作家でごはん!鍛練場
上松 煌

三浦半島・夏の終わり

               *     *


 小暗い夜の中をたどると「ジーッ」という地虫の声が湧き上がるようについて来て、湿って少し重たい大気にいつまでもまつわっている。
周りの畑からは春ならキャベツや大根、夏ならスイカの青臭い香りが立ち昇り、ポフポフと軽い赤土の小道を覆って、土ぼこりだらけのクロックスの足に染み付く。
晴れなら月はなくとも、反射であたりは柔らかにほの白く、誘蛾灯の孤独な光が虹をまとうように目にしみてくる。
大きな農家の屋敷林の角を海側に回ると、東に向かって少しだけ下りになる農道が見え、北に古い掩体壕、南に白い鎧張りの建物があるのがわかるのだ。
これは自分の別荘である。
土地と道はさらに南に下って、土地の高さを維持する現場打ちの擁壁が建物の敷地を灰色に囲って、薄闇に浮き上がるように見えている。
自然石の石段を上がって玄関に至ると、月のある晩なら、東南の海に輝くムーンロードが見渡せる。
星は降るように奥深い空に満ち満ちて、しばらく眺めるだけで流れ星のひとつふたつは目にとめることができるのだ。
こうして夜のそぞろ歩きはいつも何の問題もなく、ほとんど人に会わないまま無事終了する。
この建物を手放す最後の夏、自分はひとりだけで滞在し、少し名残惜しく思いながら半月をそこで過ごした。


 ゆるゆると過ぎる夜半はやがてやってくる華色の暁で途切れ、寝足りない茫洋とした気分を冷たい井戸水で拭うと、朝露に湿ったデッキに出る。
1日はもう始まっていて、気だるげな朝もやの中を鳥の声が渡り、広々した畑には収穫する農家の人々が散在する。
夏の終わりの朝の日差しは金色に大気を透かして、しだいに青みを加える海原にたゆとう。
時は地球の自転とともにあり、都会より長い午前中はちょっと得した気分とゆとりを与え、吹き渡る海風とともに暑いけれどカラッと明るい午後に突入していくのだ。

 自分のここは京急久里浜線の三崎口駅から遥かに遠く、三崎漁港からも離れた僻地だから日々の生活の糧は車かチャリ、本数の少ないバス、居酒屋めぐりの楽しみはタクシーか代行で得ることになる。
それでも最近は移住者たちの店がそこここに点在し、個性的な店構えで人目を引く。
自分の行きつけの店は『黒猫屋』というベーカリーで、名前のとおり黒い猫様が店長である。
客商売向きの愛想のいい子で、走って出迎えてくれる営業努力には本当に頭が下がってしまう。
冬は日当たりのいい看板の上、夏はその下影にいて、店は人間どもにまかせっきりで週に3日ほどしか開店しないものの、午後に行くと売り切れが続出する人気店だ。
天然酵母のハード系のいくつかとラスク、ゴロゴロ三浦野菜のカレーパンが絶品で、東京に帰る時は前もって予約し、自分はもちろん友人知人のために20個程度はいつも確保したものだ。

 今朝は昨日のうちに調達しておいたクルミとブルーチーズのミニバゲット、オニオンベーコン、そしてもちろんカレーパン。
思いっきり冷やしたコーンと粉チーズたっぷりのトマトサラダ。
芳醇なダージリンは対照的に湯気の立つ熱いやつを用意し、添えるのは大振りのガトー・ショコラだ。
デッキの上にしつらえた、ひんやりアルミのガーデンチェアに座して、さえぎる家のない空と海と畑に対峙する。
ああ、三浦半島。


 暇な別荘族の午後の相手は、スマフォでデザリングしたノーパソか、少し早めの夕飯の仕込みだ。
いや、今日は手間のかからない浜焼きにしたいから、夕方にはチャリで三崎港の魚問屋まで行ってこよう。
17時には閉まってしまうので、まだ陽の高い中を出かけなければならないのが難だが、よく言われるように地方は東京とは時の流れが違うのだ。 
西日が肌に焼きつく中を5キロほど走って、観光客用の『海鮮・野菜セット』を購入する。
大振りのサザエ・ホンビノス貝各4コ、岩ガキ・ハマグリ・ホタテ各2コ、マグロカマ1、ピーマン2コ・ニンジン・ナス・タマネギ各1コ、コーン1/2・カボチャ1/4・ミニトマト5コの詰め合わせで5,000。
これは世話なしで、かなりお買い得な気がした。
ついでにマグロのフィレカツとマグロギョーザを購入し、保冷バックに氷をたんまりつめてもらって帰路に就く。
6月よりはかなり日が短くなったけれど、まだまだ明るい海辺を鼻歌交じりで飛ばすのだ。


