作家でごはん!鍛練場
えんがわ

ヒトコト著作権

 ツイッターが買収され、Xになったのも束の間。その独り善がりな政策はユーザーから嫌われ、次いで人口移動、深刻な経営危機に陥った。そこで再びの買収劇からオーナーとなったグーグル社はXを再びツイッター(Twitter)と改め、改革案に乗り出した。その一つが俗にいうググる、グーグル検索にツイート検索を加えたこと。そしてもう一つの大きな目玉が、ヒトコト著作権だった。

 会社の帰り道、芝原明美は夕焼けのビル群をスマホに写して、「今日はコンソメスープのような秋空」とツイートする。明美は毎日のどうでもいいことを一言呟きながら生活することに、どこか張り合いを感じている。そのツイートには世間を騒がすニュース性はないけれど。
「今の時代ツイッターは何処にでもつながる深夜の遠距離電報だねー」なんて捻くれた比喩、これも明美がある真夜中にツイートした言葉の一つだ。彼氏とケンカ別れすれば、「あーもう憂鬱」「憂鬱って漢字を一秒で書けるスマホの時代なんだねー」「スマホのような彼氏ください」なんて断続的にツイートした夜もあった。
 夕食に何時ものように手抜きの代表格のカレーを作り、「一人暮らしは人をカレーの達人にする」なんてツイートをし、寝る前にその反応を見て、「シチューもな」なんてのに「ハヤシライスも可(ローテーション)」なんて返事をする。そういうのがなんとなく楽しいようだ。

* * *

 ツイッターの新機能「ヒトコト著作権」について軽く説明します。過去のものも含めてツイッターで一定数使われたヒトコトを「エナジーヒトコト」とし、それを初めて使った人に著作権を贈与します。その「エナジーヒトコト」をツイッターで使うには使用料を2円払うことになりますが、その著作権の持ち主は対価として使われるたびに1円貰うことができます。また「エナジーヒトコト」にはそのヒトコトへのコミュニティができ、ユーザー同士が交流できます。これにより、更に流行が加速し、「エナジーヒトコト」が爆発的に流行ったら……
 つまり「バズる」言葉をツイッターのあなたが見つけたら億万長者? 2円の賽銭のあなたの発言でそれが世の中の流行語になる可能性も?
 そんな夢のあるヒトコト著作権なのです!

* * *

 会社の後輩が早速「ヒトコト著作権」に飛びついた。
「凄いですねー、わたしもね、ユーチューブがめちゃくちゃ流行ったら対価をもらえるように、ツイッターもそうじゃなきゃって。思ってたんですよ」
「そうかなー。わたしは今まで通りで良いと思うけど」
 明美はホットコーヒーをちびちびやりながら、その日もまた夕空を見ていた。やれやれ、今日の夕食とツイートは何にしようか。

 ヒトコト著作権が導入されたその日。驚くことが起こった。スマホでツイッターを見ると。「告知」という欄が出て、「あなたのヒトコトがエナジーワードに認定されました」とあり、その下に申し訳なさそうに「にゃん吉大魔王」という単語が置かれていた。
「わっ」と思った。
 宝くじに当たるとはこういうことか。幾らになるんだろう。がめつくも、最初に思ったのはそれだった。それから恐る恐る、エナジーワードの「ニャン吉大魔王」のコミュニティを覗いてみた。
「誰も書き込んでない」
 そりゃそうか。誰も使わなさそうなマイナーワードだもんな。だからこそ誰も思いつかず、わたしのヒトコトが第一に使用されたのだろうけど。でも、なんで「にゃん吉大魔王」なんだろう。ツイッターの告知には、その時のツイートも引用されていて、それが栄えある初めての1円の収入になるのだが、真っ黒な猫がふてぶてしく歩いている画像が添付されている。それは自分でも忘れていた風景だった。猫ちゃん、ありがとね、元気だったらいいな。心軽やかに仕事を片付け、禿げた上司と世間話をして、今日も仕事が終わる。そして夕焼け空を見てツイートをする。「あー、うれしっ。もう、コンソメ色の空に煮込まれて溶けちゃいたいくらい」ふっとポップアップが出て、「エナジーワードがあります、コンソメ色の空、1円を使って使用しますか?」というメッセージが浮かんだ。少し嫌な気がしたが、空を見てわたしと同じことを思ってた人がいるんだな、と思うと幸せな気持ちでツイートした。

