作家でごはん!鍛練場
小次郎

友達ランク

 中学二年生のある夏の朝、下駄箱から僕の上履きがなくなっていた。

 僕の番なんだなと思った。

 困っていると、浩平が不思議そうにどうしたの? と、話しかけてきた。事情を話したら、浩平の顔が青ざめた。理由は察しがついた。清二を恐れているのだ。清二はクラス一の乱暴者で、次々といじめのターゲットを変えていた。

「頑張れよ」

 浩平はそう言い残して去っていった。

 仕方なく僕は上履きを探す事にした。上履きがもう処分されているとは考えていなかった。清二は二日前クラスメートの三浦の上履きを教室の掃除用具入れの中に隠していた。

 その時、僕を含め多くのクラスメートがいた。

「三浦にはどこに隠したか言うなよ。これは、ゲーム。三浦に自力で探させるゲーム。でも、三浦にはゲームの内容は伝えておく。自力で探せってね。もしも、三浦に上履きの場所をばらしたら、殺すからな」

 三浦は結局の所、上履きを見つける事が出来ず親に新しい上履きを買ってもらった。

 清二のゲーム、つまり、僕へのいじめも負けるに違いないと思っていた。

 でも。

 それでも、僕はいろいろなとこを探して回り、上履きを探す事にした。

 その前に用をたすか。

 そう思って、トイレに入る。用をたしていると、義人が話しかけてきた。

「清二だけどな、お前の上履き体育館の跳び箱の中に隠してたぜ。よく、探してみろよ」

「どうして教えてくれるんだ?」

「友達だからだよ」

 浩平も友達だ。よく遊んでいる。

 体育館に行き、跳び箱の中を一つ一つ開けていった。僕の上履きがあった。

 友達にもランクがあると確信させてくれた出来事だった。

友達ランク

執筆の狙い

作者 小次郎
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日記みたいになってしまった。これを作品として発展させるには、どうしたらよいですか? また、長く書きたかったのですが、想像力及ばず書けませんでした。追加したら、よいエピソードを教えていただければなと。この話しをベースに長く書きたいです。

コメント

夜の雨
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「友達ランク」読みました。

>これを作品として発展させるには、どうしたらよいですか? 
>また、長く書きたかったのですが、想像力及ばず書けませんでした。
>追加したら、よいエピソードを教えていただければなと。
>>この話しをベースに長く書きたいです。
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まず、御作の「本質」がどこにあるのかを「探る」と、良いと思います。
「答え」をいうと、友情です。友情でも薄いのから厚いのまであります。

「浩平」  ← 友情が薄い。
「義人」  ← 友情が、そこそこ、ある。
御作を読むと、友情に関しては、こんなところです。
「義人」に対しても、友情が深いとは思いません。なぜなら、トイレで情報を提供しているだけなので、自分が「やばい」立場にはなっていません。

御作の「本質は友情」なので、これは自分の立場が危うくても友人のために危険を冒してでも、問題解決にいそしむ、という事になると思います。

そのあたりを構成してエピソードで展開すればよい。
そうすると、ある程度の長さになり、題材の「本質は友情」が、深くなる。

●御作で、一番友情をほしいと思っている人物は、どなたでしょうか?
「答え」主人公の「僕」では、なくて、「らんぼうもの」の『清二』です。
親愛なる友人がいないから、クラスのなかで「孤立」して、人間関係が壊れるようなことをしているのです。
それで、ストレスを発散している。

●ということは、『清二』こそ、友人がほしい。
という事になるから、そうなると、彼の背景に何があるのか、「何があるから」、『清二』は、「らんぼうもの」になっている。

ということなので、「清二」がらんぼうものになった背景を描く必要がある。
「答え」家庭に問題がある。両親の仲が悪いとか。「両親の仲が悪い」「原因」は、想像を膨らますと、色々出てくると思います。このあたりは、現代社会と照らし合わせて、「原因」を作る。父親が会社等の仕事でうまくいっていないから、妻(清二の母)にあたるとか。そのほか、諸々。

●これで、御作の、背景部分が見えてきました。
背景部分とは、諸悪の原因である『清二』が、家庭に問題があり、その結果、自分がクラスでは腕力があるのをいいことに、らんぼうを働いて、クラスを壊しにかかっていた。
この根本を解決するには、『清二』を「諭す」人物があらわれることです。
それも教師とかの『清二』よりも、力のある者ではなくて、自分よりも弱い者が「自己犠牲」により、『清二』を説得に当たればいかがでしょうか。という事になります。
『清二』の暴力にも屈しない、者があらわれたら、『清二』が変わる可能性がある。
もちろん『清二』の家庭環境の部分が変化する必要もある。
●ここで、大事なのは『清二』は自分よりも弱い者に説得されたという事になると『清二』はそれなら自分も両親を説得できるのではないのかと思うようになるでは。
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こういった設定を基本にして流れを作れば、そこそこ長い作品で、題材(テーマ)も深くなるのでは、ありませんかね。

