作家でごはん!鍛練場
みさきち

死紙

 蒸し暑さでじっとりした汗が全身を湿らせる。湿度が異常な程に高く、不快な四畳半。五月蠅く耳障りな蝉の声。忌々しい蚊。灼熱の夏の日々。苛々する。

 私は、座布団の上に胡坐をかき、机の上のまっさらな原稿用紙を睨みつけている。もう既に昼飯も済ませ、午後二時回っているというのに、本当に一文字も書けていないのだ。全く、世の中不公平にできている。

 世の大作家様なら、その生まれ持った才能から次々に斬新奇抜なアイディアを脳内に生み出し、そして、それを華麗な技巧を用いて、美しい文章へと練り上げ綴り、素晴らしい傑作を書き上げるのだろう。自分にその才能の欠片でもあれば、喰うに困らない程度の小銭を稼ぐことが出来ると言うのに。本当に嫌になる。

 半袖シャツにブリーフという半裸の状態なのに、全身から汗が噴き出し止まらない。昨夜も熱帯夜で碌に眠ることも出来なかった。ここ数日、ほとんど眠っていないせいか非常に体が怠い。三十を過ぎて数年。もう無理が効かない体になってしまった。若い頃から、大作家を目指して、机に噛り付いていたので仕方がないと言えば仕方がない。体力の無さは私自身の折り紙付きだ。

 巷では、エアコンなるものが普及し始めているらしいが、庶民で、貧乏な我が家に来るのは、数十年先の事だろう。扇風機は熱風しか吹かない上に、机の原稿用紙を風で巻き上げ、吹き飛ばすので、最近では全くの役立たずだ。バラして鉄屑屋にでも放り込みたい。いや、あれはほとんどプラスチックだから、鉄屑屋ではダメか。どうすればいいと言うのだ。全く苛々する。

 そして、遂に自分の内にある凶暴性が突如として、目覚め、机の上にあった何も書いていない原稿用紙を乱暴に鷲掴みにすると、くしゃくしゃに丸めて窓から、外へと力任せに放り投げた。こんな無駄なことに労力を使ってしまう程、才能が無く、無力な自分に本当に腹が立つ。どうしようもなく苛々するのは、どうしようもなく怒りが込み上げてくるのは、暑さのせいなんかでは無く、不甲斐ない自分自身のせいだ。もうどうしようもない自分にどうしようもなく腹が立つ。

 怒りに震えながら、窓の外を眺めていると、階下からジリジリジリと電話のベルが鳴るのが聞こえた。そして、すぐに母親の声が、私宛の電話だと階下から告げる。友人もいない私に電話してくるのは、担当の編集者であることは、すぐに察しがつく。きっといま頼まれている短編の進捗を確認するための電話だろう。母親には何も答えずに、脳内に湧き出て、こびり付いている絶望を、頭をぶんぶんと振って払い、そして何事も無かったように、階段を下りて、ポーカーフェイスで母親から受話器を受け取る。母親は、小声で予想通りの相手の名前を囁くと、そのまま台所へと戻っていった。

「もしもし」
「もしもし、義理兄《にい》さんですか?」
「あぁ、健二君。どうしたんだい?」

 当然、進捗のことだと分かっていたが、全く進んでいないことを悟らせないために余裕を持って対応する。才能の無い私にとって、締め切りを引き延ばすため、この手の演技はお手の物だ。いよいよ切羽詰まったら、数日失踪してしまうのも良いかも知れない。ちょっと作家らしくて憧れてしまう。

 街にある茜崎出版社の健二君は、童話作家の私を担当している編集者で、妹の夫でもある。非常に良い男で、仕事のない私に時折、ちょっとした短編や、童話などを依頼してくれるのだ。かつて一緒に飲み、潰れてしまった私を、タクシーで実家に送り届けてくれた際に、妹と知り合い、お互い気があったらしく、一年の交際を経て、遂に四年前に入籍し、義理の弟になったのだ。

「いまお願いしている童話なんですが、進捗はどうですか?」
「あぁ、問題ないよ。もうほとんど下書きは出来ているんだ。後は、推敲して、清書するだけだね」

 当然全くの嘘で、一文字も書けていない上に、アイディアの欠片すらない。しかし、この仕事を投げ出すわけにはいかない。貴重な収入源をふいには出来ない。嘘を付くのも、付かれるのも嫌いだが、致し方がない時は方便だ。必要であれば、嫌いでも受け入れ、利用する。それが、大人であり、プロというものだ。

「それは、助かります」
「まぁ、来週末までには入稿できると思うよ」
「宜しくお願いします」

 彼には自分の状況を悟らせたくない。自分の弱い部分を彼にも妹にも見せたくないのだ。この絶望に満ち満ちている、ドロドロとした感情は、彼らには関係ないし、拘わらせたくもない。もうこれ以上は迷惑もかけたくないし、哀れまれるのもごめんだ。心配されることも、恥辱だし、屈辱なのだ。他人から見える私は、どんなに才能の無い出来損ないだったとしても、せめて孤高でありたいのだ。

