それも嘘
「飯塚さんって、本を書くのが上手ですよね。私も貴方のファンなんです」
「まぁ、林檎さん、嬉しいわ。今回は取材をとりにきたのよね」
「はい。飯塚さんはほぼ、ダークな小説を執筆しておりますが、理由はありますか?」
「はい。私の小説の一つに、『嘘』と言う短編集がありますが、あの小説は私の体験談をもとに作られたお話が一つはいつあるんです。」
「そうなんですね。では、飯塚さん、その昔の話をしてくれませんか?」
「わかりました、それは私が小学四年生の時でした、」
_私のクラスには虚言症の、姫乃 林って言う子がいた。その子は虚言症、つまり嘘つき。
私も友達も嫌っていました。林にはなんかいも嘘をつかれました。しかし、その嘘はバレバレ。
というものも、林の嘘はほとんど「友達」に関しての嘘でしたから。例えば、友達の心音が、私の悪口をついていた、など、、。そんな嘘誰も信じません。しかし、林は、心音との関係を破りました。
心音は林に気をつけています。心音は騙されやすい。そんな体質でした。私も林を見張っていました。林は油断ができない子でした。ある日私は隣のクラスの亜子に呼ばれて、別のところに行きました。そのことを後悔しています。竜真君の話によると、林は急に心音に話しかけたのだと言います。
心音は勿論警戒しました。林は早速こんな嘘をついたのだと言います、。
「飯塚さんってね、誰かをいじめていたんだって!」
私と心音は4年になってから友達になりましたから、心音は私のことをそんな知りません、。
あっさり騙されてこう言いました。
「利麻、絶好ね」
その言葉は心に突き刺さったままです。その日からは私はクラスで1人でした。亜子がいるからまだ寂しくありませんでした、。しかし、やっぱり心音が恋しいのです。それに、心音があんな態度の
ままなんて嫌ですし。私は誤解を解こうとしました。でも、心音は信じてくれませんでした。
林は、その後、心音と楽しく喋っていました。林は、心音を奪いたかった、。そうに違いありません。ある日1人で図書館に行こうとしました。亜子は塾でしたし、1人で本を読もうとしました。
その日、公園では、亜子とまさかの林が話しているのです。怒っているのかな、と思えば、
「ありがとう。協力してくれて!」
「うん。あたしもあいつ嫌いだったから!スッキリしたわ」
亜子は、私をうらぎったのでした。私はひとりぼっちになりました。
次の日学校に行くと、私の席はぐちゃぐちゃになっていました。その後、バケツ一杯の水を体にぶっかけられました。林と亜子が笑っていました。心音は、黙ってこちらを林と一緒に見ていました。
竜真君や他の子は、私のことを指さして何か色々と言っていました。亜子が私を強く蹴って怒鳴りました。
「先生が来る前に、タオルで拭いて、あざを隠せ」
きっと、先生に怒られたくないのでしょう。いじめは長い間続いて、ついに先生にバレてしまい、
私は転校できることになりました。新しい学校では楽しくやっていけていました。
ある日、下校していると何故か林がいました。少し透けているように見えましたが、林はかまわず近づいてきました。やっぱり。少し透けています。
「ごめんね、飯塚さん」
「、、いまさら遅いんだけど。許さないし。それより透けてるよ。なんで?透けてるって死んだ見たい。怖いんだけど」
「え?死んでる?大袈裟だね。それより誤ったんだよ。許してよ」
「嫌だ!」
私の声を聞くと、林は「そ」というと、消えてしまいました。
その後なんだかんだあって高校生の時心音と再会し、仲直りすることができました。
「その後ですね、作家になった時、林は嘘をついているのかと思いました。きっと、、死んだ時も
嘘つきのまま。死んでるのに死んでない!と嘘をついたんでしょうね」
「それで『嘘』を執筆したのですか?」
「はい。林にも届いてるといいなと思います。もしも林が生まれ変わったら正直な人間で人生を楽しんでほしいですから、、」
執筆の狙い
複雑系です。いじめも入ってます。アドバイスなど、よろしくお願いします🙇♀️