作家でごはん!鍛練場
中小路昌宏

商店街シリーズ第1作《ヘボ将棋・前編》

ヘボ将棋


 今日も自宅で遅めの昼食を済ませて店の二階の事務所に戻ると、隣の応接室で甚之助が駒を並べて待っていた。話し合って決めたわけではないが、週二回は儂に将棋を教えに来るつもりらしい。
 飛車角落ちでやっても儂は十回に一回ぐらいしか勝てない。それもそうだ。子供時代から将棋教室に通っている甚之助は三段、儂は去年、新聞社主催の将棋大会に景品を配達に行ったとき、運悪く甚之助に捕まってしまって以来、格好の暇つぶしの相手をさせられるハメになってしまった初心者だ。
 甚之助とは小学校、中学校、高校とも同学年で、成績も似たり寄ったりだった。特別仲が良かったわけではないが、近くに住んでいて、卒業後も境遇がよく似ているため、会う機会は多い。
 彼は村井美容院の二代目店主、村井甚之助。嫁さんは母親が経営しているその店で働いていたスタッフだったそうだ。そして儂はここドリーム商店街に店を構えるパンダギフトの店主、半田賢一郎。
 髪結いの亭主、つまり、嫁さんのヒモである甚之助は、暇を持て余す毎日だ。儂の仕事もどちらかというと女が中心の職場なので、店ではあまり目立たないようにしている。配達や集金など外回りの仕事はするが、暇な時には売り場にいるより隣の喫茶店で駄弁っているときの方が多い。
「賢さんよ、少し真面目にやらんか?どうや、十局指して一局でも俺に勝てたらビフテキを奢るが、俺が十局全部勝ったらウナギを奢ってくれるっちゅうのはどうや」
「そらあかん、本気でやったらおめぇが勝つにきまってるやろ、やるなら飛車角と金銀落ちでやらんか?それやったら十局でのうて五局に一局でもいいぞ。」
「飛車角と金銀やってか?そら無茶や。そやけど・・・」
「そんなら飛車角と銀落ちでどうや、そして十局や五局で無うて三番勝負や。つまり二局勝った方が勝ちっちゅうことや。そんなら文句ないやろ、それと、ビフテキやうなぎで無うて、儂はうに丼を食いたいなぁ」
「うに丼? そんなもんがあるんか? よし、それで行こう」
「よし分かった。そんなら行くぞ」
「おお、来い」
 と言って第一局目が始まったが、さすがに飛車角に銀落ちでは甚之助でも無理だったようだ。長引けば負けると思ったので休まず攻め込んでいったら、あっさりと詰んでしまった。儂としてはこういうこともあろうかと思って、いつも適当に指していたので、甚之助も儂の腕が上がっていたのを見誤っていたのであろう。
「うーん。畜生!今日は帰る。明日また來るでの」
「いや、悪いが明日はあかん。明日は土曜日やで店はきっと忙しいと思う。日曜日もあかんし、月曜日はどうや」
「分かった。ほなら月曜日、首を洗って待ってなや!」
「おめぇこそ二連敗で決着やぞ!月曜日の晩はうに丼屋へ連れていって貰うざ」
 という事にして別れたのだが、儂には次の作戦があった。わざと焦らして、甚之助が焦るように仕向ければ次も楽勝のはず、そのためには月曜日の朝になって、今日は急用が出来たので明日にしてくれ、と電話をしたのである。
 そして、いよいよその日、甚之助が約束の時間より少し早めに来るのは分かっていたが、儂はわざと昼飯を遅らせて、二時を少し回ってから応接室に来た。甚之助がイライラしているのを確認した。もうこれで勝負はあったようなものだ。
 儂の作戦は、二局目はわざと負けてやって、三局目に勝負をかけることだった。
二局目、時間をかけて、少しずつ相手有利な形勢へと持って行き、負けて悔しがって見せたら満足したようだった。
 だが三局目はそうはいかない。うに丼が掛かっている。
将棋の戦法なんか知らないし覚えようとも思わなかった儂は、ただ圧倒的に有利な駒の数を利用して、王手、王手を連続して、一瞬のうちに詰めてしまう作戦だった。一局目で痛い思いをした筈だが、二局目で楽勝したため油断があったのか、今度も儂の作戦通り十分もしないうちに詰んでしまった。

