作家でごはん!鍛練場
話を作って切磋琢磨する有志

書きかけの作品を誰かに丸投げして、ヒントをもらう企画

これは創作で行き詰まった相談者が助けてくれ、と手を伸ばした時に、同じクリエーターの一人である回答者が何らかの助言やヒントで手を差し伸べる企画です。
生成AIでももちろんできるかもしれませんが、本当に血の通ったアドバイスというのは人間の手にしかできないのでは?とアナログオンリーの久々の男は思います。
かく言う僕も同じような産みの苦しみに悩んでいます(その具体例はコメント欄の案件1で紹介しています)
皆さんも物語の切れ端や構想はあるけど、お蔵入りしたり、記憶の奥底にしまったりはしていませんか?
それに回答してくださった方々も何らかの発想のブレーンストーミングになるのでは?と勝手に久々の男は思っています。
では、例に移ります。

【相談者】の例
【作品の題名】「湖のウンディーネ」
【お悩み】
プロットを決めたが、ディティールができていない。ウンディーネと村の青年の悲愛を書きたいが力不足。
【話の構想】
ある湖があった。そこには美しい乙女の姿をしたウンディーネが主神として祀られていた。湖の畔には村があった。ある日突然、湖で魚が取れなくなった。漁師の主人公の青年はそれがウンディーネのせいではないと信じていたが、他の村人は違った。
村人たちはウンディーネを退治しようと考えた。そこで王宮にいる英雄にそのことをお願いした。英雄は湖にやって来て、ウンディーネを殺そうとした。(その後の展開は考えていない)
【書きかけのストーリーの断片】
主人公の青年のセリフ「ウンディーネよ! 私はあなたが無実だと信じます!」
【つまずいている理由】
細かい人物描写ができない。クライマックスシーンが思いつかない。ラブロマンスを書くのが苦手。
【こうしたいというこだわり】
美しい格調高い文体で、ウンディーネと主人公の青年のラブを描きたい。それに力を貸して欲しい。

【回答者】はこんな相談者の悩みに、ここはこうしたらいいとか、ここはダメとか、ここはいいとか考察、アドバイスをして欲しいです。
もっと書けるなら、具体的な完成形、あるいはプロットの設計図を提示してもらえたら、相談者は助かると思います。
できれば、生成AIにできない小説巧者の回答者の独自の視点を望みます。その人しかできない力を貸してください。
そんな感じで順々に相談者と回答者にローテーションが組めれば幸いです。
ただ前回のローテーションが終わっても、回答者は前の相談者に何か告げたければ書いても構いません。
相談者のお礼の言葉があったら嬉しいですね。
……というような企画です(汗)でも、誰も乗らなくても寂しいですが、僕はいいですよ(泣)
(久々の男)

書きかけの作品を誰かに丸投げして、ヒントをもらう企画

執筆の狙い

作者 話を作って切磋琢磨する有志
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これは創作で行き詰まった相談者が助けてくれ、と手を伸ばした時に、同じクリエーターの一人である回答者が何らかの助言やヒントで手を差し伸べる企画です。

コメント

久々の男
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(案件1)【相談者】久々の男
【お悩み】「せっかく冒頭を書いたのに、続きで煮詰まっているんです!」
【作品の題名】「死んでゆく兵士の幻想」(仮題)
【話の構想】【書きかけのストーリーの断片】(この場合、冒頭だけは決まっています。)
高遠(タウトウ)山脈の峰は険しく高い。
厳冬の今、その峰々には白い雪が積もり、ところどころに黒い岩肌を晒していた。
そして、その下のなだらかな稜線にはびっしりと針葉樹が黒く覆っていた。
ふもとのその森が途絶える平地。一面が雪だ。
ここで先ほど、トゥマン帝国の歩兵隊とブウリュン部族連合の戦闘があった。
鎧などの装備を持つ帝国の軍勢に、部族連合の兵士はなすすべがなかった。
ほとんどの兵士が死んで、雪を赤く染め上げている中に、一人だけまだかろうじて生きている若い男がいた。
彼は腹部を鋭利な刃物でつらぬかれていた。
極寒の気温の中、死ぬことは明らかだった。
「お母さん……」
彼は故郷の老いた母のことを思い、つぶやいた。
彼の眼は宙をさまよっていた。
もはや彼には自分の見ている光景が現実なのか、幻想なのか分からなくなっていた。
その時だった。
兵士が幼児だったころの優しい母親そっくりの女性の姿が彼には見えた。
うっすら、ぼんやりと、雪のかなたに。
「母さん、来てくれたんだね」
【つまずいている理由】【こうしたいというこだわり】
ここで、この兵士の見た母親の幻影をどう処理するかで迷っている。
本当にただの兵士の思い出の中の幻なのか、それとも何か超常的な別の存在なのか(神や精霊みたいな)
また、この幻が彼に喋りかけてくるのかも迷っている。
ただ黙ったまま、彼に微笑んでいるだけなのか、それとも具体的に喋りかけてくるのか。
また、喋りかけてくるのなら、何を話すのか? 昔の親子の思い出なのか、それとも超常的な存在なら、何か親を超えた他者としての言葉なのか。
いずれにせよ、兵士が死んでいくのは決まっている。
ただ、その後その魂が「フランダースの犬」のネロみたいに天に召されていくのか、あるいは肉体的な死を遂げるだけなのかも決まっていない。
これはあくまで僕の想像力の中の限定的な発想だが、それを超えるサプライズ的な展開のヒントがあれば教えてほしい。もっとも、ただのプロットやヒントだけでなく、本文まで書いてもらえたらとても参考になる。特に文体には全然自信がないので、その点のお手本を見たい。
ただ、希望としてはUFOや宇宙人が出てくるようなキテレツな展開ではなく、しみじみとした終わり方にしてほしい。これは公募に応募するとかではなく、あくまで文章の練習としての作品なので、その点は自由に書いて欲しい。

夜の雨
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久々の男さん「死んでゆく兵士の幻想」(仮題)について。