ちなみに、『清二』を変えるのは主人公の「僕」が、ふさわしいのではないかと思いますが。
ほかには「転校生」が「気の弱い人物(男女どちらでもよいが、女のほうが、受けると思う)」なのですが『清二』に「物を隠されても、ひるまずに」対応する。
という方法でも、良いのでは。
ちなみに「転校生」とした場合は、彼、彼女にも「武器」が、必要なので、その武器は「美男、美形(かわいい)」「本をよく読む(そこから、対応策を考える)」『両親に愛されている』などの、魅力が必要です。
または「転校生」自身も過去に家庭問題などがあり、それらを乗り越えているので、『清二』のことが理解できる。
『両親に愛されている』 ← 『清二』が、転校生の家に誕生日等で招待されて、転校生の温かい家庭を見て、自分の両親を変えようと思う、とか。
インパクトを与えるには、『清二』が自宅で自殺をはかり、未遂に終わるが、両親が子供がここまで影響されていたのかと思い、家庭平和になる。
『清二』元気になり、にんまり。
クラスも平和でにんまり。

以上です。
それでは、頑張ってください。

お疲れさまでした。

偏差値45
KD111239161164.au-net.ne.jp

友達ランク 読みました。
内容は分かりますが、短い文章の中で登場人物がやや過密かな、
というのは気になりますね。

>日記みたいになってしまった。これを作品として発展させるには、どうしたらよいですか?
・より具体的に記していく。・どのように主人公がいじめという問題に取り組むか。
そして結果はどうなるのか。 それは誰でも気になるところではないでしょうか。

小次郎
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夜の雨様。
お読みいただきありがとうございます。
私は三人称がほぼほぼ書けません。読んでいる本もほとんど一人称ばかりです。夜の雨様のご提案を受けいれるとしたら、大多数の方が三人称で書くと思います。でも、一人称で書く方法もありますね。主人公を三人以上にわけるのです。たとえば、ここで書かれている主人公視点、浩平視点、儀人視点、清二視点、転校生視点、といったふうに。私が書くとしたら、この方法を使います。家庭問題を乗り越えさせるのは、転校生の方も乗り越えさせなければいけず、転校生の方を自殺未遂、清二の方を親との交渉といったふうにしようかと考えています。転校生に魅力を作るのですね。確かに、その方が小説は活き活きすると思います。
ご指導及び、いろいろ教えていただけてすごく嬉しいです。

小次郎
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偏差値45様。
お読みいただきありがとうございます。
内容わかっていただけてとうで、嬉しいです。
この物語の執筆の動機としましては、友達にランクがあると私が言ったら憤慨される方がいて、腑に落ちなかったからです。ランクといったら聞こえは確かに悪い。でも、友達の質はやはり変わってきます。
より詳しく書きたいですね。
この主人公はいじめにあまり取り組まず、夜の雨様の教えていただいたように転校生に救済させようと思います。
それで、最後にハッピーエンドといったふうにしたいです。

ボボう・げよ
bb220-255-183-173.singnet.com.sg

 友達のランクがあるという現段階での結論を、問題の出発点に据えてみてはどうでしょうか。友達だと思っていた浩平はたしかに下駄箱の件で主人公を見捨てましたが、一方で彼のなまえの字義どおり、ひろくて公平な友情をもっているようにも、ぼくには思われました。助けてくれた義人は義に厚いが、けっしてひろくはなさそうだし、一緒にいてたのしい友人かといえば必ずしもそうではなさそう(勝手な想像ばかりを書き連ねてすみません)。
 どんな状況下でも変わることがない記号のような友情、というのはマンガやゲームにおいては常識でしょうが、現実はどうか。人格の喪失か思考停止でしかなく、きっと誰もがすこしずつその場の流れを読みながら、好き嫌いの感情なり力関係なりを、調整しているように思うのですが、この考えはぼくの思い込みかもしれません。どうだろう。
 とにもかくにも、この先、場所が変わったり新たな事件が起こったりすれば、なんだかおもしろくなりそうですね。清二が善のこころを持っていないとも、限らないのだし。

