「まっ真弓、俺だよ。博則だ」
 「ひ……ひろのりさん。どうして此処に?」
 白いタキシード姿を見れば、どこに居たか誰でも分かる。病院に入るなり白いタキシード姿を見て周りの人々は驚いていた。
「真弓……俺の為に生きてくれ。そして俺と結婚してくれ」
「なっ、なにを言っているの?  貴方は結婚披露宴の最中でしょう」
「もういいんだ。俺は真弓が居ないと生きて行けない。真弓も同じだろう? 二人が離れる事は死を意味することだよ」

 理由はともあれ、来客や花嫁を置いてここに来た事は何を意味するのか、たぶん今頃は、披露宴会場は大騒ぎだろう。案の定、結婚披露宴会場は大騒ぎになっていた。花嫁が式場から逃げた事は聞いた事はあるが、これだって前代未聞、ましてや花婿が逃げるとはあまり聞いた事がない。同時に相手の親から博則の父が責められていた。
 「坂本さん、これは一体どういう事が説明して下さい」
 博則と結婚する相手は大声で泣き、その母もどう慰めて良いかと伏せっている。
来客も祝福する為に来たのに戸惑っている。会場は収拾がつかず式場のスタッフは大あわて。
 だが花嫁の父で銀行頭取は怒りで顏が真っ赤だ。頭取の面子は丸潰れだ。娘が式場で花婿に逃げられたと永く噂されることだろう。いい恥さらしだ。
 博則の父も母も相手に対しても、お祝いに駆けつけた来賓の方達に土下座して詫びるしかなかった。博則の両親は、もはやどう言い訳しても許されるはずがない。ただただ赤い絨毯に頭を擦り付け詫びるだけだった。
「坂本さん、これほどの恥を搔かされたのは生まれて初めてだ。私が良いとしても婿に逃げられた娘はどうなる世間の笑い者だよ。覚悟して置くんだね。高くつく事を」
 
数週間後、相手からは莫大な慰謝料を請求され、当然ながら銀行からは融資も打ち切られた。それから半年後、会社が倒産する前に全ての店舗を売払、債務に充て従業員の退職金に充てた。博則は当然親から勘当された。いやそうしないと相手や出席してくれた方々に対して申し開きが出来ないからだ。
博則も分かっていた。両親に申し訳ない事をした。親は当然だが相手に大きな迷惑をかけた。しかし自殺までしようしとした真弓を見捨てる事は出来ない。勘当された博則は、その日のうちに真弓を連れて出て行った。それから博則は人目を忍んで、真弓と東北の片田舎で細々と暮らしている。家を出る時、父母にお詫びの置き手紙を残して来た。それから何度も詫びの手紙を送った。父からなんの返事がなかった、当然だろう。頼りにした息子がやらかしてくれた。許される訳がない。それから一年後のある日、父が尋ねて来た。
「おやじ……」
 張り飛ばされようが蹴飛ばされようが覚悟した。
驚いて博則は、それ以上に言葉が出なかった。詫びるよりも先に頭を床につけて謝った。

 同じく真弓も土下座して謝った。ところが父親は穏やかな表情で、こう言った。
「博則、どうだ。元気でやっているか」
意外な父の言葉だ。てっきり張り飛ばされた後、罵声を浴びると思っていた。真弓は一番責任を感じている。全てが自分が自殺を図った事から始まっている。
「お父様、全て私が悪いのです。どうか博則さんを許しやってください」
真弓も博則の父の前で詫びる。
「真弓、君は悪くない全て俺の責任だ。俺は真弓の愛に応えだけだ」
 真弓も驚き、頭を畳につけて誤るばかりだった。
「二人共もう良い、過ぎた事だ。二人を攻めに来た訳ではない。全て私の経営力の無さから始まった事だ」
父は静かに黙々と語り始めた。あの披露宴の一週間後、博則の父は病院を訪ねて真弓の治療を担当していた看護士からも事情を聞いて知っている。そして真弓の妹、真奈の父母が尋ねて深く詫びると同時に二人の愛の絆を切々と語ったそうだ。
「真弓さん、頭を上げてください。貴女や博則を責めに来たんじゃない。聞いたよ、自殺しようとして一命を取り戻したんだってね。貴女の両親も何回も何回も詫びに来たよ。最初は私も怒り心頭で追い返したけど、考えて見れば私が悪い。会社を立て直そうと必死だった。それを知った真弓さんは身を引いたんだよね。しかし結婚式当日、生きる意味を失い自殺を図った。それを知って妹さんが式場に駆けつけたんだね」
「申し訳ございません。まさかこんな大事になると考えもしなかった私を許し下さい」
「いや二人の仲を引き裂いたのは私だ。貴女と息子の事をもっと考えてやるべきだった」
 
