作家でごはん!鍛練場
塩瀬ヨリ

紫煙と私見

 ソファに寝そべって漫然と目で活字を追っていると、ふと愚かな欲求が兆した。
 さっきまで意識にも上らなかったものが、急に思考を占領し始めている。
 藪から棒になんだと我ながら呆れるが、一度知覚してしまったものをなかったことにはできない。
 表紙の折り返しを栞代わりに挟んで、文庫本をソファへ放り投げる。
 あれはどこにあったか。
 目を宙へ投げ室内をせかせかと歩き回った。

 煙草。煙草が吸いたい。他ではどうしても代用が効かないくらいに。
 あの紫煙という極めて不合理で有害な物質が、脳の報酬系から要求されている。

 自室のデスク周り、ベッドの下、レターケースの中、鍵やら何やらが雑多に置かれた玄関の棚、リビングのキャビネット。
 挙句の果てに洗面台下の収納まで探しても見つからない。
 いや、でも──あるはずだ。
 確かに以前、季節外れに気温の上がった5月の夜、平伏したいほど見事な稲妻が夜空を縦横に引き裂いていたのを、ベランダで飽きもせず一時間も眺めていた時に吸っていたのだから。


 思いつく、探す、見つからない。
 繰り返すにつれ、残された選択肢の減少に反比例して焦燥感は跳ね上がっていく。
 しまいには、記憶の限りでは開けたことの無い、絶対に煙草など入るはずのない丸い缶の固く閉まった蓋を、爪を立てて必死で開けようとしていた。
 無意味な試行錯誤に没頭している間は、「もう探す場所が無い」という結論を確定させずに済むからだ。
 そろそろ病名がつくのではないかと冷めかけた頭で考えながら、同時に冷蔵庫の野菜室か? などと支離滅裂な思考を走らせる。

 突然、あそこだと脳内で小さな火花が散った。
 あってくれ、と柄にもなく祈るような心地で木製の開戸を開ける。
 シューズボックスの奥、冠婚葬祭用パンプスの箱の中に。
 ソフトケースの中身が半分ほどになったあの男と同じ銘柄が、場を弁えない様子で収まっていた。



 ベランダに出る。素足に触れるサンダルがひんやりと心地よい。
 背筋を小さな寒気が走り抜けたが、無視して足を踏み出した。
 ベランダの隅に置かれた、木製の蓋がついた黒い金属箱を引き寄せる。
 朝方から降っていた雨はあがったが、空にはまだ一面どんよりとした雲が垂れこめている。
 Tシャツの裾を引っ張り上げ、手すりをおざなりに拭って寄りかかる。
 ひしゃげたケースの中から水色の使い捨てライターを取り出し、煙草を咥えて火をつけた。

 眼下の緑道には秋の気配が混ざり始めていた。数メートル下まで枝を伸ばす木々はまだ青々としているが、既にいくつかの葉は乾燥して落ち始めている。
 この夏は蝉がうるさく、朝は目覚ましよりも先にその叫び声で起こされたものだった。
 流石にもう蝉声は聞こえない。
 あの虫は5年だか7年だかも土の中で樹液だけを吸って生き、地上に出てわずか二週間たらずで死ぬらしい。
 小さな脳味噌には、求愛のために大きな音を出せとか、雨が降ったら翅を濡らすなとか、そんな単純なプログラムしか入っていないのだろう。
 求愛されたら何の疑問も抱かずに愛され、本能に従って生きて死ぬ。
「私は何のために生まれてきたのか」
 そんな余計なロジックをこね繰り回す必要もない。

 少し前に、素数ゼミが話題にあがった。
 隣の研究室の院生が「その蝉を現地で見たい」とアメリカへ行ったと聞いたことがあった。
 うっかり数を掛け違えて、周囲に誰も仲間がいない年に地上へ出てきてしまった個体は、どんな一生を送るのだろう。
 番う相手もいない世界と知らずに、健気に発音膜を震わせるのだろうか。

 生物の本能を人に準えて理解した気になるのは、傲慢か怠慢のどちらかだ。
 小さく舌打ちをして、乱暴にかきあげた髪のもつれに指が引っ掛かる。力任せに引っ張るとブチっといやな音がして、頭皮が不快にひきつれた。
 まとわりついた長い髪をベランダから落とす。
 指先が、自然に次の煙草を探った。

 
 あのときも、私は指に煙草を挟んでいた。城沢のジャケットから抜き取った時だ。
 つまんだ煙草の先端をライターの炎で炙っていた私に、ベランダへ出てきた男は低く喉で笑った。
 教室でも研究室でも、乱れたことのない城沢の髪は、湿った束になって目元に落ちていた。
 ウエストにするりと腕が回され、抗うのが馬鹿らしいほど恭しく男の胸に抱き寄せられる。
 湯上りの湿度が男の全身から漂ってくる。
 たしなめる声色に優越を忍ばせて、城沢が耳元で囁いた。
『吸わないくせになにを悪戯してるの? 咥えて吸わないと、火は上手くつかないよ』
 台詞の語尾が吐息になって直接私の唇へと流し込まれる。
 歯列の隙間に入りこんだ舌にはミントの香気がかすかに残っている。
 目を閉じて男の舌を吸った。
 火をつけるのは城沢の方が上手だ。


 今の私にとって、火をつけることなど造作もない。
 灰皿の中には、半分以上も吸い殻が溜まっている。
 もう一本吸ったら、まとめて捨ててしまおう。
 今度はどこに残りの煙草を隠しておこうか、と考える。
 絶対にあの人に見つからない場所。
 でも、本気で探したら、見つけることもできる場所。
 よれよれになったケースの中を覗き込む。
 ──見つけられたい。
 ──見つけられたくない。


 煙草はフィルターの近くまで灰になっていた。指先にじわじわと熱が伝わってくる。
 首を少し鳴らして、火を消した吸殻を金属の箱に放り込む。
 表面のざらついた無骨な鋳物の枡に、木製蓋の飴色がシックな印象を添えている。
 城沢が気に入って買った灰皿は、不快なほどに重い。
 出先で偶然目にして、その場で購入したものだった。
 目的地に着く前にそんな重い鋳物を買い込むなど、私は「鈍器にでもするつもり?」と鼻で笑ったが、男はただ面白そうに笑っていた。
 温泉宿の広縁で、それを取り出して満足そうに眺める城沢へ「どこがそんなに気に入ったの?」と呆れた声が出た。
「ベランダに置いても、風で飛ばされなさそうなところ」
 男の自宅は区内なのに庭付きの平屋だと聞いていた。自宅で紙巻を吸うのを禁じられているのだとも。
 ミチオさんは、煙草をゆるしてくれないんだ、と妻の名をさらりと口にする男の目にかすかなしわが寄せられた。
 城沢から顔をそらして、窓の外へ目を預ける。
 ガラスの向こうは宵闇が満ち、道路沿いの乏しい街路灯を映した湖面がぽつりぽつりとわずかに光っているだけだった。
 ミチオ、という漢字も知らない音だけが耳の奥に残った。


 自宅では決して紙巻を吸わない男。
 私の前でさも美味そうに煙を吐く男。
 愛を乞うために、啼くのはどちらだろう。


 ふと、さっきまで煙草を挟んでいた指先を鼻先に近づけると、案の定、嫌になるほどあの匂いが染みついていた。
 城沢が海外の学会から帰国するのは、まだ4日も先だ。
「……そろそろ会いたいです」
 大嫌いな城沢さん。

紫煙と私見

執筆の狙い

作者 塩瀬ヨリ
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文体と可読性向上のための練習をしています。一場面型の心理描写短編です。(2,878文字)
以前に投稿した「Wadi―水の分かれるところ」の続きとして読めるように書いたものですが、単独でもなんとか読めるかと思われます。
Show don't tellを意識しながら、必要十分なタイトな文体にならんか? ならんか?? と試行錯誤しています。
具体的なご指摘をいただけたら、大変ありがたいです!

コメント

通りすがり
125-12-137-83.rev.home.ne.jp

>ソファに寝そべって漫然と目で活字を追っていると、ふと愚かな欲求が兆した。
ここから数行、読者に一切何を求めているのかを提示せずいたので、この愚かな欲求に焦点を当て、何を求めているのか想像させ引っ張るかと思えば、あっけらかんと答えを差し出されてずっこけた。

煙草を吸う感覚や動作などを描写し、求めているのは煙草ではと思わせる。
そして、答え合わせをして小さなカタルシスを感じさせた方がいいのでは?
何で何を求めているのかをすぐ書かず引っ張ったのかがわからない。考える要素が無いのでただのストレス。


>自室のデスク周り、ベッドの下、レターケースの中、鍵やら何やらが雑多に置かれた玄関の棚、リビングのキャビネット。
探している場所がコートのポケットやカバン、換気扇の下やベランダなど煙草を吸う場所などのあるだろう場所以外から探している意図は?
読み進めればわかるが、記述時点では説明不足。
読みようによっては人物が馬鹿かズボラでだらしない、もしくは作者の描写ミスとも読める。

> しまいには、記憶の限りでは開けたことの無い、絶対に煙草など入るはずのない丸い缶の固く閉まった蓋を、爪を立てて必死で開けようとしていた。
靴箱の中に隠してあった、その理由を考えると違和感。煙草があるはずのない場所を探すのが普通では?


>思いつく、探す、見つからない。
このブロックが説明的に感じる。
焦りの描写として、「爪を立てて必死で開けようとした」等の描写があるのに「焦燥感を感じていた」と書いている。

また、以下の描写が特に「何でですか、何々だからです」のように説明的。
>無意味な試行錯誤に没頭している間は、「もう探す場所が無い」という結論を確定させずに済むからだ。

描写、行動として
無意味な試行錯誤を描写し、次の探し場所を探す中、クールダウンした頭にふとよぎる考えを振り払うようにさらに無意味な試行錯誤に没頭する様を書いては?

えんがわ
M014008022192.v4.enabler.ne.jp

やや難解な漢字を使いつつ、でも、とても読み易い。
カタカナ、ひらがな、漢字のバランスというか、そこらへんが手馴れていて、巧いなと思います。

蝉という夏の季語を使うのですが、とても現代的な使い方だと思います。
一昔前は風情を感じたんでしょうが、今はやかましいったらありゃしない。
今もみんみんつくつく鳴いてます。
そういう蝉を刹那的に使うというか、この表現に痺れましたね。

>求愛されたら何の疑問も抱かずに愛され、本能に従って生きて死ぬ。


身体に毒なタバコを中毒的に求めるのと、不倫を中毒的に止められないのをダブルミーニングで使うのも上手いし。


僕は褒め褒めクラブと呼ばれているのですが、褒めるしかないんじゃないかな。

明らかに自分よりも巧い作品ですし。


ただ伝わらないところがあったとしたら、僕はタバコを吸ったことが無いので、そういうタバコ衝動が実感を伴ってわからないところです。
若い読者にも嫌煙家が多い気がしますし、そういうジャンキーな衝動をもう少しわかりやすく伝えていたらとは思います。

浮離
KD059132149127.au-net.ne.jp

素数ゼミ? って思ってせっせと調べました。
物知りであることは物書きにとって何よりの知恵の素ですよね、勉強になりました。

なんて下卑た挨拶はそこそこになんですけど、書き手はたぶん近頃のこのサイトで鈍い有象無象のふんどし需要をカジュアルに提供しうる一目おくべき存在として丁重にお付き合いしたいキャラ指定を暗黙のうちに実現されていることかとお見受けしてます。
これって嫌味でもなんでもなくて、実際のレベル問題として鈍ちんたる有象無象に束ねては気の毒に思えるくらいには真摯な筆致を感じさせられますし、たかが物書きとしての方向性ないし意図するものを掴まんとする熱を受け取れる気にはさせられます。

とはいえ、なんですけど。
たかが素人一読者なりに感じさせられるには、作者自身が構想する思い描く作品世界に対して、もしくはそれを標榜するに効果的なものを直感的に掬う視座なり反射的なパース的俯瞰感覚、みたいなものが書き手は案外鈍い気がして、簡単に言って仕舞えば客観性、ってことでもいいです、個人的には作為丸出しながら足元の水溜りにつまづくみたいな、歩行者信号をガン無視で車と同じく道をゆく老人みたいな大雑把な熱を思わされないでもない気がしてしまうだとか。

例えば”素数ゼミ”ですか。
それって進行中に取ってつけみたいに思いついたんですか?
語り手の習性なりキャラの色付けにおあつらえ向きだったのは、意図ですか? 後天的進行でしたか?