「あぁ、それで、義理兄さん。また別の話なんですがね。原稿用紙って要りますか?」
「これは、また突然だね。どういうことだい?」
「他部署の同僚が担当していた作家さんが亡くなりましてね」
「それはお気の毒に。どなただい? 亡くなったのは」
「ここ連日、テレビで大騒ぎですよ。見られてませんか?」
「ここ数日、仕事で忙しくてね」

 アイディアを絞り出そうと、うんうんと唸っていただけだが、作家はそれが仕事であると言っても問題ないだろう。

 それにしてもテレビで大騒ぎと言うからには、余程の大作家が死んだのだろう。知り合いや、好きな作家先生でなければ良いのだが。

「そうですか。亡くなったのは、河野原先生です」
「あの、ミステリー作家の河野原次郎先生かい?」
「そうです、河野原先生のミステリー小説はヒット数こそ少なかったものの、金字塔と言っても過言ではない作品がいくつかありますからね」
「私もいくつか読ませてもらっているよ。河野原先生とは畑違いだし、格も違うからお会いしたことは無いんだけどね。しかし作品によって、なんというか、こう……」
「作品ごとに面白さの差が激しい」
「そう、そうなんだよね。故人に対してあまり言いたくはないんだけど、面白いものは飛び切りだが、その正反対の作品も多く見受けられる印象だったね」

 ミステリーをあまり好まない私が読んでも面白く、楽しめた作品もあれば、全く面白くなく、本を購入した代金を返せとまで思った作品もあったのを思い起こす。

「えぇ、調子のよい時は、賞を取りまくったかと思えば、かなり批評家たちからこき下ろされる作品を発表したりしたんですよ。担当していた同僚も調子のよい時と悪い時の差が激しすぎるってよく嘆いてましたよ。特に晩年は酷かったらしくて」
「編集者としては、そうだろうね。しかし、いつでも最高の作品を書ける作家もいないし、後世に残ると言われる傑作もある。多少売れなかった作品があったとしても、偉大な作家だったと私は思うね」

 自分で言っていて、鳥肌が立つ。何が偉大なのか。ただ単に生まれ持った才能と運が良かっただけのことだ。同じ才能があったなら、きっと彼を超えることも容易だったはずだ。妬ましい。

「その通りです。偉大な作家であったことは間違いありません。そのことを否定する人はいないでしょうね」
「あぁ、それで? 原稿用紙がどうしたんだい?」
「それがですね。その河野原先生には、ちょっと変わったところがありまして、担当が言うには、倉庫に大量の原稿用紙がビニールシートで厳重にくるまれて仕舞ってあったらしいんですよ。十年以上手付かずだったようで、かなりシートに埃が積もっていたらしいのですが、中身を確認したところ十分に使えそうだということで、捨てるのも勿体ないってことになりまして、遺族に頼まれて、その引き取り先を探していたんですよ」
「あぁ、それで、原稿用紙を買う金にも苦労してそうな私に話を持ってきたってことかい?」
「いえいえ、そんなつもりは」
「あはは、冗談だよ。そこまで金には困ってはいないさ」
「脅かさないでくださいよ。それとですね。義理兄さんなら、気にしないと思うんですが、義理兄さんより先に河野原先生と親しかった友人や知人の作家に、この話を持って行ったんです。しかし、どうも引き取るのを嫌がりまして」
「うん? それはなぜだい?」
「理由を聞いても、ただ、気味が悪いと言われるだけで、よくわからないんですよ。やはり知人とはいえ、死んだ知り合いの使っていた原稿用紙を使うのは嫌なのかもしれませんね」
「そういうものなのかも知れないね。作家と言うのは、ペンで己が魂を原稿用紙に刻み込むようなものだからね。言うなれば魂の器ってやつさ。故人の何かしらの意志が宿っていると言われても私は信じるね」
「なるほど、最近はワープロに切り替える作家さんが増えてきましたけど、未だに万年筆をお使いになるのはそういった訳からですか?」
「あんなもので、私の魂を原稿用紙に刻み込めるとは思えないからね。やはり傑作と言うのは万年筆をぎゅっと強く握り締めて、血の代わりのインクと、魂の器たる原稿用紙に己の魂を刻みつけることによって、生み出されるものと、私は思うね。それが例え、童話であったとしてもね」
「童話を読んだ子供達が、それを聞いたら怖がりそうですね」
「子供には知らなくていいことが多いのさ。では、他に欲しいという人が現れる前に、その原稿用紙を家《うち》に送ってくれないか? 何枚くらいあるんだい?」
「枚数は分かりませんが、中くらいのダンボール箱五箱分ですね」
「それはまた、すごく多いね。助かるよ。書き損じも多くてすぐに消費してしまうから。五箱か。裏の倉庫に入り切ればいいのだが。少し片して場所を開けておくか」
「では、今日、連絡して置きますので、来週中には届くと思います」
「わかった」
「それと義理兄《にい》さん。たしか小山田先生って、お知り合いでしたよね? 大学時代の友人とかって以前、伺ったような……」
「知り合いではあるけど、友人かと聞かれると困ってしまうな。大学時代の文学部で一緒だったんだ。彼がどうかしたのかい?」
「ええ、小山田先生がミステリー小説をお書きになっているのはご存じですよね?」
「勿論、彼は大学時代からミステリー一辺倒だったからね。童話や児童文学に傾倒している私が言えたことじゃないがね」
「小山田先生の最新作が、面白いと噂になっていましてね。きっとどこかの賞で大賞を獲るのではと言われてましてね。お知り合いと聞いていたので、ご報告しておこうかと思いまして」

