作家でごはん!鍛練場
上松煌

母さん、お肩を…(ある研修医の話)

 「ちょっと待ってください、橋詰先生っ」
自然に声を荒げていた。
「あなた、なにをしたいんです?おれは当直業務を続けたい。出て行って下さいよっ」
しばらく返事がなかった。
頭をかきむしったらしく髪が乱れていて、額に深くかぶさった前髪が哀しげな眼を半ば隠していた。
かなり胸が痛んだが、とにかくこっちは血気盛りの20代だし、相手は疲弊しきった42の中年研修医だ。
いざとなれば若いほうに利がある。
だが、彼を叩き出したくはなかった。
本当に人間性の高い医師向きの人で、忙しくても疲れていてもそれを顔や態度に出すことはなかった。
ソフトで誠実な対応には、特に入院患者や家族たちが敏感に反応し、研修半月立たないうちに橋詰先生の周りにはハートが漂っている気さえしたほどだ。
その人が、なぜ…?

 ナースの話ではこの日の夕方、橋詰先生は大林部長に呼び出され、ついに最終通告の『医局を敵に回したらど~なるかぁ』を突きつけられたのだ。
それはクビを意味した。
そしてそうなったが最後、医局が手を回し、自分で開業しない限り拾ってくれる病院はほとんどなくなるのだ。

 「橋詰先生、大林は弱いんです。弱い者が権力を持つとどうなるか。優秀な者、力量のある者への恐怖と嫉妬をパワハラで解決しようとする。あなたは医師たる天分と資質に恵まれた優秀な人だ。おれたちネーベン(研修医)もオーベン(指導医)もナースも、あなたをけなす人はひとりもいない。いるのは大林と狂った取り巻きだけですよ。ね、考えてください。医局がなんです? 新制度でおれたち若手が独立できるのは26から29歳に延びちゃったけれど、おれ、そのあとすぐに開業予定なんです。その間、バイトかなんかで食いつないで、開院したらおれを手伝って助けてくださいよ。ねっ、ねっ?」
これは本心だった。
ちょっと先の話だったけれど、橋詰先生が来てくれたらどんなにいいだろうと思っていたことは事実だ。
思いつめた心情には十分同情できるけれど、騒ぎを起こしては大林部長を利するだけだ。
本気で何とかこの場を収めたかった。
先生は弱く笑った。
本当に寂しい泣き笑いだった。

 「時間がかかりすぎる。…ぼくは巽野(たつみの)先生みたいに若くはない。高い理想を掲げて医師を目指したけれど、今はもう、絶望…絶望しかないんだ」
耳をふさぎたくなるほど、悲痛な言葉だった。
哀しすぎて鳥肌立つほどだ。
「待って、待ってくださいっ。路線変更の余地はあります。精神科、そう、精神科がある。今の世の中に蔓延している醜悪なパワハラやセクハラ。それに身を持って戦ったあなたは患者の最も強い味方になれる。そうですよ、それに特化すればいい。内科医ばかりが医者じゃないです」
なだめるように言いながら、頼むからこのまま帰ってくれと願っていた。
取りみだした橋詰先生の醜態を、だれかに見られてはいけない。

 「ははは…。何度も、そう思ったよ。そう…何度も何度も何度も。だけど、疲れた。子供がいないぼくは妻を亡くしてからひとりぼっちだ。順調だった会社をたたみ、この年で医者を目指したのも、世の中の人が最愛の人を亡くす悲しみを少しでも軽減できたらと願ったからだ…。ふっ、思い上がってたよ。とにかく終わりにしたいんだ。ぼくはこの当直室に来るまでは誰かに思いのたけを言い残すだけでいいと思ってた。だけど君を見て、巽野くんを見て、いっしょに連れて逝こうと思ったんだ。君は必ずぼくの二の舞になる。苦しむだけになるんだよ。この封筒の山を見てごらん。こんなもんじゃ、すまなくなるんだ」

 正直言って、ため息が出た。
断定的な言葉は当たっていて、確かに自分も大林部長のターゲットになっていた。
いやがらせやイジメ、パワハラは先生がいなくなれば、さらにエスカレートするかも知れなかった。
それでも橋詰先生はすでに、少しおかしくなっていたと思う。
痛ましく疲れきった土気色の顔に、血走った眼差しが異様な決意をみなぎらせてギラギラしている。
瞳孔の縮小した目を覗きこんでも、その瞳には何者も映っていない気がして、説得の自信がグラつくだけだ。

