何もない部屋
君の全てが好き
写真を見たら、色んな顔と姿の君がいる。頬が少し緩んだその顔。うたた寝してるその顔。一身に愛情を受けて育った、怒りや悲しみとは無縁なその顔。力を加えたら直ぐ折れてしまいそうな、その雲のような足。純白で穢れを知らない、その瞳。そんな君に、僕は魅了されてしまったんだよ。いつも二階の窓から、玄関を出る君を見守ってたよ。すぐ隣の家だから、よく見えた。最近見てて思うのは、髪の艶が少し変わったね。シャンプーを変えたんでしょ?お風呂場に知らないシャンプーがあったから、すぐ気付けたよ。それもいいと思うけど、僕は前の方が好きだったなぁ。あと、玄関に飾ってあった、君が子供の頃の写真、とってもかわいかったよ。そこのテーブルに置いてるんだけど、見る?
この部屋には、君が笑顔な写真がいっぱいさ。いいコレクションでしょ?嬉しいでしょ?
まぁ、それはいいんだ。僕はただ、君をもっともっと知りたいだけなのに───
君が間違って抵抗するからこうなるんだよ?
外はとっても怖いし、なんでも起きてしまうから、仕方ないんだよ。君が抵抗しちゃったのも、外の世界に侵された影響でしょ?
抵抗しないでよ。全部君の為にやっているんだよ。
え?それは一人よがりで独善的?気持ち悪い愛?なんでそんなこと言うの。なんで、なんで、なんで。
あぁ、わかったよ。外の世界に侵されすぎたんだね。僕は遅かったんだ。じゃあせめて、もっと悪化する前にここで──
全て、終わらせるね
(意味を持たない音が続く。呼びかけのようで、そうでないものが混ざっていく)
(やがて、それは沈黙に変わる)
あぁ、最期に見る顔が君でよかった。
これは、腐敗臭のする山奥にぽつんと佇む一軒家を調査した時に発見された、記録媒体に記録された断片的な音声である。
しかし、その部屋についての記録は一致していない。
そもそも“部屋があったのかどうか”さえ、はっきりとはしていない。
ただひとつだけ、共通して残されている記述がある。
「そこには、何もなかった」
執筆の狙い
短編小説を書いてみました。AIに監修してもらって書いたので、いい仕上がりだと思います。ただ、人生で二回目の執筆なので温かい目で見てくださると幸いです。今後はAIを駆使せずとも高クオリティな作品を執筆したいですね。