作家でごはん!鍛練場
でんでんむし

掌編四つ(トータルで20枚)

https://www.koubo.co.jp/reading/rensai/article/tobe-2/tobe_56/tobe_56_a3.html
 
タイトル「国連戦線異常アリヤ?」

 東京開催を最後に、オリンピックが開かれることはなかった。大国間の戦争の勃発や小国間の紛争が甚だしく、世はまさに麻のごとく乱れていたのだ。
 そんな時期の国連総会で、アフリカの小国から緊急提案があった。不毛の砂漠地帯がようやく緑の草原になったのに、大国のごたごたに巻きこまれて、再び黄色い大地に戻るのは見るに忍びない、ゆえに国家間の諍いがある際は、国連の決めたスポーツで決着をつけるのはどうか、昔、オリンピックというものがあったではないか、とサバンナに風が吹くような声で演説したのである。
 不思議なことにどの国も反対しなかった。反対することで生じるごたごたに、うんざりしていたのである。
 で、国連がどのスポーツを採用するか、である。
日本は何といっても、最後のオリンピック開催国である。首相は浮き浮きと官房長官を呼んで、「どうかな、相撲を提案してみては」と得意げな声を出すと、官房長官は呆れ顔で、「相撲はモンゴルの国技ですよ。相撲を提案することは反日行為になります」とやんわり否定した。首相は耳の裏を掻いた。
 結局、日本は伝統的な流鏑馬を選んだが、国連での採用は期待できなかった。
どれを選ぶかで、各国がプレゼンをした。
 韓国は、足技が多彩な「テコンドーガ、チョスムニダ!」と声高に演説した。しかし最近は、女子競技者の増加をかんがみ寝技も認められていた点に、イスラム国からの速攻の反対があった。
 ドイツは、イッヒイッヒと咳きこんで、国連の通訳がとまどっているうちに、次のインドの番になった。
 インドはクリケットを提案した、すると、パキスタン代表が猛反対して議場を出てしまった。両国のクリケットの試合では常に血を見ていたから、憤懣やるかたないインド議員はターバンを左手でとっさにむしり取って、必死で振り回しながら、途中退場のパキスタンをクソ味噌に罵倒した。ターバンは生まれて一度も髪を切ったことのない信心深い者たちが頭に巻く神聖な布だったが、議員の髪型はベリーショートだった。
 ロシアがタバリッシュといって提案したのは、フィギアスケートだった。それを「カチューシャ」の曲で滑るというものだ。特に恋人を待つカチューシャが崖の上に立って、遠くの川面を望むときには、風のように五回転ジャンプするというルールだった。
 ベトナムは、チョイ・オーイと叫びながら、セバタクローを演台で実演して、小器用なところを見せたし、アフガニスタンは、山羊の死体を奪い合うブズカシを提案した。昔は山羊だったが、何なら人間を引きずってもかまわない、といって、思い切りブーイングを浴びた。
 誰もが驚いたのが、分離独立したばかりのチベットの提案だった。競技は何でもかまわないが、競技しながら空中浮遊し、滞空時間を競うというものだった。ユダヤ教徒やキリスト教徒のためには、水上歩行でもかまわないと提案した。
「世界は一つ、人類皆兄弟」の精神で行う国連会議なので、分離独立した小国、人口が千人を切る国も一回のプレゼンの権利が与えられていた。特に尖閣列島共和国は、漂流者が住みついてできた国で、人口は男3、女2の五人と迷子のオットセイしかいない。カップルになれない男が、北朝鮮訛りのRを強める発音で怒鳴りつけ、演台で取っ組み合いの大喧嘩を始める始末で、プレゼンにも何にもならなかった。
 これも21世紀の大分離運動で小国が増えすぎたせいだが、おかげで半年経ってもプレゼンは終わらなかった。
 参加した議員たちに、すべての国家の提案が把握できたとは到底思えなかった。それを問うた出口調査で、ほぼ全員、何も理解していないことが判明した。
アメリカがちょうど半年目に、さすがに待ちくたびれてガタンと大きく椅子を蹴って立ち 上がり、カバのヨダレのような悪態を四方に撒き散らした。それに中国が噛みついて、サノブ・バイデン、と叫んだが、発音に四声のある北京語の干渉があって通じた気配はなかった。それにロシアが加担し、ついにアメリカが怒鳴り返して、毛深い拳を振るった。
「戦争だ。戦争でカタをつけよう」
戦争準備のために、大国が慌てて出て行ったが、ほとんどの国の議員は動かなかった。寝ていたり、編み物をしていたり、ナンクロをしていたりで、最初から何も聞いていなかったのだ。
 アンゴラの中年の女性大使は、あくびをしながら本国にメールを送った。
――国連戦線、本日モ異常ナシ。(了)