 ギリギリと歯を食いしばる。あの、いけ好かない男の書いた小説が、大賞だと? 尊大で傲慢が服を着て歩いているような、あの男が書いた小説が面白い訳がないだろう。一体どんな感性を持って、小説を読んでいるのか。私が未来ある子供達に、夢や希望を持って貰いたいと願いながら、必死に書き上げている童話よりも優れているはずがない。いや、優れていてはいけないのだ。堪らなく胸が苦しい。

「そ、そうなんだね。彼とは、そんなに親しくは無かったけど、彼の作品は当時から周りの人に認められて評価されていたからね。いつかはこうなるんじゃないかって思っていたよ」

 人間の凶暴性は、どこまで理性で抑えておけるものなのか。甚だ疑問だ。この胸の中のマグマのような感情を私はどうすれば良いのだろう。

「ミステリーは流行の分野ですしね。ここで大賞を取れば、きっと売れっ子作家の仲間入りですよ。義理兄さんもどうです? たまにはミステリーに挑戦してみるって言うのは?」
「いやいや、勘弁して欲しいものだね。私にミステリー作家は無理だよ。書きたいと思ったことさえないんだから。読んだ冊数だって微々たるものさ。僕は子供に夢を与える童話が好きなんだよ」
「そうですか。もし、書く気になって、書き上げたら言ってください。ミステリー小説の担当へ回しますから」
「ないと思うけど、もし、そうなった時は宜しく頼むよ」
「はい。では、原稿は、後日取りに伺います。行く前にまた電話しますね」
「その時は、妹も連れてくるといい。泊まっていきなさい。良い日本酒が手に入ったので御馳走するよ」
「それは、楽しみにしておきます。祥子もきっと喜びますね」
「あぁ、あいつも日本酒に目が無いからな。但し、つまみは頼むよ」
「わかりました。何か珍しいものでも用意して伺います」
「あぁ、では、待っているよ。お疲れ様」
「はい、では、お疲れ様です」

 思い切りガチャンと叩き切りたい衝動を必死に抑える。そして静かにゆっくりと受話器を置く。この世には我慢ならないことが多すぎる。耳障りな蝉の鳴き声も、この蒸し暑い夏も、傲慢で尊大な人間も、他者の幸福を妬み、怒りに打ち震える自分自身も、我慢ならない。

 二階の自室へと戻り、机に向かって座る。外に放り投げた原稿用紙の代わりを用意し、また、ぎゅっと睨みつける。いつも通り。いつも通り。いつも通り。穴が開くほど、睨みつける。アイディアを捻りだそうとか、なんでもいいから書き殴ろうとか、一切考えず、ただただ、睨みつける。額の汗が流れ、原稿用紙にポタポタと落ちる。それでも微動だにせず、いつも通り、睨み続ける。きっと、そのうち魂の器の中に自分が取り込まれて消えてしまえるかもしれない。苦しい。苦しい。

 そして、背後から掛かる声で、既に日も落ち、夜になっていることに気付いた。背後から掛けられた声の主は、大学時代から付き合っている彼女の長月霧江だった。

「ごめんね、集中しているところに」
「いや、いいんだ。構わない」

 突然途切れた集中力のせいか少し眩暈がした。そして、ゆっくりと立ち上がり、彼女を乱暴に引き寄せ、強く抱きしめる。拒みはしなかったが、抱きしめ返してはくれなかった。

「ちょっと、どうしたの?」

 彼女の腰に手を回して、欲望のままに唇を貪る。鼻孔を擽る彼女の首筋の香り、密着する乳房の柔らかさに、己が抑え切れなくなってくる。この暑苦しい夏の夕方でも、性欲は衰え知らずだ。嫌になる。

「ねぇ、ダメ。ここでは。下に、お父さんとお母さんがいるでしょ、ダメよ」


 そんな言葉で止まるはずもなく、抵抗する彼女を押し倒し、服を脱がしてゆく。彼女も諦めたようで、抵抗せずに、受け入れ始める。そのまま畳の上での乱暴な情事に身を委ね、煮えたぎる怒りと共に欲望を全て彼女にぶつけた。