 うに丼をかけた三番勝負は儂の作戦勝ちに終わったが、それに懲りて儂のところへ来る回数が減るかと思ったら、ますます頻繁に来るようになった。
その日も昼飯の後、腹ごなしに一局といって指し始めてすぐ、
「社長!!ちょっと降りてきて下さい」
 と、階下(した)の店から声が掛かった。なにやら緊迫した様子だ。
 その日は木曜日だった。パンダギフトは木曜日がいちばん暇な日だ。この日の午後店にいたのは、パートの村井清美と高卒で今年春入社したばかりの秋元ちさ子だけだった。あと一人は配達に出掛けていたし、もう一人は遅番の食事に出ていたからだ。
・・・・・・・・・
 黒っぽい背広を着た男たちが三人いた。
男たちは予(あらかじ)め商品の見当を付けていたようで、入店して三分も経たないうちに近くにいた村井清美を呼んで、そこに展示してあった九谷焼の ≪木(もく)米(べい)≫ という三万二千円の壷を指して、
「これを二百五十個包装して、二週間後の日曜日、四月五日に届けてくれ」
 と、いとも簡単に伝えたそうだ。清美は入店して三年目のパート従業員だ。三万二千円の商品を二百五十個ということは八百万円である。清美はこんな大口の注文は聞いたことが無い。普通は二百五十個でなく一個でも二割引きか三割引きにするところだが、男たちは値段のことは一切言わない。それで、びっくりして儂を呼んだと言う訳だ。
「いらっしゃいませ。この木米を二百五十個ですか? 有難うございます。では早速メーカーに確認しますので、しばらくお待ちください」
といって清美とちさ子にお茶を出すように命じた。
儂がメーカーへ電話をしている間に清美がお茶を出しに行ったとき、男たちはこういう場に慣れないのか、窮屈そうに椅子に座りキョロキョロと店内を見渡していた。清美たちはもう、どうやら男たちが暴力団関係者ではないかと薄々気づき始めていた。ちさ子はもちろん、清美もこんな客を相手にするのは初めてだった。こわごわではあったが、今のところは手荒なことはしないし、ここは社長に任せて早く男たちが帰ってくれないかと祈るばかりだった。
間もなく、電話を終えた儂がそこへ行き、
「大丈夫です。今から焼き始めれば今月いっぱいには出荷できるとメーカーから確約を取りました」
「ところでお値段の事ですが、包装して熨斗(のし)紙をつけて風呂敷もその数だけサービスでお付けして二万四千円とさせて頂きますが如何でしょう」
と言った。儂はもっと値切られるのではないかと思っていたが意外にも
「二万四千円?……いや、それは困った。三万円ぐらいの商品をと思っていたんやが……それならもう少し高い商品に変えようか」
と言ってもう一度売り場まで行ったので儂は一回り大きい四万円の木米を指して
「こちらでは如何でしょうか? これを三万円にさせて頂きますが……」
というと
「いや、これでは大きすぎてお客さんが持って帰られへん。少し小さいけどこれはどうや」
と言って男の一人が指さしたのは八十(やそ)吉(きち)の壺だったので、儂は慌てて、
「あっ、申し訳ありませんがこういう作家モノはひとつひとつ手作りなので急には数が揃わないんです」
というと、
「ほんならどうしたらいいんや?」
と聞かれたが適当なものが無く、儂も困り果てていると、
「やっぱ初めに決めた三万二千円のこの壺にしよう。値段は三万円でええがな。あんたとこもその方が儲かってええやろ。そうしょう」
「分かりました。有難うございます。では差額分はこちらでお預かりさせて頂いて次回いつでもお使い頂けるよう預かり証を書かせて頂きます」
と言ってようやく話が決まり、男たちは帰っていった。
気がつくと儂は汗をびっしょり掻いていた。
その時初めて儂は甚之助との将棋の途中だったことを思い出したが、関わり合いになりたくないと思ったのか、もうとっくに帰った後だった。