「ニャン吉大魔王」のコミュニティは少し荒れていた。そもそも訳の分からないだろうこの言葉が「エナジーワード」になったのは、「にゃんこ大戦争」というスマホゲームで「にゃんこ大魔王」というキャラが出来て、それに似ていたから使用する人が増えたようだ。
 コミュニティでは「にゃんこ大戦争のパクリ」「情弱女が考えそうなネーム」といった誹謗中傷がいくつか、それに対して「このエナジーワードの方がにゃんこ大戦争よりも先輩じゃん」「むしろにゃんこ大戦争がパクリ」といった反論がいくつか。でもその論争の陰で「にゃん吉というところにセンスを感じます」「わたしもこういう日常のささいなヒトコト見つけたーい」みたいな、心ごと踊ってしまうようなメッセージもあった。

 それから明美は新しいエナジーワードに試行錯誤した。明美のような人が思いつく楽しいワードは既に登録されていて、かといって誰も思いつかないような新しい言葉を考えても使用者数が少なすぎて直ぐにエナジーワードになる見込みはない。なまじなったとしても著作権料、たかが2円と侮るなかれ、を払ってまで使いたい言葉かどうかは自分でも疑問だ。
「にゃんこ大王」「にゃんこくどう」「ひやしにゃんこそば」辺りは既に登録されていて。「にゃるがりーた」「猫たちの晩餐(四国)」などは確かに新しいが、どうも流行らなそうだ。
 それでも明美は、ふと空いた隙間時間に「エナジーワード」を考えるのが日課となった。最初は縁起を担いで猫だけにしていたのが、社会情勢、オタク界隈と広げていって、かえって知識が広がったのが皮肉だ。その知識も、単語を詰め込む中学受験生のような、不毛な知識の広げ方だったのは否めないが。
 というのも「にゃん吉大魔王」の著作権収入が月に1000円前後、定期的に入る。更にはそれ以上に何かツイッターをするたびにエナジーワードの著作権料を払う機会がある。どちらも些細なものだが、自分の初めて閃いた言葉が、月に千人以上の人に使われていると思うと、なにか代えがたい喜びが湧き出てくるのだ。コミュニティはひたすらにパクリ論争に終始しているが、それでも五十に一つは、「にゃん吉、愛してる、なんで君が魔王に?」という冗談だったり、「こういう絵、描いてみました」とかイラストまでついてくる。「承認欲求が満たされる」、そんな定型的な言葉に納めたくない満足感、と同時に感じる飢えが明美を襲っていた。
 トイレで便秘に悩んだ時。これだ! と思いついた言葉。それをツイートする。

「うんち不動産」
「エナジーワードがあります、うんち不動産、1円を使って使用しますか?」

「わたし、なんて言葉使ってるんだろう。ウンチなんて。不特定多数の前で。それもエナジーワードになってるし」


 そんな感じで「ヒトコト著作権」にはまっていった明美が、「ヒトコトメーカー」に出会うのは必然だったのだろう。バズるヒトコト集のサイトを巡っている時、そのサイトに出会った。
 そこには
「あなただけのオリジナルのヒトコトをたくさん、たっくさん作ることができます。サイドビジネスにも」
 加えて
「I・Hさん 【冷やしたぬきカレーそば】で、月20万」
「Uさん 有名映画ディスティニーの発表前に【がっかりディスティニー】をツイートし、月に100万」
 という実績も並んでいた。
「まずは10000のワードを生成するプロトツールから。今なら無料です」