これって、所詮素人の話です。
簡単に言って仕舞えば、素数ゼミが作為として確固たる先住民であったなら、書き出しに鳴かすのが素人設計として、掌編ならなおのこと常套かと思う、とかそんな感じ。
所詮そんなことでしか根拠漁れないでしょ、みたいなことには違いないです。
要するに、ナプキンの位置いまいちしくった、みたいな感じと似てるとかそんな感じですか。
率直には効果として中途半端に地上に引っ張り出されちゃったもんだな、みたいな。

悪口に受け取れてしまいそうですか。

そうじゃなくって、これって”小説”っていう意図にかなった作為をちゃんと持ち込まれた文章だと思ってますよ。
ただ、ただそれだけみたいな感じ、ってお話をしてます。
この語り手って、平たく言って仕舞えばだらしないだけの馬鹿女じゃないですか?
パンプスの箱にタバコ潜ませるとか臭くなりそうだし絶対やらないでしょ、とかそれは冗談として。
馬鹿が悪いとかつまんないとか言いたいんじゃなくて、どうしてそんな馬鹿女に語らせたかったの? っていうつまりは書き手の作為に足るダイナミクスみたいなものは残念だけど彼女は装備させてもらえていない気がしてしまうよね、ってこと。
個人的には、つまんない、ってそういうことかと思うんですよ。
お話がつまんないんじゃなくて、それを背負うキャラが所詮未明としてふわふわしてる気がするんですよね。
閉じ方なんて、言い方悪いですけど処刑とかそんな無惨さ感じさせられる気がするし。
せっかくの務め、供養されてない気しないですか。


少しだけ技術的好みのお話させてください。

>文体と可読性向上のための練習をしています。一場面型の心理描写短編です。

とのことなんですけど、文体については目指すものそれぞれのことのはずなので好きにしたらいいと思うんですけど、可読性? ですか、それって例えばどんな意図が仕組まれたものなのか一読者としては案外察しづらい気がしてます。
上でなんか言ってる人いるんですけど、個人的に一般的でない言い回しとか漢字遣いとかって、明らか目的ないと悪目立ちするだけでむしろ不器用っていうかいかにも小説っぽくしたいだけの安易な悪戯みたいに見えなくもない気がしてしまうんですよね。
意図的な漢字遣いが例えば”可読性”につながる効力としたいならそれもいいんですけど、個人的には漢字で締まる見栄えや文体よりも、開いてこそなお意図が引き締まるような簡易でタイトな言葉選びに惹かれるところがあって、個人的に好みではないだけなんですけど”可読性”となるとどちらがシャープか問題、みたいなそれって単純にセンスとかそういう曖昧な切り取りにしかならない話ながら個人的には案外かなり重要視するべき読書欲求のエサみたいなところのような気がしてるんですね。
タイトな文体って、どういうことなんだろ? っていうのはそれこそそれぞれの主観に委ねて差し障りのないことかと思うので気が向いたら気にしてみてもいいかもしれないだとか。

>生物の本能を人に準えて理解した気になるのは、傲慢か怠慢のどちらかだ。

これってこのお話の中でも際立って語り手から離れた言い草、っていうか語りたがる書き手の油断を強く感じさせられる気がする。
馬鹿女がこんなこと言い切るはずないじゃん、っていうのは偏見とかケチなんかじゃなくて、単純にキャラとしての色付け過失のような気がするんですよね。
彼女には彼女らしい言葉の嫌い方があるようなことを、書き手は詮索拒否してる気がする。
あたしはそういうの、愛情だとかそんなもんに縋る知恵問答みたいな、没入的偏見が思い付かせるものかと思ってます。

>──見つけられたい。
 ──見つけられたくない。

これって、個人的にはすごく感心してない書き方で。
伝わらないかもしれないですけど、あたしはこれのせいでますます”後出し素数ゼミ”を疑いたくなったはずなんですよね。
作為にセミが住んでいたなら、この書き方を個人的には当たり前に嫌う気がするんです。


長くなると色々事故るので終わりにします。
具体的な指摘っていうのが何を指すものやらわからないですけど、一読して明らかに気になったことをお伝えさせていただいた感じです。

不愉快に感じられても構わないですし、とはいえこういった場だからこその創作姿勢みたいなこと、短絡的に甘えさせないでほしいなとは思います。
たかが素人の手遊びを拗らせるも執着に腐らせるも、自由に泳ぐもあなた次第っていうのは誰にも同じく言えることかと思うんですよね。


お邪魔しました。

塩瀬ヨリ
softbank126115136200.bbtec.net

通りすがりさま

お読みいただきありがとうございます。

また、具体的なご指摘、大変嬉しいです!

冒頭の伏線のような引っ張り方に対して、答えが釣り合わないというご指摘だと思いました。
たしかにミステリやサスペンスのような雰囲気/トーンなのが原因のような気がしています。
単に「急に煙草が吸いたい! どこにあったっけ~!?」と焦って探し回る、少し滑稽な場面のつもりだったのですが・・・・・・さては真逆をいっていたようですね??非常に参考になりました。

>読み進めればわかるが、記述時点では説明不足。
読みようによっては人物が馬鹿かズボラでだらしない、もしくは作者の描写ミスとも読める。
こちらも、確かにご指摘の通りだと感じました。
意図があって「あえてその時点では伏せられている情報」として読めるようにするなら、それと識別できるだけの精度が必要ですよね。そうでなければ、おっしゃる通り描写ミスという分岐も生じてしまう。
自分ではそのグレーゾーンにまったく気づいていなかったので、気づかせていただいてありがたいです。

>焦りの描写として、「爪を立てて必死で開けようとした」等の描写があるのに「焦燥感を感じていた」と書いている。
これも全くその通りで・・・・・・!!まさに、説明的を捨てる練習をしているのにあっさり出てきてしまう業の深さに慄いています。ラノベにラノベ構文が強力に存在しているように、私の出身界隈では、説明的な文がプロトコルなので、なかなか抜け出せないなと感じていますね~~~~~~~、皆さんの目に気付かせていただき、頑張って解脱したいところです。

ありがとうございました!

塩瀬ヨリ
softbank126115136200.bbtec.net

えんがわさま

お読みいただきありがとうございます。

また、具体的なご指摘、大変嬉しいです!

難解な漢字とのこと、心当たりがあるような気がしており、以前にもどなたかに教えていただいたのにすっかり頭から抜けておりました・・・・・・私自身が、口語に漢字、熟語、概念、技術用語、が多く、実のところ全く違和感がなかったというのが本音です!!
そのご指摘を、最初にしていただいた時にも同じように思ったのですが、骨身に沁みついているらしく。
これまたなかなかデトックスできないものですね~~~~~!!!
ご指摘を忘れないうちに、練習してなんとか漢字、熟語による情報の圧縮を改善していきたいと思いました。

蝉は近年の猛暑もあってか、昔よりずっと印象が悪いですよね(笑)暑さが増す!!
行き場がないのか、自宅マンション壁に張り付いて鳴いているやつがいて、ヒトがお前たちの森を・・・すまない、それはそれとしてうるせーんだよ、捕まえてやろうか?素手でもいける女だが??という気にさせられた今日この頃です!

タバコもおっしゃる通りですね、まさに紙巻などは絶滅危惧種ですもんね(笑)
若い人たちは賢明ですから、酒もほどほど、煙草は吸わない、健康寿命長そうです。
確かに、中毒性みたいな身体性を、未体験の人に伝えるために必要なことはなにか?というようなことを考えてなかったです。見落としを教えてくださいましてありがとうございます!

褒め褒めクラブについては、拝見しておりましたので多少はニュアンスとして存じております(笑)
「明らかに自分より巧い作品だから褒めるしかない」とまで言っていただけるのは、恐縮しつつも素直に嬉しいです。ありがとうございます。
えんがわさんは、一貫してとても長い話を書いていらっしゃるので、それだけでも十分、書き手としての地力の証左だと思っておりました。私は長い話をかくのが、まぁ苦手で‥‥‥

「褒めるのはおかしい」という主張については、少し極端だなと個人的には感じております。
「すごい! うまい! 面白い!」というクオリアが読み手に生成されたこと自体を、書き手や第三者が否定する道理はないと思うんですよね。他者の脳に直接手を突っ込めないのと同じで(笑)

一方で、それが過度の返報性や義務感、身内意識の硬直化などに繋がることがある、という問題意識なのだろうなと理解しておりました。
人は発言の正しさを信頼するのではなく、発言者を信頼するようなところがあるので、一連の流れはその帰結だなぁという印象です。
ROMっていたのに、結局ここで言ってしまいました(笑)

ありがとうございました!

しいな ここみ
KD124209082239.au-net.ne.jp

塩瀬さまの他作者さんに対する『気になった点』を突くコメントにはいつも『物知りだなぁ!』と深く感動させていただいております。

それなのに作品は、前のエッセイしか読了できたことがなかったんですよ。

こちらの作品も『あのときも、私は指に煙草を挟んでいた。城沢のジャケットから抜き取った時だ』あたりで目が離れました。もうあとちょっとなのに、読み切れませんでした。

執筆の狙いからするに、文学的な文体と読みやすさの両立を得るための習作とみますが、それでいうと硬めの文体のわりには読みやすかったです。

ただ、内容のなんというかバカ女っぽさと文体の賢そうさが釣り合っていないんですよね。いわば『どうでもいいことをわざわざ難しげな単語やレトリックを駆使して書かれている』みたいな感じがして、私の目が離れたのもそれゆえにです。

素人現代詩人にはよくこういう文章を書く方がいらっしゃいます。ことばを弄くって、カッコよく見られたいみたいな。それでいて内容はよくあるジェイポップの歌詞みたいなものだったりします。それならいっそ意味不明にしたほうが不思議感だけがあって良かったりします。

その対局として、有名な吉野弘さまの『I was born』を私はよく挙げます。平易なことばで深遠なものを描く、掌編小説みたいでいてポエジー発生装置としてあまりにも高度なあの作品は、参考にすべきものがありすぎます。『愛はズボーン』とも読めるがゆえにパロディーにされることも多いように思います。私もこちらでパロっております。https://ncode.syosetu.com/n5073hv/73

そしてそんな吉野弘さまの対局にいるのが吉増剛造さまです。私にとっての生き神様です。ご年齢がアレですのでぼちぼち神話になるのかなと思っておりますが。吉増さまは逆にとても文学的な、というよりもあまりに自由なことば遣いで、ことばを意味から自由にし、宇宙へ向かって解き放ちます。

すみません。話が現代詩のほうへ行ってしまいましたが……_(._.)_

こちらの作品の場合は、もっと平易なことばで書いたほうが良いのではないかと思いました。ことばを飾りつけるとかえって語り手が『気取ったバカ女(失礼)』に見えてしまいます。あるいはポストモダンっぽく、内容ではなく文章を読ませるものにするとか。それだとちょっと90年代っぽくなってしまう気はしますが……

島田雅彦さまのご提唱された『文体に対する懐疑』『無節操のススメ』も参考になるかと思います。

ただ、文章書きにとって文体というのは漫画家における『絵柄』『絵のうまさ』だとも思いますので、文体を練習することには意義があるとは思います。塩瀬さまの文体には昭和っぽさと90年代っぽさに加えてチョイ悪オヤジ風味もあるので面白いとは思います。

ちなみに私は喫煙者ですので、煙草に対する不快感などはありません。

通りすがり改め通り絣116-220-63
116-220-45-93.rev.home.ne.jp

塩瀬ヨリさま。語彙が豊富で、文章が上手くて、すごいな、というのが第一印象です。

冒頭に、愚かな欲求とありますが、主人公は、禁煙、断煙をしている、しようと思っているのでしょうか。
喫煙者が世界で自分一人になっても吸う、というスタンスなら、どんな欲求になるのかなあと。

素数ゼミ、知りませんでした。ありがとうございます。てっきり、数学科の素数のゼミかと思い、
(あ、ちがうんだ。素数ゼミって何だろう)と検索しました。アメリカにしかいないようで、なんでだろう。
もう少し、素数ゼミについて知りたいと思わせていただきました。感謝。

ベランダの隅に置かれた、木製の蓋がついた黒い金属箱を引き寄せる。
朝方から降っていた雨はあがったが、空にはまだ一面どんよりとした雲が垂れこめている。
Tシャツの裾を引っ張り上げ、手すりをおざなりに拭って寄りかかる。
ひしゃげたケースの中から水色の使い捨てライターを取り出し、煙草を咥えて火をつけた。

という文章なのですが、木製の蓋がついた黒い金属箱って、避難用のはしごが入っているのかと思いました。
木製の蓋がついた黒い金属箱=主人公があれこれ入れている、使い捨てライターが入っているひしゃげたケース、
なのでしょうか。
このあたり、金属箱の大きさとか、もう少し視覚的にわかりやすいとよかったかなと。
金属箱を手か足で引き寄せただけで、手にしてはいないのか、Tシャツの裾で手すりを拭くという無造作な動作、
醒めた感じでかっこいいと思いましたが、その間、箱はどこに、とか、頭の中で映像化したいと思いました。

仰向けで寝そべって本を読んでいたら、タバコが吸いたくなり、どこにしまったか忘れた、でも、あるはずと、
探しまわって(全部、吸いきった記憶はないとか、常に、残しておく習慣があるとか、そんな事で、主人公をもっと
知りたいと思いました)探しものタイムが長いかなと感じました。発見して一服しているあいだ、つれづれなるままに
思うよしなしごと(想念の流れ)、交際相手のことなどを思って、セミにたとえたり、紫煙をくゆらせながら、
あれこれ思いをはせる場面をもっと長く、描写を味わっていたい、と個人的には。
紫煙と私見で、紫煙と私怨ではないんですね。淡泊で何事も達観した感じの、いかにも純文学の登場人物らしいと感じました。

わたくしも、褒め褒めクラブの会員らしいですが、いつも、このように、疑問点や、(ん?)(おや?)と
思った、感じたことはお伝えしているつもりです。
力作、ありがとうございます。おつかれさまでした。

塩瀬ヨリ
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浮離さま

お読みいただき、また具体的なご指摘をいただきありがとうございます!
最近お見かけしていない気がしておりましたが、今回ご覧いただけて非常に嬉しいです!

