作家でごはん!鍛練場
上松 煌

潮騒の向こうから

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 冬へと向かう海はシルバーグレイに泡立って重い。
あの秋の日のサーフ大会の面影はもう、どこにもなくて、だれもいない砂浜の向こうに火力発電所の建物が白く並んでいるだけ。
コロナ対策のために無観客の浜辺は、関係者のテントとプレハブ、わずかに許された応援団が身振りと拍手で寂しい声援を送っていた。
福島県南相馬市の北泉海岸は1年中いい波が来ると言われていたけど、3.11で壊滅してしまって、2021年10月9日、やっと第55回全日本サーフィン選手権大会(マルハニチロ)が開催されるまで事実上、見向きもされなかった。

 吹きすさぶ冷たい風音(かざおと)に混じって、遠い波間の奥から遥かに呼ぶ声がする。
優しくかすかに時に狂おしく。
立ち止まって耳を澄ますと、懐かしい悠煌(ゆうき)の声になって繰り返し繰り返し・・・・・・。
でも、彼が呼ぶのは彼女。
わたしではない。

 高校から持ち上がりで、親友の伊乃莉(いのり)がそっと、
「カレができたの」
と告げてきたとき、わたしはちょっと笑ってしまった。
彼女は真面目で地味で大人しいタイプで、自己主張もあまりしない目立たない子。
いつも隅っこでみんなの話を聞いている。
ゼミの口の悪い友達は陰で「亡霊みたい」と言ったりする。

「え~? 伊乃莉(いのり)、ホントなの? やったじゃん」
わたしの言葉に、彼女は小学生のようにちょっと恥ずかしげになる。
そんなところがなんとなくかわいい。

「うん、綺羅良(きらら)だけには教えとくね。サーフ・クラブの国府方悠煌(こうかたゆうき)くん」
「えええぇ? やだ、サーファー?」
意外すぎて、わたしの声が高くなる。
「ちょっと、ホントのホント? でも、どこで知り合ったのよ」
「う~ん、ええとね、廊下とかでけっこうすれ違うなぁって思ってたら、いきなり、『カレいるの?いないなら立候補していい?』って」
そういえば入学以来、なんの偶然か、国府方(こうかた)くんとはけっこう顔を合わせることはあった。
だけど彼に限らず、教室が近ければそんなことは普通にあるし、こっちはもちろん、向こうだって意識した様子はなかったのに。
「うっそぉ。なにそのアニメっぽいシチュエーション。で、伊乃莉(いのり)はなんて答えたの?」
「うん、とっさに返事できなくて黙ってた」
彼女らしいトロさにため息が出る。
「ま、想像つくわね。それで?」
「そしたら昨日、友達5,6人と来て『おれのカノ。よろしくな』って」
「ちょっ、目を離したスキにそんなことやってたんだ。ま、伊乃莉(いのり)さえ良ければガンバんなさい。あたしは陸上の渡辺くん追っかけるのに忙しいから、面倒見てあげられないけど」
言いながら、前廊下を数人の男子に隠れるように、そそくさと立ち去っていく彼を見かけたのを思い出す。
興味がなかったから気にもしないでいたけど、国府方悠煌(こうかたゆうき)は意外にマメなタイプだったのかも?
積極的な男子はわたしの好みだったのに・・・・・・。
  

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 そんな彼がいきなり脚光を浴びたのは、2020年12月6日の第49回秋季全日本学生サーフィン選手権で、びっくりするような好成績を収めてからだった。
今まではサークルの中だけで、
「けっこう上手い1年坊がいる。あいつ化けるかも」
とささやかれていたのに、突然メジャーになって他の学生たちの注目も集めるようになっていた。
「来年10月の55回全日本出場は鉄板だよな。それで海外こなしたら、2024年にはもう、あいつパリ・オリンピックかよ? ま、運と実力があればだけどな」
「ショートのメン(昭和63年1月1日~平成15年12月31日生まれ男子のクラス)で史上最年少とか言われんじゃね。将棋の棋士なんかでも、いきなり伸びるヤツっているじゃん。今から友達になっとこうか?」
冗談交じりの勝手な下馬評が、わたしのところにまで聞こえてきた。

 そのころには伊乃莉(いのり)はみんなの公認のカノだったから、わたしも彼女と一緒にクラブに出入りしていて、お熱だった陸上の渡辺くんが取り巻きたちに囲まれながら通っても、それほどトキメかなくなっていた。
一般的に、サーファーはサーフィンに対しても軽薄で浅い文化認識しかなくて、頭もパアで髪を金髪に染めたり、初心者やビジターにやたら威圧的で不寛容で、ドキュン並みに暴力的と思われている。
そういう人も確かにいないわけではないけれど、真摯に極めたいと思っている人たちは意外なほど謙虚で自省的で、自然や地域や他の海のスポーツ愛好家たちと、仲良く共存共栄を図りたいと願っていた。
だから、わたしは悠煌(ゆうき)が、物静かで優しくて目立たない伊乃莉(いのり)をカノに選んだ気持ちがなんとなくわかるような気がしている。
わたしとは正反対の彼女。
性格も生い立ちも。

 わたしの家は母子家庭で、母はエステ・サロンを経営している。
もちろん、スポンサーはいて、母は雇われママのような立場。
その人とは別に、本命と言っている若いホストがいて、もう、おばさんなのに、いつも嬌声を上げてその男にこびている。
身近に複数の男性がいないと生きられない性格。
そのくせ彼女が愛しているのは自分自身だけ。
同じ女性として本当に尊敬できないけど、わたしも遺伝なのだろうか、次々に目移りして伊乃莉(いのり)にあきれられていた。
ちょっと派手めで目立つ存在だから、言い寄ってくるカレにこと欠かないのが自慢だったけど、悠煌(ゆうき)と伊乃莉(いのり)の関係を見ているうちになんか空しいと言うか、自分が根無し草のように感じられてきたのは事実だった。
2人はいつもごく自然にお互いだけを見ている。
優しく穏やかに控えめに、決して目立つことはしないのに、互いの思いやりと愛情が透けて見えるのだ。

 悠煌(ゆうき)は1年生だけど、他の先輩たちといっしょになって同期の子たちを指導する。
「テイク・オフは素早くね。一瞬で決める。目線は10メートルぐらい先。視界を広く保てばアクシデントも余裕で対応できるからね。中村みたいにボードの先を見るクセつけちゃうと、眩暈がして次の動作が遅れるだけ」
「野崎は高校からやってんだっけ? スムーズだけどガニマタが定番になっちゃってる。楽なんだろうけど、それやっちゃうといつまでも初心者って感じで美しくない。女子キャピされたかったら、後ろ膝を進行方向に引き付ける。そう、そう。いいね」
「程度以上の波のライディングって怖いよね。でも、沖に流されたり、ボード失くしちゃったりしない限り命に別状ないんだし。テイク・オフできなくてもワイプ・アウト(気後れしていると波にあおられて転倒する)だけでいい度胸付けになるよ。何事もレッツ・チャレンジあるのみじゃんか。フェード・アウトが一番ダメ」
こういうサークルでも裏では嫉妬が渦巻くけれど、彼は妬まれたとしてもそ知らぬふりで、ひとりひとりの難点を見つけて引っ張っていく。
フランクで偉ぶらないし、態度も言葉も如才ないから、
「おい、悠(ゆう)。ちょっと。これって、さぁ」
と、先輩たちも気軽に教わりに来るのだ。

 サーフィンは他県や国外への合宿や海外遠征がけっこうあって意外に交通費や滞在費がかかるスポーツ。
それだけに波を極めたいと考える学生が多く、メンバーは男子ばかりで今のところ女子の入部はない。
15名の部員の中には、インカレ(大学間の交流)を望む声もないわけではなかったけれど、デメリットも多いのでそのままになっている。
でも、すでにカノがいる部員もいるし、ギャラリーやグルーピーもいるので、男子ばかりの部のような殺伐感はなかった。

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「ね、彼女ぉ」
わたしに真っ先に近づいて来たのが、3年生の尾崎直也(おざきなおや)。
「悠(ゆう)のカノの友達でしょ。サーフィンやんない? おれ、教えるよ。ね?」
真っ茶っちゃの髪にピアス。
Tシャツの見えにくいところにタトゥのシールを張っている、典型的な遊び人。
波乗り技術の練磨より、自分が周りにどう見えているかを気にするタイプ。
当然、成績は振るわないけど、大会なんかでは自分の見せ所を心得ていて、キラッと光るライディングを必ず1箇所は入れてくる。
それでシロートの女の子などはコロッと騙されて、実力以上に人気者だ。
口が上手くて軽い分、明るくて面白いけど、それは表面だけのことで裏ではなにを考えているかわからない。
なんとなくわたしと似たタイプ。
類は友を呼ぶ原理で、彼はわたしに目をつけたのだろう。
「ヤだぁ。髪もお肌も焼けちゃってボロボロになっちゃうもん」
わたしは素っ気なく答えながら反応を伺う。
「あはっ。そんなのケアすりゃいいじゃん」
言いながら、値踏みするような目線が服の上から胸の辺りに集中する。
直也(なおや)の目的が透けて見えて、ため息交じりの笑いが出てしまった。
わたしが笑顔を見せたことで、彼が気をよくするのがわかる。
最初から簡単に釣れると踏んで近づいてきたのだ。
サラサラの茶髪をかき上げ、ワザと横顔を見せてピアスのあたりに手をやる。
女の子達からカッコいいと騒がれるキメのポーズなのだろう。

「直也くんにはグルーピーさんがいっぱいいるんだから、その人たちに教えてあげなきゃダメでしょ、じゅ・ん・ば・ん」
親が子供を諭すように言って、鼻の頭をつついてやる。
「ちょっ」
のけぞって避けるのを見ながら、さっと立ち上がる。
今までのわたしだったら、考えなしに誘いに乗ったことだろう。
男の子をいつも自分の周りに引き付けておくのはとても気分がいい。
でも、今は違う。
「話しかけてくれてありがと。じゃね」
まんざらでもなかった態度で背を向けた。
彼のような性格は基本、女はチョロイと思っているから、そのプライドを傷つけないようにしないと変に敵対してきたり、逆に粘着したりと後々やっかいなことになるのだ。
(ほんっと、なんであたしがあんな男の扱い知ってなきゃなんないのよ)
と、思ったけど、母を持ち出すまでもなく、わたし自身、直也(なおや)を責められないような男遍歴をしてきたのだから、自業自得かもしれなかった。
(まだ、18なのに、あたしって・・・・・・)
自分を振り返って非難する気持ちがわいたのにちょっとびっくりする。
同時に悠煌(ゆうき)と伊乃莉(いのり)の、お互いを信頼しきった笑顔が浮かんで心がざわめく。
(伊乃莉(いのり)はいつもそう。あたしにないものを持ってる。幸せな家もカレも。もう、なんなのよっ)
不意に湧き上がった苛立ちに自分でも戸惑いながらも、それを消し去ることが出来ない。
(伊乃莉なんかより、あたしのほうがきれいだし、女力もあるわ。悠煌(ゆうき)は絶対あたしのほうがいいに決まってる)
なんてことを考えているのだろう?
でも、わたしは自分が今までに何度も、それを意識したことを知っている。
高校からの親友にも平気で嫉妬する。
わたしはこういう女なのだ。