男の一人から貰った名刺には大川組 山本徹男となっていた。役職も業務内容も書いてないが、住所は武生市(現在の越前市)となっていた。武生市の大川組と言えば、あの大川組だ。間違いない。そして、のし紙には≪第七代組長就任記念≫と書くように言われた。
三万二千円の壺を二万四千円にするというのに三万円でいいとは、たぶん親分から三万円の壺を買って来いと言われたのであろう。堅気の店で値切っては、親分の就任祝いにケチをつけることになると思ったのかも知れない。世間慣れしていないやくざの世界らしい買い方だ。
儂は改めてもう一度メーカーへ電話をした。普通のお客さんではない。絶対に間違いが無いように、入荷が遅れることがないようにと何度も確認し、担当者が大丈夫ですと言っても何か落ち着かなかった。
清美が言った。
「あの人たち、やくざさんですね、ああ怖わ、大丈夫でしょうか?」
「うん、間違いない。配達が終わるまで、絶対、気い抜いたらあかんぞ。毎日メーカーへ電話して確認して、それから包装紙も風呂敷もちゃんとそろっているか確認してくれよ、そして包装紙はうちの名前が入ったのではなくてメーカーの包装紙を使おう」
・・・・・・・・・・・
一日おいて土曜日と日曜日は原則としてスタッフ全員出席の日だ。ベテランスタッフの新田まさ子も、ただ一人の男性社員である宮下隆二も出勤してきた。話を聞いた新田が
「社長、凄いじゃないですか?そんな大口注文、久しぶりだわ。わくわくする。大丈夫よ、配達の時も私が行ってあげる。二万四千円でいいというのに三万円払うというとは、やくざさんという商売は儲かっているのね」
と少しも不安がる様子は無かった。彼女の旦那は新田土木という会社をやっていて、普段から荒っぽい男たちの扱いには慣れているからなのか?
それからしばらく、儂は心の休まるときは無かった。甚之助でも来てくれれば少しは気が紛れるかと思ったが、こういう時に限って、ヤバイと思ったのか全く顔を出さない。
一週間後の二十七日、二百五十個のうち、最初の百個が入荷した。割れたり、ひびが入っていないかと一個一個丁寧に中身を点検した上で包装に取り掛かった。
念のためと思って翌二十八日に、包装して熨斗紙をつけて風呂敷に包んだものを見本として見てもらおうと思ったので、電話連絡の上、大川組の山本徹男のところへ持って行った。新田まさ子も同行した。
武生の繁華街にあるその事務所は一階が駐車場になっているビルの二階にあった。受付は狭いが中は意外に広そうでいくつかの部屋に分かれているようだった。
山本は一目見ただけで
「おう、それでいいやろ。二百五十個、間違いないな!」
「はい。大丈夫です。昨日百個入荷し、今日も百個、残り五十個は明日入荷する予定です」
まさ子が答えた。
儂とまさ子が店に戻った時にはすでに、この日の予定分の百個は入荷していた。そして残り五十個も予定通り次の日に入荷した。割れたり、ひびの入ったものは無かった。配達予定日の二日前、四月三日にはすべて包装を終わり、のしを付け、一個ずつ風呂敷に包み終えた。
結婚シーズンでもあるこの時期、予定していなかった大口注文のお陰で店は急に忙しくなっていた。