 万策尽きた気がして、少し沈黙した。
それにしても自分の当直の日はなんで問題が起きるのだろう?
想いは束の間、今日の自分をたどっていた。

          ◇ ◇ ◇

 もう、16時を回っていた。
広い待合室の南側に植生で隠れた小さな広場があって、茂った灌木に隔てられて駐車場に面している。
ベンチなども2~3置かれているが、人目につかないので利用者は少ない。
売店で買い込んだ菓子パンをトマト・ジュースで流しこんで、すばやく腹ごしらえをした。

 今日は月に4回ほどある当直の3回目だ。
今月の初回は、幸いにも徘徊がひとりいただけで何事もなかったが、2回目は散々だった。
頻繁ではないが、要請があれば救急も当然受け入れる。
もちろん、上級医とペアだけれど、ここではファースト・コールは研修医の仕事だ。
急患は50代後半の男性で、
「先生、痛いっ。押されるように痛いんですっ。あたたた…」
を繰り返していた。

 みぞおちから腹の上側への痛みの移動も訴えていたので、腹部大動脈瘤を疑ってそれを報告したが、上級医の初見では腸閉塞または腸捻転だった。
腹膜炎を患ったという言質や直前の嘔吐、便秘などから割り出したようで、検査は見事にそれを裏付けた。
さらに急激な発熱、血流障害や捻転の兆候も見られたため、緊急手術となったのだ。
緊急性の少ないことが多い腹部大動脈瘤のつもりで、のんびりしていたらどうなっただろう?
1年後には、どんなことでも自分で判断しなければならなくなるのだ。
そしてその日は、前日の通常勤務+大忙しの手術補助+寝る間どころか飲み食いする間もなく翌日業務と、32時間労働に突入したのだった。
10時間も小用に行けないという膀胱破裂寸前の思いは忘れられない。

 前回は多少は意思疎通のあるオーベン(指導医)だったが、今回の上級医はあまり接点のない先生だ。
早めに挨拶コールをし、そのまま2Fのナース詰め所に行った。
「ネーベン(研修医)の巽野翔人(たつみのしょうと)です。本日の当直担当です。なにかあったら遠慮なくコールしてください。よろしくお願いしますっ」
満面の笑みで元気良くお辞儀をすると、同じように輝くような笑みが帰って来る。
「こちらこそ、よろしくお願いしますっ」
ちょっと年配の看護主任が、そっと段ボールを差し出す。
「巽野(たつみの)センセ。お土産が…」

 けっこうな大きさだ。
覗きこむと書類と封筒、宛名シールが満載だった。
「大林部長からです。当直の合間に済ませておくようにって…」
「え…。またなの?事務職もいるのに…」
大林先生は超学会べったりの人で、これは案内状なのだろう。
カーストもNO,2の殿上人だ。
「センセは部長に目をつけられたんですわ。新人いびりの対象。でも、メゲないで。わたしたちも出来る限り補佐しますから」
彼女の目線の先には、もうひと箱同じものがあった。
イジメにしても陰湿すぎる。
寝かせないつもりなのだ。

 「ありがとうございます。ほんと助かります。ったく気が重いなぁ。やる気がそがれちゃうよ」
 研修が始まって、まだ4ヵ月ほどなのに、もう、このありさまだ。
「そのやる気が部長センセのイジメのもとですよ。毎年、がんばり屋さんがつぶされるの。あの橋詰センセね、とうとう、それやられて夕方に荷物まとめてましたもの。お気の毒に…立派なお医者様になれる方なのに」
「……」
ちょっと言葉が出なかった。
あの適性のある橋詰先生が、よりによって大林に叩き出された?
間違いでは?
いや、ナースが言うからには真実なのだ。
大殿様の教授を筆頭に家老がひかえ、上級武士に下級武士、町民のナースの下に最下層の穢多非人ネーベン(研修医)が蠢く世界だ。
淘汰されるウジ虫並みの立場では、ひたすら辞を低うして理不尽なパワハラをやり過ごすしかない。
ただ、直情径行の自分はどこまでそれに耐えられるだろうか?
我ながら、次は自分の気がするのだ。

          ◇ ◇ ◇

 とにかく夕回診をすませ、大急ぎで申し送りをもらって、1Fの当直室に籠った。
案内状をきれいに三つ折りにし、汚さないよう積み上げていく。
封筒の宛名張りはそのあとだ。
深夜になっても終わる気配のない膨大な量に腹が立つ。