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「つい、この前。12月19日だったかな。北東風(やませ)で、もろオンショア(海から陸に向かって吹く風。一般に乗りづらい)。うん、そう。九十九里の作田ってとこ。ブレイクもきつかったけど、悪条件でのロングライドのコツつかみたくて攻略したのよ。したら、いや~、カレント(離岸流)強くて。ビッチリ堤防に引き付けられる」
「怖えぇ~」
部長の小野田の話に1年坊主達が情けない声を出す。
うっかり堤防やテトラに叩きつけられれば命の危険もあるからだ。
「そう、怖えぇんだ。おまけに時々、でかい波も混じるんだけど、そいつが来ると沖に引っ張られる。も~、コンディションめたくちゃ」
ナゲットをほおばりながら遠い目をする。
「で、あっちゃぁ~神様って感じになってたら、周りになんかいるんだよ。サメじゃなくて、なん丸っぽいアタマのヒトっぽいモノ」
「え~?」
周りがザワめく。
「海坊主じゃね?」
「ドザエモン」
「自分の影って事もあるんじゃない?」
「イルカかスナメリって感じだけど・・・・・・」
女子の声も混じる。
今夜はクリスマス・パーティだから、学内の会議室を借り切って、グルーピーもいっしょになって楽しむ日。
もちろん、未成年のアルコールもある程度目こぼしされている。
「今時の水温でいるわけないよ。も~、ひたすら横にパドリング(ボードの上に腹ばって水をかく)。あの堤防、下にテトラが投入してあって渦巻いてんのが見えんだよ。とにかく沖に引かれたほうが安全って判断してさ。それでやっと生還。火事場の馬鹿力全開だったワ。おれ、しばらく作田は封印する。だって、怖ぇ~んだもん」

「あはは、いや~、災難でしたね」
別のグループにいた尾崎直也(おざきなおや)がハイボール片手に割り込んで来た。
「おれなんかこの間、女の子釣ってて妖怪に会っちまいましたよ。お、いいコじゃんって思ってお茶して、マスクはずしてもらったら、なんとまっかっかな口紅の口裂け女。いや、ホント、マスクは怖いっスよぉ。ねぇ、部長?」
彼らしい話にみんなが爆笑する。
直也はちらっと自慢げにわたしを見た。
「ね、2次会キャンセルしてさ、休憩しようよ」
サラッとささやいて、そ知らぬフリで去っていく。
休憩、つまりホテルに誘っているのだ。
わたしの周りにはわたし目当ての男子も複数いるから、彼らに先を越されたくないのだろう。

「ね、2人は2次会行くの? あたし予定できちゃったんだけど」
伊乃莉(いのり)と悠煌(ゆうき)にさり気なく聞いてみる。
「うん、わたしたちも2次会はキャンセルかな」
彼女が無邪気に答えてくる。
「綺羅良(きらら)も予定あるなら、1次でお別れだね」
なんの問題もない会話なのに、それが心に痛い。
伊乃莉は悠煌を独占してイヴをすごすのだ。
カレとカノなんだから当たり前なのにそれにイラつくのはなぜ?
わたしには直也のほかにも男子がいるのに、そのすべてを束ねても悠煌に代えられないと思うのはなぜだろう?

 揺れる心を持て余しながら、そういえば、とわたしは思い出す。
「あたし、自分の綺羅良(きらら)って名前、だいっ嫌い」
いつだったか3人で、子供のころのこんな話をしたのだ。
「うちの親って、すべてにいい加減なの。こんなドキュン・ネーム、娘が恥かくって思わなかったのかしら。綺羅良なんて漢字も難しいし。小1のとき、ホント苦労したんだから。バカ親」
うん、うんと伊乃莉もうなづく。
「わたしも綺羅良ほどじゃないけど、やっぱり難しいって思ったよ。普通の祈りって漢字だったらどんなによかったろうって。でも、お母さんに聞いたら祈ることって人間にしか出来ない崇高なことなんだって。だから自分のためにも、他人のためにも祈れる人になりなさいって意味なんだって。3文字は名前だからちょっと凝ってみたって。それ聞いてわたし自分の名前が、すっごくステキだなって思えた。幼稚園のころだったかなぁ」
「そりゃ、伊乃莉は意味があるからいいわよ。でも、問題はわたしよ。こんなの光ってるってくらいの意味の単純な形容詞よっ」
なんとなく声がとんがってしまう。
「う~ん、おれは綺羅良っていい名前だって思うよ。綺羅(きら)って白雲母のことなんだ。昔は障屏画って言って壁やふすま・衝立なんかに、絵を描いて装飾したのね。大名なんかは御用絵師に命じて金銀の豪華なやつを描かせたけど庶民はそうは行かない。で、白雲母をすりつぶして使ったんだけど、それがすごくいいんだ。光沢が上品で優しくて柔らかい。今でも上等な着物や帯に使われてるよ。綺羅良はその綺羅の良いやつってことだから最高の名前じゃね?」
「えっ? ふ~ん、そ、そうなんだ・・・・・・」
思いがけない悠煌の解説にちょっとびっくりして口ごもる。
どうせ母親にはそんな教養はないから、アニメキャラあたりから思いついた名前だろう。
それでも言われてみれば自分でもステキに感じられてうれしかった。
そのころからだったろうか、わたしの中で彼が急速に存在感を増したのは。
伊乃莉に対する単なる嫉妬や羨ましさを超えたなにかが芽生えてきたのは事実だった。 
今考えてみれば、それが愛情というものだったのかもしれない。

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「・・・・・・」
軽く合図して直也(なおや)が先に立った。
わたしは少し距離を置いて、そしらぬフリでフェード・アウトする。
「エスケ取ったワ。綺羅良(きらら)のため」
タクシーの中で彼が胸を張る。
SKプラザは渋谷にある高級ラヴホテルでイヴの晩は特に込むから、前々からわたしがOKするのを見越して予約したのだろう。
結局、わたしは迷いながらも、直也の数いるカノのひとりとして付き合ってしまっていた。
目立つしカッコいいし、女子に人気のある彼。
そんな直也をアクセサリーみたいに身近に置いておきたい。
心のつながりなんかお互いにまるでなくて、ちょっとした隙間を埋めるだけの軽い関係。
本当は寂しくて空しいってわかっているのに、伊乃莉(いのり)と悠煌(ゆうき)のつながりこそ、本物のカレとカノって学習したはずなのに、わたしは安易な自分を変えることが出来ない。
「じゃ、タクシー代出すね」
「うん、頼むワ」
これでフィフティ・フィフティなのだ。
彼は女の子にも余計な金は使わない主義だから。

 2人でいちゃつきながらシャワーを浴びて出てくると、彼が小さな箱を差し出した。
ちっちゃな金色のリボンが付いている。
開けてみるとラメの入った限定色のマニキュア。
「おれの好みの色。つけろよ。おまえは特別だから」
「あ、かわい~い。ありがと」
ありきたりの返事をするものの、わたしは直也が複数の女子にコロンやルージュを手渡しているのを見てしまっている。
わたしにかけた言葉と同じことを言っている事を知っている。
ムード作りのためだけの小細工が、今夜はなぜか胸に刺さってうつむく。
いつもならため息だけで許せるのに、イヴだから?・・・・・・。

「・・・・・・あたし、やっぱその他大勢なんだね」
「は?」
見透かされて戸惑う彼を見ているうちに、自分がみじめになって涙があふれてくる。
この同じ時間に、伊乃莉(いのり)はきっと安心しきって悠煌(ゆうき)の腕の中にいる。
「えぇ~、なに泣いてんだよっ。めんどくせえ女」
顔をゆがめて吐き捨てる。
「やるの、やんね~の? おれ、おまえのために時間とってやってるんだぜ」
(うそ、自分がやりたかっただけじゃない。他の子たちに飽きて、わたしを選んだだけじゃない)
口には出さなかったけど、心が叫んでいた。

 全速力で服を着る。
このまま遊ばれたくないという初めての感情が、わたしを突き動かしていた。
「ごめ、あたし、今日ダメ。休憩代これで足りる? じゃね」
1万円札を放りだして、サッとドアに向かう。
「ちょっ、なんだよっ。わけわかんね~だろっ」
直也は怒鳴りながら、札だけはしっかりつかんでいる。
追いかけられて力ずくで引き戻されたくなくて、一気に外に飛び出した。
(あたし、なにしてんだろ?)
自分でも自分に戸惑う。
直也は追ってこなかった。
今頃、タバコに火をつけてクールにキメながら、他の女の子でも呼び出しているのだろう。
「ね、来いよ。エスケにいるんだぜ。そ。おまえとイウの思い出づくりってこと」
言いそうなセリフが浮かんで苦笑する。
駅前のタクシー溜りに向かって歩きながら、まつわりつくような彼の残り香を振り捨てる。
もう2度と付き合うことはないだろう。
なぜなら、そのあとすぐに、ヤリマンというウワサがキャンパスを駆け巡ったからだ。
ヤラなかったのにヤリマンなんて、だれが流しているのか考えなくてもわかる。
その程度の男なのだ。

               6

 新年の初乗りも終わり、2月の合宿も、新入生の勧誘にかしましい4月も過ぎて夏休みになった。
そのころのサーフ部は、10月の国内最大級第55回全日本サーフィン選手権大会(マルハニチロ)の話題で持ちきりになっていて、エントリー選手のだれもが全力で練習に励む毎日。
悠煌(ゆうき)も部のみんなといっしょに、会場になる福島県北泉海岸に入り浸っていた。
波に慣れておきたい、そんな願いから各大学は順番を調整しあって合宿を組む。
1,100人もの参加選手が予定されているのだから混雑を避けるための措置で、8月半ばにやっと巡ってきた10日間の日程をムダにはできない。
東、あるいは南からのうねりが入れば、グーフィー(岸に向かって左)のきれいな高波が砕け、ロングライドが可能になる。
「3歳からやってんだっけ? 国府方(こうかた)くんは力量あるね」
以前、プロ・サーファーのコーチがこんな評価をしたことがある。
「身長182で上背があるから重心が上がりがちなんだけど、安定した上半身で押さえ込んでる。体操の吊り輪か鉄棒選手みたいな体つきでしょ。みんな下半身にばかり神経がいっちゃうけど、たとえばリッピング(波頭でのターン)でエア抜く(大きく空中に飛び出す)時なんか上半身で強引に引き上げるのね」
確かに潮に濡れそぼったTシャツの下の筋肉は強靭でカッコいい。

