作家でごはん!鍛練場
yume

能力者達の冒険{外伝編}

能力者の冒険小説
〈注意書き〉

*下手です。
*誤字があるかもしれません。



1、
 
 はぁ〜僕もやっと中学二年生か
僕は始業式が終わった後の運動場で大きく伸びをした。
勉強も運動も平均。(ちなみに顔も平均だ。)だけど、一つだけ違う事がある。それは数百年に一度、二人生まれてくると言われている《能力者》
の一人だという事

「おい!愁斗そんなところで何やってんだよ!早くいくぞ!」

友達が読んでいる

「分かったよ!すぐいく!」

「おう」

能力者は稀少だ。だから少しでも能力者が生まれたという情報が漏れれば誘拐されそうになるわ、殺されそうになるわで大惨事。
しかも誘拐の目的は主に二つある。一つは誘拐してオークションに出して高値で取引をする。
もう一つは、何かの目的の為に能力を使わせる為に誘拐する場合が多い。
ある一族は能力者の事を恨んでいて、僕を狙っている。もう一つの団体は宗教で『能力者はこの世界に災いをもたらすから能力者を狩れ』
という神の教えを守り、僕を狙っている。
だから、少しでも情報が漏れた能力者は小学校に上がるまでに誘拐されるか殺されるかのどちらかだと言われている。
でも、僕は情報が漏れたのに、中二まで生きている。今日、明日、いつ死んでもおかしくない能力者。
能力者には外見にも特徴がある。
それは、「瞳」機能は普通の人と一緒だが、瞳の色が違う。
僕は瞳の色が茶色だから別に特にどうこうはない。

そして、中二になって半ヵ月ほどが過ぎた。
僕のクラスでは美形で、頭も良く、運動もできるクールな完璧な子がいた。
その名前は『清水 彩希』もしもの為に小さい頃から色々叩き込まれた能力者かと思ったけど、瞳の色は黒色だった。
まぁ、当たり前か、死んだとか、誘拐されたとかの情報が来ないから生きているとは思うけど、同じ学校の
しかも、同じクラスにいるわけないか

「はぁ」

僕はみんなに気付かれないようにため息をついた。
その時、彩希がこっちを見た……気がした。気のせいかな?
その日の休み時間、彩希が周りに群がっている人達(ほとんど女子)を振り解いて、こちらに来た。そして

「今日の放課後、体育館裏に来てくれ。」

聞いて分かっただろうが僕の苗字は時季だ。
あんな完璧な奴が僕に何の用だろう。
気になり過ぎて授業の内容が全く頭に入って来ない。来週テストがあるんだけどなぁ。
彩希は一応ノートは広げてあるけど、シャーペンも持ってないし、つまらなさそうにボーっとしてるし、あいつも授業聞いてないな。
今、思い返せば、いつもああだった気がする。
ノート取らないのに何で百点が取れんだよ。
放課後、一緒に帰る人がいない僕は一人で廊下を歩く。そういえば彩希が笑ったところを見た事がない。
そう思って女子に話かけてみた。そうすると

「うん。私達も彩希君が笑った事は見た事ないよ。でもそこがまたいいよね!」

「ありがとう」

それだけ言って僕は再び体育館裏に向かって歩き始めた。
笑っている所を見た事がない。彩希はいつも女子達の注目の的だ。誰も彩希を見ていなない事なんてない。
そんな事を考えていたらいつの間にか体育館裏に着いていた。
彩希は壁にもたれている。

「忙しい中、時間をあけてくれてありがとう。」

彩希はそういうと頭を下げた。

「いや、忙しくはないから。」

「そうかよかった。」

彩希が顔を上げた。
「単刀直入に聞く。君は、数百年に一度二人生まれてくるという能力者の一人か?」

「え⁈ええと……あの…」

何でバレてるんだ?
彩希は一般人だ。能力者だという事は話さない方がいい。
僕の反応を見た彩希は

「すみません。能力者だという事は話しませんね俺が推理した論理上では君は能力者。
でも、相手が能力者かどうか分からないのに能力の事を話すのは不安があるのはわかる。
だから俺は自分の推理を信じる。」

そう言って、彩希は手を片方の目に当てて、何かしている。そうして三十秒程たった時、彩希が顔を上げた。
そこにはいつも通り黒色の瞳…じゃない⁉︎
手を当てていない方は黒色のままだ。でも手を当てた方は青く、澄んだ瞳があった。

「彩希…それ…お前は…能力者…?」

僕が途切れ途切れに言葉を出す。それに対し、彩希は

「そうだ。俺は君と同じ能力者だ。」

僕は今までにないほど混乱していた。だって、名前こそは知らなかったが、もう一人の能力者も情報が漏れた
らしい。なのに、何故生きているんだ。いや、僕も生きているからそこはそこまで驚かなくていい。
問題は何故彩希は僕が能力者だという事を知っているんだ?
僕は生まれてから散々命を狙われてきた。ゆえに混乱状態になる事はない。ない…はずだった。

「いい?愁斗、誰かに対して混乱したらその相手がよほど強い敵だという事だよ。」

と僕は教えられてきた。
ここは体育館の裏だ。ここなら誰にも見られない。僕は戦闘体制に入った。
それに対し、彩希は何もしていない。僕はよく帰り道に襲われた。それが能力を教えられた実習練習になったんだ。
運動はどう頑張っても平均だったけど。
彩希はただ立っているだけ。
先手必勝!
『時見』‼︎
時見とは僕の能力の一つ未来を見る能力だ。
未来には僕が彩希に勝つ未来が見えた。これもいるけど…まずは僕が攻撃を仕掛けたら彩希はどこにテレポートするかをみたい。
…僕の背後か…
『時嚴』‼︎
これは時限爆弾を作る能力だ。この時、僕は彩希に気付かれないように爆弾を二つ作った。
彩希に投げると同時にこれを僕の背後に投げればいい。

「オラっ」

よしっ。彩希が消えた。でも…

「⁉︎いない⁉︎」

僕の背後に彩希がいなかった。あたりを見回す。いない…

「……消えた…?」

「君はまだ能力について知っている事が少ないな。」

上から声がした。上を見ると彩希が体育館の屋根に座っている。僕もテレポートしようとした。
でも動けない。能力じゃない。体が震えている。何故?
答えはすぐに出た。
彩希に対する恐怖だ。確かに僕は彩希に爆弾を投げつけて彩希が僕の背後にテレポートする未来を見た。
なのに、何で奴は爆弾が当たってなくて、体育館の屋根にいるんだ。
それに未来を見た時、彩希は爆弾をテレポートで避けていた。彩希は戦闘体制に入ってなかったのに。いや、違う彩希はちゃんと戦闘体制に
入っていたんだ。
でも、一番の理由は体育館の屋根に座っている彩希の視線だ。鋭い。まるでタカのような。これのせいで動けないんだ。

「君は俺と戦いたいのか?君は見た未来と実際の僕の行動が違うのかそこについて理解してないな。
君も屋根に登ってきて俺に勝ったら教えてあげる。」

「チッ」

僕は舌打ちをしてテレポートで屋根に上がった。こいつの前では『時見』は意味がない。
何故だか分からないけど、とりあえず倒す。
ダッ
僕は彩希の方に走って行った。勿論彩希はテレポートで避ける。それを何度か繰り返していた。彩希はこのつまらない追いかけっこに飽きてきた様だった。僕はまた走り出そうとする。彩希はもう完全に僕がテレポートを使わずに走ってくると思い込んでいる。
だから僕は走り出した瞬間テレポートをした。彩希が目を見開く。
僕は彩希の腕を掴んだ。そして『時嚴』!一番殺傷能力が低い爆弾を作った。
三・二・一

