作家でごはん!鍛練場
ダミアニャ大好き

ダミアニャの修学旅行

「アーニャ、ヨーロッパ行くの初めて!!うぃ〜!!!」
人が忙しなく行き交う空港の床を、カラカラカラカラ‥‥とタイヤの音が走り抜けた。同時に、柔らかな桃色の髪が風になびき、弾けるような声がベッキーを呼んだ。
「ベッキー!お前もこっちに来い。すっごく美味しそうなピーナッツが売っている」
親友、もといアーニャの好奇心に溢れた声音を聞き、ベッキーはやれやれとため息を吐く。椅子から腰を浮かし、片手でスーツケースを掴んだまま、彼女の元へと歩み寄る。
行ってみると、アーニャは空港内の売店の中におり、ピーナッツの詰め合わせに釘付けになっていた。
エメラルドグリーンの瞳が、彼女の宝物を捉え、いつになく爛々と輝いている。
「ちょっと、アーニャちゃん。あんまり走ってると転んじゃうわよ?こらこらスーツケースを振り回さない」
狭い売店にも関わらず、スーツケースをぶらぶらさせるアーニャを前に、ベッキーはまるで母親のように振る舞った。
一瞬、きょとんとしたアーニャが不振そうな顔つきでベッキーに聞き返す。
「ベッキー、ヨーロッパ行くの楽しみじゃないのか?」
思いがけない友の言葉にベッキーは意表を突かれる。なるほどこの子は、と不意に何かを理解してベッキーは頬を緩めた。
先ほどまで彼女は、付箋が大量に挟まれた雑誌をパラパラとめくっていた。
…‥今日は、指折り数えた修学旅行の日だ。
(アーニャちゃん、ここのお店の雰囲気好きかしら?)
彼女が視線を落とした先には、最近流行りだというカフェの特集が組まれている。いちごパフェ、フルーツサンド、抹茶パフェが、鮮やかな色を輝かせている。微笑みを浮かべた彼女は世界一愛らしい。
と、そんなことを考えていたのが数分前のこと。
今ベッキーの目の前には、集団行動そっちのけで一人売店へと駆け込んだアーニャがいる。
ベッキー、もしかして修学旅行行くの楽しみじゃない‥?と瞳をうるうるさせながら伝えられて、彼女は軽い驚きを覚えつつもにっこりと微笑んだ。
「何言ってるのよ。アーニャちゃん。私が大切な親友との旅行を楽しみにしてない訳ないじゃない!五泊六日、あたしたちはずっと一緒よ!夜は恋バナで寝かせないんだから覚悟しておいてよね」
試食用のピーナッツをもぐもぐと口に含んでいたアーニャが、たちまち輝くような笑顔になる。  
「ベッキー!大好き!!」
「あたしもよ、アーニャちゃん」
昂る感情のまま、大好きな親友を抱きしめると、ふわりと良い香りが鼻腔をくすぐった。ここ数年で、彼女の見た目は格段に大人っぽくなった。まあ、見た目はね。
制服の襟から覗く、真っ白ですべすべな首筋が眩しい。
最近では隣のクラスの男子たちに、『フォージャーって何気に可愛いよな!』と騒がれていた。
ぎゅーっと彼女を抱擁し終えたのち、ベッキーはピーナッツに未練タラタラのアーニャの手を引いて、なんとか集合時間に間に合ったのだった。