 大会のために選りすぐられた部員たちは、だれもがチューヴ(波の巻いている部分)をくぐるが早いか、深いボトムターン(波の斜面の最下部での方向転換)から高いリッピング、エアリバース(エアを抜くと同じ)、大きな渦巻きのようなラウンドハウスカットバック(海水に手を入れ、そこを支点にターンする)を反復して練習している。
悠煌は時々、それに最高難易度のロデオフィリップ(逆上がりの要領でボードをつかみ自分の体ごとぶん回して着水する)を入れようとする。
プロでもめったに見られない大技で、日本人では宮崎の椎葉順プロが成功させたのみと言われていて、さすがに大学生レベルの技ではなく、スープ(波の泡立ったところ)に落ちてしまって1度も成功しない。
それでもギャラリーのローカル(地元サーファー)から、
「ひょ~、今年はレベル高いワ」
の、声が聞かれた。

 わたしは伊乃莉(いのり)を誘って、最後の3日間だけ合宿について行った。
もちろん部外者だから、ホテルも食事も別だけど、福島を離れる晩にはコンパが用意されている。
そこに紛れ込むのはOKだから、その時間帯に合わせて、ちゃっかりカノと合流する部員もけっこういる。
あの尾崎直也(おざきなおや)の実力では出場選手の枠には入れないから、鉢合わせする心配もない。
北泉海岸は海水浴場でもあるので、わたし達はホテルから借りたパラソルとワンタッチ・テントの中で着替えをした。
「え? 綺羅良(きらら)すごっ。過激~ぃ、眩暈しちゃうよぉ、でもステキ」
伊乃莉が素直に感嘆の声を上げる。
「そぉ? 伊乃莉こそ清楚じゃん。ワンピ似合うね」
お互いにお互いをほめ合うけど、彼女のサーモン・ピンクのワンピースは本当によく似合っていた。
股繰りの浅いちょっと古風なデザインが、そこはかとない気品を醸している。
(悠煌の好みなんだろ~な)
と思うと、ちょっとシャクだ。
でも、わたしはわたし。
ロングの髪をかき上げて高い位置で結んで、なめらかなうなじを見せると我ながらいい女。
燃え上がる夕日のようなオレンジと黒のグラデーションのビキニは今年の新作で、片ひものないデザイン。
泳いだら外れてしまいそうな危うい感じが好みだ。
周りの海水浴客の視線が集るのがわかる。
女性たちの羨望と男性たちの放心。
近くで波に乗っていたローカルのひとりが、わたしに目線を置いたままボードから転げ落ちた。
悠煌がわたしたちを見つけて手を振ってくる。
「ヒュヒッ」
指笛で存在をアピールしてくるのは小野田部長だ。
彼にはカノがいるから、あとで怒られてしまうに違いない。

 コンパは部員たちが泊まっている民宿の庭で始まった。
6名全員がカノや女友達と合流したから、総勢17人の大所帯。
「綺羅良は悠煌としゃべっててね。あたし、ちょっと手伝ってくる」
伊乃莉が言って席を立った。
民宿の本来の夕飯に加えてみんながいろいろ持ち寄ったから、テーブルを追加したり、箸やグラスや取り皿・調味料の調達、それに加えて焚き火台の設置で宿の女将さんはてんてこ舞いなのだ。
(チャンス)
わたしはさりげなくにじり寄って、気だるくテーブルにひじをつく。
「どう? 今日の水着」
「あ、いや、すごくいいんじゃない? 似合ってた」
彼の顔と言葉にテレを感じる。
「それだけ?」
「う~ん、綺羅ちゃんぽくってセクシーかな。みんな悩殺されてたよ」
「そう? みんなじゃなくて悠ちゃんは?」
聞きながらふざけたフリで手をつかみ引き寄せる。
腕が胸に触れたのをさらに押し付け、ギクッと動きを止める彼を意識して熱く見る。
友人関係を一挙に超えた行動、悠煌にこんなことをしたのは初めてだ。

               7

 本当はわたしは悩んでいた。
母のエステ店のオーナーが、2号店を出すという話を持ちかけてきていたからだ。
わたしに店長になってほしいと言う。
シロートがいきなり店長なんてお客をバカにしているけれど、小ぎれいで見た目が良くてセクシーなら、それだけで人は集まってくるらしい。
しばらく講師について技術を学びながら店の女の子を使えば、立派に通用してしまうのだそうだ。
「いいお話よ。に綺羅良(きらら)に向いてる」
母は軽薄に喜んでいるけど、大学との両立は出来ない。
もし、やめなければならなくなれば、伊乃莉(いのり)にも悠煌(ゆうき)にも今までのように会えなくなってしまう。
わたしは密かに彼が好きなのに、それを伝えることもなく別れなければいけないなんて・・・・・・。
こんなことは伊乃莉には相談出来ない。
わたしは本当は彼女ではなく、悠煌と離れたくないのだから。

 コンパのあの時、彼はわたしをもぎ離したのだ。
「お、河合ぃ、それじゃ火がつかね~よ。貸してみ?」
慣れない焚き火に苦心していた1年坊にかこつけてわたしから離れ、無事に火をつけて帰ってきたときには、さっきのことなど忘れたようにいつもの顔に戻っていた。
意思表示はわかっている。
友情を続けたいのだ。
でも、それじゃ、わたしの気持ちは?
やっと本物の愛に目覚め始めたわたしの想いは?

 そしてそのまま、エステも恋も結論が出ないままに秋になった。
第55回全日本サーフィン選手権大会(マルハニチロ)は10月9日から15日までの日程だから、悠煌は14日のエントリーに合わせて、3日前から自前で調達したホテルに移っている。
会場はコロナ対策で規制が厳しいので、伊乃莉とわたしはクラブの応援団といっしょにバスで当日着の予定。
「ね、伊乃莉。わたし、行けなくなったから。ひとりで行って」
いきなりのTELに彼女はびっくりする。
「えっ? どうしたの? 体調不良? 大丈夫?」
疑問符だらけの返事にちょっと笑う。
「うん、だいじょぶ元気よ。あとで話すけど、あたし大学やめる。今、決めたの。将来的にすっごくいい仕事が見つかったから。ね、ごめん、ひとりで行って。じゃね」
「は? 待って、綺羅良、ね、待っ・・・・・・」
そのまま話を打ち切ったわたしは、その時すでにたそがれの長距離バスの中にいた。

 このままで悠煌と別れたくない。
告ることすらしないまま離れ離れになりたくない。
そんなことは嫌だ。
もう、それしか考えられなかった。
彼に会いたい。
悠煌にすべてを話したい。
エステ・サロンのことも、学校をやめることも、わたし自身の心も。

               8

  

 夜の北泉海岸は、すでに14日のショートボード大会の準備を終えていて、人っ子ひとりいない。
迫り来る台風19号の余波で、黒くて重いうねりが寄せているだけ。
わたしはためらわず、悠煌(ゆうき)のホテルに向かう。
会場に一番近いビジネスホテルだった。
ドアを開けた彼はさすがに少し眉をひそめた。
「ね、お願いっ。話があるの。非常識だってわかってる。あたし、大学やめる。もう、会わないからちょっとだけ聞いて。ね、入れて。お願い」
言葉も声も必死だった。

「・・・・・・いいよ。入って」
短い沈黙の後、少し微笑して言ってくれた彼の言葉に思わず涙をあふれさせてしまうわたしを見て、ただの話ではないと悟ったのだろう。
その場の雰囲気を変えるようにちょっとユーモラスに提案した。
「腹へってね? おれ、夕飯まだなんだ。なんか取るから綺羅(きら)ちゃんもどう?」
わたしは東京駅を出るときにシャンパンとオードブルを買い込んでいた。
悠煌に会って話すのに、シラフでは少し気が引けるのと、エステの店長になるわたしの前途を、彼に祝って欲しい気持ちからだった。
黙って紙袋を差し出すと、酒好きの彼は目を見張った。
「すげっ、本物の高級シャンペイン。大会前は禁酒だけど、ちょっと飲んじゃおうっと。冷蔵庫で冷やしてる間に話し聞くよ」
まるで伊乃莉(いのり)がいるときみたいに自然で屈託のない態度だった。
わたしはエステ店のいきさつと自分の希望をかいつまんで話して意見を求めた。
もう、気持ちは決まっているにもかかわらず・・・・・・。
「おれさぁ、1年のときから綺羅ちゃん見てて思うんだけど、ただ漫然とガッコ来てるでしょ。つまり、時間の無駄。おれ個人としてはエステの店長、正解だと思う。綺羅ちゃんってなにかとお母さんに批判的だけど、同じ職種の店長やれば歩み寄れるかも。ってか、いい面あると思う」
「でも、ライバルになって余計険悪になるかもよ?」
「あ、ライバルはいいよぉ。切磋琢磨ね。お母さんと売り上げ競ったり、いいとこマネたりさ。相手を認めると不思議に喧嘩にならない」
「ふ~ん・・・・・・」
気のない返事を返したけれど、わたしは自分の選択に自信を持った。

 「コップしかないけど、いい?」
適度に冷えたシャンパンをそそいでくれる。
「じゃ、綺羅ちゃんの前途を祝して」
わたしたちはミルクコップを高々と上げて乾杯した。
なんだかちょっとだけ恋人気分がして、アルコールが胸のあたりから全身に回っていくのがわかる。
「うん。いい酒」
ソフトサラミをつまみながら彼が上機嫌になっていく。
「綺羅ちゃんが来てくれて良かった。1人でいると明日の大会のことばっか考えて煮詰まりそうだったけど、今はすげぇリラックス出来てる」
楽しそうに言う言葉はわたしにとってもうれしかった。

               9

 穏やかに時間がたっていく。
でも、わたしは0:15の最終バスで東京に帰らなくてはいけない。
明日の朝、1番で北泉入りする伊乃莉(いのり)や部のみんなと顔を合わせるわけにはいかない。
まるで幻の鳥の羽根のようにたおやかで優しく、大切なこの時の流れ。
わたしには止める術(すべ)はないのだ。
「ね、悠煌(ゆうき)」
もう、悠(ゆう)ちゃんとは言わなかった。
「ん?」
ボトルをほとんど空にした彼が気だるく返事をする。

「わたしの気持ち知ってるよね。わたしが悠煌をどう思っているのか・・・・・・」
「うん。綺羅ちゃんはモテるからね。おれなんか好きになるのはただの気の迷いって思ってる」
「迷いじゃなかったら?」
「じゃ、なんかの間違いだよ。おれには伊乃莉がいるし」
許せないなにかが、至近で爆発した気がした。
「その名前っ、出さないでっ」
全身で激しく立ち上がっていた。
「いやっ、やだ悠煌っ。悠煌はわたしのもの、わたしは悠煌が好きっ」
廊下にまで響く声だったと思う。
同時にわたしは彼に身を投げていた。
「ねっ、抱いて。お願い。女のわたしから誘っているのよ。わたしに恥をかかせないでっ」
硬く締まった彼の筋肉がわたしを強く掻き抱くのがわかった。
でもその実、それは欲情からではなく、滅茶苦茶にむしゃぶりつくわたしの動きを封じるためのものだった。
「綺羅ちゃん、おれ、SEXってさ、神聖なものって思うんだ」
静かで確定的な声だった。
「愛がなきゃ、すっげえ寂しくて空しいんだよね。おれ、部長の小野田さんにそそのかされて、いっしょに風俗行ったことがある。相手は行きずりの名前も知らない子。終わって金払って、ああ、これってただの排泄だって・・・・・・」