いよいよ配達当日となった。二百五十個のうち、五十個は組事務所へ運び、残り二百個は近くの料亭へ届けることになっていた。十時までに届けることになっていたが、運び入れる時間も考えて八時過ぎに二台の軽ワゴンに積み込んで出発した。一台目は儂とまさ子、二台目に宮下と村井清美が乗った。
大川組の事務所は道幅の狭いところにある。着いてすぐ、挨拶だけして料亭の二百個を先に届けることになった。だが会場は二階の大広間である。商品は一個ずつ風呂敷に包んであるので両手に一個ずつ、一度に二個ずつしか運べない。二百個を運び上げるためには四人が二十五回往復しなければならなかった。汗だくになって二百個全部を運び上げた時にはちょうど予定の十時になっていた。
空になった車一台は料亭の駐車場に残して置いてすぐに大川組の事務所に引き返した。
儂とまさ子が階段を上がり山本に言うと、
「おう、あっちは二百個持って行ってくれたんやな。よし、残り五十個はこの隣の部屋に入れてくれ。おう、お前たちも手伝ってやれ」
というとそこにいた男たちが手伝ってくれたので、あっという間に運び終えてしまった。
その部屋は二十畳ぐらいの大きな和室だったが、驚いたことに床の間の端には百万円と思われる札束が無造作に二~三十個ほど転がっていた。
無事に運び終えて、事務所に戻り、山本に
「終わりました。確認をお願いします」
と言うと、部屋に入り、商品の山をチラリと見ただけで、
「おう、ありがとうな」
とだけ言ってその札束を八個取り上げて、
「はい、どうぞ」
と言った。請求金額は七百五十万円なので一束のうちから五十枚だけ丁寧に数えて、残りを渡すと数えようともせず、札束の山の上にポン、と乗せてそれで終わりだった。
新田まさ子が丁寧に領収書を書き二千円の収入印紙を貼って渡し、何度も何度も繰り返し礼を言って車に乗り込んだ時は二人で思わず「万歳!!」と叫んだものだ。
大仕事を終えて事務所に戻るとなぜか無性に甚之助の顔が見たくなって電話をした。
「賢さんか? 大川組の話はどうなった。大丈夫だったか?」
と、とても心配したようだった。
「大丈夫や。全部終わった。早く来い。一局指そう。今日は勝っても負けても、この前のお返しに、この前食い損なったうなぎを奢ってやる」
と言って、甚之助だけでなく、スタッフ全員にうなぎ、またはビフテキを奢ることにした。

それからしばらくは午後になると、毎日のように甚之助はやって来た。儂も少しずつ、将棋が面白くなりかけてはいたが、甚之助の将棋好きにはとても付き合いきれるものではない。儂はせいぜい二日に一回ぐらいで、それも五~六局ぐらい指せば十分だ。だが甚之助は何局指しても疲れを知らないどころか、三時間経っても、もう一局、もう一局と続けようとするので、儂はいつも辟易していた。無下に追い返すわけにもいかないのでいつも何か口実をつけてお開きにしなければならなかった。
その日も三時半を過ぎた頃、下の店から声ががかった。
「社長、大川組の山本さんからお電話です」
「えっ、大川組? どうした。何かあったんか?」
「分かりません。すぐ降りてきて下さい」
それを聞いたとたんに甚之助はすぐに、
「俺帰る」
と言ってそそくさと席を立って外階段を通って降りて行った。
「あれでよかったですか?」
と、新田まさ子が聞いた。
「うん、大成功や。これでしばらくは来いへんやろ」
 大川組の名前を出せば甚之助がビビることは分かっていたので、儂とまさ子が考えた追い返し作戦だった。
しばらくは静かだったが次の週に電話がかかって来た。
「賢、この前はどうした? またあの大川組から何か言うてきたんか?」
「いや、何でもない。ご丁寧にこの前の礼を言うてきただけや」
「そうか、俺びっくりしたわ。ほんなら今から行くぞ」
悔しいが、儂もこの頃は、二~三日甚之助の顔を見ないと将棋を指したくなるのである。
・・・・・・・・・・
「ところで甚さん、おめえいつも仕事もせんと遊び回ってるけど、嫁さんなんも言わんのか?」「なんか仕事しようとは思わんのか?」
儂は聞いた。甚之助の気持ちが分からないわけではない。前には将棋会所をやっていたこともある。だが月謝が七千円で四十人ほどの会員がいただけで、家賃と受付のおばさんのアルバイト代を払うと手元にはほとんど残らなかったそうだ。それでも三年間ほどは続けたようだ。その後はタクシー運転手などもやったり辞めたりしていたが長続きはしなかった。かといって彼はサラリーマンになれるような几帳面な男ではない。
 パンダギフトのすぐ隣に〈上海〉という古い喫茶店があった。店主の親が戦後上海から引き揚げてきて始めたそうだ。今の二代目店主も、もう七十歳近くになり、店を辞めたいと言っている。そこで甚之助に聞いてみた。
「どうや、隣の上海の爺さんがもう店を畳みたいといってるんやが、おめえ、あとを継いで喫茶店をやって見んか? 少し古いんで改装費も掛かると思うが家賃は高うは無いんでねえかの」
「ただの喫茶店で無うて、将棋喫茶っていうのも面白いと思うんやが・・・・つまりお客さんがおめぇさんに勝ったらコーヒー代をサービスするとか」
将棋喫茶という呼び方を聞いただけで甚之助は乗り気になったようだ。儂も勧めた以上は成功してもらわなければ困る。店の客にはいつも包装している間にコーヒーを出して待っていてもらうことがある。どうせならその時、隣の喫茶店を利用するようにすれば、客も喜ぶし甚之助の店の売上げにもなる。我ながらいいアイデアだと思った。
甚之助は
「分かった。カミさんに相談してみる」
 と言って帰っていった。