「『水銀』」

⁉︎水が出てきた。それが瞬時にたてのような形になり、水じゃなくなった。
ドオオン
爆弾が爆発した。勿論爆弾を作った本人には当たらない仕組みになってるけど、当たった方はすぐには動けないはずだ。
でも、たてで身を隠していた彩希には当たらなかった。

「はぁはぁ」

息切れ!体力に限界が来たんだ。能力者は本人の体力がなくなると能力が使えなくなるのだ。
しまった。能力を使いすぎた。

「『水幕』」

?奴の手から水が…やばい!大量の水!押し流される。僕は体育館の屋根から落ちた。もうテレポートする余裕は残っていない。
ああ、もう、死ぬんだ。死を覚悟した時、

「『水銀』」

僕より先に何かが落ちていった。いや、飛んでいったのか…?
ボフン
僕は何か柔らかいものの上に落ちた。そしてその勢いで跳ね返り、地面に腰を打った。

「イタタ」

いや、痛いとかじゃない。生きてる。隣を見るとクッションのようなものが置いてある。
パシャン

「あっ」

そのクッションのようなものは水になり消えてしまった。

「おい、時季大丈夫か?」

「いや!お前がやったんだろ!そうだ。僕は能力者d んん⁉︎」

僕が文句を言っていると急に彩希が僕の口を押さえてきた。
「んん!んん!」と言葉にならない文句を言っていると

「静かにしろ」

彩希が真剣な顔でいう。





2、

彩希が見ている先には宗教の集団がいた。一、二、…十人程いる。

「こんな所で能力者、二人共に会えるとはな……お前ら、殺れ!」

リーダーらしき人物が声をかけると全員何か薬のようなものを飲み、こちらに向かってきた。

「時季、テレポートとか、能力は使えるか?」

この彩希の質問について僕は首を横に振る。

「そうか。じゃあ、下がってろ。」

そう言って彩希は僕を後ろに回す。

「何言ってるんだ!相手は十人もいるんだぞ!」

「じゃあ、テレポートも出来ない状態の時季に何が出来るんだ?」

「…ッそ、それは…」

鋭い視線。冷たい、冷酷な目。この目をして言われたら逆らえない気がする。
宗教の一人が武器を振り上げる。⁉︎速い!人間技じゃない。彩希が一人目を気絶させた。

「チッ厄介な業界がが絡んでいるっぽいな。」

僕は必死で彩希に訴える。

「僕の体力が回復するまででいい。僕の体力が回復したらここの壁を『時嚴』で壊すから、そこから逃げよう。」

体育館裏はそこに入る所があって、奥は壁で行き止まりになっている。入る所は宗教集団に塞がれている。
でも彩希の反応は、

「その壁を壊したら、騒ぎが起きる。万が一に備えてあっちも壁の向こうに仲間を配置しているだろう。」

「そんな…」

もう、誰かを傷つけたくない。

「人の話は最後まで聞け。普段なら十人なんて余裕だ。でも今回はお前がいる。能力者を殺すわけにはいかない。
俺は必要があったら敵を殺す。でもお前は違うだろ?俺はそのあたり少し狂ってるからな。でも今回は逃げるという意見に賛成だ。」

「彩希…ヘッ⁉︎」

そう言った後、彩希は僕の腕を掴んでテレポートした。
ここは、裏路地?

「…彩希?」

彩希は壁にもたれて頭を押さえている。

「ここは学校から少し離れた所にある裏路地だ。」

「彩希」

「?なんだ。」

「お前は僕と同じ、能力者だ。僕は『時』を操る能力者だから彩希は『水』を操る能力者。なのになんで『時見』で見た未来と違う行動をしているんだ?能力の殺傷能力については僕の『時』を操る能力の方が強いはずだ。」

そういうと彩希ははぁと溜息をつくと話し始めた。

「どちらの方が強いなんてない。強いかどうかについてはその人次第だ。後、どうして俺が時見で見た未来と違う行動をしたかだったな。
答えは簡単だ俺が『時見殺し』だからだ。
江戸時代に完全に消えたと言われていた時見で見た未来と違う行動をとる人。『時見殺し』それが俺だからだ。」

「彩希が…時見殺し…?」

『時』を操る能力者が恐れるものは時見殺しだけだったその時見殺しが完全に姿を消してから『時』を操る能力者が恐れるものはなくなった。
でも、いたんだ。現代に。
彩希はもう両目とも綺麗な青い瞳になっていた。

「彩希、その目は…?」

「俺は学校ではカラーコンタクトをしている。」

そうかだから学校では黒色の瞳だったんだ。

「もうお前は帰れ。俺はあの宗教の集団を追う。」

僕も行くに決まってるだろ。

「はぁ?ふざけんな。」

「心の声と、声に出した言葉。逆じゃないのかそれ」

「あ……」

「…体力は?」

「もう十分過ぎるくらいあるよ。」

「そうか」

(初対面で急に襲ってくる奴だ。まだ信用はしてない。だが利用は出来そうだ。)〈彩希〉
そういうと彩希はじゃあついて来い。とだけ言った。何もなしに歩いてるけど場所を知っているんだろうか。

「宗教集団が飲んでいた薬みたいなものは何?」

「『メディシン』人間が使うと、体力、力、速度、その他五感が底上げされる薬だ。能力は使えるようにならないが、能力者と同等に
渡りあえる程の戦闘能力になる。でも、二つ以上服用するとその反動が来る。」

成程、だからあんなに速かったのか。

「後、もう一つ聞きたいんだけど、これからどこに行くの?」

「宗教集団が集まる所。」

「…さっきの薬、二つ以上服用すると反動が来るって言ってたけど、どんな反動が来るの?」

そう、ここが一番気になる。反動が小さかったら、平気で二つ以上服用するだろう。
「聞きたい事は一つじゃなかったのか?」

「………」

ここで彩希ははぁとまた溜息をついた。

「命の危険に晒される。下手したら命を落とす。その危険性はあっちも自覚しているだろう。自覚してなかったらあの時、何個も服用して、勝手に
自滅していただろう。」

「………そっか。」

ここから僕達は目的地に着くまで一言も喋らなかった。

「ここだ」

着いた場所はザ・宗教みたいな場所だった。キィと音を立ててドアが開いた。宗教の人間だった。僕達を見ると懐から
メディシンを出して飲もうとした。
びっ!カラン
すかさず、彩希が蹴り落とす。また宗教の人間が懐に手を入れる。
「!」
また宗教の人間がメディシンを出して、
今度は彩希にじゃまされず飲んだ。そしてまた手を懐に入れた。彩希も今は様子見なのか、何もしていない。
ていうか、その懐どんだけ入ってんの?
そして宗教の人間が懐から出したものは…何だあれ?物体だった。

「時季、逃げろ。」

「え?…うわッ!」

そして僕は彩希に強制的に後ろ百メートルくらい、テレポートされた。テレポートされた瞬間、その物体から光が放たれた。
思わず僕は目を瞑った。そして何秒か経った後、僕は恐る恐る目を開けた。
もう光はなかったが、

「へっ⁉︎」

目が…輪郭と色が混ざったような感じで気持ち悪い。クラクラする。
彩希は…?