 わたしには彼の言うことがわかり過ぎるくらいよくわかった。
心の隙間をSEXで埋めようとしてもそれはムダだ。
地獄の餓鬼が永劫に飢え続けるように、いくら快楽を求めむさぼっても、終わってしまえば前より寒い風が吹き抜ける。
「綺羅ちゃんが嫌がる名前、あえて出しちゃうけど、伊乃莉ともなにもやってない。軽いキスくらいかな。彼女とは将来的に結婚したいから初夜ってあるじゃん。そんときにまっさらの彼女を抱くために取ってある。子供が1番好きなものを最後まで食わない、あの心境かな。だから、綺羅ちゃんのことも抱かない。このまま最高の友達でいたいんだ」
わたしはうなづくしかない。

「でも、伊乃莉がだれかとヤってたら?」
意地悪な質問にもクスっと笑う。
「いいよ、別に。彼女の問題だし。ただ、言わないでとは思うね」
少しため息が出た。
本当はこうなることを、心のどこかでわかっていた気がする。
わたしは無意識に彼を甘く見ていたのだ。
男なんて誘惑すれば、サカリのついた犬畜生のように手を出してくる、と。
伊乃莉の鼻を明かしてやりたい気持ちもあったに違いない。
わたしは本当に嫌な女だ。
「悠(ゆう)ちゃん、ごめん。ほんとごめんね。ちょっと変なっちゃっみたい。もうヤだ。あたし、なんでこうなんだろう」
自分に対する嫌悪が声の調子に現れてしまう。
「いんじゃね」
彼の唇が降りてきて、わたしのおでこにそっと触れる。
親がいとしい子供にするような、優しくて信頼感に満ちたキスだった。

 

               10

 わたしはなにか暖かいものの上で目を覚ました。
見上げると悠煌(ゆうき)の横顔が間近にあり、穏やかな目は薄明るくなった窓の向こうを見ていた。
わたしは彼の胸にしがみついたまま、帰りのバスすら忘れて眠りについていたのだ。
あわてて立ち上がる。
「やだ、ごめっ。疲れたでしょ、今日本番なのに」
「別に。サーファーなんて、徹夜でゲームとかフツーだから」
気持ちよさそうに伸びをする。
「綺羅(きら)ちゃんが膝で寝ちゃったんで、ビッチリ攻略考えてた。台風19号が近いから、ダブルオーバー(170センチの人を縦に2人積み上げた高さの波)がフツーだし、トリプル(3人積み上げた高さ)の波も来ると思う。チャンスだよ、おれ、絶対ロデオフィリップ入れるワ。ただ、主催者側が台風にビビって延期にしないかだけが心配」
ニッと親指を立てて洗面に立つ。
「げっ、目赤い。ちょっと酒臭いかな。ブレス・ケアしとこ」
マンガのようにトーストをくわえて身支度をする。
わたしは急いで熱いコーヒーを入れ、顔を洗って歯を磨き、髪を整えた。
鏡の向こうにはちょっと青ざめてはいたけど、いつもの顔のがわたしがいた。

「コロナ検査で集合が早いから、おれはもう行くね。綺羅ちゃんはそ知らぬ顔でみんなに合流すりゃいい。万障繰り合わせて来ましたって言や、伊乃莉(いのり)も大喜びだよ」
クルッとわたしの髪をなでて彼は背を向けた。
屈託のないいつもの態度だったけど、周りを安心させるような大きな自信が透けていた。

 迷いながらも足は会場とは反対方向に進んでいく。
風が強くなっていて、足に当たる砂が少し痛い。
雲は灰色に濁って、その下に砕ける波は汚れた灰緑色で不機嫌に見えた。
湾曲した浜辺の片隅、沿岸道路の下で風をよけると、大会開催のアナウンスがここまで届いてくる。
地元のTV局の実況アナウンスがスピーカーで会場に流れる仕組みになっていて、コロナ自粛の影響下、時間短縮のためにいきなり競技が始まる。

 >福島県南相馬市のみなさん、こんにちは。待ちに待った第55回全日本サーフィン選手権大会も6日目を迎え、本日は大会のハイライト、ショート・ボード決勝が行われます。実況はわたくし、三上俊之(みかみとしゆき)、お相手はプロ・サーファーの吉倉俊(よしくらすぐる)さんでお送りしたいと思います。吉倉さん、よろしくおねがいします。早速ですが、台風の影響は?<

 >はい、こちらこそ、よろしく。そうですねぇ、ま、実力者には万々歳ですが、上級者でも経験の浅い人はちょっと怖いなと思う人も出るでしょうねぇ。これだけの高波になってくると波が読めない。トライあるのみですから、とっさの判断が重要になってきます<

 >なるほどぉ<

 テンポのいい掛け合いで進行していく。

               12

 会場からは時折、拍手の音も聞こえるものの、接近する台風の余波でパラパラと小雨も降る、悪コンディションになっていた。
わたしは昨日のオードブルのビニール風呂敷を広げる。

 >あ~、雨降ってきましたねぇ<

 >はい。うっとおしいですが、台風本体の雨雲は海上にあるといいますから、ひどくはならないでしょう。それよりうねりが大きくなってきましたよぉ。日本では珍しいくらい分厚くて重い。こりゃ、モンスターと言っていいでしょうねぇ<

 >モンスター・ウエィヴですかぁ。大会は15:30終了ですから、トーナメント3人の残り1名のトライになるわけですね。国府方悠煌(こうかたゆうき)選手。シメは国府方悠煌選手です。この人は昨年の第49回秋季全日本学生サーフィン選手権でとんでもないスコアを叩き出しました<

 >ええ、そう。文字通り波に乗ってるヒトですよ。彼にとってこの台風は神の啓示でしょう。どんなライディングを見せるか。ま、学生離れした技を繰り出すでしょうねぇ<

 風が冷たさを増してきていた。
遥かに海上を見渡しても悠煌は豆粒ぐらいにしか見えない。
波は本当に大きくなっていて、砕ける轟で砂浜が少し揺れるのだ。

 >さぁ~、テイク・オフッ。いきなりチューヴライディング。鋭角のボトムターン、巻き始めの波のアタマでオフザリップ(リッピングの1種で大量の波飛沫を上げる技)、さあ、カットバック(方向転換して波のトップに向かう)から、おおおっ、フルローテーショ~~ン(高く飛んで360度以上回転するエアの1種)。初っ端から魅せてきましたねぇ<<

 >いやぁ、すごいな。日本でもこういう大学生が出る時代になったんですねぇ。怖いこわい、自分も精進しなきゃって思います< 

 >いやいや、吉倉俊(よしくらすぐる)プロもお若いときから頭角を現した方ですから。多くの先輩方を震撼させたんじゃないですか? さぁ、また行きますよぉ。バックサイドから強引なエアリバース。高い、高い、高さがあるっ<

 >う~ん、国府方くんは世界に通用するんじゃないですかね? 波もほとんどトリプルと言っていい。化け物だぁ。モンスター・ウエィヴの上に化け物が乗ってる<

 >あはは、そりゃコワイですねぇ。でも、こんな感じで急速に伸びる人って、どこの世界でもいるんですねぇ。さぁ、持ち時間5分を切りました。もう、この時点で追従する選手はいませんから、これで打ち止めですかね? あ、えっ? 行きます、行きますよ、吉倉さん。乗る気です、すごいスタミナです<

 >いや、この加速は狙ってる。アレですよ、アレ、アレ。やった、出たっ、ロ~デェオ・フィリップゥゥ~~<

 >成功、成功だっ。初めて見ました。その名はロデオフィリップ。最高難易度の幻の大技ですっ<

 一瞬の間を置いて会場が沸き返る。
マスクの下でだれもが感嘆の声を上げていた。
周りの、とにかく音のするものを見つけて叩く音が潮騒を超えて響いてくる。
わたしも無意識のうちに、被っていたビニールをはずして思いっきり振っていた。
「すごい、すごいよ、悠煌」
なんだか興奮と感動で熱い涙が込み上げてくる。
過去、1度も成功しなかった大技中の大技を、悠煌はこの大舞台で成功させて魅せたのだ。

 >南相馬TVをご覧のみなさま、わたくしは今、大変感動しています。日本人ではわずかに宮崎県出身の椎葉順プロが成功させたのみの幻の大技ロデオフィリップを、ひとりの若き大学生がわたしたちの目の前で見せてくれたのです。彼の名は国府方悠煌(こうかたゆうき)くん。この輝く金字塔は長く日本のサーフィン史上に刻まれることでしょう<

 >素晴らしい。本当にいいものを見せてもらいました。成功の瞬間はプロのわたしですら体が震えて息が詰まってしまって。間違いなく歴史的快挙です。早くインタビューが聞きたいですねぇ<

 >そうですね、そろそろ国府方悠煌(こうかたゆうき)選手の姿が砂浜に見えるはずなんですが・・・・・・どうしたのでしょう<

 アナウンサーの声が不安そうに変わる。

               13

 わたしは手にしていたすべてを振り捨てて走っていた。
会場へ、1秒でも早く会場へ。
速く、速く。
息が切れ、足がもつれて砂の上に激しく転ぶ。
それでも湿った砂浜から立ち上がる。
(ううん、会場は違うわ)
遠くにはためく大会旗を遥かに見やったわたしは、身を翻して海を目指した。
(そうよ、なにを間違えてるんだろう? 悠煌(ゆうき)は海じゃない。海にいるのよ)
冷たい波飛沫が風にあおられて顔や体を叩く。
寄せ波が膝を浸して砂を舞い上げ、引き波が強く足をすくおうとする。
それでももがくように前に進む。
そうしなければ悠煌は2度と帰らない気がした。

 台風の去った翌日、まだ波騒ぐ近くの海岸で真っ二つに折れたボードが見つかった。
サーファーとボードをつなぐリーシュコードは千切れていて、その先に彼はいなかった。
捜索は海上保安庁も出動して丹念に続けられたけれど、なんの手がかりもないまま、やがて打ち切られてしまっていた。

 わたしは今も浜辺をさまよう。
あの大会のアナウンスが熱く心を揺るがし、最後の朝にわたしの髪をなでたその温もりが、おでこに感じたあのキスの感触とともにいつも幸福によみがえる。
彼を独占して彼の胸に眠ったささやかな1晩の思い出が、暖かい陽だまりのように寄せていく。
潮騒の向こうから声を上げて、彼が呼ぶのはわたしではないけれど、今のわたしは知っている。
愛にはいろいろな形があるのだ。
悠煌のくれたそのひとつにこんなにも満たされる。
想い出に生きるわたしは、風に遊ぶシャボン玉のように日々の中を浮遊する。
はかなく、かそけく、そしてもろく。