タイトル:閉じない唇

長年、小学校の校長をしていた父が、退職後、川柳教室に通い始めた。雨の日も風の日も休むことがなかったのは、心の底に若い女先生への思いがあるせい、と私は勘づいていた。教室で褒められた句は、会社からもどって遅い夕食をとる私にうれしそうに読み聞かせてくれたものだ。それから褒めてくれたときの先生の表情や眼差しまで詳しく教えてくれた。息子としては少々複雑な気分だったが、それでもボケずに川柳を詠み続けるのは、歓迎できることだった。
その父が風邪をこじらせて死んだ。暴風雨で交通機関が止まっているのに、先生の顔見たさに遠い教室まで歩いて行ったのが悪かったのだ。父は病院のベッドに仰向けに寝たまま、死ぬ間際まで川柳をぼろぼろこぼしていた。

別れゆくこの世の未練アワのごと

この句が生まれたとき、子供たちは、これがおじいちゃんの辞世の句だ、と囁き合った。けれど、大きく息を吐いてから、紫になった薄い唇が再び開いて、弱々しく次の句が洩れたとき、私は、こっちかな、と思ってしまった。

 三途の川早く早くと手を振る船頭

破調だったからである。あれほど定型にこだわった元校長が、破調の句を詠んだ。そこまでなりふり構わぬ作法に、私はこれを辞世と考えたのだ。船頭を目にしたまま、未練がましくもたつく父は、きっとその背に引きとめる先生の温かい手を感じていたことだろう。
この句が零れ落ちた瞬間、心電図モニターのピッピッという音がとまった。医師が死亡時刻を告げて一礼して去り、看護師がてきぱきと事後処理をして出て行った。
ついさっきまでひっきりなしに流れていた、気の滅入るような川柳が消えて、静寂が病室に落ちた。老母がわあっとベッドに泣き伏した。妻も声を上げて泣いた。子供たちも涙ぐんでいる。
しかし長男である私に、泣いているヒマはなかった。まずは葬儀屋に連絡しなくてはならない。そう考え、私はせかされるようにドアに手を掛けた。その瞬間、背後から弱々しい声が流れて来た。

船賃が五十円とは世知辛い

はっとして父のそばに歩み寄る。色のない唇が幽かに動いていた。そしてそこから夥しい句がどっとこぼれてきたのだ。

船頭が、ごくろうさんとツリ返す
もたもたと歩む黄泉路にカラスがカア

あわてて脈に手をやる。ぴくりとも動かない。心臓に耳を当てても鼓動は聞こえない。間違いなく死んでいる。しかし土から虫が這い出すように、川柳が喉からぞろぞろ湧いてきた。
生き返ったわけではなさそうだから、医者を呼びもどすのに抵抗があった。とにかく、今夜は家に連れ帰ってひっそりと家族で夜伽しなくてはならない。心配なのは、明後日の荼毘の瞬間まで、父がこのまま詠み続けるのではないか、ということだった。
仮に葬儀の席でふいに棺桶が開いて、父がにこにこと顔を突き出し、明るく川柳を詠み始めたら、弔問客は怯え、椅子をひっくり返して、式場を飛び出すだろう。元校長の葬儀として許されることではなかった。

道行はあなたとするもの鬼じゃない
柔らかいあなたの手が闇を拓く

あなたとは先生のことか。いや、そんなことはどうでもいい。とにかくやめさせなければならない。さっき看護師が父の鼻や肛門に綿を詰めたように、私は口の中に脱脂綿を詰めこんだ。頬がぷっくり膨れて、団子を盗み食いしたみたいになった。それでもつぶやきは衰えない。

牙むいて赤き鬼らがお出迎え
歓迎のハグする肌の粘っこさ

父の口に指をねじこんで、脱脂綿を食道の奥に押し込んだ。さすがに声は途絶えた。ほっとして、そばのパイプ椅子に腰を落とす。
これは甘え、川柳の女先生への甘えだろう、と考える。元校長ということで厳めしく抑えていた先生への煩悩を、死んだ今、素直に吐いているのだ。「見て見て、いっぱいできたよ」と先生に訴える父の姿が見えるようだった。
静かになった病室で、ふいに父の声が懐かしくなった。もう一度だけ聞きたいと思って、顔を向けた。
すると唇が動いた。綿が詰まっているはずなのに、やけに明るい声が零れ落ちた。

 鬼なのに女はどれも美しい

先生はどうした? と、私は心うちで叫んでいた。(了)


