作家でごはん!鍛練場
西山鷹志

クリスマスイヴの約束

 昨年のクリスマスイヴは紗江子と一緒に、眼下にキラキラとネオンが輝くレストランで食事をした。福岡市内では一番高い高層ビルで、若い者達には人気のレストランだ。それだけに、この予約を取るのも大変だった。今年も運良く予約が取れた。それだけに喜びも大きい。
 俺たちは交際して一年半少しだったが、二人の気持ちは既に決まっていた。そして将来の夢を語り合った。紗江子は小柄だがキュートで、黒いロングヘアが魅力的だ。
 俺は平凡なサラリーマンで特に自慢出来る事もないが強いて言うなら、真面目だけが取り柄だ。
 そして今年もまたイヴの夜を迎えて、紗江子とイヴの夜を楽しむはずだった。俺は約束の場所に向かっている。本当はワクワクするのだが不安も入り交じっている。俺は予約したレストランが入っている高層ビルを見上げた。既に紗江子はレストランに居るのだろうか。それとも後ろから「お待たせと」声を掛けてくるのか、ついそう思ってしまう。
 今年もここでイヴの夜を過ごそうと約束した。俺は今そこに向かっている。本来なら今年も一緒にイヴを迎えるはずだった。でも紗江子は俺の側には居ない。居ないが約束は約束、淡い望みに期待を掛けて向かっている。

 その不安とは紗江子が俺の前から突然姿を消したのは六ヶ月前の紫陽花が咲き乱れるころだった。
「ねぇ裕樹、私と一緒にいて幸せ?」
「なにを言っている幸せに決まっているじゃないか」
「そう、ありがとう。私もよ」
 恋人同士にはよくある他愛もない会話だった。でも紗江子はその後、暗い表情を浮かべる日が多くなった。俺は気になり、いったいどうしたのと聞いて見たが、なんでもないと下を向いてしまうばかりだ。
 最近は特に酷い、なぜか暗い表情が多くなってはいたが、翌日から紗江子とは連絡が取れなくなってしまった。携帯も通じないし、住んでいたマンションも引っ越してしまっていた。それも家族もろとも消えた。

 紗江子に嫌われたのか? 俺は嫌われるような事をしたのか? いくら考えても思い当たる事が浮かばない。小枝子の両親とはまだ会ったことはないが、いずれ挨拶するつもりだった。しかしなぜ家族まで居なくなるのか? まさか引っ越しまでして俺を避けたかったのか? いやそれは考え過ぎだ。しかし何の連絡もなく消えるなんて理解出来ない。
 いくら探しても依然として彼女は行方不明のまま。俺は傷心のまま時を過ごすしかなかった。紗江子と一緒にいた時は街も輝いて見えたのに、今は寂れた街にしか見えなくなった。紗枝子のいない街は、まるで廃虚の街のように感じる。
 でもひとつだけ希望があった。俺たちは今夜のイヴをレストランで会おうと約束していたのだ。
 
 たぶん紗江子が来ないのは分かってはいるが、約束は約束だ。一途の望みに賭けるしかないのだ。レストランの入っているビルのエレベーターに乗ると数組のカップルが嬉しそうに腕を組んでいる。まるで俺に当て付けるかのように。俺だけが一人だ。たまらず下を向いてしまう自分が情けない。ただ虚しさが残る。
 二人の予約席は昨年と同じ窓側のネオンが一番綺麗に見える場所だ。
「お一人様ですか?」
「いや予約してある桜井ですが、連れは遅れて来ますから」
 来るはずはないが、そう言うしかなかった。念の為、電話をしたがやはり出てくれなかった。

 やがて紗江子と約束した八時になった。係りの者がオーダーをとりに来る。
 来ないはずの紗江子の分の料理とシャンパンを頼んだ。
 何組かの客達はメリークリスマスと言って乾杯を始めている。俺は窓際から街のネオンを眺めシャンパングラスを持ったまま、ガラスに映るに自分の情けない姿を見ていた。
 その時だった。突然後ろから一人の若い女性から声を掛けられた。ドキっとした。紗江子かと思ったが声が違う。
「こんばんは、桜井裕樹さんですよね」
「あっハイ、あれ? 貴女は確か紗江子の友人の……」
「ハイ 松崎香織です。覚えていて頂き嬉しいですわ」
「あの~どうして此処を?」
「実は、紗江子に頼まれて来ました。約束の場所に貴方が居なかったら、そのまま帰るつもりでした。いてくれて良かった。それで紗江子が貴方の前から姿を消した事について」
「知っているのですか、紗江子の行方を」
「お話が長くなりますが、ちょっと掛けて宜しいですか」
「あぁどうぞ。それで」
 