「もう、ダメって言ったのに」

 散らばった服を拾い、霧江は不服そうに文句を言った。しかしその表情は、怒りよりも心配そうな色合いが強く出ていた。見透かされているのか。

「何かあった? 酷い顔色よ」
「いや、ごめん。どうしても君を抱きたくて、我慢できなかったんだ」

 心配されている。彼女は心根の優しい子だ。心配しないはずがない。その心配が、私を恥辱の沼へと押し沈めてゆく。ゆっくりと。ゆっくりと。どうか心配しないで欲しい。これ以上、私を辱めないでくれ。憐れみは私を腐らせてゆく。きっと彼女にはそれが理解できないだろう。堪らなく憎い。

 それから、何事も無かったように二人で、両親の用意した夕飯を食べるために階下のリビングへと向かった。食卓には、母が揚げたであろうコロッケの山盛りと、みそ汁、ほうれん草のおひたし、冷奴などが、所狭しと並べられ、両親と私、そして霧江の四人で食事を始めた。

「このほうれん草は、高田さんとこのおばあちゃんから頂いたの。新鮮でとても美味しいから、いっぱい食べてね霧江ちゃん」
「はい、頂きます。ほんと、瑞々しくって美味しいです」

 などと言っているが、彼女がほうれん草が苦手なのは、大学時代の時から知っている。だが、優しい彼女は、母の勧めるほうれん草を断ることも出来ず、美味しくないなどとは、口が裂けても言えないだろう。これで彼女は、母の前では、ほうれん草が好きだと死ぬまで言い続けなければならない。方便ではあるが、なかなかにリスクが高い。

 しかし、食事と彼女との情事のせいか、心に激しく燃え上がっていた怒りや妬みの炎も多少は鎮火されたようで、食事を終え、また二人で自室へと戻り、たどたどしかったが、なんとか会話を始めることが出来た。

「何があったの? ここ数日だいぶ辛そうだよ?」
「あぁ、うん、いま依頼されている童話のアイディアが出なくてね。ちょっと苛付いていたんだ。それにこの数日の熱帯夜で寝不足でね」
「そうね、この数日特に暑いよね。蚊帳の中でやっと寝付けても、どこかからか蚊が入ってきて、耳元でプーンって音がして飛び起きたりで、私も寝不足ぎみだわ」

 本当に蚊という生物は、不快感しか感じない。彼女の言ったように、耳元で飛んだ時の羽ばたきの不快な音。そしていつの間にか体を刺し、痒みを発生させる毒を注入する。人が刺されたことに気付かない様にするための麻酔のような分泌物を注入しているらしく、その成分が時間経過で痒みを引き起こすと聞いたことがある。これはもう人にとって毒物を注入する害虫と言っても過言ではないだろう。

 ただでさえ、眠れないのに、更に蚊のせいで睡眠が妨害される。マラリアなどの伝染病の媒介もする極めて危険な生物だ。いっそ絶滅させたほうがいい害虫だ。しかも血を盗むなど、許されない。血は魂を紙に刻み込むための大切なインクだ。一滴たりとも無駄には出来ない。

「叩き潰されても、文句言えないよね」
「そうね。痒いしね」

 そう言って、彼女は笑った。私は笑ったのだろうか。良く分からない。

 彼女が泊まってゆくと言うので、部屋に布団を敷き、寝転んだ。暑苦しい熱帯夜で風呂に入ったせいか、汗が引かずにジンワリと全身が湿っている。嫌な感じだ。蚊帳の中なので、そうそう蚊の侵入は無いと思う。しかし、感じる。汗の匂いに惹かれて、やつらが、蚊帳の外から私の血を狙っていることに。虫唾が走るとはこういう感じの時の表現だったろうか。忌々しい。

「あのさ、兄さんがプラスチックを形成する工場で働いてるのね。もし、あなたさえ良ければ、来ないかって兄さんに言われたの。人手不足なんだって。ううん、勿論、あなたが童話作家になりたいって頑張っているのは知ってる。私も応援したい。だからね、週に三日位働いて、残りの日は作家としてやっていくのはどうかな? 童話を書いて食べていけるまでの、繋ぎとしてね。そうすれば、きっと父さんもあなたとの結婚を許してくれると思うの。どうかな?」

 私はしばし考え込む。勿論彼女のことは愛している。大切な人だし、結婚もしたい。長く付き合っているのだ、今までもこんな話は何度もしている。しかし引き延ばすのもそろそろ限界だろうか。彼女と、生まれた子供との生活。それは幸せの形なのだろう。でも、しかし、この心の中に生まれた真っ黒い感情を拭い去ることは出来ないだろう。論理的に矛盾なく、理路整然と私達の物語を進めると、彼女の言う生活では、私にとっての幸せが訪れないことが分かる。この黒い感情を消し去ることは出来ないと分かる。どうしようもなく、分かってしまうのだ。私は作家なのだから。