 それにしても大林部長の橋詰先生いびりは常軌を逸していた。
最初は年が近いからなどと言って、ニコニコと個人的な飲み会などに連れだしていたくせにだ。
態度が変わったのは、科の多くの先生方やナースたちが橋詰先生の人柄や力量、覚えの早さなどを認め、ほめそやしたりしはじめたころからだった。
忙しいさなか、毎日のように呼び出しては理不尽な叱責を繰り返し、恫喝や人格否定もあったらしい。
そうしておいて、次は他の研修医との離間工作だ。
嫌われている自分などは相手にもされなかったが、大林部長は陰でかなり悪辣な捏造話を人生経験の少ない若手に吹き込んだようだ。
権威と捏造に脅されて若手は先生を敬遠せざるを得なくなり、橋詰先生は孤立化したが、ナースや上級医たちは部長の長年のやり口を知っていて、むしろ同情的だったのがせめてもの救いだった。

 異様に当直の多いシフト、呼び出されてど~でもいいような仕事をあてがわれ、深夜まで帰されないなどのイジメには、周囲がそっと手をさしのべるなどの協力があったが、42歳の先生には体力的にかなり辛いものがあったらしい。
温厚な顔からは笑顔が消え、眼窩はクマで真っ黒になり、這うように歩く姿が見られた。
それでも努力する先生に最後通告の『医局を敵に回したらど~なるかぁ』だったのだ。
下劣にも表向きは、橋詰先生に技能習得の遅れがあり、医師としての資質に欠けるだった。
そのように仕向けた張本人が口を拭っての、もっともらしい理由づけだった。
橋詰先生はどれほど無念だったろう?

 心がつぶれる気がして封筒を放り出し、PCを立ち上げた。
申し送りを見直して、患者の容体を確認する。
カチャリと音がして誰かが入ってきたようだ。
机はドアを背にしているから、
「はい。なぁに?」
と背中で返事をする。
「…そうか。今夜は巽野(たつみの)くんだったのか…」
疲れきった声が後ろでしたのだ。

          ◇ ◇ ◇

 「巽野先生、ぼくといっしょに逝こう。そうすべきなんだ。君はここにいるべきではない」
絞り出すような橋詰先生の声で我に返った。
「先生、もういち度言います。なにがしたいんです?おれを道連れにしたいならいいですよ。かまいません。ひとりぼっちじゃ寂しすぎるっていう気持ち、わかりますもん。でも、あなたは無駄なことをするんだ。この状況じゃ、たぶん、おれは天国であなたは地獄でしょうから。…ね、今のあなたはいつもの橋詰先生じゃないんだ。おれが、いや、みんなが尊敬してやまない、いつものあなたに還ってください」
少しの間があった。
彼は深い息をついて視線を落とし、放心したうつろな表情をした。
正気に返ってくれ、心底祈る気持ちだった。
無音の、息詰まるような時間がどれだけ過ぎただろう。
返事はなかったが、説得は成功したかに見えた。

 ♪かあ…さん…おかた…を…たた…き、ましょ
  タン…ト…ン、タ…ントン、タン…トントン
  お……えんがわ…には…ひが…いっ…ぱい
  タ…ントン、タン…ト…ン、タ……ン…トン…ト…ン♪

 かすれた、つぶやきのような声だった。
それでも、それは明らかに歌声だった。
橋詰先生はきっと、今、亡くなった奥さんとともにいるのだ。
仲良くお互いを思いやりあった日々に、おそらく肩たたきをしながら歌ったであろうその歌を、まるで時を戻すかのように詠っているのだ。

 胸が迫る気がして、少しむせた。
最愛の奥さんを亡くした悲しみを乗り越え昇華して、純粋に医師を目指したひとりの崇高な人間に対して、運命はなぜこれほど過酷なのか?
大林も人間とするならば、人間とはなんと愚劣で醜悪、陰湿で酷薄なものなのか。

 いつの間にか自分も顔いっぱいに泣いていた。
「いや、やっぱりダメだ。心変りはできない。巽野くん、5階だっ」
顔を上げた先生の目にはおぞましい錯乱がよみがえっていた。
5Fのデイ・ルームの隣りには災害時のために、開けられる大窓がある。
橋詰先生を変えることはできなかったのだ。
いや、もとの彼に戻すことは不可能だったのだ。

 そう、それが正しい。
悩み苦しんだ数カ月の時間の累積が、短時間の同僚の説得などで覆るわけがない。
もし、それが覆るのだとしたら、その決心は本物ではないのだ。
それでも阻止しなければいけない。
「先生、ダメだっ。飛び降りなんてっ」
全身で前に回っていた。
身体でドアをふさいで、その行動を阻むつもりだった。 