 香織は紗江子とは高校時代から親友だ。何度か紗江子と三人でドライブに出掛けた事もある。今は東京の会社に勤めているらしい。福岡には支店もあるので仕事ついでに紗江子に頼まれてやって来たそうだ。俺は驚いた。そして最初に思い浮かべた事は……別れ話なら自分の口で言えばよいのに友人を使う事もないだろうと内心、気分を悪くした。
「突然ごめんなさい。私の口から言う前にこれを読んで頂けますか」
 それは紗江子から手紙だった。俺は手紙を読むうちに涙が込み上げて来た。

『祐樹さん突然、貴方の前から姿を消してごめんなさい。何度も本当の事を言おうかと迷ったけど言えなかったの。今、私は東京のある医大病院に入院しています。病名は乳癌です。大好きな祐樹さんが今の私の姿を見たら百年の恋もいっぺんに冷めてしまうと思います。髪の毛も抜けて寝やせ細って……私は今、病魔と闘っています。私もイヴを楽しみにしていました。でも今年は間に合いそうにありません。今は家族も東京で私を看病してくれています。病院の先生は癌の権威でもあり、必ず治してあげると約束してくれました。私はそれを信じて頑張っています。本当は電話して祐樹さんの声を聞きたい。貴男の声を聞いたら私は病院を抜け出す貴方に逢いたくなる。それだけに辛いの。ごめんなさい。その代わり枕元には祐樹さんの写真を置いています。
 祐樹さんに心配を掛けまいとした事を私の行動は逆に貴方を傷つけたかもしれません。私の事は忘れて健康な人と幸せになって欲しいと、自分に言い聞かせもしました……でも、でも祐樹さんが私の事を忘れずに約束のレストランで待っていてくれるならと思い、友人に頼み手紙を託しました。貴方がレストランに居なかったら私は諦めます。もし貴方が友人から渡された手紙を読んでくれたなら嬉しいです。そして私はまた、元どおりの健康な体になったら、お会い出来ると嬉しいです。あと一年いや半年待ってくれますか?』

 読み終えると香織は、ニコリと笑ってこう言った。
「失礼ながら貴方の涙を見て、わたし安心しました。紗江子の女心を分かって頂けますか?」
「知らなかった。紗江子がそんな病で苦しんでいるなんて。本当は恨みもしました。でも紗江子は本当に治るのでしょうか。それが心配です」
「大丈夫ですよ。貴方が紗江子を想ってくれればきっと治りますよ」
 香織は傷心しきった俺の背後に回り、泣きじゃくる子供をなだめるように肩に優しく手を置いた。俺は彼女に伝言を頼んだ。俺は何年でも待っている。そしてまたこのレストランで紗江子の笑顔を見たいと。
 あんなに霞んで見えた夜の街がなぜか急に華やかに見えた。失望からちょっとは希望の光が見えた瞬間だった。

 そして年が明け、桜の咲く時期がやって来た。
 あれから四ヶ月が過ぎた。紗江子はいまだに癌と戦っている。好きな人に哀れな姿は見せたくないと云う。女だからいつまでも美しくありたい。しかし髪が抜け落ちて、やせこけた姿。それは誰にも見せたくない気持ちは分かる。紗江子は苦しんでいる。出来るなら抱きしめてあげたい。それが出来ない辛さ。
 それでも俺は逢いたかった。無視してでも東京に行くべきだと何度も思ったことか。
 しかし紗江子の女心が分からない訳でもない。結局は逢いたい気持ちを抑えて、彼女の回復を願っていた。
 香織の会社は東京に本社があり、地元の福岡市内にも支店がある関係で数ヶ月に一度、福岡に来て俺に定期的に紗江子の様子を伝えてくれる。
『紗江子は頑張っていますが、でも病魔に冒された姿を見せたくないと言っています』
 と、決まってハンコを押したように繰り返しだけだった。