「彩希!」

彩希は宗教の人間のそばで倒れていた。そして宗教の人間が僕の方に近づいて来た。そしてあざわらうように言った。

「お前よかったなあ。同じ能力者に助けてもらって。それだけで済んでいる。あれを能力者が見ると目だけじゃなくて脳もやられるんだぞ。勿論命に危険はないけどな。お前のお仲間はしばらく気絶してるだけだ。今すぐお前らを殺したいがあのお方の前で殺さなくちゃいけないんだからなあ。
明日の正午だ。それまでガクガク震えて待ってるんだな。」

僕は抵抗出来ずに、宗教の人間に連れて行かれた。そして牢屋のような場所に入れられたんだ。牢屋と一言に言っても物置きのような所で、
色々と物が置いてある。同じ所に彩希もいた。今僕には彩希を起こす気力はない。
嗚呼、もう死ぬんだ…最後に彩希の笑った顔が見てみたかったな。

………

「よし、頑張って脱出するか。」

まずはこの使い物にならない目をどうにかしなくちゃな。僕は目を開けたり閉じたりした。それを十分程繰り返す事で、

「治った〜」

よし、次は…

「彩希!起きて!起きて!学校遅刻するよ。」

そんな冗談言っても無駄か。

「んん…」

「起きた!」

あれって効果あったんだ。

「…気持ち悪る…何だこれ…頭、痛いな。」

そう言って彩希は目を押さえた。

「彩希、大丈夫か?」

こういう時、映画やドラマでは大丈夫だ。とか言うけど、

「悪いな、大丈夫じゃない」

だよね。

「クラクラする」

経験がない人には分からないだろうがこの気持ち悪さは半端じゃない。
ダン!
彩希が床に勢いよく手をついた。手で口を押さえている。でもそんな事をしている場合じゃない。僕は結構やばい状況の彩希に詳細を教えた。
彩希はこの状況でよく話すなと言う顔をしながらも、僕の話を聞いていた。

「そう…か。」

「という事で、脱出するよ!」

僕はテレポートをしようとした。

「あれ?」

テレポートできない。あの光のせい?

「ここは特殊な建物だ。この建物の中で能力を使う事は出来ない。」

彩希が説明してくれた。

「でも、じゃあどうやって脱出するんだよ。」

「無理だ。でもお前だけなら脱出できる。」

そんな…彩希は僕を庇ったせいで死ぬのか?いや、そんなのダメだ。
彩希は手を怪我していた。

「俺はまだ回復出来てない。お前は逃げろ。この状況では俺は足手纏いだ。」

むっ

「何が足手纏いだ。僕を庇ったせいでこうなってるのに。」

僕がそう言うと

「最初から考えろ。まず、お前をここに連れて来たのは俺だ。」

そう…だけど。

「僕がわがまま言ったから彩希は仕方なく連れて来たんでしょ。」

僕が反論した後、彩希は伏せ目がちに言った。

「それはただの言い訳に過ぎない。お前が我儘を言って俺が仕方なく連れてきたにしても俺がお前を連れて来た事には変わりない。
お前が我儘言ったからっていうのが言い訳に使えればいいんだけどな。」

でも…納得出来ない!でも、そんな事いたってどうせ言い返せないような事を言われるだけだ。それならもう、強制的に連れて行くしかない。

「ほら、お前だけでもいけ。俺はまだ動けない。」

彩希が頭を抑えて、座り、もたれながらいう。

「ほら、そんな事言ってないで、行くよ!」

僕はそう言って彩希の腕を掴んだ。
「……………………」
でも彩希は何も言わない。

「彩希?」

彩希は倒れていた。

「彩希⁉︎どうしたの?」

そこに宗教の人間がやってきた。





3、
「あの光はな、一度食らって、治ってきたと思ったらまたきて気絶する仕組みになっているんだよ。
脱出するかも知れないのにそのままにしてる訳ないだろ。でもやっぱ、お前にはその効果が出ないな。効果範囲を広げないとな。」

と言って帰っていた。またやり直しだって事?まだ日付は変わっていないが、結構夜は深い。
僕は急激な眠気に襲われてそのまま眠りについた。

「…ろ…きろ…起きろ」

「ハッ」

起きた時、僕の目の前にいたのは彩希だった。起きている。僕はガバッと起き上がり、

「彩希!起きたのか!」

と言った。そしたら彩希が

「それはこっちのセリフだ。もう八時だ。馬鹿」

「えっ!もうそんな時間⁉︎」

やっば。いつもなら学校に遅れるけど、今日は土曜日だ。

「タイムリミットまで残り四時間だ。ぼうっとするな。」

後四時間…いけるか?

「計画を立てるぞ。」

「…てことは、彩希も脱出するって事?」

「?悪いか?」

彩希が少し顔をしかめていう。いやあ、…彩希は昨日の発言覚えてないのかな?
『俺はまだ回復出来てない。お前は逃げろ。この状況で俺は足手纏いだ。』って言ってたのにな。

「チャンスは一度だけだ。」

チャンスは一度だけ…いつだろう。

「いつ?」

「………だ。」

直前…余りにもリスクが大き過ぎじゃないか?そして彩希が僕の心の中を読んだかのように話し始めた。

「そう。リスクが大き過ぎるんだ。でもそのリスクを乗り越えないと俺達は生きて帰れない。」

そうだよね…

「というか…」

「このくらいのリスクを超えられないと…」

ここで彩希は言葉を濁した。超えられないと?

「超えられないと…何?」

「いや…世の中には知らなくていい事もあるんだ。」

口ではそう言ってるけど、これ以上探りを入れると殺すというのがめっちゃ伝わってくる。
宗教集団が近づいてきた。
「よし、逃げてないな。一人ずつこっちに来い。」

そう言われて僕達は一人ずつ牢屋を出た。牢屋を出された僕達はロープで縛られた。

「ほらちゃっちゃと歩け!」

「痛いっ」

宗教の人間が彩希のロープを引っ張ったのだ。そして僕らは、多くの宗教の人間がいる場所へと連れて行かれた。
その中に一際目立つ顔を布で隠している人がいた。その人が宗教の人間が言っていた『あのお方』だろう。
彩希の方を見るともう、諦めきった顔をしている。
あのお方と言われる人物は彩希の顔を指でクイッと上げると微笑んだ(ように見えた)。

「ふふやっと捕まえた。」

女の人の声だ。(今からあのお方と言われる人物はよく分からないけどリーダーと呼ばせてもらいます。)
そのリーダーは彩希の顎の指を離すと彩希の事を殴った。でもリーダーの拳はスカッと宙を切り裂いただけだった。
よし!開始。
どかっ後ろにいる宗教の人間を僕が一人、彩希が二人、蹴りで倒した。何で彩希は蹴りの一発で二人も倒せんの?
そして後ろの廊下に出て建物の外を目指す。勿論後ろから宗教の人間が追いかけてくる。走ってる間に
彩希がロープを解いてくれた。ロープが解かれた事で少し走るペースが速くなった。でも、こっちの走るペースは中学生の平均と同じくらいだ。(彩希はもっと走るの速いけど僕に合わせてくれてます。)
でもあっちは大の大人が数十人。すぐに追いつかれる。僕達は僕達が入れられていた牢屋の前を通る。
そうしたら勿論宗教の人間もそこを通る。