と言いますのも、こちらのサイトで初めて投稿した際に浮離さまにコメントをいただいて、それで文体というか全体的に見直しをする必要を実感したからです。
浮離さまの言い回し、独特の表現を全部理解できているのかはあやしいのですが。(今回だと”ふんどし需要”のくだりがよく分かってないです。)
小説に対しての見識と因果関係の提示が、個人的にかなりしっくりくるので理解しやすく大変助けられました。

悪口とは私はまったく思いません(笑)
表現的には厳しいかもしれないですが、少なくとも悪意は感じないので。
それこそ、他の方へのコメントを拝見した時に、「あ、優しめに言ってくれてるんだな」とありがたさをかみしめたくらいです。
批評にあたる部分と、個人の好悪を極力分けてくださるので分かりやすく、素晴らしい批評眼だなと感じておりました。

素数ゼミ、お手数おかけしてすみません!
自分が虫、というか生物全般が好きなので、当時SNSやらどこでも見かけたので広く認知されているものと勘違いしておりました。(エコチェン!)
恐らく、それと根底は同じかと思うのですが・・・・・・自分の常識と読む人との乖離を全く意識していない状態ではないかと。
私が作中で使う漢字やら用語は、ほぼ自身で口語として使うものなので、こう、まぁ普通だと無意識に考えてしまっているのだと改めて感じました。(オタクしゃべりなのかも??)
なので、衒学的と思われるとそれこそ恥ずかしいので!!いい歳して!!いや歳は関係ないけども!!
逆に、それ目的でやってたら、もっと格好いい話でやりたいですし・・・・・ミステリとか!SFとか!?(アホだから無理です)

しかし、自分が選んだ語彙の流通性が低・・・・・・多くの人にとって分かりやすいかを調べるのもむずかしい、ので根本的な対策として漢字を減らしてみようと思っております!

そして、今回一番ぐうの音もでないご指摘というか、わかる人には見抜かれてしまうのだな~!と思ったのが。
私はいつも、練習しているというスタンスなので、これが書きたい!というような真っ当な創作意欲ではなく。
逆に書きたいものが別にあるので、そのための肉体改造をしているのですね。
なので、手っ取り早く、過去作をリライトしているのです。

元が、自分の日記で。それを二次創作BLにしたものを。文体を変えるためにリライトしている、というのが今回の建付けになっており。
不倫関連のくだり”以外”は、全部自分がやってることなのでした!!(物をなくすのが得意すぎる)
ベランダでセミに思いをはせているのはまさに”私”なので、自分の思考回路がそっくり出ていると言っても過言ではないです。
それ以外をそれっぽいパーツで後付けする過程を経て出来上がったものなので、浮離さまのおっしゃった「ただそれだけみたいな感」というのは、正味でその通りなのです。
「キャラが所詮未明としてふわふわしてる気がする」というのもうなずける話で、何しろ男ばかりを書いているので、詮索拒否ではなく女とかまるきりわからん・・・・・・と思っているくらい、男作家の女は嫌いだわ、女作家の女も意味わかんねーわで、女とは・・・!!
急に取り乱しました。

本当に女の書き方が分からず、是非ともご教示いただけるとありがたいです~~~~!!
バカ女、ってどの辺がバカに見えるのでしょうか??
バカって、どういう定義で・・・・・一応、人文系研究職のつもりで書いているのですが。
語彙のラインはそういうキャラに見えないかしら? という意図で使っておりました。
まぁしかし職業に関して具体的に描写したこともないので、それは読む人にはわからないわけで。(隣の研究室とかその程度)

当然ながらそれは私の意図であって、第三者からそうとは見えないのであれば。
その試みが不完全なのだと受け止めております。そこを読み手の責にするのは課題の分離が出来ていないと感じますし。
その差分を認識して改善したいなと思いましたが、その辺、私が浮離さまの仰っている意味をよく理解できなかったため、可能でしたらもう少しかみ砕いて教えていただければ幸いです。

ありがとうございました!

塩瀬ヨリ
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しいなここみさま

お読みいただきありがとうございます!
すみません、お好みでないのに挑戦していただいて・・・・・・恐縮です!
私なら、そっとじしてコメントしないです(^▽^;)(悪)
しいなさまのフラットなお人柄を感じました。

それであるのに、具体的なご指摘まで!!ありがとうございます、嬉しいです!!
物知りですか!?というより偏っているのだと思います、分野が。NHK教育分野に(分野?)
それか、年の功でしょうね~~~~
しいなさんが使っていると知って、以前から興味のあったsunoもさわってみましたが、まったく進まず、なのでご報告もできず(笑)
文学系も管轄外のため、しいなさんや他の方が文学論議をされてるのを見て、「おお、すごい・・・・・・皆目わからん」の顔をしておりました。

教えていただいた作家さんも当然のように存じ上げませんでしたので、調べてみますね!
詩人、金子みすゞと谷川俊太郎くらいしか・・・
I was bone、確かにパクりたくなるダジャレ指数~、愛はズボーン、バンドは好きですw

>内容のなんというかバカ女っぽさと文体の賢そうさが釣り合っていない
このご指摘、偶然にも別の方にも同じ内容を示していただいていて。
まったく意図的ではなかったので驚いた反面、とても興味深いと感じております。
批評眼がおありだと、私が日ごろから感じているお二方が言うなら間違いないだろうとおもうのです。が!
あいにくさっぱりわからず・・・自力でたどり着けそうにないので途方に暮れております(;^ω^)
語彙の衒学的なところは理解したのですが(意図ではないにせよ)(ペダンチック絶許)
バカっぽいのは、どういう部分でしょうか??
実はこの女の挙動は私の実体験なので、まぁそれはバカっぽいといわれたらそうかも~、なんですが、きっと、言われてるのはそこではない気がして。
行動だけを見たら、まぁまぁふつうにガサツでずぼらだな。
思考を見ると、小難しいし散漫だな。
では、そのアンマッチが”バカっぽい”?? のか?? という結論に自信が持てず。出来れば、そこを詳しく教えていただけると大変ありがたいです!!

アドバイスをいただいた平易な文章なんですが、これが、また、長編と女を書くのと同じくらい苦手でして・・・・・・・!!
平易、じつはこの話もだいぶ平易(伝わりやすい、読み手の引っ掛かりがすくない)にしようとおもって書いているのでした。
昭和っぽいも90年代っぽさもオヤジ風味も、まったく自覚はなく(^▽^;)
それは、現代風の作品をあまり読まないから差分を認識できてないのかも??(それだとしても、昭和と90年代とおやじの区別はつけられる自信はないですが)

今さら気づいたのですが、私の使った言葉が誤っていました・・・可読性、というよりも(読みやすいから)内容が十分に伝わる、情報伝達の精度を上げたいと表記すべきでした。脳内で勝手に端折ってしまった!私が漢字、ことに熟語を多く使うのは、意味が狭まるのを好んでいるからです。
なんというか、設計図を描きたいのですね強いて言えば。書いた内容と読んだ人の頭の中に浮かぶもの、そこの誤差を極力小さくしたい。好きとか嫌いとかは、その結果に生じる”感想”なのでどちらでもいいんです。「〇」が輪/円/丸い/白と多義的になるのが嫌なので、それを防止するために熟語が多い傾向がある気がします。なので、それに満足する、もしくは平易な文章の可能性に自分が目覚めたら挑戦してみようと思います!

まだまだ狂ったように暑いですし、近頃地震も多いので、長距離のお仕事ではお気をつけくださいね~!
ありがとうございました!

塩瀬ヨリ
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通りすがり改め通り絣116-220-63さま

お読みいただきありがとうございます。

また、具体的なご指摘、大変嬉しいです!

素数ゼミ・・・・・確かに!!!数学科っぽいですね!?
13年ゼミは次は2027年に出現予定らしいです、楽しみですね!(そうか?)
どうせなら、異形であってほしいところですが、見た目はごく普通だそうです。肩透かし感んん!!
しかし、10年以上も地中で暮らして辛抱強さも異常だろという感じですよね、いっそずっと地下で暮らすように進化しないんだろうか??と思ってしまいました虫好き超早口!

>金属箱の大きさとか、もう少し視覚的にわかりやすいとよかったかなと。
>その間、箱はどこに
仰る通りです、大きさ、位置関係、まるでわからないですね・・・!迂闊!
自分が現物を見てるから、すっかり見落としてました、他にもちょいちょいあるので今後気を付けたいとおもいます。
まぁ、自分の書いた文章ほど何も見えなくなってしまいます。先入観はよほど工夫しないと取り去れない強固なバイアスですね~~~~~。
ですから、こうしてご覧いただいて見え方を教えてくださる方に、とても感謝しております。

>発見して一服しているあいだ、つれづれなるままに
確かに、折角煙草がでてきてるのだから、もう少し旨そうにすうとか、思案に暮れるとかそういう意味のある使い方にすべきでしたね。そうすれば冗長さも削減できそうです。

>紫煙と私怨ではないんですね
すごく迷いました・・・ライムやんけ、これ、ライムやんけ!!と、ダジャレ好き魂がうずうずしました(笑)主人公は怨むほどガッツがあるタイプではなさそうなので、感情省エネっぽく私見に落ち着きました。
純文学とは畏れ多いですが!!でもエンタメというカタルシスもないので、消去法だとそうなるかもしれませんね~~~~いわば外れ値ですね。

通りすがり改め通り絣116-220-63さまも褒め褒めクラブの会員さまなのですか!
入会規則が分からないし事務局も特殊なので、私に入会資格があるのか不明ですが(笑)
個人的には、自分の気持ちは素直に出す方が健康によさそう、その方がコミュニケーションのコストが低い、そしてサイト環境の活性化/健全化に寄与できそう、そのくらいでしょうか。
自由、ただし、他者に悪意を投げつけず、誠意と責任感をもつ、が前提ですかね。
なので、通りすがり改め通り絣116-220-63さまのスタンスはとても共感できます。

労いまでいただき、ありがとうございました!

通りすがり改め通り絣116-220-63
116-220-45-93.rev.home.ne.jp

塩瀬ヨリさま、返信ありがとうございます。コメントは、小説とはまた違って、ポップな饒舌という感じで、
楽しく拝読しました。
素数ゼミ、地中でより、深く潜るとか、フランスの小説にあったのですが(入手したら満足して、どこかで積ん読のまま)、
蟻が知能をそなえて地底に帝国を作るみたいに、蝉も地中で、セミごとの派閥とか、地下で、人間の世界史と同じような事を
するとかww

蟻が人間の大きさになったら、グランドピアノを余裕でかつげるとかいいますが、セミが人間の大きさだったら、
普通の声で「ねえ」とか呼びかけたら、東京から名古屋あたりまで、余裕で届くとか。
ナイショ話、絶対無理ですね(笑)でも、人間は、鼓膜が破けるかもだから、セミ同士の大音声密談は可能か(笑)
地下ゼミの間で、のど自慢とか、オペラとかブームになったら、地上の人間や動物は気が狂いそう(笑)
と、脱線失礼いたしました。

ほめほめクラブに、入会資格とか、会費とかは、特に存在しないようです。
読むと書くとは大違いなので、かけた時間、労力、思索を思うと、気軽な事は言えません。
十代、二十代の頃は生意気盛りで、けなすのがカッコいいみたいに思っていましたが、
なんか、言霊というか、言った事、やった事は返ってくるような気がしている昨今です。
「ナイスキャッチ、上達したじゃん」「すげー惜しかった。次は、もっとイケるんじゃね?」のほうが
自分はたぶん言われて嬉しいので、その路線でまいります。

脱線ばかりじゃ失礼なので、書きもらした感想を。

火をつけるのは城沢の方が上手だ。

こちらの一文にうまいなと感じ入りました。タバコと、体のことと、上手にかけていらっしゃるなと。

飼い猫ちゃりりん
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塩瀬ヨリ様。
まず題名に大きな問題が。笑
『紫煙と私見』
つまり、この一人称小説の主人公の見解は、塩瀬様ご自身のものでしょうか? だとすると、あまり本音が言えません。失礼に当たるといけないので。

しいな ここみ
KD124209079187.au-net.ne.jp

返信をありがとうございますm(_ _)m

仕事中ですので簡潔に──
『バカっぽい』と私が感じたのは、仰る通りのアンマッチさですね。たとえば大した内容のないことをわざわざ難しい言葉で言ったりするひとは、かえってバカっぽいものです。……とか言いながら私もよくはわかっておりませんが──。たとえばですけど過去の哲学者等の言葉を引用しまくって自分を飾るひとは薄っぺらいと見られがちなのに、過去の哲学者等の術語を引用しまくって自分の哲学を語るミラン・クンデラさんはなぜ文豪と呼ばれるのかとか──、『かっぱかっぱらった』なんてしょーもないダジャレを自慢げに朗読されていた谷川先生はなぜ日本三大現代詩人なのかとか──。まぁ、なんとなくですが、こちらの作品の主人公には『自分の浅さをごまかすために難しげなことばを使ってる』みたいな印象をもったのですが──作者さまがモデルなんですか?Σ(゜Д゜)それはなんというか大変失礼。あくまでも私の印象ですので──

個性的なのはいいと思います。

塩瀬ヨリ
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通りすがり改め通り絣116-220-63さま

たびたびご返信ありがとうございます!