タイトル:窓はみんなのもの

私は山あいの県道沿いの家で暮らしている。一日中横になっているが、どこが悪いわけでもない。要するに何もしたくないだけのことだ。寝るだけの家なので、二階はあるが覗いたことはない。
山の麓は賑やかだ。春を過ぎてもウグイスの鳴き声がうるさいし、夏に入ってからは蝉の声が絶えない。盆近くになれば、道の向こうの清流から蛍が群れなして飛び込んで来て、薄暗い部屋で求婚の乱舞をする。よほど手を伸ばそうかと思うが、恋路の邪魔はやはりよくない。雲が晴れて空に大きな月が現れると、蛍たちは月に向かって飛んで行き、部屋にはしばらく生臭い臭いが残った。
それでも、蛍は歓迎だった。蝉が飛びこんで、壁にたかって鳴くのも歓迎の内に入る。しかし蜂や虻や蛾は遠慮願いたいと思っている。もっともそいつらは顔を出しても、部屋の中を何度か回って、余計な道草を食った、という顔で出て行くだけだからか格別な害はない。
困るのは蛇などの大きな生き物が顔を出すことだ。青大将が長い体をぐるぐる動かして、布団の上を這い回ったとき、目があった瞬間、そいつは蝋燭の芯のような舌でぺろりと口もとを舐めた。それからどこかに消えて行った。畳の下かも知れないし、天井裏かも知れない。
大きなムカデが来たこともある。夜中に私の髪の中にもぐりこんで、そこで朝まで休んでいた。目を開けてハラハラしていたが、そのうち私も寝入ってしまった。ムカデは私の息づかいや鼓動を子守唄として聞いたのだろうか。
 またあるとき、開け放した窓から空き缶が飛んできたことがある。その缶は私の額に当たってゴツンと音を立てたが、投げたやつは、ゴメンとも言わず歩き去った。家の中に人がいるとは思わなかったのだろうか。不快な気分でいると、その後も頻繁に空き缶やペットボトル、様々な家庭ごみが投げ込まれるようになった。この家はゴミ溜めではないと訴えたかったが、不法投棄は罪です、などと紙に書いて窓辺に貼ったりはしない。貼ることで、逆に人たちは面白がって、ごみの大量投棄に発展するかもしれないからだ。ひっそりと自分で片づけて、市のごみ袋に詰めこんだ。すぐに一杯になる。どこに捨てればよいのか知らない。事を大きくしたくなかったので、部屋の隅に積んでおいた。
 しかしそれも、たいしたことじゃない、とすぐに気づいた。ギンギラギンの真っ昼間、大音響立てて軽自動車が飛びこんで来たのだ。窓を壊して畳の一枚目あたりで止まったから、寝ている私に別状はなかったが、さすがにこれには驚いた。驚いたのは運転手も同じで、布団に座って呆然とする私を見て、家に人がいるとは思わなかった、と大笑いして、車を置いたままどこかに行ってしまった。捨てに来たのかもしれない。警察に連絡しようかと考えたが、戦車が砲塔を揺らして突っこんでくることを考えれば、まだましだった。窓はなくなったが、真冬はずいぶん先のことだから、特に困ることはなかった。
するうち台風が来るらしいと知った。テレビもパソコンもないから、村の人々が家の前で世間話をしているのを耳にしてのことだ。
噂どおり天の底が抜けたような豪雨が屋根を叩いた。昼間なのに、外は真っ暗になり、風にあおられた雨が窓のあった場所から轟々と吹きこんで来た。そばの川が氾濫し、部屋に水が溢れた。私は布団にくるまれたまま、洗濯機の衣類のようにぐるぐると濁流に巻かれた。
翌日、日が射して部屋が温もってくると、ドブに似た臭いが畳や壁から滲み出てきた。川水だけでなく、溜まったごみ袋のせいもあったろう。
さすがに一階には住めないと観念して二階に上がった。私は窓を開けて寝た。
するとキャミソール一枚の女が、月に輝きながらそっと入ってきた。金髪で、顔立ちは妖艶で、夢でも何でも私はうれしかった。女は知らない言葉を口から洩らしながら顔を近づけてくる。静かにしていると、私の首筋に熱い息が触れた。指でなぞると、爪先に薄っすらと血が残った。女は入ってきた窓から飛ぶように出て行った。興奮して、眠れなくなったが、私はロマンを感じていた。
翌日も美しい女が来ることを期待して、昼間できるだけ眠るように努めていた。できたら言葉のわかる女を指名したい気分だった。
何となく夜風が冷たくなった。秋が近いのかもしれない。二階にはごみの投棄も車の放棄もない。私は幸せ気分で夜を待っていた。(了)