 香織は連絡係りとして懸命に俺に伝えてくれた。そんな日々が続くうちに、とうとう半年が過ぎ更に一年が経とうとしていた頃、紗江子と過ごしたイヴの日から三度目のイヴが迫っていた。香織から話したい事があると連絡を受けた。
 もしかして病気が悪化したのかと思いつつ、約束した福岡駅近くにあるカフェに向かった。すでに香織は席に座っていた。俺に気づくとゆっくりと頷いた。
「お久し振りです」
 彼女はニコリともせず頭を下げた。
「いいえ、こちらこそいつも連絡を頂き感謝しています。で、紗江子の病状は?」
 だが彼女はなかなか下げた頭を上げようとしない。
「ごめんなさい。紗江子は一生懸命頑張りました。でも神様は微笑んでくれませんでした。本当に残念です」
「えっ!? どういう事ですか? まさか……」
 香織の眼には涙が溢れていた。そして何も応えなかった。俺は全てを覚った。
「そんな! そんな事ってあるのですか。俺はずっと紗江子を待っていたのに。やはり無理しても逢いに行くべきだった」
「本当にごめんなさい。紗江子も貴方に逢いたいと何度も泣いて私を困らせました。でも決まって紗枝子はこう言うのです。『やっぱり駄目こんな姿を見せたくない。髪は抜け骨と皮のような身体、でもでも逢いたい』そんな言葉の繰り返しなのです。分かってやって下さい。紗江子は貴方の前では永遠に美しい女性でありたかったのです」
 俺は店の中にいる客が見つめるのを知りながら、嗚咽を漏らす事が止められなかった。
 香織は人目をはばからず、俺の顔を抱き寄せて一緒に泣いてくれた。まるで母のように。
 
 翌日、俺は香織と一緒に東京に向かった。なんでも紗江子の両親が俺の為に葬儀の日を遅らせてくれたらしい。両親は紗江子が病室で綴った日記を見て、二人の仲を知って紗江子の望みを叶えてやりたかったのだろう。告別式に飾られた写真は、あのロングヘアで微笑む姿だった。とうとう病姿の紗江子は見る事は出来なかった。でも俺の心の中では永久に美しい紗江子が存在している。美しいままで永遠にそれが女心だろうか。

しめやかに行われた葬儀の中で俺は傷心しきっていた。そんな姿を見た紗江子の両親は。
「ありがとうございます。紗江子の日記を見て貴方の仲を知りました。そこまで思ってくださり、きっと紗江子も天国で喜んでくれていると思っています」

紗江子が亡くなり一年が過ぎた。その間、香織が東京からわざわざ福岡まで来て「貴方の様子を見に来ました」そう言って笑う。香織は当時の想い出話をして帰って行く。以前は半年に一度だったが最近は月に一度と頻繁にやってくる。それが何故か俺はそれを楽しみにするようになっていた。憔悴しきった俺を香織は慰めくれた。どれほど励まされた事か。

 あれから十年の歳月が流れたが、今でもあのレストランはイヴの予約は半年も前から申し込まないと予約が取れないほどの人気だ。
 俺たち家族は、イヴの夜は毎年ここで過ごし、そして来年の予約を取って帰るのが恒例となっている。
「メリークリスマス!」
 俺の前の席には妻が座って、妻の隣には五歳の息子が座り、俺の隣には三歳になる娘が座っている。俺の妻……恥ずかしながら紗江子の遺言により紗江子の友人こと松崎香織と結婚した。
 紗江子が香織に言ったそうだ。『私が病魔に倒れたら香織に祐樹さん頼むわね』この言葉は紗江子の遺言と取れたのだろう。俺もそう思っている。
 香織は傷心しきった俺を献身的に支えてくれた。次第に心が惹かれて行くのは自然だったのかもしれない。紗江子が亡くなり俺は一年以上も立ち直れなかった。ギリギリ仕事はした。いや仕事をする事で紛らわせようとした方が正しいのだろうか。しかし仕事が終り一人で家にいると心が折れそうになる。それを支えてくれたのが香織だった。
 