 わたしの踏む砂はもう形を変えず、わたしの触れる波はわたしを濡らすことはない。
陽はわたしを透かし、雨はそ知らぬ顔で落ちていく。
通り過ぎる風はただ海辺の木々を揺らし、わたしの足元に影はないのだ。
もう眠ることはなく、同じ風景を見続けても飽きることもなく、どれほど走っても息切れもしないわたしは、あの日、悠煌とともに波に消えた。
ただひたすらに時は途切れ、濃密な思い出だけが輪廻するこの世界を、わたしは喜びとともに受け入れ、浸りきる。
もし、声無き声を聞く人がいたとしたら、ただひとつの言葉を知るだろう。
『悠煌、ありがとう』
と。

潮騒の向こうから

執筆の狙い

作者 上松 煌
M106073145001.v4.enabler.ne.jp

ごめん、おれ、身体の調子悪くて新作書けそうもない。
だから旧作でお茶を濁す。
また、元気になりたいという願いを込めて、スポーツ(サーフィン)の話を置いとく。

コメント

上松 煌
M106073145001.v4.enabler.ne.jp

 あれぇ?
みんな何も感じないの?
小説は心模様を書くもので、読者はそれを読むことによって、さまざまなバーチャル追体験をし、それぞれに心の琴線を震わせる。
直接的な画像や映像と違い、文学は文字という媒介を使って、それを個々のイメージに変えて理解する高度な脳内作業をともなう。
極めて「人間的」な理解力が必須だ。

 この作品は登場人物の個性が的確に描かれ、いろいろな価値観やものの考え方、性格などがかなりわかりやすく表現された良作だよ。
読者の心(感性)はこれを読むことによって、それぞれの反応をする。
共感したり反発したり、面白いと思ったり、その反対だったり、怒ってみたり、羨ましがったり嫉妬してみたり、考えさせられたり、小説だからぁと冷めてみたりね。
人それぞれに違う、その極めて個人的な感情の動きこそ、小説を読む醍醐味なんだ。


 現在のごはんにはストーリーと、わずかに主人公の気持ちらしきモノが書かれただけの登場人物不在の「小説もどき」が非常に多い。
幼稚園児の日記の、
「今日はパパとママと私で遊園地に行きました。朝起きてパンとハムエッグとサラダとミルクを飲んで着替えをしました。電車に乗って遊園地に着いたのでママが入園券を買いました。暑かったので最初に水上スライダーに乗りました。水で涼しかったです。あとはジェットコースタ-とスリラーハウスに行ってレストランでご飯を食べました。私はキッズプレートとミニパフェを食べました。おいしかったです。それから……」
といった感じで、状況だけ。

 小説を書く作者は、何か読者に訴えたいテーマがなくてはいけないし、理解や共感してもらいたい事項なければダメだし、出来れば自分の小説よ読んでもらうことによって、読者を善に導いたり、前向きな意欲を増幅したり、読んでよかったと満足してもらいたいよね。


 また、なろうなんかで散々、書き古されたテーマや設定を踏襲しているものもあるけど、もう、4年前くらいからなろうは下火で、
「40越えたこどおじがグフグフ言いながら読んでるだけ」
と、すでになろうサイトでも書かれていたから、そんなものをお手本にしてもムダ。

 創作(作品)の価値は、作者の独自性・斬新姓に尽きる。
・新しいテーマ(これはある意味不可欠だけれど、すべてではない)
・テーマは古くても新しい切り口
・テーマや切り口が古くても新しい作者視点や表現
などが必要だよね。
みんなの愛読書だって、2番、3番煎じの作品ではないはず。
 
 みんな基本ができていないなぁと、つくづく感じる今日この頃だね。

ぷりも
pw126034030155.24.panda-world.ne.jp

【飼い犬上松ワン🐶】
誰もコメントくれないと卑屈になってるから読んであげたよ✨
んでも、ちょっとカラオケ🎤行ってくるから、分割してコメントするね。
とりあえず雑感、一言でいうなら



古い



コレ。キミの頭は’80〜’90で止まってるんじゃないかと思った。
内容的にもよくある三角関係。真新しさも何もなく、ただただ作者の自己満足の世界。
まぁ、自己満で終わってればいいんだけど、

>あれぇ?
みんな何も感じないの?(略)良作だよ

🤔何も感じない以前に、自分の作品みんなが読んでいるという前提をやめたまへ。
あと自分で良作というのも寒い🥶⛄️よ。


>現在のごはんにはストーリーと、わずかに主人公の気持ちらしきモノが書かれただけの登場人物不在の「小説もどき」が非常に多い。

🤔そういうこと言う前に、なんで自分は未だに芽が出ないのかを深く考えたまへ。


>幼稚園児の日記の、
「今日はパパとママと私で遊園地に行きました。朝起きてパンとハムエッグとサラダとミルクを飲んで着替えをしました。電車に乗って遊園地に着いたのでママが入園券を買いました。暑かったので最初に水上スライダーに乗りました。水で涼しかったです。あとはジェットコースタ-とスリラーハウスに行ってレストランでご飯を食べました。私はキッズプレートとミニパフェを食べました。おいしかったです。それから……」
といった感じで、状況だけ。

🤔ハッキリ言ったらどうだ。そうげん先生のことだと。

続きはまた後で、じゃねー👋

ぷりも
pw126034025175.24.panda-world.ne.jp

【飼い犬上松ワン🐶】つづき

1章

冒頭部分は文学調だけど、その後力尽きて安っぽい恋愛ドラマの雰囲気に変わる。

>高校から持ち上がりで、親友の伊乃莉(いのり)がそっと、

🤔ここの「持ち上がりで」は使い方おかしい。その後に「同じ大学へと進んだ親友の〜」とかでないの。


>恥ずかしげになる

🤔ここもおかしい。
どうも日本語ちょいちょい引っかかる。
「恥ずかしげに頬を染める」とか。


>うっそぉ

🤔あと、古臭い言葉使いも気になる。


>カノ
🤔これも。言葉のセンス。
友達をダチとかいうくらいイキった感じが恥ずかしい上松語。

続きまた後でー。

ぷりも
pw126034018037.24.panda-world.ne.jp

【飼い犬上松ワン🐶】つづき

2章

>「けっこう上手い1年坊がいる。あいつ化けるかも」
とささやかれていた【のに】、突然メジャーになって

🤔なぜ、そこで逆接を使うのだね。それなら
“「今年の1年はぱっとしない」と囁かれていたのに、突然メジャーになって”とかでしょ。どう考えても。


>(昭和63年1月1日~平成15年12月31日生まれ男子のクラス)

🤔後半も頻繁に出てくるカッコによる注釈は用語集を読まされている気分だよ。地の文にねじ込むとかもっと表現を工夫したまへ。


>ドキュン

🤔古い。2ちゃんねるから頭アップデートしてないんじゃないかキミは。


>(ゆうき)

🤔ルビがしつこく、目にやかましい。


>女子キャピ

🤔古い。おじさんが無理に若者言葉使ってる印象


>ボード失くしちゃったりしない限り命に【別状】ないんだし。

🤔日本語やっぱり引っかかる。別状って、事故にあったが命に別状はないとかでしょ。そこは、命の危険はないあたりでしょ。


>何事もレッツ・チャレンジあるのみじゃんか。

🤔「レッツ」と「ある」で意味が重なる。
と、この辺は人物のセリフなので、誤用していてもいいっちゃいいけど、ただの作者の文章レベルの低さを表しているだけでないの?
敢えて使ったというなら、その意図を教えて欲しいものである。サーフィンやってる人らはこんな感じということを表したかったのかしら。


> サーフィンは他県や国外への合宿や海外遠征がけっこうあって意外に交通費や滞在費がかかるスポーツ。
【それだけに】波を極めたいと考える学生が多く、メンバーは男子ばかりで今のところ女子の入部はない。

🤔何がそれだけになのだね? お金がかかることが、波を極めたいという心理に繋がるのかね? どこに因果関係があるんだね?


>でも、すでにカノがいる部員もいるし、ギャラリーやグルーピーもいるので、男子ばかりの部のような殺伐感はなかった。

🤔グルーピーも古い! 古いよ!
そして、当該部活は男子部員のみなんだから、”【一般的な】男ばかりの部と違って〜”と、限定してそこに含まれないことを明確にしないと矛盾を孕む。


とりあえずここまで。続きまたあとで。👋

上松 煌
M106073145001.v4.enabler.ne.jp

 おう、ぷりもさま、こんにちは
お読みくださり、大変うれしく思っています。
ありがとうございました。

 さて、社交辞令はこれまでにして、おれ様は体調が悪くて横になっていたのだが、おまえのレスに大笑い。
元気が出たぜw

 ぷりもは年寄りだな。
きちんと年齢を重ねた年寄りなら尊敬に値するが、お前は発達障害の朝鮮婆ぁだ。
おれ様の御幼少の砌(みぎり)、親が日本人と結婚して日本国籍を略取した朝鮮人のドキュソガキが、
「処女を早く失った方が女力が上。処女なんか気持ち悪い」
というキャンペーンを張っていた。
おれ達♂は、スケベ心から、
「オ。オウ。イイかも」
とか言っていたが、裏では、
「股の緩い♀、気持ちゃわりい。ビョーキなんじゃね?」
とか否定的だった。
実際、日本人家庭の女の子はそんなキャンペーン中でも保守的だったぜ。

 それから数十年。
現代日本は、トーヨコに集まる朝鮮売春♀でも、
「体売ってる自分をキモイと思う」
というくらいだwwww

 つまり、おまえのいう「古い」(性に保守的)のがトレンドでありい現実だ。
社会を知らん耄碌婆ぁは少し勉強しろ!



   >>🤔何も感じない以前に、自分の作品みんなが読んでいるという前提をやめたまへ。あと自分で良作というのも寒い🥶⛄️よ<<
     ↑
 実際、読まれているし、初回には満足できる感想もきたが、なにか????
おまえらの作文よりはるかに文学しているぜ。


    >>🤔そういうこと言う前に、なんで自分は未だに芽が出ないのかを深く考えたまへ<<
      ↑
 芽?
芽ってなんだ??
まさか、コンテストとかにせっせと応募して、作家を育てようともしない出版社と担当デスクの奴婢奴隷になり、ヤツラを食わせるために才能が枯渇するまで吸血されることか?
あはは、これまでにも繰り返し書いてきたがまっぴらだぜ。
野(や)にあって、書きたいことを書き散らし、お天下様でいた方がおれ様は幸せだ。
作家などという、みじめな搾取対象にならずともおれは十分社会に認められている。

 ぷりも婆ぁ、おまえこそいつになったら「芽」とやらが出るんだ????
自分のアタマのハエを追え!