 室内にいきなり異音が響いた。
ナースからのコールだ。
正直言ってたじろいだ。
それでも出なければいけない。

 瞬間、彼は全身でぶつかって来た。
狂気じみた力に不覚にもよろめく。
止める間もなかった。
橋詰先生は放たれた魔物のように、風を巻いて出て行った。

          ◇ ◇ ◇

 即座に追って引き戻すはずだった。
だが、あわてていたせいか、腰砕けになって四つん這いに転んだ。
深夜の廊下は照明が最低限に落としてあるから、先生の姿はすぐに見えなくなった。
行先はわかっている。
果敢に立ち上がろうとした時だった。
「あたっ、痛ってぇ~」
思わず声に出していた。
はずみで足首をひねったのだ。
めげてはいられない。
ピンピン跳ねながらエレベータに向かう。
最上階の9階から下りてくるボックスに、超イラ立つ。
橋詰先生が操作したのだ。

 ドッシャーッ。
初めて聞く、異様な音だった。
本能的に総毛立つ。
なにが起きたか瞬時に把握できていた。
間に合わなかったのだ。
いや、そんなはずはない。
「先生っ」
エレベータ前から、瞬時にとって返す。
再び、すっ転んでいた。
痛かったが、我を忘れて立ち上がった。

 落ちた場所は待合室の前のベンチのあるあの場所だ。
橋詰先生はきっと無傷でそこに座っている。
その姿が目に見える気がした。
正面玄関に突進する。
自動ドアは電源が切ってあるが、手動で開く。
両腕に力を込め、一気に引き開けた。
街灯の向こうに植生が間近に見えるから、もう少しだ。

 先生が待ちわびているのを感じる。
現場に急ぐ救急隊員のように、冷静に確実に前に進むのだ。
不意に沸き上がるように、橋詰先生の歌声が聞こえた。
本物の声ではない。
記憶の中の歌声だ。
先生は5階から飛び降りたのだから。

 ♪母さん お肩をたたきましょ
  タントン タントン タントントン

  お縁側には 陽がいっぱい
  タントン タントン タントントン♪

 自然に唱和していた。
痛いほど熱い液体が、とめどなく溢れ滴るのを感じた。
音を聞いて駆けつけてくるナースたちの気配を背に受けながら、ただひたすらに詠い続けていた。

 

母さん、お肩を…(ある研修医の話)

執筆の狙い

作者 上松煌
M106073145001.v4.enabler.ne.jp

初期の作品でも、おれにしては短い。
医者世界のパワハラの話です。

 余談だけど、輪島に行ってきた。
知人の70代父親が地震で被災していて、ブルーシートだらけの家はなんとか住めるのだが、敷地はジャングル状態。
草を刈ったり、倒れたり傾いたりした木を伐採したり。
やっときれいにして帰ってきたら、無情のこの雨。
1人暮らしの人には切なすぎる。

コメント

小次郎
58-188-81-248f1.hyg1.eonet.ne.jp

心理描写が上手ですね。
あえて、苦言を呈するとしたら、プラスアルファがほしいです。
何か、他の人が書かないようなものですね。
ストーリーは、橋詰先生がパワハラ受けており、主人公は、橋詰先生の心を気遣い、救いの手を差し出そうとする。
でも、橋詰先生は手を取らず、自殺。
うーむ、これにプラスアルファ。他の人が書かないようなプラスアルファが見てみたいと思いました。
このプラスアルファというのが、小説ではすごく難しいところですけど。
僕が書く物語もプラスアルファは書けていませんけどね。

上松煌
M106073145001.v4.enabler.ne.jp

 おっ、小次郎さま。こんばんは
おれの作品に感想がついていないと、必ずどなたかが気の毒がって入れてくださるおれは幸せ者です。

   >>心理描写が上手ですね<<
    ↑
 ありがとうございます。
小説は、そのお話の登場人物たちの「心理状態(泣き笑いや怒り・苦しみなど)」に読者が共鳴したり、反発したり、疑問に思ったりなどと反応することによって楽しむものなので、おれは心理描写を大切にし、力(りき)を入れています。

   >>あえて、苦言を呈するとしたら、プラスアルファがほしいです。何か、他の人が書かないようなものですね<<
    ↑
 おお~、難しいですね。
プラスアルファとは、他人が思いつかないような結末のことでしょうかね?
例えば、橋詰先生が偶然、植栽に引っかかって助かったとか?
これは巽野の夢で現実ではなく、起こしてくれたのがピンピンした橋詰先生だったとか?
う~ん、マンガになっちゃうし……w

