- 七味黒猫
2006/03/15 01:33
-
ライトノベルは文学か否か
文章でつづった表現作品、という意味で文学です。文芸でもあります。文章であり、小説でもあり、物語でもあります。これらは、同じ表現手法を異なった側面から見て、それぞれの立場からそれにふさわしい呼び名を選んでいるに過ぎないのです。また、それについて表現しようという試みとして、ライトノベルを「文学である」と表記する行為自体が文学である、とも言えるのではないでしょうか。
そもそも、書店ではライトノベルという本棚はあまり見かけません。ティーンズとかジュブナイルとか、そういったくくりになっていることのほうがあるのではないでしょうか。もう何十年か前になると思うのですが、大人が読む小説でもなく、児童書でもなく、ちょうど大人になりかかっている子供を対象読者として狙った小説群が市場でヒットしはじめたころ、テレビの報道番組ではヤングアダルトという単語でそれらをくくっていた記憶があります。富士見ファンタジーが勢いを増していた時代の出来事だったかと思います。
ライトノベルと呼ばれている商品群の中には、より文学的なものもあれば、よりファンタジー的なものもあり、よりSF的なものもあり、よりミステリー的なものもあり、またそれらが複合的に混ざり合ったものもある、とでも言えば納得しやすいのですが。SFは文学ではないのか、とか、文学にファンタジーがあってはいけないのか、といった、そもそも文学とは何かという本質をそっちのけに何か特別な区分けをしなければいけないような気分の問題提起が飛び出したりして、それはそれで議論に花咲かせることに楽しみを感じないこともないのですが、しかしそれが不毛であるという経験則を体が思い出したりすることもあるのです。
|
- 匿名
2006/03/17 12:57
-
ライトノベルは文学か否か たとえば少女向けコバルト文庫は、昔は吉本ばなな風小説ばかりで、文学といっても痛くなかった。新井素子あたりから軽くなってしまい、自然とレベルも落ち…実力のある作者は他で受賞して、少女小説家のイメージを拭うのに苦労したとか。編集者自体がラノベ書きを軽蔑してる現実に気づこうよ。
|
- 辰田
2006/03/18 18:26
-
ライトノベルは文学か否か 「ライトノベル」=「文学」ではないでしょうし、だからと言ってライトノベルがブンガクたりえないかと言えばそうでもないと思います。
まず、主観的に「ブンガク」であるかは各人の自由です。 そのうえで一般的にブンガクであるかというのは、実のところ客観的な概念ではないかと思います。つまりは、例えば批評家がブンガクとして扱う、あるいはブンガクと見看される雑誌に掲載される、ブンガクとして発売される。そうした結果として作品は文学とされているように思えます。 昭和初期の「エロ・グロ・ナンセンス」が大衆文学の歴史として語られることがありますが、このような作品が当時において「ブンガク」と意識されて書かれていたか、読まれていたかと言えば、おそらく違うのではないでしょうか。
あとはライトノベルがどう読まれているかという点になります。 ライトノベルは蔑視されているという意見もありますが、私はそれは既に過去のものであって、現在はライトノベルと一般文芸との境界線はかなり薄まっていると思います(もちろん、「ライトノベルらしい」ライトノベルもありますが)。実際にライトノベル出身の作家さんが一般で書くことも増えていますし、その逆も然りです。 とは言え純文学側はジャンル意識が強いように思えますが、例えば芥川賞の最年少受賞、あるいは舞城王太郎や佐藤友哉といったメフィスト賞出身者の純文学サイドでの活躍を見ると、将来的にこれを乗り越えうる可能性はあると思います。少なくとも、現在のオタク文化は、『文学』にとって既に無視できないものになっていると思います。今ある形からは「純文学」は変容するでしょうし、その結果としてライトノベルが接近する可能性は否定できないのではないかなと。今はまだ難しいですけどね。
|
- 匿名
2006/03/19 21:49
-
ライトノベルは文学か否か 一般誌でも引きがあるのは「たまたまラノベでデビューしてしまった実力のある作家」で、ラノベ自体のレベルが上がったわけじゃないんじゃ…。 前述のコバルトは、デビュー作の方がベテランよりよほど質がいいやね。慣れると手抜きしちゃうのかな。
|
- 黒猫のあくび
2006/03/21 02:26
-
ライトノベルは文学か否か 文学はジャンルの事ではなく作品の事を指す、と私は考えています。 そんな意味ではライトノベルは文学ではありえないと思う。
