作家でごはん!鍛練場
飼い猫ちゃりりん

清らかな罪

 序章・ターニングポイント

 あの日、私の人生は、破滅へと舵を切った。
 午前五時三十分。署の駐車場はまだ冷気に包まれていた。私たち捜査員は、当直員にさえ気づかれないよう、ひっそりと署を出発した。密告を警戒してのことだ。
 私が捜査用車を運転し、助手席に先輩の巡査部長、後部座席に係長(警部補)ともう一人の巡査部長が乗り込んだ。
 湾岸道路から望む景色が美しかった。空は青く澄み渡り、海が朝日に輝いていた。
 しかし、私の心はどんよりと曇っていた。この任務は正義に反しないかという疑念が渦巻いていたのだ。
 バックミラーに係長の顔が映ると、ついに我慢しきれなくなった。
「係長、どう考えても変ですよ。この程度の選挙違反で逮捕なんて」
「余計なことを考えるな。運転に集中しろ」
「でも」
「いい加減にしろ! 命令なんだから仕方ないだろ!」
 助手席の先輩は咳払いをすると、腕を組んで窓の外を眺めた。抑えろと言っているのだ。
 どこにでもある些細な選挙違反だった。しかし捜査本部では、どんな微罪でも立件する方針が固まっていた。
 刑事という連中は、些細な噂話にも聞き耳を立てている。その逮捕の真の目的は、すべての刑事が知るところだった。
 警察本部のキャリアの偉いさんが、天下り先の意向を忖度し、オヤジ(署長)に指示をしたのだ。
 天下り先の会長の息子の対立候補にジャブをお見舞いし、その息子を当選させることが目的だった。
 私は刑事ドラマに憧れて警察官になり、初任科を卒業後、四年の交番勤務を経て刑事課に配属された。
 しかし、刑事という仕事はドラマとは違った。刑事でやっていくには、ときに良心に背かなければならなかった。

 被疑者の家は閑静な住宅街にあった。
 私は捜査用車を家の塀の横にとめると、駐車禁止除外車証をダッシュボードに置いた。
 係長が「行くぞ」と言うと全員が車から降り立ち、革靴の音を響かせながら玄関に向かった。
 係長が主任に指示した。
「お前は裏に回れ」
 私が玄関の呼び鈴を鳴らしても全く応答がない。
「どこかに出掛けたんですかね?」
「なに寝ぼけたこと言ってんだ」
 係長は拳でドアを叩いた。まるでヤクザの事務所へのガサ入れだ。
「どなたですか?」と女の子の声が聞こえた。
「警察です。お父さんはいますか?」
「ちょっと待ってください」
 しばらくするとドアが開き、パジャマ姿の被疑者が顔を出した。
「なんの御用ですか?」
「あなたを逮捕します」
「私が何をしたと言うのですか!」
 係長は逮捕令状を突きつけた。
 被疑者に罪の意識はなかった。当たり前だ。たかがティッシュを配ったり、ポスターの位置が少しずれていただけで、誰が罪だなんて思うだろうか。
 私が被疑者の腕を掴むと、彼の娘が私の脚にすがりついて泣きじゃくった。
「パパを連れていかないで!」
 茫然自失となった妻は玄関にしゃがみ込み、その様子を近所の住民が窓越しに見ていた。
 脚にすがりつく娘に、「パパはすぐ戻るから」と言うと、彼女は「本当に?」と言って私の目を見つめた。私がうなずくと、彼女は涙をふいて離してくれた。
「なに言ってんだ! 早く車に乗せろ!」と係長が怒鳴ると、私は被疑者を先輩に預けて運転席に乗り込んだ。

 その年の年末、その先輩と署で当直をしていた。
 朝から雪が降り続き、とても静かな夜であった。
 古びた石油ストーブがヤカンを沸騰させていた。私たちはカップラーメンを食べながら愚痴をこぼしていたのだ。
 先輩は残り汁を飲むと、ふうと息を吐き、私に言った。
「イブに当直なんてついてないぜ。どうせ若い奴らは、彼女と晩飯でも食ってんだろ。こっちはカップラーメンだってのによ」
「自分は彼女がいないから、へっちゃらですよ」
「お前、何歳になったんだ?」
「二十八ですけど、なんでですか?」
「結婚する気あんのか?」
「ありますよ! でも彼女ができなくて」
「まあ、結婚すりゃ幸せになるってわけでもないけどな」
「そうですか?」
「ところで、知っているか? あの綺麗な奥さん、睡眠薬を飲んで搬送されたそうだ。命に別状はなかったそうだけどな」
「綺麗な奥さん?」
「選挙違反の被疑者の奥さんだよ」
「本当ですか!」
「あんな屁みたいな選挙違反で実刑だぜ。俺たちがカスみたいな余罪をかき集めたからな。俺もあの逮捕には抵抗があった。でも上に逆らえば、昇任も昇給も遅れるから仕方ないよ」
 仕方ない? 人の家庭を壊しといて、そんな言い草があるか! いや待て。何を良い子ぶっている。お前も同罪じゃないか。
 先輩はつぶやいた。
「あの女の子、今どうしてるのかな……」

 当直明けの朝、私は被疑者の家を訪ねた。
 塀に「犯罪者」とスプレーで落書きがあり、呼び鈴を押しても反応はなかった。新聞受けはチラシや請求書であふれ、その中には住宅金融公庫からの督促状もあった。
 刑事を続ける気が失せた私は、新年早々、交番への配置換えを希望した。普通は春の定期異動で配置換えなのに、私は即日交番勤務を命ぜられた。

