作家でごはん!鍛練場
小次郎

死神人間を避けよ

 真田まゆみが、死神人間を避けよというタイトルでブログを載せた。
その時、作業に集中するあまりか、気づけなかった、甘い匂いが、穏やかな気持ちを運んでくる。
デスクに置かれているモカブレンドラテのことをすっかり忘れていることに気づく。 
 視線をそこに落とす。
湯気が立っている薄茶色の液が喉を誘惑する。白を基調とする、赤いさざ波模様のコップを持った。エアコンで冷え切る室内でも、暖かさが、じんわり手に伝う。揺れる薄茶色を見ながら、唇に運ぶ。
コーヒーやシロップよりも、ミルクの味が舌をとろけさせる。
いろんな味が混じるけれど、このミルクの味が一番好き。
それにしてもと、まゆみは味覚を堪能しながら、考えた。
死神人間は人を不幸にする。こうして啓発しないといけない。ブログに興味を持つ人がいたら、クライアントも獲得出来るかもしれないし、一挙両得ね。
まゆみが死神人間に遭遇したのは、十二年前の二十四歳の時だ。同じコンビニで働く直子という女性から、私の周りでは多くの人が死ぬのと、聞いた。
その時のことを、まゆみは頭に浮かべる。
「でも、きっと偶然よね」
「偶然ね」
 まゆみの声には、いくらかの同情の響きがあった。
 まゆみは、直子のことが不憫で積極的に彼女と関わることに決めた。
こういう不幸属性の人を放っておくのは可哀想だし、何よりも、人として放っておいてはいけない気がする。
直子はメンがへたっている十七歳の女の子で、感情の起伏が激しい。仕事だけではなくて、プライベートでも付き合ってわかることってある。何か気に入らないことがある度に、直子の言語体系には誹謗中傷しかない。仕事では、人格を穏便に装っているとわかった。
一緒にカフェで過ごしていたら、直子が突然、私に打ち明けてきた。
「また、元彼が死んだの、ふふふ」
 負の気配が直子の全身から漂っている。彼女の笑いは、喜んでいるのか、悲しんでいるのかもわからない。まゆみは、少し知っている心理学の知識で、ミラーリングを行うことにする。とりあえず、ミラーリングでもすれば彼女の心は安定するかもしれない。そう考えた。
この技術は相手と同じ反応をする心理学の技術で、そうすることで、相手から好意を引き出すことが出来る。
「元彼が死んだんだね」
 まゆみは、直子と同じような笑顔を作って、彼女に返した。
「何笑っているのよ! 使っているでしょ、ミラーリング」
 語気が強いけれど、平静を装うことにする。それよりも、まゆみは、ミラーリングを知っている、彼女に少し驚く。顔に笑顔を貼り付けたまま、何のことと言って、とぼける。
「知っているのよ、そのカウンセリングの技術」
「私は知らないけれど」
 相手が気づけば、あざとくて、逆効果になるミラーリング。まさか、気づかれるとは思わなかった。
「いいえ、あなたは使っているわ。ミラーリング」
「使っていません」
「じゃあ、どうしてそこで笑うのよ。笑う意味は?」
 返答に困ってはいけない。一瞬で答えを出さなければいけない。そうしないと、直子の言い分が通る。
 まゆみは、そう考えて瞬発的な頭で、言葉を創る。
「笑ったら、あなたの気持ちが落ち着きそうだったから」
 直子が急に立ち上がり、まゆみの頭上にコップの水を降らせた。
「馬鹿にしているわ」
 直子はそう言って、お金も置かずカフェを出ていった。
 その時以来、直子はコンビニにも来なくなってしまう。
 全く災難。あんな死神人間と関わった私に落ち度があったんだ。きっと、直子の周囲でよく人が亡くなるのは、彼女のせいだ。彼女の不安定さで周囲の人々が亡くなったに違いない。まゆみは、そう考えた。

 直子と会ってから三年後、まゆみはビルを借りて、カウンセリング事務所を経営する。その頃の、まゆみは既に三冊の書籍を刊行していて、その書籍の一つはベストセラーとまではいかないまでも、滅法売れていた。内容は人間を階級で分けて、評価するというもの。残りの二つの書籍もそこそこ売れていて、内容はいい女の探し方。少し知名度があった。カウンセリング事務所には、開業初日からクライアントが五人も来ている。
 まゆみはブログでも、書籍でも、ハイパーカウンセラーという肩書を使っている。カウンセリング業界の暗部を、まゆみは突くのを心得ている。
 カウンセラーというのは、無資格でもなれる。本来なら、臨床心理士や公認心理士あたりの資格がないと、知識が不足しているといえるのだけれど、いかにも資格がありそうにしていた。
 ハイパーカウンセラー、真田まゆみ。
高卒であることは伏せている。
 いろんなクライアント、特に男がまゆみのカウンセリング事務所に訪れた。
 いい女の探し方や、いい女とは何かと、まゆみに尋ねる男が大半である。
 でも、まゆみは自分のことをいい女とは思っていない。二十歳の時に最初の離婚をしていたし、再婚を三度していた。
 けれど、メンタルは強い。離婚しても、冷静でいられる。そうまゆみは思っていた。



