作家でごはん!鍛練場
星イクラ

サンタ狩り

2067/12/23(金)23:55 code:285
『いやーもうすぐだな。お前ら』

2067/12/23(金)23:55 code:174
『キンチョーしてきた』

2067/12/23(金)23:55 code:878
『勝ちたーーーーい!!!!』

2067/12/23(金)23:55 code:645
『せやね。つか今回どんくらいなんだ?』

2067/12/23(金)23:56 code:645
『雑魚なんかな~?』

2067/12/23(金)23:56 code:682
『>>645 バカ。クソ強いに決まってんだろ。クリスマスの時は、通常の金曜日とは比べ物にならねぇんだよ』

2067/12/23(金)23:56 code:645
『>>682 マジ!? まあ俺のサンタ”赤サンタ”だから余裕かな』

2067/12/23(金)23:57 code:285
『私、まだ22才だけど、今日死んでも後悔は無いね。いや、後悔なんてしないのか』

2067/12/23(金)23:57 code:846
『>>code:285 私も。』

2067/12/23(金)23:58 code:538
『強いんか。はぁー( ´Д`)=3 ダルすぎやろ』

2067/12/23(金)23:58 code:365
『Bサンタ来んのか?来るなよ。死ぬから』

2067/12/23(金)23:58 code:223
『>>3659738 残念だが、目撃情報があったぞ』

2067/12/23(金)23:58 code:365
『>>223 嫌だぁぁぁぁヽ(´Д`;)ノ』

2067/12/23(金)23:59 code:903
『ごめん遅れた。今回はトナカイも通常サンタも強いのに、Bサンタが来るってさ』

2067/12/23(金)23:59 code:354
『あと一分か…』

2067/12/23(金)23:59 「隊長」 code:446
『諸君。現在の”サンター”の総人数は約五百人。対するサンタは約二千匹。
じゃあみんな!! 検討を祈ーる!!』

2067/12/24(土)24:00 code:483
『行くぞォォォォォォォ!!!!!!!!』

**

ブツッという音と共に、一人の少年はトランシーバーを、腰に着けている迷彩柄のポーチにそっと戻す。
まだ高校生もいっていなさそうな背格好の少年や、50才を越えているように見えるおじさんもいた。
それぞれがそれぞれの武器を構え、雪の舞う空を見上げた。
誰かの鼻歌が聞こえる。

「ウィーウィッシュアメリークリマス♪」
「ウィーウィッシュアメリークリマス♪」

愉快に歌いながら奴らは現れた。
「どうも皆さん。お手柔らかにお願いしますね」
グルルと唸りながらこちらを睨んでくる赤い鼻をしたトナカイに付けられている雪車(そり)から降りた、赤い服を着て、にっこりと嫌な笑みを向けてくるそれらは〈サンタ〉。
「かまうな!! 全員かかれェ!!」
隊長らしき者の掛け声で、立ちすくんでいた人間達が我に返ったように、〈サンタ〉に叫びながら向かっていった。

**

2067/12/24(土)24:01 code:1068253
『こちら東京 ”第一戦街” 前線ほぼ壊m__ザ__ザザ_……_うわぁ!!__ザザ』

2067/12/24(土)24:02 code:7163947
『大阪”第二戦街”俺だけ…? 嘘やろ?』

**

それから数時間がたった頃。サンタ達が月に帰っていった後の頃。
返り血で染まる地面に、一人の少年が立っていた。
「ねえ、なんか言えよ。俺だけなんて、あんまりだろ……?」
 目の前にいる仲間__それも、腹から下が無い仲間に、懸命に声を掛ける。
 しかし、仲間は何も言わない。
声の代わりに、滝のような血を吐いて事切れた。
「え……?おい、大丈夫か!? ねえ!! 返事しろって!!」
しばらくして、白かった雪は雨に変わり、その少年を容赦無く凍えさせた。

序章了

サンタ狩り

執筆の狙い

作者 星イクラ
KD106155006191.au-net.ne.jp

主はバトル系大好きです。
自分で書きたいなと思って書いてみました。
サンタの優しいイメージを、ぶっ壊すために書きました。

コメント

星イクラ
KD106155006191.au-net.ne.jp

シリーズ化って可能なんですかね?
「サンタ狩り」の続き書きたいんですけど、どうしたらいいのでしょうか?
教えて頂ければ幸いです。

偏差値45
KD106154002175.au-net.ne.jp

>シリーズ化って可能なんですかね?
「サンタ狩り」の続き書きたいんですけど、どうしたらいいのでしょうか?
教えて頂ければ幸いです。

それはすべて作家さんのやる気次第でしょう。

さて、感想です。
ゲーム的な内容ですね。
サンタ、、、モンスターのような存在でしょうか。
本来のイメージのサンタとは違うことで「滑稽さ」が
この作品のウリなのかな。

漫画『チェンソーマン』にも、サンタクロースが敵キャラとして
登場しますが、そういう言葉のイメージをひっくり返すあたりは
類似していますね。

青井水脈
om126205222049.34.openmobile.ne.jp

サンタの優しいイメージは、場合によってはもうぶっ壊されていると言えるのではないでしょうか。試しに「サンタ ホラー映画」で検索してみると、出るわ出るわ(笑)観たことはほとんどないですが。
クリスマスといえばやっぱり、「素晴らしき哉、人生」じゃないですか。1946年と古い作品なので、書店でも廉価でdvdが購入できるんですよ。

今作は話はわかりが、サンタに対するサンター? まだ詳細が明らかになっていないので、なんとも。
それと続きでしたら、思いついたら続きの話を書いて、2週間に一度投稿されたらいいかと。

星イクラ
dcm2-125-196-15-195.tky.mesh.ad.jp

皆様、感想、主の質問に答えて頂き誠にありがとうございます。
一応、大きな展開は用意出来ているので、見てくださると嬉しい限りです。

追伸
サンタ=怖い というイメージはもうあると… 調べたらめっちゃありました(笑)

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