作家でごはん!鍛練場
りょういちんこZ

レクサスがなんか蹴飛ばしてきた

印刷工場の女はもともと美人はいないけど、ツナギと作業帽とワッペン姿だから加速度的に女を失っていく。しかし、『本当の私はこっちだから間違えないように』という風に、出勤時にはとてもオシャレをしてくる。正門から更衣室まで5分もない、帰りと合わせて10分足らずのために華美な服を着てくる。

小生は大卒だったから手取りが16万円だったけど、彼女たちは高卒だから13万円ぐらいだったと思う。彼女たちは毎日違う服を着ていたから、おそらく服代だけでも毎月4万円はかかっていたと思われる。

残念ながら彼女たちの自己演出は失敗に終わった。小生が今、彼女たちのことを回想するとき、グレーのツナギの方しか思い出せないからだ。しかしこれは彼女たちが悪いわけではない。これは白石麻衣だったとしても同じ結果だったと思われるからだ。

工場の男たちはタバコを吸いながら、パチンコ、風俗、モンストの話をして、誰が一番スマホ代を使ったか競い合っていた。下層市民のさらに下層となると、スマホ代をたくさん使うことが幸福度のバロメーターになる。おそらくそれは親からきている。高校時代の級友を見て観察したところ、親からきているようだった。

彼らは今を生きていた。手取りが13万円なのに、ローンでレクサスを買っている男もいた。おそらく700万円はする代物だろう。さっきまで印刷機の前でスイッチを入れたり切ったり、部材を載せたり、巻を交換してた男が、レクサスに乗ってドヤ顔で帰っていく。



小生は工場の中で浮いていた。天井にぶつかりそうになるくらい浮いていた。

いつも濡れたアンパンマンのように力が出なかった。海に落ちた悪魔の実の能力者といってもいいかもしれない。ハイジが山から降りてきたとして、まず、こいつにいったい何から教えたらいいんだろう? という印象を周りに与え続けた。毎日アルバイトみたいな顔で出勤した。

そんな中、レクサスと二人で印刷機を廻していた。

小生は「パラ検」といって、印刷機から出てくる製品の封筒が閉まっているか、糊がついているか、宛名が見える位置にあるかなど、10枚くらい手にとってパラパラ見て確認する仕事をしていた。小生は、大卒ということもあって、入社時は期待され、本来は機械のオペレーターを任されるはずだったのだが、あまりにも仕事を覚えられないので、パラ検以外やらされることはなかった。しかし、そのパラ検すらまともにできなかった。

パラパラめくっているだけで、一度も宛名の位置なんて確認したことがなかったし、糊がついているか、封筒がしまっているかどうかも、一度も確認したことがなかった。

たとえば、一つの封筒を思い浮かべてみてほしい。その中に個人情報が記載された書類が入ってあって、その封筒の口が開いたまま個人宅に届いてしまったらどうなるか? 場合によっては、何億円という賠償金が発生する。一通でも封筒が開いたまま届いてしまったら最後、売上より賠償金の方が多くなってしまう。会社はその仕事を請けなかった方が良かったという話になる。

小生は「パラ検」という言葉に、非常に強いアレルギーを感じていた。なんだよパラ検って。勝手に変な言葉つくってんじゃねーよ、と、ちゃんちゃらおかしくて、絶対にその言葉を言わなかった。会社っぽいことをしている。会社の真似事をしている。彼らが営業活動の一環として、独自の規則、名称、文化を作り上げていることを認めなかった。だから、小生は2年間この工場に勤めたが、一度もパラ検という言葉を使わなかった。「製品のチェックやります」と、まわりくどい言葉を使った。

レクサスの歳は20歳で、背は高くないけど筋骨隆々で、金髪で顎髭を生やして、色が黒くて首に金色の太いネックレスを巻いて、いつもはだけた作業服からチラつかせていた。年に一度、海で自分の肉体を披露する事だけを生き甲斐としている男だった。

私生活が充実するあまり職業選択は適当とならざるを得ないために、この工場に腰を掛けているという顔をしていた。しかしそんな彼もちゃんと始業時間にやってくるし、ちゃんと作業着も着る。学生時代の同級生だったらカツアゲしていたかもしれない工場長に媚びへつらう。「人は制服どおりの人間になる」というナポレオンの名言と、常に戦っているように見えた。