積ん読、あるあるですよね~~~~~、それがフランスの小説というのが、読書家でいらっしゃる雰囲気で素敵です!
近頃地震が多いので、寝ている時身体に落ちてこない程度にしないといけませんね~

蟻はカブト虫に劣るとはいえかなりの力持ちだそうですよね。
大きくなったら、人なんかかなわないでしょうね~、胡乱な研究機関から逃げ出した実験用アリが小型犬くらいの大きさになって街を襲うパニックホラーとかどうかしら!?と思いつつ、うーんでも二乗三乗の法則でダメそうだ~~~~と挫折するタイプの科学教徒の物書きです(笑)

セミの幼虫くんたちはあまりに無力なので・・・キノコにもやられたりして不憫です。
アマゾネス蟻帝国vsキノコに乗っ取られて超覚醒したセミ軍団なんかも、銀英伝ぽくないですか!?(ないです)
いずれにしても、地下でも地上でも生き物は有意義に過ごしてほしいものです。
子が集めまくったそこそこ大量の抜け殻を見るにつけ、「これ、希少な漢方の原料にならんか? ならんのか?? 無意味、だと・・・この山が??」というやるかたない気持ちに襲われます捨ててしまいたい・・・・・・

>読むと書くとは大違いなので、かけた時間、労力、思索を思うと、気軽な事は言えません。
おっしゃる通りですね。読むことと、書くことって大部分はリンクしてると思いますが、全く別の素養も必要だなと感じておりました。
想像力 それは愛だと歌ったバンドがいましたが、その通りだなぁと。

>タバコと、体のことと、上手にかけていらっしゃるなと。
ありがとうございます、ダジャレ/ライム精神を発揮させました!
そういうとこに気をとられているから、他を見落とすのかもしれませんね本末転倒(笑)

ありがとうございました!

塩瀬ヨリ
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飼い猫ちゃりりんさま

お読みいただきありがとうございます。

題名に問題がありましたか、やはりライム重視で私怨にすべきでしたかね~!?
題名/キャラ名つけるのが苦手で  最後まで迷ったのでした。 
キャラ名は、辛うじて二度と会わない同級生とかの苗字でやりくりしてますが(笑)
タイトルはーーーーーー!!パクるか、どこかから、ラノベ以外のどこか・・・・・・

とは言え、タイトルに私見とあるからと言って、私の自己投影とかではないですのでご安心ください。(安心??)
よく探し物、もとい物をなくすので、失せモノ探しばかりしてベランダで煙草すって素数ゼミを思い出してるのは私ですが。
そういう、過去の日記を下敷きにした3Rな仕組みになっておりました!
それ以外、不倫だとか研究職だとかは創作です。まぁ、普通ならすべてが創作のはずなんですけどね、文体練習なので手抜きをしてしまいました。
逆に私小説だとオモシロですね、そこまで自己開示、露出したがる心理というかメリットというか、興味深いです。

どのような建付けや意図であれ、投稿したからには「こう見えた、感じた、伝わった」というのは読み手の方のものなので。
少なくとも、私はその読み筋がどうこう、とは思わないですね。
そんな言論統制は悪玉の仕事ですし、私はそこまで仕事熱心でもないです。
ただ、自分の意図どおり伝わってない感じだなと思ったら、今後のためにその差異がどこから生じるのもなのか? を知りたい為、おうかがいすることはあります。すべて利己的な動機です。

ご配慮ありがとうございました!

塩瀬ヨリ
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しいなここみさま

お仕事中の忙しいところにすみません~、ご教示ありがとうございます!!
大変参考になります!!

アンマッチがバカっぽく見える要因だったのですね~、深読みして迷走してしまいました。
私がモデルな部分もありますが、ぜんぜん、気にしないでください(笑)
私個人は周囲に見逃してもらってのびのび生きてる感じです。
小難しいのは、論文記事とか読むのが好きなので自然とそういう語彙感覚になっているのかもしれません。文学とかではなく、科学論文ですね。

そして、モデルとはいっても、創作に落とし込んだからには、コントロールは書き手の責任ですので。
創作物の中で、成立させられていないところが問題だと思っております。
エリートサラリーマンが自宅では赤ちゃんプレイだとか、義父を献身的に世話している中年女が義父の財産使い込んでホスト狂いとか、アンマッチであること=ノイズであれば、そういう二面性の描写が成立しなくなってしまいます。
一般的な作品では、それがアンマッチという評にはならない。
つまりそこが、今回私に不足している部分だなと感じました。

自分では気づかない見え方を教えていただけるのは、とっても助かります。
お忙しい中、私のリクエストに応えていただいて、とても感謝しております。

ありがとうございました!

通りすがり改め通り絣116-220-63
116-220-45-93.rev.home.ne.jp

塩瀬ヨリさま。コメント欄の文章も、リズム感、いきがよいとはこういう事よ、という感じで楽しいです。
なので、ついついまたお邪魔しちゃいました。
理系でいらっしゃるようで、すごい。尊敬。小学校高学年の算数、ひっかけのある文章題あたりから
あやしくなり、中学ではどうにか乗り越えられたものの、すでに苦手意識が。特に、図形の定理と証明。
そして、高校にはいったら、自転車にどうにか乗れる者に、トライアスロンに出ろと言われたみたいな
見えない厚い、高い壁がどーんと現れた感じでした。
わからないところ、つまづいたところを、誤魔化さずに、しっかりと自覚して、理解力にあった
参考書、問題集を選べば、いつでも、なんでも楽しく学べるとわかっているのに……、です。

先日、リニューアルオープンした博物館に行って、近くにある、お寺にも寄ったら、
トイレの外にある洗面台に、でかいオニグモが……! と思ったら、セミの抜け殻でした。
背中がぱっくり割れてて、「エイリアン・コヴェナント」の乗組員の一人の背中から、のシーンを思い出し、
仮面ライダー=バッタとか、異形のキャラって、昆虫も参考にしてるよなと、改めて思ったり。

セミの幼虫くんたちはあまりに無力なので・・・キノコにもやられたりして不憫です。
アマゾネス蟻帝国vsキノコに乗っ取られて超覚醒したセミ軍団なんかも、銀英伝ぽくないですか!?(ないです)。

いや、なくないです。じゅうぶん蟻、いや、ありだと思いました。
コメント欄と、このたびの作品とか語り口を変えて、キノコ、蟻、セミとそれぞれの部族から、立ち位置、言い分で、
言い分や、錯綜する思いなど、交互に語らせるとか、いかがでしょう?
銀河英雄伝説じゃなくて、地下昆虫英雄伝、あれば読みたいし、あらすじは、おっ!? と思ってチェックすると思います。

フランスの小説は、検索したら、ベルナール・ウェルベル「蟻」でした。角川文庫。
「蟻の時代」という作品もあるんだなと。
本って、持って、見える状態じゃないと、内容も忘れるし、持ってるんだか、持ってないんだかも、
あやふやになります。亡くなりましたが、唐沢俊一氏が「2万冊が脳内所有リストの上限かも。こえたあたりから、
二度買い、三度買いが増えた」とかつてブログか、書痴系コラムで書いていらして、自分も、ほんの数冊ですが、
やらかして、(2万いったのか)と思ったことがあります。
発掘するより、Amazonで低価格の時にポチるか、大きい図書館に行く方が、手っ取り早い状態です。お邪魔しました。

夜の雨
sp160-249-3-101.nnk02.spmode.ne.jp

塩瀬ヨリさん「紫煙と私見」読みました。

一言でいうと「大人の小説」でした。
もう少し掘り下げた言葉でいうと『成熟した遊び』の作品で、純文学を受賞した作品のなかのひとつのエピソードと言ったところですかね。

世界観の表現に無駄がなくて、完成度が高かった。

しかし、煙草の使い方がうまいですね。

私は、煙草は害にこそなれ、健康にはよくないと思っていますが、検索して見ると下記のような害があるのですよね。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
たばこについては「百害あって一利なし」とよく言いますが、肺がんだけでなく、ほとんどの部位でがんの原因になるといわれています。また虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞など)や脳卒中などの循環器の病気、慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの呼吸器の病気の原因にもなります。さらに、たばこを吸うことは、本人だけでなく、吸わない周りの人にも肺がんなどの健康被害を引き起こします。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
で、御作の主人公の女性はタバコを城沢との関係において吸っています。
まだ、依存症にはなっておらず、自分でどこに煙草を隠したかを、忘れるほどなので。
主人公が煙草の依存症になっていれば、煙草を身近に置いているはずなので、まだ、依存症ではない。依存症になる過程といったところ。
そして城沢(既婚者)との関係のなかにおいて、煙草がよいアイテムになっている。

これって「城沢=煙草」という具合にも、考えられます。

で、煙草は「百害あって一利なし」なので『城沢』とのお付き合いも、同じようなもの。

しかし、おつきあいを辞められない。

ということで、御作は煙草を大人の男である城沢と関連付けて、主人公の心の弱さを大人の女性として、描いているなぁと思いました。

 城沢が海外の学会から帰国するのは、まだ4日も先だ。 ← アクセサリーのような男である城沢。そばに置いておくと、主人公の精神的な安定につながる。

「……そろそろ会いたいです」 ← 依存症がそろそろ出てきている。現実には、かなり出てきている。

 大嫌いな城沢さん。  ← 煙草同様、「百害あって一利なし」と自覚症状はある。

こんなところですかね。

御作、完成度は高いです。

飼い猫ちゃりりん
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塩瀬ヨリ様
賢い人は相手に伝わるように簡単な言葉で話すけど、馬鹿は難解な言葉を並べて自分を賢く見せようとする。これは日常的によくあることです。
ただし、科学論文を読まれる塩瀬様が馬鹿なわけありません。飼い猫が科学論文を読んだら意味がわからず、五分で寝てしまう。

科学論文と小説の違いを明確に意識すると良いかと。
科学論文とは『製図』なんです。だから理論的な正確性が重視されます。
小説とは『絵画』なんです。だから理論的に必ずしも正確じゃなくてもいい。むしろ美しさや面白さなどが重視されます。

『難しい言葉』と『平易な言葉』の使い方がわかっていないのかな。ごめんなさい。汗
『難しい言葉』とは何か。簡単に言うと意味を多く含む言葉。
例えば冒頭の「漫然」。漫然の意味は
「漫然」には、単なる「ぼんやり」だけでなく、「目的意識や緊張感がない」というやや否定的なニュアンスがあります。
つまり意味が多い、受け皿が大きいから作者の逃げ道が多く、読者は負担が大きい。実は難しい言葉は使い方が簡単で、『平易な言葉』の方が使い方が難しいんです。
 科学的知識をお持ち塩瀬様に言うのも恐縮なんですが、ぜひ『平易な言葉』で表現することの難しさを体感してほしい。それは小説家としての実力をより向上させるための試練でもあるでしょう。

塩瀬ヨリ
i125-206-38-154.s30.a048.ap.plala.or.jp

通りすがり改め通り絣116-220-63さま

楽しいエピソードをありがとうございます!

に、まんさつですか・・・・にまんさつ!?!?(どうようのあまりひらがな)
一冊、一円だとして、二万円じゃないですか!!(譬えの敗北)
地震に、どうぞお気を付けください・・・・・・!!

しかし、すごい指標ですね。私は500冊以下でも余裕で二度買いしますよ!!
なんですかね、あれ、表紙カバーを上掛けするやつ、詐欺まがいの阿呆ホイホイみたいな仕様は。
ミステリ本でそのようになっていた本を重複して買ってしまったのですが、読み始めて「あれ、これ読んだことあるじゃん屈辱!!」と憤慨したものの。
犯人、覚えてなくて普通に最後まで読みました。無事、阿呆だったというオチですね。
阿呆はミステリを二度愉しめる、みたいなことですね!!(やけくそ)

>理系でいらっしゃるようで、すごい。
滅相もない!!紛らわしかったですね、ゴッリゴッリの文系です(笑)
NHK教育番組の、3か月でマスター!数学編、録画したのに恐ろしくて見てません(笑)
というか、明らかに数学がアレルゲン、通りすがり改め通り絣116-220-63さまと殆ど同じ道筋で無事、時給計算しかしない女に育ちました~

数字でなく、仕組がすきなので機械を分解したり、落ちてる部品を見つけると『これは・・・・・・どこの何に使われるものだろうか?』 と考えてしまいます。
人生とはそんなに長いのでしょうか、セミの抜け殻を集めたり、部品を眺めてるヒマがあったら猫の腹毛でもすーはーすーはーしてる方が幸福度高いはずですのに・・・・・・あいにく自宅には猫がいなくて

>高校にはいったら、自転車にどうにか乗れる者に、トライアスロンに出ろ
まさに!妙手のたとえでいらっしゃる。
中学と高校の差分がエグいですよね、まるでアホを振り落とさんとばかりに!!(そういうことだね)
今なら、もう少し楽しく意欲的に勉強できただろうにな~あの頃はな~~~~とありきたりな年寄りの繰り言ですが。
タイムリープできたら、絶対に高校時代に戻って数学勉強せい!と伝えますね。あとエヌビディアの株に全財産をつっこめ!と。

>ベルナール・ウェルベル「蟻」
面白そうな作品ですね~、書評を見たらSF/ミステリ―風味だとか。「蟻」は三部作らしく、そんなに蟻がすきなんだ!と面白くなってしまいました(笑)
生態が面白いからモチーフになるのもうかがえますね。
そうすると、バッタがヒーローになる、仮面ライダーはある意味バイオミメティクスの先駆だったということですね!?さすが石ノ森先生~

楽しい応答をありがとうございました!