 だが、才能の無い私には、物語をどの様に創作すれば 幸せになれるのかアイディアが出てこないのだ。やはり才能が無ければ、幸せになることすらできない。しかし、けど、それでも、足掻きたいのだ。こんなにも単純で簡単なことが、彼女はおろか、両親すら理解できないのだ。それ故に、働けだの、結婚しろだのと詰め寄ってくるのだ。そんなに息子に幸せになって欲しくないのだろうか。不幸になることを強要する人達に、私はもううんざりしているのだ。

「うん、考えてみるよ」
「うん、お願い。私、待っているから」

 私が、作家で成功するのを待っているのではなく、失敗して、心が死ぬのを待っているのだろう。ただ、何も考えず、黙々と工場で働き、決まった給料を死ぬまで彼女と子供のために持ち帰る人間になるのを。必死に吐き気を抑え、おやすみと言うと彼女もおやすみと言って目を閉じた。

 そして数日が過ぎて、宅配業者が原稿用紙の入ったダンボールを持ってきた。やはりぎっしりと紙の詰まったダンボールは、重いらしく、体格の良い若い二人の作業員が、腰に気を付けながら、裏の倉庫まで運んでくれた。少し、片付けたかいあって、なんとか五箱とも倉庫内に収まった。もっとボロボロのくたびれたダンボールを想像していたが、想像以上に綺麗で安心した。やはり健二くんが言っていた通り、中身の原稿用紙は問題なさそうだ。

 当面は、まだ部屋に原稿用紙が残っているから、それが無くなり次第取りに来ようと倉庫の扉に鍵を掛けて、部屋へと戻った。

 机の上の原稿用紙には、必死にひり出したアイディアを無理くり童話に仕立てた、可もなく不可もない、退屈な童話の下書き。我ながら、どうしようもない。きっと子供達がこの童話を読んでもクスリともしないだろう。魅力のない主人公に退屈な物語。破り捨てたい衝動を何度堪えたことか。破り捨てて、義理の弟である健二君にこれ以上迷惑をかけるのは、私自身が耐え切れない。

 そして清書を終え、茶封筒へと入れる。なんとか駄作ではあったが、書き上げることが出来た。そして原稿用紙が切れたことに気付き、倉庫へと向かう。ダンボール箱を開け、中に入っている原稿用紙を数束取出し、部屋へと戻った。貰った原稿用紙は、有名メーカーのもので、私がよく買うものと同じであった。原稿用紙を一枚取出し、机の上に広げる。そんな原稿用紙をいつも通り、険しい表情で睨みつける。

 万年筆を握りしめ、集中し、原稿用紙を睨みつけていると、耳元であの不快なプーンという甲高い音が聞こえた。身を引き、その姿を確認するが、見当たらない。全く汚らわしい生物だ。そしてふと、時計を確認すると机に向かってから数時間が経過し、針は十時十分を差していた。

 この数時間考えていたのは、童話の新しいアイディアではなく、この数日、頭の中に繰り返されている、彼女の言葉や両親のしっかりしなさい、将来のこと考えなさいなどという言葉だった。若い頃はさほど気にならなかった言葉だったが、最近では酷く苦悩させられる。そして義理の弟から聞かされた小山田の噂。脳内が猛毒に犯されているように、ぐるぐると声が響き渡り、呼応するように心が、魂が締め付けられてゆくのが分かる。絶望や屈辱、恥辱が渦巻き、怒りが心を満たしてゆく。その怒りで燃えた視線は、原稿用紙を焼き払ってしまうのではないかと思えた。

 ここまで苦しいのは、作家を目指すからなのだろうか。彼女や両親の言う通りに工場で心を殺して、何も考えず、ロボットのように生きたほうが、まだ幸せなのではないかと思えてくる。彼女をいつまでも待たせておくことは出来ない。近日中には返事をして、魂を殺し働くのか、それとも、このまま売れない作家として、他者に馬鹿にされ、見下されながら灼熱の地獄を巡り続けるのかを決めなければならない。たまらなく苦しい。

 だが、他者に救いを求めることは、恥だし、悪だ。そんな弱者に成り下がるくらいなら死を選ぶ。私にとって、完全なる邪悪というものは、自分が弱者であることを自ら認め、他者の憐れみに縋ることだ。作家である私は、孤高でなくてはならないのだ。

 激しい憎悪が渦巻き、自分に対する嫌悪感が膨れ上がる。原稿用紙にいつも通り、汗がぽたぽたと滴り落ちる。才能が欲しい。傑作を想像できる才能が。


「どんな対価を支払おうが、何を失っても構わない。傑作を書けるだけの、才能が、閃きが、どうしても、どうしても、欲しい」


 傷つき、血を流している魂から吐き出された慟哭。原稿用紙を睨みながら、涙を流し、願った。読んだ人すべてが絶賛する強烈な傑作を書けるのなら、自分の命さえ、差し出す。握った万年筆を原稿用紙にギュッと強く押しつける。私に才能を。