レクサスは初めは小生に親しくしてくれた。まだ入社間もない頃、小生は印刷の巻が回転してるのが面白くて、突っついていたら、「突っついちゃダメだよ」と笑いながら注意してくれた。

「ギャンブルはいいよ! パチンコやろうよ!」「この工場の女何人ヤレそうな女いる? 俺は3人だけヤッてもいいと思ってる女がいる!」と、聞いてもないのに開け透けに何でも話してきてくれる男だった。

「俺も初めはみんなからシカトされてたけど、自分から話していかないと仲良くなれないよ? まずは分からないことあったら自分から質問するといいよ!」と、小生の境遇に関しても、よく心配してくれた。

小生はレクセスに愛想よく対応した。レクサスに限らず、小生は誰かに話しかけられたら、それまで孤立していたのが嘘だったかのように、まるでコミュニケーションをなんなくやってこれた人間のように対応した。しかし一度会話が終了すると、世捨て人がまた山奥の小屋に帰っていくように、何事もなかったかのように自分の内側へ帰っていく。また誰かに話しかけられれば愛想良く対応する。また帰っていく。それをずっと繰り返した。

周囲からは、一度仲良くなったはずなのに、どうしてまた振り出しに戻そうとするんだ? と不思議がられた。親密度が10増えても、次の日は0になる。途中でセーブができないゲームのようだった。毎日、新しく新入社員としてやってくる人みたいだった。

工場というのは、その性格からして、内気な人が大変多いが、あまりにも多いために、内気な人用の交際マニュアルが完備されている。内気な人は全員そのマニュアルをもって対応され、対応する方も対応される方も、そのマニュアルを守っていた。つまり、小さくボソボソと話しながら、自分はコミュニケーションが苦手だけど、苦手なりにがんばっているのです、という態度を遵守せねばならなかった。

小生も初めはそのマニュアル通りに対応されたが、数日経たないうちに、みんな、どうも違うらしい、と混乱し始めた。なんでこいつはこんなに孤独が板についてるんだ? と不思議がられた。こんな人間との交際マニュアルはうちの工場にはないぞ? と不思議がられ、そしてイライラさせた。

当時の小生は、漫画家を目指していたこともあって、四六時中、頭の中でデッサンを描き続けていた。仕事の時間は、すべて頭の中で絵を描く時間にしようと決めていた。流れてくる製品を手に取り、パラパラとめくって目で見て確認するという外側の行為は守りながらも、内側の意識はまったく違うことをしていた。

その結果、小生のせいで工場に多額の賠償金が発生しようがどうでもよかった。この時代に、肉眼で封筒の口が開いてるかどうか確認しなければ、多額の賠償金が発生してしまうというシステムの方が悪いと思っていた。誰とも話さない、話してもふりだしに戻す。機械操作は覚えられない。パラ検もできない。そのくせ大卒だから給料が多い。とんだ不良債権だったと思う。だから、仕事中は、一枚でも多くの絵を描こうと決めていた。



レクサスは工場内でよくはしゃいでいた。油圧ジャッキをキックボードみたいに蹴って移動したり、印刷巻きを跳び箱みたいに手をおいてジャンプしたりしていた。周囲とよく馴染んでいて、楽しい気分が溢れてしまい、そんな行動をとってしまうようだった。こういう人間のこういう行動に際したときは、姿勢を低くして笑わなければならないとマニュアルには書いてあったが、小生はやらなかった。小生は視界の片隅に油圧ジャッキをキックボードみたいに乗りこなすレクサスをただ映すだけだった。

レクサスはこれに我慢ならないようであった。浮いてるから話しかけてやってるのに、自分からは話しかけてこない。シャイで話しかけてこれないなら可愛げがあるが、そういうわけでもなさそうだ。

なんなんだ? なんなんだいったい? レクサスは小さな、彼のとても小さな引き出しの中からマニュアルを引っ張り出そうとしたけど、見つからないようだった。工場全体から見ても、そんなマニュアルはどこにも置いていないのだから仕方がないだろう。