『皆の者、準備はいいか?イーデン生の名に恥じぬよう、くれぐれも羽目を外すことのないように。修学旅行は学生の心身を鍛える良い機会だ。友と協力し合い、友情を育み、ベリーエレガントな旅にしよう。期待しておるぞ』
威厳のある声で皆に呼びかけたのは、数年前に比べ、白髪の量が増したように思われる初老の男性。
ヘンダーソン先生だ。
クラス別に分けられた列の中で、こくりこくり、アーニャは既に船を漕ぎかけていた。
うー、眠い。
ヘンダーソン先生の話早く終わらないかなぁ。あっ‥アーニャもうダメかも‥。
アーニャが瞳を閉じかけたその時、ゴンっと鈍い音が後頭部で響いた。
「いったーい!!」
眠りの淵から現実に引き戻され、彼女はハッと顔を上げる。
と同時に、何かぶつけられた頭が鈍く痛む。思わず涙目になり、辺りを見回すが、右を見ても左を見ても澄ましたクラスメイトがいるだけだ。
「おい、ちんちくりん」
聞き慣れた声が耳に飛び込んでくる。
アーニャはくるりと振り返り、そこにいた男の顔を見て、露骨に顔をしかめた。
「げ、じなん」
やや癖っ毛だが、妙に艶のある黒髪。
垂れ目がちの、ふさふさと長いまつ毛に覆われた、はちみつ色の瞳。
すらりと伸びた長身。
男は、涙目になったアーニャをみてくつくつとそれは愉快そうに笑っていた。
「おいお前、さっき居眠りしてただろ」
「やっぱり、アーニャの頭を殴ったのじなんだな。暴力男め」
「暴力男とは失礼な。わざわざこの俺様が起こしてやったんだぜ。感謝しろよ、庶民女」
「むきーっ!このっ!鼻垂れぐりふぉんやろう!!」
「なんだと!?ぶーす!ぶすぶすぶーす!」
だんだんとエスカレートしていく言い合いに、ヘンダーソンがぴくりと片眉を持ち上げた。
それを見たダミアンがやべ、という顔になり、何か言いたげな口をつぐむ。
お互い、ハアハアと肩で息をしながら鋭く睨み合う。
アーニャはダミアンが嫌いだ。
プランBがなければこうして関わることもなかっただろう、と思えるくらい。
今回の修学旅行は本当に運が悪かった。
初頭部以来、何かにつけて絡んでくる男、ダミアン・デズモンドと同じ班になってしまったのだから。



‥アーニャの闘いはまだ始まったばかり。

ガタガタと揺れる機内。
ずらりと並んだ飛行機の座席を、イーデンの黒を基調とした制服が埋め尽くしている。
皆、仲の良い者と隣同士で座り、窓の外の景色を眺めたりしつつ、楽しげに談笑していた。
見て!お城が見えるわ!なんて楽しげな生徒たちの声があちこちから聞こえてくる。

「アーニャちゃん!もうすぐ到着ね!あたし、ヨーロッパなんて何度目か知れないけど、親友と旅行するのは初めてだわ。楽しみましょうね!」

アーニャはもちろん、ベッキーの隣。にこやかに微笑みかけてくる彼女に、アーニャも元気いっぱいに答える。

「うい!アーニャも、ベッキーとの旅行楽しみ!夜はベッキーとピーナッツパーティするます」

するとベッキーは、一瞬虚を突かれたような顔をしたのち、やれやれと肩をすくめた。

「アーニャちゃん、ピーナッツパーティだなんてまだまだお子ちゃまねえ。まあ、そんなところも可愛いんだけど。それより!恋バナよ!あいつとはどうなのよ〜」

さすがベッキー。十年生になった今も、彼女の恋愛好きは相変わらずで、こうして時々アーニャとダミアンの仲に探りを入れてくる。
あいつ、が誰のことを指すのか。長い付き合いのアーニャには一瞬で分かってしまう。
ちらり、と斜め後ろの席を振り返ると、エミールと軽口を叩き合っているあいつ、ことダミアンがいた。

「別に、何もない。アーニャのことちんちくりん呼ばわりしてくるし、クソ野郎だと思う」

エミールがあの特徴的な出っ歯を突き出し、何か言って、それを聞いた彼が笑う。
蜂蜜色の瞳が、優しく細められる。
決してアーニャに向けられることのない、柔らかくて、心から楽しそうな笑顔。
ムカつく。
もや、と胸に霧がかかった気がして、アーニャは心の中で小首を傾げた。
そんなアーニャの様子を見たベッキーは、表情を緩めた。