               *     *


 そういえば最近、この建物から1キロほど離れたところに居酒屋が出来た。
大喜びでさっそく行って見ると、移住者の店でサーファーだという。
店構えはまさにサーフハウスといった感じで、白を基調に湘南ブルーのアクセントがさわやかだ。
30代半ばの奥さんと2人で切り盛りしていて、西海岸を意識した壁面は高級そうなボードやでかいカジキマグロの木彫りで埋め尽くされている。 
ま、軽いと言っちゃ軽いので、味はあんまり期待しないでいると、このあたりで『ほっぺ』というマグロのほおやのど肉、脳天(ツノトロ)、胃袋や目玉を出しているのだ。
「へ~。どこで勉強したの?」
と、聞くと、なんと親父さんがマグロの解体人で、この店を開く相談をした時、「ヤクザな店はやめろ」と大激怒、『おろし包丁(解体用の反りのない日本刀のような大振り包丁)』を振り回して、河岸(かし)を追いかけられたそうだ。
「今時、珍しい親父さんだね」
ホメると、
「ええ。焼津の貴重な骨董品です」
と、笑った。
もちろん、一般的なマグロハンバーグや尾のステーキ、南蛮漬けなども美味い。

 ほかに特筆するなら、自分がたまに買い物をする『金田の朝市』がある。
これは移住者うんぬんではなく、地元みうら漁協主催のマーケットで、ここから北東に上宮田金田三崎港線というやけに長い名前の県道を走った先で、5時30分開場という早起きのみの穴場だ。
いつも常連や観光客であふれていて、7時前にはすっからかんになる。
中トロのかなり立派な柵取りが1,800程度と安いが、家族とならまだしも、とても1人では対応できない。
だから自分は隣のレストランに早々に移動して、『おまかせ地魚定食』を賞味する。
刺し盛り・天ぷら・煮付け・小鉢・香の物・味噌汁と盛りだくさんで、目も腹も満足できる。
美味そうなビールもあるので、いつも車で来たことを後悔するのだ。

 去年の3月だったか、丸々としたキンメがあまりに美味そうだったので2尾購入し、2枚におろしてもらって煮付けにしたことがある。
暮れなずむ夕方から、デッキに置いたバーべキュウ・コンロに炭を入れ、金網を敷いた上でジブジブと煮含める。
暇に任せて、いっしょに買い込んできたマグロの粽(ちまき)や鳥唐なんかをツマミに、『横須賀ストーリー』という純米吟醸をチビチビ飲(や)った記憶がある。
火力が一定しないので、煮汁が部分的に焦げたりするのを鍋を回して防ぎながら、満天の星空の元、やっと完成。
コンロにかけたままの、舌先がジーンとするようなアツアツが実に旨い。
煮魚の上に飾った針ショウガの他にも、煮汁にたっぷりとおろしショウガを含ませたから、ピリッとした刺激がさらに甘辛の風味を引き立てる。
この別荘を舞台に、男の手料理専門のユウチューバーになってもいいな、と本気で思ったくらい良くできていた。

 物静かな夜の帳は陸風の影響もあって、潮騒が少し遠ざかって聞こえる。
今夜も別に用事はないし、出かけるのも億劫なので、自分はいつもの部屋飲みに突入している。
とろんとした幸福で怠惰な酩酊状態のまま、16畳相当のウッドデッキに転がって吹き過ぎる風を楽しむ。
三浦半島に熱帯夜はないのだ。
ふと、ここに来た最初の日の、家内からのTELを思い出す。
自分はこの別荘の最後の夏を楽しんでいるが、彼女は10日間の予定でヨーロッパを旅しているのだ。
彼女の楽しそうな声とともに、女友達たちの弾んだおしゃべりが電話口の向こうから届いてきた。
日本時間ではもう午後なのに、マイナス6時間の時差のお陰で、到着先のルーマニアはまだ正午前ということだ。
「得した気分でしょ?」
と聞くと、
「え~? 損した気分。イギリスなら9時間だもん」
という欲張った返事が返ってきた。


