作家でごはん!鍛練場
西山鷹志

湖畔の宿 

 もう何度も夫の悟(さとる)さんの誘いを断っている。これではいけないと分かってはいるが、心が開かないのだ。特に病気でもないのに……敢えて言うなら心の病なのです。いつも鬱病患者のように塞ぎ込んでいて、何とかして元気を取り戻どそうと努力はしているが、明るい気持ちになれない自分が辛い。
この半年間、外出したのは、ときおり買い物に行く時だけ。それも重荷になるので夫に申し訳ないが仕事の帰り、電話で食材を買って来てもらう。そんな日々が続いている。夫はやはり鬱病じゃないかと何度も私を病院に誘ったが、鬱病じゃないと頑なに断って来た。原因は分かっている。確かに鬱病だと言われても仕方がない。でも鬱病じゃない。私の心の問題だと言い聞かせている。
 そんな私を夫は見かねたのか、これでは本当に駄目になると夫が私を旅行に誘った。これで三回目だ。しかし行きたとは思わないと返事を返す。それでも「君の為だ。君が元気じゃないと俺まで駄目になる」夫まで駄目にさせる訳には行かな。そう言われれば嫌と言えなくなって四回目でやっと行くと返事をした。

 この湖畔の宿を予約したのは一ヶ月半前の事だった。十和田湖の紅葉の季節は人気が高く早めに予約しておかないと取るのは難しい。やはり大きなホテルは取れなかった。仕方がなく小さな旅館を予約する羽目になった。
だが今年は猛暑が続いたが十月になったら大幅に気温が下がり、十一月の初旬にもかかわらず霜が降りる日々が続き、紅葉の時期は過ぎ去っていた。多くの人たちは予想が外れ、予約を取り消した人も多いだろう。だが私たちは予定通り旅を強行した。
たとえ紅葉の季節が終わり旅行をキャンセルしたら、私は二度と旅に出る気になれないだろう。十和田湖のもみじの葉も枯れ落ちて、冬の備えと移り変わりつつある。
枯れる……まるで私の心のように、涙も枯れ落ちたようなそんな気分になった。
 落ち込んだ私を勇気づけようと、悟さんは私に精一杯の気を使ってくれる。
私も分かってはいるが立ち直れず廃人のような毎日を過ごして来きた。
今回は夫の誠意に応えるつもりで、私は重い腰をあげて夫と旅に出たのだった。
 私は少しでも忘れようと努力した。でもその度に忘れてはいけないと自分に言い聞かせ常に心は揺らいでいた。
 
 私たちはお昼前に東京駅から東北新幹線に乗った。電車に乗るのは二年以上も前だ。普通ならウキウキ気分になるのだが、とてもそんな気分になれない。隣には悟さんが座っている。暗い顔をしてはいけない。分かっているがこの沈んだ気持ちが晴れないのだ。悟さんに声を掛けられた時は一瞬だけ笑顔を作るが、またすぐ暗い表情に戻る。
 悟さんは東京駅で駅弁とお茶を買って来た。新幹線は福島を過ぎた頃、悟さんは弁当を広げ私の分も渡してくれた。普段は明るくなかなかの二枚目で私には勿体ない程の夫。私のせいで明るい夫も笑顔が減った。本当に申し訳がない。
「まもなく東北に入るよ。そろそろ弁当を食べようよ。食欲はあるかい」
「ありがとう、食べるのは美味しく食べられます。ごめんなさいね。気を使わせて」
「気にするなよ。なぁに場所が変われば気分もよくなるかも知れない。気楽に行こう」
新幹線は仙台を過ぎて盛岡駅で下車した。ここから高速バスに乗り換え十和田湖に向かう。私は車窓から外の景色を眺めて気づいたことがあった。民家の作りが関東と変っているのに気づいた。思わず悟さんに声をかけた。自分から夫に声をかけるなんていつ以来だろう。
「ねぇ貴方、民家だけど玄関が二重になっていない」
「良く気づいたね。寒い地方の特有の作りなんだよ」
「どうして理由があるの」
「真冬になると寒いだけじゃなく雪も降るだろう。寒さも半端じゃないから玄関を開けた途端、家の中まで冷気が入り込むから二重にしたのさ。最初の玄関を開けて中に入ったら最初の扉を閉めて次の玄関のドアを開ければ直接冷気が入らないようにする為さ」
「なるほど生活の知恵ね。私たち東京の人間には想像もつかない事ね」
「ほら旅行に来て良かったろう。新しい発見だよ」
夫の言う通りそうかも知れない。確かに新しい発見かも知れない。旅に出て思い知らされた。私も早くこの呪縛から解放されたい。この旅が私を変えてくれたらどんなに良いか。
 