小次郎
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再訪問失礼します。
結末に限らず、今まで見た事ないようなストーリーだったりとか、テーマだったりとか。
書けてない僕が言うのもなんですが、そういうのですね。
でも、今まで見た事ないストーリーやテーマってきっとプロでも難しいと思います。
この小説は既視感がだいぶんあったもので。ご指摘させていただきました。

例えば、橋詰先生が偶然、植栽に引っかかって助かったとか?
これは巽野の夢で現実ではなく、起こしてくれたのがピンピンした橋詰先生だったとか?

これらでも既視感感じます。

先にも書きましたが。

ストーリーは、橋詰先生がパワハラ受けており、主人公は、橋詰先生の心を気遣い、救いの手を差し出そうとする。
でも、橋詰先生は手を取らず、自殺。

いろんな人が書いているような。

でも、ありがとうございます。楽しませていただきました。

上松煌
M106073145001.v4.enabler.ne.jp

 小次郎さま、こんばんは。
再訪をすみません。
おれはニブイのでお手数をおかけします。

   >>結末に限らず、今まで見た事ないようなストーリーだったりとか、テーマだったりとか。書けてない僕が言うのもなんですが、そういうのですね<<
     ↑
 う~ん、よくわからないのですが、作品を書く時、まず動機があり、何を訴えたいか、どう理解して欲しいかなどを吟味し、考察しますよね。
つまり、テーマがあり、それが執筆の起爆剤になる。
きっとあなたもそうだと思う。

 この作品は純粋に、現実にあるパワハラの理不尽さ、非人道性、そして誘発されるであろう悲劇性が執筆の動機になっています。
今まで見たこともないようなストーリーは必要ないのです。
それよりも生々しい現実感・当事者の悩み苦しみ・周りの配慮などの人間的な部分に切り込んで、読者の同情とパワハラへの怒りを掻き立てる。
そのために細かな状況描写・心理描写が必要で、あなたが前回の感想に、
   >>心理描写が上手ですね<<
と書いてくださったのは、その部分をご理解くださったからでは??

 この作品の初回の感想に、たまたま医者の息子がいて、
「看護士(看護婦)に対する態度もひどい時があります。良い作品をありがとうございました」
と書いて来てくれました。
医者や病院に関しては門外漢のおれですが、医者の息子が読んでも違和感のない描写になっているようで安心した記憶があります。


 おれは他人の小説を読まないので、この話に類似したテーマや物語がすでに巷に出回っているかを知らないのですが、これはおれ独自の切り口の小説であり、おれにしか書けない視点の、オリジナリティの高い物語と感じています。

 たとえテーマや結末は在り来たりであったとしても、内容・文体・手法(歌を取り入れるなど)は、
   >>今まで見た事ないような<<
と、まではいかないまでも、ちょっとない話になっているのでは?

 ま、そう思っているのは上松さんだけ、と言われればそれまでなのですが……。

小次郎
58-188-81-248f1.hyg1.eonet.ne.jp

こんばんは。
心理描写は確かによいですよ。
上手さがあります。
どういったらいいんでしょう。
僕の方が悪くて。
伝えるのが上手くいってないかもしれません。
あと、読解はそれ以上に苦手です。
すみません。
いじめの時間っていうプロの書いた、短編集があるんですが、それの一番最初の作品に、緑の猫というものがあります。そのテーマは僕なりに読解すると、いじめをテーマに扱っていながら、個をみとめるというものになっています。
上松さんが書いたこの作品のように、主人公の大事な人がクラスメートからいじめ(植松さんの作品ではパワハラですが)を受けます。でも、主人公はもちろん、いじめに加担せず友人として大事な人として付き合います。
そういうのが似てたかも。
テーマ的な部分でしょうね、似てるの。
緑の猫で、プラスアルファ的なのは主人公以外にも、大事な人をいじめず扱う人がいて、個を尊重していました。
確かに、病院のパワハラ系の話しって僕は見たことはないですが。
これは、僕の癖ですが、大雑把に見てしまいますので、学校なのか、病院なのか。その差異だけだと弱いかなーって。
結末は違いますよ、緑の猫と。
主人公の大事な人生きていますし。
緑の猫は、個を尊重がテーマだと思うのですが、植松さんの作品も個を尊重でよいでしょうか?
或いは、個を守るでしょうか?
間違っていたら、すみません。
読解かなり弱い方です。

>この作品は純粋に、現実にあるパワハラの理不尽さ、非人道性、そして誘発されるであろう悲劇性が執筆の動機になっています。

ええと、僕はいじめの話しよく書くんですが、いじめにしろ、パワハラにしろ、加害者がほぼ悪いはだいたい「ほとんどの人の」共通認識かも。いじめ、パワハラ、悪いよね? だと、「ほとんどの人」にとって、知っているとなってしまうかも?