               *     *


 そうこうしているうちに、三浦半島の夏も盆を過ぎたころから紫外線が弱まるので、宵が主体だった散歩も昼間に移行し、いくつかの気に入った場所をうろついてみる。
中でも取って置きは人家の1軒もない岬の突端の古い墓地で、崖の上から眼下に海が見渡せるのだ。
畑中を抜けた岩場の、カラッと明るい風光明媚なところだから寂しい感じは全くなく、自分も命終したらこんなところに眠ってみたいと思わせる、心落ち着ける場所だ。
昔からの漁村らしい小ぶりな墓石がちまちまとした敷地に並び、真ん中の地蔵堂にも花が生けられていて、きちんと管理されているのも心地よい。
いつだったかの春、ここで弁当を食っていて珍しいものに遭遇した。

 4月のはじめだったから、カツオ漁ででもあったのだろうか?
突然、30隻ほどの漁船が東の山陰より現れ、文字通り白波を蹴立てた全速力で、西へ向かって一斉に突進し始めたのだ。
速い、速い。
漁船だからといってバカにできないスピードだ。
春の晴れ渡った青空の下、さらに蒼い海原を大小の船がまるで競艇のように先を争って驀進する。
海は一挙にかき乱され、波は船べりに乱れ、うねりを切り裂く船体がそれぞれのリズムで跳ね踊った。勇壮で豪快、躍動的かつ扇情的で、子供でもないのに心が震える気がした。
やがて漁船の群れはそれぞれに船を止め、なにやら操業を始めたが、残念ながらそれがなんであるか解るほど、岸に近くはなかった。
三浦半島の突端は岩場が多く、土地勘のある漁師たちは陸地近くで不用意に漁はしないのだ。 
とにかく30余年の人生で初めて見たもので、ほんのつかの間の光景だったにもかかわらず、大きな感動とともに目に強く焼きついている。

 気だるい午後の海は時折、海鳥の影を遊ばせながらゆるゆると能天気に過ぎていく。
自分は携えてきた古い詩集なんかに目を通しながら、日陰を転々として過ごす。
隅のほうには八大竜王だろうか、いつのものとも知れぬ石の祠が鎮座して、屋根にショウリョウバッタなんかが止まっていたりするのが妙にゆかしい。
悠久の時の流れのどの時代だろう? だれかが勧請しここに祭られた神は、世代を超えて受け継がれ守り伝えられて、今に至ってなお、その信仰の名残りを残しているのだ。
盆の過ぎた今頃は金銀の鮮やかな『盆花』が供えてあって、一種、しめやかな華やぎを添えているのも心にしみる気がした。
やがてだれもが迎える人生の終焉に備えて、この墓地の一角を買っておくのはどうだろう?
そんな誘惑に駆られるほど、ここの風景と時間は自分を引き付けるものだった。

 1日中日当たりのいい乾いた岩盤上のせいか、日中は影も形もなかった藪蚊の群れが日暮れになるに従ってやってくる。
最初は遠慮がちな羽音を立てて顔の辺りにまつわるのが、夕闇が濃くなるにつれて大胆に群がるようになるのだ。
こうなってくるとちょとした虫除けスプレーくらいではいつの間にか刺されてしまう。
残照の中に穏やかに佇む墓石に名残を惜しみながら、早々に逃げ出す。
出入り口は例の上宮田金田三崎港線に面しているから、さすがの蚊も大通りまでは追ってこない。
2,3食われたところをボリボリと掻きながら800メートルほどの家路をたどる。
まだ、空には赤みの残ったいわゆる『遭う魔が刻』で、夕凪の終わった陸風が心地よい。
急ぎ足だった足並みを、いつもの散歩のスピードに落とす。

