院宣
【登場人物】
小槻 国宗(左大史、大夫史)・・・後鳥羽上皇の院宣を携えた使者。
北条 泰時(太郎、武州)・・・幕府軍総大将。鎌倉幕府二代目執権である北条義時の長男。
北条時房(五郎、相州)・・・泰時の親族。幕府軍大将。
北条朝時(次郎、式部丞)・・・泰時の弟。幕府軍大将。
藤田能国(三郎)・・・幕府軍に従軍する武士の一人。
勅使河原則直(小三郎)・・・幕府軍の武士。
承久3年、治天の君・後鳥羽上皇が鎌倉幕府二代目執権・北条義時を討伐せんと院宣を発した。それを受け義時は息子の泰時を総大将とした幕府軍を京へ向ける。その報を聞いた後鳥羽上皇は藤原秀康を総大将とし、幕府軍の迎撃に当たらせた。しかし討伐軍は大敗、勢いを得た幕府軍は京の最終防衛線である宇治川に到達。藤原秀康は迎え撃つも敗北、後鳥羽上皇に見限られ逃亡した。討伐軍の敗北を受けた後鳥羽上皇は、樋口河原に入った幕府軍の総大将・泰時へと使者を遣わした。
小槻国宗は寺の廊下を先導する武士を後ろを歩きながら自らを鼓舞していた。
(大丈夫だ、大丈夫。幾ら野蛮な坂東武士と言えど、上皇様からの院宣を携えた私をどうにかする事は無いはず。大丈夫、大丈夫。恐れる事は無い)
国宗は後鳥羽上皇からの院宣をへ届ける役目を仰せ付けられていた。内心嫌で仕方がなかったが、上皇からの命令である為に渋々幕府軍の居る樋口河原へと赴いたのであった。国宗は先導する武士を見た。こちらに背を向ける武士は大きく筋肉質な体、眼光が鋭く厳つい顔はまさに鬼の様である。
(坂東武士とは皆、この様な者らなのであろうか。であるとしたら、総大将の武州とは一体どんな怪物なのか)
国宗はその姿を想像して身を震わせる。数瞬前までは恐れる事は無いと鼓舞していたが、やはり怖いものは怖いのである。それに想像には際限が無い。想像は無限に恐ろしくなっていく。国宗は横を見る。すると、寺の小さな中庭が広がっていた。国宗が居るのは樋口河原の近くにある寺である。上皇からの使者が来ると聞いた幕府軍総大将・泰時が勅使を陣で迎える訳には行かぬと、近くの寺使わせてくれと頼み込んだと言う。
(坂東武士と言えどそこは間際得ておるらしい)
国宗は空を見上げた。
(あぁ、いっそ空にでも飛んで逃げてしまいたい)
しかし、ここまで来てしまっては逃げる事など出来ない。国宗は視線を落として、足元を見た。
(はぁ、何故私なのか。他の者ではダメだったのか)
自らにこの役目を任せた上皇を恨めしく思うが、恨んだところでどうにも為らない。諦めのため息を吐こうとした頃で、武士が歩みを止めた。
「上皇様よりの使者をお連れいたしました」
武士が大音声をあげる。いつの間にか国宗は総大将の居る間の目前まで来てきたのだ。
「入れ」
間の中から声が帰って来た。ここに来て今まで恐怖に隠れていた緊張が、顔を見せた。国宗はきりきりと痛み出す腹を抑える。武士は国宗の緊張など知らぬと中に入る様に促している。国宗は大きく息を吸うと、一歩足を踏み入れた。中へ入ると3人の武士が、国宗を見上げる。皆思っていたよりも若い者達であった。しかし皆一様に威圧感を放っている。
(ぐぅ、何と言う圧か。しかし負けては為らぬ。私は上皇様からの使者、何で遜る必要があろうか)
国宗は気圧され無い様に視線をずらしながら、3人の前に座した。
「私は武州殿への院宣を、上皇様より預かっております。小槻左大史でございます」
国宗は総大将と思われる真ん中に座る男の首の辺りを見て言うと、頭を下げた。
(早く終わってくれ)
国宗は心の中で祈り続けた。
泰時は頭を下げる上皇からの国宗の姿を見ていた。狩衣をきて立烏帽子を被った使者は、見るからに貴族と行った出立である。
「ははっ、大夫史殿。そう畏まられるな。貴殿は上皇からの使者なのだから」