小生がおどおどしたり、慌てふためいていれば、今回のような事件は起きなかっただろう。レクサスは突然コンテナを蹴り飛ばした。小生がパラ検←笑をして、積んでいたものだった。背丈くらいの高さになっていた。

レクサスは狂ったようにコンテナをガンガン蹴っ飛ばし、コンテナ内の印刷物は盛大に辺りに散らばった。汚れたり破れたり使い物にならなくなってしまった。

「ウオオオオーーーッ!!」 「ウワアアアアッッーーー!!」

とレクサスは獣のような咆哮をあげながらコンテナを蹴り続けた。顔は真っ赤になり半狂乱化していた。

やがてゼーゼー息を切らしながら、立ち止まって小生を睨み続けた。小生もパラ検をやめてレクサスに向き合った。しばらく睨み合っていた。その間、印刷機はマイペースに仕事をしていた。パラ検をする者が誰もいなくなってしまったから、印刷物は床に落ちていった。

さて、殴るか、どうする?

こういうとき、相手が手を出してきたら殴り返す、と弱者の道徳が邪魔して睨み合ったまま終わってしまうことが多い。そして誰かが止めに入ってくると、安心して、やっとそこから殴りかかるそぶりを見せるものである。

こんなに怒っていても、自分から手を出す人間は滅多にいない。だから小生はこういうときは、自分から手を出せる人間でありたかった。それが勇気だと思っていた。

正直、レクサスに勝てるかどうかはわからない。負ける可能性の方が大きかっただろう。体格差は歴然で、およそ15キロぐらいの体重差がある。それでも小生は自分から殴りかかりたかった。

(先に自分から殴るんだ……! 行け……!)と、必死に言い聞かせたけど、足が震えてできなかった。まず指を5本に開いて相手の目にすっと伸ばせば、どれかの指はレクサスの目に入るだろうと思って、そして竦んだところを徹底的にコンテナで殴りつける気でいた。でも、どうしても足が震えてできなかった。それがとても悲しかった。

それはレクサスも同じだったと思う。だから野獣のように叫んで暴れるしかできなかったのだと思う。ヒョードルやマクレガーなどは、こういうとき、決して感情を乱すことなく、黙って静かに行為に移ると思う。もちろん、ヒョードルもマクレガーも、小生のようなクズに手を上げるという愚行は起こさないだろうが、少なくとも、目標物でないコンテナをガンガン蹴ったり、雄叫びを上げたり、足をガタガタ震えさせて立ち止まってしまうということはないだろう。こういうとき、どちらも一緒だ。コンテナをガンガン蹴るのも、足を震えさせるのも一緒。どちらも臆している。外にでる現象は異なるけど、中身は一緒だ。

こういうとき、ただ足を動かして相手に近づいていき、手を開いて目に入れるという、自然で冷たい行動が取れない。小生はその時間を歩ける人間でありたかった。この時間を静かに、何事もないかのように歩ける、それ以上の美学があるだろうか? その5次元か6次元の世界を歩いてみたかった。でないと、自分のことを嫌いになりそうだった。

睨み合ってるうちに、同僚や上司が、どうしたんだ、どうしたんだと、とやってきた。

みんなでレクサスを囲って、肩を抱いたり、散らばったコンテナや製品を広い集めた。みんなも、偉い人も、レクサスに優しかった。怒ったりすることはなかった。レクサスは椅子にこしかけて、ポケットに手を突っ込んだまま悪い姿勢で座り、納得いかないような顔をしていた。

もちろん今だって仕事の時間なのだが、すべて許されていた。普通の会社でこれをやったらクビになりそうなものだけど、工場では許されるらしい。キレて手がつけられなくなってガンガンコンテナを蹴飛ばして製品をめちゃくちゃにしてしまっても、キレてしまった場合は仕方がないらしい。そのあと上司や工場長がいくらなだめても、ポケットに手を突っ込んで不満げに座っていることが許されてしまうのだ。

これが、くら寿司のような事件だったり、たとえば、印刷物をトイレに流したとか、印刷物の中に陰毛を入れてTwitterに挙げたとかになると話は違ってくると思うが、こういう事件はやんちゃで済まされるのだ。