  父はやっと気がついたそうだ。会社よりも大事な事があることに。
  家族の絆、愛の絆は何事に代え難いことに。
 父は店舗も財産を処分して博則に、もう一度夢を託し決意で来たのだった。
 「俺はもう年だ。本店と十七店舗すべてを売払った。なんと家だけは売らずに済んだが。倒産する前に店を畳んだから従業員に退職金を払っても、多少の資金は残っている。小さい店くらいだったら、金は出せる。お前達二人で、一からやって見ろ。失敗しても構わないから。俺が政略結婚をさせようとしたばかりに真弓さんが死の淵に追いやられ、お前は世間に顔向け出来なくなった。その罪滅ぼしだよ」

 博則は父の気持ちは痛いほど分る。父が築きあげた物を壊した。愛を貫いた事が良いと思っていない。しかし真弓の愛は受け止めたい。そんな狭間で博則は苦しんで来た。
 こうなったら、もう一度掛けて見よう。
 それから間もなく父の願いと、真弓の後押しで父の志を告ぐことにした。
 でも地元ではもう商売は出来ない。完全に信用を失ったから、それならこの東北の地で立て直ししかない。資金は充分とは言えないが、この地なら大手のスーパーもない。貸店舗を改良して中規模程度のスーパーをオープンさせた。仕入れと流通面は父が昔のコネで探してくれた。競争相手が居ないから予想以上に繁栄して行った。真弓も一生懸命支えてくれた。

 博則は経営のノウハウは良く分かっている。これまで父の下で働いて来た。地域により何が売れるかも勉強した。真弓もスーパー経験はゼロだが一から学んだ。その献身ぶり見事なものだった。一年過ぎた頃から経営も軌道に乗り出した。それでも慎重に経営を進めた。二度と失敗は許されない。三年目にして二店舗目を開業した。もう父は隠居して一切経営には口を挟まなかったが、強力な人材を提供してくれた。以前経営していた時の従業員達だ。勿論地方だから東北の地に来られる人は限られるが、それでもまた一緒に働きたいという人達が集まった。ベテラン社員だから全てが分かっていて頼もしい人達だ。
「ぼっちゃん、久し振りです。また一緒に働けて嬉しいです」
[池田さん、ぼっちゃん、は止して下さいよ。でも良く来てくれました。助かります]
「ハッハハもう立派な経営者でしたね」

 月日は流れて十年、博則はいま社長室に居る。子供も男と女の二人来年はもう小学生になる。真弓の内助の功もあり、また十数店舗の店が稼動している。噂が広まりまた一人と昔の従業員が加わり、来る気があれば元従業員を優先的に雇い入れて、少しでもあの時の償いもした。父は十七店補まで伸ばしたが無理する事はない。まず安全経営が第一だ。二度と従業員を路頭に迷う事はさせたくない。そんな経営方針から従業員から慕われるようになった。
 今朝も、家を出るとき妻の真弓と子供達に見送られ、今ここに(社長室)居る。十年ひと昔と良く言ったものだ。
 あの時、式場を抜け出し相手には本当に申し訳ない事をした。それも今では噂さえなくなった。ただ沢山の人に迷惑は掛けたが許してくれとは言わない。俺達は愛の絆を貫いた。
 社長室から見える、五月の空は真っ青に澄みきっていた。