 だが事実は多少違っていたらしい。紗江子は俺がどうして見舞いに来てくれないのかと香織に訴えたとか。香織は三人でドライブした頃から俺を好きになっていたらしい。
 しかし親友の彼を奪う訳にも行かず、そんな時に紗江子は病に倒れたのだ。
 そんな事とは知らず、紗江子と俺の仲に割って入ったのだろうか? 紗江子の遺言『私が病魔に倒れたら香織に祐樹さん頼むわね』もシナリオなのか? 本当にそう言ったかは確かめようもない。だが良い方に解釈するとこうなる。
 紗江子を失った彼を見捨てる事は出来ない。それなら私が救ってあげたい。親友なのだから当然、紗江子も知らない女に奪われるのなら親友に託したい気持ちも分かる。
 ただ変わりすぎた紗江子も逢いたくても、こんな姿を見せたくないのは本当の事だろう。
 香織は最良の方法を取った事になる。でも香織が少し小細工したシナリオ通りになったのだろうか。これを小細工と言ったら香織の愛情を踏みにじる事になる。

 しかしそれは単なる風の噂であって、なんの確証もないし問いただす理由もない。今は幸せなのだから。そんな香織は時折、含み笑いする事がある。それが意味するものは? 俺は永遠に知る事はないだろう。いや知ろうとも思わない。
 ただ俺たち家族は毎年、紗江子の命日に墓参りに行くのが恒例となっている。

 了

クリスマスイヴの約束

執筆の狙い

作者 西山鷹志
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5千字前後に纏めた掌編です。
クリスマステヴの夜、福岡の夜景が見える有名なレストランに恋人と待ち合わせしていたが恋人の紗江子は来なかった。代りに彼女の親友、香織が手紙を託されて持ってきた。その内容は。
「姿をくらましてごめんなさい。実は癌に侵されて髪は抜けガリガリに痩せて貴方に見せられる体ではなく、会う事が出来ません」そんな内容だった。裕樹はがく然とする。

今年最後の投稿作品となりました。
クラスマスに合わせて予定していた作品と入れ代えました。
今年一年、皆さま方ありがとうございました。
来年も宜しくお願い致します。

コメント

小次郎
182-164-111-156f1.hyg1.eonet.ne.jp

掌編だからかもしれません。

掌編だとどうしても、情報省いたりしますからね。

ただ情報量が少ないと、没入しにくくなりますかね。

例えばですが。

>香織は傷心しきった俺を献身的に支えてくれた。

献身的に支えてくれた。

具体的に何してくれたんだろう?

と、思ったり。

あとは、そうですね、全体的にストレート表現という印象でしたね。

これは、あくまでも僕の感じ方なのですが。

主人公は今の幸せを壊したくないんですね。

>俺は永遠に知る事はないだろう。いや知ろうとも思わない。

ここに、主人公のエゴが映りました。

ええと、この心理の背景を想像してそう思います。

結婚して幸せ。

うん、だいたいの人はあえて茨の道には入りませんし。

だから、あえて真相を無視。

それはそれでいいと思うのですが、イレギュラー的なものがあってもいいかもです。

作品の印象は、自分の幸せを守る、でした。

これに、プラスアルファがあればなと?

では、では。

小次郎
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再訪問失礼します。

ストレート表現はやはりストレートな情報伝達なだけになりますよね。

>それだけに喜びも大きい。

読者が受け取るのは、主人公すごく嬉しかったんだなって。

伝達されますよね。

それだけではなく、なんというか、空気感や雰囲気なんかも加わればればよいと思うのですよ。

導入部は、クリスマスイブ。

絶好の材料なんですが、情報伝達だけではもったいないのではないでしょうか。

うーん、拙い例ですけど。

去年のクリスマスイブは紗栄子と一緒に、レストランで過ごした。
今年も紗栄子と同じレストランで過ごせるのは、サンタが早めに俺に幸せな時間というプレゼントを運んできてくれたのかもしれない。
窓ガラスの眼下には、様々な色のネオンが灯り、街を鮮やかに包んでいる。
食べ物がいつもより美味しく感じるのは、シェフの料理の腕のおかげだけではないだろう。
クリスマスイブに紗栄子と一緒に過ごす時間、そのもののおかげだと思う。
舌がとろけてしまい、俺は笑った。
福岡市内で一番高さがあるこの高層ビルの最上階にあるレストラン。
多くの若者達に人気である。
というのも、このレストランのワインは、他のどのレストランよりも格が高く、ほとんどの者が、竜巻にでも巻き込まれたみたいに、その品の良い味に、舞うのである。
今年も運良く予約が取れて、このレストランで飲むワインの竜巻気分以上に、俺の気持ちは舞いに舞ってしまっていた。