ライトノベルを弟に勧められて読んでみました。 若い世代の人達が好みそうなキャラクターと、漫画のような展開が繰り返されるだけの、拙い文章の作品がほとんどでした。 しかし、一般的な小説では見られない「おっ」と驚く展開や伏線がある作品も少なからずありました。 こんな文章よく書けるなー、と実力のある文章力に感嘆してしまう小説 も存在します。 私の主観ですが、文学と呼べる作品は確かにあり、文学にほど遠い作品も多くありました。 どのジャンルにもいえる事ですが、そのジャンルだから文学的な作品だ というわけではないです。 同じジャンルでも素晴らしい作品もあれば、そうでない作品もあるはずです(当たり前の事ですが……) 文学とは作品に使うべき言葉だと思う。と穿った意見を語りました。
スレの議題には的はずれな意見、失礼しました。
|
- リュート
2006/03/21 15:36
-
ライトノベルは文学か否か ライトノベルは文学ではないと思います。エンターテイメントです。 文学とは人の心の闇など深いところを覗き、自分のメッセージを前面に押し出したものだと思います。 文学を書くためには哲学、心理学、宗教学、社会学などのさまざまな知識を持ち、それに裏打ちされた深い思考が必要だと思います。そうでないとただの戯言になるからです。 ライトノベルはエンターテイメントです。文学とは違い、キャラクターの魅力に重点をおいたものだと思います。 文学は芸術、エンターテイメントは娯楽だと思います。
|
- 七味黒猫
2006/03/22 01:06
-
ライトノベルは文学か否か
そんなわきゃないでしょう(笑)
|
- 396
2006/03/23 20:01
-
ライトノベルは文学か否か そもそも文学などと言う抽象的な言葉の「かくあるべき意味」とは各々が作るものであるあって、レスの冒頭にでも軽く「私にとって文学の位置づけとは」とかを書かなくちゃ、意思の疎通が取れないのではないでしょうか。
私は文学を「人間の内包ブツの出力方法のひとつ」としており、その意味でライトノベルは文学であると思います。同様に、幼児向けの絵本、エロ本、雑誌だって私からすれば文学です。 幾多の主観から統計的な客観は生まれるんだろうなあ、と思い、あえて他者への、それはねーだろ!!な発言は控えまス。
私にとってのライトノベルの定義がなんであるか、それも本当は書かなければならないのでしょうけど、とりあえず「俺がそうだと思ったもの」を、ライトノベルの定義にした上で投稿させていただきました。
|
- 紅草希
2006/03/24 12:25
-
ライトノベルは文学か否か ライトノベルという名称はジャンルですよね。 ライトノベルに分類される作品については、大辞林第2版によると文学の意味が
・言語表現による芸術作品。詩歌・小説・戯曲・随筆・評論など。 ・詩・小説・戯曲など文学作品を研究する学問。 ・文芸学・語学・哲学・心理学・史学などの総称。
だということで、1つ目に含まれると思います。 ただ、執筆中に芸術性を考えているライトノベル作家がいるかどうかは、わかりませんが……。
|
- 木蓮
2006/03/24 12:51
-
人は上下を決めたがる ・ライトノベルは文学か。 という話と
・ライトノベルとはどういったジャンルか。 ・ライトノベルは出版業界でどういう位置づけにあるか。 ・ライトノベルが以下略―― という話は完全に別物です。
小説家志望のアマチュアがどう定義するかはともかく、社会一般的に「文学」とは詩や小説などの文芸一般を指すものであって、ジャンルやレベル云々を表す言葉ではありません。哲学や文芸学の総称としての意味で使うならば、もっと関係ありません。 ライトノベルは流通的にも商法的にも小説であり、カビの生えた分類でいうなら大衆文学(現行の小説はほとんどこれですが)に属しますから、文学と言い切ってもなんら差し支えないでしょう。
あえて分類的な私見を述べるなら、娯楽の多い現代における若年層向け小説の一形態でしょうか。カラー口絵や漫画的なカバーデザインなど、小説でありながらパッケージに共通点があるのが面白いですね。 音楽や絵画にもよくみられる、ジャンル細分化のひとつなのでしょう。
|
- さかなや
2006/03/25 11:13
-
我ら戯作者の裔 ごきげんよう。乱入失礼いたします。
> ラノベは文学か ありえませんな。
ライトノベルは確かに小説ですが。 戯作が文『学』を名乗るなど、堕落以外の何物でもないです。
あと、お約束をひとつ。 ラノベってゆーな(笑)
> 漫画のような物 いや、これも意味わかりませんし。 たとえば、エマとのだめカンタービレと20世紀少年の内容にどんな共通点があるというのでしょう?