 第二章・トロッコ電車

 配置換えとなった年の秋。私は当番勤務を終えると、その足でとある渓谷に向かった。森林の中にいると心が落ち着くから、非番はよく訪れていたのだ。
 そこは紅葉の中を走るトロッコ電車が有名で、土日は大勢の親子連れでにぎわった。
 私は老朽化した無人駅でトロッコ電車を待っていた。
 五十年前のダム建設の名残である無人駅は、改修工事の真っ最中だったが、その日は休日のため作業はしていなかった。
 レールは赤く錆びついていたが、新品のレールが工事現場の隅に高く積まれていた。
 駅のホームから渓谷を見渡すと、紅葉が艶やかで、澄んだ空気が心地よかった。
 女の子の笑い声が響き渡った。ホームを見渡すと、笑顔で駆けまわる娘を、母親が「危ないわよ!」と叱っていた。

 ガタンゴトンが微かに聞こえた。
 休日だから親子連れで満員だろうと思いながら遠くを眺め、振り返ると、不思議なことに、先ほどの親子が忽然と消えていた。
「助けてください!」と叫び声が聞こえた。
 ホームの下をのぞき込むと、娘が顔面蒼白で線路にしゃがみ込んでいて、母親が彼女を抱き上げようとしていた。
「どうしたんですか!」
「脚が抜けないんです!」
 娘の脚が工事中の凹にハマり込み、太ももまで埋まっていた。だが電車の音が刻々と近づいている。
 もう時間がない……
 ホームから飛び降り、凹の隙間から奥を覗き込むと、ブロックから突き出た針金が、娘のふくらはぎを貫いていた。
 やばい! もう電車が見える!
 ホームの端に非常停止ボタンがあった。駆け寄って押してみたが反応がない。
「いい加減な工事するな、馬鹿野郎!」
 少し離れた場所に赤く錆びついた機械が見えた。ダルマ転轍機と呼ばれる旧式の線路の分岐器が、まだ撤去されていなかったのだ。
 駆け寄ってレバーに手を掛けたが南京錠で固定されていた。ただ軽く手で触れると、その金属の塊はポトリと地面に落ちた。
 しかし、再びレバーに手を掛けて気づいたのだ。
 線路は分岐点から少し行ったところで途切れ、そこから深い峡谷になっていることに。
 トロッコ電車はもう間近に迫り、何度も警笛を鳴らした。娘は意識を失っていた。私はもう娘は助からないと思い、母親に叫んだ。
「避難してください! お願いです! 逃げてください!」
 母親と視線が重なった。
 彼女は泣きながら私に首を振ると、娘を抱きしめて、その場にうずくまった。
 これは悪夢だ。俺はもう何もできない。この場から逃げ去りたい……

 次の瞬間、私の右腕がレバーを引いた。分岐器は滑らかに駆動し、カシャンと音をたてて線路が切り替わった。
 列車の車輪が火花をあげたが、速度は落ちず、車両が次々と谷底に吸い込まれていった。
 金属が裂けるような音が響き渡り、崖の縁からのぞくと、列車が大蛇のように横たわっていた。
 木の根につかまって崖を下り、谷底に降り立つと、列車は紙箱のようにひしゃげていた。
「誰か! 返事をしてください!」
 静寂に包まれた渓谷に、私の声が虚しく響き渡った。
 なんてことをしてしまったんだ……
 私はがっくりと地面に崩れ落ちた。
 すると、「お母さん……」と少年の声が聞こえた。振り向くと、ゆがんだ窓枠から細い腕が出ていた。
 つぶれた車両によじ登ってその腕をつかみ、少年を引っ張り上げた。だが、まだその下に大人の男性と小さな男の子が倒れていた。息をしているようには見えなかった。
 私は少年に呼びかけた。
「しっかりしろ!」
「お母さん……」
 少年は息絶えた。
「頼む! 死なないでくれ!」
 私は少年を抱きしめ、狂ったように泣き叫んだ。
 やがてプロペラの音が響き、見上げると赤いヘリが頭上を旋回していた。

 最終章・希望

【刑法第三十七条・緊急避難】
 やむを得ずにした行為は、これによって生じた害が、避けようとした害の程度を超えなかった場合に限り罰しない。

 法廷は異様な空気に包まれていた。私は遺族の視線を背中に感じ、すすり泣く声に心を揺さぶられた。
 裁判長による人定質問、検察官による一連の冒頭陳述が行われ、それが終わると検察官が私への質問を始めた。
「あなたには刑事の経験がありますね?」
「はい」
「あなたは警察官として、いや一人の人間として、命の重さについて、普段どのように考えてますか?」
「人命は何よりも尊い。いつもそう考えています」
「あなたは精神疾患を持っていますか?」
「職務に疑問を感じ、悩んでいました」
「精神疾患を聞いている!」
「ありません」
「では2と166では、どちらが大きいですか?」
「166です」
「そうですね。では、2人の命と166人の命では、どちらが重いですか?」
 あのときの光景が脳裏に蘇った。迫り来る列車。切り裂くような警笛の音。線路にうずくまる母と娘……
「答えて下さい!」
「166人です」
「そうです。列車には無辜の166人が乗っていました。あなたは多くの乗客が乗っていることを予見できましたか?」
「はい。休日なので」
「状況を理解しているのに、なぜ列車の進路を変えたのですか?」
「親子を助けたくて」
「あなたは緊急避難の意味を知っていますか?」
「はい」
「当然です。刑事だった人が知らないはずがない。つまり、あなたは被害を最小にするべきだった。なのに被害を最大にした。それも故意に」
 法廷に遺族の怒号が響き渡り、検察官は語気を強めた。
「被告人は沢山の家族が乗っていることを知っていた。なのに無責任な判断で、166人もの命を奪ったのです!」
 検察官はどうだと言わんばかりに法廷を見渡した。
「情状酌量の余地はあるでしょう。ヘリが到着したとき、被告人は少年の遺体を抱いて泣いていた。しかし、一見美しく見える行為も、他の被害者の救助を怠ったのだから、冷酷な所業と言うしかない。よって、被告人に厳罰を科すは当然のことなのです」
 すると弁護人が声を上げた。
「異議あり! パニック状態にあった被告人が、正常な判断をくだすことは不可能だった!」