 木々の葉が全て落ちている季節、若くておどおどとした声で、カウンセリングの予約を入れてきたのは初めてのクライアントの男、野本である。
 カウンセリング事務所に来た野本の体型は、コート越しでも瘦せているを通り過ぎて、痩せすぎとわかるほどで、まゆみは心配になった。
 鬱で、ご飯を食べられないのかも。
 あまりにも重度だった場合、手に負えないと判断し、まゆみは何度もカウンセリングを継続させず、心療内科や精神科に回すことにしている。
 まゆみには、重度の人をカウンセリングする技術はもちろんない。
 この野本という男も一応話しは聞いて、病院にたらい回しにしないといけないかな。
 まゆみは、せっかく来た初めてのクライアントから継続したお金をとれそうにないことを残念に思った。
 まゆみは、野本に靴を脱いでもらい、スリッパを履いてほしいと伝えた。ビルの玄関から、奥の部屋に野本を案内する。記入表に住所と名前を書いてもらい、種類の違うお茶のパックを五つ差出して、どれがよいですかと聞く。
 野本がハーブティーを選ぶ。カップを差し出す。野本が、ハーブティーのお茶パックの紙を外し、カップの中に入れる。まゆみがあらかじめ沸かしていたお湯をカップに注いだ。
 まゆみは、野本が話し出すのを待つ。
「僕の彼女の周り、人がよく死ぬんです」
 その言葉はまゆみに、直子のことを思い出させ、頭にコップの水を降らされたことも思い出させる。まゆみは、持ち前の精神力で、表情には出さないようにした。
「別れたほうがよいかもね」
「え?」
「死神人間」
 と、まゆみは言った。
「死神人間?」
 怯えるような声音で、野本は問い返す。
「ええ。世の中には、そういう種類の人間が少なからずいるの。レアだけどね」
 野本は眉を寄せ、口をわなわなと震わせている。
「彼女は、彼女は優しい子なんです」
「もしかしたら、そうかもしれないけれど、彼女の周り人がよく亡くなるんでしょう。野本さんのためですよ」
 まゆみは、優しい笑顔を顔に貼り付けていたが、内心は、憤怒している。ああいう死神人間と関わっては、誰もが不幸になる。
 野本とカウンセリングで九十分の間話し、別れるよう説得した。
「本当は、次のカウンセリングでもお金を頂くことになるのだけれど、死神人間と関わってしまっているあなたからは、次回はお金をとらないようにします。ちゃんと、別れるのを見届けたいし」
 まゆみは、野本のことを想ってそう言っているのではない。もちろん、直子のような死神人間の憤怒からである。
 野本が、頷き、まゆみのカウンセリング事務所から出て行った。

「真田先生、彼女と別れました。でも……」
 野本は電話で、悲痛な声音でそうまゆみにそう言った。
「でも?」
「カウンセリングで話します」
 野本とカウンセリングの日を決め、まゆみは、自分のブログを教え、死神人間のことを書くからよければ、読んでねと言った。
 まゆみはブログで、死神人間は、自分のせいで多くの人が亡くなっている因を作っているのに、反省をしない最悪な人種と書いていた。

 まゆみは再び自分のカウンセリング事務所へ一番早い時間に来た野本に、いつもの接客をする。奥の部屋に入ってもらい、お茶を選んでもらう。野本が緑茶のパックを選んだ。コップにお湯を注ぐと、野本は啜る。
「元カノが自殺で死にました」
 まゆみは驚いて、野本の表情を窺がった。野本は目に涙を、湛えるも、流さない。まゆみは、自分のコップにも注いだ、紅茶が入っているコップを掴み、鬱屈とした野本の気にやられないように気晴らしに一口啜る。
カウンセラーとして暖かい言葉をかけておこう。
「お辛い気持ち、お察しします」
野本が訥々と語る内容は、別れようとラインで元カノに言ったら、彼女は耐えられない、今から自殺するというもの。突然、ラインが切られ、何度通話してもとってくれなくて、元カノの家に向かった。
玄関のインターホンを押し、元カノの家族がドアを開けて、事情を話したそうだ。元カノの部屋に一緒に向かって、ドアを開けたら、首を吊っているのを発見する。野本は慌てていて、彼女の家の固定電話に電話することをすっかり、失念していたそうだ。
まゆみは言った。
「あなたのせいではありませんよ。死神人間は死ぬ宿命だったんですよ」
 まゆみは、じっくりと野本の気持ちに寄り添いながら、六十分話しをする。
 カウンセリング終了の時間になっても、野本はまだ話し足りないようで、喋ろうとしていいるのを、まゆみは遮った。
「そろそろ、お時間ですね」
 野本が肩を落とした。
「次回のカウンセリングをされますか? ここで予約を入れますか?」
「いえ、いいです」
 野本が力ない歩き方で、部屋を出て行き、まゆみは玄関まで見送った。
 その後、次々に、カウンセリング事務所で、クライアントと話しをした。
茜色の日差しが窓から差してくる。中年の女とカウンセリングをしている最中、カウンセリング事務所に電話がかかってくる。
予約の電話かなと思い、まゆみは取った。
「真田カウンセリング事務所の、真田さんですか?」
今まで聞いたことがない年老いた声で、新しいクライアントかなと思った。
「ええ、そうです」
「私は警察の、故金と言います」
まゆみは、突然の警察からの電話に、驚きを隠せなかった。
「なんでしょうか?」
声が裏返り、緊張で受話器を持っている手が、若干震える。
「はい。先程、飛び込み自殺がありまして。真田カウンセリング事務所の、真田まゆみ。あいつのせいで、僕の彼女が死んだと何度も叫んでいた男が、電車に飛び込んだんです。あなたの都合のいい時間でよいので、少し、お話しをさせていただきたいんですが」
「それは構いません。ですが、私は普通にカウンセリングをしていただけですよ」
「ええ、ですからその話しを聞かせていただきたいのです。あなたの都合のいい時間に」
「では、十九時半に、私のカウンセリング事務所で」
まゆみは、受話器を置いた。
「真田さんどうしたんですか? 様子がおかしいと感じるんですが」
「ええ、ちょっとね。それより、カウンセリングを再開しましょう」
まゆみは、頭を切り替えて、カウンセリングに専念することにした。