タイトル:すっぱいブドウ

康史の父親から、ちょっと来てくれ、と電話があった。会社を経営している父親とは真逆で、幼なじみの康史は、いかにも頼りない男。その康史が大学にも行かず、メシもまともに食わず、床について一ヶ月たつというのだ。精密検査しても悪いところはなく、医師の診断は、精神的なものという。心配の父親は、原因を探ってくれ、とおれの肩を強く掴んだのだ。
 最後に言った「礼は、はずむよ」のひと言に背中を押されて、そのまま部屋に入った。
康史は、顔を赤くして、ベッドでぐったりしていた。バイトが忙しくて会うのは久しぶりになるが、見るからに異様だ。
 いろいろ問いかけてもラチは開かない。しかし最後に、ほしいものはないか、ときくと、かすかな音が唇から洩れた。
「ブドウ……」
そのことを父親にいうと、「『千両ミカン』の真冬じゃあるまいし、今の時代、ブドウは一年中食える。お安い御用だ」といって、二万円をおれに放り投げつけた。
あちこち回って冷凍したやつを三ケ買って帰ると、康史は寝たまま、甘いなあ、と感心して完食した。よほど腹が減っていたのだろう。
しかし相変らず、目は潤んでいる。違ったようだ。
次に浮かんだのが、康史が四歳のときに病死した母親だった。ディズニーランドに今年中に三回連れていくことを条件に、恋人の春菜に一役頼んだ。
 怪訝な顔で見つめる康史に春菜は近寄り、さっとシャツをまくりあげて、剥き出しになった乳首を康史のかさかさの唇にねじ込んだ。一口舐めて、げえっと吐き出した。
「梅干しみたいだ。まずい」
春奈は、康史の頭を思いきり叩いて立ち上がった。
「ざけんじゃねえよ」
憤然として出て行った。春菜は日ごろから自分の乳房を、「巨峰」と自慢していたから、いくらなんでも梅干しはない。
 精神分析の真似をして、母親の乳首を恋しがっている、と判断した自分のアホさ加減を叱った。
 ブドウが何かわからないまま、それからも毎日通った。そしてようやく水が洩れるような言葉の通いからわかってきたことがある。
寝つくまえのこと、つまり一ヶ月前のことだが、一緒に花見に行った。そこのお洒落なカフェテラスで団子を食ったが、そのとき康史の隣の席に、若くてきれいな女が座っていた。女友だちと花見に来ていたのだ。康史はちらちら、じろじろ見て、徐々に顔を赤らめ、心が上の空になった。その子に一目惚れして、勝手に落語の「崇徳院」をやっていたのだ。つまり、一目惚れの片思い。その日の夜からメシを食わなくなったというから、まず間違いない。
その子はキャミソールを着ていたが、思いだせば絵柄がブドウだった、というお粗末なオチになった。
その子を連れてきてやるよ、と約束して、おれは部屋を飛び出した。
実は、乱れ桜のもと、康史を先に帰してから、おれはその子にライン交換を申し出たのだった。つまりナンパしようとしたのだ。結果は大失敗だったが、その代わりに一緒にいた春奈をゲットした。
子供の肩叩き券じゃないが、紙に書いたディズニーの毎月券を春菜に渡して、その子を誘って来るように告げた。話すだけで二万円という、キャバクラ並みのアルバイトとして、である。
その子は、にこにこ顔で康史の部屋のドアを開けた。康史はとっさに立ち上がって、そのまま床にひっくり返ってしまった。泡をふくんじゃないかと怯えたが、勝手によろよろと身を起こし、虚ろな眼差しでその子をじっとり見つめた。
それから半時間、二人だけにしておいたが、セクハラオヤジみたいに速攻抱かれても困るから、おれはドアに耳は当てて警戒していた。格別怪しい音はしない。すると、急にマリア・カラスの歌声が響いた。あいつが自分を鼓舞するときに聞くハバネラだった。ガンバレ、と拳を作ってドアから離れ、その拳を春菜の背中に回した。
約束の三十分が過ぎて、その子は出て来た。このバイトまた頼むかもしれない、と言うと、キュートな顔でVサインした。
二人を帰して部屋に入る。あいつはぼんやり片頬をこすりながら窓の外を眺めていた。
どうだった、と聞くと、「あの子は、カラスを真っ黒いカラスと勘違いして、カラスが歌っているの、ってきいてきたよ」と寂しそうに笑って、「なあ、ブドウは、やっぱりすっぱいに限るな」と付け加えた。(了)

