作家でごはん!鍛練場
でびあく。

平凡な。

私は、田舎によくいる平凡な中学生。
勉強・運動ともに、他の皆と比べて良くもなく、悪くもなく…。
まぁ、何が言いたいかと言うと普通なのである。

私の家は、代々頭は良いそうで、医者、獣医の人が多かった。
爺ちゃんは、町会議員もやってて、沢山の人に慕われていた。だから、爺ちゃんの葬式には沢山の人が訪れていた。小さい時のことだから、あんま覚えてないけど…。

突然だが、これでも自分は、小学校の時は学年で一番頭が良かったのである。二番目に頭のいい子は、自分の親友で、良きライバルだった。
中学に入って、勉強をしなくなった自分は、徐々に順位を落としていった。
対して、ライバルは今や学年で一位である。

そんな私は、兄一人と妹が二人いる長女である。

そして、ライバルや他の子、
兄妹と私はくらべられる。

「○○ちゃんはいい子なのに」

「お兄ちゃんは、勉強頑張ってたのに」

「お姉ちゃんみたいになっちゃダメよ」

「どうしてそんなことも出来ないの?」

「妹はやるのに、何で貴方はしないの」

こんな風に、ね?

私の。
ちょっとした過去のことを話そうか。



私が一歳半のとき、一人の妹が生まれた。
親は共働きで、お母さんは妹に付きっきり。
お兄ちゃんだって、6歳も離れてたし、いつも小学校に行っていた。私自身も保育園には行ってはいたが、家族からの愛をなかなか受けれなかった頃は、相当きてたものがあったのだろう。そんな時に、二人目の妹が、私が4歳ぐらいの時に生まれた。
幼いながらに、何か思うものでもあったのだろう。
だから、小二の頃からあんなことをやり始めたのだろう。

小二の時、自分は手のひらにマジックペンで自分の名前を書き、その下に【○ね】と書いた。お母さんは、そんな私を見て、
『ごめんね。甘やかせてやれなくて、ごめんね』
と、私を抱きしめながら言った。
小四の頃、何を思ったのか、何を考えていたのか自分自身でも分からないが、親に【○にたい】ということを紙に書いて、夜中に机に置いた。翌日、起きてから家族に
「なにコレ?w」と笑われた。
小五の頃から、自分が少しでも悪いことをしたら、兄に暴力を振るわれた。髪を引っ張られたり、蹴られたり、頭を踏まれたり。今はないけど、その時は怖くて痛くて、何か聞かれても、自分は口を閉ざして、下を向いて泣いていた。
それを見た兄は、
「何泣いてんのwきも、消えろよ」
と言って、また暴力を振るわれた。
中学に入ってから、家族は末っ子を優先することが多くなった。末っ子が欲しいと言ったら買い与えるし、やりたいと言ったらやらせるし。甘々に育てられた末っ子は、いつでも親という後ろ盾がいた。喧嘩をして、明らかに末っ子が悪かろうが、「お姉ちゃんでしょ」と言われ、自分が悪いことになる。それを嫌に思ってるのは、自分だけでなく、一歳半年下の妹もだった。趣味も合うし、共感できることが多かったから、自分はこっちの妹の方が気が楽に思えた。
最近、自分は立志式があり、親からの手紙を貰った。内容は、以下のものである。

<貴方を妊娠した時、
周りからは反対されていた。
▽▽(兄の名前)が可哀想だって。
でも、貴方が生まれてから、
お兄ちゃんは貴方を大切にしていた。
周りの人も沢山可愛がってくれた。
だけど、すぐに妹が生まれて、
貴方を優先できなくなった。
ごめんね。
でも、 〜〜省略〜〜 〉

嬉しい、っていうのより、
は?、という思いが強かった。
自分は、生まれたらダメだったのかも。
どうしても、そう思ってしまった。
普段から、○にたいと思ってる自分にとって、この手紙を読むことはキツかった。


この日常が、まだまだ続くのかと思うと、
自分がいつか、壊れてしまいそうだ。

そう考えた、今日この頃。


いつか、
生きたいと思えることが
起こることを願って、

今日も私は生きている。

平凡な。

執筆の狙い

作者 でびあく。
M014012071032.v4.enabler.ne.jp

初投稿になります!これは、作者自身のことをそのままざっくり書いたもので、面白くとも何ともないです笑
ただ、誰かの目に止まって、
誰かが共感してくれたら…
という思いで書いたものです。
全然初心者なので、文の構成など、
おかしなところがあると思います。
その際は、ご指摘いただければ幸いです。

コメント

辛澄菜澄
KD113148223125.ppp-bb.dion.ne.jp

読ませていただきました。
私は今19の大学生、そして一応小説を学ぶ学科に通う身です。私自身中学生から小説を書き始めた身ですので、かつての私が書いた文を読んでいるようで懐かしかったです。なんというか、筆致が似ていたんですよね……。