浮離
KD059132140195.au-net.ne.jp

わかりつつ聞く気すらなくはぐらかす素振りすらほっかむってやり過ごすばかりの意図にマジレスするのは馬鹿か間抜けか似たもの同士たる両極端だとか、つまるところどっち向いても真に受けることままならないちっともまったくな動機こそを見過ごせるわけなくちっとも寄りつきたくない場所に再びお邪魔してしまう自分自身のことくらいいつでもクソにまみれさせてもどうともないくらいには無駄な経験値ばかり積み上げてきたあたしが通りますよ。
なんか通りすがりかなんか古びた言い逃れが流行ってるみたいなので気にしないですしこれっぽっちも関わりたくないですけどあたしがお伝えしたいことは似ても似つかない土着した精神ばっかが思い付かせることばかりなのでご勘弁くださいだとかなんとか。
どうでもいいですね。

本当は放っておこうと思ったんですけど、些細にくだらなく不愉快な点が多々見受けられるものだから不愉快すぎ故にご勘弁を。

真っ先にお伝えするべきは、残念ながらこのスレはとっくに忌み地化してることは明らかなはずで、とはいえ書き手にはこれっぽっちも瑕疵などあるはずもなくそれどころかそれを承知の上で快活かつのらりくらりとして快適な忌み地らしく浄化に務める書き手のもてなしぶりには誠にアタマが下がる思いです。

あたしは大概として最低な人なのでこれっぽっちも共感できないですし意味わからないけど、べき論としての冷淡くらいは解さないでもないつもりでいます。
そんな上で今更の如く”ふんどし需要”を語るべくもないことは明らかであるはずの書き手にお伝えしたいのは書き手にとってではなく迂闊にも関わってしまったあたし、所詮あたしばっかのあたしによるあたしのための正真正銘たる抗弁でしかないはずで。

当たり前ですよね、どうしてあたし程度が顔も知らない人様のお役になど立てるものかと。


これって、こんな碌でもないスレに迂闊にも自ら関わってしまった自分自身への呪詛です。
間違えた、とんだふんどしまみれのエゴな言い草への猛烈なる嫌悪でしたすみません。


キーワードその1【馬鹿女】

あたしの他にもそんな指摘があったとのことからとっくに歪曲ないし曲解甚だしいことにジメジメとおしっこに塗れるような無念が拭えません。

>バカ女、ってどの辺がバカに見えるのでしょうか??

あたし自身が際立って馬鹿なのに詳細にそれを自覚してたら怖くないですか。
じゃなくて、あたしは単に語り手の状態をマクロ的当然としてその状態を”馬鹿”と修飾しただけです。
人文系研究職とかわかりません、っていうかそれってあたし的修飾に照らせばむしろ人間っていう尊厳を毀損しがちな視座のような気がしてしまう、なんて言い方は脅迫的にすぎるし大仰に違いないから気にしないでほしいんですけど、だらしなかろうが忘れっぽかろうがそれを捕まえて馬鹿呼ばわりに図るとかマウントヘイト極まるも甚だしいっていうか人としてシンプルにクズっぽくないですか。
タバコばっかに透かして男に思い耽る心理状態って、普通に馬鹿の状態でしょ? ってこれなんかおかしなこと言ってますか。
他にも馬鹿女呼ばわりしてる読者がいましたか、そうなのかななんかつまんない受け取りばっかますますふんどし臭くて滅入りそうです。
恋愛感情なんて子孫繁栄のための一時的な脳疾患って、大層昔から言われて人類ガッカリみたいなコンセンサス通じないって多分けっこうつまんない話かと思うんですよね。
だからってそれを懲りず仕出かす、手放せない恋リア大バズりボンクラ社会ってまったく今現在の話でしかないはずかと思うんですけど。

悪口に受け取れてしまいそうですか。
おんなじ質問したっけな。
つまんないんですよ、実際。
馬鹿の状態にある馬鹿女に、

>大嫌いな城沢さん。

って。
そんな閉じ捕まえて、

>一言でいうと「大人の小説」でした。

って。

書き手、嬉しいですか。
大丈夫ですか。

キーワードその2【平易】

あたしは漢字ひらけ、なんてお節介なこと言ってないですし、漢字の硬質さよりひらがなに託す企みの方が好きってたかが個人的主観からこのお話って体裁として好きじゃなかったって言っただけなんですよね。

>簡易でタイトな言葉選びに惹かれる

って。
わかりますか?
あたしは言葉間違えたんじゃないですよ。
平易ではなく、簡易。
あきらかな意図として言ってます。
わかりますか?
平易って、なに。
辞書引きたくなった人、きみ馬鹿だから。

いいですか?
平易とか、わかりやすいとか伝わりやすいって、現代のネット社会いわんやAIに飼い殺され社会においていよいよ、たかが”馬鹿基準”でしかないってこと、まだわかんないの?
世の中って、どうして便利であるべきなの? 楽ちんなことが歓迎されるの?
テクノロジーがお節介なまでにそれを標榜するのって、なんのため?
たかが民衆どもを奴隷の如く飼い殺すためですか?

違いますよ、常に間違える馬鹿な民衆に相応しいもの提供してるだけですよ。
そうして融通するべき”人類”っていうこの先の青写真を疑わないだけ。
馬鹿なのは常に、”平易”とか言ってる馬鹿民衆なんですよそんなこともわかんないですか?
欲しがるばっか、それが価値で真実であるべきが民衆ですよ、だって、考えたくないんだもの。
考えたつもりだけ、楽で便利に辿り着く言い訳欲しいだけ。
”平易”って、馬鹿基準たる民衆のための善良で作為まみれのプロンプトだと思うんですよね個人的にはとっくに。

簡易って、トイレとかそんなことばっか思いついちゃいますか。
そうじゃないですよ、っていうかそれすらも発明。
要点を踏まえつつ複雑さを省きながら目的を手軽に実現する。
わかりづらいですか?

平易な言葉って、偉そうにお節介撒き散らしてるけど、それってつまりなに。
わかりやすく平易に表現できるんですか。
それって、面白いですか。

簡易な言葉って、なに。

簡単ですよ、みんな知ってる。
”ヤバい”って言っとけばなんでもおっけ、あんな応用性莫大な言葉ってないでしょけっこうとっくに古い言葉のはずなのに。
わかんないですか。
あたしはそういう崩壊招きがちに扱われがちな日本語をアタマでっかちに批判したがる御用学者とか大嫌いなんですよね。
”ヤバい”だけで汲み取れるしすれ違うことだって簡単、って普通にヤバくないですか。
同じ文章読んでもちゃんと読める人とちっともな文盲が存在することとなにがどう違うと思う?

嘘くさいんですよどいつもこいつも。

こんなふんどし祭り恥以外の何物でもないですけど、それにちっとも臆さない書き手は聡明ですよ素晴らしい。
あたしはそれにまんまとはしゃぐ恥知らずどころか自覚ゼロ客観性こそ爆ゼロのふんどし界隈クソにしか見えなくてイライラするんですよねすみません。
借り物ばっかぶら下げて利口に思われたいばっかの上っ面ばっかだからいつまでもふんどしキャラ蔑まれて見下げられてばっかなことなんでわかんないんだろ謎すぎ

塩瀬ヨリ
softbank126115136200.bbtec.net

夜の雨さま

お読みいただきありがとうございます。
また読み解きの詳説、ありがとうございます!

「大人の小説」、過分なカテゴリーと思います恐縮です!
こちらのサイトだと、珍しく平均年齢たかそうなキャラの恋愛モノだからでしょうかね??
恋愛の体で、さほど恋愛してない気がしますね。マウントはしてそうです。
歳をとるのと、大人になる、がいつの間にか乖離してしまった世の中ですが、案の定、私もいい加減大人になれよ!と言われる方の住人でして・・・・・・
そこはコメントに十分現れているわけですが。

煙草も、もはや紙巻などは村八分でしょうねぇ。
大人の男やダンディズム、不良っぽさなどなど、様々な記号として使われてきた煙草ですが。
電子タバコになったら小道具としては成立しないとみえて、そういう文脈で電子タバコが出てきた作品をまだ見たことがありません(笑)
個人的な考察ですが・・・・・・紙巻煙草って、「吸う時に口許が隠れる」「咥えた時に唇がうすく開く」あたりがフェチ魂に響くのではないかと!!
マスクの余白が美人を予感させるのとか、着物の裾から覗く足首に似て隠れたものが見えるお得感みたいなものがあるのではないでしょうか!?
その点、電子はあれですよ、ちゅーちゅーストローでジュースを吸ってる赤子的無防備さはあれども、フェチは騒いでこないですね~~~~~

コンプラも厳しいですし、表現をするにはすこし窮屈な時代でかもしれませんね。
とまれそういう部分が昭和っぽさなのかもしれないと思いました!

ありがとうございました!

塩瀬ヨリ
133.106.191.75

飼い猫ちゃりりんさま

詳しいご返信を、ありがとうございます。

私の書き方が曖昧だったのかと思いますが、科学論文を読む、なんならムカついた裁判と類似の判例も読んだり、家電の説明書も読みますが、それは単に興味や嗜好がそういう分野だという話で。
それ以上でも以下でもないです。
なにせ、興味がないとまるで情報とりにいかないもんですから、今のお笑い芸人さんとかYoutuberとか、なんたら賞をとった作家さんも、文豪なんかの作品もなんも知らないですからね~
文系が多いであろう物書きの中では、興味のある分野が珍しい分野に偏ってるだけでしょうね。
ちなみに、祝日の名前を全部言えないと思います。
来週なんか休みだ!赤い日だ!ワーイくらいの気持ちで。

なので、証明はしにくいですが、他者から賢そうに見られたいと思うことは殆どなく。
むしろ初見ではナメられたいとおもって日々過ごしてます。
雨の日に捨て猫を拾うヤンキーの評判がインフレする効果を狙っているからですね(ゲインロス効果ですね)

人は結局自分しか信じないので、自分の判断(この場合は、不良と思ってたのに・・・”実はいい人”じゃん!!という評価更新)を鵜呑みにするし、自分が納得したものをなかなか手放さないものですから。
上手くいくと、対人関係の費用対効果が最大になると思ってるんですけどね~なかなか思い通りにはいかないですね。
だから、私はどちらかというと侮られたい派です。

話が逸れました。

小説が絵画であるという譬えは情感豊かで素晴らしいと思います。
一見、とても分かりやすいし、普通に眺めてほとんどの人から反発される要素がない。障壁の低い開かれた表現・思想と思います。
それは、絵画も美しさも、とんでもない多義的要素を包含しているからです。
見る人が、自分の好きな概念をぶち込める、ドでかい便利な器という訳です。
だから、作中に落丁や不整合、矛盾があっても、読み手の好意で脳内補完されてしまって、見過ごされるのではないかと考えています。これは、余白とか作者の死と同義ではないと思います。
私もおおいに、この”好意的な読み手”という恩恵に預かっていると自覚しています。

絵画と言っても、フラゴナールと長谷川等伯を見て同じ「美しさ」を表象するとはいいがたいのではないでしょうか?
ましてや「美しさ」を一義的に扱える訳もない。
すべて、相対的だと受け取るのが私のスタンスですね。
ですので、その曖昧さをできるだけ狭めていきたいと思って試行錯誤しているのが現在地です。
漫然とぼんやりは違います。違いがあるので、漫然を選んでいる訳です。
読み手への読みやすさより、情報伝達の精度の方が私にとって優先度が高いからです。
これは認知やアプローチの違いであって、優劣ではない。
少なくとも、私はそう考えているということをお伝えしています。
10人いたら10通り、100人いたら100通りの、やり方や解釈表現があってもおかしくはない。
なんつーか、誰しも好きにしたらいいと思います。
ある程度のロジックはあるにせよ、正解はまだないのですから。
人の心は、文学だと概ね胸部にあるとされています。
が、科学的には脳の特定部位と思われていたところから、脳全体のネットワークである、と拡大され、今や、身体が感情を脳に想起させるのではないか? というところまで研究が進んでいるようです。
心、感情の源泉すらいまだ不確かであるのに、それを扱う小説に唯一の規範が存在すると考えるのは早計な気がします。

飼い猫ちゃりりんさまが、熱心にご自分の美学について教えてくださったので、私も同じ熱量をもってご返信いたしました。

私のこの試み(設計図的小説とでもいいましょうか)が成功するか、ある程度やって満足したら、次は別なアプローチをしたいと思うかもしれませんね。
そうしたら、谷川俊太郎が途中からひらがなの力に向き合ったように、挑戦してみるのもいいかもしれないと感じています。

界隈
sp49-109-148-110.tck02.spmode.ne.jp

>書いた内容と読んだ人の頭の中に浮かぶもの、そこの誤差を極力小さくしたい。

読んだ人の頭の中に浮かぶものは個々人の言葉以前のものが大半でしょうから、コントロールしようとしても無理な話だと思います(むしろ感想のほうが言語化されたものであるが故にコントロールしやすいと言えなくもない)
例えば「iPhone」と書いても皆が同じようなイメージを持つかといったらそうではないし、詳細に書いたら書いたで分からない人は漠然としたイメージが募るばかりです(小説は基本的に書き手の言葉以前→その言語化→読み手の言葉以前→その言語化という少なく見積もっても4つのプロセスを内包しています)

上の抜き出した目的を達成したいならもっと考えて掘り下げなければならないし練りに練らなければならない、そしてそこが小説の出発点であり文章を書くことよりも重要なのだと私は思います

しいな ここみ
KD124209085064.au-net.ne.jp

横から失礼します。

>通りすがりさま

マイ・フェイバリット小説、ウェルベルさまの『蟻』『蟻の時代』が話題に上がっていて、喜びの声が出てしまいました。

その前だったか後だったかにマルケスさま『百年の孤独』を読んだのですが、私にとっては同じぐらいの名作です。蟻がフェロモンで会話すること等を知って『人類は孤独ではなかった!』と感動に打ち震えました。20年ぐらい前に読んだのですが、映画化されないかなと心待ちにしているうちに日々の生活に忙殺され、忘れていました。三作目も出ていたのですね! 読みます!

主人公の蟻がVIP席に座らされて人間と会話をする場面が特に印象に残っております。昆虫嫌いな私が蟻さんと仲良くなりたいと思ったほどの名作です。フランス語はわからないので和訳で読みましたが、あれはもっともっと評価されるべき! 後世に受け継がれるべき!