   >>🤔ハッキリ言ったらどうだ。そうげん先生のことだと<<
      ↑
 なに?
うそげんの作文は幼稚園児程度なのか!
社会経験もなく、アタマも残念で他人の口真似ばかりしている、高齢自宅警備員だと、ごはんの古参のもっぱらの評判だった。
うん、そうして見ると、おまえを始めとしてごはんの古参はなかなか見る目があるということだ。
その点ではホメてやるワ。
wwww

ぷりも
pw126034018037.24.panda-world.ne.jp

【飼い犬上松ワン🐶】つづき

3章

>類は友を呼ぶ原理で、彼はわたしに目をつけたのだろう。

🤔原理はおかしい。理屈や法則でしょ。


>わたしは素っ気なく答えながら反応を伺う

🤔窺う


あと、カノとかグルーピーとかみんな同じ言葉使うの気になる。
この章は短いね。
じゃまた続きあとで👋

ぷりも
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【飼い犬上松ワン🐶】つづき

4章

>カレント(離岸流)強くて。ビッチリ堤防に引き付けられる

🤔離岸流は沖に流されるんでしょ。なんで堤防に引きつけられるんですか。


>部長の小野田の話に1年坊主達が情けない声を出す。
うっかり堤防やテトラに叩きつけられれば命の危険もあるからだ。

🤔ここ気になる。ここまで、きらら視点だったけど、そうだとするなら「1年坊主」という言葉使いや、サーフィンの危険性を知っていることが不自然。章がかわったことで、神視点に変わったのかと思いきや、

>「そう、怖えぇんだ。おまけに時々、でかい波も混じるんだけど、そいつが来ると沖に引っ張られる。も~、コンディションめたくちゃ」
ナゲットをほおばりながら遠い目をする。

🤔ナゲット食べとる。となると部長小野田視点なのかと思いきや、

>直也はちらっと自慢げにわたしを見た。

🤔きららに戻っとる。視点の意識が抜けてるんでないの?


>今夜はクリスマス・パーティだから、学内の会議室を借り切って、グルーピーもいっしょになって楽しむ日。
【もちろん】、未成年のアルコールもある程度目こぼしされている。

🤔きょうび学内のクリスマスパーティーで飲酒を大目にみるとこなんてあるものか?未成年だっているし、アルハラからの急性アル中という悪い予感しかしないのだが。100歩譲って、そういう大学があるとしてそんなものは少数派で、【もちろん】と一般論化する話じゃない。


>火事場の馬鹿力全開だった【ワ】

🤔もろ上松語じゃないか。時代遅れの若者言葉といい、創作上の人物に自分を入れすぎ。


>直也はちらっと【自慢げに】わたしを見た。

🤔言葉のチョイス。何を自慢しているのだね。「意味ありげに」とかでないの。


>【わたしの周りには】わたし目当ての男子も複数いるから、彼らに先を越されたくないのだろう。

🤔【】いらない。冗長。私の周りにいることは自明。そもそも私の周りじゃないところに私目当てな人がいるのかね?


>綺羅良なんて漢字も難しいし。小1のとき、ホント苦労したんだから。

🤔名前であっても学習してない漢字を小1で書かされませんよ。


>こんなの光ってるってくらいの意味の単純な形容詞よっ

🤔どう考えても形容詞じゃないでしょ。「きららな星」とか、「星の煌めきはまさに、きららだ」なんて言えないでしょ。
セリフなんでいいですよ。んでも、単に作者の知識レベルの低さでないなら、どういう意図でそんな表現使ってるんですかという話です。


続きまた後で👋

ぷりも
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【飼い犬上松ワン🐶】
ごめんごめん、返信気づかなかった🙇‍♂️💦
とりあえず最後まで感想書く方を優先するから、その返事それまで待っといて。

あ、あと金木犀くんによると



弱い上松ワン🐶ほどよく吠える🦴


らしいよ。あれ? ちょっと違うような……、なんだったけかな。
まぁ大体そんな感じの意味だよ。気をつけて☆

ぷりも
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【飼い犬上松ワン🐶】つづき

5章

>エスケ取った【ワ】

🤔もしかしてもしかしてだけど、それカッコいいと思ってるなら違うからやめた方がいいよ上松語。


>イヴの晩

🤔キミ自身が無知なのか、意図的なのか。


>わたしは【安易な自分】を変えることが出来ない。

🤔変。「安易に流される自分」とか「安易な考えの自分」でしょ。


>「ごめ、あたし、今日ダメ。【休憩代】これで足りる? じゃね」

🤔変。普通にホテル代。


>(あたし、なにしてんだろ?)
【自分でも】【自分に】戸惑う。

🤔くどい。どっちかで十分。


>駅前のタクシー溜りに向かって歩きながら、【まつわりつくような】彼の残り香を振り捨てる。
もう2度と付き合うことはないだろう。
【なぜなら】、そのあとすぐに、ヤリマンというウワサがキャンパスを駆け巡ったからだ。

🤔まとわりつくような
あと、このなぜならは違和感を与える。彼を振り払いもう会うことはないだろうといった理由が、直後に悪い噂が広まったからだと未来の話になってしまっている。
肯定的に解釈するなら、もう2度と付き合うことはないだろうの前に数日が経過しているのかと捉えるけど、そうだとするなら一行あけて

——もう2度と付き合うことはないだろう。

とした方がいいんでないの。

んじゃ、続きまたあとで👋

ぷりも
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【飼い犬上松ワン🐶】つづき

6章

>(マルハニチロ)

🤔これくどい。必要それ?
で、冒頭からまた視点主だれ? やたらサーフィン詳しいし神視点かと思いきや

>確かに潮に濡れそぼったTシャツの下の筋肉は強靭でカッコいい。

🤔主観入っとる。きららっぽい。
 その後もサーフィン用語連発できららっぽくないし、前にも書いたけど()の説明が鬱陶しい。用語集を読ませたいのかキミは。


>わたしは伊乃莉(いのり)を誘って、最後の3日間だけ合宿について行った。

🤔ここで明確に、きららが視点主とわかる。視点ごっちゃになってるんでないの。


>あの尾崎直也(おざきなおや)の実力では出場選手の枠には入れないから、鉢合わせする心配もない。

🤔部外者の恋人が入れるのに、部員が入れないというのはどういう理屈か。それこそ女好きの部員(名前忘れちゃった💦)がコンパと聞いて首突っ込まないものか。もっとも登場人物の知能レベルを表現しているならセーフ。


>わたし達はホテルから借りた【パラソルと】ワンタッチ・テントの中で着替えをした。

🤔ここでパラソル入れる意味。どういう状況?パラソルの下にテントはってんの?それとも、一人はテント、もう一人がパラソルできがえるの? そんなわけないよね。


>【お互いに】【お互いを】ほめ合うけど

🤔冗長。どっちかで。


>片ひものないデザイン。

🤔肩ひも


続きはまた👋

ぷりも
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【飼い犬上松ワン🐶】つづき

7章

>【10月9日から15日までの日程だから、】悠煌は14日のエントリーに合わせて、3日前から自前で調達したホテルに移っている。

🤔【】いる?


8章

>「・・・・・・いいよ。入って」
短い沈黙の後、少し微笑して言ってくれた彼の言葉に思わず涙をあふれさせてしまうわたしを見て、ただの話ではないと悟ったのだろう。
その場の雰囲気を変えるようにちょっとユーモラスに提案した。

🤔行をかえることに違和感。
主語ないからユーモラスな提案したのはどっち?となる。読み進めて

>「腹へってね? おれ、夕飯まだなんだ。なんか取るから綺羅(きら)ちゃんもどう?」

🤔これをどうユーモラスに言うのか。


>シャンペイン

🤔言い方


>煮詰まり

🤔誤用。セリフだからセーフと言えばセーフだけど、上松ワン🐶が素で間違ってるのか意図的なのかそうだとするなら何目的なのか。

続きはまた後で👋

ぷりも
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【飼い犬上松ワン🐶】つづき

9章

>「ねっ、抱いて。お願い。女のわたしから誘っているのよ。わたしに恥をかかせないでっ」

🤔もっかい言っておこう。




古い


いつの時代のメロドラマだ。


>いっしょに風俗行ったことがある。【相手は行きずりの名前も知らない子。】

🤔そりゃそうでしょ。


10章

>ダブルオーバー(【170センチの人を縦に2人積み上げた高さ】の波)がフツーだし、

🤔【】冗長。背丈の倍くらいでよいのでは。
そこからの

>トリプル【(3人積み上げた高さ)】

🤔冗長の極み。前の流れからわからない人いる?


11章抜けとる


続きはまた後で👋

ぷりも
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【飼い犬上松ワン🐶】つづき

12章

>接近する台風の余波

🤔ほんとキミの日本語は飼い猫パイセン並みだな。これからくる台風で、なんでもう余波がくるの? 過ぎ去った後に来るもんでしょ? 余震とか聞いたことない?


>【大会は15:30終了ですから(理由)】、【トーナメント3人の残り1名のトライになるわけですね(帰結)】。国府方悠煌(こうかたゆうき)選手。

🤔言葉足らず。この理由からどう帰結するのか。


>成功させて【魅】せたのだ。

🤔誤字なのか狙ったのか。


>アナウンサーの声が不安そうに変わる。

🤔違和感。声に不安が滲むあたりでは。


続きはまた👋

ぷりも
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【飼い犬上松ワン🐶】つづき

13章

>悠煌(ゆうき)は海じゃない。海にいるのよ

🤔一体何を言っているのか。


>サーファーとボードをつなぐリーシュコードは千切れていて、【その先に彼はいなかった。】

🤔途中で切れてるんだからそりゃそうでしょ。


>捜索は海上保安庁も出動して【丹念に】続けられたけれど

🤔言葉のチョイス。
海外保安庁も加わり懸命な捜索が続けられたけど
あたりでは。


思い出したように文学調復活。

で、なんか最後美しくまとめたようにしてるけど、試合前日に酒飲ませて徹夜させて、それが事故に影響したかもしれないのに、きらら全く考えなしに、サンキュゆうき的ノリはちょっとついていけない。

とりあえず各章についての感想でした。
また総評あとで👋

ちょっと手厳しく飼い犬上松ワン🐶イジメちゃったかな。
こりゃ、飼い猫パイセンが、「相変わらず上松さんの作品は素晴らしいです。AI臭のする人にはわからないんです笑」と救援にくるかにゃ😸

ぷりも
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【飼い犬上松ワン🐶】

> あれぇ?
>みんな何も感じないの?