 そして目的地の十和田湖畔に着いた。紅葉の季節は終わり十和田湖の湖畔はひっそりとしていた。もちろん湖畔は人影もまばらで、今夜泊まる宿も四組だけらしい。
それでも私たちはこの宿に泊まった。ただ体が休まればそれでいいのだ。
夫はガッカリしているが、私はたとえ紅葉が真っ盛りでも楽しめたかは疑問だった。
 旅館のホールは十畳ほどしかなく閑散としていた。
「ようごそ、遠い所をおづかれ様でした。え~と東京からお越しの坂本様……承っております。紅葉は終わりましたが、せいいっぱいおもてなしをさせて貰いますで」
東北訛りの女将さんの受け応えが、東北を旅している実感がする。
 ここは東京と違って寒い日が長い。でも寒い分だけ、この地方の人たちは心が暖かいのだろうか。

 それが早速実証される事になった。それは私たちを担当した年配の仲居さんだ。
「いらしゃいます。おぎゃぐさん東京からだっぺすか、ほんにお疲れ様だす。ゆっくりしてくんなさいな。紅葉の見所も過ぎ十和田っ湖はなぁんも無いけど料理だけは、ずまんすっから」
六十歳後半と思われる仲居さんは前歯が一本抜けていた。それが飾らなくて愛らしい。
身長は百五十六センチ前後で顔は少し丸顔だ。しかし何処となく愛嬌がある風体だ。
「おぎゃぐさん、お風呂はどうでがすだか。まぁ大きなホテルと違って小さい露天風呂だけんど流し湯だけがずまんでなす」
「ええ、とっても良かったですよ。リンゴが入っているのには驚きましたが」
「ああリンゴはここの旅館の女将さんのリンゴ畑から取ってきたもんで疲労回復、美肌、冷え性の予防に効くんで評判いいでなす。無農薬だども売るほど作っている訳でもないんで、風呂に入れてますだ。良かったら味見してみんかい」
「まぁ是非、本場のリンゴを食べてみたいわ」
「ほんじゃ後で持って来やすで」
この旅館の食事は大広間のような食堂ではなく部屋に料理を運ぶ。
料理の隣にリンゴが置かれていた。料理を揃え終えてから、仲居さんは自分の手提げ袋から何やら取り出した。
「今日はおぎゃぐさん特別だぁ。オラが作った自慢の漬け物だんども食べてけろ」
そう言って料理とは別に、自分で作った物をサービスで置いていった。
夫と私は思わず笑った。屈託のない仲居さんだ。とても暖かい気分になれた。

 その仲居さんの作った大根の漬け物は確かに絶品だった。最初見た時はこれが漬物なのかと疑った。見た目は石炭の欠片のよう形をしている。大根でも沢庵とはまったく別物だ。食べて見ると驚くほど美味い。自慢するだけの事はある。仲居さんは食事が終わってお膳を下げるついでに、暇なのか世間話して笑わせてくれた。
「おぎゃぐさん。寒くないがすか? 急に冷え込んできたもんで暖房が弱いじゃないかと思いましてなぁ。どんでがすか、あんばいは。あっそれでも寒ければ湯たんぽを持ってきますだ」
方言といえばそれまでだが。通訳が必要なくらいに聞き取るのに苦労したけど、なんとなく意味は分かった。それにしても湯たんぽとは今であるのだと思った。これもおもてなしの一環なのだろうか。
「ええ大丈夫です。お気遣いありがとう御座います」
「さっきから聞いているけんど都会の奥様って。なんて美しい言い方でなっす。まるでオラが御奉公に上がっている時の社長夫人のように思えてきますがな」
「ええ? アタシが社長夫人。はっはは。とんでもない。ごくごく普通の主婦ですよ」
「そんですがすかぁ、べっぴんだす旦那様もそこに惚れたじゃないすか。きっと幼い頃は裕福な家庭のお嬢様として育ったんじゃ?」
「またまた仲居さん。お世辞が本当にお上手。それじゃあ今夜だけ良家のお嬢様育ちという事で夢を見せて貰いますわ」
「いやいやお世辞じゃありまへん。オラが若い頃、東京の社長さんの家でお手伝いをやっていた時の奥様に感じが似ていて思い出してしまって。品の良い奥様で旦那様も幸せ者でなっす。そんな人に田舎の婆さんが作った漬け物を喰わせるとは申し訳ない事したべか」
すると夫の悟さんが言った。
「とんでもない。びっくりするくらい美味しかったですよ」
「まぁまぁ旦那様もお世辞が上手い事。まぁ冗談でも嬉しいがす。おっと! せっかくの旅の夜。邪魔してしまって、ほんじゃまぁお休みなさいます」