「うわあ」

後ろから悲鳴が聞こえる。水が出る仕掛けをしていたのだ。
でもかなりの人数がいるからそれだけでは倒しきれない。でも、もう外に出た。こちらのが優先だ。外に出てきた宗教の人間達がを
飲み始めた。

「さっきも飲んでたよな」

確かによく思い出したらさっきも飲んでたな。てゆう事は…僕と彩希は顔を見合わした。

「何故だ。お前らはさっきもメディシンを飲んでいた。いっぺんに二つ服用したら命の危険があるのに…」

彩希の言う通りだ。命の危険があるのにも関わらずためらいもなく飲んでいた。

「クックックック」

宗教の人間が笑いを押し殺したような声が聞こえた。

「能力者に嘘の情報を教えたって言ってたのは本当だったんだな。」
「…嘘の…情報…?」

僕も混乱状態に陥ってるけど、混乱状態に陥ってる 彩希は初めて見たな。

「ああ、そうだ。別に二ついっぺんに服用しても反動なんて来ねえよ。」

反動が来ない⁉︎じゃあ、能力者以上になるって事か?そんなの僕達二人で止められないよ。

「ボーッとするな!」

はっ
ぐさっ

「…彩希⁉︎」




4、

僕が混乱状態に陥っている時、宗教集団が僕に攻撃を仕掛けてきて、僕はそれに気付かずにいて、彩希に庇われたんだ。
彩希の右肩から出血している。彩希はその右肩を手で押さえ、よろよろと立ち上がった。

「今あのお方からそこで殺して構わないと連絡がきた。お前ら、殺れ!」

彩希は動けないだから僕がやらないと。

「『水幕』」

彩希の手から大量の水が…あの技か!こんな怪我してるのにそんな大技使ったら…っとその前に宗教集団は?
アルゼウスのおかげで強力になっているとはいえ、彩希のあの技で飛んでいった。

「そんな傷なのにそんな攻撃したら」

「……ッ」

彩希が右肩を押さえて苦しんでいる。
すると、宗教集団が戻ってきた。

「ほら〜そんなんになるって分かりきってんのにさ〜そんなにこの能力者が大事か?」

こいつら…神の教えとかで動いてるんじゃない。人が苦しむのを見て楽しんでいる。イカレ集団だ。

「少なくとも俺よりはな。」

彩希が苦し紛れに言った。彩希…自分よりも僕の方が大事だったのか。僕がしみじみ思っていると…

「お前はしみじみ思っているようだがそれは違うな。こいつは自分の事を過小評価しすぎなだけだ。」

っと今はそれどころじゃないんだった。

「『時嚴』!」

時の能力の攻撃はこれしかない。ヒュッ
どおん!

「うわあ」

よし、二人やった。

「『水銀』」

彩希が刀を具現化した。

「『移流霧』」

「⁉︎」
この場にいた彩希以外は僕と同じ事を思っただろう。どこにいった。まるで霧に囲まれているような感覚。

「っぎゃあ」

と聞こえてくる。それも何人もの声が。そこに彩希の声は含まれていない。宗教集団の声だ。
誰かがこっちに歩いてきている。

「彩希?」

彩希ではなかった。生き残りの宗教集団だった。

「仕方ねぇ!こいつだけでも!」

ヤバっ
どかっ

「ぎゃあ」

後ろから彩希が飛び蹴りを食らわしたのだ。こいつさ…メディシン二本飲んでる人と身体能力一緒じゃないか?

「もういいよ彩希。…彩希?」

彩希はそこで立ち止まっている。そして刀でぐさっ!宗教集団の頭を刺したのだ。

「彩希⁉︎そこまでしなくても…」

彩希は次々と倒れている宗教集団にとどめを刺していく。
僕はすごい速さで動いてる彩希を急いで止めた。(止めたというより羽交締めにした。)
彩希の弱点は力だ。

「彩希ステイ!」

「はっ…悪い。ちょっとやり過ぎた。」

うん。ちょっとではないね。でもあんな冷静な彩希があんな事をするなんて…
そして僕達は宗教集団のアジト(?)を後にした。
なんか彩希の足取りが遅いような…?

「先行っててくれ。」

やっぱさっきの傷が⁉︎

「大丈夫?」

彩希は右肩を手で押さえてはあはあと苦しそうに息をしている。

「病院に行こう!」

そんな事言ったって彩希は行かないとかいうだろうな。

「…分かった」

えっ?あの彩希が僕の言うことを大人しく聞いただと⁉︎
っとそんな事を考えてる場合じゃない。彩希を病院に連れて行かなきゃ。
彩希を病院に送ってから一ヶ月くらいが過ぎた頃、彩希は教室に復帰した。そしたら勿論女子達が集まってくる。

「彩希くん大丈夫だった?」

「大丈夫だ」

その日の放課後…

「彩希!右肩大丈夫か?」

「まだ傷はあるけど大丈夫だ。」

よかった。僕のせいで死んだらどうしようかと思った。

「ねぇ、話したい事があるから今日の放課後僕の家に来て。」

聞きたい事たくさんあるしね。
(行ってもいいのか?今俺は少し鈍っている。その間に俺を仕留めるつもりか?)〈彩希〉

「…分かった」

〜放課後〜

ピーンポーン家のチャイムが鳴った。彩希が来たみたいだ。

「はーい」

ガチャ
そこには彩希が立っている。僕が呼んだから当たり前か。

「遅くない?」

こんなに着くのは遅くないはずだ。

「帰り道 宗教 襲撃」

なんで単語しか言わないの?

「まあいいや入って入って」

「…ん」

それで僕は彩希を自分の部屋に通した。

「それで?話っていうのは?」

あーえっと、

「彩希は過去に何があったの?」

彩希の肩がビクッと震えた。

「宗教集団にあんなにとどめを刺して、過去に何かあったとしか思えないじゃん。」

「………お前には関係ない。」

うん。言葉をすご〜くゆるくしてるのがわかる。言葉を緩くしてなかったら
『お前には関係ない。これ以上聞こうとしたら殺す。』まで言いそうだし、なんならもっとやばい事言いそう。

「じゃあなんで僕が能力者ってわかったんだ?」

「初めてお前を見た時、お前の瞳の色は茶色だった。でも茶色の瞳の色の奴は結構いる。後は、この前、お前が俺の瞳を見て
溜息をついていた事だ。瞳を見て溜息をつくのは能力者くらいだろ。」

すっげえ。
(まあ他にもあるけどな。)〈彩希〉

「もう帰っていいか?」

早くない⁉︎

「分かった。送ってくよ。」

「いや…別にいい。」

「まあまあそう言わず!」





5、
そう言って僕は半ば強引に彩希についていった。
歩いてる時、彩希がピタッと止まった。

「…彩希?」

「『水銀』」

彩希が例の刀を出した。その時、影から

「チッバレたか」

宗教集団!じゃない。最初の方に言っていた能力者に恨みを持った一族の一人だった。
まあ、あっちは日本刀を持ってるけど、メディシンを持ってないから全然大丈夫なんだよね。
でも、彩希は警戒している。彩希なら余裕なはずだけどな…

「警戒を解くな。あいつらはメディシンを持ってるぞ。」

えっ、なんでメディシン持ってるの?