🤔よくあるチープな三角関係の古くさい恋愛ストーリーという印象でした。


>小説は心模様を書くもので、読者はそれを読むことによって、さまざまなバーチャル追体験をし、それぞれに心の琴線を震わせる。

🤔全然追体験できませんでした。キャラの随所に上松ワン🐶滲んでるから。


>直接的な画像や映像と違い、文学は文字という媒介を使って、それを個々のイメージに変えて理解する高度な脳内作業をともなう。
極めて「人間的」な理解力が必須だ。

🤔こんな読みにくい文章を理解できないことを読者の能力のせいにしちゃいけないよ。だからキミは成長がないんだよ。


> この作品は登場人物の個性が的確に描かれ、

🤔だから随所に上松ワン🐶が顔を出してるのだが。


>いろいろな価値観やものの考え方、性格などがかなりわかりやすく表現された良作だよ。

🤔良作かどうかは読者たちが決めることだよ。それに、自分にゆうきの死の原因の一端があるかもしれないことを一切考えず、いのりのことも考えず、ありがとうはちょっと理解し難い価値観。


>読者の心(感性)はこれを読むことによって、それぞれの反応をする。
共感したり反発したり、面白いと思ったり、その反対だったり、怒ってみたり、羨ましがったり嫉妬してみたり、考えさせられたり、小説だからぁと冷めてみたりね。
人それぞれに違う、その極めて個人的な感情の動きこそ、小説を読む醍醐味なんだ。

🤔そう人それぞれ。手厳しく意見する人に罵詈雑言浴びせるのは違うんでない? 僕は構わんけど。


> 現在のごはんにはストーリーと、わずかに主人公の気持ちらしきモノが書かれただけの登場人物不在の「小説もどき」が非常に多い。

🤔それがもどきならキミのも同じだよ。


> 小説を書く作者は、何か読者に訴えたいテーマがなくてはいけないし、

🤔この作品のそれを具体的に教えてくれたまへ


>理解や共感してもらいたい事項なければダメだし、

🤔この作品のそれを具体的に教えてくれたまへ


>出来れば自分の小説よ読んでもらうことによって、読者を善に導いたり、前向きな意欲を増幅したり、読んでよかったと満足してもらいたいよね。

🤔残念ながら、満足に程遠いですな。


> また、なろうなんかで散々、書き古されたテーマや設定を踏襲しているものもあるけど、もう、4年前くらいからなろうは下火で、
「40越えたこどおじがグフグフ言いながら読んでるだけ」
と、すでになろうサイトでも書かれていたから、そんなものをお手本にしてもムダ。

🤔僕は小説家になろうを擁護するつもりはないけど、【すでになろうサイトでも書かれていたから】なんかを根拠にしてしまっているところがロジカルのかけらもないね。

> 創作(作品)の価値は、作者の独自性・斬新姓に尽きる。

🤔この作品のそれを具体的に教えてくれたまへ


>・新しいテーマ(これはある意味不可欠だけれど、すべてではない)

🤔この作品のそれを具体的に教えてくれたまへ


>・テーマは古くても新しい切り口

🤔この作品のそれを具体的に教えてくれたまへ


>・テーマや切り口が古くても新しい作者視点や表現

🤔この作品のそれを具体的に教えてくれたまへ


>などが必要だよね。

🤔そう思うならせめて一つくらいクリアしたまへ。


>みんなの愛読書だって、2番、3番煎じの作品ではないはず。

🤔それは分からんよ。ラノベや、めっちゃコミックなんか同じようなの多いでないの。

 
> みんな基本ができていないなぁと、つくづく感じる今日この頃だね。

🤔人のこといいから、自分の怪しい日本語どうにかしたまへ。

キミも飼い猫パイセンと同じで、ほぼ問題のない日本語能力ではあるけど、ちょいちょい言葉の使い方おかしい。意味は取れるので日常問題はないけど、物書きとしては低レベル。

こんな原稿を編集部に送ったら真っ赤っかだよ。
でも、GOAT2の応募規約なんて文章扱うプロが書いたりチェックしたとは思えないレベルだったから、小学館はその辺案外緩いのかもしれないね。

ヘツポツ斎
sp49-109-144-201.tck02.spmode.ne.jp

あら、ちょっと面白い観点があったので、
横入りしますね。

>みんなの愛読書だって、
>2番、3番煎じの作品ではない

先日「最古の仏典」
ダンマパダを通読したんですが、
後世で扱われている論点がこれでもか、
と切り捨てられていました。

自分が先人のエピゴーネンにしかなれないと
「実感レベルで」気付けないなら、未来永劫
自我の粗製乱造にしかならないでしょうね。


ところで、二十一世紀に入って、
いわゆる物語の類型が体系的に
まとめ上げられたことはご存知ですか?

物語要素事典
https://amzn.asia/d/311TAb5

二番煎じ、三番煎じ「でない」
物語を編みたいなら、ここに書かれていない
新しい物語の型を編まねばなりませんね。

ちなみに、最古の仏典たるダンマパダは、
構造的に「言うまでもなく二番煎じ」以下です。

独創ですか笑
どうぞどうぞ笑笑笑

ぷりも
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【飼い犬上松ワン🐶】コメント返信

ごめんごめん、長引いちゃった。🙇‍♂️💦

> さて、社交辞令はこれまでにして、おれ様は体調が悪くて横になっていたのだが、おまえのレスに大笑い。
元気が出たぜw

🤔そりゃ良かった。お大事にね。☘️


> ぷりもは年寄りだな。〜現代日本は、トーヨコに集まる朝鮮売春♀でも、
「体売ってる自分をキモイと思う」
というくらいだwwww

🤔キミも飼い猫パイセンと同じで僕をおばあちゃんと見るかい。何度も言ってるだろ、僕はただのハンサムだと。


> つまり、おまえのいう「古い」(性に保守的)のがトレンドでありい現実だ。
社会を知らん耄碌婆ぁは少し勉強しろ!

🤔驚いたな。自分が古いこと自覚してないんだね。これ何番煎じ?
正直、きららが陸上部の何某に惚れてるというところでその後ゆうきにほれることも、台風のくだりで、ゆうき死亡することも予想ついた。要するに



ありがち



>実際、読まれているし、初回には満足できる感想もきたが、なにか????
おまえらの作文よりはるかに文学しているぜ。

🤔そうか、キミの思考回路は初回に満足できる感想がきたら=みんな読んでる & その後の手厳しい意見無視していい
なんだね。どうりで成長がないはずだね。


>野(や)にあって、書きたいことを書き散らし、お天下様でいた方がおれ様は幸せだ。

🤔そう、キミはここで、そうげん先生や今晩屋くんや飼い猫パイセンとラピス先生とお山の大将気取ってるのがお似合いだと思うよ。


> ぷりも婆ぁ、おまえこそいつになったら「芽」とやらが出るんだ????
自分のアタマのハエを追え!

🤔それこそ僕も何度も言ってることだよ。僕はガチじゃないからさ。主たる目的は頭の体操と知識の獲得だよ。それにガチだとして、威張り散らして10年20年経過してる人たちがいる中で2年にみたない僕のハードル上げないでよ。


>うそげんの作文は幼稚園児程度なのか!

🤔僕の口からはそんなこと言わないけど、キミの基準で言うとそんなんでないの。
何時に起きて、何時までゲームして、何時に自炊して何食べて、仕事前に彼女といちゃついてって、毎日そんな感じよ。カクヨムにあるよ。『烏有文集(うゆうぶんしゅう)』とかいう大層なタイトルの日記帳。


>うん、そうして見ると、おまえを始めとしてごはんの古参はなかなか見る目があるということだ。
その点ではホメてやるワ。

🤔キミも金木犀病入っとるな。僕はごはん歴2年もないよ。
もっともそんなごはん歴の僕に、古参の自分たちがいいようにあしらわれてるのを認めたくなくて古参に違いないとかいってんのかな。


まぁ、でもあれだ。お金取れるレベルの書評してあげたんだから気を沈めたまへ。
それこそ僕からしたらボランティアだよ。
冒頭で脱落ですねとか、面白いか面白くないかで言えば面白くないとか、他人の感想受け売りで使っているような偏差値の低いコメントつけるのをボランティアと恥ずかしげもなく言える人もごはんにいるじゃないか。

まぁ、偏差値先生は相手を見るからね。キミのような厄介者には間違っても先のようなコメントしない。あ、でもそういう人が弱ってくるのを見計らって伝言板で、「あれは笑ってしまったね」と言うところあるから気をつけて☆

僕がごはん好きなのは、生半可な覚悟で辛辣コメントしたら返り討ちになる緊張感だね。
僕はその覚悟で書いてるよ。僕のコメントが的外れだと言うなら反論すればいいし、腹いせで僕の作品にお礼参りに来たっていい。

これこそ、書き手と書き手のぶつかり合いでないの。知らんけど。

青井水脈
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上松さん。前に読んだので、また感想書くのも、みたいに思ってはいたんですよね。読み返せば、当時の感動がーー。しかし、コメント欄をじっくり読んでみれば、色々と気づかなかったことも💦
決して反論とかじゃないのですが、勉強にもなりますし、ちょっと私も。
ちなみにストーリーですが。一言で言うとサーフィンに青春を賭ける話。コロナ禍で大学生活を送る綺羅良と、正反対のタイプの伊乃莉。伊乃莉に悠煌という彼氏ができて、綺羅良の胸中は穏やかではない。ストーリーは、綺羅良の一人称の語りで送られる。エピソードを重ねて、悠煌は南相馬で開催される全日本サーフィン選手権大会に臨むのだったーー。

80〜90年代のトレンディドラマみたいな印象なら、いっそスマホとか持たせず(綺羅良が伊乃莉に電話するシーンは公衆電話とかにして)年代を設定し直したりも浮かんだんですが。思いの外、特に悠煌が真面目な印象もあるし、どうなんでしょうね。
今気になったのは、伊乃莉が途中から空気になってしまったことですね。

>普通の祈りって漢字だったらどんなによかったろうって。
名前で、漢字に送り仮名付きも珍しいはずで。それとも、祈。ここはシンプルにいのり、でいいかと。

>日本人ではわずかに宮崎県出身の椎葉順プロが成功させたのみの幻の大技ロデオフィリップを、
「わずかに」が違和感を覚えました、一人だけの時にも使うのか。わずか数人とか。
>椎葉順プロただ一人が
>唯一、椎葉順プロだけが成功させた

>今まではサークルの中だけで、 「けっこう上手い1年坊がいる。あいつ化けるかも」 とささやかれていたのに、突然メジャーになって他の学生たちの注目も集めるようになっていた。
・今まではサークルの中だけで、悠煌は注目されていた→急にメジャーな存在になり、
・「サークルの内輪だけで知られていたのに〜」という逆説の使い方で、通るかと思いました。

>悠煌(ゆうき)は海じゃない。海にいるのよ)
>会場じゃない。海にいるのよ。
とりあえずここまでで失礼します。

上松 煌
M106073145001.v4.enabler.ne.jp

 あはは、ぷりも婆さん。
連ちゃんでしかも死に物狂いの「我見だらけ重箱の隅」感想、ご苦労だったなwwww
ありがとうよ。
だが、おれのような極フツーの健常者から見ると、
「悪意がちら見えでうぜぇワ。ぷりも婆さんは地雷女だな。触らんとこ」
となって、おまえの」せっかくのレスも逆効果になる。

 感想は発作的にではなく、誠実に書くものだ。
発達障害は冷静さに欠け、感想は相手のために書くという基本すらわきまえていない。
迷惑だぜよ。

ぷりも
KD106146164155.au-net.ne.jp

【飼い犬上松ワン🐶】
やぁ、もう心ポッキリ折れて返信ないかと思ってたよ。あ、でも

>触らんとこ
この程度で白旗🏳️宣言とは思ってたより骨🦴ないなキミも。

こんな飼い猫パイセン並みのズタボロ作品をここまで詳細にコメントしてくれる人いないと思うけどね。

まぁ、僕からしたら思ったこと正直に書いただけで、キミが凝り固まった頭で拒絶するならそれでいいんでないの?