 篠竹と藪だらけの海側から道を1本内陸に切れ込むと、あたりは管理された野菜畑の続く農村風景になる。
そこここに点在する農家と街灯代わりの誘蛾灯の明かりが古い溜池に映って、したいに闇を濃くする夜の入り口に佇んでいる。
昼の名残のほとぼりはまだ大気の中に残ってはいるけれど、気だるい一日の終わりにはすでに秋の気配が忍び寄っているのだ。
自分は深く息をついて、ポフポフと軽い土ぼこりの農道をたどる。
やがて見えてくる白い鎧張りの建物が小暗い中にいつものように浮かび、今宵も人に会わないのどかな散歩は、実に平穏無事に完了する。
頭上には星降る空と澄んだ月。
ああ、三浦半島。
もう、手放してしまった別荘での、夏の終わりの思い出である。

三浦半島・夏の終わり

執筆の狙い

作者 上松 煌
111.85.0.110.ap.yournet.ne.jp

随意に書いたエッセイです。
宵の描写から始まって、食い物や移住者の店、お気に入りの古い墓地、ラストはロンド形式で最初の別荘の描写にもどります。
全体を通じて、ひたすら「三浦半島はいいぜぇぇ~~~~~~~~」っというお話でスタ。

コメント

ライシ
203.78.237.152

今出た作品だ
出て数秒でコメント書き始めたw

上松 煌
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ライシさま、こんばんは

   >>出て数秒でコメント書き始めたw<<
    ↑
 え~?
数秒でコメント??
ってことは読んでない?
早押しクイズじゃあるまいし、読んでなきゃ、イヤぞなもしw

花鳥風月
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説教くさくなく、それも粋。傑作とはこのような作品であろう。
心理描写を廃し、あくまで客観描写に徹していなさる。

貴殿の卓越した文才と比較するのは失礼だが偏差値45。貴殿は優しいので糾弾しないでしょうが、あのバカヤローが落書きに、なんか申してください。

上松 煌
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花鳥風月さま、こんにちは

 大変におホメ戴き、面映くて少々転げまわりました。
初めて目にするHNで同時に警戒もしています。
と、いうのは京王jなどという害児がとんでもないホメ言葉を振り回して、ひたすら表面だけ『イイ子ぶる』という愚行を繰り返しているからです。

 ただ、おれはホメ言葉に非常に弱く、ホメてくださった人には大変に『忖度(おもねり)』してしまうという欠点を持っています。
あなたが名前を出している偏差値45というヒトの作品はほとんど読んだことがないのですが、おれにはほんの数回、感想をくれたことがあり、斜に構えた毒にも薬ならないモノだったと記憶しています。
これはおれの『永訣』という作品の感想返しにも、似たニュアンスで書いておいたので、ご本人も目にしていると思います。

 あなたとの間にどのようないきさつがあったのか知る由もないのですが、根が軽いヒトでもあり、表面だけ取り繕った浅はかな作品を書くであろうことは彼の感想からもわかります。
現在、忖度の塊の大バカヤロウのおれは、「どれどれ」と興味を持ち、バカヤロー偏差値45のところへ、ノコノコ出かけていく気になっています。
ただし、どのような感想を持つかは今のところ未知数であり、大絶賛してしまったとしてもお怒りのなきよう……。

花鳥風月
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誉め殺し、おだてではありません。
いつも貴殿の作品、ことに今回の作品の
ような作風が「白樺派」の流れをつぐ自然文学が系譜だと思っていたのだ。

別に偏差値をーせ、とは言わぬが、慧眼の持ち主の貴殿ならば、あの不快な害虫を駆逐出来ると思った。

貴殿の才能がうらやましい。嫉妬します。

南の風
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読ませていただきました。
風景がよく描かれていると思いますが、何か芯というか、中心になるものが感じられないのが残念です。国木田独歩の『武蔵野』にもツルゲーネフにも、さらには佐藤春夫の『西班牙犬の家』にはさらに、話の核というものを感じます。随筆だから許されるのかもしれませんが……。きれいな文章の割には残らない……そんな感じを受けました。有難うございました。

上松 煌
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花鳥風月さま、こんばんは
 おれは最初、あなたが青木さんではないかと疑い、次いでこの間、ごはんのみんなを特殊学級のクラスメイトに例えたお話を書いた人かも? と思っています。

