作家でごはん!鍛練場

ずっとまってるね。

『 はぁ" ... 』

私はでかいため息を吐き、夜道を歩く。
1時間前、忘年会で上司につき回されて酒を大量に飲んだ。
そのせいで頭もフラフラする。

 [ 大丈夫そう? ]

 この子は同僚でもあり親友でもある、男友達だ。
 
 『 無理、吐きそう...』

 此奴は正直、上司には好かれて無いのであまり飲んではいない。
 羨ましい限りだ。

 『 お前はいいよなぁ...好かれてなくて... ぅぇ" 。 』

 少し、吐きそうだった口を押さえながら、チラッと親友の方を見る
 
 [ 、 ま まぁね ... 、? ]

少しだけ嬉しそうな顔をしていた。 そんなんだから、だから出世できないんだよ。

 会社でも親友は無関心の子だと思われている。
 そのせいで社会旅行、(全員参加ね?)に来なかったし、よくバレないよな。

 『 うぺぇ..." 、 』

 酒は抜けてきたが、酔いは冷めず、吐き気は止まらない。

 [ 仕方がないなぁ 、もう... 』

フラフラな私の手を握って、前を歩く親友。
カッコつけてるようにしか見えないけどね。

数十分して、私の家に着いた。
案外居酒屋から近かったみたいだ。
親友と別れを告げて、真っ先にベットへインした。

『 ふぇ"... 日記書くかぁ... 』

私毎回日記をつける癖があって、今日は親友の事を書いた。かっこいいくせに天然な所とか、まぁ?好きなところを書いていた。
眠気が途中で襲って来たので私は近くのベットに戻り、途中のままの日記を放置して眠りについた。

朝になると、二日酔いで動けなくなってしまった。

ピコンって音が鳴り、重たい体を動かしてスマホを覗く。

[悲報]
私ちゃん二日酔いで死亡

と休日で暇なのか意味が分からないメールを送って来ていた。 案外結構来ていた。
私返信遅いって知ってるくせに、

ふと時間が気になったのでスマホの時間を見るとまさかの午後の3時だった。
睡眠を休日で溶かしてしまったのだ。

『 まじか..."" っ 』

重たい体を動かし、立つ。
机がぐちゃぐちゃになっていたので綺麗にしてからコンビニに色んなものを買いに行った。

そうこうしているともう午後10時だ。
スマホの見過ぎか、...

薬のおかげで楽に動けるようになり、ふと日記を思い出した。

が、どこにしまったか忘れてしまい書けなかった。
ちょうど寝ようとも思っていたので少し悲しみながらまた眠りについた。

変な夢を見た。

真っ白な世界で親友と私だけ。
そしていきなり親友が抱きしめて来て、 耳元で [ 大好き ] と呟き、 
私に背中を向けて何処かに歩いて行った。
いつもなら追いかけるのに、私はなぜか見つめることしか出来ず、自然に涙が溢れていた。
ほんとなら自分も好きって言ったのかもしれない。 
恋愛的なのかも分からないけど、

目覚めると目が腫れていて、夢の中でも現実でも泣いたんだとわかった。

今日は出勤の日。

仲が良い同僚から連絡があり、

{ とりあえず早く会社来てね, }

と怪しげなメールが送れており、少し不安に思いながらも少し早歩きで会社に向かった

会社に着くと、重しげな空気だった。その場から逃げたくなるぐらいだ。
メールを送った張本人に、なぜこんなにも重い空気なのかと問うと

{ 貴方の親友さんが亡くなったから...、 }

と言った後、逃げるようにトイレへと向かっていった。
その言葉を聞いた私は膝から崩れ、涙目になった。
ここで泣くわけには行かないからだ。

そしてそこにもう1人仲がいい同僚がやって来て、手で背中を摩った。
その手で私は涙が溢れ、ずっとではないが長い間涙を流した。

午前10時にはもう仕事を始めており、最後のメールが

[速報]
私ちゃん二日酔いで死亡

でとてもイラついた。
私は定時で終わらせ、同僚から聞いた病院へと行く。

早歩きで親友がいる病室に走り、 中へいた看護師さんと目が合う。
親友はただ、信号待ちをしていただけなのに跳ねられ死亡したらしい。

私よりバカな死に方じゃん。二日酔いよりバカだよバーカ...

_______

2年後、親友の事は頭の中に入れながら、結婚し子供にも恵まれた。
しかし、ある日私が子供の幼稚園に向かいに行く時、親友と同じように、信号待ちをしていただけなのに車がこっちに来ていた。

『あ、私死ぬな...』

と、諦めていると、キキーと音が鳴り、こっちに来るはずの車は、大きく右へとずれており、壁にぶつかっていた。

私は車との衝突を避けたのだ。

これは偶然じゃ無いと確信をした。

前からも事故に遭いそうになったがよくわからない回避の仕方をしている。

ふと思った、親友が護ってくれてるのではないかと。
天然のくせに案外護るの上手じゃん、と考えながら買い物袋を持って家に向かう。

また、事故に遭いかける。ずっとこの調子だ。

 そして、玄関の前に着くとふと聞こえた。

 ( ずっとまってるからね 。 )


( キミが死ぬまで 、 ずっと ずっと ずっと ずっと )




 