 了

愛の絆

執筆の狙い

作者 西山鷹志
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前回はハチャメチャな物を作ってしまいました。
今回は一転して純恋愛物、愛の絆です。
6000字前後で纏めました。宜しくお願いします。

コメント

神楽堂
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読ませていただきました。

>だが女の方が突然切り出した言葉は「さようなら」真弓が信じられない言葉を発した。

つながっていて読みにくいので、2文に分けましょう。
あと、三人称視点のように思えますが、
>信じられない言葉
というのは坂本側の視点になってしまいます。
視点をはっきりさせましょう。

>いっぱいに溜めた涙を瞳に浮かべて去っていった。

涙の表現がくどいです。
溜める、浮かべる、どちらかでよいです。

>どうしてこんな事になったのだろうか……

同様に、語り手が坂本の心情に入り込んでいます。
こう書くのなら、始めから坂本の一人称視点で書いてもよいのでは?

>もはや為す術がなくなった。

もはや、の後には現在形の文が続きます。
(例)もはや為す術がない。

>会社に席を置く博則にも責任はある。
(校正例)
会社に籍を置く博則にも責任はある。

>「博則良く決断してくれた。これで会社も絶ち直せるよ。ありがとう」
(校正例)
「博則よく決断してくれた。これで会社も立ち直せるよ。ありがとう」

>隣には博則の好みとは違う頭取の娘の花嫁が座っている。

娘の花嫁という表現は、意味は分かりますがちょっと変です。

>覚悟して置くんだね。高くつく事を」
(校正例)
覚悟しておくんだね。高くつくことを」

>二人を攻めに来た訳ではない。
(校正例)
二人を責めに来た訳ではない。

>自殺しようとして一命を取り戻したんだってね。
(校正例)
自殺しようとしたが、一命を取りとめたんだってね。

>私を許し下さい」
(校正例)
私を許してください」

>父は店舗も財産を処分して博則に、もう一度夢を託し決意で来たのだった。
(校正例)
父は店舗も財産も処分し、博則にもう一度夢を託そうと決意して来たのだった。

>真弓の後押しで父の志を告ぐことにした。
(校正例)
真弓の後押しもあり、父の志を継ぐことにした。

>でも地元ではもう商売は出来ない。完全に信用を失ったから、それならこの東北の地で立て直ししかない。

ここでいう「地元」は「東北」ではないのですね。
駆け落ち先が東北であることを、もっと前に書いておいたほうがよいのでは?

この物語は駆け落ちの話で、後から父が理解を示し、駆け落ち先でスーパーを再開して成功した、という話であることは分かりました。
これだと、ただの出来事を文章化しただけになってしまっていますので、もっと「物語」としての演出が必要になると思います。
あと、語り手が第三者視点になっている理由もよく分かりませんでした。
始めから坂本視点、あるいは思い切って真弓視点で書いてみてもよかったのでは?

この物語で何を主張したいのか、私には見えてきませんでした。
銀行側には迷惑をかけたけど愛の絆を貫きました、ということでしょうか。
物語としてはひねりがないです。
起承転結の「転」がないように思いました。
あえて「転」のところといえば、坂本が披露宴から離脱するところでしょうか。
もしそうなのであれば、披露宴から抜け出す決心をするまでの葛藤をもっと詳細に書けば、ある程度は読み応えのある作品になったような気がしました。

長々と書いてしまいましたが、
作品を読ませていただきありがとうございました。

ぷりも
pw126157176044.30.panda-world.ne.jp

拝読しました。
誤字は見直してもらうとして、ちょっと引っ掛かりが多いのが気になりました。

>ある湖畔にある公園の片隅で
ここは音が冗長に響くのと、その湖畔が後に重要な場所であると明かされるわけでもないので、単に
「湖畔にある公園の片隅で」
とした方がすっきりします。