 また、おれは中1以来、小説を読まないので「白樺派」なるものには詳しくないのですが、wikiで検索し、その傾向は当たらずといえども遠からずかな、と感じました。

 さらに大バカヤロウのおれはノコノコと偏差値45さんのところに出かけて行き、大発見をしました。
さすがに彼への感想には書かなかったのですが、古参のあの人はなぜか下手になっています。
昔から心に残らない軽い話だったのですが、それでもおれが来た4年前にはウイットと感じられるものもあり、ショート・ショートらしいひねりもあったように記憶しています。
それがただの薀蓄話が主体で、小説として語るべき主題が「執筆の狙い」に書かれていたり、小説の中で箇条書きになっていたりと、奇妙なことになっている。

 おそらく、だれかが薀蓄部分をホメたので、彼は薀蓄主体の作風を良しとしてしまったのでしょうが、それは大きな間違いです。
ハウツーものならまだしも、小説から薀蓄を得ようなどという人は少ないでしょう。
検索すれば素晴らしい知識がいとも簡単に得られる時代にな~ぜぇ、ということになる。

 そこで賢明なるおれは、「ホメるヒトは敵」という結論に至ったのです。
ま、これは冗談ですが、あなたはホメすぎですし、買いかぶりすぎてやがて贔屓の引き倒しに至るでしょう。
あなたが青木さんなら、長編の時代物公募はでかい所が2,3ありますから、当然それを狙っているでしょうし、特殊学級ごはんを書いたヒトなら、実に穿った人間観察の出来る人と言う事です。
どちらであっても楽しみにしていますよ。

上松 煌
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南の風さま、こんばんは

 初めてのご感想をとでもうれしくいただきました。

   >>何か芯というか、中心になるものが感じられないのが残念です。国木田独歩の『武蔵野』にもツルゲーネフにも、さらには佐藤春夫の『西班牙犬の家にはさらに、話の核というものを感じます<<
     ↑
 そうですか?
武蔵野は小坊の時に読み、『武蔵野の俤は今わずかに入間郡に残れり』という実に秀逸な冒頭にホレて、いまでも好きなのですが、ツルゲーネフなどは読んだこともなく、佐藤春夫の『西班牙犬の家』は犬畜生の話らしいので眼にしたくもないですね。
あなたの比較の羅列がすでにおかしい気がしますし、おれの作品の核というか執筆の動機は、『もう、手放してしまった別荘での、夏の終わりの思い出である』に尽きます。

 時の流れに次第に茫洋として遠ざかる記憶を掻き起こし、愛惜と追悼をこめた追憶であり、ことさら声高に語るほどの部分はありません。
単純に「へ~、三浦半島いいじゃん」と思っていただければ、これ以上の執筆の狙いはありません。
あなたにとって物足りないかもしれませんが、この作品に「おれの言いたいことはぁ~くどくど」と自己主張を入れたら台無しになります。
変に残らないほうがいいお話もあっていいのでは?
これは最初に書きたいことがあって書き始めるおれが、淡々とした筆致でいい作品といっているのですから間違いありません。

 また、こうした随筆を書くこともあるでしょうから、その時にはあなたの主張を考慮したく思います。
感想をありがとうございました。

京王J
sp1-75-1-151.msc.spmode.ne.jp

吉岡ニッケル
2019-08-11 21:45
126.224.148.248

ふむ。吉岡はんの作品にしては、おとなしいな。
主人公は「ライ麦畑で捕まえて」(キャッチャー・イン・ザ・ライ)の気持ちやったのやも。

こんなイターイことをしてしまったから薄めようと必死になってたってことかw
しっかしこんな自作自演ばっかで恥ずかしいとは思わんのか上松ってw



……笑

偏差値45
KD111239161019.au-net.ne.jp

感想返しに来ました。

正直に言えば、上手いですね。
表現力は上達していると感じましたね。

それで気になったことは、

>大きな農家の屋敷林の角を海側に回ると、東に向かって少しだけ下りになる農道が見え、北に古い掩体壕、南に白い鎧張りの建物があるのがわかるのだ。
これは自分の別荘である。
土地と道はさらに南に下って、土地の高さを維持する現場打ちの擁壁が建物の敷地を灰色に囲って、薄闇に浮き上がるように見えている。