 強い力に耐え切れず万年筆が、ミシミシと音を立て、遂に乾いた音が鳴り、中央でぽっきりと折れた。砕け散った破片が、指に深々と刺さり、原稿用紙に真っ赤な血液が滴り、広がってゆく。痛みよりも、その血の美しい赤に目が奪われる。そして真っ赤だった視界が、突如、闇に飲みこまれ、私は意識を失った。

 そして、心身ともに疲労の限界だったのか、気が付いたら机に突っ伏して眠ってしまっていた。どのくらい眠りこけていたのだろうか。ジリジリジリと階下でベルが鳴り響いている。両親はいないようで誰も電話にでる気配がない。ぐっすりと眠れたせいか、心が妙に軽くなった気がする。手の傷はすっかり渇き出血も止まっていた。折れた万年筆と血で汚れた原稿用紙は後で片付けようと、ゆっくりと立ち上がり、階下へと向かう。けたたましく鳴り響く、電話の受話器を持ち上げ、耳に当てる。

「はい、もしもし。工藤ですが」
「工藤、くんですか?」
「そうですが、あなたは?」

 知らない中年男性の震えた声。どうも様子がおかしい。

「あぁ、済まない。私は長月というもので、霧江の兄、です」
「霧江、ちゃんのお兄さんですか? あぁ、えっと、例の工場での仕事のお話でしょうか?」

 まさか向こうから電話してくるとは思わず、なんと答えようと思案を巡らす。しかし面倒なことになった。直接だと非常に断り辛い。

「あぁ、違う、違うんだ。その、落ち着いて、落ち着いて聞いて欲しい」
「え、あぁ、はい、なんでしょう?」
「霧江が死んだ。昨晩の事だ」

 一瞬、彼が何を言っているのか理解できなかった。

「え?」
「駅の階段から、足を滑らせて落ちたんだ。そして首の骨を折って、しまって」

 霧江の兄を名乗る男の声に嗚咽が混じり始める。最後の方が聞き取り辛く、よくわからなかった。

「いや、そんな、まさか」
「昨晩から何度も電話していたんだが、誰も出なくて」
「誰も出なかった……」

 両親は一体どこへ。自分は昨日の昼から、翌日の朝まで眠っていたのか。振り向いて壁に掛かっている時計を確認すると、午前九時を少し回ったところだった。自分も電話のベルが鳴り響く中、まったく目覚められないくらい、熟睡してしまっていたのか。

「悪いが、病院に来てくれるか? きっと妹も君に一番合いたいと思っていると、思うから」
「わ、分かり、ました。すぐ。伺います」

 足が震え、声も震える。次第に頭で理解した彼女の死が、感情でも理解し始める。彼の兄から、病院を聞くと受話器を置いた。そしてそのまま、その場にへたり込む。体と感情の整合性がちぐはぐになり、動けない。次第に感情が、理解した脳と体に追いつき、激しい悲しみに支配された。

 とてつもない喪失感。涙が溢れ、嗚咽する。失ってしまったものの大きさを実感する。胸が抉られる程に痛い。いや、きっと鋭く鋭利な悲しみに魂が本当に抉られているのだ。堪らなく痛くて立ち上がれない。脳裏には彼女の笑顔ばかりが浮かんでくる。この世は何て理不尽で不条理なのだろう。

 彼女は死ぬべき人では無かったはずなのに。いつも人を思いやることが出来る優しい人だったのに。しかしほんの少し。本当にほんの少しだけ、心の奥底に眠っていた欠片が、ゆっくりと心を引っ掻きながら浮かび上がってくるのを感じる。決して人には言ってはいけない欠片。本当に小さい小さい感情の欠片。解放されたと言う安心感。純粋な真実の欠片。邪魔するものが消えてくれた。私は彼女の死を望んでいたのかもしれない。胸が締め付けられ動悸が激しい。

 次第に体が力を取り戻し、柱に掴まりながら立ち上がる。まだ少し、ふらつくが問題ない。そしてタクシー会社に電話をして、一台至急、自宅に回してもらう。到着する間に身支度を整え、顔を洗う。泣きはらした顔はむくんでどうしようもなかったが、とりあえず涙の流れた後は洗い流した。鏡に映る自分の顔は、目が充血し、落ちくぼみ、頬は痩せこけていた。自分はこんな姿だったのかと不思議な感覚に陥る。みすぼらしく弱弱しい。

 タクシーが到着したらしく、外でクラクションが鳴った。財布だけズボンの後ろポケットに捩じ込み、急いでタクシーに乗り込むと、行先を告げる。タクシーは市内で誰でも知っている総合病院が行き先と分かると、すぐに走り出した。きっと病院までなら運賃は三千円もあれば釣りがくるだろう。