泰時の左に座る幕府軍大将・北条時房が笑みを浮かべながら、声をかける。時房の笑みは明るく快活で相手に好印象を与える。それ故に様々な人々に好かれるのであるが、顔を上げた国宗は畏縮してしまっている。
(そんなに我らは怖いのだろうか……?確かに武士故、京の公家など比べて体が大きい。ふぅむ、これ程までに恐れられるとは、院宣の受け渡しも素早く済めば良いが。こんな事なら、甲冑を脱げば良かったな)
泰時は一抹の不安を覚えた。泰時は早々と終わらせようと、話を進める。
「大夫史殿、早速院宣を賜ろうか」
「は、はっ」
国宗は押される様に返事をすると、懐中から細長い院宣を取り出す。国宗は院宣を流れる様な動作で、頭の上に持って行く。泰時はその格好のまま寄って来る国宗から、院宣を受け取った。その際、泰時は国宗の顔を見つめると、目が少し泳ぐ。元の位置へと戻って行く国宗を見て、泰時は感心していた。
(顔は強張って、汗をかいておるのに、動きはこうも流麗とはな。流石は都人と言うべきか)
「では、読ませていただく」
泰時は院宣に一礼すると、武蔵守殿と書かれた包み紙を開け、折り畳まれた紙を取り出す。そして、少し開く。そうすると院宣の末文が見える。その末文をチラと見て、泰時の中に嫌な予感がした。その予感を払おうと一気に開いて、中に目を通す。一通り眺めた泰時はふぅと息を吐いた。嫌な予感が当たっていた。
北条朝時は難しい顔で院宣を読んでいる兄・泰時を見て、感心していた。
(院宣が読めるとは、流石は兄上。俺とは違うな)
朝時は視線を国宗に向ける。国宗は視線に気づくと、小さく礼をした。
(澄ました奴だ。やはり都人は皆この様な感じなのだな。文士の奴らに瓜二つだ)
朝時は国宗を上から下まで見ると、泰時へと視線を戻した。相変わらず泰時は院宣と睨み合っていた。
(やる事無いな)
正直朝時は、暇を持て余していた。幕府軍の大将と言う事で、ここに居るがやる事が無い。それ故にあちこちを見ていた。しかし、一通り見終わってしまった。
(それにしても兄上は、ずっと院宣を読んでるな)
朝時はどうしようも無くぼうっと泰時を見るでも無く見ていた。
(ん……?)
朝時は泰時の異変に気が付いた。チラチラと朝時を見て来るのだ。
(何だ、何で見て来るんだ)
泰時の視線を受けながら、朝時は考えた。
(ダメだな、分からん)
朝時は仕方無く泰時に寄って行く。
「どうしたのですか?」
小声で聞くと、泰時も声を低くする。
「分からぬのだ」
「は?」
朝時は何の事か分からずキョトンとする。泰時はその朝時の反応に焦れた様な顔をする。
「何と書いてあるのか、分からぬのだ」
「え!読め--」
大きな声で言い掛けた朝時の口を泰時は慌てて塞いだ。泰時の向こう側に居る時房が、顔を覗かせた。
「どうした?」
泰時は振り向くと、状況を説明する。
「ふうむ、そうか」
泰時からの説明を聞いた時房は、チラリと国宗を見た。国宗は何事かと、集まる3人を見ている。
「大夫史殿、貴殿は我らの様な田舎武士には院宣など読めぬと思っておるではおるのではないか?」
朝時たちは何を言い出すのかと、時房を見る。急に水を向けられた国宗は、
「そのような事はけしてありませぬ」
と頭を下げる。しかし、時房は止めない。
「口では何とでも言えよう。式部丞、誰ぞ連れて参れ」
「え、俺?」
突然呼ばれた朝時は、素っ頓狂な声を上げた。
「そうだ、早う行け」
時房は強い視線を向ける。朝時は困惑したまま泰時を見た。泰時は済まぬと言うような顔をしている。
(行くしか無いのか……)
朝時は小さくため息をつく。
「畏まりました」
頭を下げて部屋を出たが、朝時は頭を抱えたかった。
(俺たちに院宣が読める奴が居る訳ないだろ!)