心理描写がよいといったのは、僕が入っていったからです。心理の世界に。没入というか。

あと、僕は怖いです。もし、僕の感想で不快な思いさせてたらと思うと。

不快な思いさせていたら、申し訳ないです。

上松煌
M106073145001.v4.enabler.ne.jp

小次郎さま、こんばんは

   >>僕は怖いです。もし、僕の感想で不快な思いさせてたらと思うと<<
      ↑
 いえいえ、とんでもない。
ちっとも不快じゃありませんよ。

 おれが叩きのめすのは、全く読めていない感想や悪意の言いがかりです。
「KOj」や「でしょ」などがおれ様に対し、そういった不埒で不遜な真似をしたことがありましたが、情け容赦なく叩きのめされ、2度と現れなくなりましたw

 あなたの感想はきちんと読んでくれた上での意見ですし、人それぞれに顔が違うように
考え方も異なるものです。
それを刷り合わせて意見の一致を見たり、それぞれに譲れない部分で物別れになったり、結果はいろいろあっても、これも鍛錬の一端です。
ごはんの正当な利用法です。


   >>緑の猫というものがあります。そのテーマは僕なりに読解すると、いじめをテーマに扱っていながら、個をみとめるというものになっています<<
    ↑
 う~ん、この >>個をみとめる<< という部分がおれには理解できないのですが、
「いじめっ子もいじめられっ子もそれぞれの性格や考え方、長所や短所ががあるのだから、いじめるいじめっ子がいてもいじめられるいじめられっ子がいても仕方ないじゃないか?」
という意味の >>個をみとめる<< ということですか??

 もし、そうだとしたら、おれは『緑の猫』の作者とは相容れませんね。
いじめはあくまでもいじめる方が悪い!
いじめられる側にも落ち度や欠点、いじめられても仕方がないような言動があったかもしれない。
それでもいじめはいけない。
特に集団でのいじめは悪質です。

 いじめられっ子側にいじめられても仕方がないような部分があるなら、諭すべきです。
同年齢で諭すのが難しければ、はっきり、
「おまえのこういうところが我慢できない。みんなも同意見だ。改善の努力をしろ」
というべきです。
そのために言葉がある。
そしていじめられっ子の改善の努力に力を貸す。
進歩があれば褒めてやる。
どんなにゆがんだ子でも友達や級友の言葉には多少なりとも耳を傾けるものです。
明治・大正・昭和の日本人はそうしてきました。
そうしていじめられっ子がどうしようもないヤツだった場合、初めて無視、つまり関わり合いを断ちました。

 以前、朝鮮人が、
「日本はいじめや差別がない」
といっているのを紹介しましたが、その日本で平気でいじめや差別をやっているのが朝鮮人です。
あなたがもし、いじめられたことがあるなら、いじめっ子の中に在日や帰化はいませんでしたか?
おれは目つき(整形しても)を見てある程度、区別がつきますが、帰化(日本人と混交した)した2世3世だと一見ではわかりませんね。
言動や性根で区別できますが。
今は犯罪者はほとんど朝鮮人で(住所不定、職業不詳はナマポ需給のことです)、芸能人・タレント・CM役者・TV業界・リサイクル業者・引越屋なども同様です。
学校・警察・消防・役所なども枠があるそうで、身近に朝鮮人はたくさんいますよ。
表面には出ませんが、中国人もたくさんいて、彼らは日本を日本と言わず「青海省(中国の一部という意味)」と言っているそうな(怒)。

   >>主人公はもちろん、いじめに加担せず友人として大事な人として付き合います。そういうのが似てたかも。テーマ的な部分でしょうね、似てるの<<
    ↑
 そうですか。
いじめやパワハラなどをテーマにすると似てしまうのは仕方ないでしょうね。