自分の立ち位置が分からない。簡単に言えば、脳内映像のカメラの設置する
方角が分からないですね。それゆえイメージ化できないですね。
そもそも土地勘がないので、これは厳しいかな。

>チャリ
>ノーパソ

うーん、他に言い方は無かったのか。これでいいのか。
という疑問を感じましたね。
もちろん、言葉としては間違えでないですが、
簡単に言えば、優雅さがなく世俗的なのです。それゆえ浮いた感じがしますね。

>5コの詰め合わせで5,000。
これは世話なしで、かなりお買い得な気がした。

円がない。脱字でしょうか。

それで面白いか? と言えば、「いいえ」かな。
なぜなら、途中で読むことを断念したからです。
読み続けていれば、面白く感じたかもしれませんが、
根性ないですからね。
残念ながら何も刺さらなかったかな。

で、実体験でしょうか。
別荘をお持ちで? うらやましいですね。
自分だったら、他人に貸して儲けたいところですね。

上松 煌
111.85.0.110.ap.yournet.ne.jp

偏差値45さま、こんばんは

 >>感想返しにきました<<
とのお気持ち、非常にうれしく感じました。
ありがとうございます。
まして、あなたの最も苦手とするであろう、自然描写で始まる淡々としたエッセイです。
読もうという意思を持ってくださっただけで大変にありがたく、途中で挫折は当然のことと受け止めています。
さらにおホメくださっていて、これはせっかくですので素直に受け止めたいと思っています。


   >>大きな農家の屋敷林の角を海側に回ると、~~浮き上がるように見えているゆう<<
     ↑
 そうですか、わかりにくいですか。
別荘の位置関係なのですが、広げた地図を思い浮かべてください。
地図は上が北、下が南、西が左手、東が右手が定位置です。
まず、でかい農家ですが、これは角にある家で、海側、つまり南側にも道が入っている。
その道は東西に走っていて、東(右手)に向かって、ダラダラと下りになっていて、北側に掩体壕があり、南側に別荘がある。
そのダラダラ道は別荘の角でさらに南(海側)に下るので、敷地は眺望を得るために灰色の擁壁で囲われ、低くなっている道から見ると、薄闇に浮き上がるように感じられる、ということなのです。
そこまで現実的な表記はしなかったのですが、別荘の持ち主のおれから言えば、農家の南側からの4メーター道路はすべて別荘に至るための「私道」ということになります。

 解りにくいのはひとえにおれの下手糞のなせる業で、精進したいと思っています。

   >>チャリ・ノーパソ。簡単に言えば、優雅さがなく世俗的なのです。それゆえ浮いた感じがしますね<<
     ↑
 なるほど。
おれは自分の普段使っている言葉をそのまま作品に使います。
それが自然だからで、特別意識はしないのですが、『自転車』『ノート・パソコン』と言ったほうがいいのでしょうか?

   >>5コの詰め合わせで5,000。円がない。脱字でしょうか<<
     ↑
 これは表記できなかったもので、ごはんのシステムの都合のようです。
円という漢字ではなく、を使ったのですが、出なかったようです。
ここでは現在のところ、表記が出ていますが、送ったらどうなるでしょうか??

   >>それで面白いか? と言えば、「いいえ」かな。なぜなら、途中で読むことを断念したからです。読み続けていれば、面白く感じたかもしれませんが、根性ないですからね。残念ながら何も刺さらなかったかな<<
     ↑
 はい、途中なりとも読んでくださり、まして感想の労をとっていただき、感謝しかありません。
あなたの好みや作風の真逆を行く作品を良くぞ読んでくださいました。
それだけで存外の喜びです。
「三浦半島いいぜぇ~~」という私情だけの、これといって主張のない文章です。
冒頭から描写で入り、終焉も描写で終わる。
それもまた真なり、というエッセイです。

   >>別荘をお持ちで? うらやましいですね。自分だったら、他人に貸して儲けたいところですね<<
    ↑
 あははは、あなたらしいですね。
きっと、大儲けなさるでしょう。
おれはそうした才覚がなかったので、もう手放してしまいました。

偏差値45
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別荘を手放したのは、上松さんが無能だったからですよ。私は賢いので、悠々自適な毎日です。

上松 煌
111.85.0.110.ap.yournet.ne.jp

ぷぷぷっ。
 花鳥風月さぁんwwww
偏差値45さんの名前をかたってはイケマせんよ。
あなたがもし、日本人なら、そんな朝鮮人のするような姑息なマネをしてはいけません。

 それから、他人を貶めて自分上げするような臆病弱虫は、自らのオツムの程度をさらけ出すもので、おリコウさんのすることではありません。
あなたはその程度のヒトだったのですか????