ライトノベルの挿絵についての話なら。 最近は、マンガ家さんより、ゲーム原画家さんの方が人気のようです。 あの派手な塗りは、マンガ絵とはまったく違う路線だと思うのですが。
|
- いそろく
2006/03/25 21:40
-
ライトノベルは文学か否か 横入りすみません。 まだまだ物書若造ですが、自分の意見を書かせて頂きたいです。
ライトノベルは文学に成り得る→つまり、これから作られるモノの可能性としては、有り得る(?)…ということです。 また、現実にライトノベルとして発売されている作品は文学ではない→と言い切って良いものかは分かりませんが、自分は文学として絶賛されたライトノベルを知りませんので、一応はこういう立場を取らせていただきます。
つまり、『ライトノベルを目指して創作されようとしている文章』は文学足りえる可能性は持っているが、現実には文学と称されるライトノベルは無い……ということですね。
多分ですが、もし文学と成り得る、『ライトノベルを目指して書いた文章』が投稿されたとき、それはもう既にライトノベルという肩書き…というか分類をされないのではないでしょうか?
文学の定義が分かりませんが、読んで字のごとく、『何かを学べる(もしくは多量に学べる)文章』のことでしたら、どんな処を目指そうとも(それがライトノベルであっても、ミステリーでも、エッセイでも…極論するならボーイズラブでも)、その作品が文章であるなら、文学と成り得る可能性を秘めていると思います。…ですが、現実として私小説的なものばかりが文学として認められ、学校の教科書に乗るようなものとして扱われる傾向があるとも思います。
結論として… ライトノベル(的な内容の文章)は文学として成り得る可能性を保持しているが、今は否…です。 ……ただ、小説を書く一人の人間として、そうであって欲しいし、そうでなければ夢が無いし向上しようと思えなくなる…というのが自分の感情的な意見ですね。
|
- 匿名
2006/03/26 16:54
-
ライトノベルは文学か否か 屁理屈こねがちな人は、頭の悪い子にも理解できるラノベ作家は向いてないと思うよ。私の中では、文学どころか小説とも認められない…。 一般のエンタメ系とは別物だよね? 若い人が栗本薫や田中芳樹をラノベ作家と呼んでるのには驚いた。
|
- 電気男
2006/03/28 13:06
-
ライトノベルは文学か否か いまここで答がでるもんではないですな。 文学云々を定義する定規はないし、したり顔で語るド素人の意見を聞いたところで、得るものなんかなにもないでしょ。
現に宮沢賢治は当時まったく売れなかったし、ドストエフスキーにしても娯楽を重視した大衆小説だと評されたこともある。 では村上龍はどうだろうか? 綿矢りさは?
評価の手段はいろいろあるけれど、決定的な要素は年月。後世の人間がその時代に刊行されているライトノベルか、あるいは過去を振り返ったときに下した判断とその一般認知度で決まる。
どのみち今は判断くだせる時ではないので、結論的にはあなたの信じたものが〜というのにしておくが吉。
|
- 薫
2006/04/16 20:55
-
ライトノベルは文学か否か 私はライトノベルも文学も同じ物語だと捕らえてますよ。 伝えたい事を文章にしたら、文学と呼ばれるような形、ライトノベルという形になっただけかなと。
私が思うに、ライトノベルは現実からかけ離れた内容だから、文学とは取られづらい。 文学は現実に近い内容だから、文学と呼ばれる。 どれだけ、現実味があるかってことだとが重要なんだと思います。
空を飛ぶ魔法使いと、普通に生きている高校生、どっちが文学かを考えると高校生になる、ということかもしれません。 私の考え方でした……。
|
そして漫画のような物も多く、異端と思う方も大勢います。
ですので題名でも書いたとおりラノベは文学か、それとも違うのか、皆様がどう思っているかを教えてください。