レクサスのところにはみんな集まってきたけど、小生のもとには誰も寄ってこなかった。

レクサスの怒っている感情や仕草がみんなの心に響くようだった。みんな、レクサスに同情して、レクサスを座らせたり水を飲ませたり、水では不足と思ったのか、嬉しそうに自販機へジュースを買いに駆けていったりしていた。小生の分はなかった。女も、レクサスの荒々しい吐息が子宮に響いてくるようで、セックスしかねない雰囲気だった。よくわからないメガネの男も、群れの最後尾にくっついて、輪の形成に貢献していた。最後尾にくっついても何をするわけでもないのだから、お前だけは仕事してろよと、思ったが。

小生はそのとき、どんな顔をしていたかというと、もう「次」に行っている顔をしていた。「次」といったって、「次」に行くために、みんなで「今」を話し合おうとしているのに、騒動を起こした本人が、「次」のような顔をしていたため、ここでも非常に周りをイライラさせた。

このときのレクサスは輝いていた。最初に述べたように、工場には美人はいなかったけど、彼女たちは全員、小生よりレクサスを選んだと思われる。金とか、工場のヒエラルキーとか、すべてどうでもよく、例えこの工場に年収1千万の男が突然現れたとしても、レクサスが選ばれたと思われる。

みんな、小生のことなんて大して嫌いでもないけど、よくわからないダラダラしたヤツが、パラ検して、溜め込んだ製品の山があったら、なんとなく蹴り飛ばしたくなるから、代わりにレクサスが蹴り飛ばしてくれて嬉しそうだった。

レクサスがなんか蹴飛ばしてきた

執筆の狙い

作者 りょういちんこZ
133.106.51.49

執筆の狙いは特に思いつきませんでした。思いついたら後で書きます。

コメント

上松煌
111.85.0.110.ap.yournet.ne.jp

りょういちんこZさま、こんばんは

 たぶん、おれはあなたの作品を大いに面白く思ったハズです。
ハズというのは、おれは読みながら何度も大声で笑ったからです。
今回もなかなかの秀作だと感じました。
しかしながら、意味はよくわかりませんでした。

 おれは底辺というモノをやったことがなく、工場にいたこともなく、スマホ代をたくさん使うことが幸福度のバロメーターになるなど考えたこともなく、くだらんことにカッとなって罪もないコンテナを蹴り飛ばし、内用物を飛散させて会社に迷惑と時間の浪費と損害を与えることなど、大人のやることではないと思っていたからです。
ドキュソ丸出しに髪を染めたり、分不相応のレクサスで恥ずかしい一点豪華主義を決め込んだり、タバコを吸いながら、パチンコ、風俗、モンストの話しかできない大バカ低脳どもがこの日本国にいようとは目から鱗どころか、目から○ーメンでした。
まして、上司や仲間から糾弾されるべきレクサスが慰めてもらえる????

 いったいドコの国の話しだ?
ラテンか、朝鮮か、中共か、モンゴルか?
おれは混乱したのであります。

 一方、小生なる大学生は、毎日、人間関係を構築しなおさなければいけないという脳欠陥的な部分はわからないものの、なんとなく許せるものがありました。
彼の様子が理解されず他人をいらだたせるにせよ、彼はワザとやっているのではないからです。
あまつさえ、その小生にとってごくフツーの態度が、人を小馬鹿にしているように見えてしまう理不尽さに同情すらしました。
だって、彼は、 
 『小生は誰かに話しかけられたら、それまで孤立していたのが嘘だったかのように、まるでコミュニケーションをなんなくやってこれた人間のように対応した。また誰かに話しかけられれば愛想良く対応する』
というように、彼なりの精一杯の対応をしているからです。
ブスっとしたり、無視したりしているのではないのです。

 『みんな、小生のことなんて大して嫌いでもないけど、よくわからないダラダラしたヤツが、パラ検して、溜め込んだ製品の山があったら、なんとなく蹴り飛ばしたくなるから、代わりにレクサスが蹴り飛ばしてくれて嬉しそうだった』
というオチには、
「ちげぇだろっ。おれが上司だったらレクサスを怒鳴り飛ばして後始末をさせ、郵送できなくなった封筒があったら弁償させ、小生にはしばらく付きっ切りで検品させる。それが秩序だっ」
といかってまスタ。

 また、ちょっと解らない表現がありましたねぇ。
『海に落ちた悪魔の実の能力者といってもいいかもしれない』
『こういう人間のこういう行動に際したときは、姿勢を低くして笑わなければならないとマニュアルには書いてあった』
『ただ足を動かして相手に近づいていき、手を開いて目に入れるという、自然で冷たい行動』
手を開いて目に入れる????
目潰し?
卑怯じゃね?