   >>いじめにしろ、パワハラにしろ、加害者がほぼ悪いはだいたい「ほとんどの人の」共通認識かも。いじめ、パワハラ、悪いよね? だと、「ほとんどの人」にとって、知っているとなってしまうかも?<<
    ↑
もし、ご不満ならあなたが目を見張るようなお話を書くことです。
 >>いじめ、パワハラ、悪いよね? だと、「ほとんどの人」にとって、知っているとなってしまうかも?<<
悪いと知りつつ、それを撲滅できないのはなぜか?
加担する者がいるのはなぜか?
あなたがどんなプラスアルファを希求しているのかわかりませんが、このあたりも新しいテーマになりそうですがね。

小次郎
58-189-20-90f1.hyg1.eonet.ne.jp

最後に。
個を認めるは、緑の猫の話しでは主人公以外の一人もいじめられている人に他のクラスメートとは違う接触というか、普通に接しています。
主人公と、別の一人だけが普通に接しているという意味で、個を認めると表現しました。
僕はプラスアルファ書くのが難しいです。高度なものが求められますし。書きたいですけどね、プラスアルファを。
あと、韓国の方にニュートラルな視点も入れて、いじめの話し書きたいです。
上松さんとの、それ以外の考え方の違いも書くかもです。
でも、悪意なくの考え方の違いにもちろんなると思いますので、「もしもですが」、その物語をここに掲載したら、ご容赦していただきたく思います。
では、では。

上松煌
M106073145001.v4.enabler.ne.jp

小次郎さま、こんばんは

 あなたにはあなたの考え方があるのだから、小説の内容はどうぞご随意に。
ただ、よく研究し、構想を練り、倫理正義に照らし合わせて間違いのない話を書くことです。

 余談ですが、一部の朝鮮人が喧伝している、【大正12年の関東大震災の朝鮮人殺し】はありませんせんでした。
反日朝鮮人の大嘘です!
もう亡くなってしまいましたが、曾祖母の証言です。
なぜなら、
1)現代でも様々な災害被災地を見ればわかるように、もう、被災しただけで手いっぱいで、たとえ、朝鮮人が井戸に毒を入れようとそれに対処する暇も体力・精神力もない。
ただただ、地獄のような大火災に追われて焼け死に、けがをし、動けない被災者を見捨てて自分の命を全うしなければいけない状況です。
中心地での大火災を経験した阪神淡路大震災の証言を見れば、筆舌に表せないその悲惨さの一端が垣間見られるはずです。
そしてそのあとにやってくるのが虚無・虚脱。
自分の未来・将来に対する絶望と失意・悲しみ苦しみ。
友や親族を失った激しい喪失感。
被災者は人殺しなど頼まれてもできない状況であり、心情です。

 やっと助かった人の第一の気がかりは、
今夜どこで寝ようか?
水や食べ物、衣類は?
親族友人知人は無事だろうか?
職場はどうなっている?
自分の事業は継続できるだろうか?
混乱で医者にもかかれない自分や親兄弟のけがの状態に対する不安、このまま不具になるのだろうか?
明日からどうやって暮せば?

 福祉のほとんどなかった大正期では庶民の復興は自らの力でしかなかったのです。


 おれは朝鮮人殺しはなかったけれど、朝鮮人の「井戸の毒投げ入れ」はあったと思いますね。
震災以前にも日本政府打倒を掲げた朝鮮人暴動・警察署焼き討ちが繰り返され、警察官に
複数の死亡者が出ているからです。
しかも朝鮮人による拷問死です。
日本人と違い、どのような人種かがわかるでしょう?

 それは現代にも引き継がれていて、
【浅間山荘事件】
【オウム真理教地下鉄サリン事件】
【統一教会事件】
などは、その代表的なものです。
どれも多くの日本人が犠牲になっています。

 反日朝鮮人にそんな事件を起こされ、さらに「従軍慰安婦」だ「徴用工」だとありもしない捏造に反発も反論もしない日本人。
アメリカGHQをはじめ、中国・朝鮮・フィリピンなどの大嘘や、日教組の「自虐史観」などを真に受けている日本人。

 諸外国人も認めていた安全で善良な日本国が、今や犯罪大国です。
これから先の日本がどのような国になるか、想像するだにイヤですねw

流れ者
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関東大震災朝鮮人虐殺事件(かんとうだいしんさいちょうせんじんぎゃくさつじけん、朝: 관동대학살)とは、1923年(大正12年)の日本で発生した関東地震・関東大震災の混乱の中で、「朝鮮人が井戸に毒を入れた」「朝鮮人や社会主義者が暴動を起こした。放火した」などのデマを妄信した官憲や自警団などが、関東各地で多数の朝鮮人を殺傷した事件の総称である。日本人や中国人が誤認により殺傷された事件や、官憲による社会主義者の殺害事件もあった(亀戸事件、甘粕事件)[1][2][3][4][5][6][7][8][注 1]。殺傷事件の犠牲者数は、論者の立場により幅広い差があり、正確な人数は不明である[

上松煌
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 流れ者とやら。
どうせネットから拾った文章だろうがw
なかったことの証明は『悪魔の証明』と言って不可能だから、日本人がやりもしなかったことを、朝鮮人が高を括って「やった」と言っているだけだろ!