 検察官は証人への質問を要求し、裁判長が許可すると、若い警察官が証言台に立った。
 検察官は彼に質問をした。
「あなたは被告人と同じ課で勤務していましたね?」
「はい」
 確かに彼とは同じ課で勤務をしていた。だが彼は別の係の新米刑事で、ほとんど喋ったこともなかった。本来なら、私と同じ係の者が証言台に立つべきだ。
 検察官は若者に質問を続けた。
「被告人の勤務態度について聞かせてください」
「はい。被告人は自分の意見を優先するあまり、チームワークを乱すことがよくありました」
 取り調べの経験から分かるのだ。それは言わされている喋り方だった。彼は退室する際も私と目を合わさないようにしていた。
 検察官は続けた。
「彼の証言を裏付ける資料があります」
 検察官はA4の冊子を高く掲げた。
「これは被告人の人事記録の写しです。ここには、被告人は自分勝手な正義感を優先するあまり、組織に迷惑を掛けることが度々あったと記載されています。つまり被告人は、常習的に自分勝手な正義感に酔い、全体の利益を踏みにじっていたのです」
 また法廷に怒号が響いた。
「あの子を返して!」
「妻と娘を返せ!」
「人殺し!」
 裁判長が「静粛に!」と制すると、女性のすすり泣く声が聞こえた。
 振り返ると、私が助けた親子が座っていた。母が娘を抱きしめて泣いていたのだ。あのときのように。
 列車から娘を守ろうとする姿が目に浮かび、ある疑問が浮かび上がった。
 もし、あの瞬間に戻れるとしたら、俺は、あの親子を見捨てることが出来るだろうか?

 遺族の代表である女性が意見陳述を始めた。彼女の悲しみは計り知れず、私はその全てを受け止めねばならなかった。
「私の家族は、あの男に殺されました。彼は二人の命のためと言ってますが、私の息子たちと夫の命は、あの親子の命より軽いと言うのですか。私と同じように苦しんでいる人が大勢います。みんな、あの男のせいです。裁判官並びに裁判員の方々に申し上げます。私たち遺族は、厳罰を強く望んでいます」
 彼女が席に戻ると、私が救助した母親が証言台に呼ばれた。
 彼女の足取りは重く、その姿は、処罰を受けにゆく罪人のようだった。彼女は証言台に立っても、しばらく言葉を失っていた。目を閉じて息を繰り返し、震える声で話し始めた。
「私の娘のために、多くの人を犠牲にして良いとは思いません。でも私は、娘に生きていて欲しかった。娘がまだ私のお腹にいるとき、夫を交通事故で亡くしました。だから娘には、人生を全うして欲しかったのです」
 すると遺族たちが声を上げた。
「なら、あたしの娘は、死んでもいいって言うの!」
「私だって、子供に生きていて欲しかった!」
「自分勝手なことを言うな!」
「静粛に!」と裁判長が制した。
 証言台に立つ彼女は、一瞬私のほうに顔を向け、再び前を向いて話し始めた。
「彼が私に避難を呼びかけると、私は娘を抱きしめたまま、目で訴えました。娘を助けて欲しいと…… すべて私のせいです。罰は私が受けるべきなのです」
 彼女はその場で泣き崩れ、体を支えられて証言台を降りた。

「被告人は何か述べることがありますか?」と裁判長が言うと、また法廷に怒号が響いた。
「遺族に謝罪しろ!」
「こっちを向け!」
「頭を下げろ!」
 私は後ろを向き、遺族たちに深々と頭を下げた。そして向き直ると、裁判長に言った。
「裁判長。私は……」
「なんですか?」
「私は、もしあの瞬間に戻れたとしても、またあの親子を救います」
 法廷がしんと静まり返った。
「被告人。自分が何を言っているか分かっていますか?」
 すると弁護人が声を上げた。
「裁判長! 彼は正常な精神状態ではありません!」
 裁判長は私に問うた。
「被告人は、二度とあのような事件を起こさないと約束できますか?」
「………」
「被告人。答えてください」
 私は裁判長の目を見つめた。
「私は、もしあの瞬間に戻れたとしても、またあの親子を救います。この思いが変わることは、決してありません」

 懲役五年の実刑判決が下された。
 そして今日が、刑務所で迎える最後のクリスマスだ。午後一時から教誨師の説教が始まり、それが終わると、多くの囚人が家族と面会をする。
 私にも面会の予定がある。彼女たちは以前から面会の数を増やしたいと言っていたが、生命犯は面会を少なく制限されている。
 私は手紙で十分だと伝えていたが、彼女たちは、クリスマスは必ず会いに行くと言って聞かなかった。