ばーか
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むろん、テメエの馬鹿につけこんだ手法だ。それでもテメエ、俺っちのかたりを信じてクサレ偏差値んとこにいったじゃねえか包茎野郎。テメエ、心臓が悪いんだろ?とっとと上野クリニックで包皮を切除し、馬鹿女房にクサレガキ生ませろよ。中坊から読書しねえのに、なんでへルマン・ヘッセ知ってんだよクズ。「坂ノ上の雲」を「うちの御先祖と同じ!」って、貴様は早熟の天才か!ばーかばかばか。クサレ女房に中だししてもガキ作れなかったんだろ、このインポか種なしかぼちゃが、やーいやーい。なにがフェミニストだよこの野郎。テメエみてえなくたばりぞこないは知るよしもなかろうが、テメエチクトクでは、かなりの有名人だぜ。所在地もはっきりしてる。ガキ作ること出来ないなら、チンポ切断か睾丸摘出、パイプカットしてクサレザーメン後世にのこすなや、このバブルのチンカス野郎、がはははは!

上松
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賢い上松は華麗にスルー!ばあか。テメエ、YouTubeでは無名だが、チクトクで検索してみい。馬鹿で評判だぞ、この死に損ないが。ギャハハははは!

馬鹿上松
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「一家に1台、小型原発を配置し」ギャハハはは!使用済み核燃料つまりプルトニウムはどうすんだ?三浦半島に貯蔵すんのかよクソ野郎!このボケ、ノーバイ野郎!チクトクではテメーの顔・素性・罵詈雑言が暴露されてんから検索してごらん、この死に損ないが!

クソ上松
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死にくされ、くず!卑怯な戦車は無様にスルー!

上松 煌
111.85.0.110.ap.yournet.ne.jp

クスクスッ、低脳花鳥風月さぁんw

 おれの初期の作品『東京独立戦争』が、あなたの愛読書だったのですね!
しかしながら、日本語が読めない朝鮮人のあなたは、とんでもない恥さらしをしてますねwwww
せっかく、誰も書けなかった画期的未来像を描いた、実に秀逸な作品がまるで読めていない!


 『東京独立戦争』の作中に、きちんと、
『いわゆる「一家に一原発」政策だ。
都が東京都民全世帯に、原発を一個づつ提供する。
それで生活に必要なエネルギーすべてを、さしあたり30~40年程度まかなう。そして3、40年たったら、順次総入れ替えをおこなう。
今は人里はなれた過疎地域は、東京都にだっていくらでもある。
そこで燃料の入れ替えと廃棄物処理を集中して行なえば、なにも制御しにくい巨大原発に執着することもないのだ。
地域に雇用を生み出し、東京中から送電線と電柱がすべて消えれば、それこそ「美しい東京」の実現ではないか』
     ↑
 と、明確に処理法を明かし、将来を展望している。

 そして、それによって大量に余る銅は武器弾薬に転用でき、さらに、
『原発は「手の平サイス」以下が実現できるのだ。
ほんの小指の頭ほどの核燃料を密閉し、わざとエアコン室外機ほどの大きさの機器にする。金庫並みの重量と取り出しにくさで、犯罪に使おうなどというバカはいなくなる。
第一、それっぱかしの核で何ほどのことができるのだ?
あつめる危険と労力の困難を思えば、家庭用のガス管に火でもくっつけて歩いたほうが、よっぽどテロになるだろう』
     ↑
と、安全性にも言及している。
さらに、
『鉛装甲の厚い小さな原発は、電磁パルス攻撃などでは影響をうけないのだ』
     ↑
と、非常な軍事的先見性も示しているのだ。
『東京独立戦争』は示唆に富んだ秀作ですよ。

 ま、あなたがおれに擦り寄ってもムダってこと。
アタマの出来が違うワwwww

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