 【従軍慰安婦】【徴用工】も朝鮮人が言っているだけで事実無根だ。
【従軍慰安婦】に至ってはアメリカ軍が日本に代わって膨大な費用をかけて調査し、朝鮮人の言うような従軍慰安婦は存在しなかった事実を突き止め、数年前にその調査記録を日本側に提出したよな。
途端に朝鮮人は【従軍慰安婦】を口にしなくなった。
大嘘がバレたからだ。

 【大正12年の関東大震災の朝鮮人殺し】も同様で事実無根。
朝鮮人が、なかったことをあったと言い張っているだけ。

 おれが小次郎さんの返信に書いた通り、おとなしく善良な日本人は今も昔も被災したら復興のために絶望や失意、茫然自失から立ち直ろうと努力する。
たとえ朝鮮人が井戸に毒を入れたとしても、人殺しなどしている暇はないのさ。

 新潟地震や阪神淡路大震災、東日本大震災でも窃盗や空き巣・レイプなど悪質事件が多発し、死者には指や手首がないものが結構いたなどという証言があったが、日本人は犯人を見つけ出して殺そうなどとはしなかったよな。
100万歩ゆずっても、関東大震災時だけ朝鮮人殺しがあったなんて言う話は、常識で考えてもおかしい。
まして朝鮮人が言っているだけなのだから、過去の前例から言って、世界中で大嘘と判断されるだろう。

 それに朝鮮人殺しをするような恐ろしい日本に、朝鮮戦争時に朝鮮人どもがこぞって不法入国し、今も続々、入国しているのはなぜだ????
日本人が優しく寛容で倫理正義感が強く差別・いじめをしないから住みやすく安全だからだろ。
アメリカや西欧、キルギス、東南アジア諸国をはじめ、朝鮮人を嫌う各国は世界に多い。
数年前には奸国が「旅行に行ったら日本人と言え。朝鮮人と言ってはいけない」と通達を出したことがあったしなwwww
大恩ある日本国および日本人様に後足で砂をかける犬畜生のような朝鮮人だからこそ、世界中で嫌われてしまうのさ。

流れ者
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朝鮮人虐殺は朝日・毎日・読売新聞が当時報じている。
あんただって婆さんから修正記憶を聞かされただけだろ。

流れ者
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朝鮮人かどうかを判別するためにシボレスが用いられ、国歌を歌わせたり[28]、都々逸を歌わせたり[29]、朝鮮語では語頭に濁音がこないことから、道行く人に「十五円五十銭」や「ガギグゲゴ」などを言わせ、うまく言えないと朝鮮人として暴行、殺害したとしている[注 4]。「白い服装だから朝鮮人だろう」という理由で、日本海軍の将校ですら疑われることもあった[30]。また福田村事件のように、方言を話す地方出身の日本内地人が殺害されたケースもある。聾唖者(聴覚障害者)も、東京聾唖学校の生徒の約半数が生死がわからない状態になり、卒業生の一人は殺された[31]。妻沼町で朝鮮人と誤認された秋田出身の青年が拘束され、警察により日本人であると判明したにもかかわらず群衆によって殺害される事件も起きた

流れ者
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大川 常吉(おおかわ つねきち、1877年(明治10年) – 1940年(昭和15年)[10])は、日本の警察官。

関東大震災により混乱にあった神奈川県橘樹郡鶴見町(現・横浜市鶴見区)において神奈川警察署鶴見分署長の任に就いていた大川は[5]、自警団らの群衆から殺害されるおそれのあった朝鮮人・中国人らおよそ300名[* 1] を守ったことで知られる

流れ者
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「鮮人に手を下すなら下してみよ、憚りながら大川常吉が引き受ける、この大川から先きに片付けた上にしろ、われわれ署員の腕の続く限りは、一人だって君たちの手に渡さないぞ」

京王J
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また韓国人の方を差別してますね…

上松様、ヘイトスピーチはやめてください笑

あと、自作自演も。

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