 * * *

「明美さん、明美さん、開けてください」
 おっさんの警察官がドアをノックしている。五月蠅いな、開けるよ、わたしは忙しいんだから直ぐに帰って。
「だから、騙されてるんですよ」
「騙されてないわよ、ほら収支は月に50万円プラスで、ぜんぜん世間でいうような悪質じゃないところなの」
 皺一つないシャツの警察さんが言う。
「あなたのツイートというのが、非社会的なアンモラルなものでも?」
 わたしは怒る。そういうどうしようもない偏見が、このビジネスを難しいものにしているのだ。
「そんなことない」
「そんなことある!」
 わたしが酷い剣幕で怒ったら、警察はそれ以上の怒鳴り声で怒ってきた。ああ! もう!
「証拠は! あるの!」
「あります」

「見てください、三日前のあなたのツイート、【ひな人形、サーロインでお貸ししまする】、ひな人形、これは売春の隠語です。似たような【ひな人形】を頭に使った「エナジーワード」、あなたの「エナジーワード」から8個見つかりましたよ。どれも著作権料は微々たるものでしょうが、確かに被害者はいるのです」
「だから! 証拠は! あるの!」
「あなたは自分のツイッターも見てないんでしょう。もはや」
「ああ!」
 警察官はむしろ憐れむような声で
「あなたの作った、いや作らされたのでしょうが、エナジーワード、そのコミュニティを観てください、目に焼き付けてください」
「ひな人形」やら「十七の月夜」やら売春ワードを混ぜたエナジーワードのコミュニティ。そこにあった、言葉の数々。醜い性欲の塊と、軽い気持ちで身体を売る子、犯罪の行く先、時折混じる被害者の訴え。わたしが、わたしが、作ったんだ。そして、わたしはその金を吸ったんだ。
 わたしは声にならない悲鳴のような、ただ、呻きをあげた。
「あなたのしたかったこと、それを思い出してください、少なくともこんなことではなかったはず、でも、もう時間はありません」
 警察官はまっすぐにこちらを見つめ続ける。
「直にあなたのツールを作った【ヒトコトメーカー】訴えられますよ。もちろん知らなかったとはいえ、それに加担していたあなたにも罪は及ぶでしょう。そして【ヒトコトメーカー】の会社、ツールのバージョンアップと称して定期的にお金をせしめ、そしてメールアドレスと架空の住所を変えることで、雲隠れし続けているのです。残念ながら逃げ切るでしょう。けっきょくは一番損をするのは末端のあなたのような構成員なのですよ」
 少し、少し時間をちょうだい。
「ちょっと、ちょっと待って」
「今日までならいくらでも待ちますよ」
「なにか、なにか」
「今の気持ちでもツイートしますか、案外ヒトコト著作権、もらえるかもしれませんね」
「それ、いいかも、いいかな」
 わたしは泣きながら、つぶやいた。何故かそうつぶやいていた。
「冗談のつもりだったんですが……いいですよ」
 わたしはツイッターに今の心からの絶望と汚れきった膿をツイートという形でぶちまけた。
「エナジーワードがあります、〇〇〇〇、1円を使って使用しますか?」

 * * *

 わたしは心の病院に入った。そこはネットがなく、不自由だったけど。人と人が言葉で、会話でつながり、むしろ居心地のいい環境だった。「おはよう」があって「いただきます」があって「ごちそうさま」があるところ。一日に一度、作業療法と称して、カラオケ大会みたいなのがあって楽しかった。女ながらにスピッツの「ロビンソン」をよく歌った。「残酷な天使のテーゼ」が人気だった。
 それでもネットは絶てそうもない、と私よりも若そうな青年の主治医に言うと。「あなたは素直ですね」と言われ。それから。
「あなたの心の病はネット空間で人が見えなくなってしまった、所謂ネット依存の影響もありますが。それでも随分前のあなたはネットに囲まれながらも、楽しく社会で生活をし、一人で自立していたのでしょう。要はネットは使い方の問題なのです。程度の問題。月並みですがね。あなたはそれが出来ていた。出来なくなったのは、あなたの少しの不注意と、甘い社会の罠と、どうしようもない現代という時代なのですよ。いわばケーキとラーメンだらけの社会。それに運動不足のオフィス勤めが続いてはね。ずいぶんお痩せになって。こちらの質素な食生活は、だいぶお辛かったでしょう」
「ええ、だいぶ、はは」
 泣けてきた。テキストでは伝わらないだろう生の人の声だからこそ響く温かさが、何よりも説得力を増していた。