【作品の題名】「死んでゆく兵士の幻想」(仮題)
【話の構想】【書きかけのストーリーの断片】(この場合、冒頭だけは決まっています。)
高遠(タウトウ)山脈の峰は険しく高い。
厳冬の今、その峰々には白い雪が積もり、ところどころに黒い岩肌を晒していた。
そして、その下のなだらかな稜線にはびっしりと針葉樹が黒く覆っていた。
ふもとのその森が途絶える平地。一面が雪だ。
ここで先ほど、トゥマン帝国の歩兵隊とブウリュン部族連合の戦闘があった。
鎧などの装備を持つ帝国の軍勢に、部族連合の兵士はなすすべがなかった。
ほとんどの兵士が死んで、雪を赤く染め上げている中に、一人だけまだかろうじて生きている若い男がいた。
彼は腹部を鋭利な刃物でつらぬかれていた。
極寒の気温の中、死ぬことは明らかだった。
「お母さん……」
彼は故郷の老いた母のことを思い、つぶやいた。
彼の眼は宙をさまよっていた。
もはや彼には自分の見ている光景が現実なのか、幻想なのか分からなくなっていた。
その時だった。
兵士が幼児だったころの優しい母親そっくりの女性の姿が彼には見えた。
うっすら、ぼんやりと、雪のかなたに。
「母さん、来てくれたんだね」

●行間をあけて、下記になります。ほぼ、そのままからの続きです。

若い兵士は腹部を鋭い槍の切っ先で貫かれてはいたがまだ息はあった。
しかし頭はもうろうとして喉は乾き、息絶えるのは時間の問題だった。
震える掌で腰につけている水筒を取ろうとしたが、うまくいかない。
もう、だめだ……。
兵士は目を閉じたまま故郷の地の風景を思い出していた。
白いリンドウの花。
そこにいた美しい女性の姿、あれは誰だったかな……。
子供の手がリンドウの花を摘んでその女に渡している。
「ありがとう」と、微笑む女。
その顔を見たとき、若き日の母であることに気が付いた。
「母さん――」と、声にならない声を上げた。
そのとき、誰かの手が兵士の頬に触れた。
それから、唇に指先が触れた。
腰にある水筒が取り外されて、栓を開けて唇の隙間にあてがわれる。
兵士は水筒の水が口の中を潤すのを感じた。
何か言葉が聞こえたが、死の間際の兵士には理解できない。
だけど、喉元を通った水のおかげで目を開けることができた。
「か、かぁさん……」
「かぁさん、どうしてここへ……」
兵士が見ている女はにこりと表情をくずした。
そして兵士の顔を優しくなでた。
「か、かぁさん……、ありがとう。最後に逢えてよかった」
女は、こくんとうなずいた。
しかし、それを兵士は見ることができなかった。
こと切れたからだった。
女の背後から、男の声が聞こえた。
「死んだようだな」
「うん、まだ若い兵士なのに、可愛そう、わたしを母親とまちがっていたようだよ」
「ははは、若い母親だな、おまえ、まだ17だろうに」
「かわいそう……」
「おまえ、惚れたのではないだろうな、その兵士に、なかなかのハンサムだしな。それよりも早く、仕事をしろ」
「わかった」
そう言って、娘は亡くなった兵士の懐に手を入れた。
そしてヤギの皮で出来た財布を見つけると中を開けて、金貨を取り出して、その手を高く上げた。
「おおう、景気がいいなぁ。こいつ、金貨をもっていやがった」
男は娘から金貨を取り上げると、周囲の屍と血の雪に染まった平原を眺めた。
「今日は、だいぶ儲けたな」
「おとうさん、どうするのこの兵士」
「そのままでいいよ。一緒に亡くなった仲間も沢山いることだしな」
「でも、かわいそう、故郷の母親のことを思って亡くなったんだわ」
「そうだな、若いころは、おまえのように奇麗なお母さんだったんだろうなぁ……」
「かわいそう……」娘の眼から涙が一滴(ひとしずく)落ちて、亡くなった兵士の頬が濡れた。

平原に夕陽が落ちるころ、兵士がいたところに十字架の板が打ち据えられた。
父親と娘は兵士の墓を造り、その十字架の板が夕日に染まるのを眺めて、自分たちの村へと帰っていった。


  了。



上に小説らしきものを書いてみましたが。
更に完成度をあげるには、この亡くなった兵士が母からの手紙を懐に持っていた、という設定にして、父娘の懐荒らしがその手紙を読むエピソードを描き込めば、作品はパワーアップするのではないかと思います。

久々の男
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夜の雨さん(!)僕の作品の冒頭部の続き、本当にありがとうございます(!!!)
素晴らしい出来だと思います。
特にラストの夕日、野盗の父娘が村へと帰るシーンは、映画のワンシーンのように頭に浮かびました。
父親が堤真一で、娘が見上愛のイメージです。
野盗が骸が転がっている戦場を荒らすアイデアが僕にはなかったものでした。
やはり、人間一人のアイデアってたかが知れています。
これだけ他者のアイデアがあると、物語自体も世界観も広がっていくのですね。
また、別な僕の作品の時も、お知恵を貸してくださいね。

通りすがり
116-220-62-99.rev.home.ne.jp

案件1のほうが自分は手ごわく感じたので、まずは、本文にあるウンディーネのほうから参加させてください。
今年に入ってから、chatGPTを始め、あらすじだけですが、途中で、つまって放置していた脳内在庫を
いくつか完成させることができました。そういうセッションを、生身の人間同士でやれたら、楽しいですね。

【話の構想】
ある湖があった。そこには美しい乙女の姿をしたウンディーネが主神として祀られていた。湖の畔には村があった。ある日突然、湖で魚が取れなくなった。漁師の主人公の青年はそれがウンディーネのせいではないと信じていたが、他の村人は違った。
村人たちはウンディーネを退治しようと考えた。そこで王宮にいる英雄にそのことをお願いした。英雄は湖にやって来て、ウンディーネを殺そうとした。(その後の展開は考えていない)

変身譚として、ちゃんとできていると思いました。

主神がいるということは、福神もいるのかな? と。
いつから、どういう理由で祀られているのだろうか。

魚がとれなくなった理由~天災か、村人たちが知らない所で、土木事業とかで水質の汚染、潮流の変化など物理的な理由
            本当に、呪いとか、ファンタジックな理由

村人たちが、ウンディーネのせいだと考えるに至った理由、プロセス

退治~どうやるのか

主人公の漁師の青年は、ウンディーネと村人たちより交流があったようだけれど、いつから、出会いは? 会うためのルールは
あるのか。eX~満月の夜とか、〇〇な魚がとれた日の夜とか、たまたまやったことが呪文、儀式につながり、とか。