「最近、能力者を狙う者達の間でメディシンが売買されているんだ。」

彩希にそう説明してもらってる間に、一族の一人がメディシンを出した。(長いので、 本名の采途と呼ばせてもらいます。)

「えぇ…」

めんどくさ…
僕は戦闘体制に入る。彩希は何もしてない…じゃなかった。あれで、彩希は戦闘体制に入ってるんだった。
わかりにくいなあ。いや、わかりにくい方がいいのか。

「は⁉︎おまっ…やりすぎでしょ…」

采途はたくさんあるアルゼウスを飲み干した。

「チッ…反動がないから、いくつでも飲めるのか。あっちはメディシンを沢山飲んでも反動が来ないし、
速度とか体力とかも上がる。それに対してこっちは、能力で体力や速度が上がる訳でもない。いくら能力を持ってたって
不利すぎるだろ…」

彩希のいう通りだ。
 …ん?彩希、体力はいい勝負なんじゃない?
そんな事を言ってる間にあっちも戦闘体制に入っている。
相手が刀を振りかざす。その瞬間…
「⁉︎」
はっっっや‼︎
采途の刀が彩希の頬をかすめていた。たらーっと血が流れている。彩希はギリギリで避けられたからあれだけで済んでいたけど、
最初に狙われていたのが僕だったら…絶対今頃死んでる。
彩希もおいおいという顔をしている。
僕達は顔を見合わせ、屋根の上にテレポートした。勿論、二人いっぺんに殺される訳にはいかないから同じところにはいない。

「とりあえず、動けなくなるところまでズタズタにする。足を引きちぎるくらい?んでもって、あのお方のところにつれていく。」

あのお方…あの宗教集団のところにいた人か。あの人は宗教集団だけじゃなく、こっちも引っ張ってたんだ。
どうりでメディシンを持ってるはずだ。
というか足を引きちぎるくらいって…

「さて、どうすっかな。」

彩希が頬の血を拭く。あの速さは、彩希でギリギリ避けれるくらいだ。僕じゃどうしようもならない。

「まずはお前からだ」

と言って采途は彩希の方を向いた。
采途が刀を振りかざした。その瞬間…彩希がいたところに采途がいる。刀は、彩希がいたところの屋根に突き刺さっている。
よかった。彩希、ちゃんとテレポートしたんだ。
采途と彩希の追いかけっこが始まった。でも、采途がテレポートとほとんど同じスピードで移動するから、たまに、彩希を
かすめている。だから今、彩希は足や腕から血が流れている。

「そろそろ出てこい!」

と采途が大きな声で言った。その直後に物陰から誰かが飛び出してきた。でも、彩希は避けるのに必死で、気付いていない。
『時嚴』
僕は爆弾を使って、その物陰から飛び出してきた人に投げ付けた。でも、その人はもうそこにはいなかった。
そして…
「⁉︎」
彩希の腹部を刺した。

「彩希!」

彩希はその場で膝をついた。

「『水幕』」

彩希があの大技を出した。彩希があの大技を闇雲にやったのか、僕の方まで水が飛んでくる。(ちゃんとテレポートするけどね)
水中で奴らの足が浮く。あの技すごいなあ。でも、奴らは終わっても、その場にいた。
問題は彩希にまだちゃんとテレポート出来るほどの体力が残っているかどうかなんだけど…
彩希は二階建ての家の屋根の上にいたが、テレポートの出来るほどの体力は残ってないらしく、采途達に蹴り落とされていた。
彩希は動かない。

「彩希?彩希!」

「今度はあなたの番よ。」

やばい!どうしよう。でも、多分もう不意打ち作戦は使えない。
とりあえずテレポート。

「うわあ」

どうしよどうしよ。

「………あなた、あの男の子より、すごく弱いわね。」

当たり前でしょ〜!
奴らが刀を振りかざす。終わった。
ヒュっと何かが飛んできた。それは彩希の刀だった。
これで戦えって事?無理無理。刀に触れた事もないのに。
でも…とりあえずやるしかない。

「おりゃっ」

「うおっ」

え?当たったの?そっか。僕が本当にやるなんて思ってなかったからか。

「チッこっちのガキだけ持ってくぞ。」

奴らは彩希を抱えた。

「あっ!つれてくな!」

と言っても無駄だ。あっさり彩希は連れて行かれてしまった。

「『移流霧』」

ん?何か聞こえたような…とりあえず追わなきゃ。

「ぎゃあ」

悲鳴⁉︎
いってみるとそこには倒れている采途達と刀を持って立っている彩希がいた。そういえば彩希にもらった刀がない。





6、

そこには采途達が倒れていた。

「彩希!大丈夫?」

「だい…じょう…ぶ…だ。」

「絶対大丈夫じゃないよね⁉︎」

彩希は腹部から出血して倒れていた。とりあえず、彩希を病院に連れて行かなきゃ。

〜一ヶ月後〜

「彩希君おはよ!」

彩希が復帰した。てか一ヶ月って、早くないか?





7、

それから僕達は、(ほとんど)問題なく中学三年生になった。
ある日…

「今日は宿題で、第一志望の高校を親と話し合ってこのプリントに書いてきてください。」

高校…か。
その日の夜…

「僕はアビリティ高専に行こうかな。」

「あんたは能力者だからアビリティ高専でしょ!」

ここで一つ説明しておこう。『アビリティ高専』とは、能力者達を保護しながら、能力を育てる高専機関だ。
能力者は高校生くらいになると、気に入った人に許可をとり、ある儀式を行う事で、その人も能力者になる。でも、その儀式は一回しかできない。
アビリティ高専にはその儀式を後押ししたりもするし、アビリティ高専は能力者じゃない人も入学出来る。能力者は一般的には知られていない。
(というか、いるって言っても、みんな間に受けない。)だけど、稀に能力者の事を知っている人がいる。能力者の事を知っていて、
能力者に気に入られて、能力を使えるようになりたい人、もしくはこの間から登場している宗教集団や采途達がくる。
宗教集団とか、采途達が入り込まないようにちゃんと検査してるからある程度は安心できる。

〜同時刻清水家では…〜

「俺はS高校へ行く。」

「はぁ?あんたは能力者だからアビリティ高専に行くの!そうすれば襲われなくなるし、安全じゃないの!」

「別に安全じゃなくていい。」

「安全の方がいいに決まってるじゃないの!とにかく、アビリティ高専です!」

そう言って母は勝手にアビリティ高専に決定した。

〜次の日〜

「は〜い。昨日のプリントを出してください。」

アビリティ高専が一番安全だからね。…彩希はどこにしたんだろう。
その日の休み時間に聞いてみる事にした。

「彩希〜、彩希は高校どこにした?」

「俺の志望はS高校。母はアビリティ高専。結果、アビリティ高専。」

と読書をしながら言った。そんなにめんどくさい?僕に説明するの。まあいいや。

「彩希、第二志望はなんだったの?」

「難等校。難等校辺りなら勉強しなくてもいけるからな。丁度いい。」

難等校に勉強しなくてもいける⁈おかしいだろ!(難等校は日本一頭がいい高校です。)