つづく

商店街シリーズ第1作《ヘボ将棋・前編》

執筆の狙い

作者 中小路昌宏
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 今回よりしばらく、商店街シリーズとして、肩の凝らない作品を投稿させて頂きます。今日の《ヘボ将棋》前編はギフトショップを舞台にしたもの、続く後編は将棋喫茶、その次は魚屋、その次はパン屋、そして、中華料理店、というように続けるつもりです。

 私は楽しんで書いているのですが、皆さんからはまた、さまざまな厳しい意見も聞かせて頂けるものと思っています。首をすくめて待っていますのでどうか、お手柔らかにお願いします。

 よろしくお願いします。

コメント

偏差値45
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前半ということは、後半もあるのでしょう。
楽しみですね。

では、感想です。
パンダギフトの社長の語りが、いい味を出している。
内容も分かりやすいし、楽しく読めますね。
その反面、なんだか作り話を聞かせている。そんな気分になります。
まあ、実際、そうなんでしょうけど……。

言ってしまえば、違和感。
僕も将棋を指す人間なので、その世界についてはよく分かっているつもりなんです。
もちろん、地域性や僕の知らない風習があるのかもしれないけれども、
これは違うかな、と思えるところがあるわけです。

甚之助(将棋三段)、半田賢一郎(初心者)という設定。
弱者が強者へ何度も何度も勝利の為に対局を挑む。
そんな筋ならば理解は出来る。
しかし、御作の場合は「逆」なんです。
弱者に何度勝利しても、強者は嬉しくはないです。勝って当たり前だからです。
もちろん、暇つぶしにしても、対局相手が弱すぎる。

将棋教室・将棋会所、一般的には将棋道場かな。
〇〇将棋センターなんてありますけど、それも将棋道場なんです。

>前には将棋会所をやっていたこともある。
つまり、席主ということ。それに対して三段の棋力は弱い気がしましたね。
四段・五段は欲しいところです。

>「飛車角と金銀やってか?そら無茶や。そやけど・・・」
>「そんなら飛車角と銀落ちでどうや、

駒落ちにもやり方があるのですが、そんな落とし方はありません。
もちろん、どんな将棋も合意があれば問題ないのですが、一般的ではないですね。

そしてパンダギフトという商売。
やくざ⇒反社。そういうところと取引をしても良いか? という問題。
もちろん、法律的に悪いことではないのですが、一般的にはどうか?
個人的にはいくら儲かるからと言っても取引はしたくないかな。
自分だったら、もっと大きく商売をしているお店を紹介しますね。
まして壺なんて売りませんね。なぜなら関わってはいけない人種だからです。