とか?

大袈裟であり、かつ拙い表現かもしれませんね。

だから、西山鷹志さん流の空気感や雰囲気を加えて、表現したらよいと思います。

神楽堂
p3339011-ipoe.ipoe.ocn.ne.jp

>西山鷹志さん

読ませていただきました。
ある意味、三角関係のような話ですが、
恋人を譲るというのは、本当に親友だったということでしょう。

今年ももうすぐ終わり。
西山さんからいつもコメントをいただき
とても嬉しかったです。
ありがとうございました。

私は、サイトで知り合った執筆仲間が最近、若くして癌で亡くなりました。
死の間際まで自分の病状をサイトにアップし続けていていました。
余命が宣告されてからの生き方について考えさせられました。
この作品を読んで、その仲間のことをふと思い出しました。

作品を読ませていただきありがとうございました。

夜の雨
ai225248.d.west.v6connect.net

「クリスマスイヴの約束」読みました。

物語として面白いですね。
好きな彼女こと紗江子とのクリスマスイヴの待ち合わせのレストランに、彼女が来ないことがわかりながら待つというあたりに、ドラマがありますが。
そこにやってきたのが、紗江子の親友である香織。
紗江子の手紙を渡される主人公。
ということで紗江子が乳がんで入院しているとの事。
後遺症でやつれておりその姿を主人公には見せたくないとか。
それで主人公が逢うのは伝言役の香織ということで東京から出張で福岡にきたときに、うんぬんということで。
ドラマは進んでいき、ラストはどうなるのかと思うと、香織と結婚して子供が二人。
どうやら、香織の策略もあったようだ、というような流れですが。

御作の設定としては香織が主人公の男との連絡役をしていますが、さすがに手紙をもらった後は、メールでの連絡とか電話連絡とか。
方法はあると思いますが。

そのあたりの設定以外はよかったですがね。
三人の人間関係がからんだ、ちょいミステリーっぽい作品でした。
ドライブなどの伏線もあるし。
登場人物のキャラクターは三人とも良かったです。

文章はところどころあやしいのがありましたが、脳内補完すれば理解できますので、読み進めるのには問題はありませんでした。
西山さんは著筆するのはパソコンですか、スマホですか。
パソコンでワードとかを使っていれば怪しい文章は指摘してくれると思いますが。
ちなみに私は複数台のパソコンを使っていて普段はワードパットで書き、たまにワードです。

現状の御作はほぼ完成品というところで、上に書いた問題点を修正すれば完成ではないかと思いました。

>今年最後の投稿作品となりました。
>クラスマスに合わせて予定していた作品と入れ代えました。
クリスマスに合った作品でした。

>今年一年、皆さま方ありがとうございました。
>来年も宜しくお願い致します。

お疲れさまでした。
来年もよろしくお願いします。

西山鷹志
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小次郎さん

お読みいただきありがとうございます


掌編だからかもしれません。


例えばですが。

>香織は傷心しきった俺を献身的に支えてくれた。

献身的に支えてくれた。

具体的に何してくれたんだろう?