 それからわたしは実家から近くの喫茶店のアルバイトをしながら、今日も楽しく生きている。ネットについて考えることがあって、むしろ前よりもハマってしまっている。今では違法となったツイッターの代わりに。本当に短い2,3行の日記というよりも、時記というよりも、なんだろう、それはメメントメモ(瞬記)と名付けられたのだが。そんなものをネットでアップしユーザー同士で緩くやり取りをする。そんなのにハマっている。まだまだ一時期のツイッターほどの盛り上がりはないが、これはこれで少し寂しくも、仲間内で楽しめてる感じだ。そして今日も夕日に向かって呟くのだ。
「やっと一日が終わるよー。コンソメの空がコーヒー色に変わってく」

ヒトコト著作権

執筆の狙い

作者 えんがわ
M014008022192.v4.enabler.ne.jp

目を通していただいた方、ありがとうございます。
何か思うことがあったら、コメント、ご意見、ご批評、お願いします。

コメント

京王J
M106073002160.v4.enabler.ne.jp

読みました…

>>そこで再びの買収劇からオーナーとなったグーグル社はXを再びツイッター(Twitter)と改め、改革案に乗り出した。その一つが俗にいうググる、グーグル検索にツイート検索を加えたこと。そしてもう一つの大きな目玉が、ヒトコト著作権だった。

「グーグル社」や「X」や「Twitter」等、実在する企業の名称を自分の作品内で使用していますが、ちゃんと「グーグル社」や「X」に許可を得たのでしょうか?
もし許可を得ていないのであれば、「他者の権利を侵害」しているとして、ごはんのガイドライン違反になるかもしれません。
老婆心ながら、えんがわ様の今回の作品は、法令やガイドライン等に違反する可能性があるため、作品の削除を運営に要請する必要があります。

また、「グーグル検索にツイート検索を加えたこと」とありますが、すでにグーグル検索でツイートを検索することはすでに普通にできますが…
「ヒトコト著作権」も、すでに有名人がサブスクリプションを使ってXでツイートの収益化を行なっていますが…
個人的な意見ですが、一般人のツイートを引用するのにいちいち使用料を取るSNSが、「コミュニティができ、ユーザー同士が交流できます。これにより、更に流行が加速」しして、「爆発的に流行」ることはないと思います。

最後に、これも老婆心で申し上げますが、著作権はXが認めるかどうかは関係なく、創作物を作成した瞬間に自動的に発生します。
あと、「著作権」を「贈与」したのなら、それに対して「使用料」を支払うというのはおかしいのでは…?

「やっと一日が終わるよー。コンソメの空がコーヒー色に変わってく」
↑は爆笑しました笑

えんがわ
M014008022192.v4.enabler.ne.jp

ごめんなさい。すいませんでした。

偏差値45
KD106180000197.au-net.ne.jp

ヒトコト著作権……。

「もしもワールド」ですね。
現実の社会とは整合性は取りにくいでしょうけど。
ネット社会においての失敗例でしょうか。
そもそも安易にはお金は稼げませんからね。
ユーチューバーであっても、それなりの努力はしている。
同様に失敗をすることもある。
スシローのペロペロ事件を想起させますね。