掌編四つ(トータルで20枚)

執筆の狙い

作者 でんでんむし
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阿刀田高のTO=-BE小説工房、というのがあって、練習のために五回ほど出しました。
枚数はそれぞれ5枚です。テーマに沿って作るので、なかなかうまくいかないので、挫折しましたが、せめて時間潰し程度の読み物になっていないか、久しぶりにアップしてみます。よろしくお願いいたします。
なお、でんでんむしはやめまして、今後はなめくじで返信いたしたいと思います。でんでんむしは長い間見ませんが、なめくじは、今日、畑から取ってきた白菜に一匹いたので、そっちの方に情が移りましたので。
一字開け、私のワードでは、うまくいきませんでした。
見苦しいですが、ご容赦ください。

コメント

夜の雨
ai194105.d.west.v6connect.net

こちらの4作品は「テーマに沿って作るので」とありますが、こういう場合は「その、テーマ」も、それぞれ書いておくべきだと思います。
そうすると、感想を書くときに「テーマ」がどれだけ、御作に反映されているのかが、検討できます。

感想は、後で書きます。

なめくじ
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夜の雨さま
早速ありがとうございます。
テーマですか、何年か前なので、テーマまでは憶えていません。ごめんなさい。
ただ何がテーマであっても、単体の掌編、阿保っぽい掌編として、ヒマつぶし程度にはなるか、その程度の面白さがあるか、教えて頂きたかったのです。
いずれにしても、ドボン作なので、ダメは承知ですが、案外テーマには関係なく掌編としては、まあ面白いとか、そういう奇跡のようなことはないのか、というかすかな糸にすがって昇っている感じでしょうか。申し訳ないですが、そういうことで、よろしくお願い致します。

hir
f96-pc117.cty-net.ne.jp

 一つ目は各国が次々に競技の提案し、二つ目は父親が次々に川柳を読み、三つ目は家に次々いろいろのなものが入り込んでくる。
 四つ目は。
 そういうテーマなのか、どれも似通った構成をしていて、枚数を稼ぐための手段に最適だと思いました。

なめくじ
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Hirさま
ありがとうございます。
確かにその通りですね。全く気づきませんでした。
一応毎月だったので、自分では前のはドボンで忘れていた、いや、気にもかけなかったので、同じパターンになってしまったのですね。自分で驚いています。
自分はこうやって枚数をかせいでいたのか、と知って、がっくりです。
ありがとうございました。

夜の雨
ai194105.d.west.v6connect.net

「掌編四つ(トータルで20枚)」読みました。

●タイトル「国連戦線異常アリヤ?」
オリンピック自体がスポーツで平和の祭典をして世界平和に貢献するというような目的だと思うのですが、それで、多種多様なスポーツをやります。
御作はこのオリンピックの多種多様な競技を「ひとつだけ」にするというような話です。
それなら国連に参加している多くの国が自分たちの得意な競技を提案して、まとまらないでしょうね。
したがって、現在のオリンピックでの多くの競技をしているほうが「まし」という事になると思います。
要するに、御作の前提が崩れるので、ショートショートとして、成立しない。
それと御作の中身の多くの国が提案する、それぞれの競技も面白みがありませんでした。

●タイトル:閉じない唇
こちらの話のネタは面白いのですがね。
>小学校の校長をしていた父が、退職後、川柳教室に通い始めた。雨の日も風の日も休むことがなかったのは、心の底に若い女先生への思いがあるせい。教室で褒められた句は、会社からもどって遅い夕食をとる私にうれしそうに読み聞かせてくれたものだ。それから褒めてくれたときの先生の表情や眼差しまで詳しく教えてくれた。
しかしその父が暴風雨で交通機関が止まっているのに、先生の顔見たさに遠い教室まで歩いて行き、風邪をこじらせて死んだ。<
このあたりに感情面の深いものが、ドラマとしてあると思います。

亡くなったあとも川柳をぼろぼろこぼす、このあたりからのエピソードが不可解だと思っていると、三途の川の船賃の話からあちらの世界の話になり、ラストは「鬼なのに女はどれも美しい」となって、主人公が「先生はどうした? と、私は心うちで叫んでいた。」というオチで、これは設定としてはよかったのではないかと思います。
ただ、途中の構成で無駄なエピソードを書いて話の流れが悪くなっているのではないかと思います。
●主人公の父が小学校の校長をしていてまじめ一筋だったのに、それが川柳教室の先生を好きになり亡くなってからも川柳をのたまう。
ところが三途の川を渡った後は「鬼の女はどれも美しい」と、川柳教室の先生から浮気をした、という流れなので、余計なことに紙面を使わずに、もっとすっきりとさせたほうが良いのでは。
●主人公も息子よりも「老いた妻」のほうが、実感がわくと思います。
老いた妻が、亡くなった夫が川柳教室の先生を好きなのはわかっていたが、三途の川を渡れば、鬼の女に目を付けた、ということで、「あきれた」というような展開でよいと思います。