朝時の知る坂東武士が出来る読み書きなど、日常生活で使う様な簡単なモノだけだ。公家達が使う様なモノなど読めない。しかしそれでも連れて来いと言われ、畏まりましたと言った以上は誰かを連れて来なければならない。
(どうすれば良いんだよ)
途方に暮れる朝時は、空を見た。視界に広がる空は朝時の内心とは裏腹に、晴れ渡っていた。
藤田能国は樋口河原に布かれた陣の一角で、
休息を取っていた。鎌倉から幕府軍として、ここまで戦い動き生き抜いて来た。能国は近場にあった中ぐらいの石に腰掛けて、考え深く思っていた。
(ここまで良く生き抜いてこれたものだ。そこまで功が挙げられていないのが惜しいが、生き残れただけでも良しとするか……)
やけに晴れている空を見上げなら、思いに耽る能国に近づいて来る者が居た。その者は勅使河原則直。能国と同じく幕府軍として従軍する武士だ。則直はヘラヘラと笑みを浮かべながら、能国の肩を叩いた。
「おう、三郎!どうした?そンな考えこンちまってよォ」
能国は突然の事に目を丸くして、則直を見上げた。
「あぁ、小三郎か。いまいち、手柄が取れなんだ事を悔しくおもってな」
能国が答えると則直は、
「何だ、そンな事であンな顔してたのかァ?」
と言うと、大きく笑った。
「安心しろよォ。オレも同じようなモンだ」
バンバンと能国の肩を叩く則直の片手には、瓢箪が握られていた。
「水か」
則直は手に持っている瓢箪をチラリと見た。
「いや、酒だ。飲むか?」
瓢箪を差し出す則直を手で制した。
「いや、要らぬ。と言うよりお主、戦に酒なんぞ持って来たのか」
能国の問いに則直はへへっと笑う
「いんやぁ、そンなわけねぇだろォ。そこで貰ったンだよ」
則直の指差す方を見ると、確かにそこにはガヤガヤとバカ騒ぎしている一団がある。その一団を何処かイヤそうに見ている能国を見て則直は静かに聞いた。
「苦手か?ああ言うのは」
「いや、そう言う事ではないが」
歯切れの悪い能国の答えに、則直はハッと軽く笑った。
「歯切れ悪りぃなァ、オイ。ま、お前は物知りだからなァ」
「いや、そんな事はない」
反論する能国を則直は、ニヤッと笑って瓢箪を煽った。能国はふぅと息を吐いて視線を一団の方を見ると、幕府軍の大将の一人である朝時が姿が目に入った。能国は朝時の何処か浮かない顔を見て、嫌な予感を覚えた。
朝時は樋口河原の陣に来て、ため息を吐いた。入って最初に目に入ったのが、馬鹿騒ぎをする一団であったからだ。
(こんな奴ら中から院宣読めるのを探すか……。逆立ちでモノ食うより難しいぞ)
しかし、泰時たちは待っている。ばっくれたくなるが、その後が恐ろしい。朝時は仕方なく、声を張り上げた。
「おぉい、ちょっと聞いてくれ!」
楽しげに談笑なり何なりをしていた坂東武士達が皆一様に、朝時を見た。楽しい一時に水を刺され、痛い視線を向けてくる。
(何で俺がこんな目に……)