羽衣伝説は、羽衣をとったら、帰れなくなって、そのまま嫁にする話でしたが、何かで隠してたのが見つかっちゃいますね。
そんな風に、ウンディーネを人間の娘に変えて、召喚はできたけれど、帰す方法がわからない。漁師の青年の家にかくまって
いるので、魚がとれないのは、ウンディーネのせいではない。けれど、無実を証明すると、「この魔女が!」と村人たちが
激高して、いまは人間になっているウンディーネは、リンチ殺人の餌食になってしまうかもしれない……とか。
妄想が拡がりますねww
村の中で完結した綺麗で悲しい話にできると思いますが、王宮の英雄を加える事で、英雄(と先祖とか家族)と、
ウンディーネ、英雄と漁師の青年の間に、因縁・因果を作ることもできますね。

【書きかけのストーリーの断片】
主人公の青年のセリフ「ウンディーネよ! 私はあなたが無実だと信じます!」

本当に最初からずっとそう思っているか、途中、疑ったけど、やっぱ、ウンディーネは潔白だと、
贖罪も込めていうか、王宮の圧力とか、村人たちの脅しに屈して、泣く泣く、ウンディーネを罠にかけるために
言うか。登場人物と読者の、知っている事、知らない事の差異で、(そうそう、そうなんだよ!)と
物語とキャラに応援がいくか、(あー、歯がゆい)とか(どうして、そうするのよ、バカバカ)と焦らすか、
どのようにも生かせるセリフだなと。


【つまずいている理由】
細かい人物描写ができない。クライマックスシーンが思いつかない。ラブロマンスを書くのが苦手。

自分も苦手ですが、「小説家になって億を稼ごう」などにあるアドバイス、芸能人とか、創作物のキャラにイメージするのは
いいと思っています。漁師の青年、英雄が、加山雄三と勝新太郎だったら、のび太とスネ夫だったらwwww

飲み物は何が好きか、嫌いなものを出されたら、どんなリアクションをするかとか、喜怒哀楽の場面を作って、
ある程度、自然に動いてくれるようになるまで熟成するしかないかな、と。

苦手だったら、最初から会話とかさせないで、目が合う、魚の鱗とか、きれいな花を贈るとか、その時の送る側の気持ちと、
返事を適切に言わせれば、じゅうぶん、恋愛のやりとりになるかなと。

【こうしたいというこだわり】
美しい格調高い文体で、ウンディーネと主人公の青年のラブを描きたい。それに力を貸して欲しい。

無課金の野良ユーザーですが、chatGPTは、基本、そういうのがお好みのようです。ある程度、書いたら見せてみて
OKがとれたら、大丈夫かなと。
岩波文庫から、シラーとかの詩劇みたいのたくさん出てますし、青空文庫にもあるかも。
稲城市のコーチャンフォーには、岩波文庫が全部あるというので、行ってみたいです。

案件1も、参加させてくださいませ。

通りすがり
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いま3面にある平山さんの、お題の冒頭から続きを書くのも、2案で停滞しています。
8面からお別れまで猶予があるからと甘えすぎ、怠惰すぎ。両方、トライです。

通りすがり
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あ。副神です。福神漬けの神にしてました。

久々の男
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どうも、通りすがりさん、こんにちは。久々の男です。
今回は企画に乗ってくださってありがとうございました。文面から通りすがりさんが一生懸命に考えてくれたのが伝わりました。それが嬉しかったです。
さて、私ごとですが、僕は生成AIが大嫌いで、確かに文章の流れはきれいですが、生身の人間の書いた文章の無骨さ、手触りが無くなってしまうと思っています。
人物のセリフだって、その喋ったキャラクターの息づかいがあると思っています。
僕自身の文体がきれいで素晴らしいなどとは夢にも思っていませんが、それでも自分の文体を個性だと思って大切にしたいと考えています。
そんな僕ですが、実は最近、本を読んでいなくて、あらすじやプロット、思いつきがあってもその断片をメモ帳に書く程度で仕上げる気力を失っていました。
ですから、通りすがりさんがいろいろとヒントを考えてくれた僕の「湖のウンディーネ」は今の僕の能力の限界で、ただ思いつきで書いたものでした。
夜の雨さんが続きを書いてくれた「死んでゆく兵士の幻想」も夜の雨さんの圧倒的な読書の成果を感じました。いろいろな話のタネを知っていて、それを自分の作品に活かせる力と言いますか。
通りすがりさんの膨大なアイデアもそんな通りすがりさんの読書の成果だと思っています。
少し、通りすがりさんの返信からは外れますが、夜の雨さんの僕の作品の続きのことを書くと、まず兵士の回想シーンにリンドウの花のアイテムを使ったのが秀逸だと思いました。
また何よりも、自分の似姿に若い時の母親の面影を見た兵士に対するその野盗の娘の見ず知らずの他人への優しさがテーマなのが一番、僕の心に響きました。それは今の僕のテーマの一つでもあるからです。
夜の雨自身の以前読んだ投稿作よりも圧倒的に今回の続きの方が僕は好きでした。イキイキしているように感じました。
自由に自分一人の想像力で書く作品よりも遥かにハードルが高いと思います。
僕は「しみじみとした終わらせ方にして欲しい」とか勝手な注文をつけているわけですから。
TVドラマと一緒だと思います。スポンサーやプロデューサー、制作陣の意向があったりする中で脚本を書かないといけないわけです。周りは言いたい放題言ってきます。
そういう意味でも夜の雨さんの静かな、しかし確実な実力を感じました。
話は戻して、個人的なことですが、今回の「湖のウンディーネ」の元ネタは弟から拝借したこんな文章からです。
『自分の中の神=シンが自らに害をなして取れない呪いのようになっている。試しにシンを抜いてみたら、頭が悪くなった』
全然、元ネタとは違っていますが、僕なりに脚色しました。