 陽気というか東北の温もりというか、私の沈んだ心が取り払われたような心地がした。
旅館は古く小さいが、あの仲居さんのお蔭で心が安らぐ。
そしてフワフワの布団の中に入った。大きな枕が置いてあったが私はそれを退かして旅行バッグの中から小さな枕を出した。
キティちゃん刺繍がしてある。私はそれを抱きしめ、また涙が零れる。
「康子、まだ忘れられないのか?」
「惨い事を言わないで。私たちが忘れたらあの子が生きた証が無くなるでしょう」
「それは分かるが、君が可哀想で見てられないんだよ。旅をしている時くらい忘れて欲しいよ」
「ごめんなさい。でも真理の枕で寝ると一緒に居るような気がするの」

 二年前の事だ。もともと私の娘、真理は肺が悪かったが、肺炎がこじれ咳が止まらず僅か五年の生涯を閉じてしまった。それから私は廃人のように生きてきた。
夫はそんな私に誠心誠意尽くしてくれた。自分でも分かっている。早く立ち直らなければと。真理が亡くなってから、私は一日とて外泊した事がなかった。
 真理の匂いがする枕。その匂いが取れないよう特製のビニールのカバーを掛けて私はいつも、その枕で寝た。だから旅に出てまで持って来たのだ。
 いつまでも経っても娘の思いが忘れられない私。本当に夫には申し訳ないと思っている。
 夫は私の為に貴重な休みを使って旅に連れて来てくれた。夫の努力に報いる為にも出来るだけ明るく振る舞いたい。けれでも真理を忘れたくない。せめて真理の匂いのする枕で寝ると、添い寝している気分になれる。

 その翌朝の事だ。あの歯っ欠けの仲居さんがやって来た。
「おぎゃぐさん、お早うごぜいます。ゆんべは良く眠れましたかなっす? あんりゃまぁ可愛いまくらっ子じゃなっすな。なんすて持って歩いているんでがすか」
私はその仲居さんの人なつっこさに、つい娘の想い出の枕だと言ってしまった。
熱心に聞くものだから真理が亡くなった経緯を話すと、仲居さんは目頭を熱くしてとうとう、ポロポロと涙を零し泣き出した。
「おぎゃぐさん。オラの孫も丁度五歳で亡くなったでがんす。ほんに淋しいもんでがすなぁ。娘もおぎゃぐさんのように暫く立ち直れず慰めるに大変でがすた。オラの娘も早く結婚したんでオラが五十過ぎに孫が出来たんでがんす。だども可愛い孫が亡くなってなす。おぎゃぐさんの気持ちは痛いほど分かるんでがんす」

 その仲居さんは我が事のように、涙しながら私に同情してくれた。
 朝食を食べて終えてからも余ほど暇なのか一時間ほども仲居さんと話した。
互いに悲しみを共有することで、すっかり意気投合した私たちだった。
「だどもお客さん。気持ちは痛いほど分かるけんど。お客さんがいつまでも悲しんでいたら亡くなったお嬢さんが可哀想じゃ」
「えっ? どうして。娘を忘れない事があの子への供養じゃないんですか」
「そりゃあ違うだっべさ。お客さんが毎日悲しんで居たら天国のお嬢さん、きっと泣いてるべさ。お客さんが明るくなってこそ、お嬢さんは喜ぶに決まってべっさ。今日一日楽しかった事を報告してやれば喜んでくれるに決まってべっさ。オラは孫にいつもそう報告してるべっさオラの娘も、もっともだとやっと立ち直れたんでがんすよ」