で、総じて言えることは、時代の古さを感じますね。
今や将棋もギフトもネットの時代ですからね。
そんなふうに思った次第です。

凡人
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✢申し訳有りません。貴兄の前作を参照して、そのままそちらにコメントを付けてしまいましたので、こちらにコピペします。粗忽物でお恥ずかしい限りです。

 物語としては下町の雰囲気が出ていていいなと思います。やくざの襲名披露の引き出物受注というのも設定が面白い。何か不手際が生じててハラハラドキドキと言うのも一つの持って行き方かとは思いますが、利害が生じていなければ堅気と普通に近所付き合いしているやくざもいますから、これはこれで良いと思います。

 ただ、気になるところは二つ有って、一つは時代設定ですね。
 今回、時代が明示されていませんが、前作では、昭和の話と思っていたのにいきなりコロナが出て来て、相当違和感を感じてしまいました。昭和の話として提示するなら良と思いますが、現代とするのはやめた方が良いと思います。
 もう一つ、将棋の話なのですが、素人でも三段はとんでもなく強いですよ。覚えたての俄将棋では十番に一番勝つどころか全く歯が立ちません。
 私の幼馴染にアマチュア二段が居て、飛車角落ちにしても、私が間違った手を一手でも指せば、あっという間に負けてしまいます。素人でも、有段者ともなれば定石が頭に入っていますから、囲い方くらいしか知らないこちらが一手間違えただけで攻め込まれ、後は何もさせてくれません。御作の流れで見る限りは、村井甚之助に有段者の力は無く、ヘボ将棋の域かと思います。大体、有段者が初心者とやっても全く面白く無いはずです。教えるために相手してくれるくらいです。私の幼馴染など、私が考えている間盤面など見ていません。私が指した瞬間次の手を打ち、私に間違いが有れば攻めの連続となり、あっという間に詰まされてしまいます。

 話は面白く読ませて頂きましたが、将棋のエピソードはリアリティーが無いと思いました。

中小路昌宏
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  偏差値45さん。お読みいただき有難うございます。

 作り話を聞かせて・・・・・そうお感じなったとしたら、それは私の筆力が足りないせいだと思います。

 私は囲碁は打ちますが将棋はやりません。でもこの作品を、以前、将棋有段者の人にも読んでもらっていますが、何も問題点を指摘されなかったので、こんなものかと思っていました。囲碁の場合、碁会所と言いますから、将棋も将棋会所と言えばいいのかと思っていました。また、碁会所を経営する人の中には高段者でない人もいますから将棋もそんなものだと思っていました。

 ギフトショップについては、私も以前経営していたので、組関係の人が買い物に来たこともありました。この中に出てくるような大口の買い物をする人はいませんでしたが、配達に行った時、札束がゴロゴロ転がっていたというのは本当の話です。

 偏差値さんは簡単におっしゃっていますが、組関係とわかったとしても、断るなんて、そんな恐ろしいことが出来るわけはありません。ひたすら低姿勢で、怒らせないように慇懃無礼に対応するだけです。

 時代については私が経営していたのは20年以上も前のことだったので、古い時代の話とお感じになったのは当然だと思います。

 弁解ばかりになってしまってすみません。
 このあと商店街シリーズとして、4〜5回は続けるつもりですので、引き続き、ご指導下さいますようお願いします。

青井水脈
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読ませていただきました。それにしてもドリーム商店街ですか(笑)
前半は大川組の仕事がスムーズにいき、後半は将棋喫茶の話のようで。一人称の語りでも、儂とつくのは珍しく。ストーリーよりキャラで読ませる感じですかね。特に甚之助が個性的な印象で。

私は「3月のライオン」のアニメが放送された時に観てみたくらいで、将棋には明るくないのでお役に立てそうにないですが……。経験者の読み手からは、ここが違う、実際はこうなる、みたいな点を突かれるものなんですね、難しいですね。