久々の男
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【話の構造】の所で、通りすがりさんのアイデアで僕が乗りたいのが「羽衣伝説」です。
ウンディーネが人間の娘の姿になってしまったために、湖での彼女の魔力が無くなってしまって、湖の魚が取れなくなったというのが面白いと思いました。
主人公の青年が彼女をかくまっている。しかし、人間というものは時に豹変して「魔女狩り」と称して狂暴になることから分かるように、他の村人たちは彼女を悪者にするみたいな。コレいいです!
【書きかけのストーリーの断片】の「ウンディーネよ! 私はあなたを無実と信じます!」は僕のテキトーな思いつきなので(これがあった方が企画のイメージがつかみやすいかな?と思った時のセリフです)
通りすがりさんがこれを膨らましてくれたのは嬉しいです。
【つまずいている理由】の所で細かい人物描写が出来ないと僕が書いているのは、実際その通りであって、そこで通りすがりさんが漁師の青年と英雄をそれぞれ加山雄三と勝新太郎でイメージして書くというのは思いつきませんでした。
でも、僕だったらそれぞれ、要潤と生田斗真にするかもです(笑)
また、ラブロマンスが書くのが苦手とする僕に対しても「適切な」描写をすることによって解決すると分かりました。主人公の青年がラストでウンディーネに赤いバラを送るとか思いつきましたね。その時の二人の様子を描写するといいかと。
【こうしたいこだわり】では、格調高い文体というのは、僕の中にイメージがあって中島敦の「山月記」みたいな文体が念頭にあるんです。しかし漢文調で簡潔な文体に僕は逆立ちしてもできない。しかし生成AIを使うのも僕のプライドが許さない。
まあ、ないものねだりなんですが、通りすがりさんのシラーなんかの岩波文庫の文体を参考にするというアドバイス、なるほどと思いました。
僕も誰か忘れましたが、海外の詩人の日本語訳の文章を見て、凄いと思ったことがあります(それも確か岩波文庫でした)
参考になるご意見ありがとうございました。
【案件1】も、もし通りすがりさんが余裕があるのであれば、通りすがりさんのアイデアを見てみたいです(出来れば、夜の雨さんみたいな完成形を勝手ながら希望します)
平山文人さんの投稿も通りすがりさんの紹介で興味が出てきました。
少し読んでみましたが面白そうですね。
何らかの形で参加してみようと思います。
それでは長々と失礼しました。重ね重ねですが、本当にありがとうございました。

平山文人
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久々の男さん、私も冒頭のウンディーネの物語のプロットを書いてみました。

湖のウンディーネのプロットを書かせていただきます。ただ、私本来純文学の徒ですので、エンタメ路線は弱いかも、と最初にお断りしておきますね。後、主人公の名前含む全ての名称は仮名です。自由に変えてくださいね。

 古来より湖の主神ウンディーネは湖畔の村や村人たちと仲良くやってきた。年に一度の感謝を込めたウンディーネ湖の漁祭には姿を見せてくれた。しかし、近年湖畔の村、サルディー村は人口が増えてきて、ゴミを湖に捨てるような村人が増えてきた。そのせいで水質が悪化し、更に、ウンディーネ湖に流れ込むタームズ川周辺のブリュッセル王国と城下町の人口も増え、川上から同じようにゴミを捨てて垂れ流すので、魚が取れなくなってしまったのだ。
漁師の主人公の青年イリーアスは網にかかる破れた服や坪のかけらなどを見て、ウンディーネ湖で魚が取れなくなったのはこれが原因だ、と村人に訴えるが、聞く耳を持ってもらえない。
 そして、あろうことか、村人の、ウンディーネ主神は狂ったのだ、人間に意地悪をしたのだ、だから退治してほしいという依頼を受けて、ブリュッセル王国から精鋭の王宮騎士団のリーダー、英雄と謳われるギルガメシュアが大軍を率いてやってくる。それを聞いたイリーアスは息を切らしてウンディーネ湖の祠へ走り、
「王宮の大軍があなたを討伐にやってきます! しかし、ウンディーネよ! 私はあなたが無実だと信じます! あなたのためにたった一人でも戦います!」
 と涙ながらに訴えると、眩い光に包まれた美しい主神ウンディーネが湖から姿を現し、
「ありがとう誠実なるイリーアスよ。私は人間たちとの戦いは望みません。この湖を去る時が来たのです。姉のブリュンヒルデのいるエシューア湖に行きます……あなたも一緒に来ますか?」
 はい、喜んで、貴方を守ります、とイリーアスは腰の剣を握りしめ、静かに砂利道を歩くウンディーネの横をついていく。本当はウンディーネがその気になれば、人間一万の軍勢を数秒で溺死させることが出来るのだが、そんな気は全くないのだった。二人は追手から逃れ、洞窟に眠り、追っ手に弓で打たれた。イリーアスはウンディーネめがけて飛んで来た矢を自分の肩で受けて守った。この辺を丁寧に書いて、二人を一気に近づけましょう。
 三日三晩歩いて、なんとか姉のブリュンヒルデの支配する広大なエシューア湖に到着する。顛末を聞いた主神ブリュンヒルデは激怒し、今すぐブリュッセル王国とサルディー村を水没させる、と息巻くが、ウンディーネが泣いて止めるので渋々諦める。しかし、数日経つと、追手がエシューア湖にまで来てしまった。そして、その中にフレイムという名の魔獣たちも四体いた。怒髪天を衝いたブリュンヒルデは瞬く間にフレイムを水の魔法で消し去り、追っ手の王宮の兵士たちも洪水に飲みこんで溺死させた。
「もう許せないね。待ってたら永遠に追手が来る。甘い事言うな妹よ! 人間に分からせてやれ、水を汚し大地を痛めつけることの報いを」
 それでもなおウンディーネは首を縦に振らない。イリーアスは彼女の手をずっと握っている。ブリュンヒルデは仕方なくこう提案した。
「分かった分かった。じゃあこうしよう。これ以上人は殺さない。ブリュッセル国王ロージャ十二世に顛末を説明して納得させよう。これならいいだろう?」
 初めてウンディーネは笑顔になった。イリーアスも、これなら、と納得出来た。そして、三人は闇に紛れて出発し、追っ手を逃れながら、ある森の奥の祠で助っ人を召喚した。幻獣シルドーラは空を飛べる。そして、ブリュッセル王城に乗り込み、ロージャ十二世に事情を話すと、聡明な王は真実を知り、深く主神ウンディーネとブリュンヒルデに詫びて、タームズ川へのゴミ投棄を禁止した。やがて、ゴミが流れて来なくなったウンディーネ湖はまた魚が取れるようになった。サルディー村へ戻ったイリーアスは、主神ウンディーネといつまでも仲良く暮らしたのであった。

※ウンディーネとイリーアスをどうしてもくっつけたいならば、ウンディーネに人間になってもらうしかありませんが、ハードル高いです。こういう異業種間の恋愛はくっつけるのが大変なんです。イリーアスにとんでもない魔獣を退治させて、神に昇格するのを認めてもらうとか、なんか力業が必要になってきます。

◎美文調で書きたいとのことですが、これはもう作者様の努力に全てかかっています。例として書きますと、

 ブリュンヒルデの赤い髪が全て逆立ち、周囲の空気は揺らめき、イリーアスの頬が熱を感じて、思わず一歩下がった。まなじりは空気を引き裂き、開いた唇は猛獣のそれを思わせた。