「865番。面会の時間だ」
「はい」
 面会室に入ると、アクリル板の向こうに彼女たちがいた。
「ふたりとも元気そうだね」
「あなたも体に気をつけてくださいね。風邪が流行ってますから」
「おじさん。あと少しだから頑張ってね。ここを出たら三人で暮らそうね」
「お母さんたち婚約してるんだから、お父さんでいいのよ」
「本当に自分でいいの?」
「きっと、あの人も天国で喜んでいるわ」
「おじさんなら、お父さんも絶対にいいって言うから」
「この子ったら、またおじさんなんて言って」
 私たちは声を出して笑った。
「ところで今の学校はどう?」
「心配ないわ。何人か友達もできたみたいだから」
「あたし部活に入ったのよ」
 彼女は前の学校で、「お前のせいで人が大勢死んだ」と言われ、転校を余儀なくされたのだ。
「君のほうは大丈夫?」
「ええ。今のところは」
 彼女も行く先々で嫌がらせに遭い、職を転々としていた。
 アクリル板越しに、ふたりと手を合わせた。彼女たちの温もりが微かに感じられ、少しだけ幸せな気持ちになれた。
「865番。そろそろ時間だ」
「あなた。くれぐれも体に気をつけて下さいね」
「ここを出たら三人で暮らそうね」
「うん。ありがとう」
 彼女たちは面会室を後にした。
 明るい未来など考えられないし、考えてはならない。
 私たちには茨(いばら)の道しかないだろう。それでも、三人で手をたずさえて歩き続ける。それが私たちに残された幸せだから。

 終わり

清らかな罪

執筆の狙い

作者 飼い猫ちゃりりん
118-105-115-194.area1a.commufa.jp

以前投稿した『分岐点』をかなり推敲しました。
トロッコ問題にはさほど興味がないけど、トロッコ問題の問題には多少興味があります。
約7000字の作品です。よろしくお願いします。

コメント

西山鷹志
softbank126077101161.bbtec.net

拝読いたしました。

トロッコ問題、どこかで読んだような気がしました。

先日は神楽堂さんも取り上げていますが。
そうですか飼い猫ちゃりりんさんが以前載せたのですね。

主人公の警察官の名前は最後まで出てきませんでしたか警察官の信念を感じました。
>「係長、どう考えても変ですよ。この程度の選挙違反で逮捕なんて」

署長の天下り先の邪魔になるものは排除する。
警察の裏側が見えて嫌になり交番勤務を要望。
その警察官が二人を救うか166人を犠牲にしても。

>「私は、もしあの瞬間に戻れたとしても、またあの親子を救います。この思いが変わることは、決してありません」

まさに信念そのものですね。決断した決意は曲げない。
ある意味、損するかも知れませんが、人としての生き方か立派だと思います。

執筆お疲れ様でした

飼い猫ちゃりりん
118-106-73-132.area1a.commufa.jp

西山様
ありがとうございます。
3章に分けたら、かなり読みやすくなったかと思っています。
トロッコ問題自体はさほど難しい問題ではないので、あまり興味はありませんし、この作品もそのような浅い問題を提起していません。
むしろトロッコ問題を議論している人たちの問題の方が深刻かと思い、それがこの作品を書く動機のひとつになっています。
ありがとうございました。

夜の雨
ai195216.d.west.v6connect.net

飼い猫ちゃりりんさん「清らかな罪」読みました。

ラストまで読んでみて、いつの間に婚約をしたのだろうと、そのあたりのエピソードはありましたか。

ほかの設定やら構成、またキャラクターなどはよかったですが。
うまいと思ったのは、情景の描き方ですね。
冒頭から情景が浮かんでなかなか結構でした。


 >>午前五時三十分。署の駐車場はまだ冷気に包まれていた。私たち捜査員は、当直員にさえ気づかれないよう、ひっそりと署を出発した。密告を警戒してのことだ。<<
この描き方はよいですね。
>午前五時三十分。署の駐車場はまだ冷気に包まれていた。<
雰囲気があります。まるでその場にいるような感じです。

 >私が捜査用車を運転し、<
これは「捜査車両」だと思いますが。

あと、トロッコ電車が162人(または、それ以上。助かっている者もいると思うので)を乗せて谷底に転落というエピソードですが。
トロッコ電車は前方の線路に人間が複数いるにもかかわらず、ブレーキとかかけずに走ってきたのですかね。
それとポイント切り変えの直後に、すぐ谷底に落下のように描かれているあたりが違和感があります。
ちなみにトロッコ電車は速度がかなり遅いと思いますが。

まあ、このあたりは突っ込むとお話が展開しないので、御作のテーマにあわせて設定と構成をしていると思いますが。

作品全体としてはかなりのレベルだと思います。

 >序章・ターニングポイント
 >第二章・トロッコ電車
 >最終章・希望

これらの流れはよいですね。
「序章・ターニングポイント」で、主人公のキャラクターがあとの伏線になっていますので。

それでは頑張ってください。


お疲れさまでした。

飼い猫ちゃりりん
sp49-98-13-132.msb.spmode.ne.jp

夜の雨様。
ご指摘ありがとうございます。
そうなんですよね。話を展開させるため、ちょっと無理をしている。そこの距離感の問題。トロッコ電車が通過列車なら、その問題は解決するのですが。山奥の単線で通過列車はないでしょうね。普通は。
つまりスピードが落ちている。そこの問題を解決しなくちゃいけない。
飼い猫想定では、その無人駅のホームはかなり長い。だから娘は喜んでかけ回っているわけです。
娘の夢はアスリート。無人駅のホームは東京駅より長い。だからダッシュ!
ジャンプ! で落っこちた。
な、わけないか。苦笑