あ、キミ雇用してるとかいってたよね。ならさならさ、経費で自費出版して社員に配ればいいじゃん。

したら、みんな上辺では絶賛してくれると思うよ☆

上松 煌
M106073145001.v4.enabler.ne.jp

 おう、臆病弱虫卑怯者キャンキャン佐藤。
ぷりも婆さんの発狂レスに埋もれて気づかなかったぜ。
おまえも感想とは言えない独り言垂れ流しの迷惑爺さんだ。
発達障害者は隔離すべきだな。
けじめも他人への配慮もない、下らんエゴには健常者は辟易だぜ。
おれ様の時間を略取するな!

 

ぷりも
KD106146164034.au-net.ne.jp

【飼い犬上松ワン🐶】
とりあえず、ただ褒めて欲しいだけなら、執筆の狙いにそう書いておくといいと思うよ☆

上松 煌
M106073145001.v4.enabler.ne.jp

青井水脈さま、こんばんは

 そういえば、書き下ろし時に感想をくださっていましたね。
2度目の訪問をうれしく思っています。
ありがとうございました。

 さて、
   >>80〜90年代のトレンディドラマみたいな印象なら<<
     ↑
 この >>印象なら<< は、どなたを指すのでしょう?
あなたの印象ですか?
ぷりも婆さんですか?
  
 作者のおれ様は2021年当時のお話ということで書いていますので、スマフォは当然ありですし、あなたがなぜ、どの部分を >>>>80〜90年代のトレンディドラマみたい<< と感じたのかを知りたいですね。

   >>今気になったのは、が途中から空気になってしまったことですね<<
    ↑
 空気という意識はありませんが、ストーリー上、伊乃莉は登場しなくてもいいという考えはありますね。
悠煌の事故を思わせる展開に、お話が一挙に風雲告げる場面です。
主人公の綺羅良のみに集約して緊張感を出し、そのまま余韻ある終章に突入すべきです。
もちろん、伊乃莉や部長・部員の動揺もあるでしょうが、おれ様は消去法で物語を書くので、クライマックス部分は特に、読者の気が散るような記述は排除します。

 読者の気持ちを綺羅良に凝縮させ、彼女の語りで物語を締めくくるのです。
余韻を出すとはそういうことで、そのためにラストは冒頭と同様、文学的表現にしてあり、読者は伊乃莉を必要としないでしょう。
せいぜい、後から、
「そういえば伊乃莉は?」
と思いだすくらいで、伊乃莉もなんたらかんたらなどと記述したら、それこそ場面はもたつき、感動も薄れ、台無しになります。
おれはそういう計算は、ごはんの誰よりできると自負しています。


   >>名前で、漢字に送り仮名付きも珍しいはずで。それとも、祈。ここはシンプルにいのり、でいいかと<<
    ↑
 はぁ????
何を言っている?
ちゃんと読んでくれたの?
名前については前半で、綺羅良が愛情に目覚める重要なポイントになっているではないですか!
「祈」ではダメなのは明白でしょ????

   >>「わずかに」が違和感を覚えました、一人だけの時にも使うのか<<
     ↑
 はい、「わずかに1人だった」とかフツー使います。


 ・「サークルの内輪だけで知られていたのに〜」という逆説の使い方で、通るかと思いました。
>会場じゃない。海にいるのよ
    ↑
 何が言いたいのです?
どちらも文学的ではないですね。
そのような駄文を書きたいなら、あなたの作品で書きなさい!
では。

上松 煌
M106073145001.v4.enabler.ne.jp

 いや、なかなか有意義だったぜ。
要するにぷりも婆さんや彼女をホメあげる有象無象は、人間というものがわかっていない。
健常者から見れば、発達障害者は形だけ人間の「異物」、つまり「モノ」だね。
自分と相似形の、形ばかりで心のない「木偶(でく)」のような人物像を書いて、小説のつもりになっている。
これじゃあ、小説離れが起きるわけだよ。

 味気ないあらすじのようなストーリー展開、サクサク進むが共感共鳴もできない「符牒」のような人物が、大して目新しくも魅力的でもないエピソードの中でクソ面白くもない行動を展開してお話が終了する。
頭が悪い上に程度の低い作者の浅薄で軽薄な歴史認識、しかも押しつけがましい自負心が鼻に着いて、読者は「なんじゃ、これ」となる。

 こういうのがごはんにワラワラ湧いてきて、マトモに読める人が去ってしまった。
まさに「悪貨は良貨を駆逐する」だぜ。


 小説は資料でも説明書きでもないのだから、どんな純文学でも多少の娯楽性は要求される。
人間の行動は心の動きによって誘発され、形成されるものだから、共感性の高い魅力的な心理状況は共感性の高い魅力的な行動に連鎖し、面白いと感じられるエピソードに帰着する。

 ぷりも婆さんその他は、その部分が致命的に欠損している。
発達障害者の前頭葉(人間脳)が生まれつき欠損しているように。
例えば、秀吉の「人してたらし」。
この「人たらし」は善意で、秀吉の人間好き・人間への興味から発信されている。
戦国武将たちは誰を取っても一筋縄ではいかない人物ばかりだ。
それがなぜ誑(たら)し込まれるか??
秀吉に悪意がないからだ。
乱世で結果的に、誑(たら)し込まれた人物に不利益がもたらされることがあったとしても、その人物が納得できる、あるいは納得せざるを得ない理由と道理に裏打ちされていたからだ。

 さもなくば、身分制度や家柄が厳格で、貴族階級に武士への軽蔑と偏見が根強かった当時で、小物の秀吉など初期の段階でたやすく捻りつぶされ、関白太政大臣などに上り詰められるワケがない。
信長のように、奸物として誅殺されて終わりだ。
そうした洞察ができれば、秀吉の努力苦心や気配り優しさがエピとして書き込まれ、小説であっても現代にも通じる処世術としての価値が付加されることになる。
健常者はそれに共感共鳴して面白がるのだ。

 ぷりも婆さんの秀吉像は必死に歴史を追うだけで、そのワクワク感と発展がない。
つまり、面白くない。 


 今の世の中はあまりに野放図になりすぎて、人々はそれに危機感を持っている。
朝鮮人やユダヤ人は知らんが、世界の人は、困難ではあってもより倫理的・道徳的・人情的でありたいと願い始めている。
当初は己の大統領権限に酔っていた阿呆トランプですら、世論に押されて関税を始めussでもウクライナ問題でも撤回に次ぐ撤回だwwww
 
 ま、あとは「推して知るべし」だ。
長くなったな。

ハム
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プリも氏の批評と秀吉がなんの関係があるんだよ
ばーか

レザボアドッグス
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己の不十分さに気づきもせずに「おれはご飯で最高」というのかね
読んでる暇はない つまらないかっら
強いて言えば、北野武「あの夏ー」になるのかね
だが最低、つまらない
俺様キングでこのままつづけろ

ドンキング
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自分に反する人間は朝鮮人ババア扱いする世間知らず
自分のが最高だと思ってる幸せ人間だね
ぷリッも氏に真っ当な反論してみろよ 無差別殺人の植松

謎の物書きP
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ごめんゴメン🙇
もう一つの方にコメントしたとたんスマホアク禁なっちゃった💦
また、名前が「ぷりも」ってだけで自動ブロックっぽい。


まぁ、そんなことはどうでもいいとして。


もう絡まない宣言してたけど、やっぱり入れっぱなしはシャクにさわるかい?
まぁまぁおちつきたまへ。男のヒステリーはよろしくないよ。

結構痛いとこついちゃった?
でもさ、でもさ、はっきり言って





古い





何て言うのかな。
よくあるよね、新しい切り口なんて皆無だし。
サーフィン用語集読まされてるのかと思ったよ。



古臭い



これこれにつきる。

でさでさ、以前も聞いたかもだけとど質問。
僕は当初キミのこと、極度のネトウヨかと思ってた。


実際中国や北朝鮮のことボロクソに言うよね。
で、

韓国のことはどう思ってるの?

謎の物書きP
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×入れっぱなし
〇言われっぱなし

小次郎
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感想返しにきました。

リアルですね、心理描写が。リアルすぎなので、楽しかったです。

直也は最悪と思いましたが、狙って、書かれたのだと思います。

次の展開どうなるんだろうと思って読みました。

作品全体を通して、読解する力ないので、全体の感想は控えます。

一番最初の文章は、僕には難しい。

>冬へと向かう海はシルバーグレイに泡立って重い

たぶん、難しいと感じたのは、秋から冬に向かうという意味表現と、海の様子が分離されていないからだと思います。

上松 煌
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お、おう、小次郎さま、こんにちは。

 お久しぶりですね。
感想に気づかずお待たせしちゃってすみません。
お読みくださり、ありがとうございました。


   >>リアルですね、心理描写が。リアルすぎなので、楽しかったです<<    
      ↑
 ありがとうございます。
小説とは、主人公他の、その時々の心の変化・心模様を書くもので、あらすじ的に事象やストーリーを追ったものは小説ではありません。
あなたがくださったレスが、今回では唯一の読めている感想でうれしく思えると同時に、今後のごはんのありかたに首をかしげざるを得ませんでした。


   >>直也は最悪と思いましたが、狙って、書かれたのだと思います<<
      ↑
 はい、悠煌の個性との対比を狙いました。
直也は「女はやり捨てるモノ。それでも女が集まってくるおれはかっこイイ」という不誠実な遊び人で、女を釣るためにはマメで優しい男になります。

綺羅良も母親の影響か、同じような性癖なのですが、悠煌と伊乃莉の姿を見て自分の安易な姿勢に疑問を持っていきます。

   >>次の展開どうなるんだろうと思って読みまし<<
     ↑
 はい、展開の妙味には凝りました。
女性の微妙で複雑な心理を展開するには、流動的で意味深な筋立てが必要だったからです。

 おれは今現在、ちょっと体の調子が悪いので、単純に、元気なスポーツ物wでも出すかと思ったのですが、おれは意外にスポーツ物って書いていないんですよぉ。
この作品か、「彩を愛した者」ぐらい。
「彩を~」は長いんでコレを出しまスた。


   >>作品全体を通して、読解する力ないので、全体の感想は控えます<<
      ↑
 そうですか。
それは残念です。


   >一番最初の文章は、僕には難しい
>冬へと向かう海はシルバーグレイに泡立って重い
     ↑
 わかりにくいですか?
これはごくフツーの自然描写です。
そして、これに続く、
【あの秋の日のサーフ大会の面影はもう、どこにもなくて、だれもいない砂浜の向こうに火力発電所の建物が白く並んでいるだけ】
までが、現実の風景です。

 そのあとの、
【コロナ対策のために無観客の浜辺は~、(中略)~(マルハニチロ)が開催されるまで事実上、見向きもされなかった】
までが、綺羅良の述懐です。

 そして、
【吹きすさぶ冷たい風音(かざおと)に混じって~(中略)~わたしではない】
までが、今でもそこに立つ、亡き綺羅良の思いの表明です。

 ちょっとわかりづらかったですかね?
初っ端からちょっと文学しすぎちゃったかな?
おれとしては非常に印象的なイントロで、捨てがたいんですけどねw


 あなたの作品にはいろいろな感想が集まっていますね。
楽しく有意義なことだと思います。
ご感想をありがとうございました。

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