上松煌
111.85.0.110.ap.yournet.ne.jp

ごめ、送っちまった。
『レクサスは椅子にこしかけて、ポケットに手を突っ込んだまま悪い姿勢で座り』
悪びれない姿勢ってこと?
それとも単に姿勢が悪いって事?
『女も、レクサスの荒々しい吐息が子宮に響いてくるようで、セックスしかねない雰囲気だった』
日本人女性にそれはないですね。
朝鮮人ならあるでしょうね。
学校で生徒を叱っているうちにコーフンして、衆人環視の前でオナッた犬畜生♂教師や、売春を禁止しようとしたら女性たちのデモが起きた人種ですからね。

 ともあれ、別世界で理解できない部分もありましたが、とても面白く感じました。
あなたはフザけたHNで損をしています。
まぁ、「しまるこ」での数作は琴線には触れませんでしたが、前作はすばらしかった。
おれはここに来て4年ですが、あなたの前作を後でゆっくり読みたくて保存しました。
おれにそこまでさせたのはあなたが初めてです。

りょういちんこZ
133.106.51.60

こんばんは、上松さん。とても嬉しく思います。ありがとうございます。

私の中でもこの表現は伝わらないだろうな、とか、自分よがりだなと思うところがあるんですが、判断に迷ったときは、自分の中でしっくりくる方を選んでしまうところがあります。

全部きれいに意味が通るように丁寧にデッサンしすぎてしまうと、何かエネルギーが削がれてしまうようなところがあって、この辺りは研究中です。意味をわからなくすればいいわけではないですし(私の中では全部意味が通っているのですが笑)、私の中で、現実を超えた超現実と言うものを目指してあがいている最中です。

そういう意味で言えば前回の方がまだ意味は通ったかもしれないです。よくわかんないけど何度か声出して笑ったっていうところに行き着いてくれさえすれば、一つの目的は果たせたかな? と思います。まだ勉強中です。

文章的にも文学的にも瑕疵はあると思いますが、上松さんが呈してくれた疑問をぜんぶ綺麗に解決してしまうより、別の方面に向かっていこうと思っています。

「ちげぇだろっ。おれが上司だったらレクサスを怒鳴り飛ばして後始末をさせ、郵送できなくなった封筒があったら弁償させ、小生にはしばらく付きっ切りで検品させる。それが秩序だっ」
といかってまスタ。

↑おっしゃる通りだと思います。ほんとうのところは私も同じように思っているのですが、オチだし、真面目な正論よりは、自分の中でクスっとなるようなところに持っていきたかった感じですね。

悪魔の実の云々は、漫画のワンピースですね笑

目潰し?
卑怯じゃね?

↑クズだけどクズじゃない主人公が多い中で、根本的なところでクズっていう主人公を表現したくなったのです笑

『レクサスは椅子にこしかけて、ポケットに手を突っ込んだまま悪い姿勢で座り』
悪びれない姿勢ってこと?
それとも単に姿勢が悪いって事?

↑悪びれない姿勢ってことですね。

全体の秩序だった整合性よりも、自分の中の主観を、思うがままに書き綴って⋯⋯という感じですね。まぁ私は趣味でやってるので、これからも好きなようにやっていこうと思います。

前回は、出会い系という、上松さんの専門分野外のところで上松さんの琴線に触れさせることができたことはうれしく思います。あれから自分の中で新しいヒントが得られたように思います。文章の中で2つの道に分かれた時は自分の中の正直で危険な方に行くということです。

私も上松さんの人となりが好きです。

ラピス
sp49-104-44-206.msf.spmode.ne.jp

借り物でない言葉、作り物でない物語。細かい人間観察。人の本音。紛れもなく元しまるこさん(ち◯こ、とか書けない〜!)にしか書けない話です。

冷めて描かれているが芯は熱い。作中で叫ぶ作者のエネルギーを感じまして。最近、上手いとこ書きたいとばかり考えていたおのれが恥ずかしくなりました。

大仰な感想ですが、、、元しまるこさん作を何作か読んできて今作に至り、自分の創作姿勢を問わずにはいられなくなりました。

登場人物が常にリアルですよね。

りょういちんこZ
133.106.51.60

ラピスさん こんばんは!