 これはいわゆる、「説明するな、描写せよ」の例です。ラノベ系ならここを「ブリュンヒルデは激怒した。その迫力にイリーアスは一歩下がった」と書くんですね。怒った、と書くんじゃなく、怒っている様子を書くと、文章の格が上がります。ご参考に。

久々の男
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平山文人さん、長文にわたる丁重なプロットと、的確なアドバイスありがとうございます(!)
夜の雨さんや、通りすがりさん同様、平山さんの文章の確かな才能と技術を感じました。
自分たちの欲望が災いを引き起こしているのに、それに気づかず、何か別なもののせいにして、それを糾弾する人間たちの愚かさ。
そして、それでも人間を愛そうとする女神の慈しみ。地母神、ウンディーネの優しさ。
そんな二つのものの対比が鮮やかにプロットの中に表現されているように思いました。
また、ウンディーネと対照的な姉のブリュンヒルデ。
この姉と妹の二つの女神の対比もストーリーに別なコントラストを生んでいると思いました。
僕のテキトーなセリフ「ウンディーネよ! 私はあなたが無実であると信じます!」も上手くストーリーに組み込んでいます。感謝感激です!
また、「説明するな、描写せよ」怒ったと書くのではなく、怒っている様子を書く! その具体例もあり、これで文章の格が上がるんだなと、とても勉強になりました。
とにかく、僕のいい加減な設定だけのがらくたを見事な叙事詩に書き改めています。
平山さんのプロットは全体的にロミオとジュリエットみたいな悲愛譚とかではなく、心温まるヒューマンストーリーになっている気がします。このめでたしめでたし感が平山さんの人柄が出ているようで好きです。
また、主人公(イリーアス)とウンディーネを無理にラブでくっつけなくてもいいと平山さんのプロットを見て思えてきました。
平山さんも2500冊本を読んだとプロフィールに書いてありましたが、そんな物語のタネをたくさん持っている人なのだと思いました。
これだけの短時間で、この精緻なプロットを創り上げている技術がそれを表していると思います。
本当に参考になりました。平山さん、ありがとうございました。

通りすがり
116-220-62-121.rev.home.ne.jp

みなさまの力量と、気合いのはいった投稿、面白いし上手ですね。

「羽衣伝説」が生かせそうということで光栄です。服ではなく、小道具に転じる事もできるかもしれませんし、
いざ魔女狩りみたいな村人たち、英雄の登場、思惑など、ライトノベルの異世界ものが好きな方々も呼び込めるような
作品に、じっくり練っていっていただきたいです。

では、案件1に、どうにか妄想を広げてみた、2パターン、くっつけてみますね。
ラストのほうは、小説っぽくしてみましたが、最初の方は、個人的なつっこみ、疑問点の羅列でスミマセン。



 ここで先ほど、トゥマン帝国の歩兵隊とブウリュン部族連合の戦闘があった。
鎧などの装備を持つ帝国の軍勢に、部族連合の兵士はなすすべがなかった。

どちらが攻めたのか、戦闘はどちらの領土であったのか、知りたいと思いました。
長いこと戦っているのか、宗教とか、貴重な産物を争ってきたとか、因縁はあるのか、とか。

帝国のほうが、経済力、武力でまさっているようですが、帝国VS部族連合というのは
面白いと思いました。
帝国が攻めてきたので、部族たちは、普段の交友や敵対はおいといて、とにかく結束して、帝国に立ち向かおうとしたのか、それとも、斜陽の帝国を、みんなで倒そうぜ、と部族連合が、帝国に攻め入ったのか。



ほとんどの兵士が死んで、雪を赤く染め上げている中に、一人だけまだかろうじて生きている若い男がいた。
彼は腹部を鋭利な刃物でつらぬかれていた。
極寒の気温の中、死ぬことは明らかだった。
「お母さん……」
彼は故郷の老いた母のことを思い、つぶやいた。
彼の眼は宙をさまよっていた。


彼は、帝国の者なのか、部族連合の者なのか。
身分は、武力や特技は? 志願したのか、徴兵されたのか、どんな役割だったのか。

母親は、出征に賛成だったのか、反対だったのか。
ふだんの親子仲は? 父親の存在、ほかに兄弟姉妹はいるのかなとか。

主人公の青年が死ぬのは決まっている、と、UFOや宇宙人が出てくるようなキテレツはお断り、正統派で、ということで、あれこれ考えてみました。こういう試みは楽しいですね。
帝国だけでなく、部族連合、というのが、なんだかそそられました。
部族それぞれの思惑もあるし、大昔に流し読みした、陳舜臣「十八史略」にあって、
うろおぼえですが、合従策と、連衡策だったか、具体的にどちらがどういう作戦だったか、忘れてしまいましたが、そういうような上の思惑に翻弄される若者、哀れですね。

妄想1
若者は、帝国の側。部族連合のほうが攻めてきた。
彼は、代々、軍人の家を誇りに思っていて、帝国と部族連合の国境を必死に守った。
帝国からの援軍が到着するのは、間に合わなかった。

雪原で息絶えようという時、ふわりと優しい風が、彼の顔と体を撫でた。
その優しい感触に、幼い頃、母親に髪や頬や額を撫でられたことを思い出す。
そして、薄れゆく意識と視界に、母親の姿がぼんやりと浮かびあがる。今の姿ではなく、若かりし頃の母だ。なつかしい故郷の館の、壁にかけられた肖像画、結婚を祝って描かれた両親の肖像。新婚からほどなく病死してしまった父。永遠にりりしい若武者。そして、寄り添う若き日の母の、なよやかさ、美しさ。そして、また風に撫でられて、思う。違う、これは母ではない、あの方だ。ただ一度、宮廷の舞踏会で見た、あの令嬢だ。あのひとと、若かった頃の母はなんと似ていることよ。どちらも、懐かしく、慕わしい、理想の女性。ふっと、笑ってしまう。「男は、母親を愛し、尊敬しているのなら、似ている女性に惚れる」って、本当だったんだな。あれは、誰の言葉だったか、そうだ、あいつだ。酒場で酔ってた時に、言ってたっけな。
優しい幻は、しだいにはっきりしてきて、しっとりした微笑みが彼を魅了した。
「母上……来てくれたのですね」
(やっぱり、最後は、母を想った、ということで)