 いつの間にか(おぎゃぐさんから、お客さん)と発音が良くなっていた?
 長く話している内に饒舌になり口が滑らかになったのか、それとも東京でお手伝いとして働いたのだから、嫌でも標準語で話さなければならない。たとえ田舎に戻ったとしても標準語を話せない訳がない。だとしたら、あの訛りは演技なのか? 旅をしていれば、方言を聞くのも情緒があり一つの楽しみ。それを承知で訛りの強い方言を使っているのだろうか。だとしたら強かな仲居さんだ。いや役者と言っても良い。

 ともあれ、この時以外は東北訛りの、おぎゃぐさんに戻っていた。
 外は冷え冷えとしているが、湖畔の宿は暖かい。いや仲居さんの心が温かい。
 仲居さんが帰ったあと、夫が納得したように語った。
「なるほど。流石は年の功。なんか君の心が見透かされたようだな」
「ほんと、仲居さんの言うとおりね。確かに私が立ち直らないと娘が悲しむものね。私が間違っていたわ。それにしても、あの仲居さん人の痛みも取り除いてくれ魔法を持っているのかなぁ。本当に来て良かったわ」 
「そうだよ。あの仲居さんは明るくなって娘に報告する事が良いといっている」
「そうね、私が勘違いしていた。悲しむ事が娘の供養だと思っていたわ。私が明るくなる事で娘が喜んでくれるのね。仲居さんに教わったわ」
 仲居さんの飾らない方言と、娘を亡くした私、孫を亡くした仲居さん。悲しみを共有する事で、とても親近感が持てた気がする。あの仲居さんのお陰で呪縛から解放された気分になれた。
 あの仲居さん、まだ戦後と言われた時代に生きて来た人たちだ。年は知らないが少なくても六十代後半だろう。親兄弟、友人などと死の別れを何度も味わってきたのだろう。
 私はまだ親も兄弟も健在だ。それだけに娘に逝かれた事はショックだった。
 だけどあの仲居さん、そんな中で生き抜いてきた人たちだ。免疫が出来ている。だから説得力があったのだろう。
 もちろん、あの言葉で全てが立ち直れた訳ではないが、子供を亡くしたのは私だけじゃないんだ。それでも世間の人々は、乗り越えて生きている。だから私にも出来る筈と悟った。
確かに仲居さんの言う通り。悲しんでばかりでは娘も悲しいだろう。私が明るくなれば娘も嬉しいだろう。何故気づかなかったのか、仲居さんがそれを教えてくれた。やっと呪縛がから解放された。

 私たちは十和田湖温泉を後にした。その帰りの新幹線の中での会話は、勿論、あの仲居さんの話題ばっかりだった。
「いやぁ本当に安心したよ。君がこんなに明るくなってくれるとは夢のようだ」
「ええ、貴方のお蔭よ。小さく古い宿だったけど、あれが日本のおもてなしの心というのかしら。いやあの仲居さんは特別……あっ肝心な事を忘れていた。あの仲居さんの名前を聞いてないの、どうしよう」
「はっはは、心配ないさ。帰ってからお礼の電話をする時にでも聞いておけばいいよ」

私たちは今回ほど楽しかった旅行はなかった。真理が亡くなって二年、しぶしぶ夫の誘いで行った旅行が塞ぎ込んだ心の扉を開いてくれた。それが嬉しくて、あの仲居さんにお礼の電話を入れた。
あの仲居さんの名前は早乙女さんと言う事が初めて分かった。
 私は何度もお礼を述べた。貴女のお蔭で立ち直れたと。すると仲居さんは私以上に喜んでくれた。
「ほんにまぁ、オラは長い間、この旅館で働かせてもらってけんど、こんなに喜んでくれた、おぎゃぐさんは初めてだぁ。ほんにこったに嬉しい事はながったなし。またお出でくださいな」