ラピスさんにちんこが恥ずかしくて書けないと戸惑わせるために用意したハンドルネームですから、ようやく念願が叶いました。
私も岡本太郎だったり、エマーソンの「自己信頼」だったり、ヘッセの「わがまま」だったり、どうも本当の本当の部分は自分というもに行き着くような気がして、自分とは何か、昨今では、自分探しと言うと恥ずかしくて口に出せないような世の中ではありますが、究極的な個というものを表現してやろうという意志に燃えています。本の受け売りですがね!w

夜の雨
ai203231.d.west.v6connect.net

「レクサスがなんか蹴飛ばしてきた」読みました。

話は面白いのですが、どうにもレクサスが工場で退屈しのぎにやっていることが、ふざけすぎていて、へたしたら怪我のもとになるし、仕事とまったく関係がない「商品」と「安全」を無視したものなので、説得力に欠けると思います。
工場は遊ぶところではないので。
>レクサスは工場内でよくはしゃいでいた。油圧ジャッキをキックボードみたいに蹴って移動したり、印刷巻きを跳び箱みたいに手をおいてジャンプしたりしていた。<

それで周囲の者たちが、こういったレクサスのふざけた行為を見たら、マニュアルとしては笑わなければならないというのは、納得できません。

したがいまして主人公の「小生」がレクサスの相手をしなかったことは、正解だと思います。
それに対してレクサスがキレて喧嘩を売ってくるという事態は、また、同僚や上司がレクサスの味方になるのは、おかしい。

これが、仕事以外のところでやるのなら、まだ笑えるところですが。

工場とかの現場で同僚とか上司が肩を持つ「ちょい悪」な人物はいますが、そういった人物がどうして同僚やら上司に人気があるのかというと、仲間意識がたかくて、同僚などをまとめる力がある、根回しをしたり、ふつうの者がやらない「嫌がる仕事」なども率先してやる、というような人物なら上司も一目置いて、朝礼などで彼を誉めて、工員(正社員)やアルバイトほか、派遣などを「まとめさせようとします」が。
中心になるまとめ役がいると、仕事がはかどるので。
一般的には正社員がやると思いますが。
仕事が終わってたあと、飲みに誘ったりして、コミュニケーションを取ろうとする。

御作のレクサスも主人公の「小生」に対して最初は面倒見がよくて、世話を焼いています。
こういうことを率先してやっていると、上司に受けが良いのです。

しかしこのレクサスという人物は、勤務時間中に工場のなかで遊んでいて、商品を台無しにしていますからね。
これは、ちょっと、やばいですね。

主人公の小生とレクサスが喧嘩状態になる設定なら、小生が「パラ検」をええ加減にやっていたので、それなら、検査をしていないのと同じなので、レクサスが「パラ検」済の商品を床に叩きつけたというような展開なら、まだ、筋は通ります。
つまりレクサスが勤務時間中にふざけていて「油圧ジャッキをキックボードみたいに蹴って移動したり、印刷巻きを跳び箱みたいに手をおいてジャンプしたり」は工場に遊びに来ているのではないので問題ですが、小生の「パラ検」がええ加減なので、ブチ切れた、という展開なら、同僚や上司も彼の味方になるのではないかと思います。

御作を読んでいて思うのは、話の創り方とかキャラクターとか構成などはよいのですけれどね、なかなか魅力的な話になっています。文章もうまいです。

設定の甘さが気になりました。


お疲れ様です。

りょういちんこZ
nz081.net117104013.thn.ne.jp

こんばんは、夜の雨さん。ありがとうございます。嬉しく思います。

設定ですか。

これはもともとあった話をほとんどそのまま書いていますので、登場人物たちが全員間違っている、誰も正しい者がいなかったということが、筋の通らなさ、設定の甘さとして夜の雨さんに伝わったのかな? と思いましたが、それとも私の書き込みが不足していたのかな笑 まぁ、今回はこれが限界です。