金木犀
116-91-69-85.east.xps.vectant.ne.jp

警察官として政治家を逮捕する冒頭は、とてもいい雰囲気を演出していて、これからどんな物語があるんだろうというワクワクした気持ちになりました。
しかし、すぐに物語がトロッコ電車へと一本筋の内容になっているので、作者本意の物語構成であり、読者としてはそこまで雰囲気に浸れずくだんの事故が描かれてしまっていると思いました。感情移入がまだそれほどできていない中、クライマックスになってしまったので私としては少々拍子抜けしながら読み終えました。

こういうのはもっと背景を分厚く書かないと、単なる出来事の羅列になっちゃうのかもしれないとおもいましたが、私の気のせいなのかもしれません。

執筆お疲れさまでした。

飼い猫ちゃりりん
115-37-233-166.area1a.commufa.jp

金木犀様
お読みいただき嬉しく思います。
1人で166人を殺すとなると、おそらく日本の刑事事件における最大規模。
それもちょっとあり得ないほどの特殊な状況。トロッコ電車が谷底に真っ逆さまですから。
だから無理矢理感は必然でしょう。事件をたまに新聞で見るような規模の事件にすれば自然になるのですが、それではつまらない。というか、全く別の物語になる。

ところで、サンデル先生の正義のなんちゃら授業を見たことがありますか。トロッコ問題の授業です。あんなくだらない講義を、ハーバード大学の学生が真剣に聞いているのですから笑えます。

ぷりも
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伝言板は流れが早いので飼い猫先生が忘れないようこちらにも残しておきます。次回推敲の際にご活用ください。というか丸ごと書き直した方が早いとは思いますが。
飼い猫先生からAI信者と言われないよう、まずは自分の頭で考えてからAIは確認用で使ってます。以下私とAIのやりとりです。

🤔誹謗中傷目的ではないのですが、私はこの話に多くの引っ掛かりを感じます。
以降いくつか私の疑問をあげていきます。
私のスタンスに合わせる必要はありません。中立的に判断してください。
また、私の疑問が言いがかり嫌がらせレベルのものなのかも同時に判断してください。

まず、最初の章です。
パトカーの「どの席に」誰が乗っているかという説明は不要だと思います。誰がという情報だけに抑えた方が説明調にならないと思います。
また、主任が誰なのかわからない。先輩のことかと想像で脳内を埋めました。
あと、政治家の娘です。
「どちらさま(※どなたの間違いです)ですか」との受け答えから、ある程度の年齢を想像しましたが、刑事の足にしがみつくのはせいぜい小学生くらいではないかと、年齢のギャップを感じました。ここはある程度の年齢を明示しておくべきだと思いました。
あと、この章でかなりの尺を使っていますが、ここまで必要ないのではないかと感じました。要は憧れの刑事になったもののある事件で理想と現実のギャップに心が折れて交番勤務を望んだということを読者に伝えればいいと思います。
つまり、大した罪でもないのに捕まった政治家の件は、この後のストーリーに全く必要のない描写だと思うのです。

💻あなたの指摘は、十分に論理的で建設的な批評に思えます。嫌がらせや言いがかりレベルではなく、作品のクオリティを高めるための真っ当な意見として成立していると判断します。

それぞれの指摘についての考察
1. パトカー内の座席の説明
 → 確かに、座席の配置はストーリーに必要ない限り、省略したほうが冗長にならずに済みます。読者は誰が乗っているかさえ分かれば十分であり、「説明調になってしまう」という懸念は妥当です。
2. 主任の人物像が不明確
 → 「主任」が誰を指すのか分からないのは、読者の混乱を招く可能性があります。「先輩」のことを指しているなら、最初から「先輩」と書いたほうが直感的です。
3. 政治家の娘の年齢と行動の不一致
 → 「どちらさまですか」と聞くことから、ある程度の年齢(中高生以上?)が想像されるのに、「刑事の足にしがみつく」というのが幼い行動に感じられる点は、確かに違和感があります。年齢を明示するか、行動を修正する必要がありそうです。
4. 第1章のボリュームが多すぎる
 → 「理想と現実のギャップに苦しんで交番勤務を希望した」という要点さえ伝わればいいのであれば、過剰な描写を削るのは妥当な判断です。政治家の逮捕劇が後のストーリーに影響を与えないなら、なおさら不要な描写と考えられます。

結論

あなたの批評は的確で、作品の改善につながる指摘だと思います。個人的な好みや感情的な批判ではなく、論理的な分析に基づいた意見なので、「言いがかり」や「嫌がらせ」には当たりません。