インターホンが鳴った。まゆみが玄関に行き、ドアを開ける。暗がりの中、初老の男とその後ろに、一人の中年の男が佇んでいる。初老の男は、背が高く、肩幅が広いがっちりした体格をしていて、一方、中年の男は、初老の男よりは、十五cmは低い、中肉中背である。彼等の目は、外の闇とは対照的に、輝いていて、はっきりとした強い意思のようなものを感じる。まゆみはたじろぎ、後ずさりをした。
「落ち着いてください。話を聞きにきただけですから」
 初老の男が言った。
「そうですね。ここで、立ち話もなんですから、上がって下さい」
 まゆみは、野本とのカウンセリングでどんなことを話したのか、慎重に自分に不利になりそうにないことだけを話した。
「あなたのブログ読ませていただきました。死神人間を避けよですか。大胆なことを書かれていますね」
 中年の男が、眉を寄せて言った。
 まゆみは、いるんですよと本当にと言い、そこで話しを終えた。



 それからというもの、まゆみの人生にケチがついた。真由美の夫が不慮の事故で死んだだけではない。まゆみの傍から友人が、一人一人とひっそりと離れていく。まゆみには誰もいなくなった。クライアントを除いて。孤独感を感じ、カウンセリングを受けようかと考え、インターネットでカウンセリング事務所を検索していた時だ。まゆみの心がショックで揺れる。まゆみのカウンセリング事務所や、まゆみのことを直接は書かれていないが、死神人間はいないと、まゆみに対抗するようなブログを見つけたせいだ。真っ向から、まゆみの書いていることを否定している。
 そのブログ主の小森は、臨床心理士と公認心理士の資格があるとブログに載せていた。まゆみは、自分より格上の相手の記事に呑まれそうになる。
 決めた、とまゆみは思った。

 まゆみは目を覚まし、上半身を起こす。寒さに震えた。家の中でも、木枯らの音が鳴っている。白いダッフルコートを着込んで、外に出た。
 ビルにの二階にある小森カウンセリング事務所に着くと、インターホンを押す。玄関のドアを開けたのは、アロハジャツを着た、薄い髪の白髪を生やしたいろんな経験をずっと積んできたであろう男だった。顔には、幾重にもある皺とほうれい線が刻まれている。穏やかな目とまゆみの目があった。
 この季節に、アロハシャツはおかしいと言いたいのを堪え、まゆみは男が何か言うのを待った。
「予約を入れてくれた真田さんかね。どうぞ入って下さい」
 まゆみは、カウンセリング事務所に入った。
 質素ね、とまゆみは思った。
 テーブルとそれを囲む椅子、ウオーターサーバー、キッチン、三段の本棚。本棚には、心理学の本がぎっしり詰まっている。
「コーヒー飲みますか?」
 小森が海の底に沈んだ船からでも発声しているような、そんな微かな声で聞いてきた。
「ええ」
「温度はホットですか? 冷たいほうがいいですか? ホットの場合、非常に暖かいと、そこそこ暖かいに調節できます」
「そこそこ暖かいホットで」
小森がキッチンに行く。息を何度か吐く間に、小森がコップを持って、ウオーターサーバーの湯を入れる。
どうやらインスタントコーヒーっぽいなとまゆみは思う。
テーブルの上に、コーヒーが置かれる。あらかじめ置かれているガムシロップの籠から、ガムシロップを入れ、シュガーポットの蓋を開け、甘味料も入れる。
 コップを唇に運び、三口、飲む。
「死神人間はいますよ」
 まゆみが倹ある声で言った。
「いませんよ」
 まゆみは死神人間が私の周りにかつていて、他にもいたと、まくしたてるように、小森に言った。
「あなたは同業者ですからね。厳しいことを言いますが……」
 小森の反論によれば、私自身が死神人間らしい。こういう持論が人を傷つけると言ってきた。激しい論争をしたが決着が着かなかった。
 小森カウンセリング事務所の玄関を出ようとしたところ、背後から小森が言った。
「バタフライ効果」
 まゆみは、バタフライ効果の意味を考えながら、道を歩いた。
 私の言葉が、野本の彼女を自殺に追い込み、野本も自殺に追い込んだ?
 そんなはずはない、とまゆみはその考えを打ち消した。
 野本の彼女が死神人間で、私まで巻き込んだのだ。
 そう思考を、帰結した。
 自宅の前に着くと、見慣れない車が路上に停まっていた。
 不審な車を無視し、玄関に向かっていると、車から野本似の年輩の男が降りてきた。
 よく見ると、片手で木刀を持っている。
 身の危険を感じ、翻って走った。
「お前のせいで」
 そう聞こえた次の瞬間、激痛が頭を襲った。
 それは、一度きりではない。
「や、やめて」
 まゆみの声は、宙を漂うばかりで、激痛が連続した。