>要はネットは使い方の問題なのです。程度の問題。
インターネット中毒の患者としては耳が痛いですね。

>「やっと一日が終わるよー。コンソメの空がコーヒー色に変わってく」
結局、元の状態に戻っていくわけですね。
何でも程ほどが良いということでしょうか。

えんがわ
M014008022192.v4.enabler.ne.jp

>偏差値45さん

コメントありがとうございます。

>「もしもワールド」ですね。
>現実の社会とは整合性は取りにくいでしょうけど。

ネット関連の情報は下調べが浅く、整合性やリアリティが薄いと思います。
ここは文章の説得力に直結するので、「手抜き」と言われても「その通り」としか言いようがない。

ただ「ヒトコト著作権」のシステムや「ヒトコトメーカー」の内容など、色々と細かく書きたい部分もあったんだけど、
書くと理屈っぽくだれた文章になりそうだし、作品の面白さとは違う部分でのこだわりだなと思って、省きました。

サイエンスフィクションではなく、なんちゃって漫画みたいな、フィクションっぽい作風になったと思うのですが、それはそれで軽くていいかなと思ってます。

>ネット社会においての失敗例でしょうか。
>そもそも安易にはお金は稼げませんからね。

アイディアと著作権、著作権ビジネス、何がオリジナルなのか、オリジナル絶対な風潮みたいなものへの抵抗、みたいなものを考えてたのと。
ネット社会でどろどろした部分への想いをミックスした感じです。

自分もネットジャンキー気味なので、けっこう書いてて自分自身に来るものがありました。
そのぶん、共感性のある感じになったのなら、嬉しいです。


>「やっと一日が終わるよー。コンソメの空がコーヒー色に変わってく」
>結局、元の状態に戻っていくわけですね。

はい。ポエミーな文面ですが、この主人公ならこうツイートするだろうなと自然に浮かんだものを使いました。
新しい朝や夜明けが来る、というような無責任に未来を展望するよりも、心穏やかに眠りにつく夜が〆にいいかなとか。主人公のカムバックで精いっぱいで、成長を上手く書けなかったのは反省点です。


かなり勢いで書いたので推敲不足で、誤字もあって、うわーと投降後思ったのですが、こうしてコメントしていただいてほっとしました。

ありがとです。ほんと、ありがとう。

夜の雨
ai200232.d.west.v6connect.net

「ヒトコト著作権」読みました。

主人公の芝原明美が日常的にツイートしているところは面白いですね。

 >会社の帰り道、芝原明美は夕焼けのビル群をスマホに写して、「今日はコンソメスープのような秋空」とツイートする。明美は毎日のどうでもいいことを一言呟きながら生活することに、どこか張り合いを感じている。そのツイートには世間を騒がすニュース性はないけれど。<
明美の人柄が伝わるのと同時に一日の生活パターンがわかるような。

御作の場合はこの明美が反社会勢力に利用されているとかの話に展開されますが、そのあたりよりも毎日のけだるい時間の流れを描いたほうが面白いかも。
世の中に流されている主人公。
彼女は何を目的に生きているのだろうかとか。たまにふとそのあたりをツイートして人生を考える。
そんなときに知り合いから電話とかメールとかくるとか。

友人からだと「結婚するとかで出席してくれないかとか」。
そうすると明美の日常にインパクトがあります。

そういったお話を書くと、わかりやすくなるのでは。

「ヒトコト」で「著作権」料を取るとかだと生活がしにくいですね。
ツイッターを利用する方が減るかもしれません。
というか小説などでは「タイトル」は、著作権がありません。
これは、よく使うからです。(似たタイトルが多く使われるから)。
なので、ある程度長い文章ならまだしも「ヒトコト」で「著作権」料を取ることはできないと思いますが。
まあ、一企業が自分のところで使っているモノを提供しているので可能かもしれませんが。
人間関係が壊れるようなことをしているような気がします。
自由に言葉を使い通信ができないので。
かなりせこい会社ですね。