>二人の男女が話し合っていた。
  恋人同士なのだろうか二人とも真剣な眼差しで見つめ合う。
  だが女の方が突然切り出した言葉は「さようなら」真弓が信じられない言葉を発した。
ここもちょっと違和感があって、
話し合っていたとあるとこから、「突然切り出した」は突然と言えるのかと思いました。
その前は見つめ合っているわけだから何か話していたわけではなさそうです。仮に別れを仄めかすことを女が言っていたなら、突然ではないし、関係ない世間話をした後に切り出したとするのも不自然です。

>だが女の方が突然切り出した言葉は「さようなら」真弓が信じられない言葉を発した。
ここは、発したが繰り返されるところが冗長です。
あと三人称と神視点が混ざっている印象です。

>真弓は、いっぱいに溜めた涙を瞳に浮かべて
ここは、「溜めた」と「浮かべて」がケンカしてます。

>どうしてこんな事になったのだろうか……
これは自分自身が一番分かっているはず。

>光に遮られた寂しい公園
イメージできませんでした。「光が」でしょうか。

>この街だけでも七店舗の店があり県外合わせて十七店舗ある。
この表現もちょっと疑問で、単純に県外店舗は十店舗ってことかなと考えました。県内の他の街は除外する意味もないので。それなら

「全部で十七店舗を有し、そのうちの七店舗がこの街にある」
とした方が良いような。

あまり細かく指摘すると感じ悪くなりそうなのでこの辺にしますが、ストーリーが定型的であるということと、情景描写に力を入れすぎて厚化粧になっているような気がします。
ちょっと慌てて書いた印象でした。
苦言ばかりになってしまってすいません。

西山鷹志
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神楽堂さま

お読み頂きありがとうございます。

指摘頂くと沢山のミスが見えてく来ますね。
これで良かれと思って投稿したのですが(笑)
色々とご指摘ありがとうございます。
参考にし修正したと思います。
ありがとうございました。

西山鷹志
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ぷりも様

お読み頂きありがとうございます。

>ある湖畔にある公園の片隅で

あるが二回は余計いでしたね。

>「全部で十七店舗を有し、そのうちの七店舗がこの街にある」
とした方が良いような。

そうですね、ごちゃごちゃして分かりにくいですね。

>情景描写に力を入れすぎて厚化粧になっているような気がします。

そうですね。本当はもう一ひねり入れて、大手スーパーの攻撃は意図的であり
本当は博則が好きな頭取の娘が横恋慕し父の力を借り博則の恋人が奪い取ったと(笑)
言う設定にしょうか後になり思いつきました。
ご指摘頂いたものを参考に作り直したいと思います。
ありがとうございました。

やひろ
p1407037-omed01.tokyo.ocn.ne.jp

拝読しました。
細かい部分の文章については、他の方のご指摘通りだと思います。まだまだあると思いますが、基本的な誤字脱字、てにをははミスない状態で他人に読んでもらうようにするといいと思います。

お話としては凡庸というか、特に真新しいものは感じませんでした。読んでも何も得られるものがないと、なかなか読まれることも難しいと思います。

もちろん、内容がないことが悪いわけではありません。例えば、瑞々しい描写があれば、それでも成立するように思います。

まとまりがなく恐縮ですが、もっと考えていらっしゃることをオリジナリティをもって表現できるといいのかなと思いました。辛辣な意見ですみません。

西山鷹志
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やひろ様

お読み頂きありがとうございます。

>まとまりがなく恐縮ですが、もっと考えていらっしゃることをオリジナリティをもって表現できるといいのかなと思いました。辛辣な意見ですみません。

いやいや未熟さが露呈した感じす。
それなのに文芸社から本を出版すると暴挙に出ました。
7月完成発売の予定です。
現在ゲラ刷りの状態です。出版社では間違いや誤字脱字の修正して
なんとか形になりそうです。短編集10話です。
宜しくお願い致します。ありがとうございました。

中小路昌宏
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 読みました。

 3人の方から色々指摘されていた点は、確かにその通りですが、物語の流れとしては共感出来るものであり、博則や真弓、それに父親の心情もよく描かれていたと思います。

 もと流通業に携わっていた者として少し、気になった所があります。

 どこかの地方の小規模なスーパが大手スーパーの進出で追い込まれて、倒産、または吸収合併させられるという話はどこにでもあります。ですが銀行の頭取の娘と結婚したとしても、それで会社を立ち直せる事は出来ないと思います。