死神人間を避けよ

執筆の狙い

作者 小次郎
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バタフライ効果での、怖さを考えました。言葉には責任ってあると思います。

コメント

小次郎
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凡ミス訂正。

小森の反論によれば、私自身が死神人間らしい。

小森の反論によれば、まゆみ自身が死神人間らしい。

アロハジャツ

アロハシャツ

上松 煌
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ごはんにはストーリーと、わずかに主人公の気持ちらしきモノが書かれただけの登場人物不在の「小説もどき」が非常に多い。
幼稚園児の日記の、
「今日はパパとママと私で遊園地に行きました。朝起きてパンとハムエッグとサラダとミルクを飲んで着替えをしました。電車に乗って遊園地に着いたのでママが入園券を買いました。暑かったので最初に水上スライダーに乗りました。水で涼しかったです。あとはジェットコースタ-とスリラーハウスに行ってレストランでご飯を食べました。私はキッズプレートとミニパフェを食べました。おいしかったです。それから……」
といった感じで、状況だけ。

小説を書く作者は、何か読者に訴えたいテーマがなくてはいけないし、理解や共感してもらいたい事項なければダメだし、出来れば自分の小説よ読んでもらうことによって、読者を善に導いたり、前向きな意欲を増幅したり、読んでよかったと満足してもらいたいよね。

みんな基本ができていないなぁと、つくづく感じる今日この頃だね。
ながら読みしたけど、まあよくやっているだワ。

小次郎
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上松さん。
お読みいただきありがとうございます。
体調が悪いそうですね。
えと、回復することを願います。
いろいろと、至らないところがあります。
ありがたくお言葉いただきますね。

>小説を書く作者は、何か読者に訴えたいテーマがなくてはいけないし、理解や共感してもらいたい事項なければダメだし、出来れば自分の小説よ読んでもらうことによって、読者を善に導いたり、前向きな意欲を増幅したり、読んでよかったと満足してもらいたいよね。

これは、下記僕の持論。
面白いと読者の方が感じたら、一番の正義かもと思っています。
それが難しいんですけど。
テーマもないし、共感もないし、善性がなくても面白かったら正義かもです。
ただ、テーマもある方がいいし、共感もあるほうがいいし、善性もある方がいい。
そう思っています。

神楽堂
p3339011-ipoe.ipoe.ocn.ne.jp

>小次郎さん

読ませていただきました。
私は心理カウンセラーの民間資格をもっていますので、興味深く読ませていただきました。

まずは、この作品のよいところ。
「死神人間」という概念が登場人物の間で移行していくという構成がおもしろかったです。
また、無資格カウンセラーの実態もよく表せていると思います。
主人公のカウンセリングはツッコミどころ満載なのですが、無資格ということで、なるほど、辻褄は合っています。

で、用語が気になったのですが、
・カウンセラー
・心療内科
・精神科

違いはご存知でしょうか?
カウンセラーは、その名の通り、対話などを通じて「自己解決を促す」仕事ですよね。
心療内科は、カウンセラーの内容にプラスして、内科なので、精神的な理由によって生じた具体的な身体症状、つまりは「心身症」を扱います。
精神科は、カウンセラーと心療内科の内容にプラスして、精神疾患の「治療」を行います。
大雑把にまとめると

カウンセラー  心
心療内科  心 + 心身症
精神科  心 + 心身症 + 精神疾患

を扱います。
これは大雑把な括り方であり、実際はジャンルはまたがっています(つまり、心療内科で精神疾患の治療を行う場合もあります)。

>野本とカウンセリングで九十分の間話し、別れるよう説得した。

カウンセリングでは「説得」は普通はしません。
カウンセラーは、こういう考え方もあるという提案はしますが、そっちの考えへとクライアントをもっていくようなことはあまりしないですね。
悩みを自分で解決したことがある人はカウンセラーには向かないと言われますが、それは、このやり方がいいと、自分の成功例を押し付けてしまうからなんです。