「まぁ、僕自身、アビリティ高専志望だったし、アビリティ高専にしてよかったと思うよ。あと、彩希がアビリティ高専になってよかったよ。
去年のやつで、襲われる確率は僕より彩希の方が上になったっぽいし。
アビリティ高専なら安全だし、何より、能力者がアビリティ高専に入学する場合、受験しなくていいし!」

ダン!と彩希が机を叩いた。

「え⁈彩希…?」

「…人の気も知らないくせに…アビリティ高専に行くのは俺だって考えた。でも…それじゃダメなんだ。人に頼っているだけじゃ…
強くならなきゃ…でも…アビリティ高専みたいに人に頼りたくない…」
とんだわがままだな。そうすると彩希は僕の心を見透かしたように言った。
「我儘な事はわかっている。わかってるけど…」

「わかってるけど…何?」

というか〈わがまま〉って僕が言うと平仮名なのに彩希が言うと〈我儘〉って漢字になるの?(メタ発言です。すみません。)
その時、キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーンチャイムが授業の始まりを告げた。
わかってるけど…なんだろう。

「はーい。期末テストを返しまーす。」

げっ。ぜんっぜんやってないんだよな。九十点はまず有り得ない。このクラスの平均が六十四点だからなぁ〜。
六十四点…どうしてこうも僕は平均しか取らないんだろう。

「彩希は何点だった?」

ペラッ彩希がテスト用紙を見せてきた。

「百点…」

やっぱすげーな彩希は。

「今日の放課後、彩希の家に行ってもいい?」

「………おけ」

いやなのかな?いやなら無理に合わせなくていいんだけどな。

〜その日の放課後〜

ピーンポーン

「はーい」

そう言って出てきたのは彩希の母親らしき人だった。

「今日遊ぶ約束をした愁斗です。」

「あーはいはい愁斗君ね。彩希の部屋に案内するわ」

そんな感じの流れで僕は彩希の部屋に通された。彩希と違って明るい人だな。
ガチャ

「彩希ー来たよ。」

「ああ」

彩希の部屋は綺麗に片付いていた。部屋の隅には観葉植物が置いてあり、本棚には小説が隙間なく置いてあった。(推理小説かな?(偏見))
ベッドが置いてあり、机があって、机の上には…あれ何?机の上にはなんか見覚えのある薬が一錠置いてあった。

「なんでそんなところに突っ立てる?」

「いや、どこに座っていいかわからなくて、」

「ベッド辺りに座ってろ。」

いや、普通なら、その辺に座っといてって言われてめっちゃ困るんだけど、ベッドに座っといてって言ってくれるのはありがたい。
普通ならね!しわが一つもないベッドに座れって言われても無理じゃない?
そう思った僕は床に座った。彩希が呆れている。しょうがないでしょ!
やっぱりあの彩希の机の上の薬見覚えがある。あっ!

「メディシンだ!」

「急に大きな声を出すなよ」

「ごめん」

なんでメディシンが彩希の机の上に…はっそう言うことか。
「彩希のあの身体能力はアルゼウスを飲んでたからだったんだ。」

「はぁ?」

「だってあの薬メディシンでしょ?」

「あの薬はメディシンだが、あれは前の戦いで相手が一錠落としていったんだ。それで今はこの薬を解析中だ。」

そうだったんだ。

「でもそれなら警察とかに持っていって専門のところで解析して貰えばいいじゃん。」

これならどうだ。

「そうしたいが、あいにく俺は能力者だ。警察になんか持っていってみろ大騒ぎになるし、警察は薬よりまず俺達を保護しに来て、薬の事なんて
すっかり忘れられて、俺達にはデメリットしかないだろ。」

「た…確かに…それで!わかったことはあるの⁉︎」

「これがまとめたものだ。」

そう言って彩希が僕に渡したのは五冊のノートだった。    …いや、多すぎね?
ペラペラとノートをめくっているが、何も頭に入って来ない。たまにグラフがあったが、メモリが繊細すぎてわかんない。
でもあることはしっかりと入ってきた。
〈メディシンは能力者が服用すると死ぬ。〉

「これどういうこと⁉︎」

「そのまんまの意味だ馬鹿」

「バカって…流石に言い過ぎじゃない⁉︎」

「馬鹿は馬鹿だ。」

「…とりあえずさ…どうしてメディシンを能力者が服用すると死ぬの?」

そうすると彩希はうーんと顎に手を当てて言葉を選んでいるようだった。

「この薬と体の適合性の問題なんだが、その適合率が俺達は零に等しいんだ。逆に普通の人間とこの薬の適合率は百に等しい。
しかも能力者がこの薬を服用出来ないように適合性の方は意図的に作ってあるっぽいんだ。」

なるほどと言っといたけど正直言ってよくわからない。でも、僕がメディシンを飲んだらだめって事はよく分かった。

「じゃあ無茶苦茶不利じゃん。どうするの?」

「この薬を俺らも飲めるように改造する。」

「カイゾウ?…え⁉︎改造⁈そんな事出来んの⁉︎」

「分からない。でも調べているうちにパターンを掴めてきた。これならいけるかも知れない。」

「本気で⁉︎すげ〜!」

「お前は実験体だからな」

「え…」

ガチで?それ失敗したら僕が死ぬやつじゃん。
そうなこんなで受験が近づいてきた。みんなは受験勉強で忙しそうだけど、僕はしなくていいんだもん。めっちゃ楽。

「皆んなみたいに受験勉強しなくていいのか?」

彩希は暇で仕方ない僕が話しかけた時に言った。(ちなみに彩希も受験勉強していません。)

「彩希、アビリティ高専は受験がない事知らないの?」

「いや、最近受験がないと生徒の学力が分からなくて困るし、受験・受験勉強をしたくない人が集まって来てしまうから
受験があるようになったんだが。」

「いや!早く言えよ!」

「うるさい」

僕が大声を出した事でみんなに睨まれちゃった。彩希には癒しの目線が送られた。
「っとそんな事言ってる場合じゃない。早く勉強しないと!」
そう言って僕は凄い勢いで勉強しだした。勉強しなくてもいい彩希はメディシンの改造は進んでるんだろうなぁ。

〜帰り道〜

「ねぇ彩希、薬の研究の方どこまでいったの?僕は分からないけど」

「あれから進んでない。俺が薬の改造をするのがバレたのかあの日から前よりも宗教の人間が襲いに来る日が頻繁になったんだ。」

「あの日?」

「お前が俺の家に来た日だ。」

あの日か。僕が彩希の家に行った日…ってまさか彩希は僕を疑ってるの⁈

「えっ?まさかさ、まさかだけど、彩希僕を疑ってるの?」

「当たり前だろ。他に誰がいるんだよ。」

(チッ。やっぱりこいつと絡むのはダメだったか。)〈彩希〉
彩希に僕が宗教集団に情報を横流ししてると疑われてるんだけど。どうしよう。
とりあえず誤解を解かなきゃ!

「僕がそんな事出来るわけないじゃん。勉強も運動も平均な僕に。」

「俺から情報を聞き出して、宗教集団に報告するくらい出来るだろ。」

ど正論だ。確かに情報を聞き出して、報告するくらい僕にも出来る。って…ここ認めちゃいけないところだった気がする…。

「とにかく、僕はやってない。」

「証拠は?」

し、証拠?