 気持ちは逸り、はやく病院に付かなければという思いとは、裏腹に、ずっと着かないで欲しいとも思えた。彼女の死を現実にしたくなかったのだ。彼女の死に顔を見てしまったら、それは現実として受け入れなければならない。しかし、このままずっと合わなければ、もしかしたら彼女はどこか知らない場所で生きているかも知れないと思うこともできる。完全なる死が確定しないのだ。複雑な気持ちを抑え込もうと握りしめる両手が痛む。

 ぶんぶんと頭を振り、考えを改める。病院では彼女の兄が待っているのだ。それを無視するわけにもいかない。それに彼女に対しての責任もある。彼女が安息の地へ向かい、永遠の眠りにつくのを見送ってあげなければならない。これは十年近くも一番近くにいた私の、彼女の愛をたっぷりと注がれた私の、義務であり、責任だ。苦しくても、悲しくても辛くても行わなければならない儀式だ。

 奇妙なタクシーの運転手に支払いをし、正面玄関から病院へと入る。カウンターの看護婦に病室を聞く。手慣れた看護婦は、病室まで案内してくれた。病室には、彼女の兄と思われる中年の男と、両親と思われる老夫婦が静かにベッドの脇に座っていた。見るからに憔悴しきっている。彼女の兄が、私に気付くと、ベッドの側へと誘い、横たわるものの顔に掛けられた白い布を外した。

 まるで眠っているかのような穏やかな表情をした彼女。どうやら苦しまずに済んだようだ。肌は血の気が無く白くなっていたが、そのまま目を開けて『おはよう』と言ってもおかしくないように見えた。彼女の兄は、十時十四分に亡くなったと私に告げた。私はその時間、いったい何をしていたのだろう。記憶があいまいだ。もう既に眠ってしまっていたのだろうか。

 その後、通夜と葬式が流れる様に終わり、久しぶりに自分の部屋へと戻って来た。葬式では、自分の周りで、多くの人が入り乱れ、慌ただしく動き回っていたが、よく覚えていない。何かを言われ、その場に即した言葉を選び、無難に答えた。何も考えず、ただ茫然として、やり過ごした。棺に収まる彼女の姿。菊の花。線香の香り。黒い服を纏った人々。体がやけに重く、心も奥底に沈み込んでいるのを実感した。空虚な心。だが、今までにない心の安寧。静けさ。あれほど激情のまま荒れ狂っていた心が、鏡面のような波一つない水面のようにだ。心が死んでしまったのだろうか。

 そして、いつも通り机に向かい、原稿用紙を眺める。そして愛用の万年筆を折ってしまったため、古い万年筆を引っ張り出し、新しいインクを入れる。どうもどこか調子が悪いようで、ぽたぽたと黒いインクが原稿用紙へと落ちる。真っ黒い血のようだ。真っ黒い私の血。原稿用紙に、魂を刻み込むための私の血。そしてインクで汚れた原稿用紙にも関わらず、気にせずに一文字目を刻み込む。あれほど、書けなかった文字が、文章が、物語が、容易く紡がれてゆく。いつの間にか万年筆も、不具合なく、インクを吐き出している。十文字、百文字、十行、百行。十枚、二十枚。原稿用紙は、まさに紙として、インクを大量に吸い込み続ける。私の魂が、インクという血に宿り、原稿用に刻まれてゆく感覚。原稿用紙に魂を削り取られゆくようだ。

 万年筆のカリカリと言う音が、やけに耳に心地よい。まるで、荘厳なクラシックを聴いているように、重厚な響きが、全身を揺さぶる。その古典的で深みのある音階が、物語と共に進行してゆく。時には優しく、時には激しく。前奏という『起』から、静かだが、不穏な『承』へと繋がれてゆく。脳内がフル回転し、いままで培ってきた技法で、溢れ出る奇抜で、斬新なアイディアを原稿用紙へと、淀みなく、つらつらと落とし込んでゆく。生まれて初めての感覚に酔いしれる。一文字ごとに、彼女を失ったことへの悲しみが、失われてゆくのが分かる。癒されるのではなく、原稿用紙と言う紙に、悲しみを少しづつ、少しづつ転写しているのだ。これは正しいことだ。

なぜなら私は作家なのだから。

死紙

執筆の狙い

作者 みさきち
p962001-ipoe.ipoe.ocn.ne.jp

いつもはファンタジーのほのぼのショートストーリー(6千~1万字程度)を描いているのですが、今回は長編のホラーっぽいものに挑戦してみました。

執筆の狙いとしては、自身の成長のために普段書かないような物語を描いて新しい引き出しを増やそうと思ったからです。

正直、ホラーやミステリー、サスペンスはほとんど読んだことありません。
超有名作家様の超有名作品もほとんど読んでません。すみません。


今回は長編作品ですので、最初の一万三千字程度になります。
(まだ未完で他サイトで投稿中です)