>「あなたのせいではありませんよ。死神人間は死ぬ宿命だったんですよ」

これも、カウンセリングではあまり使われない話し方です。
「あなたのせいではない」という慰めは日常生活でよく使われますが、
カウンセリングでは、それをクライアントが自身で納得できるように話します。
「自分のせいだ」と語るクライアントには、安易に「あなたのせいではない」なんて言ってはいけません。
「どうして自分のせいだと思うんですか?」
と深く理由を聞いていきます。
すると、クライアントは話しているうちに、それらは証拠もない、自分の決めつけであると気づく場合があります。
その結果、自分のせいではない、とクライアントは納得する場合もあります。
と、実際のカウンセリングでは、このように進めていきます。

ただ、この物語は無資格カウンセラーが主人公なので、
上記のようなツッコミどころがあってもよいのかなと。

作品を読ませていただきましてありがとうございました。

小次郎
101-140-125-229f1.hyg1.eonet.ne.jp

神楽堂さん。
お読みいただきありがとうございます。

リアルのある方が、僕にカウンセラーを主人公にしたらと言ってきて、知識ないからと、断りました。

でも、無資格のカウンセラーなら書けそうだと思ったんです。

ところで僕は、メンタルクリニックに通っています。

精神科なのか、心療内科なのかわからないんですが、薬物療法を受けています。

カウンセリングは長期的に受けたんですが、僕には向いてなかったですね。

たとえば、二元論で話すカウンセラー。

物事は、二元論では測れないでしょう。

AかBかではなく、CやDそれ以外もありうる。

他者視点を置くカウンセリングのやり方も、どうやら僕には合ってない。

他者の視点を幾ら置いたとしても、その視点をどう僕が解釈するか問題なんで。

カウンセリングを分析する僕がいつも、このカウンセラー達間違っていると思っていました。

とある非常に重い言葉を、カウンセラーに投げたら「へー、小説家みたい」と、僕の承認欲求的なものを満たそうとしているんだなと、透けて見えたり。

その非常に重い言葉に込めた、心の核の話し、この人としても無駄。

そう思い、雑談に切り替えました。

初歩的スキルのミラーリングも気づきましたが、あえて、指摘せずです。

神楽堂さんなら、この言葉ご存じでしょう?

ラポールが崩壊していました。

神楽堂
p3339011-ipoe.ipoe.ocn.ne.jp

>小次郎さん

ご返信ありがとうございます。
なるほど、とても納得しました。
小次郎さんが関わったカウンセラーは、あまりいいカウンセラーではなかったですね。
ラポールを築けないばかりか、二元論で論じるとは、いやはや、カウンセラーとして何を学んできたんだか、って感じです。
そのような方に当たってしまってお気の毒です。

そのようないきさつを知って、このお話をもう一度読み直してみると
ダメなカウンセリングというものをよく書けていると思いました。

ミラーリングなど、相手が何かしらの心理的テクニックを使っているのが分かると冷めますよね^^;
これからの小次郎さんの人生で、この人と話したい、と思えるような人と出会えることを願っています。

飼い猫ちゃりりん
sp1-75-235-191.msb.spmode.ne.jp

小次郎さん。読みました。面白いか、つまらないかの二者択一を迫られると、どちらも微妙。
文章は上手だけど、小次郎さんが良く言う五感の使い方がズレているような気がする。
コーヒーとかガムシロップなんて、さほど重要なアイテムじゃない。どうでもいい。
その『死神人間』を五感を持って描くことが重要。死神人間なんて職場にも学校にも家庭にも山ほどいるから、サンプルには困らないのでは?
ワガママ基地女の描写は良かった。

飼い猫からすれば、この社会のほぼ全ての人が死神人間であり、それは必ず伝染を伴うから、自分自信も死神人間であるという発想は当然の帰結。
だから題名『避けよ』は無理なんです。自殺か山籠もりするかしなと避けられない。
題名は『死神人間』だけで良いかと。

面白い実証実験があります。
コロナワクチンを接種した人は、ほぼ死神人間ですよ。喜んで自分に、他人に毒を盛るんだから。
PCR検査に騙された人も。古米に行列を作り、日々マスコミに踊らされている人も全部死神人間です。だから、赤ちゃんを除くほぼ全ての人間が死神人間と言って良いと思います。

小次郎
101-140-125-229f1.hyg1.eonet.ne.jp

猫さん。
お読みいただきありがとうございます。

文章よかったという評価、幸いです。

五感、使う場所センスないですよね、確かに。
でも、どこかで使わないとと思い入れました。

面白さは、微妙でしたか。
全く何もないではなかったんですね。
でも、この評価では、満足出来ないんで頑張らないと。

タイトルはいつも、僕センスないなと自分でも思っています。

猫さんは、面白いですね。
コメントが面白い。
コロナワクチンすごくすごく興味あるんだなと、そういうところがです。
伝言板でも、コロナワクチンの危険性言っていますし。
僕は、二回ワクチン接種してから、接種していません。
理由は、ワクチン接種のリスクではなく、面倒だから行くのやめようという発想ですよ。