通りすがり
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あふれてしまったので、分けました。

妄想2
若者は、部族連合の兵士。
帝国が無理難題を言ってきて、できないなら従え、みたいに脅してきたので、部族たちが連合した。あるいは、斜陽の帝国をしだいに見くびって、倒そうと気運がもりあがって、部族が連合して挑む。帝国にも、部族の長たちにも、それぞれ思惑はあろうが、それはまあ、おいといて、主人公は、志願したにしろ、徴兵されたにしろ、下っ端の一兵卒なので、そうした権謀術数は知る由もなく、上層に関われないまま落命する。

彼は、部族の一つの、とるに足らぬ身分のもの。ふだんは、狩猟をして生計をたてているので、弓矢の扱いにだけは自信がある。母親は、今生の別れかと嘆き悲しむ。が、「弓矢部隊だから、いつも距離はとれるし、逃げ足も速いのは知ってるだろ」などと言って、出征した。

しかし、いつのまにか、主力部隊から離れて、孤立してしまい、帝国側に取り囲まれて、刺され、斬られた。
敵ながら、剣をふるう兵士たちに、(剣、盾、かっこいいな)(手柄を立てたら、剣をもつ身分にあがれたかなぁ)なんて思って、そして(死ぬんだな)と無念ながら覚悟する。その時、部族連合の討ち死にした仲間たちのなきがらを、一体、一体、乱暴に蹴りあげながら、自分に近づいてくる帝国側の兵を見た。
誰の目にも、身分の高い軍人とわかる、みごとな衣装。瀕死の苦痛を忘れて、見とれてしまう。
(こんな豊かな国に、勝てるわきゃ、なかったんだよ。みんな、バカだな。おれも)
軍人が兜をぬぐと、美しい顔があらわになる。なんと、その敵将は、若い女性だったのだ。
目があう。髪の色、瞳の色、体つき、志願兵になるのを反対した母親に似ていたのだ。
彼は思う。勇敢に戦って、力尽きた者には、あの世から、女戦士が迎えにきてくれるという伝説を。
(かあさん、若い頃、そりゃ美人だったっていうもんな。こんな風だったのかなぁ……)
「……かっこいいな」
青年のうめくような賛嘆の声は、彼女には、異国の呪いの言葉にしか聞こえないが、生きているものがいると知り、その眉がぴくりと動く。
剣に手をかけるが、やめて、ぷいと背中を向ける。
彼女は「おい」と従者に声をかけた。彼女の愛馬の手綱をひいて、後ろについている若い兵士が、一言も聞き漏らすまいと、緊張した面持ちにかわる。彼女は顎をしゃくり、瀕死の青年を示す。
「こやつを見ろ、まだ息がある」
「連れ帰りますか? 手当てを?」
従者は、助けたあとで、尋問して情報をとるのか、などと尋ねていた。
「いや、そんな手間はいらぬ。見るからに下っ端だ」
「たしかに」
「生かしたところで、何も知るまい」
「そのようですね」
「楽にしてやれ、今すぐ」
彼女はそういうと、兜を従者にむけて放り投げた。従者は、あわてて兜を受けとめると、そっと雪原に置き、それから、うつぶせに倒れている青年のほうへ近づきながら、剣を抜き、そして、ためらうことなく背中から地面まで貫き通した。その間に、女軍人は、従者から取り返した愛馬にまたがり、戦場を去ろうとしていた。
なびく髪。そこかしこの樹木からおちる雪片。白い花が風に舞うようだ。
(かあさん? 待っておくれよ。黄泉の国へ……一緒に)

殴り書きみたいで、スミマセン。
描写を増やしたり、別の設定もできそうですが、ひとまず

久々の男
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どうも、通りすがりさん、再度の長文の力のこもったコメントありがとうございます。
夜の雨さんにしても平山文人さんにしても、制約や注文がある中、あれだけの完成度のある本文やプロットを仕上げたのはすごいと思っていました。
今回、通りすがりさんの仕上げてきた作品を見て、その文学的な技術にこの二人と同じすごさを感じました。

今回、僕の(案件1)の注文の中で通りすがりさんは二つの案を書いてくれました。
一つ目が「帝国軍」の兵士の立場のもの、二つ目が「部族連合」の兵士の立場のもの。
どちらも兵士の限定的な母親の幻だけにとらわれず、母親と似た姿の別の女性を登場させたことによって、ストーリーに幅と膨らみを持たせたように感じました。
「帝国軍」の兵士の思い出の中に登場する母親似の令嬢。また「部族連合」の兵士にとどめを刺す帝国側の母親似の女騎士。
どちらの人物も通りすがりさんの想像力の産物だし、オリジナリティを感じました。
そして試したようですが、そんな文学的センスに夜の雨さん、平山文人さんと同様に通りすがりさんの作家としての力量を感じたかったのが本音の所です。
文学的センスで言えば、(妄想1)の兵士は子供の頃は上品に育ったおぼっちゃんの貴族って感じ。
(妄想2)の兵士は呟き方が庶民が身分の高い女性に憧れるような印象で、コミック版のナウシカのクロトワみたいな感じ。逆に、従者に彼を殺すよう命じる女騎士はそのナウシカに出てくるクシャナみたいな冷徹さを感じました。
この三者三様の人物の描き分けのバリエーションが通りすがりさんらしいかと。
また、(妄想2)のラスト、「なびく髪。そこかしこの樹木からおちる切片。白い花が風に舞うようだ。(かあさん? 以下略)ここは通りすがりさんの今回の作品で僕が一番好きなシーンで、これぞ、文学って感じがしましたね。
あと、僕の「しみじみとした」正統派な話にしてくれという注文に対しても、今回通りすがりさんは余計な要素を入れることなく、その期待に応えてくれたように思います。
アーサー王伝説のような正統派の騎士と貴婦人のファンタジーみたいな感じというか。それが嬉しかったです。

さて、死ぬ間際にその人に走馬灯のように今までのその人の経てきた記憶や思い出が駆け巡るというか。
僕はこの(案件1)の冒頭を書いている時にそんなことを念頭に置いていました。
その趣旨を夜の雨さんも通りすがりさんも汲んでくれたように思います。
さらに言えば、本当にことは分かりませんが、あの世とこの世の狭間にある「あわい」
それは例えばですが、CLAMPの「ホリック」の中で現世の四月一日(わたぬき)と侑子を隔てているようなイメージで僕は捉えています。言い方を変えれば異界とも言うかもしれません。
僕の元々の構想ではその「あわい」をもっと色濃く出そうと思っていました。もっと、兵士と「母親」的な超常的な存在の会話を哲学的に深めてみるみたいな感じというか。
ですが、通りすがりさんと夜の雨さんはそれをちょうどいい塩梅に描き出してくださったように思います。