 それから間もなくあの仲居さんから小包と手紙が届いた。送り主名だが仲居さんの名前を見て笑ってしまった。(早乙女しおり)誠に失礼ながら想像も出来ない女優さんのような名前。いや彼女こそ名女優かも知れない。
お婆さんなのだが人情は天下一品の美人だ。
 それから何度も互いに手紙と贈り物を通して交流が続くようになった。
 その手紙には送られてきた、あの漬け物の名前が書いてあった。ガックラ漬けというそうだ。麹と塩とさきイカを入れ、あとたっぷり水を入れるそうだ。樽の半分は水で埋まるくらい。名前の由来は鉈でガックリと割ったように大根を切るから。
石炭の欠片のような形だ。見た目は豪快な切り口で一つとして同じ形のものはない。
 本当は真冬ほど美味く漬かるそうだ。樽ごと凍るそうで、その氷をハンマーで割って取り出して食べるらしい。まさに豪快な食べ物だ。
 届いたガックラ漬けはアッサリした味と大根の旨味がマッチして美味い。
本当に不思議な縁だった。旅は道連れ世は情け。日本には素晴らしい諺がある。
 今ではもう東北のお母さんという感じだ。私も何度も贈り物と手紙を添えて出していた。
 私たち夫婦、来年こそ十和田湖の紅葉を見ようと、しおり婆さんへ情報を聞いていた。
 その情報は見事に当たった。もちろん紅葉も楽しみだったが、しおり婆さんと逢うのが何よりの楽しみだった。
 そして今年で三年目。私たち夫婦はあの旅館に向かう。娘の枕は置いていく。もう悲しみも薄れ娘の楽しかった想い出だけが残っている。湖畔の宿でまた仲居さんに会える。そして娘にも報告しよう。東北の素敵なお婆さんの事を。
  湖畔の宿。今では私の心を癒やしてくれる大切な宿、そして仲居さんである。



 

湖畔の宿 

執筆の狙い

作者 西山鷹志
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 改めて本年も宜しくお願い致します。
 これぞ人情小説と思って頂ければ幸いです。
 7000字の掌編です。
冒頭部分で主人公が悩み塞ぎ込むシーンが少し長すぎたと危惧しておりますが。
構成上、重要と思い、このようにしました。メーンは仲居さんの人柄です。
他にお気づきの点がりましたらご指導ください。

コメント

神楽堂
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>西山鷹志さん

『湖畔の宿』読ませていただきました。
感想を書く前に……
西山さんの名前をクリックするとカクヨムに飛ぶのですが、
https://kakuyomu.jp/my
このアドレスだと、カクヨムのそれぞれ自分のページに飛ぶんですよね^^;
せっかくのURL欄なので、西山さんのアカウントのページに飛ぶようにするとよいのでは?
それで、検索して探してみたのですが、西山さんのカクヨムのページは
https://kakuyomu.jp/users/xacu1822
で合っていますでしょうか?
次からは、URLの欄に上記アドレスを入れておくと、いろんな方が作品を読みに来てくれると思います。

では、本題に入ります^^;
十和田湖に旅行する話ということで、風情があっていいですね。
私は青森を旅行した時、足を南に伸ばして十和田湖まで行ったことがあります。
自然が豊かでいいところですよね^^
あと、東北は方言が難しいですよね。

さてさて、紅葉のピークを過ぎての旅行ということで、
当然、観光客も少なく、景色も寂しく、そういう旅行も
かえって味があっていいものだな、と思いました。
この季節設定が作品にぴったり合っていていいと思いました。

新幹線で駅弁とお茶、これも旅の楽しみですよね^^
とはいっても、この物語の奥さんはまだ旅を楽しむ余裕はなかったようですが。

私の知人で、流産してそれがきっかけでうつ病になった人がいて、この作品を読んでその人のことを思い出しました。
その人も、奥さんのために旦那さんがいろいろ頑張っていました。

仲居さんが、紅葉は終わったけどお客をおもてなししようという心意気が素晴らしいですね。
読んでいて、心が温かくなりました。

住んでいるところから遠く離れたところに、たまに旅行に行って
なじみの仲居さんに会ってお話をする。
とてもステキな関係だと思います。

ハートウォームな作品、ありがとうございました。

渡辺沙羅
114-134-212-157.fnnr.j-cnet.jp

ドリさんこんばんは

私は今まで警察行政について争ってきました。なにしろうちの人が警察に捕まって無罪放免でむしろ加害者の私を犯人呼ばわりするんです。おかしいでしょ。警察はバカ。自分の生活を守るだけです。おかしいです。

渡辺沙羅
114-134-212-157.fnnr.j-cnet.jp

 
ドリさん

警察のバカやろと言っていいです垢。こんなくそみたいな警察は腐敗するんだ。

西山鷹志
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神楽堂さん

アドバイスありがとうございます。
URLを変更して見ました。
これまでのはその人のページに飛ぶのですか
知りませんでした。早速試してみます。

西山鷹志
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神楽堂さん

午前中開いてみたら
>このアドレスだと、カクヨムのそれぞれ自分のページに飛ぶんですよね^^;
>せっかくのURL欄なので、西山さんのアカウントのページに飛ぶようにするとよいのでは?