ところで、だれかが言っていた言葉ですが、コロナワクチンって名前が悪い。
ころっと、なくなる。そういうふうにもとれるから。
余談でしたね。

飼い猫ちゃりりん
sp1-75-235-61.msb.spmode.ne.jp

小次郎さん。面白いコメントをさせる作品は、面白い作品なのでしょう。二者択一ならね。

なぜ飼い猫がコロワクのことをしつこく言うのか。日常の実感としてヤバさが伝わって来るから。
近所にワクチン被害難病認定の申請をしている人がいます。
これは超異常事態。
薬なんだから副作用が当たり前と思っている人は、ワクチンと一般的な薬品の区別がついていないのです。
インフルワクチンもmRNAに変わるなんて、普通誰も知らない。こんなことを、ひっそりやってしまうセーフはアウトでしょ。

小次郎
101-140-125-229f1.hyg1.eonet.ne.jp

猫さん。
僕は、コロナワクチンもインフルワクチンも全く興味なくて。
真ん中の立場を取っときますね。
打ちたい人は打つ、打ちたくない人は打たない。
を尊重しますね。
たぶん、猫さんは危機感持っているんでしょうけど。
その感覚は人それぞれですよね。
人の感覚も、危害加える系ではないのなら「基本的には」いろんなことを尊重します。
ただ、この鍛錬場にしろ、伝言板にしろ、ワクチンの話ってどうなんだろうなとは思いますが。
全く小説に関係のない話しだから。
全く小説に関係のない話しでも、しても、よいとは個人的には思う。
でも、ワクチンの話しはいっぱいひっぱりすぎかなとは感じていて。
あっ、ワクチンの話しをやめましょうと言っているわけではないです。
微妙な心理になるんで、言ってみただけです。
いっそのこと、ワクチンの小説書いてみられればと、思いますが。
では、またです。

偏差値45
KD059132062057.au-net.ne.jp

なんとなくラピスさんのことを思い出しました。
周囲に生じた不幸はすべてコロナワクチンにせいにしてしまうあたり、
ちょっと似ているかな。
本当は偶然の可能性が高いのだけれども、人間の思い込みは怖いですね。
因果関係を科学的に証明できない以上、なんの根拠もないはずなんですけどね。

一方で、僕の知人にはガンになってしまった人がいます。
その人いわく、「神さまを信じているから大丈夫。私は死にません」
とある宗教の信者らしい。
信じる者は救われる? 精神的にはそうかもしれないですね。
この場合、心の安定という意味でプラスに働ているので悪くはないのかもしれない。

人間の心理として思い込むならば、肯定的な解釈がいいでしょうね。
御作を読んでそんな気がしましたね。

小次郎
101-140-125-229f1.hyg1.eonet.ne.jp

偏差値45さん。
お読みいただきありがとうございます。

生老病死の問題は、今の医学科学、そして宗教においてさえ、解決できないと僕は信じています。

信じているです。

警戒している宗教団体は、生老病死が解決する。

願いが叶う。

と、主張する団体ですね。

>人間の心理として思い込むならば、肯定的な解釈がいいでしょうね。
御作を読んでそんな気がしましたね。

ええ、あまり否定的なことを思うと、しんどい。
たとえば、牛や豚は、麻酔なしで屠殺される。
人間は美味しいと言って食べる。
これは、食物連鎖だから仕方ないと言い聞かせ、わりと平気。
牛や豚の気持ちに寄り添うとしんどいですからね。
肯定的に、食物連鎖だから仕方ないと、自己欺瞞を行い、牛や豚には寄り添わない。
食べるんなら、こっちの方が、楽。
僕は、牛や豚食べるタイプですよ。
たまに、でもと、観念の世界に入ってしまいそうになると、意識の底にこの、牛や豚の麻酔なしの屠殺の事実をそっと抑圧しますし。
観念の世界って、怖いです。

夜の雨
ai202074.d.west.v6connect.net

小次郎さん「死神人間を避けよ」を読みました。

かなりインパクトがある物語ですが、主人公寄りの三人称で描かれているんで一人称に近い世界です。
内容はホラーっぽいですね。
文体が、御作の世界にあっていました。

主人公の真田まゆみに関係する人間が次つぎと亡くなるお話ですが。
真田まゆみがカウンセリングの仕事をしていて、相談に来た野本とでは、「僕の彼女の周り、人がよく死ぬんです」に対して、「中身の内容が描かれていません」ね。
なので、親身になって野本と話をしたのかどうかが伝わってこない。
彼女が原因なのか、他のことが原因でたまたま周囲の者が死ぬのかがわからない。

ただ、ラストまで読むと、真田まゆみが亡くなった原因はよくわかりましたが。
つまり真田まゆみはカウンセリングの仕事には向いていなかった。
ものごとには原因があるのですが、その原因と結果の因果関係を追求せずに野本にカウンセリングを行っています。
それに人の心の動きを理解していない。
だから真田まゆみの周囲では不幸が起きる。