「そんなこと言って〜、私的にはね、あんたたち両思いだと思うのよ。密かに意中の彼の顔を盗み見るアーニャちゃん。それに気づいて優しく微笑み返すダミアン‥!」

「ベッキー、それはバーリントラブの見過ぎ。そもそも、じなん、アーニャに微笑まないし」

「まあ、それは一種の照れ隠しってやつじゃないかしら?」

「だとしたら、じなん、とんでもない奴だと思う‥。凄腕のスパイかなにかか?」

「違うわ!好きな子に片想い拗らせてる、ただのヘタレ野郎よ!」

一方のダミアンは、エミールと旅行先のグルメについてたわいもない会話を繰り広げていた。話しながらもつい、横目でチラチラと桃色の頭を追ってしまう。
別にあんな女、好きでもなんでもねーのに。
ちょっと顔が可愛いだけの、ただの三十点バカなのに。
イーデンに入学して早十年が経つ。ちんちくりんだったあいつは、いつの間にか大人へと近づきつつあった。
初頭部の頃、短かった髪は年を重ねるとともに長くなった。
元々、ほっそりとしていた体つきはやや丸みを帯び、女性特有の曲線を描くようになった。
小さな顔の中で輝く、大きなエメラルドグリーンの瞳。
変わらないのは、あのにやけたようなふざけた笑い方。
じなん!と俺のことを呼んでくる、あの明るくて可愛らしい声。
なんだよ、ふざけんなよ、と思う。成長を誰よりも近くで見てきたはずなのに、いまだ、彼女の変貌っぷりに胸をドキンコさせられるのがたまらなく悔しい。
そんな時だった。
相変わらずほっせー肩、と思いながら前方の席を眺めていると、急に、桃色の髪が空を切った。
あれ、俺そんなに見つめてたか‥?と思う間も無く、キラキラした二つの宝石とばっちり視線が絡み合う。途端に、心臓がどくどくとうるさく音を立て始め、頬が発火しそうなほど熱くなる。

「ダミアン様ー?どうしたんですかー?」

エミールが慌てたように声をかけてくるが、ろくに返事もできず、何でもねえよ、とぶっきらぼうに返すしかないのであった。

イーデン生を乗せた飛行機はまもなく目的地に降り立とうとしていた。

「では、ここからは各自自由に行動するように。班行動でも個人でも構わないが、時間通りにバス停に戻ってくること。旅先だからと浮かれ騒がず、常にイーデン生であるという意識を持ち、エレガントな行動を心がけてくれたまえ」

ドイツの首都ミュンヘンからフュッセン駅まで鉄道で約二時間。
そこからさらに78番のバスでシュバンガウ方面のバスに乗車し、揺られること一時間。
ようやく、観光スポットのノイシュヴァンシュタイン城の麓までやってきた。
さらにここから五十分くらい歩くらしい。

「アーニャ、途中で倒れるかも」

普段ろくに運動もしないアーニャは、延々と続く山道を見るだけで、気が遠くなりそうだっった。

「も〜なんでよりによって山道を歩くわけ〜?せっかくならさ、ロマンチック街道を歩きたかったわよ」

ベッキーも同じ思いだったらしく、彼女はアーニャの横で文句を垂れ流している。
そうなのだ。ロマンチック街道はドイツ屈指の観光スポットである。
田園風景やアルプスの山々、牧場なども見られ、実に風光明媚な景色が楽しめる。
それなのにわざわざ、馬車などの移動手段もある中、イーデン生に徒歩を強いるのは、なかなかに鬼の所業ではないだろうか。
それもまあ、ヘンダーソン先生らしいと言えばそうなのだが。