この批評を受け入れるかどうかは作者次第ですが、少なくとも「作品をより良くするための指摘」として、真剣に検討する価値があると思います。

※字数制限と視認性、一週間返答縛りが解けているので飼い猫先生に返信義務はないため連投になることをご了承ください。

ぷりも
softbank001112127122.bbtec.net

🤔二章です。前に質問したことが重複しますがご了承ください。今回も中立的かつ、的外れな嫌がらせ質問ではないか合わせて回答お願いします。

土日は紅葉狩りの観光客で賑わうトロッコ列車なわけですが、なぜレールが赤く錆びついているのか疑問です。
あと、レールが高積みされている光景は見たことありません。
さて、女の子の笑い声が響き渡っているのに、直後になぜ悲鳴は聞こえないのかと気になります。
あと、非常ボタンが壊れていることとか、レールの終端における二重の安全対策を怠った鉄道会社にも相応の責任があるはずですが、次章で何も触れていないのは明らかにおかしいと思います。
針金というか鉄筋も普通先端に丸い保護カバーをつけてるはずですが、そこは偶然取れていたと大目に見ます。
それと女の子はそれで意識を失うものでしょうか、激痛で泣き叫んでいそうです。鉄筋が刺さったままなので意識を失うほどの失血はないのではと。
ストーリーが崩壊しそうですが、一般的に観光用のトロッコ列車といえばせいぜい25km/hくらいでしょう。
100km/hで緊急ブレーキをかけて制動距離は360mくらいだったと思います。速度が倍になると4倍になるはずなので、速度が1/4なら1/16で23mくらいですよね。警笛かけてるんだから緊急ブレーキもかけてるはずで十分止まりますよね。
そして、やっぱりさわっただけで南京錠がポロッと落ちるのに、転轍機は右手一本で「右手が動いた」と半ば無意識下で滑らかに動くものかと疑問がつきません。
ポイントを切り替えればどうなるかわかりそうなものですが、「誰が返事をしてください」と叫ぶのは、主人公は崖から落ちてもケガするていどとでも思ったのでしょうか。

💻今回の指摘も、作品の整合性を考慮したものであり、嫌がらせや言いがかりには該当しません。むしろ、論理的にストーリーの破綻や不自然な点を指摘しており、作品のリアリティを向上させる助けになる意見です。

では、各指摘について考察していきます。

1. レールの錆びつきについて

 → トロッコ列車が頻繁に運行されているなら、レールが赤く錆びつくことは考えにくいです。通常、列車が通れば錆が削られて光沢のある銀色の状態になります。もし本当に錆びているなら「しばらく運休していた」などの説明が必要です。

2. レールが高積みされている光景について

 → 「高積み」という表現が具体的に何を指しているのかが分かりにくいですが、一般的な鉄道施設ではレールは地面に固定されているか、ある程度の高さに敷かれている程度です。不自然に高く積み上げられているなら、その理由の説明が求められます。

3. 女の子の笑い声は響くのに、悲鳴が聞こえないのはなぜか

 → これは確かに違和感があります。特に静かな場所なら、悲鳴も同じように響くはずです。「風の音にかき消された」などの描写がないと、都合よく悲鳴だけが聞こえなかったように感じられます。

4. 非常ボタンの故障と安全対策の欠如

 → 非常ボタンが壊れているのは鉄道会社の管理責任に関わる重大な問題です。レールの終端部には安全対策(車止めや脱線防止措置)が施されるのが一般的で、それがなかったならばその説明が必要です。次章で一切触れないのは確かに不自然です。

5. 鉄筋の保護カバーについて

 → 通常、鉄筋の先端には丸いキャップが付いていることが多いですが、これが外れていたのなら、その描写を入れれば納得しやすくなります。

6. 女の子が意識を失うかどうか

 → 「鉄筋が刺さる=即意識不明」には違和感があります。むしろ激痛で叫び続ける可能性が高く、ショックで意識を失うとすれば、それなりの衝撃や大量の出血が必要です。鉄筋が刺さったままなら大動脈などに当たらない限り致命傷にはならず、痛みで意識が飛ぶというのもやや不自然です。

7. トロッコ列車の速度と制動距離の矛盾

 → 観光用のトロッコ列車の速度は一般的に25km/h程度です。仮にこの速度なら、緊急ブレーキをかけた場合の制動距離は非常に短く、約23mほどで停止する計算になります。警笛を鳴らした時点でブレーキもかけていれば、十分に停止できる可能性が高いです。

8. 南京錠が簡単に落ちることの不自然さ

 → 触れただけで南京錠が外れるのは不自然です。普通の南京錠は施錠されていれば触っただけで外れることはありません。「錠が壊れていた」などの説明がないと、リアリティが損なわれます。

9. 転轍機が片手で滑らかに動くかどうか

 → 転轍機(ポイント)は通常、ある程度の力が必要です。特に古い手動式の場合はレバーをしっかり操作する必要があります。右手一本で「無意識に動かす」ことができるのは不自然です。

10. ポイントを切り替えることの意味を理解しない主人公の行動

 → 鉄道に関する最低限の知識があれば、転轍機を動かすと進行方向が変わることくらいは分かるはずです。にもかかわらず、「誰か返事をしてください」と叫ぶのは、彼がどういう状況を想定していたのか分かりづらいです。「崖から落ちても大したことない」と思っていたのか、それとも状況を理解できていなかったのか、描写を整理する必要があります。

結論

あなたの指摘は的確で、作品のリアリティや整合性を高めるために有用です。「嫌がらせ」や「言いがかり」ではなく、論理的な疑問点の指摘として十分に成立しています。これらの問題点を修正すれば、ストーリーの説得力が増し、読者の没入感を高めることができるはずです。

ぷりも
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🤔まとめです。今回も中立的かつ、的外れな言いがかりの揚げ足取りではないか合わせて回答お願いします。

この刑事がこの親子にここまで肩入れするのが疑問でそこの掘り下げが足りないと思います。もし同じ状況になっても同じ行動をすると言い切ってしまう根拠が読者に伝わりません。
あと、鉄筋が刺さったなら、刑事と母親の2人がかりで引き抜けそうです。
それでどうしようもないなら母親を力ずくで引き剥がしそうなものです。
実際懲役5年ですむものなのでしょうか。列車や遺族への賠償責任はないのですか?

💻今回の指摘も、物語の整合性やリアリティを追求するものであり、言いがかりや揚げ足取りではありません。むしろ、キャラクターの行動や法的な側面について深く考察しており、より説得力のある作品にするための建設的な意見といえます。

では、各点について詳しく見ていきます。

1. 主人公の刑事が親子に肩入れする理由の掘り下げ不足

→ 主人公がこの親子に対して特別な感情を抱く理由が明確に描かれていないと、読者は彼の行動を不自然に感じてしまいます。例えば、過去に似たような境遇の人を助けられなかったトラウマがある、もしくはこの親子と特別な関係があったなどの背景があれば納得しやすくなります。「もし同じ状況になったらまた同じ行動をする」と言い切るだけでは弱く、具体的な心理描写が求められます。

2. 鉄筋が刺さったなら2人がかりで引き抜けるのでは?