そうですね。掌編だとどうしても淡泊になります。

献身的と言っても色々あります。
どうしても表現が雑になります。
それを具体的に書けば良いのですが、そうすると1万字くらいになると思います。
掌編だからと言えば言い訳にしかなりませんが、工夫すれば済む事ですね。
それを補える文章があると思いますね。
ご指摘とアドバイスありがとうございました。

西山鷹志
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お読みいただきありがとうございます

>ある意味、三角関係のような話ですが、
>恋人を譲るというのは、本当に親友だったということでしょう。

親友が同じ人を好きになったらどうしたら良いでしょう。
難しいところです。

最終的には紗江子が亡くなる訳ですが
「私が死んでも他の人を好きにならないで」
本音はそうでしょうが、死んでも彼の渡さないではエゴでしかありません。
そうなると親友に委ねる(笑) もっとも親友が彼を興味がないとなれば別ですが。

>私は、サイトで知り合った執筆仲間が最近、若くして癌で亡くなりました。
>死の間際まで自分の病状をサイトにアップし続けていていました。

私も昔ヤフー掲示板でおりました。
「私はもう長くありません」とありました。
それから音信不通になりました。亡くなったてしょうね。

そう言えば90才過ぎで医師の人 忍? 名前が浮かびません。
もう半年以上も見えませんね。どうしてるでしょう。

なんかイヴなのに暗い話になりました。
我々は来年も再来年も、ここに投稿すると思います。
因み来年の第一弾は、人情物の(湖畔の宿)を投稿する予定です。

今年一年、ありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。

西山鷹志
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夜の雨さん お読みいただきありがとうございます

>御作の設定としては香織が主人公の男との連絡役をしていますが、さすがに手紙をもらった後は、メールでの連絡とか電話連絡とか。
方法はあると思いますが。

そうなんですよね。

古いタイプの人間ですから、手紙とか電報なんて今では化石みたいなものですね。
LINEとか使えば良い訳ですね。
そういう意味は失敗でした(笑)

夜の雨さんは関西の方ですか、因みに私は関東。
東京ではありませんが新宿まで電車で20分の所に住んでいます。
しかしこの20分が問題、田園風景はありませんが急に田舎になります。

本年もお世話になりました。
来年も宜しくお願い致します。

渡辺沙羅
114-134-212-157.fnnr.j-cnet.jp

ドリさん

私などはドリさんの小説にどうこう言えるレベルではないですが、
すらっと読めたので感想を書きます。

まずキャストの顔形、これはどうでしょう。鼻が高いか
普通かそんなに大して必要ではないようで、三人の顔の
造作も背丈、目元の様子。このくらいはさらっと触れて欲しかったです。
あと病院やレストランの造り、特にレストランは大切な場所なので。
掌編だからかもしれませんが恋愛が絡むとその辺が必要と思います。

あと、親友だと言って紗江子が香織に後を託すところ。
ここはもう少しひねりが必要かも。
でも掌編だからここはお約束というところかもしれません。
まあ両家の人たちが理解的だから家族のごたごたはなかった。
臨終の様子もあっていい。私の父もガンでしたが、
最後は苦しみから解放されたからなのか、父の目から
つつーと一筋ありました。
それを聞いて主人公も泣くとか。

でも長編に挑戦するドリさんの本見たいです。もう自費出版されてすごいですね。

メリークリスマス、ドリさん

来年は中編小説賞の獲得を願います。

中小路昌宏
softbank060109221129.bbtec.net

 読みました。

 私の知人女性で、もう、70歳を過ぎている人ですが、健康食品の訪問販売で成功している人がいます。その人は若い時、交通事故で大怪我をして、生死も危うく、容貌もすっかり変わってしまったらしいのですが、付き合っていた男の人がお見舞いに行ったところ、お母さんが、どうかお帰りください。事故前の顔の記憶だけお持ちになって、別れて下さいと言って会わせなかったそうです。
 その後、どうにか命は助かりましたが、容姿の関係で、生涯結婚する事は出来ず、今は仕事に打ち込む事に生きがいを見つけているようです。
 その人の事を思い出しながら読ませていただきました。

 この1年間、たくさんの作品をお書きになり、ご苦労様でした。西山さんの作品については、評価する人と、しない人に分かれると思いますが、次から次と休まず投稿されている事については、素晴らしいと思います。ただ、その代わり、文章が雑になって、誤字脱字が多く見られるのがとても残念です。

 皆さんは、もう、慣れてしまったのか、あまり、ご指摘が無かったけれど、やはり裕樹が、祐樹になったり、紗江子が小枝子になってしまっているのは残念で、勿体ないと思います。

 それでは来年も良い年になりますように❣️

えんがわ
M014008022192.v4.enabler.ne.jp

ちょっと途中の展開が急すぎたかな?
どうして別の女性に惹かれたかをもうちょっと描いてくれないと、なんか死んだ彼女がなんか報われないような、すっきりしない感じがします。

でも全体としては人の情を中心とした、味のある作品でしたよ。
クリスマスはやっぱり人が人を幸せにしたくなる人なんでしょうね。
メリークリスマス!