塩瀬ヨリ
softbank126115136200.bbtec.net

浮離さま

再度コメントいただきありがとうございます!
私がリクエストしてしまったばっかりに、余計なご心労をおかけしてしまい申し訳ないです。
詳説ありがとうございます、前回のご指摘を、私が勘違いしていたことが分かりました!

>語り手の状態をマクロ的当然としてその状態を”馬鹿”と修飾
>恋愛感情なんて子孫繁栄のための一時的な脳疾患
主人公の女は、恋愛ホルモンにやられて愚かしい精神状態になってるよね、という”状態”をさしていたということですよね。知能が低そうとかではなく。

恋に落ちると人はバカになる、みたいな言説はいつまでも廃れないですし、ヒトの構造か遺伝子に組み込まれているのでしょう。
私は恋愛モノが読むのも書くのも苦手なうえ、自身恋の実感などは果てしもなく昔の話ですが。
群れなす生物が、社会集団の中で、特定個体の差別化を正当化するための暫定的なレッテル/概念かな~くらいの認識ですね。正気になられちゃ困るんでしょう、きっと。恋愛中は。知らんですが。
ホルモン関連は説明するればするほど陳腐になりますので、とにかく、たぶん、そうなる!!くらいの開き直りで取り組んでおります。だから「大人の小説」というイメージはちょっと、恐縮してしまいますね(笑)ストーリーの起伏がなく、内省の多さと、主人公が学生じゃなさそうという点が、強いて言えば「大人のー」という表現になったのかな? と理解しております。  ただ、私自身は、大人の気だるい切ない恋愛を書きたいのではなく、非対称性からなる権力勾配を持ち込んだ性愛と、自己と相手への認知の変遷を書きたいと思っていたのですが。作品としてぶつ切れで短いと、そんなのは高望みだなぁと感じております。
(そもそも、「大人の恋愛」要件定義をしてないですし)  

>簡易でタイトな言葉選びに惹かれる
>漢字の硬質さよりひらがなに託す企みの方が好き
浮離さんの個人的な好みを伝えてくださっているんだなと理解しておりました。
平易については、こちらのサイトでもよく見かける言説なので、最近はそういう潮流なんだな~という認識でおります。
で、それと私がどうするかはまた別の話で。(だから、浮離さんも、自身の好みの問題だ、と前置きしてくださったのですよね)
それでいうと、”必要十分で自分の好みにあうもの”、ということになりますが、ちょうどいい言葉が浮かばないですね~、まだ自分の中でも流動的だからかもしれません。
文体よりも、伝達能力/精度のプライオリティが高いので。それが平易でなされるならそれを、簡易で到達するならそれを、はたまた別の何かで達成できるならそれを使っていくと思います。
自分では、読み手の認知負荷がどの程度なのか? をはかる指標がないので、手っ取り早くまずは熟語をへらしてみるか~? くらいの試みですね。
自分で得心しないと行動には移せないので、誰かのアドバイスで取り組んだとしても、それは私の意思決定です。
個人的には、今のところ、平易に面白さを然程感じないので、実験程度にやるかな~という程度です。逆に、平易で面白と個性を担保するのは途轍もなくハードルが高い気がします。
少しだけ、コメントについて。
この作品の掲示板について、「忌み地化している」というご指摘をいただきました。これは、こういうことかな? と思っています。
作品そのものについての話だけならともかく、コメントが重なってくると、作品への感想・批評だけではなく、コメント同士の応酬や、それぞれの考え方についての議論まで混ざってきます。
そういう意味では、たしかに純粋に「作品について話す場所」とは言えない様相でしょうか。
そして、私自身は、それを必ずしも悪いことだとは思っていません。
私は、このサイトを無料で利用させてもらっています。
 せっかく場所をお借りして作品を公開しているので、自作の掲示板くらいは、来た人が好きなことを言えて、変に萎縮せず、普通に会話できる場所であればいいな、くらいには思っています。  そこが「快適な忌み地らしく浄化に務める書き手のもてなしぶり」という見え方なんだろうと思いました。

コメントをくださった方には、まずお礼をする。
具体的なご指摘なら、考えて回答する。
納得できないことについては、納得できないと伝えるか、あえて触れない。
雑談なら雑談として返す。
誰かを攻撃するような流れになれば、必要に応じて軌道修正する。

そんな程度、ごくごく普通のことです。これは、改善のために指摘が欲しい!!という私のエゴとコンフリクトしません。

そして、誤解されたくないところなのですが、私は心にもないことを言っているわけではありません。
「面白いですね」も、本当に面白いと思ったときにしか言いません。
ただし、相手によって文章の調子や距離感はかなり変わります。これは単純に、相手のトンマナに合わせているだけです。
だからといって、私自身の考えや判断まで相手に合わせているわけではありません。

私は、作品について何か言っていただけること自体をありがたいと思っています。単純に「ここが好き」「面白かった」と言っていただくのも、読者が実際にどう受け取ったのかという情報なので興味深いです。
ただ、個人的に特にありがたいのは、自分では気づいていなかった文章上の挙動を指摘していただくことです。改善につながるからです!

たとえば、
「ここは作者の意図とは違うように読める」
「この二つの描写、並べると少し矛盾していないか」
「この人物はこういうつもりなのだろうけれど、文章からは読み取れない」
といったもの。

作者としては「こういうつもりで書いた」というものは当然あります。が、実際に文章として出力されたものを、その意図どおりに読まれるかは別問題です。
こういう指摘は、自分で推敲しているだけでは拾いにくいので、非常に助かります。とびぬけて、自分の文章を客観する能力が低いと感じています、アホアホすぎる。

なので、意図と違う読み方をされた場合も、「なぜそう読めたんだろう?どこがその要因なのか?」のほうに興味があります。
「なるほど、確かにそう読めるので直そう」もあれば、「そこは意図的なので変えません」もありますし、「面白いけれど今回は採用しない」もあります。
指摘されたことをすべて採用するわけではありません。

だから、褒め言葉も、好き嫌いも、雑談も、鋭い批評も、それぞれ別の意味で歓迎しています。

そんな感じで、ちょっとずつでも上達していければな~と思っておりますので。
また投稿した際には、気が向いたらご指摘いただけると大変嬉しいです!!

塩瀬ヨリ
softbank126115136200.bbtec.net

界隈さま

ご意見ありがとうございます。かなり考えさせられました。

「読者の頭の中に浮かぶ具体的なイメージそのものを一致させたい」となると、たしかにイデア論的な深淵な話みたいですが(笑)。

これは単純に、長生きしたい!とか大金持ちになりたい!!とか言う、他愛ない叶わぬ野望のようなものです。
そこまでMADで傲慢でもないつもりです(笑)。
脳にデバイスでも入れない限り無理そうかな、とは思っています。まだfMRIの段階ですから、もう少し先でしょうね。マウスなら脳に電極を入れて実験できますが、本当に「見えている」のかマウスに確認できませんし。

もっと現実的なところでいうと、私が欲しいのは「テキストなのに、映画を観ているくらいの情報密度」なのだと思います。

読者それぞれがどんな映像を思い浮かべるか、そのあとはもうお気に召すままです。

ただ、書き手としては、こちらが意図した情報をできるだけ多く、しかも精度を落とさずにテキストへ圧縮したい。その結果として、読者の中に立ち上がるものとの誤差を、できるだけ小さくしたい、という感じです。

そう考えると、仰る「書き手の言葉以前→言語化→読み手の言葉以前→その言語化」というプロセスは、まさにその通りだと思います。

そして「そこが小説の出発点であり、文章を書くことよりも重要」というところも、かなり腑に落ちました。

結局、文章技術以前に、自分が何を見ていて、何を渡したいのかを掘り下げておくことの方が大事な気がしますね。

しいな ここみ
KD124209079143.au-net.ne.jp

ひとつだけ──

私は『平易な文章のほうがいい』と書いた覚えはありません。私の生き神様──吉増剛造さまは平易とは真逆です、詩作品も、評論なども。逆に谷川先生なんかは平易です。

人それぞれでいいと思います。

ひとつの文体にこだわらず色々やってみるのも修行になります。キルケゴールさんの『死に至る病』冒頭のあのめちゃめちゃややこしい人間と精神の関係を関係させて語る関係についての文章なんかも大好きです(*^^*)

塩瀬さまのこちらの作品は、文体が単なる『立派に見せるための飾り』になっていると感じたのでそう指摘しましたが、これが塩瀬さまの日常の言葉であるのなら、私の勘違いだったかもしれませんm(_ _)m

浮離
KD182249019077.au-net.ne.jp

書き手なりの”平易”なる馬鹿基準返信であることは承知の上なので気にしないで欲しいんですけど。

大人が子どもに話しかけるときって、大人同士のそれとは違う噛み砕いたものの言い方気遣ったりするじゃないですか? 
なんなら赤ちゃんに向かうとなれば「キャワいちゅねぇぇぇ」なんちゃって当て擦りも甚だしく語尾メタる界隈とかなんか相好相応しくテンション高めにちょっとくらいブスな赤子でも天使に奉って場の空気健やかにぶち抜けたりするじゃないですか。

それって、誰が受けて企てることかって普通考えるじゃないですか。
っていうか、子どもの側から「わかりやすくお願い」的導入授けられたことなんかないじゃないですか。
「バブう」言ってる赤ちゃんとか実際あんまりみたことなんかないわけで。

聡明な書き手だからまあわかるかと思うんですけど、”平易”ってなに基準かよ? 誰基準かよ? っていう冷静な眺めからしてマウント構成率ややでも高めかもしれないよねっていうつまんなさ、個人的にはかなり交際拒否圏みたいに感じさせられる派なんですよね。
まして素人なりにも”創作”界隈においてならなおのこと、って無茶振りと思いますか。

”平易”?
そんなこと言って見栄利かせた気になる程度には意思薄弱だし憧ればっかの酩酊思考ばっかだから毎度の如く下手くそのつまんないばっかなんじゃないの?

って、これってあたしのまったく正気の本音です。
書き手はそんな暴虐の輩をどう軌道修正する、出来る、その必要を考えるものなのか。
あたしは全然興味ないし、同意のかけらもないです。

書き手は冷静な思考に長けて聡明だし理知的で見事なんだけど、あたしには直感スピードとベクトルの変更性能が合わないし物足りない気がする。
だってあたしは書き手を批判する材料なんて一つも持たないし、だけど書き手を必要としたがるふんどし供のボロい乞食根性を嫌う態度を持たないことには当然信用する気も持てなくて当たり前なんですよね。

書き手にとっての”平易”って、こんな場所においては馬鹿を野放しにして醸成するにうってつけの、ものすごくスピードの遅い思想とか常識とか正義正論、なんでもいいです、とっくに非合理に落ちた”人間性”だとか例えばなんですけど、そういった価値観を架け替えることを自らにこそ非合理この上ないものとして立ち止まる傲慢民族”人類”として、あたしはかなり見下げる主義思想の人間なんですよね。
正義も悪もそんな単純構造なんかてめえの欲求から生えてるばっかのご都合主義ってことくらいとっくにわかれこのクソポンコツが。
とかそんな感じ。

シンプルにクソおせえ自惚れた輩どもとして木っ端微塵に見下してあくび堪えて眺めてます実際。


”平易”ってなにを目指して思いつくことかと思いますか。
まして、それをクリエイティブに照らして信頼に足るものらしく疑いもない感じとかって、どう思いますか。

あたし、「バブう」って大人のための都合だと思うんですよ。
至って傲慢かつ退屈な原理としか思えないし、伝わらなくてもいいけど、建前笠に着て高括るつもりならクリエイティブなんてそもそも憧れんな下手くそ、って普通に思ってしまう。


つまんないんですよ、お手本ばっかぶら下がって着飾りたがるばっかイキり腐りやがって



もう来ないですごめんね。
ありがとうございました。

通りすがり
182.140.5.103.wi-fi.wi2.ne.jp

>冒頭の伏線のような引っ張り方に対して、答えが釣り合わないというご指摘だと思いました。
>たしかにミステリやサスペンスのような雰囲気/トーンなのが原因のような気がしています。

雰囲気がどうたらという問題ではなく、

>ふと愚かな欲求
ここから欲求の具体的な形に関して一切情報を隠したまま数行が進む。
読者は欲求が何なのかと疑問に感じるが、その情報は明かされない。
読者の疑問にヒントや考える要素も与えず隠しているので、隠している理由があると考えます。
にもかかわらずそのものズバリと開示する。
この数行、情報を隠し読者を放置して何がしたかったんだろうと思うわけです。
中途半端に隠すくらいなら、さっさと開示して、読者に人物とともに煙草を探させた方がという話です。


主人公が馬鹿っぽいって話に関して

>主人公の女は、恋愛ホルモンにやられて愚かしい精神状態になってるよね、という”状態”をさしていたということですよね。
>知能が低そうとかではなく。
そういう状態になるのは馬鹿だし、そうなったとして自分が馬鹿になっていると自己を省みれてなさそうなのはやっぱり馬鹿だと思います。
不倫していることに恥も自嘲もないのかとも。


彼女は煙草は吸えるが、日常的な喫煙者ではないですよね。
衝動としては喫煙者のソレではなく、感傷によるものですよね。
その割に余裕がない。
見つからなかったらなんなのでしょう? 煙草は買えばいいです。
「もう探す場所が無い」とヒステリー、もしくは脅迫観念起こす話でしょうか。

そして、個人的に気になるのは
蝉に関して、自己投影でもある種の羨望でもなくうっすら馬鹿にしていそうなところ。



逆にどこが彼女のの知性を感じさせる描写なのでしょうか?
馬鹿に見える姿しか見せてないんだから、どういう視点にしろ馬鹿としか思われないんでは。


伝わらなかったといいますが、
ここはこういう意図で入れたけどどうでしょうかと言うのもないので、作家本人の意図とその意図に対して読者が受け取った事のギャップが正確に伝わらずフィードバックもされないままなのも、なんだろうか。
指摘されたカ所直した所で、作者の作為とは関係ない所なら、
自分の作為が上手くいったかの確認取れないままですよね?