「そ、そんな事言うんだったらさ、彩希だって僕がやったっていう証拠があるの?」

「お前に薬の改造の話をした日から宗教集団が俺を殺しにくる頻度が上がっている事。
やってない事の証拠があるかどうか聞いた時、話をすり替えた事。後者は証拠があるなら堂々と言えばいいのに、
わざわざ話をすり替えたところから推測したものだ。」

「ぐっ…」

何も言えない。僕は彩希にやってないと訴える事しかできないのか?
(さっきのはデタラメだが…犯人を割り出すのにも丁度良い。まあ、犯人の目星は大体ついてるんだが、こいつを
この事から遠ざけたいってのが一番の本音だ。)〈彩希〉

「もう俺には関わるな。」

「えっ?彩希!でも…でも…」

僕は慌てて彩希についていこうとした。

「ついてくるな!」

(『水銀』)〈彩希〉
シュン‼︎彩希が手を振りかざした瞬間、凄いスピードで何かが飛んできた。その何かは僕の頬を掠めた。
たらーっと僕の頬から血が流れてくる。あの何かは僕の頬にあたったことでスピードが落ち、からんと落ちた。
その落ちたものは小型ナイフだった。

「彩…希?」

彩希は何も言わず、さっていった。
僕は誰もいない静かな通学路を一人、歩いていた。
あれ?僕なんでこんなに落ち込んでるんだろ。彩希とは知り合いレベルまでしか付き合わないって決めてたのに。
いつの間にか彩希に突き放されただけでこんなにも落ち込んじゃうところまで来てたのか…。
もうこれからは本当に彩希とは関わらない様にしようかな…。
そんなこんなで家に帰ってきた僕。僕はなるべくいつもの態度で接していたけど、お姉ちゃんにはバレてたっぽい。

「それで、何があったの?」
「実は……」

そうして僕はお姉ちゃんに全てを話した。

「……………って言うことで…」

「成程…じゃあ、今から彩希君の家に行こうか。」

「えっ?う、うん。」

そして僕らは彩希の家に向かった。
バン‼︎とお姉ちゃんは彩希の部屋のドアを開けて、

「お前だな!愁斗をこんなに落ち込ませたのは!」

そしたら椅子に座っていた彩希がくるりとこっちを向いた。

「姉弟揃って初対面が最悪だな。
片方は初対面で襲い掛かってくるし、もう片方は初対面で人の部屋に殴り込む。一体どうなってんだよ。」

年上にもこの態度はお姉ちゃんも驚いている。

「もうお前らと俺は無関係なただの他人だ。それが分かったらさっさと帰れ。
俺はお前らと遊んでる暇はない。」

「「ぐっ……」」

そういって僕達は帰って来てしまった。

「無関係なただの他人だ…か…」

「…………」

物語が進んでしまったが、お姉ちゃんの事を少し、紹介しておこう。現在高二の時季 美月。

「はぁ。」

どうしようかな。今日は土曜だけど、僕は部活をやっていないからこう言う時って暇なんだよね。
それに比べて彩希は文化部からも運動部からも引っ張りだこ。沢山の助っ人要請が来ている。こういうのは彩希、断るんだと思ってたけど、
お母さんの指示で出来る限りの助っ人要請に応じている。
運動神経が良かったり、完璧なのは羨ましいと思ってたけど、意外と大変なんだな。
僕は初めて完璧人間じゃなくて良かったと思った。

〜六時〜

よし、もう一度、彩希の家に行ってみよう。
この時間なら彩希もいるだろう。
バン!

「彩希!やっぱり僕、彩希に協力したい!どうして?僕は本当に彩希の情報を横流ししたりしてない。」

「…それはわかってる。そして、犯人の目星は大体付いている。あそこでお前を疑ったのも、あいつが聞いているかも知れなかったからだ。」

はぁ。僕は安堵の息をついた。

「でもお前は関わるな。あのデタラメの本当の目的はお前を遠ざける事だ。」

「なんで⁈」

「………………危険だからだ。」

「彩希…なんでそんなに人を頼らないの?」

「お前には関係ない」

その時、ガチャっと扉が開いた。

「なんの話してるの?」

入って来たのは彩希のお母さんだった。

「えっ?え、えーっと。」

「受験の話だ。勝手に入ってくるなよ。」

「二人の話に水を刺しちゃってごめんねぇ。」

といって帰っていった。 びっくりしたぁ。

「そろそろ帰れ。」

「分かった。」

なんか忘れてるような……あっ。明日…僕と彩希、受験の日だ…
今すぐ勉強しなきゃ‼︎

〜次の日の夜〜

はぁ〜。終わった。入れなかったらどうしよう。第二希望とか考えてないんだけど…

〜次の日〜

「合格した〜‼︎」

「うるさい大きな声を出すな。今日は朝から頭痛がひどいんだ。」

「ご、ごめん」

これで僕も彩希もアビリティ高専に入れる。まあ彩希の場合、どこの高校でも行けるんだけど…
そして、春休みに突入する。春休み中は暇なので彩希の家に行く。今も彩希の家に向かっている所だ。

「彩希!薬の方、どうなった?」

「…完成だ。」

「やった〜‼︎」

ん?今、彩希が一瞬笑った。(笑ったというか、ニヤリ、みたいな。)

「ちょっと外出るぞ。後、これ飲め。」

といってメディシンを渡された。

「能力者が服用しても死なないか、また、能力者は能力が上がるかの実験だ。」

そして僕らは、人気のない所にきた。

「それを飲んで俺にかかってこい。」

大丈夫だよね。死なないよね。
これで死んだら彩希も罰を受けそうだけど…でも、これを作ったのは彩希だ。彩希が作ったなら大丈夫だ。

「ごくっ」

「よし、とりあえず死なない事は分かった。次は…」

「行くよ!彩希!」

「来い」

そして僕は彩希の所にテレポートした。そして…勿論そこに彩希はいなかった。
『時嚴』
お!いつもより、強度が高いのができた。
ヒュッ。風を感じた。僕は横に身をかわした。
トン。彩希が僕がいた所に着地した。

「俺がお前に飛び蹴りをしようとした事…よく分かったな。」

いや、怖いんだけど。てか着地地点から考えて頭にしようとしてたよね。

「ねぇ、これってさ頭にも効くんだね。」

「ああ。そこは元からなかったが、俺がねじ込んだ。」

ねじ込んだって…

「実験は成功だ。死ななくて良かったな。」

「うん!」

そして僕達はそこで別れた。
帰り道、采途に出会った。今はメディシンを飲んでいるとはいえ、向こうはアルゼウスメディシンを沢山飲んでいる。
後ろから何かが飛んでくる風がした。僕は近くにあった家の屋根にテレポートした。
ぐさっ。采途の肩に刀が刺さった。あれは彩希の刀だ!