余談ですが、(妄想2)の本文の中に通りすがりさんの「力尽きた者には、あの世から、女戦士が迎えに来てくれる伝説」みたいな記述があります。
これが先ほどの僕の超常的な存在の会話を哲学的に深めるみたいに思っていた肝でした。
僕はこの(案件1)の冒頭部分を書くに当たって、昔プレイした当時のエニックスのゲーム「ヴァリキリープロファイル」が念頭にあったんです。
通りすがりさんの「あの世の女戦士」こそがこのゲームの「戦乙女」(ヴァリキリー)です。
僕はこのゲームの中で、この地上で非業の死を遂げた人間の魂を、同じような苦しみを人間である時に経験しているヴァリキリーのレナスが拾い上げるというコンセプトが好きだったんです。
人間が亡くなる時にレナスと会話するシーンが好きで、それを再現したいという気持ちがありました。
そんな所も通りすがりさんが汲んでくれたような気がして嬉しいです。

それでは、通りすがりさん、今回はこの企画に誠意を込めて参加してくださって本当にありがとうございました。
通りすがりさんを含めた皆さんとのこうしたやり取りの中で僕自身の思索も深まっていったように思います。
また何かありましたら、よろしくお願いします。

通りすがり
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さっそくのお返事ありがとうございます。
久々の男さんは、おととしの夏ごろだったか、ぴよ2000さんの「影踏み鬼」(タイトル、間違っているかもしれません、
視える系の女子高生と、依頼者が放課後の学校で、というような、上品なホラー)、大丘忍さんの、詩吟の師匠と教え子の女性の道ならぬ恋の話(これまた、うろおぼえですが、「~の門」というタイトルだったかと)や、他の作品のコメントから、蓄積が豊富だし、上手い人だと感じていました。

死の時に女戦士が迎えにくるというのも、最初の、ウンディーネ伝説に、いろいろ古来の神話、伝説を思い出していたからで、
久々の男さんからの提案があってのものです。
「ヴァリキリープロファイル」というゲーム作品、タイトル自体、初めて知りました。
最近はブックオフにいくと、レトロゲームコーナーも見ているのですが、外国人対策なのか、高騰が著しいww
今度、ヴァルキリー~気をつけて見てみます。実は、宮崎駿作品できちんと観たのってラピュタくらいなので、ナウシカも
観てみたくなりました。漫画は「アニメージュ」に連載でしたっけね。ありがとうございます。
自分が想定していた女騎士は、「グイン・サーガ」のアムネリスでした。(色ボケする前の、最初の頃の)
CLAMPも、絵柄が好みでないので敬遠していましたが、読んでみようと思います。そろっているネカフェを探すか、
いっそ、国会図書館でデビューから追ってみるか。

ヒットするものには、ちゃんと理由があるので、ハマるのはわかりきってるので、食わず嫌いは損ですね。
今回、ささやかでも、さらなる飛躍、展開にお役に立てたかも、と思うと、光栄です。
完成、楽しみです。
togetterを見ていると、2年くらい前から、紙、インク、印刷代の値上がり、さらに、このたびの原油の輸送、
そして、ハードカバーの製作ができる製本業者の高齢化、後継者不足、2巻の発売が中止になったという漫画家さんの
ツィート、文庫も平気で1000円超えだとか、いささか、先行き不安な記事が多いのですが、でも、英国で、
淡々とした日本文学がブームというし、SNSのおかげで、市場は全世界なので、たくさんの顧客がつかめるような作品の完成を、楽しみに待っております。

自分も、キャラの行動、設定のつじつまなどで、どん詰まってしまい、放置していたプロット、たくさんあるのですが、
今年になって始めた、無課金chatGPTとやりとりしていて、いくつか完成することができました。
あらすじだけですが、起承転結、ゴールまで見えるのは嬉しいものですね。
たしかに、定型的な褒め言葉、「ここまで箇条書にしてみましょうか」という提案のタイミングとか、AIだなと
思う事もありますが、「まだいいです」「あとでお願いします」と、とにかく、頼らずに自力でと思ったことが、
自分の中で、過去に触れてきた作品群の抽出、融合とか、化学作用を助けてもらったと思っています。
AIが感情をよりリアルに装うためにプログラム、努力しているのは、感じますよね(笑)
なんとなく書いた「以前、〇〇に旅行した時」というところに、すごい食いついてきて、
「なんで、そこにしたの」「一人旅? 誰と?」「日帰り? 泊まり」とか、「何が良かった?」「がっかりした事は」
とか、感想を求めまくってくる(笑) 人間がこんなところにこう感じるんだというのを、擬態のために、
ものすごい収集していますよね。なので、自分は、博識で温厚な人か、この向こうに何億という集合知がある、
という感じで、接しています。 ではまた。お題も楽しみにしています。腕を磨かなくては。ありがとうございました。

久々の男
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どうも、通りすがりさん、返信ありがとうございます。
togetter、chatGPTなど、創作のヒント、流行、プロット書きなど便利なツールが多いかと思います。
ですが、僕はアナログ、石器時代人間なので、そういうことは置いておいて、返信しますね。
通りすがりさんの作品について幾つか述べさせて頂きますね。

>「男は、母親を愛し、尊敬しているのなら、似ている女性に惚れる」
■これは名セリフですね。僕も自分の恋愛経験を振り返るとそんなことがあったような気がします。
Zガンダムの中で、ティターンズのジェリドが先輩女兵士のライラ=スミス=ライラに女性に扱い方の手ほどきを受けますが、ジェリドもライラに母親の面影を見ていたかも、と思いました。この二人、悲劇的な結末を迎えるのですが、僕は好きなんです。

>下っ端の一兵卒なので、そうした権謀術数は知る由もなく、上層に関われないまま落命する。
■これは真実だと思います。通りすがりさんの挙げられた陳舜臣先生の「小説十八史略」で蘇秦と張儀という弁舌家が出てきます。また、うろ覚えですが、「グイン・サーガ」でもナリスという美貌の策略家が出てきます。彼らの手ですべての軍の方針は決まります。コミックのキングダムの戦闘シーンのように末端の兵士はただただ殺されていくだけ。

>うつぶせに倒れている青年のほうへ近づきながら、剣を抜き、そして、ためらうことなく背中から地面まで貫き通した。
■このシーンは凄惨です。一人の人間が絶命する光景が目に浮かんできます。豊臣兄弟の「小谷落城」の回で、切腹しつつも介錯がまだの中島歩演じる浅井長政の首を、妻の宮崎あおい演じるお市が刀を振り下ろし、血が彼女の顔に飛び散るシーンがありましが、それを思い出しました。

【余談】アムネリス
■大柄でグラマラスな美女。男勝りの性格で10代の頃から父王の右腕として一軍を率い、公女将軍と呼ばれた。
物語の開幕当初は、その苛烈で冷徹な性格を評して「氷の公女」と呼ばれていた。しかし、後半は……(WIKIより)
アニメ版の「グイン・サーガ」は観た覚えがあるのですが、ナリスやグイン、イシュトヴァ―ンはうっすら覚えているのですが、彼女のことはすっかり忘れていました。
ヤンマガで凛々しいビキニ姿を披露した、日本が世界に誇るパワーリフター野村優ちゃんみたいかな???