心内で愚痴を溢しながらも、朝時は続ける。
「この中で、あー。この中で、京からの文が読める奴は居るか?」
朝時が言い終わった後、時が止まったかの様な沈黙が垂れ込めた。
(アホ面で見上げる奴、お互いの顔を見合う奴……)
朝時は反応を見て、何度目かのため息を飲み込んだ。どうしたものかと頭を抱えかけた時、則直が手を挙げた。
「ん?何だ、お前。読めるのか?」
朝時はその則直を驚きと期待を込めて聞いた。
「いンや、そう言うわけじゃァありませン」
朝時の期待は瞬きの速さで、潰された。
「じゃあ、何だ」
朝時が半ば苛立ちながら聞くのに、則直は胸張って答えた。
「が、この勅使河原小三郎。その京のからの文を読める文博士を知っております」
仰々しく言う則直に
「早く言え」
と間髪入れずに促す。
「それは--」
則直はここで溜めると、能国の肩をダンと掴む。
「このここに居る、藤田三郎でございます」
朝時は訝しそうに能国を見た。
(藤田三郎?誰だ。ほんとに読めるのか?)
能国や則直は、幕府軍に於いてその他大勢に入る部類の武士だ。そんな武士が何故読めるのか。朝時は疑問に思うが、確かめようも無ければ、能国の他に読めると言う者が居ない。泰時達が今も待っている事もあり、朝時は一つかけることにした。当の能国は何やら則直に言っているが、本人が嫌でも読めそうな者が一人しか居ない為来てもらわねばならない。
「おい、お前。ほんとに読めるのか?」
朝時の問いに能国は目を泳がしながら答えた。
「は、まぁ、その。博士と言う程ではありませぬが」
能国は謙虚な態度をとるが朝時としては、謙虚だろうが傲慢だろうがどうでも良い。
「そうか、俺と一緒に来てもらっても良いか」
朝時の求めに能国は、間を置かずに応じた。
「はっ」
朝時は能国と共に寺へと向かう道中、空を仰ぎ見る。
(無事に行くのか、これ。まぁ、行ってくれないと後々怖い。元々読める奴を探すのなんてのがなぁ……)
朝時はチラリと能国を見た。能国は淡々と後に着いてくる。
(本当に大丈夫だろうな、コイツ)
不安を抱くも選択肢など無ければ、もうここまで連れてきている。
(決めちまったしな、仕方ないか)
朝時は信じたと言うより、諦めた。
泰時は重苦しい空気の中、朝時の帰りを待っていた。
(まだか、まだか次郎!)
泰時はその場の空気感に耐えかねて、朝時の帰りを求めるが思ったようにはなかなか成らない。隣に座る時房を見遣るがこちらをチラとも見もしない。そもそも泰時は時房が何故、居るかも分からない。いや殆どの高確率で居ない文字の読める、況してや院宣の読める者などを探させるなどと言う賭けに出たのか。分からなかった。
(苦肉では有るのだろうが……)
泰時は変に張り詰めた部屋から、気を逸らす為に様々考えるがあまり効果はなさそうであった。こうして時間が暫く経ったのち、廊下から足音が近づいてきた。
(やっと来たか、次郎!)