これだと各自の方の所へ飛ぶのですか
それで試してみました。これで良いでしょうか。

さてコメント頂きありがとうございます。
妻が子供を亡くして鬱病のようになり困った夫は旅行に誘います。
やっと重い腰を上げた妻は年配の仲居さん癒されます。
どっちかと言うと主役が仲居さんのようになってしまいしまた。

今回も一人称で描きました。
本当は三人称の方が幅広く語れるから良いのですが。

ありがとうございました。
今年も宜しくお願いします。

西山鷹志
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サラさんどうしたの?

「何かあったのか? 題29話」なんてね。(笑)

>なにしろうちの人が警察に捕まって無罪放免で

サラさんもしかして女性なの?
私はてっり男性だと思ってましたが??

>うちの人が
この言葉は一般的に妻が夫に対して使う言葉ですよね。

えんがわ
M014008022192.v4.enabler.ne.jp

寒さの中に温かさがある。
喪失の中に再生がある。

人情小説と呼ばれるのもわかります。奥さんの心を溶かしたのが、人の人を思いやる心だというのが素敵でした。
旦那さんにも少し見せ場があってもよかったかもね。

夜の雨
ai248022.d.west.v6connect.net

「湖畔の宿」読みました。

なかなかの傑作ですね。
冒頭付近から結構な長さで主人公の「康子」が沈んでいるエピソードが伏線としてありましたが、これがかなり効いていました。
娘の「真理」が五歳で亡くなったとのことで、康子は娘が亡くなった呪縛から解けないでいた。

娘が亡くなったことが原因で康子の精神状態が沈んでいるというのがわかるのが作品の中ほどですが、この引っ張り方は先を読ませる力になっていたのでは。
康子の沈んだ心を癒すやくめになった仲居のおばあさんですが、なかなかよいキャラクターでした。
東北弁がしつこいぐらい出てきましたが、会話のやり取りで主人公である康子の心がほぐれるのが伝わってきます。
「ガックラ漬け」も作品の流れをもりあげる力になっていたのではありませんかね。
ラストは、
>そして今年で三年目。私たち夫婦はあの旅館に向かう。娘の枕は置いていく。<
ということで、うまくまとめたのではないでしょうか。


主人公の幼い娘が亡くなってその呪縛からとけないで、精神的に落ち込んでいるというテーマの作品は結構あると思いますが、御作の切り口はなかなか巧妙で『メーンは仲居さんの人柄です。』は、バッチリでした。
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気になった点は「あの仲居」という「あの」を大量につけているところでしょうかね。
ふつうに「仲居」さんで違和感はないと思いますが。
主人公視点で話が展開しているので「あの仲居」さんと言葉が出てしまうのでしょうかね。


お疲れさまでした。

小次郎
58-191-26-17f1.hyg1.eonet.ne.jp

テーマは前向きにこれからやっていこうでしょうか。
この小説の核なる人物て、主人公や夫よりも、中居さんだと感じました。
中居さんが訛っているのは、わかりますが、声そのものが、この小説では、大事な気がいたしました。
例ですが。
炭酸水のような爽やかな声質ではあるが、訛りは隠せていたい。
みたいな。
そういうものを書かれていると、もっと、中居さんのイメージが膨らむかもですね。
あとは、比喩が、作品全体で脆弱性がありそうです。

夜の雨
ai202211.d.west.v6connect.net

再訪です。

>メーンは仲居さんの人柄です。<
なら、冒頭をミステリー味にして話を引っ張る必要もありませんね。
つまり冒頭から康子の沈んだ心の原因がどこにあるのかを書いて、夫である悟(さとる)との夫婦仲なども書き、そのあとは「メーンである仲居さん」のお話へと構成するというやり方もあります。