ラストまで読んでホラー作品だと思いました。
起きている不幸が原因不明みたいになっているので。

インパクトがあるお話で、練り込むと良質な作品になるのでは。


ありがとうございました。

小次郎
101-140-125-229f1.hyg1.eonet.ne.jp

夜の雨さん。
お読みいただきありがとうございます。

これは、裏設定ですが、主人公は逆転移をおこしています。
逆転移を、コピペします。

AI による概要
詳細
「逆転移」とは、精神分析の用語で、治療者(セラピスト、カウンセラーなど)が、患者(クライアント)に対して、過去の人間関係で経験した感情や反応を無意識に抱いてしまうことを指します。これは、患者が治療者に対して抱く感情(転移)と対照的な概念です。
逆転移の例:
陰性逆転移:
治療者が患者に対して、不信感や怒り、不快感を抱く。
陽性逆転移:
治療者が患者に対して、過剰な愛情や保護的な気持ちを抱く。
逆転移が問題となる場合:
治療の妨げ:
逆転移は、治療者自身の感情によって、患者の心理的な状態を歪ませたり、治療関係を損なったりする可能性があります。
患者の誤解:
逆転移は、患者が治療者の行動を誤解したり、自己を正当化したりするきっかけになる可能性があります。
逆転移への対処:
自己認識:
治療者は、自分の感情や反応を意識し、それを理解する必要があります。
専門家との相談:
治療者は、上司や同僚、臨床心理士などと相談し、自分の感情や反応を客観的に評価し、治療に役立てる必要があります。
まとめ:
逆転移は、治療関係において重要な概念であり、治療者の自己認識と適切な対処が必要な問題です。逆転移を理解し、適切に対処することで、患者の治療をより効果的に進めることができるでしょう。

主人公の直子との経験が、逆転移をおこさせており、直子への私怨の気持ちで、野本と接しており、カウンセリングどころではないです。
でも、それ以上の問題あります。無資格です。カウンセリングの知識ないんで、カウンセリングという関わり方できません。

小次郎
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かなりの力技を使って物語組みました。

>起きている不幸が原因不明みたいになっているので。

力技の部分です。

結局、死神人間というのは主人公の私怨からの概念という裏設定です。

主人公の夫が死ぬ原因の裏設定は、偶然。

主人公の周りから、友人などがいなくなるのは、彼女の不穏な「死神人間を避けよ」というブログで、やばい人認識されたのが原因。人とは死別がどうしてもあります。でも、主人公はそういうのがわからず、多くの人を傷つけた、こういう裏設定もあります。

夜の雨
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小次郎さんのご返答はごもっともです。

>結局、死神人間というのは主人公の私怨からの概念という裏設定です。<
そうなりますよね。


>主人公の夫が死ぬ原因の裏設定は、偶然。<
夫はたしかに偶然だと思いました。
ほかのエピソードが必然なので、この夫の偶然の事故が作品の設定として効いています。
本質をごまかすために効いている、ということです。まあ、多少ですが。

>主人公の周りから、友人などがいなくなるのは、彼女の不穏な「死神人間を避けよ」というブログで、やばい人認識されたのが原因。人とは死別がどうしてもあります。でも、主人公はそういうのがわからず、多くの人を傷つけた、こういう裏設定もあります。<
まったくこの通りに解釈しています。
結局「死神人間」というのは、主人公の真田まゆみだったわけです。

冒頭すぎの「メンタルは強い。」このあたりも真田まゆみが死神人間になる素質があったのでしょうね。
だから直子とのエピソードでも直子も死神人間かもしれないが、真田まゆみも死神人間だったということでしょう。

小次郎
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夜の雨さん。
再訪問していただきありがとうございます。

えと、お知恵を拝借させてください。
自分が書いた物語ですが、理解度が少なかったようです。

>冒頭すぎの「メンタルは強い。」このあたりも真田まゆみが死神人間になる素質があったのでしょうね。

夜の雨さんなら、見抜いておられると思うのですが、まゆみは、メンタル自分強いと思い込んでて、実は弱いです。警察との対応に、うろたえますし。

聞きたいのは、メンタル強いと思い込んだら、どうして、「死神人間」の素質があるということになるのでしょう?

夜の雨
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まゆみが「メンタルは強い」と思い込んでいなかったら、「カウンセリング」をする仕事にはつかなかったと思いますが。
「カウンセリング」の仕事だといろいろなキャラクターの相談相手が来ます。
なかには直子のような「死神人間」もいたりします。
御作の冒頭ではまゆみは直子と関わったことを災難だと、思っています。

>全く災難。あんな死神人間と関わった私に落ち度があったんだ。<
>きっと、直子の周囲でよく人が亡くなるのは、彼女のせいだ。彼女の不安定さで周囲の人々が亡くなったに違いない。まゆみは、そう考えた。<

で、まゆみの場合は自分から進んで直子に関わっていっています。ミラーリングまでして。
そんなまゆみだからこそ、「カウンセリング」の仕事をしょうと思った。また、出来ると思ったのでは。
それは『メンタルは強い』と「まゆみ」が、思わなかったら、「カウンセリング」の仕事は出来なかったと思いますが。