ラストはよかった。
>「やっと一日が終わるよー。コンソメの空がコーヒー色に変わってく」<


お疲れさまでした。

えんがわ
M014008022192.v4.enabler.ne.jp

>夜の雨さん

ありがとうございます。

>主人公の芝原明美が日常的にツイートしているところは面白いですね。

はい。日常を素材にするのは好きだし、どちらかというと相性が良いのかな。

>御作の場合はこの明美が反社会勢力に利用されているとかの話に展開されますが、そのあたりよりも毎日のけだるい時間の流れを描いたほうが面白いかも。

あっ。日常のまま続けた方が、お好みでしたか。
犯罪とか精神病院とか、けっこう展開を急に作ったんですが・・・
緩やかな日常の中でのツイッターに関わるふとした事件、の方が面白いかも。また自分には合ってるかも。
今回の形をとるにしても、転部まで、もっと日常描写を続けて、じょじょに変化を描写した方が面白いものになっただろうな。
もっと自分の持ち味を活かした書き方ができればと思います。
でも、今回みたいなチャレンジをするのは楽しいし、試行錯誤は続けるよー。

>「ヒトコト」で「著作権」料を取るとかだと生活がしにくいですね。

ものすごく窮屈になるでしょーなー。
お金が関わると活気づく部分はあるとは思うのですが、空気は悪くなりますよねー。
今回入れたパクリ論争とか、そういうのめっちゃ増えると思う。


>なので、ある程度長い文章ならまだしも「ヒトコト」で「著作権」料を取ることはできないと思いますが。
>まあ、一企業が自分のところで使っているモノを提供しているので可能かもしれませんが。
>人間関係が壊れるようなことをしているような気がします。
>自由に言葉を使い通信ができないので。
>かなりせこい会社ですね。

はい。
個人的に考えてた設定が、
会社が示した著作権は厳密には法的な著作権ではなく、ただお金を分け与えるのに分かりやすいから「著作権」という単語を使った。
そのうえ使用料2円、でエナジーワードの持ち主には1円を還元するということは、まるまる1円を会社が儲けにするというザル商売。
いろいろ経費がかかるんでしょうが、セコイし、法的にはブラックです。
(こんなんグーグル社のような良識ある企業がやるわけない、と言われればそこまでなんですが)
ツイッターは勢いをなくし、エロと犯罪の巣窟となり、最終的に法的に禁止される。
というのがオチです。

はは。こういうのは余り書かない方がいいですね。ははは。


>ラストはよかった。

話にオチがついたようで良かったです。
淡白な終わり方かなと思ったのですが、こういうのもいいかなと思い、これにしました。


課題として、もうちょい生活感というか、ユニークな設定でも日々の営みとか描けるといいなと思いました。
そういうの読むのも書くのも好きですし。

ではではー。あでぃおーす。

のべたん。
210-203-233-190.ppp.bbiq.jp

読ませていただきました。

Twitter(X)もインプレッション数で収益得られるようになりましたし、今後どんなサービスが提供されるか分からないですが、ヒトコト著作権というのは、あまり現実的ではないような気がしました。(一回使用するごとに1円が支払われるとするなら、手数料とかどうなるんだろ、とか思ってしまって……)すみません。これなら将来あり得るかも、と思わせるような設定であれば、物語に現実味が増して、よいのではないかと思いました。

そのあとの、ネットにハマってしまうオチはとてもよかったです。

執筆おつかれさまでした。

えんがわ
M014008022192.v4.enabler.ne.jp

>のべたん。さん

そうですねー。
ヒトコト著作権の実現性を考えてしまうと、苦しいところです。
そこまで設定を書き込むと却ってつまらなくなるかなと思ってたのと同時に、そこまで煮詰められなかったのも確か。

ネットにはまってしまうのは怖いですー。
今は身近にあり過ぎて空気のように電脳空間があるけど、現実を忘れてしまうほどはまるのは怖いよねー。
身に覚えがあるので、そういう意味ではこっちは説得力があったのかも。

ありがとでした。のべたんさんも楽しいネットライフをー。

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