後、素数ゼミに関して、2種の最小公倍数に言及しないのは素数ゼミ出しておいて? とも思います。

ぷりも
180-198-195-96.area1b.commufa.jp

【紫煙と私見】拝読しました。
高い文章力と、文学的な雰囲気が良いと思います。
私的に気になったのは二点。

一つはパンプスが出てくるまで性別が推測できないこと。

”女の一人暮らしは〜”みたいな説明調の文を意識的に省いてるのではないかと思いますが、男だと思って読み進めた場合、実は女だったとなると読者はそれまで描いたイメージを置き換えないといけなくなりますので。

私なら案ではありますが、書き出しを

“ ソファに寝そべってフェイスパック越しに漫然と活字を追っていると、ふと愚かな欲求が兆した。”

とすると、女性なんだろうと心の準備ができるような。


もう一つは、城沢と男の使い分け。
性を感じさせる時は男なのかと思ったんですが、どうもそうでもないようで、その意図はわかりませんでした。
冗長に城沢を繰り返さないための代名詞かも知れませんが、私は何でだろうと気になりました。後半の

“  自宅では決して紙巻を吸わない男。
 私の前でさも美味そうに煙を吐く男。”

ここでの男は代名詞というよりは抽象化した表現として受け取れるので気になりませんでした。

と、小言の方が多くなってしまいましたが、ハイレベルではないでしょうか。

飼い猫ちゃりりん
sp49-96-238-96.msc.spmode.ne.jp

塩瀬様ごめんなさいね。誤解が誤解を生んでもうめちゃくちゃ。あとは伝言馬でします。

アン・カルネ
KD059132069241.au-net.ne.jp

短いのでさらさらっと読めました。
不倫している女子大生の話、で良いのでしょうか。院生かな? 
気になったこと。
封を切ってあるタバコをパンプスの入っている靴箱の中に入れて置いたこと。それを取り出して口に付けられるところにちょっと生理的嫌悪感を覚えてしまいました。また「灰皿の中には、半分以上も吸い殻が溜まっている。」とあって、でもタバコを最後に吸ったのは「5月の夜」だったのでは? そして今は「眼下の緑道には秋の気配が混ざり始めていた」ということなので、もしかして何カ月も吸い殻放置ということかな、と。そこらあたりでもしかして汚部屋住まいの女性なのかな? と……。リアルな人物像をどう思い浮かべたらいいのかな、というところで、ちょっと小道具の扱いが気になりました。
あと、気になったところは、蝉に例えられているのは男の方なのか、主人公の女性なのか、それとも二人ともなのか、というところ。
ただあくまで私の読後感としては「……そろそろ会いたいです」大嫌いな城沢さん。」と〆られているので、この女性は妻のある彼のことが大好きなのね、と思えてしまいました。
ただ、この男は「ミチオさんは、煙草をゆるしてくれないんだ、と妻の名をさらりと口にする男」なんですよね。それを思うと、こういうことを言ってる段階で、彼の中では主人公は愛人というよりは限りなくセフレに近い扱いだろうな、と察せられてしまうというか。その上でのラストを思うと、それでもそんな男を“恋し恋しと鳴く女”ってことで描かれた女性の心情吐露? と思えてきてしまって、そこがちょっとなんだかなあ、な気持ちになってしまいました。

塩瀬ヨリ
133.106.193.209

しいなここみさま

度々恐れ入ります、なんか行き違いや誤認があったりして、全身複雑骨折な感じですが(笑)

しいなさまは、『こちらの作品の場合は、もっと平易なことば』がより良かろうという御意見を下さったのであり、常に無差別に平易な文体でなくてはいけない、とおっしゃったわけではないと承知しております。

しいなさまも、また私も何回か申し述べておりますが、書き手の好きにしたらいいことですから。
各個人の好みは最大限尊重しつつ、参考になるご指摘があれば、改善につなげる、そんなサイクルです。

“可読性”という単語を安易に使ったことと、意図通りに読めないバランスと描写を欠いた文章が、混乱させてしまった部分と思います。
不調法で申しわけありませんでした(^_^;)

塩瀬ヨリ
mo146-99-132-65.air.mopera.net

浮離さま

何度も赴いてくださって、ありがとうございます。

もはやご覧いただけないかもしれませんが、簡潔に。

私は、分かりやすく感動ポルノに改変された映画などを憎しと思うタイプです。
なので、平易であることが=いいこと、とは思ってないです。
私の主張と異にされている方々がいるからといって、それを態度にださないだけで。
そこは浮離さんと違いますね。

浮離さんは、すごく純粋で真面目な方なのだと思います。
私はその逆だなぁと感じました。
(自分以外は基本どうでもいい)

もう作品をお読みいただけないのは残念ですが、他の作品への批評を拝見して学びを得たいと思います。

ありがとうございました。

塩瀬ヨリ
133.106.193.209

浮離さま

何度も赴いてくださって、ありがとうございます。

もはやご覧いただけないかもしれませんが、簡潔に。

私は、分かりやすく感動ポルノに改変された映画などを憎しと思うタイプです。
なので、平易であることが=いいこと、とは思ってないです。
私の主張と異にされている方々がいるからといって、それを態度にださないだけで。
そこは浮離さんと違いますね。

浮離さんは、すごく純粋で真面目な方なのだと思います。
私はその逆だなぁと感じました。
(自分以外は基本どうでもいい)

もう作品をお読みいただけないのは残念ですが、他の作品への批評を拝見して学びを得たいと思います。

ありがとうございました。

塩瀬ヨリ
133.106.193.209

通りすがりさま

何度もご詳説ありがとうございます。
ご指摘の趣旨、少し捉え方がズレておりました。

ご指摘の、

「具体的な欲求を伏せた以上、そこには読者に考えさせる意図があると受け取る。そのわりにすぐ答えが出るので、だったら最初から提示すればいい」

というお話は理解しました。

私自身は、ここを「読者に謎を与えて引っ張る」つもりではなく、突然欲求に襲われた主人公が、それをまず「愚かな欲求」としか認識しておらず、そこから「煙草が吸いたい」と具体的に認識していく、という認知の流れとして書いています。

ですので、今回いただいたご意見については、「そういう読み方・感じ方もある」として受け取りましたが、現時点では必ずしも瑕疵とは感じておりません。このあたりは、情報をどのタイミングで明示されることを心地よいと感じるか、という読者側の嗜好もかなり関係する部分かなと思っています。

執筆の意図については、その通りで、今回は内容やテーマそのものよりも、文体や構成を変えるための練習として書いています。

前回は、作為を説明すると「こう読んでほしかった」という言い訳と受け取られたり、先入観による好意的な補完が生じたりするのを避けたくて、あえて詳しく説明しませんでした。

今回は、作為と実際の読解とのズレを確認するという意味で、必要な範囲だけ補足させていただきます。

主人公が愚かに見えること自体は意図通りです。ただし、知性がないという意味ではなく、知性を保ったまま、恋によって愚かな状態になっている人物として書いています。

蝉についても、本能だけで生きられる存在を一瞬羨ましく思いながら、同時に「人間の恋愛や人生観に蝉を準えて理解した気になっている自分」の不遜さに気づき、辟易する、という流れを意図しています。

また、灰皿については、城沢が自分の生活に痕跡を残していること、あるいは自分を支配しているつもりでいることへの苛立ちも含めています。

不倫については、一作目では明記していたのですが、今回は書き漏らしていました。

作者として、不倫そのものを肯定・否定する方向へ読者を誘導する意図はありません。主人公自身も、それが現在の民法上の不貞にあたることは認識していますが、それを羞恥の対象とは捉えていない、という設定です。

素数ゼミについては、単に「羽化のタイミングがずれれば仲間に会えなくなる」というイメージを喚起するために用いているので、詳しい生態や周期については説明していません。この場面では、そこまで説明すると主人公の思考線から外れてしまうと判断しています。

«指摘された箇所を直したところで、作者の作為とは関係ない所なら、自分の作為が上手くいったかの確認が取れないままですよね?»

こちらについては、今回いただいたコメントから、少なくとも私が意図した部分が現状では読み取られていない、ということは確認できましたので、それだけでも十分有益なフィードバックになっています。

また、ご指摘をいただいた箇所についても、内容を踏まえた上で採用するかどうかはこちらで判断したいと思っています。

今回はかなり具体的に読んでいただけたので、作為と読解のズレについても確認することができました。
ありがとうございます。

偏差値45
KD059132254142.au-net.ne.jp

文章自体は理解できますが、物語としては少し理解しにくい作品でした。

主人公の行動や思考がかなり支離滅裂に感じられます。
煙草への異常な執着も、単なる喫煙欲求なのか、
それとも何か別のものを暗示しているのか、よく分かりません。
読んでいて、煙草ではなく違法薬物への依存を描いているのではないか、とさえ感じました。

また、不倫について主人公がどう考えているのかも、今ひとつ伝わってきません。
不倫を許容しているのか、感情に流されているのか、
それとも自分の感情に抗おうとしているのか。
主人公自身の立ち位置が曖昧に感じられました。

もちろん、そうした葛藤そのものを描いた作品なのかもしれません。
ただ、個人的には主人公の感情の揺れが「複雑」というより「支離滅裂」に見えてしまい、
物語として面白いとは感じませんでしたね。

風呂糸
pb6aa9f76.tubecm00.ap.so-net.ne.jp

読ませていただきました。

>Show don't tellを意識しながら、必要十分なタイトな文体にならんか? ならんか?? と試行錯誤しています。

難しいことに挑戦しているなと思いました。
Show don't tellは「語るな。見せろ」 一般的には「説明するな(語るな)。描写で伝えろ(見せろ)」という意味なので、平たく言えば「説明するのではなく、情景や心情が伝わるように描写する」ですね。
でも説明ではなく描写で表現するとなると、どうしても文字数は多くなります。例えばプリンの味を描写しようと思ったら、「美味しいプリンだった」では読者に伝わらないので、グルメリポーターになったつもりで言葉を尽くし、読者がどんな味なのか想像できるように書くので、必然的に文字数が増えてしまいます。
その上で、タイトな文章(無駄な言葉や冗長な表現のない簡潔な文章)を目指しているんですよね。
描写が適切なら無駄な言葉や冗長な表現を防げますが、この辺りのさじ加減は一朝一夕には習得できないので、なおさら大変だなぁと思ったわけです。

どこまで「見せる」かは作者次第ですが、前半の「残された選択肢の減少に反比例して焦燥感は跳ね上がっていく」「無意味な試行錯誤に没頭している間は、「もう探す場所が無い」という結論を確定させずに済むからだ」などは、主人公の心情をストレートに説明しているので、かなり語っている印象を受けました。
本作が一人称なのも損をしていると思います。
一人称だと主人公が知っていて当前なことは書きません。だから部屋の広さや家具の配置なども書かれていません。一人暮らしの女性の部屋で、男が来ることもあるということで、広めの1Kや1Rを想像しましたが、主人公の外見も部屋の様子も時間帯(主人公がベランダに出るまで、夜だと思い込んでいました)も不明なまま話が進むので、状況は分かるけれど情景が浮かびませんでした。透明人間が室内を歩き回っているような感じです。「流石にもう蝉声は聞こえない」と出てきて、どうやら季節は秋らしいと分かりましたが、5W1Hの内、読者が情景を思い浮べるために必要な情報は、なるべく早く提示してもらえると助かります。

「Wadi―水の分かれるところ」も読ませていただきましたが、あちらも一人称ですね。由奈を私に置き換えれば一人称小説になります。
一人称と三人称一視点の違いは、あちらの感想欄で匿名希望さんも書かれていたのでご承知だと思いますが。
一人称は主人公の目がカメラになるので、主人公が知っていることや見ていることしか書けません。
一方、三人称一視点は主人公を外側からカメラが映しています。だからカメラが近寄れば外見描写や細かな表情の動きも書けるし、さらに接写すれば気持ちを書くこともできます(もちろん一人称ほど掘り下げた心情描写はできませんが)。逆に遠くから映せば俯瞰描写ができます。そして地の文はたとえ主人公視点でも客観的に書きます。
「Wadi―水の分かれるところ」は由奈が知っていること、見ているものしか書かれていません。地の文も由奈の主観が強いです。三人称なので由奈の外見描写も可能ですが、特に書かれていなかったと思います。

本作は「ソフトケースの中身が半分ほどになったあの男と同じ銘柄が、場を弁えない様子で収まっていた」までは、主人公がひたすら語っている感じがしますが、ベランダに出てからは、それまでとは違った印象を受けました。
蝉の話(素数ゼミの話も含めて)は主人公の立場になぞらえているように読めました。そこをどう読み取るかは読者次第ですが、伝えようとしているのは感じました。
いわゆる五感を駆使した描写とは異なりますが、こういう伝え方もアリですね。

>城沢が気に入って買った灰皿は、不快なほどに重い。
>城沢から顔をそらして、窓の外へ目を預ける。
>ガラスの向こうは宵闇が満ち、道路沿いの乏しい街路灯を映した湖面がぽつりぽつりとわずかに光っているだけだった。
>ミチオ、という漢字も知らない音だけが耳の奥に残った。
ここも主人公の心情が感じられて良かったです。