「じゃあ、アーニャちゃん、辛いけど頑張りましょ」

「うい‥」

「アーニャちゃんの好きなピーナッツ持ってきたから、元気出してね」

「まじか!ベッキー!持つべきものは親友‥!」

「ふっふっふ〜、あたしを誰だと思ってるの?10年間もアーニャちゃんの親友やってる、ベッキー様よ?」

他のイーデン生がぞろぞろと出発する中、アーニャとベッキーは二人とも運動嫌いなため、くだらない茶番を繰り広げては笑い合っていた。
ベッキーの、カッコつけて髪を払う仕草が面白くて、くすくすと笑うアーニャ。
心の中と行動がほとんど一致しているため、彼女の隣はとても心地よい。
目尻に浮かんだ涙を拭いながら、ふと、そういえばじなんと家来達はどうしてるんだろうと急に気になってきた。
さっきヘンダーソン先生は、班行動でも個人でも構わないと言っていたが、親友と回ることしか念頭になかったアーニャはあまりよく考えもしなかった。

プランBのこと、すっかり忘れてた!

空港ではいつものように喧嘩してしまったし、鉄道やバスもベッキーとのお喋りに夢中でダミアンの存在をキレイに忘れていたのだ。

どうしよう、今からでもじなんと家来達を誘ってみる?でも、流石にもう出発しちゃったよね。

急に慌て出したがもう遅い。
周りを見渡すと、いまだバス停に残っている者は僅か数名しかおらず、すっかり取り残されてしまったようだ。

仕方ない。また別の機会にでも仲良し作戦を決行してみるか‥。

ベッキーの腕を引き、のろのろと歩き出したその時。

「おい、ちんちくりん」

そのあまりに聞き慣れた声に、アーニャはまさかと思いつつ後ろを振り返った。

「え!じ、じなん!?まだいたの‥?」

空港の時とまったく同じ構図で、頭を叩きこそしないものの、相変わらず尊大な態度で見下ろしてくる。
その後ろには、やはりいつも通りにユーインとエミールがいた。
さっきまで考えていた相手がいざ目の前に現れると、どうにもドギマギしてしまう。
心の中がソワソワするというか、落ち着かない気分になる。
もしや、じなんもエスパーだったり!?

くだらないことを考え、あたふたしていると、急にダミアンはそっぽを向いた。
耳がほんのり赤く染まっているのは気のせいだろうか。

「まあ!ダミアンったら、あんたもやるじゃない!」

と、じなんの存在に気がついたベッキーが目を輝かせる。アーニャには何のことかさっぱりわからない。
もしかして忘れ物‥?と一瞬勘ぐったが、ダミアンは生来几帳面な男である。
さらに一年生の時、ハンカチを忘れてトニトを喰らいそうになってからは、より一層忘れ物に気をつけていた気がする。
急に押し黙ったダミアンをじーっと見ていると、パチチ‥と彼の心の声が途切れとぎれに流れ込んできた。

くっそ‥、ヘンダーソン先生が班行動もありっていうから‥それを口実に‥一緒に回ってやらんでもないと思ってたのに‥
‥ブラックベルとばっかりいちゃつきやがって‥俺のこと全然見てねえじゃん‥じゃなくて!
‥まじで、何て言えばいいんだ‥わざわざ待ってたとか‥いや、待ってねえけど、言えるわけねえ‥


じなんの心、めっちゃ愉快だった。
しかもアーニャにとって朗報なことに、どうやら目の前で頬を赤く染める男は、アーニャ達と一緒に回ろうと考えていたらしい。
何たる好都合。
アーニャは一歩踏み出し、彼との距離をぐいと一気に詰めた。

「な、なんだよ!」

「アーニャ、山登りしたことなくて、だから今回途中で倒れるかもしれない。ベッキーと二人じゃ不安だから、じなんアーニャと一緒に班行動しろ」

「!!!」


だめ?不安だな〜と言いながら、上目遣いで彼を見上げればもうアーニャの勝ちだ。
なぜかダミアンはアーニャが可愛こぶる姿にめっぽう弱かった。

「ま、まあ?お前がどうしてもって言うなら一緒に回ってやらんこともないっていうか‥」

ますます顔を真っ赤に染めたダミアンは、ごにょごにょと口を動かす。

「やるわね!アーニャちゃん!」

ベッキーがまたアーニャとダミアンの姿を見てうっとりとしている。

かくして、ノイシュヴァンシュタイン城の見学は班行動で行われることになったのであった。

ダミアニャの修学旅行

執筆の狙い

作者 ダミアニャ大好き
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スパイファミリーのダミアニャカップルの二次創作です。