●タイトル:窓はみんなのもの
ゴミ屋敷と間違われて、ごみを捨てられるという話です。
捨てに来るという話です。
展開したのは月の光をうけて、妖艶な女が飛んで二階に入ってきて、男は首筋に歯を立てられた。
というようなお話で、男はそれ以後は会話ができる妖艶な女が入ってくるのを待っているという話です。
これはショートショートとしては、インパクトが弱いのではないかと思います。
ゴミ屋敷に間違われるのと、後半で妖艶な魔女のような女が血を吸いにやってくるあたりに、因縁のような深さがあればよいのでは。

●タイトル:すっぱいブドウ
康史の父親から、康史が大学にも行かず、メシもまともに食わず、床について一ヶ月たつというのだ。精密検査しても悪いところはなく、医師の診断は、精神的なものという。心配の父親は、原因を探ってくれ、とおれの肩を強く掴んだのだ。
このあたりの設定はよいのですがね。
「ブドウ」の勘違いもいろいろあって、伏線を張っているようですが、後半で服の模様が「ブドウ」だったとかは、なかなかのアイデアだと思います。
しかしラストのオチ方が、ハバネラを歌ったマリア・カラスを「鳥」の「カラス」と勘違いするというオチはいかがなものかと思いました。コントのような落とし方なので。

むかしこれらの作品は読んでいますね、たぶん感想を書いていると思います。
お互いに、現在のHNではありませんが。


お疲れさまでした。

なめくじ
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夜の雨さま
読んで頂きありがとうございます。
やはり自分で考えているのとは、まったく違うんですね。自分としては、国連のが、笑えるかなと思っていたので。国連のはいろいろ調べたこともあって、自己評価は高かったのですが、そうなんですね。
川柳は奥さん目線で、というご指摘、考えもしませんでしたが、というか、奥さん目線はまず書けないだろうし、と思っていたので。素直に息子にしました。どこに視点を置くかで、確かに印象は大きく変わりますね。
窓は、最期をロマン風にしめたかったのですが、弱いですか。一応はヴァンパイアのつもりでしたので、余計な説明ははぶいたのですが。
ブドウは、自分でもカラスはまずいかな、と思ってはいたのですが、コントのようなつもりでしたので、意外に軽くやってしまいました。これは、落語の崇徳院とかを下敷きにして現代風にしたつもりでしたが、やはり今イチなんですね。
 自分ではわからないので、他の方のご感想を聞くと、落ちたのが納得できますね。
 なお、枚数は5枚と決まっていて、ぴったり5枚に合わせて書いたので、何かを入れるとすれば、何かを消すことになって、これで結構文字数に関してはシビアだったのです。
これ、というか、他のもそうなんですが、何人かの友人には必ず見せますが、ここに出していたとはびっくりでした。一応自分のUSBで確認したのですが、出した形跡がなかったので。恥ずかしいですね。何度もお世話になり、ありがとうございました。

上松煌
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 でんでんむしでもなめくじでもいいですが、またまた、間違っていますねぇ。
「モンゴル相撲」と日本国の相撲とはルーツも思想も違います。
つまり、全くの別物ですので「反日」にはなりません。

 日本国の相撲は神話の世界までそのルーツをたどることが出来、五穀豊穣・国家安康の神事として、1600年近い長きにわたり受け継がれてきました。
おれはガキのころ、天岩戸の物語を読んで、手力男命は相撲取りみたいな人なんだろ~なとイメージしたことを覚えています。
そういえば、強力だったと伝えられる素戔嗚尊もなんとなく同様の印象を感じますね。
学者の認める建御雷神や野見宿禰と当麻蹴速の話とは違いますが、日本国が 

上松煌
111.85.0.110.ap.yournet.ne.jp

 おっと、送っちまった、あなたの間違いの続きね。
おれの印象は学者の認める建御雷神や野見宿禰と当麻蹴速の話とは別ですが、日本国が古来より力比べという相撲により国ゆづりなどの重要事項を決定してきたのは事実のようです。
ですから、モンゴル相撲を提案したからといって「反日」というのは大嘘です!!
モンゴルに大変失礼なことで、謝罪ニダ賠償ニダですね。