挙げていただいた「ちょい悪」の人の話は、絵に浮かぶようです。夜の雨さんのお仕事の実体験からお話されているようですね。

>主人公の「小生」がレクサスの相手をしなかったことは、正解だと思います。それに対してレクサスがキレて喧嘩を売ってくるという事態は、また、同僚や上司がレクサスの味方になるのは、おかしい。

おかしいのですが。この辺りは信頼関係の問題かと思いました。正論は結束感のもとに敗れてしまう。新入社員がふざけている先輩を前にして無関心で通り過ぎるのは、どうですかね。どこでも反感を買うと思いますが。普通はそのあたりを見えない駆け引きで処理するのものですが、場所や人によってはコンテナをガンガン蹴飛ばすという形で表されることもあるかなと思った次第です。

工場内の村社会の空気、最初はその空気の中に主人公を呼び込もうとしたけど、主人公がそれを拒否したから、守ってやる義務はなくなったということだったと私は考えています。確かに夜の雨さんの言うことの方が正しいのですが、やっぱり愛のない人間、可愛くない人間というのは、それ相応の対処をとられるものかな、と。場の支配力を持っている、キーパーソンの性格が全体に反映されていて(今回はキーパーソンは出てきませんが)個人個人が自分の正しい倫理を発揮できる職場というのは少ない気がしますね。

>しかしこのレクサスという人物は、勤務時間中に工場のなかで遊んでいて、商品を台無しにしていますからね。

この辺りは記載不足で誤解を与えてしまったかもしれません。印刷巻というのは非常に分厚くて重くて跳び箱がわりにした程度じゃびくともしないものでして、 また印字されている箇所にたどり着くまで相当に機械を回さないといけないので、(初めと終わりは白紙ばかり、仮巻きだったかな?)まぁ、台無しにはなりませんでしたし、目に飛び込んでくる映像ほどには問題はなかったと思われます。

全体的に筋が通ってない人間の行動が目に余るかもしれませんが、経験として、こういった工場は少なくないかなと思います。それを書き表せられればよいのですが。

自分で素材を用意して物語作ると、勧善懲悪がはっきりしすぎてしまうきらいがある気がしまして、現実は、その辺りはひどくグレーで、筋が通らないということが多いような気がします。その辺りをもっと説得力を高めて書けたらいいなぁ、と思いました。ありがとうございます。

チエル
dw49-106-187-212.m-zone.jp

こんちゃ、拝読しました。

一連の作品も読ませていただきましたが、一人の作者としての世界観がどの作品にもあり、読みごたえがありました。

これからも執筆頑張ってください

りょういちんこZ
nz081.net117104013.thn.ne.jp

チエルさん、おはようございます、はじめまして、かな?

ありがとうございます、チエルさんもご健筆を!

久方ゆずる
240.133.31.150.dy.iij4u.or.jp

こんにちは。

作品を読ませて頂きました。
いつもながら、するすると読みやすい文章で、感動致しました。

ん十年前に友人に連れられて、と言うか、連行されて印刷所に行った事があります。
オフセット本の引き取りだったんです。

印刷所さんって独特の雰囲気で、私的には憧れの職業だったんですが、色々あられるのですねえ。
やってみた事が無いのに偉そうにすみません。

工場関係者という事で、内容の方も興味深く読ませて頂けました。
ツナギで働かれる女性方、素敵ですね。
でも、出勤退社時のオシャレは忘れられない……見習いたいものです。なんてねえ!

なんだか、以前の作品に似たような感想を書かせて頂いたような気が致しますけれど。
被っていたらごめんなさい。

りょういちんこZ
136.140.5.103.wi-fi.wi2.ne.jp

久方さん、こんにちは!

印刷工場も他の工場も変わらないとは思いますけどね。流れてくるものが紙か食品かプラゴミか、定位置に立って決まったことをやるだけでしたよ。首から上はほとんど能力を使いません。Amazon全盛の時代ですから、時給の高い配達のバイトをやった方がよかったなぁと思っているところです。笑

ありがとうございました!

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