御作は、中盤までがミステリー味の構成のようになっていて、読ませるものですが、この場合は、中盤以降もミステリー味の展開を描きつつ、「メーンである仲居さん」を絡ませる必要があるかもです。

西山鷹志
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えんがわさん

お読みいただきありがとうございます

実は風邪を引いて体が重く熱は37℃で大したことないですが
平熱が低く体感的に39℃くらいに感じます。


>旦那さんにも少し見せ場があってもよかった

旅館に着いてから旦那の活躍がなくなりました。
良く言いば影の功労者ですが、最後に妻から感謝の言葉をもらって
閉めれば良かったですね。

ありがとうございました。

西山鷹志
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夜の雨さま

お読みいただきありがとうございます

>冒頭付近から結構な長さで主人公の「康子」が沈んでいるエピソードが伏線としてありましたが

どんな悩みがあるのか一向に証しませんでした。
この部分少し引っ張り過ぎたかも知れません。


>気になった点は「あの仲居」という「あの」を大量につけているところでしょうかね。


「あの仲居」そんなにありましたか(笑)

母親が幼い子を亡くしたショックはかなりな物です。
親戚の奥さんがまさつ鬱病状態でした。

仲居さんの孫が同じ年てせ亡くなったので同情よりも
悲しみを共有しあう仲になの説得力がありました。

ありがとうございました。

西山鷹志
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小次郎さん

お読みいただきありがとうございます

東北弁でも色々ありますが方言となると難しいですね。
因み青森県でも南部地方と津軽地方では言葉かなり異なります。
どうしてこうなったかは津軽の殿様と南部の殿様は仲が悪く犬猿の仲だとか。

この地方の方言が合っているか分かりませんが
そうじゃないかと思い書き上げました。
ありがとうございました。

飼い猫ちゃりりん
14-133-231-60.area5a.commufa.jp

西山鷹志様
新年に相応しい良い作品ですね。旅行好きな西山様の強みが活かされ、人情あふれる作品になっています。
途中から失意の原因が明らかになる展開も違和感はありませんでした。

あとは好みの問題ですが、娘の枕を置いてきちゃうのは、ちょっと可哀想かなと。でも、娘の枕から卒業しなきゃハッピーエンドにならない。
うーん。弱った。
もうハッピーエンドをやめちゃいますか。現実的には鬱症状はそう簡単には改善されないし。
「私は真理の枕を離すことができなかった。それでも娘と過ごした五年間は私にとってかけがえのないものだ。私の心は生涯真理とともにあるだろう」

西山鷹志
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飼い猫ちゃりりんさん
お読み頂きありがとう御座います
現在体調崩しパソコンの前に座れません。スマホからです
今朝救急車で運ばれまして入院はしませんでしたが、体調が良くなり次第、改めて返信します。ありがとう御座います

飼い猫ちゃりりん
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西山様
無理して返信しなくていいですよ。体のことを最優先して下さい。

中小路昌宏
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 読みました。

 どこかで読んだ記憶があったように感じたので、調べて見たら、短編集〘警察官〙に掲載されていたものを少し手直ししたのですね。
 主人公の心の悩みの原因が娘の死だったことを、いつ明らかにするか、というところで、この作品の価値が問われるような気がします。私の個人的な感想としては、もう少し早い段階で出した方が良かったような気がします。
 全体としては皆さんが仰っているように仲居さんのキャラクターも良かったし、西山さんが意図しているように、人情ものとしてよく描けていると感じました。

 体調は如何ですか?
 私も、気候のせいと、歳のせいで、気分は優れませんが、春にはいろいろと予定をたてていて、そこに向かって頑張って行こうと思っています。


 

西山鷹志
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中小路さん

お読みいただきありがとうございます

今日検査の結果わかりました。
日頃の疲れてからして、かなり重い病気かと覚悟してました。
ただの疲労と寝不足が原因のようです。
安心しました。無理しない程度のウォーキングを再開できそうです。

沢山のコメント頂いた人たちの作品もご無沙汰しております。
徐々に読ませて頂きコメントしたいと思います。

ありがとうございました。

ご利用のブラウザの言語モードを「日本語(ja, ja-JP)」に設定して頂くことで書き込みが可能です。

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