 また、東北の片田舎でスーパーを新しく立ち上げたようですが、大手スーパーは当然、そこにも地盤を張っている筈ですから、新しく商売を始めるなら、他の業種、例えば何かの商品を開発してスーパーに納品するとか、別の方法を考えるほうが現実的ではないかと思います。

 私の地元でも、全国にスーパーマーケットが出始めた頃に創業したスーパーが、県内各地に次々と出店して、一時はすごい勢いで伸びていました。ところが同業者が乱立するようになって次第に業績が落ち込み、遂に県外の大手業者に身売りすることになってしまいました。私の会社も取引があってよく事情を知っているので、自分の身内の話を聞いているように感じました。

西山鷹志
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中小路さん
お読み頂きありがとうございます。

返信が遅れて申し訳ございません

>また、東北の片田舎でスーパーを新しく立ち上げたようですが、大手スーパーは当然、そこにも地盤を張っている筈ですから、

大手スーパーでも色々ありますから
例えばセブンイレブンは青森県に進出したのは最近です。
その理由が流通面が確保されず遅れました。
ここで言う大手スーパーも東北に地盤がなく揃えるにはかなりの準備と投資が必要です。
そんな無理をしなくても関東、関西、九州に延ばした方が理想的(笑)
ここではそんな理由で小規模のスパーでやってい行けるという訳で。
こんなところでどうでしょうか(笑)

ありがとうございました。

夜の雨
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「愛の絆」読みました。

かなりエンタメ度が高いですね。
別れ話のあとに、政略結婚。
披露宴当日に元カノが自殺未遂。
新郎がタキシード姿のままで病院へ駆けつける。
政略結婚破断で経営していたスーパー倒産。
元カノがいのちをとりとめ、二人で逃避行。
東北で新生活。
迷惑をかけた関係者に謝罪。
父がやってきて政略結婚を推したのが悪かったと謝られる。
倒産した会社と実家の残金の一部をもらいうけて新会社を展開。
元の従業員などを雇う。
3年たち、会社は軌道に乗る。

10年後。
会社だけでなく、主人公夫婦の家庭も軌道に乗り家族はめでたしめでたし。

上のような展開で、ドラマとしてはありそうですが、起伏があるので面白く作られています。
かなりの純愛ものですね。
二人の愛のきずなは描かれていたと思います。
しかし「ロミオとジュリエット」の物語と違い、御作の主人公たちは周囲に迷惑をかけています。
もしこれをテレビドラマなどにして放送したら、かなりな反感を喰らいそうですね。

話の流れは早いのでちょっと説明調でした。

文章などが荒いのは毎回のことですが。
脳内で補正して読んでいるので私自身は読めますが。
一般の読者向けだと問題ですね。


お疲れさまでした。

浅野浩二(野球小説)
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西山鷹志様。
要件だけ言います。
月並みだと言う人もいますが、この作品はとてもよくまとまった小説のお手本だと思います。
才能のある西山鷹志さんらしい良い出来の作品ですね。
才能のない批評家の批評は無視するのが最上の策と思います。
僕もバカ評論家のコメントは読んでもいません。
手塚治虫は「漫画はデタラメだ」と何億回、叫んだことか。
「ブラックジャック」など医学的にデタラメのかぎりを尽くしています。
医学生や医者は、ほとんど皆、「ブラックジャック」を読んでいますが、現実との違いをあげつらうバカは一人もいませんでした。
(少なくとも僕の母校では)
同様に小説も「デタラメ」でもいいのです。
読んで違和感がなければ、そして話が面白ければ、小説は現実と違って全く構わないのです。
そんな、わかりきった事は才能のある西山鷹志さまに対しては釈迦に説法ですが。

要件を言います。
今年は1月2月に体調が良くなり、5作品、小説を書きました。
その中で「野球小説」というのも書きました。
二人の野球少年の友情の小説です。
その中で、以前、西山鷹志さまが書いた小説(タイトルは忘れましたが)の大手スーパーと弱小スーパーの戦い文章を参考(拝借かな)させていただきました。