 ただし、日本の国技が相撲というのは相撲協会が言っているだけで、日本国の見解ではありません。 

なめくじ
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上松さま
ご指摘ありがとうございます。
よくご存じですね。
今回の相撲をモンゴルの国技といったのは、日本の相撲がモンゴル勢に乗っ取られている現状を、コミック風に書いただけのことです。
四つともナンセンスな話なので。
わざわざのご指摘、ありがとうございました。

たまゆら
p1817002-ipoe.ipoe.ocn.ne.jp

でんでんむしさんの作品を読み終えると、必ずといっていいほど胸に何かが残るのですが、残念ながら、この作品は何も残りませんでした。本人が書いた? と疑うぐらいに。
 
でも4作品とも残らないだけで、それなりに楽しめた作品ではありました。その中で「窓はみんなのもの」、これだけは微妙に何かが残った。微妙にというのは女が吸血鬼らしいから。
正体を明かさず鶴の恩返しのような、日本の民話的な方向に進めば余韻も残ったような気もしました。
自分の好みでしかありませんが。
 
つまらない感想で、ごめんなさいね。
では、またいつか。

なめくじ
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たまゆらさま
読んで頂き、ありがとうございました。
確かに何も残らないかと思います。できるだけナンセンスなものを書こうと考えて、その方向で書いたのですが、物を書く練習のつもりでした。
テーマといっても、覚えていませんが、予想するに最後のはきっと「ブドウ」だったかもしれないです。自信はないですが。
そのときは、ブドウブドウとつぶやきながら、ブドウに関して楽しいけど意味ない話はないかな、と、そんなことを考えていたはずです。
結局、縛りですね。ブドウをテーマにした5枚の話。そんな縛りを自分に課してじたばたしたのですが、他の方からの指摘があったように、結局は同じパターンの繰り返しでしかなかった、とわかって、それでもよい勉強になりました。
それなりに楽しめた、といって頂いてうれしいです。
寒くなりますが、お互い、頑張りましょう。それでは。

日乃万里永
KD106160080156.ppp-bb.dion.ne.jp

公募ガイドへの応募は、私も何度か試したことがあります。

なめくじ様は、でんでんむし様だったのですね。
執筆のねらいを読んでわかりました。

御作のショートショートはどれも興味深いものでした。

ただ、五枚でおさめられる内容ではなかったのかと思いました。

会話文も詰めなければなりませんし、そうすると、読みにくさが邪魔してしまいます。

五枚という制約に縛られなければ、短編として、十分楽しめる作品の数々だと思います。

私が、特に印象に残りましたのは、「窓はみんなのもの」です。
なんとなく、自分もそんな経験があったような気がして、共感できました。

読ませていただきまして、ありがとうございました。

ラピス
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既視感があると思ってたら、前に同じの投稿されてましたよね?以前に感想書いてて、内容違ってたら笑って下さい。

国際的視野を持つ作者さんらしく、枠に囚われない作品群でした。
以前、私はどなたかから「常識に囚われてる」的な感想を頂いたのですが、あなたの作品を読んで「そうか。こんなふうにはっちゃければいいのか!」と得心がいきました。
細かいことはともかく、楽しませて頂きました。ありがとうございます。

なお、なめくじはキモいからヤメて〜!
でんでんむしのほうが可愛いですよ〜。

なめくじ
p0163482-vcngn.ttri.nt.ngn.ppp.ocn.ne.jp

日乃万里永 さま
読んで頂きありがとうございました。
すみません、勝手に名前を変えて。でんでんむしがホームレスになったらなめくじかな、と。私は昔から家なき子に憧れがあって^^

公募の場合は、とにかく枚数は規定を越えるわけにも、短すぎるわけにもいかないので、毎回苦労しています。
5枚では確かに足りないかもしれないですね。

 中でも窓が気に入って頂いたというの、そうなんだ、と意味なくうなずいています。
自分ではよくわからないのですが。書いていて楽しかったのは、最初の国連のやつでした。
 いずれにしても、ナンセンス掌編で、笑って頂いてなんぼという気持ちでした。
難しいものですね。これだっていうのを、いつか書きたいものですね。
ありがとうございました。

なめくじ
p0163482-vcngn.ttri.nt.ngn.ppp.ocn.ne.jp

ラピスさま
読んで頂き、ありがとうございました。
恥ずかしいのですが、これ、前にもアップしていましたね。アップアップだ。
ごはんにはとにかくいっぱい上げて、感想頂いているので、これはまだと思って何気なく思い立って上げてしまいました。
バカですねえ。としかいえないです。
でも、二度上げしたということは、自分では気にいっていたものということですが、一応上げる前にチェックしたのですけどね。やっぱりアホとしかいえないです。
二度も読んでもらってすみませんでした。