あと、僕の番なんだなと思った。の部分、というか間なのか? とても良いと思いました。読み手のぼくまで血の気が引いてゆくような臨場感がありました。

ボボう・げよ
bb220-255-183-173.singnet.com.sg

すみません、すでに解決済みでしたね。上の寝言は聞き流してください。

小次郎
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ボボう・げよ様。
お読みいただきありがとうございます。
寝言なんて、とんでもない。
いろいろ書き込んでいただいて、嬉しく思っておりますよ。
登場人物の名前は適当につけてて、あまり考えていませんでした。
私は現在いい年した大人なのですが、小学六年生だった時の担任教師が仰られた言葉から、今までもずっと友達にはランクがあると信じて生きております。
その担任教師が言うには、友達は二種類いるそうです。
遊び友達。
と。
本当の友達。
本当の友達は、自分が本当に困っている時に助けてくれる友達だそうです。
この担任教師の言葉が私の頭に今も響いていて、友達にランクがあるという結論はこれからも変わりそうにありません。
ボボう・げよ様のご感想からも、いろいろ刺激が湧いてきて想像力が膨らんできます。
例えば、義人より浩平の方が主人公にとって楽しい人という設定いいですね。
でも、ランクをつけるとしたら主人公としたら、そして僕としたら、義人の方が上かな。助けてくれる存在の方が上です。
僕の番だなという言葉臨場感あったんですね。
実際この言葉言う人いましたからね。
彼女が言うには、クラスでいじめが流行り次々とターゲットが変わる状況だったそうです。
で、彼女がいじめられるようになり、私の番だなと思ったと、言っていました。
さっき考えたんですが、担任教師の友達二種類いるという言葉も小説に組み込みたいと思います。
あと、小説内で浩平と主人公に三国志の桃園の誓いと同じものさせておいたら、小説面白くなると考えました。小学六年生の卒業式の日に浩平と主人公に桃園の誓いさせておき、いざとなった時、主人公を浩平見捨てたという設定にしたら、あの桃園の誓いはなんだったんだ? という事になり面白くなるなと考えました。

ボボう・げよ
bb220-255-183-173.singnet.com.sg

なるほどです。小次郎さんの人生観が反映されるわけですね。桃園の誓いと担任先生の教えのモチーフも、何も無い状態にくらべると、読者が友情の度合いを測りやすくなる気がします。ぼくのほうこそむしろ、小次郎さんに勉強させてもらって感謝しています。

久方ゆずる
240.133.31.150.dy.iij4u.or.jp

拝読しました。
なるほどね……と、頷いてしまいました。

作品を長くなさりたいというコメントを拝見して、僭越ながら、考えさせていただきましたところ……。

『清二』視点にすれば、お話が長くなるのでは、と思いました。
かなり、無茶振りですが……私なりに考えさせていただきました……。

=======

 オレの事を皆は清二と呼ぶ。もちろん名字じゃない。下の名前だ。
 でも、オレの本当の気持ちを知るクラスメイトは誰もいない。

 きっと……。

 オレの趣味はクラスメイトいじめだ。
 オレの事を知る者は全員、そう言うだろう……。

 昨日だって、同じクラスの三浦の上履きを隠してやった。
 クラスに皆の前で教室の掃除用具入れに隠してやったのに、ちょっと、殺すぞと言っただけで、誰も三浦に告げ口しなかった。
 それで、三浦は情けなくも、親に頼んで新しい上履きを買ってもらったらしい。

 オレはいつも、思う。
 悪いのはオレなのか、それとも……。

(ここから、『清二』の過去や家庭の事情等を織り混ぜたりして、短編ぐらいになるのではないでしょうか?
 私の文章は簡単なので、もっと凝った文章にすれば、いくらでも長く出来る気持ちが致します。)

=======

登場人物全員の視点を順に書かれるのも良いですね! 上で書かれておられましたが……。

清二
主人公
浩平
義人
主人公
清二

とか、視点移動されても良いかも? と、考えさせていただきました。
勧善懲悪だったり、違うお考えがあられるのなら、一笑に伏してください。


いったん、失礼致しますm(_ _)m

久方ゆずる
240.133.31.150.dy.iij4u.or.jp

再訪です。

改めて他の方々との意見交換を拝読すると、かなり突っ込んだ議論がなされていますね。失礼致しました。やっちゃった!!
お恥ずかしい……よく読まずにすみません……。また、いつか!

小次郎
121-82-84-159f1.hyg1.eonet.ne.jp

久方ゆずる様。
お読みいただきありがとうございます😊
そうですね、視点移動考えています。
また、お読みいただければ嬉しく思います。ご指導下さいね。

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