他に気になったこと。
主人公は毎日のように煙草を吸っているんでしょうか。
>煙草。煙草が吸いたい。他ではどうしても代用が効かないくらいに。
>あの紫煙という極めて不合理で有害な物質が、脳の報酬系から要求されている。
これだと、まるでニコチン依存症の人が、ニコチン切れの禁断症状を起こしているように読めます。
もしたまにしか吸わないなら、違った書き方があると思います。
後半の感じだと、煙草を吸うことで城沢との時間に浸りたい、ように読めますし、「指先を鼻先に近づけると、案の定、嫌になるほどあの匂いが染みついていた」とあるので、匂いに意識を向けた書き方にしてもいいかもしれません。

もう一つ、タイトルが「紫煙と私見」なのに、紫煙の描写がほとんどないのが残念でした。
吐き出した紫煙でも、煙草から立ち上る紫煙でもいいのですが、主人公の心情を描写するうえでもいいアイテムだと思うのです。立ち上る紫煙が広がって「ミントの香気」を拡散したら、主人公はどんな心境になるんでしょうね。

思いつくままに書いていたら、ずいぶん長くなってしまいました。感想こそ「タイトな文体」を目指したいものです……。
すでに多くの感想が寄せられているので、お腹が一杯だったらすみません。
それでは、失礼いたしました。

風呂糸
pb6aa9f76.tubecm00.ap.so-net.ne.jp

>三人称なので由奈の外見描写も可能ですが、特に書かれていなかったと思います。

訂正

>三人称で書かれたなら由奈の外見描写も可能なはずですが、特に書かれていなかったと思います。

失礼しました。

塩瀬ヨリ
softbank126115136200.bbtec.net

ぷりもさまお読みいただきありがとうございます!
いえいえ、小言どころか、かなり意図したところを細かく拾っていただいていて面白かったです。
まず性別については、お察しの通り、「女の一人暮らしは〜」のような説明は入れたくなく・・・・・・かと言って他で性別を出すところを思いつかなかったので、パンプスになりました(笑)
マスクもいいですね!

私自身、情報をすぐ確定させず、しばらく宙吊りにしておくような、ネガティブ・ケイパビリティを試される文章が好きだからかもしれません。
ただ、読者にとって負荷になる仕掛けでもあるので、実際に「心の準備ができるようにしたほうが読みやすい」と感じられたのは参考になります。
とはいえ私の好み、以外の目的や効果が明確になれば、読者にとってもストレスの少ない仕掛けにできそうだなと感じました。

それから「城沢」と「男」の使い分けについては……実はそこまで深い意図はありません(笑)。
単純に「城沢、城沢、城沢……」と固有名詞が何度も続くのが自分の文章として嫌で、適宜「男」に逃がしていただけです。
ただ、ご指摘をいただいて読み返してみると、確かに「城沢」と「男」で少し違う印象になるんですよね。
自分では意識していなかったので、むしろ「なぜそう読めるのか」を考えるきっかけになりました。
固有の人物として見る/属性や存在として見る、のようなイメージで使い分けているような気もしないでもない気がします(笑)。
自分でも今後ちょっと意識して観察してみようと思います。

細部まで読んでいただいてありがとうございました!

塩瀬ヨリ
133.106.35.1

アン・カルネさま

ご感想ありがとうございます!
細かいところまで拾っていただいて、楽しく拝読しました。

まず、主人公の属性についてですが、実は私の中でも「大学生なのか大学院生なのか」というところは、あえて明確に決めていませんでした。
明確にすると~~~~~、研究室の研究内容とかも考えなきゃならん面倒、とぼかした次第です(笑)

>封を切ってあるタバコをパンプスの入っている靴箱の中
靴箱の中から出てくる煙草、確かに改めて見ると、なかなか生活感のある絵面ですね……!
煙草サイズのものを隠せる場所で、なおかつ見つからなそうな場所、と考えて自分が家人の目を欺いて見られたくないものを隠しているのが靴の空き箱だったのでつい……生活感!!
靴と一緒にいれといたら、なんか嫌ですよね!

>何カ月も吸い殻放置
以前吸ってたのは5月で、現在が秋口なのでしばらく放置してますね。
灰皿を置かれているのが若干不服なので、むきになって放置しているのかもしれません。
とは、書いてないのであれですが(笑)
城沢に『吸ってんだから、お前が片付けろよな!』とは思ってそうです。
灰皿のくだりは、自分の家で吸わない煙草、そのための灰皿をマーキングのように主人公の家に置いている男。
しれっと妻の存在を口にして優越感をほのめかし、共犯意識で背徳感と自己陶酔に浸るみたいな、子供っぽさと傲慢さにイラついている感じで書いたつもりでした。

蝉については、主人公自身が「人間を生物の本能に準えて理解するのは傲慢」と考えているので(研究者のはしくれとして、予断をもったという自己嫌悪)単純に「この蝉=この人物」という対応にするつもりはありませんでした。
ただ、当然ながら、そういうダブルミーニングとして機能するかなぁという意図もありました。
なので、現状どちらに重ねて読んでいただいても成立するような、曖昧なところでとどまっています。

そして、主人公と城沢の関係についての読みも、とても興味深かったです。
アン・カルネさまが、とても細やかでリアルな情感をもって読んで下さったので・・・・・・ちょっと恥ずかしいな~とおもいつつ、一応設定というか私が意図したところをお伝えしたいと思います。(いくら設定したところで、伝わらないのは書き手の不徳!!)

「彼女は彼が大好きなのではないか」というところは、確かに作中の「そろそろ会いたいです」や、煙草にまつわる記憶からそう読めると思います。
一方で、主人公自身が城沢に対して抱いている感情を、私自身「これは恋愛感情です」と一つに決めて書いているわけではありません。

好きなのかもしれないし、年上の男への憧れに近いものがあるのかもしれないし、既婚者であることを含めた関係そのものに惹かれているのかもしれない。
反面、狡さや傲慢さ、子供っぽさも見える男にはイラついています。
そして、なにより自分が愚かな(いない男を思い出すとか)振る舞いをしているのが腹立たしいのだと思っています。
つまり本人も、それらをきれいに分類してはいないのではないかな、というあたりですね。
だから、会いたいのに嫌いとかいう思考が並列になっているように見えないかな~と。

倫理的なところについては……まあ、主人公も城沢も、あまり品行方正ではないですね(笑)。
民法上の不貞にあたるとは自覚があるかもしれませんが、犯罪ではないので悪いことだと思ってはいないのかもしれません。
セフレと愛人の違いを、私があまり理解できておりませんが、権力勾配としては拮抗しているものとして設定してました。
若さにまつわる女としての優位性、指導的立場や金銭的精神的余裕からくる男の優越感、妻に対するうしろめたさや、支配的な妻を出し抜いている愉悦、そんなので常に変動しています。
そこが、この関係の一番の求心力になっていると考えています。


この二人を「これは良い恋愛です」として書いているわけではないので、「なんだかなあ」と思っていただくのも含めて、こういう人物たちのお話かなと思っています。

細かい違和感から人物像や関係性まで、かなり丁寧に考えていただいてありがとうございました!
作者の中では繋がっていたものが、本文では点のまま置かれていたところも色々発見できましたし、逆に「そこは読者さんによって違う像が結ばれるんだな」というところも分かって、とても参考になりました。

ありがとうございました!

塩瀬ヨリ
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偏差値45さま

お読みいただき、またご指摘ありがとうございます。

主に文体の練習をしているため、文章自体には大きな瑕疵がなさそうだと分かって、ひとまず安心しました。
とはいえ、内容と文体とは不可分なので、そちらも疎かにすべきではないですね。

>主人公の行動や思考がかなり支離滅裂
>不倫について主人公がどう考えているのか

ここは、意図したところと、不手際で生じたところと、大きく二つの要因がある気がします。

煙草への強い欲求などは、過去の自分の体験をもとにしているのですが、ごくたまに煙草を吸っている設定の女である主人公へ、常習的な喫煙者の挙動が移植されてしまったために生じた齟齬だと思われます。
……と、これも実はご指摘を受けて初めて気付いたことなので、自分で書いた文章を検める目のポンコツさに呆れてしまうところです。

不倫については、主人公が現時点でどう考えているのかを確定させていないのは、意図したとおりです。
葛藤というより、いろいろな感情が並列していて、まだ整理がつく前の状態、という感じに近いでしょうか。

ただ、それが「支離滅裂」に見えたのであれば、未決定状態を成立させるための仕組みが、まだイマイチだったのだろうと思います。
未決定のままでも支離滅裂に見えないようにするには、何が必要なのだろう? と、今考えているところです。

なので、読んですっきりオチのつくタイプの話とは違う以上、その前提でも読者が作品の中で迷子にならないような、別の設計が必要だったのだろうと思います。
書いた時にはその辺がいい加減というか、そこまで気が回っていませんでしたね!

率直なご意見は大変参考になります。
ありがとうございました。

塩瀬ヨリ
softbank126115136200.bbtec.net

風呂糸さま
ご感想ならびに、具体的なご指摘ありがとうございます!
>難しいことに挑戦しているなと思いました。本当ですよね~~~~、全人類の野望と呼んでも差し支えないかと……!!(主語デカ)
10バガーになりた~い!みたいな遥か彼方の高い目標ではあります。
すぐに手癖が出てしまうので、由緒正しい目標を定めて文体の練習に励んでおりました。
おっしゃる通り、基本的にこの文字数では無理なんですが、挑戦はしてみている、まさに鍛錬!といったところです。

>主人公の心情をストレートに説明している
語り手が自身をメタ観察している(認知の更新をしている)傍白なので、いいかな~と思いましたが、その場面に集中してしまったこともあり、少し悪目立ちしたかもしれません。

>「5W1Hの内、読者が情景を思い浮べるために必要な情報は、なるべく早く提示してもらえると助かります」
ご指摘、なるほどと思いました。
今回については、私自身、冒頭での状況説明が一部抜けていたのは確かにそうだなと感じました。読み手が情景を組み立てるための足場として、最低限必要な情報はきちんと置いておくべきでしたね。
書いている本人の中で当然のように成立していた情報を、文章に落とし込む段階で取りこぼすのが私こんなにも上手い、大変……!!と毎度冷汗ものです。
リライトしたものなのですが、元のテキストが日記だったので、あまりにも自分の部屋すぎて、描写をしようとすら思ってませんでした!!!(愚かすぎ)
煙草を探してうろうろしていたのも私自身なので、確かに挙動がニコチン中毒のそれでしたね。
文体改造に気を取られて、基本的なことが疎かになっておりました。

>紫煙の描写がほとんどない
紫煙については、タイトルに入れたくせに、回収しないんかい!!みたいなところも……。
タイトルを付けるのが苦手で、いつもあとから「……ん~~~~~、なんとなくいい感じだろう、えいやっ!!」とやってしまうので。
辻褄あわない問題に直結してしまってました!
風呂糸さんの仰る通りだなと思います。
ラノベみたいに長いのは面倒だな、と思うくらいで、あまりこだわりがないから、今こんなことに!!という感じでした。
どうなんでしょうねぇ、その辺、書き手さんはこだわりが出るものなんでしょうか??
タイトルが先に決まるとか、たまに見聞きするものの、どういう感じなんだろう、と不思議に思っていました。(台詞とかなら、多少ありますが)

一方で、これは少し一般論か好みの話かわかりませんが、「必要な情報はなるべく早く提示する」というのは、必ずしも小説全般に当てはまる原則ではないようにも思っています。
私はどちらかというと、冒頭で状況を一通り説明されるより、描写や台詞などから断片的に情報が出てきて、読者が「これはどういうことだろう」と仮説を立てながら読み進め、後から別の情報によってそれが検証されたり覆されたりする読み方が好きなんですよね。

たとえば「主人公は大学院生で、相手は既婚の大学教授です」と最初に説明されるより、研究室の様子や相手の言葉、主人公の行動などが少しずつ出てきて、「どうやらこういう関係らしい」と読者自身が像を結んでいくほうが、私は面白く感じます。
点が線になって、それが立体になるカタルシスといいましょうか。
脳内で構築された立体像であるからこそ、後から些細な伏線が紐づいたり、キャラクターの心理描写にも「なるほど、そういうことだったのか」と腑に落ちる感じが強まったりする。なんか、そういうものがある気がしています。
なので、私にとっては「情報が早く提示されること」と「読者が状況を理解できること」は必ずしも同義ではなくて、むしろ情報をどのタイミングで、どの角度から出すかも小説の面白さの一部だと思っています。
まぁ、今回の冒頭については、そういう意図的な情報遅延を狙ったわけではなく、単純に必要な情景情報を落としてしまった、というのが実情です(笑)。

ですので、ご指摘は「この作品ではもう少し早く足場を置いたほうが読みやすかった」という意味で、ありがたく受け取りました。
とはいえ、普段から「最初の数行で5W1Hを提示しない」こと自体を目標にしているわけではありません。ケースバイケースですね。
読者に推論してもらう余地を残しつつ、どこまで宙づり状態が可能なのか、そのあたりは今後も自分なりに考えていきたいところです。
(何しろ、そう受け取ってもらえないことには成立しない、手前勝手な世迷言ですから)

改めて、新しい視点でのご指摘をいただき、大変感謝しております。
私に欠けていた気づきを与えて下さるご指摘は、多いほど助かります!お気遣いいただき恐縮です(笑)
ありがとうございました!

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