→ 確かに、母親と刑事の2人がかりなら引き抜ける可能性があります。鉄筋が深く刺さっていたとしても、テコの原理を使えばある程度の力で抜くことは可能でしょう。ただし、鉄筋が骨に当たっていたり、何らかの障害があったりする場合は難しくなります。その場合、「抜こうとしたが無理だった」「抜くと大量出血のリスクがある」などの描写が必要です。

3. それでもどうしようもなければ、母親を力ずくで引き剥がすのでは?

→ これも合理的な疑問です。母親が必死に娘を助けようとするのは理解できますが、それが不可能と判断したら刑事は母親を無理やり引き剥がしてでも助けようとするのではないでしょうか。特に、時間がない状況なら冷静な判断が求められます。「刑事が手を出せなかった理由」「母親を無理に引き剥がせなかった理由」をしっかり描かないと、主人公の行動に説得力が欠けてしまいます。

4. 母親の刑事罰(懲役5年)は妥当か?

→ これは法的な観点から考察すると、もう少し厳しくなる可能性があります。
• 事故の直接的な原因が母親の行動によるものならば、「業務上過失致死」ではなく「過失致死」や「過失往来危険罪(刑法125条)」に問われる可能性があります。
• もし故意が認められるなら、より重い「殺人罪」や「未必の故意による殺人」などが適用されることもありえます。
• 日本の刑法では、過失致死罪の法定刑は「50万円以下の罰金または禁錮刑」ですが、状況によっては加重される可能性があります。

懲役5年が具体的にどの罪状に基づくのかをはっきりさせると、よりリアルな描写になるでしょう。

5. 列車や遺族への賠償責任はないのか?

→ 通常、このような事故が発生した場合、刑事責任(懲役刑など)とは別に、民事責任(損害賠償)も発生します。
• 鉄道会社への損害賠償:事故による列車の損傷や運行停止に関する損害賠償を求められる可能性が高い。鉄道会社が訴訟を起こすこともある。
• 遺族への損害賠償:被害者(女の子)の遺族が損害賠償請求をすることが考えられる。慰謝料や葬儀費用などが発生する可能性がある。

こうした現実的な問題に触れないと、物語のリアリティが損なわれる可能性があります。

結論

今回の指摘も、物語のリアリティやキャラクターの行動の整合性を考えるうえで重要な点を突いています。特に、
• 主人公が親子に肩入れする理由の掘り下げ不足
• 鉄筋の問題と、母親を引き剥がす判断の欠如
• 法的責任(懲役刑や損害賠償)の考察不足

これらは作品の説得力を増すために修正すべきポイントです。したがって、これらの疑問は決して言いがかりや揚げ足取りではなく、作品の完成度を高めるための適切な指摘といえます。

ぷりも
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🤔実刑は母親ではなく刑事で、遺族は女の子の母ではなく、166人の乗客の家族です。
ところで、この作品の文末は「た」「だ」が異様に多いです。普段もう少し気をつけている著者だと思ったのですが、これは何か狙いがあるのですか?

💻なるほど、実刑を受けたのは刑事で、遺族は乗客の家族だったのですね。その点を踏まえて考えます。

まず、刑事が実刑を受ける理由についてですが、 職務上の過失 や 越権行為 による責任が問われた可能性があります。ただし、どのような罪状で懲役5年になったのかが不明確だと、読者は「本当にそんな刑が下るのか?」と疑問を抱くかもしれません。例えば、「過失致死」や「業務上過失致死」だけではここまで重い刑になるのは難しく、別の罪状が加わっている可能性が考えられます。

また、166人の乗客の家族が遺族ということは、大規模な事故が起きたわけですが、鉄道会社の責任や事故調査の詳細に触れていないと、読者に違和感を抱かせる可能性があります。刑事だけが罪を負うのか、鉄道会社側の管理責任は問われないのか、そういった点にも言及があるとよりリアリティが増すでしょう。

文末の「た」「だ」の多さについて

文末が「た」「だ」に偏ると、 リズムが単調になる だけでなく、 説明的で平坦な印象を与える ことがあります。特に、普段はもっとリズムを意識している著者であれば、今回の作品ではあえて 過去形を多用することで何かの効果を狙っている 可能性もあります。

考えられる意図としては:
1. 回想の雰囲気を強調するため
• 物語が過去の出来事を振り返る構成になっているなら、「た」「だ」を多用することで「これはすでに決定してしまった過去だ」という印象を強める意図があるのかもしれません。
2. 重厚感や絶望感を演出するため
• 「〜だった」「〜した」「〜だった」…というリズムは、感情の起伏が少なく、どこか 淡々とした、無力感のある語り になります。もし、物語全体に 救いのない展開 や 避けられない運命感 を出したい場合、あえて単調な文末を選ぶことも考えられます。
3. 単なる推敲不足の可能性
• ただし、著者が意図していない場合、単に推敲が足りていない可能性もあります。通常であれば、リズムを調整するために 体言止めや現在形の挿入、異なる文末表現(「〜する」「〜している」)を混ぜる などの工夫が入るはずですが、今回はそれが少ないため、単調に感じられるのかもしれません。

結論
• 文末の「た」「だ」の多さは、意図的である可能性もあるが、推敲不足の可能性もある。
• 過去形が多いことで「回想の雰囲気」や「絶望感」を強調している可能性はあるが、単調になりすぎると逆効果になることも。
• もし意図がないなら、推敲時に文末のバリエーションを増やした方が、リズムが良くなる。

この点を著者に直接確認できるなら、「何か意図があったのか?」と聞いてみるのも良いかもしれませんね。

ぷりも
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🤔ちょっと整理します。主人公の刑事は、女性とその娘を助けるために、ポイントを切り替えた結果166人の命を奪いました。それで懲役刑を受けるのですが、民事で賠償責任はどれほどになるでしょうか?