素人が趣味程度で書いている稚拙な小説で申し訳ありませんが、今後のために忌憚のない意見やアドバイス等頂けたら助かります。

頂いたご意見で、修正できる部分は修正し、出来なかった場合は今後の作品にて生かしていきたいと思っております。

宜しくお願いします。

コメント

田毎の月。
n219100086103.nct9.ne.jp

頑張って書いてる「長さ」なんだと思うんです。が、それが裏目に出てる・・と思う。
「長すぎ・迂遠すぎ・まどろっこしすぎる」んです。

タイトルからすでに「ネタバレ」であり、
その回収に向かって一本調子な(漫然と一本道しかない)話。

〔死亡した作家の原稿用紙に魂売って、書けるようになって、ヒットして賞も手にする。
代わりに彼女の命を等価交換で差し出してしまった〕
とゆー、型に嵌ったハナシで、、、

漫画でも短編小説でもさんざ書かれて来た内容と顛末。


そこで各作家が「オリジナリティ出してる箇所」はと言えば、
〔禍々しい原稿用紙の秘密。そもそもの由来と、カラクリ〕〜〔契約した悪魔の名前と素性〕


これ、画面スクロールで、そこの設定「してない」で、えんえん「主人公のうだうだ語り」に終始してるんで、、、
ついてゆきづらい。


引っかかって読めなかった原因は、【義理兄】ってー書き方で、、、結構繰り返される。
世間一般のほとんどの人が普通に使用している【義兄】じゃダメなんですかね???


主人公が、はじめの方は《担当編集者がついていて、依頼原稿書いている童話作家》ってー身分なんだけど、
なんか途中から《デビュー前の、単なる作家志望》になってない??


結びの段落は、いい感じなんで、、

それを引き立てる(際立たせる)ためにも、【そこまでの冗長を抑えに抑え、絞りに絞って】短くした方がいい、と思う。


この一本調子ネタだと「原稿用紙20枚」ぐらいの紙幅で、
「原稿用紙30枚」持たせるにも「もう一捻りした展開なり、真相究明やエピの掘り下げが要る」感じだ。

田毎の月。
n219100086103.nct9.ne.jp

あと・・

画面でそこは見たのは、〔万年筆で書いてる場面〕。

私らの世代だと、「レポートはワープロでいいけど、卒論は万年筆じゃないと受け付けない、昔気質の教授」がまだいたので、
ワープロでキレイに打ち出ししたってのに、それをそっくり万年筆で原稿用紙に転機とゆー、しょうもない二度手間をさせられた。。

その教授が使ってたのは「私と同じメーカーの万年筆」だってのを、教授室で見た。


そういうのもあって、「万年筆で原稿用紙埋めてる」と、脳内では「そのメーカーのペン」で綴られてる(脳内補完されてる)訳なんだけど、


なんかどうも、

『作者自身は、万年筆で原稿用紙に書いたことがない』ような気がする記載に・・なってるんですよねー。。

田毎の月。
n219100086103.nct9.ne.jp

あと・・

画面スクロール中に、どうしても気になったのが、

>貰った原稿用紙は、有名メーカーのもので、私がよく買うものと同じであった。原稿用紙を一枚取出し、机の上に広げる。

↑ これ。


小学校の作文だったら、まあそうだろう・・なんだけど、
「常日頃手書きで原稿を書いてる人々」は、、、



ちょっといっぺん「実際に手書きを試みてみれば、分かる」と思う。

「作家さんが万年筆で手書きしてる場面の映像」でもいい。

ライシ
203.78.230.254

おーすごいですね!
オレの《昔の人の1人を想像しました》読みましたか⁉︎
読んでない人は読んでー!

朝新
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ちょっと頭痛が痛い的なまどろっこしさが、アレですね。
熱い湿度が高い蒸し暑い・・・。一回言えばわかるっちゅうの! と机を叩きたくなります。
電話の会話文もなにかおかしい。昔の二時間サスペンスでなぜか刑事が部下の喋ったことを復唱しまくる、みたいな
違和感がw
それら自体は、強調あど必要性があればそして文章として上手ければ問題ないとも思うんですが、この作品ではそれほど
意味があるとは思えない。

内容的に良くても、これではちょっともったいないかなと。

みさきち
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田毎の月。様

コメント有難う御座います。

ご指摘いただいた点とアドバイスを参考に出来るだけ修正したいと思います。


有難う御座いました。

みさきち
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ライシ様

コメント有難う御座います。

先日読ませていただきましたが、申し訳ありません。
私にはよくわかりませんでした。

次回作を投稿された際はまた読ませていただきたいと思います。

みさきち
p962001-ipoe.ipoe.ocn.ne.jp

朝新様

コメント有難う御座います。


ご指摘いただいた点を踏まえて、修正できればしたいと思います。


有難う御座いました。

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