部屋に居た皆が皆、廊下を見た。足元を見ながら姿を現した朝時は、部屋の全員から視線が向けられている事に気づいてギョッとした顔を見せた。が、すぐに取り繕うと泰時の隣に腰を下ろした。
「どうだ、見つかったのか?」
泰時は座った朝時に声を顰めて聞くと、
「多分な」
と曖昧な答えが返ってきた。
「多分とは何だ、多分とは」
泰時が聞き返すと同時に、能国が姿を見せた。廊下で両手を突いた能国の事を時房が聞いた。
「式部丞、その者は?」
「この者は、藤田三郎と申す者です。ほら、名乗れ」
朝時に促された能国は、頭を下げた。
「はっ。某、猪俣党の藤田三郎能国でございます」
「三郎とやら、読んでみよ」
時房は名を聞くなり、院宣を能国に手渡した。能国は一通り目を通すと、読み上げた。
「今回の戦に、朝廷の意思は何もなく。全ては悪臣によるものである。今は幕府の意に従って処置を致そうと思う。ただし、京において東国の武士たちが狼藉を働くのはよして欲しい」
能国は顔を上げると、
「以上でございます」
と終わりを告げた。時房は能国から院宣を受け取ると、国宗に向き直った。
「上皇様の意、しかと承った」
頭を下げた時房に泰時と朝時が習う。
「お頼み申しますぞ」
国宗は念を押すように頭を下げる3人に言葉をかけた。
こうして、院宣の受け渡しが終わった。
国宗は寺から出ると胸を撫で下ろした。
(やっと終わった……)
空を見ると、思ったよりも時間が経っていないようである。何刻にも感じる場所から解放された国宗は、そそくさと京への道を帰っていく。道中、思い出したくもないがふと思った。
(わざわざ呼びに行かねも良いものを。意地など張らずとも、はなから読めるとは思ってなどないと言うに……それにしても、誠に読めるものが居るとはな。土産話が出来たわ)
国宗は口元を緩めたが、すぐに正して周りを見渡した。特に人影がない事を見ると、安堵の息を漏らした。何処までも東蝦夷が怖かった。
能国は樋口河原の陣に戻ると、時房の言葉を思い返していた。
『上皇様の意、しかと承った』
(上皇様の意か……。これは途方も無い事に関わってしまった)
宙に視線を漂わせながら考えていると、バンと背を叩かれた。みると、則直であった。
「よォ、三郎。どうなったンだよ、文の件はよ」
「どうとは何だ」
則直を見ると、少し赤い。
「読めたのかよ?ん?」
能国は肩を組んで顔を近づける則直を押し退けた。
「読めた。ただの文ではなく、院宣であったがな」
「あ?なンだ、インゲンってのは」
顔を顰める則直を嘆息を吐いた。
「院宣だ。我らでは到底、頂けるものだ」
「そうか。じゃあ、良かったじゃねェかよ」
能国は眉を寄せると、
「良かった?何がだ」
問う。則直は能国を見下ろす。
「だってよ。普通、俺たちが読めねェもんが読めたんだろ?」
「馬鹿だな」
能国の毒付きに、則直はヘッと笑った。
「何、今更言ってンだ」
自身ありげに言う則直を見て、能国は思わず吹き出した。
「ふっ、そうだな。今更か」
則直は珍しい能国の笑いを見て、したりと笑う。
「飲むか?」
「要らん」
陣幕は相変わらず、馬鹿騒ぎであった。
国宗が去り能国を下がらせると、泰時は
「叔父上、何故次郎に院宣を読める者を、探させに行ったのですか?」
と時房に聞いた。
「そうですよ。居たから良かったものを、居なかったどうする気だったのですか?」
朝時もそれに乗っかる。時房は二人の顔を見た。
「格好が掴んでは無いか」
少しその場が止まる。
「それだけですか?」
泰時の問いに、時房は頷く。
「朝廷の軍。謂わば、官軍を打ち破った軍の者が、字が読めぬでは格好が付かんだろう?」
口を挟みたかったが、莞爾と笑う時房をみて、何も言えなくなった。
鎌倉幕府はこの後、首謀者たる後鳥羽上皇を隠岐島に配流する。その上、後鳥羽上皇に同意した皇族も同じく配流。現天皇である仲恭天皇を廃し、後堀河天皇を即位させる。賊軍が官軍に勝利する唯一の合戦となった。
執筆の狙い
供養の気持ちでいた方が少しはラクかしら?
多分、今までで一番読み難いです。