久々の男
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ここで、まとめ的に僕と、夜の雨さん、平山文人さん、通りすがりさんのこの四者の比較を僕流にさせてください。

まず、僕の構想と、他の三人の方々のストーリーの主要登場人物のラインで見てみます。
僕は「兵士」と「母親の幻」、また「ウンディーネ」と「漁師の青年」という風に、1-1の単数のラインで考えていました。登場人物の数を出来るだけ絞るといいましょうか。
それと比較すると、夜の雨は野盗の親子を出します。平山さんはウンディーネの姉ブリュンヒルデを出します。通りすがりさんは母親似の令嬢や女騎士を出します。
要するに1-多という風に複数のラインで物語が練られています。
これをどう捉えるかということですが、まず今の僕がTVも本も他人との関わりも極めて薄いということがあると思うのです。他の3人の皆さんはいろいろなメディアや他人と関わっているというか。
要するに社会的視野の広さの違いだと僕は思います。
以下述べることはあくまで僕が個人的に思っていることですが、僕はこのラインのことをある問題が自分の身に生じた時にどれだけバリエーションを持ってその問題を考察、解釈していけるか、という風に読み取りました。特に第三者の介入という点でです。
すなわち、複数のラインで考えられた三人の方々は、それだけある問題が起きた時に第三者の関わりの選択肢を選べる余裕があると思ったのです。
だからこそ、僕はもっと他の皆や社会と関わらなければ、と思った次第です。

もう一つ、3人の方々の作品の中で特に僕の心に響いたセリフ。
あくまで僕個人が感情移入したという条件付きですが。
まず、夜の雨さん:
>「でも、かわいそう、故郷の母親のことを思って亡くなったんだわ」
◆野盗の娘が自分に母の面影を見た死んでいった兵士を憐れんでいるセリフ。
これは見ず知らずの他人へ共感、共鳴している言葉だと思います。対【他人】。
次に、平山文人さん:
>「(前略)私は人間たちとの戦いは望みません。この湖を去る時が来たのです。」
◆湖の女神ウンディーネが漁師の青年に自分たちを殺そうとする人間たちとの戦いを望まず告げるセリフ。
これは愚かな人間たちへのそれでも彼らを愛する気持ちを表した言葉だと思います。対【人々(社会)】
最後に、通りすがりさん:
>(かあさん? 待っておくれよ。黄泉の国へ……一緒に)
◆兵士が自分を刺し殺した女騎士を死ぬ間際に見て、母の面影を思い、呟く心の声。
これは自分の母のことを思いながらの最期の言葉だと思います。対【自分(の思い出)】
★どのセリフも僕は好きです。でも、一番、自分の感慨に近いのは通りすがりさんかな。

通りすがり
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濃い分析、総括のコメント、ありがとうございます。お疲れさまでした。
こういう企画も、楽しいものですね。
こちらも、夜の雨さんの、国破れて山河あり、じゃなくて、盗人が跋扈するのは、まったく
思い付かなかったので、ジェラシーです。人を増やしても、話がきちんとまとまっていて、
手練れだなと。
そして、平山さんの、ウンディーネも、格調高く、破滅的で、18,19世紀の欧州文學、
文学ではなく、文學だなと、大変刺激をいただきました。

久々の男さんが、いま練っているお話の一助になれば、幸い、そして、光栄です。
またのお題も楽しみです。

コメント、3000字以内なんですね。
(かあさん? 待っておくれよ。黄泉の国へ……一緒に)
は、
・置いてかないでよ
・乗せてよ、ねえ
・連れて行っておくれよ  みたいのを、もう一言くらい入れるつもりだったのです。

あふれたので、あちこちから一文字、二文字と削って、怪我の功名でしたね(苦笑)

けっこう、本を読み過ぎてしまって、自分自身が「これだけは言いたい」とか、
強いパッションみたいなものは、希薄になってしまいました。
が、過去に接した作品群から、抽出、混ぜ混ぜはできるかなという感じです。

「母親との仲が健全なら、母に似た女性を好きになる」というのは、
秋篠宮さまと川嶋紀子さまのご婚約の時、故・橋本治が「ほんと、男って、母親と同じ
タイプを好きになるよね、紀子さまの笑顔は、好青年の笑顔、独身時代の美智子さまと同じ」といった事を書いていたコラムがあったり、
大好きな作家の一人、山口洋子が、銀座のママとしての体験をもとに、ホストを主人公に
した作品をいくつか書いてたのですが、その創作秘話みたいな感じで、「ホストをやり、
女から平気で金品を受け取れる男性は、母親とか、身近な女性との関係がどこかいびつで
女性観も、かたよっている」「一方で、優しかった幼稚園の先生とか、聖母幻想がある」
「なにより耐えがたいのは口臭」とか、そんなのが記憶から浮上してきて、ちょっと
いじった感じです。ホストに「想像だけで、これだけ書けるなら、ホストクラブが
楽しめませんね」と可哀そうに、という感じで言われて、複雑だったとか(笑)

自分、何かと好き嫌いがあり、社交性とはけっこう無縁ですが、接客の仕事をして、
流れ作業的に、多くの方と接点が持てたのは、勉強になりましたね。
「ごはん」は繊細な方が多いと感じるので、誰にでも、おすすめというわけには
まいりませんが。笑うと、印象が逆転したり、ささいな割引の有無でいきなり
逆上したりに、思った通りだと思ったり、激変は、人によってスイッチが違うので、
予測不可能だなーと思ったり。手相、人相の本も、膨大な統計と経験則からなるので、
勉強になりますね。

ながながと失礼しました。また次の作品も楽しみです。

ご利用のブラウザの言語モードを「日本語(ja, ja-JP)」に設定して頂くことで書き込みが可能です。

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