今年、1年お世話になりました。
今年どころか、何年もお世話になり続けてますよね。
ありがとでした。
どうか今後も順調な執筆活動をお送りなさってくださることを。

西山鷹志
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サラさん

お読みいただきありがとうございます。

>まずキャストの顔形、これはどうでしょう。鼻が高いか
>普通かそんなに大して必要ではないようで、三人の顔の
<造作も背丈、目元の様子。このくらいはさらっと触れて欲しかったです。
>あと病院やレストランの造り、特にレストランは大切な場所なので。
>掌編だからかもしれませんが恋愛が絡むとその辺が必要と思います。

そうですね。紗江子はどんな顏立ちか、レストランは料理もですが
人気の店ですから、他所の店にない特徴とか入れれば読者も分かりやすく想像出来ますね。
掌編だからじゃなく最低限のものを描くべべきでした。

>あと、親友だと言って紗江子が香織に後を託すところ。
>ここはもう少しひねりが必要かも。

その辺もサラッと済ませました。
あと2千字くらい加えれ、その辺を描けば良かったですね。

ありがとうございました。
来年も宜しくお願いします。

西山鷹志
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神楽堂さん

名前を入れるのを忘れました。

感想を頂いた順を返信しおります。
寄って二場目に感想を頂いた返信は神楽堂さん宛てのものです。
処で昨夜のイヴは何処で何方と過ごしましたか。

私の所は家内がパートをしております。
返って来たのが夜中の12時過ぎでした。
それから一緒ケーキを食べました。

働いて居る所は高級焼肉レスランで芸能人や関取も来る場所です。
「そんな無理して働かなくても」と言うのですが。
注ぎ込んだ金でゴルフをやっています。
まぁ家の女房は体力だけが自慢ですが(笑)

改めて今年一年ありがとうございました。

西山鷹志
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中小路昌宏さん

お読みいただきありがとうございます

>私の知人女性で、もう、70歳を過ぎている人ですが、健康食品の訪問販売で成功している人がいます。その人は若い時、交通事故で大怪我をして、生死も危うく、容貌もすっかり変わってしまったらしいのですが、付き合っていた男の人がお見舞いに行ったところ、お母さんが、どうかお帰りください。事故前の顔の記憶だけお持ちになって、別れて下さいと言って会わせなかったそうです。

この小説と似たようなケースですね。
変な話ですが賠償金もそうとうなものでしょうね。
結婚まで駄目になったとあれば、まったく違う人生を歩く羽目に。

>裕樹が、祐樹になったり、紗江子が小枝子になってしまっているのは残念で、勿体ないと思います。

漢字変換の時確認すれば防げたのに(笑)
それも指摘されて気づくようではどうにもなりませんね。
原本の方は修正して置きました。

処で中小路昌宏さん今年もう投稿しないのですか。
待ってますよ。

では今年一年ありがとうございました。
来年も宜しくお願い致します。

西山鷹志
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えんがわさん

お読み頂きありがとうございます。

>どうして別の女性に惹かれたかをもうちょっと描いてくれないと、なんか死んだ彼女がなんか報われないような、すっきりしない感じがします。

そうですね。やっぱり5千字前後で纏めるのは無理があります。
あまり長いと敬遠されるじゃないかと、でもそれじゃ小説になりませんね。
もう少し描写を加えないと、作者の頭にあっても読者は物足りなさを感じますね。

私が今回自主出版した短編のは下記の通りです

宇宙人二世 マリア35000
歌手 矢羽美咲  17275
春雷 千春の人生 19258
刑事 坂本詩織 13213
選ばれし者 10053
黄昏の挽歌 10247
湖畔の宿 5514
初恋の人 7238
資源は力なり 8585
警察官     12521