アーニャ達は十年生。アーニャに恋心を抱いているが素直になれないダミアンと、塩対応なアーニャが、修学旅行で同じ班となり仲を深めていく話。

とにかくダミアニャのカップルが大好きだからです。この萌えを他の方々にも共有したいと思い、この小説を執筆しました。

コメント

神楽堂
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読ませていただきました。
『スパイファミリー』は、題名くらいしか知らないです^^;
ええっと、これは二次創作として、
ダミアンとアーニャが修学旅行で一緒に班行動できてめでたしめでたし、
というお話でしょうか。
原作を知らないので、トンチンカンなことを言ってしまうかも知れませんが、
物語としては、登場人物の考え方が変わる場面がおいしいところとなります。
はじめはこう思っていたけど、こういうことがおきて、その結果、このように考え方が変わった。
そんな流れになっていれば小説としてはいいのかなと。
すみません、こんなアドバイスしかできなくて^^;
作品を読ませていただきありがとうございました。

キングジョー
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ダミアニャ様、二次創作を書きたいなら、ノベルケイクライト版に書いたほうがいいかもです!作家でごはん!はガチ勢が多いので、ノベルケイクだと二次創作を書いてる人が多いです!ノベルケイクの方が見てもらえると思います!

クレヨン
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 拝読しました。修学旅行に行ってるところとか読んでみて、アーニャたちは十五歳とかそれぐらいになってると解釈しました。

 萌えを共有したい、ということでしたがそれがこの作家でごはんのコミュニティに広めたいからなのか、それともピクシブとかにあげる前に推敲する目的なのかはちょっとわからなかったんですけれども、今回は推敲の方向でコメントしていこうかと思います。

 原作を知っている人たちに対して未来のアーニャの姿を見せるっていうのは、ある種のチャレンジだと思います。十年後の未来とか原作にも多分書いてないと思います(十年あったらスパイ活動終わって話が終わりそう)。そうなると破綻のない設定をある程度自分で作っていかなきゃいけなくて、なおかつ解釈一致の評価を得るのも難しくなってくると思います。

 その辺を踏まえて見ると、修学旅行にいく年齢の男女にしてはやりとりが原作に寄りすぎてる印象がありました。十五歳ぐらいになってくると年相応に変わる部分もあるのかな、と感じました。

 でも変えたら変えたで今度アーニャじゃなくなっちゃうんですよね。十五歳のアーニャはもはや別の女の子です。そうするとアーニャじゃない子を書いて二次創作と言えるのかっていう問題が出てきます。

 ダミアニャのよさを伝えたいっていうのと、十五歳になったダミアニャを見せたい、っていう方向性がうまくかみ合っていなかったっていう部分はあったと思います。

 でも十五歳になったダミアニャを書くっていうのはかなり難しいと思います。僕もやろうとは思わないです。相当な原作愛と技術が要求されると思います。

クレヨン
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 大事なこと書き忘れたので追記します。深夜に書いてるからもうぼけちゃってるんです。

 確かに僕はダミアニャを書くことはないと思います。でも誰かが書かなきゃいつまで経っても十五歳のダミアニャを誰も見られないんです。

 あなたのこの作品はすごい大切だと思います。あなたが書いたから十五歳のダミアニャが生まれました。誰もやりたがらない、あるいはやりにくいことっていうのをやっていってあなたにしかできないことにしていけたら、武器になるのかなって思います。難しい=不可能ではないです。可能性は無限大。

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