「よろしかったら読んで下さい」というと小説の宣伝になってしまうので、それはしません。
単純なつまらない話でもありますから。

拝借させてもらった所をコピペします。


今回もまたしても神奈川県の地区予選の決勝戦では青葉台高校と花園高校との対決になった。
・・・・・・・・・・・・・・・
哲也の父親はスーパー山野の社長だった。
しかし1年前から田中健二の父親が社長をしている大手の田中スーパーが、この町にも店を出店するようになった。田中スーパーの方が山野スーパーより、はるかに大手なので山野スーパーは経営が苦しくなった。
山野スーパーは対抗策として安売りをしたが田中スーパーは更に安く売ってくる。山野スーパーは田中スーパーに太刀打ちできない状況に追い込まれた。山野スーパーの経営は徐々に圧迫されていった。このままでは数年後には田中スーパーの圧力に押されて、山野スーパーは店舗縮小に追込まれ、やがては倒産するのは、ほとんど目に見えていた。
・・・・・・・・・・・・
毎日、家に帰って来る父親は毎日うかない顔だった。
「あなた。スーパーの経営は大丈夫?」
哲也の母親が夫に聞いた。
「きびしいね。このままでは経営できなくなるかもしれないね」
父親が言った。
哲也は黙って聞いていた。
父親と母親の対話から父親のスーパーの経営が倒産の危機にあることを哲也は非常に心配した。

以上

西山鷹志
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夜の雨さま

いつもお読みいただきありがとうございます。

こんな駄作を評価して頂き嬉しく思います。
内容的にかなり古臭いですが(笑)
昔はよく式場から花嫁を奪って逃げるドラマがあったような。
これは時代が古く強制的に見合結婚から生まれてのでしょう。
最近は好きあった同士の結婚で奪略婚はないでしょうが
その代わり何故か離婚率が高いのは皮肉なことです(笑)

「ブラックジャック」読みました。
ダークヒーローですがそこが手塚調、やはり他の作品と違い光るものがありました。

>文章などが荒いのは毎回のことですが。

私の駄目なところは走り出したら止まらず勢いで書く事です(笑)
毎回、誤字脱字のオンパレードですが、7月に文芸社より文庫本として発売される事になりました。
現在ゲラ刷りの段階ですが、間違いは修正してくれます。
もっとも間違いだらけの本を出したら出版社の沽券に関わりますからね
そんな訳で宜しくお願い致します。
ありがとうございました。

西山鷹志
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浅野浩二さま


お読みいただきありがとうございます。

>月並みだと言う人もいますが、この作品はとてもよくまとまった小説のお手本だと思います。
才能のある西山鷹志さんらしい良い出来の作品ですね。

いいえいいえお褒め頂くような作品ではありません(笑)

>その中で、以前、西山鷹志さまが書いた小説(タイトルは忘れましたが)の大手スーパーと弱小スーパーの戦い文章を参考(拝借かな)させていただきました。

うーんどんな作品だったか忘れました。
私は野球が好きで野球小説を書こうとしましたが、これは難しいです。
ふざけて書いた作品には星ピューマと言うのがあり、つまり星飛雄馬の息子です。
もちろん未発表ですが。

高校野球に絡め父親が大手のスーパーの社長と中規模スーパーの社長同士の戦い
せめて野球だけでも勝たないと意地ですね。

>今年は1月2月に体調が良くなり、5作品、小説を書きました。

そんなに一辺に書き上げるとは凄いですね。
私は以前、掲示板で小説を書いていました。
そこで後が続かず困って。お題を設けたらウケました。
中にはとんでもないお題(フクロウ)ですよ。
梟の特徴を闇夜に強く捉えた獲物は逃がさない
困って考えたのが殺し屋 梟でした(笑)
お陰て梟シリーズは6話ほど出来上がりました。

そんな訳で愛情ものからアクション、人情ものと幅が広がりました。
ありがとうございました。

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