合計 138904字

文庫本で280ページ 定価700円

殆どが1万ページを超えています。
購入して頂いたのが30冊。贈呈したのが20冊
文芸社の知らせでは数十冊は売れたらしいですが正確には分かりません。
いずれ余ったのは戻って来ます。多分100冊以上たど思います(笑)

まあ満足しています。
今年一年ありがとうございました。

神楽堂
p3339011-ipoe.ipoe.ocn.ne.jp

>西山鷹志さん

ご返信ありがとうございます。
クリスマスは、妻とケーキやチキンを食べたりワインを飲んだりして過ごしました。
部屋にはツリーを点灯させ、コースターも光るのがあるので、
その上にワイングラスを乗せたりして楽しみました^^

来年もよい年になるといいですね!

飼い猫ちゃりりん
dw49-106-186-214.m-zone.jp

西山鷹志様
今回はクリスマスに合わせて突貫工事ですか? なんか構造がガタガタですね。
誤字はいつものことですが、ここまで壊れた西山様の作品を読むのは初めてなので、お身体のことが心配になります。

西山鷹志
softbank126077101161.bbtec.net

飼い猫ちゃりりんさん

お読みいただきありがとうございます

>今回はクリスマスに合わせて突貫工事ですか? なんか構造がガタガタですね。

そうですか? この作品がガタガタと言うなら何処がガタガタなのか教えて下さい。

飼い猫ちゃりりん
14-133-224-158.area5a.commufa.jp

西山鷹志様
話が最初は一年前で、最後は10年前に変わっています。
一人称で語るこの主人公は一体いつの時点で語っているのですか?
おそらく作者の意図としては、最初から「11年前のレストランの予約の話」をするとネタバレだからといことでしょう。
飼い猫ならネタバレを気にせず、最初から、「11年前にこのレストランを予約した」と書いちゃいます。どうせ1回読めばネタバレるんです。ネタバレなんて関係ありません。
ストーリーであっと言わせようとする傾向が強すぎる気がします。

それか三人称で書けば良いのでは?

でも「ガタガタ」という言い方は良くないですね。すみません。
西山様らしくないと思いました。西山様はしっかりストーリーを練って書くタイプの作家ですから。

西山鷹志
softbank126077101161.bbtec.net

飼い猫ちゃりりんさん

再訪ありがとうございます。


>話が最初は一年前で、最後は10年前に変わっています。
>一人称で語るこの主人公は一体いつの時点で語っているのですか?
>おそらく作者の意図としては、最初から「11年前のレストランの予約の

紗江子と最後合ったのが約一年前 その辺までが回想シーンで
それでも約束のレスランに向かう所から物語が居ます。

結局は彼女が現れず代りに親友の香織が手紙を持って現れ
何故、姿を消したか明かされます。
最終的は会えぬま亡くなりますが。

亡くなってから描けば全て回想シーンになります。
一気に10年飛ばしたのは、悲しみを乗り越え香織に励まされと、細かい所は飛ばしました
これが三年後では本当に紗江子を愛していたのか誤解を招くためです。

飼い猫ちゃりりんさんの仰る通り三人称の方が良かったですね。
ありがとうございました。

後数時間で新年ですね。
それでは良いお年をお迎えください

飼い猫ちゃりりん
115-37-233-126.area8a.commufa.jp

西山鷹志様
ガタガタは言い過ぎでした。
ただ構造が細分化されすぎだと思います。
全て回想にするより、現在進行形の方が迫力があり、ドリームさまの力が発揮される。
ネタバレを気にしすぎる必要は無いけど、読者を意識したサービス精神は大事。よってネタバレはつまらない。
要するに、真ん中の一年が余分なんです。
本編があって、一年後の話があって、11年後の現在がある。年代の違う「ここ最近は」が散発するから更にややこしい。
これ、よく見ると、真ん中の一年と11年後の話は重複している部分が多い。だから、前半と後半とか、本編とエピローグ(後日談)の2部構成にすれば良い。別に前半後半と題名をつける必要はない。真ん中の一年を無くして後半に吸収させれば自然とそうなる。
構造がシンプルでネタバレもしない。また、それぞれ一人称というドリーム様の得意形で書ける。

それでは良いお年をお迎えください。

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