・時代設定について

>店主の親が戦後上海から引き揚げてきて始めたそうだ。今の二代目店主も、もう七十歳近くになり、

七十歳近い店主の親、先代が生きてたら九十後半から百歳。約七十五年前に引き揚げたとして、二十代くらい。こちらで、推察できそうですね。
現代か昭和か、設定によったらこの辺がバグりそうですが。


>前作では、昭和の話と思っていたのにいきなりコロナが出て来て、相当違和感を感じてしまいました。

確かに、作中のちさ子という名前が若い女性には古いとか、気になった点はあります。コロナという名前は出さず「○○肺炎」とか適当に付けて、昭和は昭和でも、今のような対策が必要になる感染症が流行っている世界線にするとか。
思いついたのはこのくらいですね。全体的にスムーズに読めましたし、シリーズにされるなら楽しみにしています。

中小路昌宏
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 凡人さん、コメントいただき、有難うございます。

 将棋高段者の人が、素人相手に指しても面白くないだろうというのは偏差値さんも仰っていました。実際、普通はそうだと思います。

 ただ、身近に適当な相手がいない場合に、気心の知れた相手が近くにいれば、なんとかその人を強くしてやろうと張り切る、そういう人もいるのではないかと思います。そういう将棋キチガイを描いたつもりですが、やはり、筆力不足のため、上手く伝わらなかったようですね。

この後、後編では、その甚之助の将棋バカぶりをもっと掘り下げて描いたつもりです。引き続きご指導、よろしくお願いします。

中小路昌宏
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青井水脈さん、ご講評有難うございます。

 何回も推敲を繰り返し、自分としてはもう、これで大丈夫だと思って投稿したつもりでも、やはり、上手く伝わっていなくて、人それぞれ、いろいろな見方があるものだと痛感しています。
 特に年代については、よく考えもせずに投稿してしまったようで、これは大いに反省しなければならないと思っています。

 余談ですが、今、旅の途中で、京都の嵐山のホテルでこれを書いています。明日は保津川下りの予定です。このあたりは人で溢れかえっています。外国人数もコロナ前の水準に近づいてきているようです。

 有難うございました。お休みなさい。

ドリーム
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拝読いたしました。

私は将棋の話より3万2千の壺を250買うと言う客の方が興味が湧きましたね。
飼い主は地元のヤクザ。800万円もの取引。
店主もまともに金を払ってくれるか心配になりますよね。
店主は2万4千円の割引価格もヤクザ屋さん、3万で買うの言う気前の良さ。
地元を大事にする渡世人かも知れませんね(笑)


ドリーム商店街を使って頂きありがとうございます(笑)

今夏は前編という事ですが、読者は後編を二週間待つことになります。
それほど長くないなら一話完結型をお進めします。
すいません。余計な事を(笑)

中小路昌宏
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 ドリームさん、いつも有難うございます。

 ただいま京都嵐山への旅行中で、嵯峨嵐山駅そばのホテルでこれを書いています。昨日、竹林の小径というところを歩きましたが凄い人で、韓国の事故を思い出すくらいでした。

 24,000円でいいというのに30,000円払うというのはいくら気前のいいヤクザでも、実際はあり得ないと思います。もちろん、これは小説を面白くするために作った話ですが、私の店でも、ごく稀には、実際に、組の人たちがやって来て買い物をして行ったことがあります。配達に行ったスタッフの話では、文中書いたように札束がゴロゴロ転がっていたそうで、ひどく怖かったと言っていましたが、いくらヤクザでも、そんな金を踏み倒すようなケチなことはせず、値切ることもせず、きちんと払ってくれました。

 一話完結にしようかどうか迷ったのですが、長いと途中までしか読んでもらえない場合もあるし、半分くらい書いたところで、続きは2週間後のお楽しみ……とした方が注目度を集められるかな? と、思った次第です。

 あいがとうございました。

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