まず小説として気をつけなければいけないのが、三点リーダー(…)は必ず偶数個セットで使ってください。これはどんな小説でも、本として世に出ているものはほとんどそうなので探してみてください。基本は「……」と二個セットで。長い沈黙を表すときは「…………」と四つにしてもいいかもしれません。

そして、今回は「◯にたい」など伏せていましたが、言い方は悪くなりますが(すみません)ここは良い子ぶらなくて大丈夫です。「死にたい」と勢いよく書いてやってください。小説は自分の想いを詰める場でもありますから、無闇な伏せ字はむしろ読者の興を削いでしまいますよ。

最も気をつけてほしいのが、段落の始めに空白をつけることです。全角の空白が望ましいです。これは物語を紡ぐ時に大切なルールなので、ここをしっかり押さえているしているだけで印象はかなり変わります。話題が変わるときや印象に残したい一文を配置するときに段落分けのテクニックを使うと、一気に小説感が増します。今度試してみてください。

あとは重箱の隅をつつくようですが、「w」など普段は発音しないようなネットスラングは、ギャグベースのライトノベル以外では使わないほうが良いでしょう。セリフに嘲笑の意味を持たせたいなら、それ相応の表現方法や地の文(セリフ以外の文)があります。ここが小説書きの腕の見せ所なので、露骨に人によって差が出ます。なので上手く書けば「こいつ、やるな」的に評価してもらえるはずです。

また、小説を名乗るならばある程度の起承転結やストーリーがなければいけません。この作品は辛辣に言ってしまえば「ただの思い出」「あったことをそのまま書いただけの随筆」なので、読者が同情こそすれ、続きを読みたい、と思えるようなお話ではありません。あなたの経験自体は非常に小説向きのテーマではあるので、ぜひ上手く現実とフィクションを織り交ぜて面白い小説を書いてみてください。とりあえず、短編なら最低5000字くらいが目標でしょうか。頑張って。

私も小学生の頃は学年でトップでしたが、高校にあがると他のものに興味を奪われ、結局中堅の私立大学に進むことになりました。ただ、あまりこの選択に後悔はしていません。むしろ学力が下がって、余裕をもって趣味(アニメとか、漫画とか、喫茶店、銭湯とか)を満喫できる時間や友人を得たからです。世の中には面白いものがそれこそ死ぬほどありますので、楽しまないと損ですよ!

沢山上から目線のアドバイスをしてしまいましたが、少しでもいいので頭に入れておいてほしいです。
小説書きの世界へようこそ。

でびあく。
M014012071032.v4.enabler.ne.jp

辛澄菜澄さん、アドバイスありがとうございます。自分自身、とても励みになりましたし、勉強になりました。はっきりと仰っていただけることが、とても有難いです。

全然知識のない初心者の自分に、丁寧に教えて下さりありがとうございます!

辛澄菜澄さんのアドバイスを頭に入れ、少しずつ勉強をしながら、これから頑張りたいと思います。

本当にありがとうございました。

偏差値45
KD106154002175.au-net.ne.jp

>初投稿になります!これは、作者自身のことをそのままざっくり書いたもので、面白くとも何ともないです

そうでもない。

>誰かが共感してくれたら…

共感は出来なかったです。

さて、感想です。
小説というよりも随筆かな。

>自分は、生まれたらダメだったのかも。
どうしても、そう思ってしまった。
普段から、○にたいと思ってる自分にとって、この手紙を読むことはキツかった。

たぶん、「比較」しているのだと思います。
愛情の比較、学力の比較、兄弟姉妹との比較。
比較は幸福を生むけれども、不幸も生むわけですね。
言わば、それは錯覚であり心の問題だけで、考え方一つでいくらでも
方向を変えることが出来るので、本当は大した問題ではない気がしますね。
別に両親から愛されていないわけでもなく、
兄からストレス発散の為の道具にされただけで、憎まれているわけでもない。
そういう意味では「ふつう」ですね。

大丘 忍
p0197167-vcngn.oska.nt.ngn2.ppp.ocn.ne.jp

小説というより、自分のことを書いた手記というべきものでしょう。もし、将来小説を書いてみたかったら、小説の特徴を理解することです。
文章を書けばなんでも小説になるわけではありませんから、小説とは何か?を理解すべきです。小説は? あるいは小説の書き方とは? このサイトにも後ろの方にわかりやすい解説がありますから読んでください。
このサイトに数多くの投稿がありますが、中には小説になっていないものも沢山あります。それらを読み分けて、小説になっているもの、全く小説になっていないものなだと、読み分けるのも練習になるでしょう。

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