>聞きたいのは、メンタル強いと思い込んだら、どうして、「死神人間」の素質があるということになるのでしょう?<
まゆみに「死神人間」の素質があるのは、相手の事情も考えないで、「カウンセリング」の仕事を中途半端にやって、相談相手の彼女ならびに本人を死に追いやっているから。
直子とのやり取りなども、しっかりとできないのに「カウンセリング」の仕事をやろうと思ったのが間違い。
メンタル強いと思わなかったら、他人の精神的な問題に踏み込んだ相談事の仕事などはできないのでは。

>まゆみの警察の対応について。<
まゆみの「カウンセリング」の対応が悪くて、複数の人間亡くなっています。
動揺するのが当たり前だと思いますが。
実際、野本の父親にまゆみは恨まれて殺されましたから。
それだけ大事の事件になるような顛末をまゆみは引き起こしているのです。
だから「死神人間」になるのです、まゆみは。

小次郎
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夜の雨さん。
お答えいただきありがとうございます。
的確な分析ですね。
いろいろ驚きました。
書いている僕がわかっていませんでしたね。
また、お読みいただければと思います。

夜の雨
ai248226.d.west.v6connect.net

小次郎さんへ。

こちらの作品をよく読むと「真田まゆみ」はラストで野本の父親に木刀で頭部を何度も殴打されていますが、亡くなっていませんね。
てっきり亡くなったと思っていました。
● というか、冒頭の「年月の表記に矛盾がある」のが原因だと思いますが。

時系列では、下記のようになっています。

>まゆみが死神人間に遭遇したのは、十二年前の二十四歳の時だ。同じコンビニで働く直子という女性から、私の周りでは多くの人が死ぬのと、聞いた。<
>直子はメンがへたっている十七歳の女の子で、感情の起伏が激しい。<

>直子と会ってから三年後、まゆみはビルを借りて、カウンセリング事務所を経営する。<

ということは、現在のまゆみは36歳(冒頭)ということになる。
まゆみが直子にコップの水をかけられたのは直子が17歳でまゆみが24歳のとき。
7歳下の直子(高校3年生ていど)の少女にすでに大人の女性である24歳のまゆみが友達のようになっていたが、水をかけられて、そのあと直子は消息不明。

その24歳から3年後の「27歳」で「カウンセリング」の仕事を始めています。

そのあと、年月が経過した説明とか描写がなく季節が変わった程度の描きかたなので、「28歳」程度までに「野本のカウンセリングをした」ことになる。
それからほとんど日にちが経たずに事件が起きてまゆみは野本の父親に木刀で頭部を強打されたラストになっています。
したがいまして「28歳」で、まゆみは頭部に大怪我をした。
そして冒頭の年齢は36歳なので、御作のラストから8年経っています。

ということで、作者さんの年月の描き方が間違っていなければ、冒頭の36歳時はすでに野本の事件が起きた後という事になるので、御作の描き方に無理があるという事になりますが。

●ほかの考え方。

なので、現在の36歳の「まゆみ」が何らかの行動に出る可能性がありますね。
また「直子」もあれ以来消息が不明ですが、現在生きていれば29歳です。

そのほか。

「野本の父親」の現在。
まゆみが亡くなっていないので、すでに刑をおえて現在は普通の生活をしているのではありませんかね。

刑事。
警察の「故金」のその後。捜査関係者。

小森カウンセリングの「小森」。

という具合に、事件後の現在の「まゆみ」を主役にして、物語の続きを書けるみたいです。
その場合は、御作の冒頭の描き方が微妙におかしくなり、つじつまが合いません。


以上です。

小次郎
101-140-125-229f1.hyg1.eonet.ne.jp

夜の雨さん。
感服いたしました。

理由は、二つあります。

ここまで、読み込んでくれること。
いろいろ、ご指導していただいていること。

ご指導していただいたことを通じて、ミスに気づきました。
時間経過を、書いていませんでした。

高卒であることは伏せている。
季節の移り変わりを何度も経験し、真田まゆみは成熟したカウンセラーになったと、自分に誇りを持っている。
クライアントのカウンセリングが始まる、十分前に、窓の外を眺める癖もついている。窓の風景は、最初にカウンセリングを始めた時と、あまり変わり映えしないけれど。まゆみ自身は、クライアントとの会話を通して、いろいろことを感じ、成長しているに違いない。
まゆみは、そう思っている。
 いろんなクライアント、特に男がまゆみのカウンセリング事務所に訪れている。
 いい女の探し方や、いい女とは何かと、まゆみに尋ねる男が大半である。

このように、書き直してみました。

いかがでしょうか?

これでもおかしいですか?

夜の雨
ai248085.d.west.v6connect.net

日時の経過などについては、表面上の描き方が不足していただけなので、一部の修正で出来ることではないかと思います。

あとは、時間をおいてからテーマなどの作品の世界をふくらまして物語を創ればよいと思います。

それでは、頑張ってください。

小次郎
101-140-125-229f1.hyg1.eonet.ne.jp

夜の雨さん。
ありがとうございます。
頑張ります。

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