「何か騒がしいと思ったら、采途が来てたのか。
てか、お前も、メディシンを飲んでるんだったら戦えよ。」

その瞬間、采途達が、え?という顔になった。
そりゃ当たり前だ。一般常識的には能力者がメディシンを服用すると死ぬと言われている。
なのに、メディシンを服用した能力者が目の前に現れたんだ。

「なんで能力者がメディシンを服用してるんだよ。」

「え?」

今度は彩希がえ?と言った。
なんでえ?なのかわからない僕は、彩希に聞く。

「どうしたの?彩希。」

「馬鹿はそんな事も分からないのか。
いいか?俺がメディシンを改造しているという情報は、あっちにもいっているはずだ。その情報は采途達に共有されてても
おかしくないのに、こいつらは何も知らなかった…おかしいと思わないか?」

「確かに…」

そういえば僕が一時期疑われてたんだっけ?

「あれは単なる偶然…?」

彩希が呟く。彩希って偶然とか信じるタイプだっけ?

「まあ、どちらでもいいさ。お前達はこれから死ぬんだからな!」

彩希は顎に手を当てて何か考えている。
采途が刀を振りかざす。
でも、その瞬間、彩希が采途の肩に乗っていた。
でも、彩希は学年の男子の中では一番体重が軽いし、采途はメディシンを沢山飲んでるから
彩希が采途の肩に乗っても関係なかった。
彩希がどこからか注射器を取り出した。それを采途の首元に打ち込んだ。

「貴様。何をした?」

「ちょっとした痺れ薬だ。痺れ薬は服用してから約五分で効き始める。
後、メディシンの効果を強制的に遮断する。因みにこっちは即効だ。」

てことは…メディシンがない普通の状態で、彩希を肩に乗せてんの⁉︎
彩希…どんだけ軽いんだよ。

「重いか?」

彩希が少し自慢げに言う。

「いや、そんなに重くない。」

「チッ」

その瞬間采途が彩希の腕を掴んだ。
反応が送れた彩希の首元に注射器で何かを打ち込んだ。

「カハッ」

彩希が首元を手で抑える。

「さっきのお返しだ。
それは能力が使えなくなり、身体能力が下がる…ザクっと言って弱体化の薬だ。対能力者用のな。」

(まぁ、即効性だし、段々と痛みも出て来る。)〈采途〉
彩希が采途の肩から降りてこっちに来た。
(そろそろ痺れ薬が効いて来る頃だろう。)〈彩希〉

「俺、痺れ薬とかの薬の耐性がついてるから痺れ薬はきかない。メディシンの効果を遮断する方は効いたっぽいけどな。
残りはこいつだけだ。こいつにもさっさとこの薬を打ち込んで…」

どかっ。彩希が采途を蹴った。

「お前っ…どこからそんな力が…」

采途がよろける。

「弱体化の方はもう対策済み。
流石に能力が遮断されるのは予想してなかったけどな。後、痛みの方も効いてるぞ。良かったな。」

(あの痛みであれほど動けるのか?
いや…大丈夫だ。あの薬の痛みは最終的には動けない程の痛みになる。多分、そろそろだ。)〈采途〉
ダン!
彩希が首を手で抑えて下に手をついた。

「彩希、どうしたの⁉︎」

「な…なんでも…ない。この薬は…全身に…立てないほどの…激痛が走るものだ。…絶対…うた…れるなよ…」

わかった。後、能力も遮断されるんだったよな。僕は彩希を隅の安全な(全く安全じゃない。)所に連れて行った。
さて…僕はメディシンを飲んでいる。相手はメディシンの効果を遮断されている…
メディシンの効果が戻る前に倒した方が良さそうだ。

「おい…時限爆弾…一発で人一人…気絶するやつ…をこっち寄越せ」

「駄目だよ!」

「もういい」

そう言って彩希は采途に飛び蹴りを喰らわせた。

「くそっ。でもなぁ。その激痛の効果、お前に打った俺が操作出来るんだよ。
これ以上上もあるから…それであんだけ動けるんなら最高度にしとくか。」

采途がそう言った瞬間彩希が

「あっ…あぁっ」

と苦しみ始めた。

「あいつはこれの最高度の激痛に襲われてるんだよ。次はお前だからな。」

「……」

「なんだ?びびって声が出ないのか?」

僕にこいつを倒せれるかはわからない。
でも、彩希が戦えない以上、僕がやらなきゃ。
『時嚴』
当たった気絶するくらいの爆弾を投げたら見事に命中した。

「よしっ」

でも…采途は立ち上がった。あれが効かなかった?どうしよう。
あれで気絶してないなんて、かなり丈夫だ。ちょっとやそっとじゃ気絶すらしないだろう。
その時、彩希が采途に飛び蹴りを喰らわせた。
采途が倒れると共に彩希も倒れた。
采途が気絶している…彩希…どんな威力で飛び蹴りを喰らわせたの?
っと。彩希を家に連れていかなきゃ。
彩希を家に送った帰り道…
僕は彩希に助けてもらってばっかりだな…さっきだって完全に僕が戦わなきゃいけない所だったのに…
そんな事を考えながら歩いていたら家についていた。

〜終わり〜

能力者達の冒険{外伝編}

執筆の狙い

作者 yume
203.78.230.230

ファンタジー&戦闘系です。
好評だったら、続きを出したいと思います。
キチンとした題名が決まっていないので、コメントなどで
提案終わりお願いします。

コメント

yume
203.78.230.230

すみません。
一番上の
{外伝編}のところは{1}です。
そこんとこお願いします。

ライシ
203.78.230.252

はーい分かりましたぁ!
題名が超シンプルですねw
能力……能力‼︎…能力っていう名前もシンプル‼︎‼︎
大体シンプル‼︎
シンプルシンプルシンプルシンプル‼︎‼︎‼︎‼︎

yume
203.78.230.245

ライシさん
お読みいただきありがとうございました。
まだ決まっていないので、シンプルなのは許してください。
題名の提案待ってます。
dy yume

yume
203.78.230.230

執筆の狙いのところは「提案お願いします。」
です。誤字しました。
間違いばかりですみません。
始めたばかりなので慣れていけたらいいと思います。
dy yume

490
sp49-98-153-90.msd.spmode.ne.jp

>ファンタジー&戦闘系です。
好評だったら、続きを出したいと思います。
キチンとした題名が決まっていないので、コメントなどで
提案終わりお願いします。

題名をつけて下さい。話はそれからです。

yume
203.78.230.238

490さん
すみません、ネーミングセンスがないので…
ちゃんと自分でも考えているんですが…頑張ります。

neo
203.78.230.246

良い。
ファンタジー&戦闘系って私好きなので嬉しいです。
次ダークファンタジー系書いてみて欲しいです。(無理なら大丈夫です)
では。

neo

yume
203.78.230.239

neoさん
リクエストありがとうございます。
私もダークファンタジー系は好きで、そろそろ書いてみようかと思っていたのでちょうどよかったです。

yume
203.78.230.246

neoさん
最後の展開はバットエンドかハッピーエンドどちらがいいですか?
私はバッドエンド派です。(お前のは聞いてない)

yume
203.78.230.232

neoさん
最後の展開はバットエンドかハッピーエンドどちらがいいですか?
私はバッドエンド派です。(お前のは聞いてない)

neo
203.78.230.253

すいません、きづかなくて(汗)

私はどちらでもいいのですが…バッドエンドはあまり見たことがないので
バッドエンドでお願いしていいでしょうか。

Saya
203.78.230.239

この作品、めっちゃ好きです!
早く続編を見たいです!!!
頑張ってください!\\\٩( 'ω' )و ////

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