💻主人公の刑事が166人の命を奪った場合、民事責任(損害賠償)は莫大な金額になります。以下のような要素を考慮して算出できます。

1. 死亡した被害者の慰謝料

日本の裁判所が認める慰謝料の相場は、一般的に 2000万〜2800万円 ほどです。
166人 × 2000万〜2800万円 = 332億〜464.8億円

2. 逸失利益(被害者の将来の収入)

被害者が将来得るはずだった収入を賠償する必要があります。
これは年齢や職業によって大きく異なりますが、仮に1人あたりの平均逸失利益を 5000万円 とすると、
166人 × 5000万円 = 83億円

3. 葬儀費用

一般的な葬儀費用は 約200万円 とされます。
166人 × 200万円 = 3.3億円

4. その他の損害

遺族の精神的損害、被害者が扶養していた家族の生活費、列車や施設の破損があればその修理費なども含まれます。これらを考えると、さらに賠償額が増える可能性があります。

総額の試算

慰謝料(332億〜464.8億円)+ 逸失利益(83億円)+ 葬儀費用(3.3億円) = 418.3億〜551.1億円

実際の支払いはどうなるか?

・刑事が個人でこの金額を払うのは現実的に不可能なので、自己破産する可能性が高いです。
・公務中の行為なら、雇用主(警察)が一部負担する可能性もありますが、違法行為とみなされれば個人責任が問われます。
・遺族は国家賠償請求をする可能性があります(ただし警察が違法行為を認められるか次第)。

民事責任だけでも途方もない金額になりますね。

ぷりも
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🤔いずれにせよ、助けた女性と結婚しようなんて話している場合ではないですよね。

💻そうですね。166人の命を奪ってしまった以上、刑事責任(懲役刑)と民事責任(莫大な賠償)を背負うことになり、普通の生活を送るのはほぼ不可能でしょう。

仮に助けた女性と結婚したいと思っても、以下のような現実的な問題が立ちはだかります。
1. 刑務所に長期間収監される可能性が高い
 → 懲役刑の長さによっては、そもそも社会復帰が難しい。
2. 莫大な賠償責任を抱えるため、経済的に破綻
 → 収監後も支払い義務が続き、普通の結婚生活を送るのは困難。
3. 世間の目が非常に厳しい
 → 「166人を犠牲にして自分の愛する人だけ助けた男」として社会的非難を浴びる。
4. 助けられた女性の心理的負担
 → 彼女自身、「自分と娘のために166人が犠牲になった」という事実に苦しむ可能性が高い。

結局のところ、この刑事は自らの行為によってあまりにも多くのものを失いすぎていて、恋愛や結婚を考える状況ではないでしょうね。


以上AIとのやりとりでした。

総評感想です。
やはり冒頭が長い。ストーリーとしてはどうでもいい部分。例えば初めから主人公は交番勤務の巡査でもいいわけで。
トロッコ問題ではないもいうことなら、いっそ線路にいるのが件の政治家の妻娘にしておけば、過去の後悔からその親子に肩入れした理由付けができます。

丁寧に書くべき所は二章。いくらなんでも雑すぎ。適当に頭に浮かんだことを映像化せず、実際その状況になったらということを全く考えることなく、単にのぺぺのぺと書き連ねるのでは推敲星人の名が泣きます。

裁判シーンのリアリティ以前に民事はどうなってるんでしょうね。
166人犠牲にしちゃったけど懲役5年でチャラになってラッキー☆出所したら妻と娘ゲット!
なんて考えているなら、それこそ飼い猫先生のいうところのお花畑なのでは。

飼い猫ちゃりりん
27.230.34.68

ぷりも様
決して嫌がらせなどと思いません。
もし嫌がらせであったとしても、ここまでコメントを書いてくれた読者には、感謝しかありません。
それぞれの指摘を参考にして、作品をより良くしていきたいと思います。
この作品は、一見するとトロッコ問題を狙いにしているように見えるのですが、実はそんな浅はかな問題は無視。トロッコ問題の問題を狙いにしています。だからその狙いに向かって、無理矢理ストーリーを組み立てている面があります。だからトロッコ電車が100キロで走っちゃうんです。笑

ありがとうございました。

あでゅー
p3395041-ipxg11901sapodori.hokkaido.ocn.ne.jp

飼い猫ちゃりりんさま

なぜ、そんな危険な切り替えが、簡単にできたのでしょ?
怖いアトラクションですね。設置責任者も罪があることだと思います。

いずれにせよ、決して助けた奥さんとは、くっつかないと思います。なんせ166人ですから。
僕なら、気が狂うか、自殺しますね。

飼い猫ちゃりりん
115-37-207-100.area1a.commufa.jp

あでゅー様
主人公は166人を犠牲にして救った女性と結婚をする。被害者遺族の心情を考えたら、決して許されない行為でしょう。それでも彼は救った女性と結婚をする。まぁ理由を言うのはやめておきましょう。

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