ずっとまってるね。

執筆の狙い

作者
61-24-120-181.rev.home.ne.jp

こんにちは、そしておはようございます、こんばんは、
『  ゆ 』と申します。 この私 『 ゆ 』はまだ小学生であります。
まだうまく言葉などは出来ておりませんので少し甘くみてもらえたら嬉しいです

 表現したものは 

 突然な死

 と

ポジティブさです。

最初は感動するものを書こうと、そして現実のように突然愛する人、大事な人が死んでしまう事を教えようと書こうとしました。結局最後は感動ではありませんけど。

そして ポジティブさ は

最後の言葉のように 強運の持ち主かもしれない

と思うように、みてもらえる方にも少しはポジティブになってもらおうと少し明るい要素を入れさせてもらいました。

まだまだ未熟であり、そしてここの業界には沢山の大人がいらっしゃりますがこんな子供をどうかよろしくお願いします。

コメント

神楽堂
p3339011-ipoe.ipoe.ocn.ne.jp

>ゆ さん

読ませていただきました。
書き方についてはツッコミどころ満載ではありますが^^;
それはともかくとして、内容についての感想。

親しい人が突然亡くなってしまう驚きは表現できていたと思います。
亡くなった人と生前、最後に交わした言葉(この作品ではメールですが)
は、ずっとあとを引きますよね。
まさかあれで今生の別れとなるとは
ということは、実際の人生でもままあることです。

ということで、執筆の狙いである
>突然な死
については書けていると思いました。

ただ、
>ポジティブさ
についてですが、ごめんなさい。
執筆の狙いを読んでいなければ、この作品
「ホラー」
のように読めてしまいました。

> ( ずっとまってるからね 。 )
>( キミが死ぬまで 、 ずっと ずっと ずっと ずっと )

かなり怖いです。
主人公の「死」をずっと待っている
すなわち、主人公の死を願っているようにも読めてしまうからです。

死ぬのを待っているのに、死を回避してあげている、という矛盾のある物語なのかな
とも読めてしまうかも知れません。

亡くなった親友が、主人公に対して、早く死んで死後の世界に来て欲しい
そう願っているわけではないですよね?

例えばですが、死んだ親友は守護霊のような存在になって主人公を陰ながら守り続ける。
キミを私のようには死なせはしない
しっかりと天寿を全うして、私が生きることのできなかった未来を生きて欲しい
みたいな声が聞こえてくるという設定にするのはいかがでしょうか。

で、守護霊となった親友の期待に応えるためにも
主人公は自分の人生を無駄にせず、命を大事にしっかりと生きていこうと決意する
そういう終わり方であれば
「ポジティブ」
なエンディングになったように思います。

と、いろいろ書いてしまいましたが、
読ませていただきありがとうございました。

偏差値45
KD059132071095.au-net.ne.jp

>『  ゆ 』と申します。 この私 『 ゆ 』はまだ小学生であります。

作品の評価は老若男女は関与しないので、こんなことを書いても意味がありません。

>書き方についてはツッコミどころ満載ではありますが

神楽堂氏と同じ意見です。
問題のある点が無数にあるということですね。
小説にはルールがありますので、我流で書いてはいけません。
先ずは、「正しい小説の書き方」を学んで欲しいと思いました。
その種の本は大きな書店に置いてあります。また大きな図書館にもあります。

さて、感想です。
大筋ではストーリーは伝わっているのですが、
どうしても文章力が足りなかったり、
社会的常識でありえない点があったりするので、
ポンコツ作品としか思えないです。
当然、作品としては感動はしませんし、面白くもないです。
自分の身の丈に合った物語で練習した方がいいのかな、そんな気がしますね。

夜の雨
ai226075.d.west.v6connect.net

「ずっとまってるね。」読みました。

不思議なお話で、星新一の「おおらかな」作風と似ているような。
読んでいたら細かい場面表示は現実とは違うところはいくつかありましたが、このあたりは作者さんが小学生ということで社会経験が少なくて会社での場面の表示などは無理があるところもありましたが、読めないという事もなくて、それよりも「おおらかな」作風がよかったと思いました。
この「おおらかな」作風というのが、「執筆の狙い」で書いている「ポジティブ」という事だと思います。
「死」を描いている作品にも関わらず楽しく読めるのは作者さんの個性だと思いますので、そういった温かみのある文体は大事に育ててもらいたいですね。

<変な夢を見た。<

真っ白な世界で親友と私だけ。
そしていきなり親友が抱きしめて来て、 耳元で [ 大好き ] と呟き、 
私に背中を向けて何処かに歩いて行った。
いつもなら追いかけるのに、私はなぜか見つめることしか出来ず、自然に涙が溢れていた。
ほんとなら自分も好きって言ったのかもしれない。 
恋愛的なのかも分からないけど、
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ということで、上のエピソードですが、男同士の友情を越えたところにある関係を匂わしていますが、ここも人間を描くというところではよかったのではないかと。
このエピソードがあるのとないのとでは御作の厚みが違ってきますので。

全体では「おおらかな雰囲気」で、よかったのではないかと。

10代の内に小説をたくさん読んでおくと「頭の中で現実に見る世界とつながってきます」ので、将来の小説ライフに持ってこいだと思いますよ。


お疲れさまでした。

61-24-120-181.rev.home.ne.jp

みなさんの感想を受け止め、これからも沢山本などを読み、上手くなっていきたいと思います。
ありがとうございました。

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