何とか賞に投稿する場合、二重投稿は不可と書かれていることが多いのですが、この意味、前は同時に二か所に投稿しないでね、という意味だったと思うのですが、今は、その作品、他に応募してないよね、ということのようなのです。
前にも書きましたが、毎年応募して絶対取りたいというやつのファイナルに残って、電話がきて、確認されて、あのう~~ごはんに出しました、といったら即座に失格になりました。トラウマ^^
なので、今書いているのはここに載せることができないので、こんなアホみたいなことをしてしまうのですね。
でも、苦労して書いて、一回公募に出して、沈没して、あとはもうどこにも出せない、ってなんなんでしょうね。
地方の賞でそうというのなら、まだわかりますが、中央のもそういうのが増えてきて、困っています。
という独り言でした。
ナメクジ変えたばかりなので、よろしくです。ありがとうございました。

u
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読みました
ナメクジでんでんさんは
やはり
長編の人wwwww

いやいや本編も悪くないですww

ラピス
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ナメクジ(平仮名よりマシ)さん、こんばんは。再訪してスミマセン。
せっかく最終にいったのに、ごはん投稿でダメですか。使い回しも二重投稿とかホント?残念でしたね。出版社にもよるのかも。別の賞に出せないのですか?
数年前ですが、ポプラ社のある文学賞受賞作は、すばるの最終で落ちた作品らしいですよ。

最終までいってるナメクジさんに聞きたいのですが、創作のコツってありますか?
中央の選考に通る人って常連らしいので、あなたや彼らはコツを掴んでると思うのです。
これだと感じるものがあれば教えて下さい〜。

なめくじ
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Uさま
読んで頂きありがとうございます。
長編ですか。
でも、最近、長編は労多くして益少なし、って感じですね。
なので、最近は100枚程度のを考えています。
掌編となると難しいですね。
まあ、頑張ります^^
いつも読んで頂き、ありがとうございます。

なめくじ
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ラピスさま

そうですね。出版社系はわりとゆるいですね。ポプラは確かに。
でも、基本はどこも、そこを狙って書いたというのを求めているようですね。
失格になったのは、地方の賞金の高い賞です。
私はバウンティーハンターのつもりですので、賞金の高いところはやっぱり狙いますね。無理とわかっていても。
というか、生活にプラスアルファがほしいので(賞金も含めて)、公募用にしか書きません。これは基本です。公募をどんどん出すことが練習でもあります。

ごはんから作家になられた人の書かれたのを読んだりして、プロになんかなるもんじゃない、私には無理だし、大変すぎる、と思っていますので、最近は地方の賞を狙っています。

結局わかったのは、審査員との相性が大きいな、ということです。前にも書きましたが、後の芥川賞受賞作が公募で落ちているわけですからね。相性というしかないな、と今は思っています。実際、ここにアップしたものでさえ、いいと言ってくださる方とダメダメの方がいる。そのとき、どなたが選考委員かというだけのことですね。


なので、当たればよし、あたらなくてもよし、の気分です。競馬の3連単大穴の感じでしょうか。
参考にならないでしょうが、そんなことを思います。
とにかく書いてください。それしかないです。犬だって歩かなければ、棒にも、小判にもあたらないです。

ナメクジ
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訂正です。ナメクジでしたね^^

ラピス
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ナメクジ(なめくじ)さん、お好きなHNでどうぞ。
書いて書きまくることですね。
ありがとうございました。

hat
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2番目の「閉じない唇」が面白かったです。
川柳をニヤニヤしながら考えているなめくじさんが浮かびました。
その川柳がタイミングがいいのですよ。
他のも面白いのですが、作者のイデオロギーのようなものを、文章の背後に感じてしまうキライがありますか?
特に最初の「国連戦線異常アリヤ?」。これは多分私だけだと思いますけど。。。

ナメクジ
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hatさま

読んで頂き、ありがとうございます
閉じない唇、をいいといってくれて、ほっとしますね。
他のはイデオロギーのにおいがするということでしょうが、そこはきっと違うと思いますし、そういうにおいを感じられたのなら、とても残念です。
最初のやつで私が書きたかったのは、政治的ナンセンスです。ラストの一文は、大昔の映画「西部戦線異状なし」のラストをパクッています。それだけだと思うのですけど。
なんて、いいわけしても仕方ないですね。そのように感じられたとしたら、明らかに私の力量不足です。
貴重なご感想、ありがとうございます。

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