作家でごはん!鍛練場
noname

毎日

「またか」

接続が切られましたというメッセージが表示されたデスクトップパソコンのモニターを見て、私はそうつぶやいた。

ここは地上60階のビルの角にある一室。およそ3坪の広さで、南側と西側は天井から床までガラス張りの窓になっている。モニターから顔を上げると南側の窓を通して、はるか下に広がる夜景を眺められる。しかし、空を見ても無数のビルの明かりのせいで星は見づらい。

気分転換にならないので、パソコンをシャットダウンしたあと、廊下を抜けて寝室のベッドに倒れこんだ。目覚まし時計をセットせずに寝落ちしても、この寝室はビルの東側にあるため、日の出とともに自然に起きられる。何も心配することはない。そのまま深い眠りに意識を沈めた。

翌日、窓から差し込むまばゆい光で目を覚ました私はキッチンで朝食をとり、ランドリールームで着替えを済ませた。デスクトップパソコンの電源を入れる。パスワードと虹彩認証でログインして、昨夜接続を切られたチャットに再びアクセスする。

「またか」

毎日

執筆の狙い

作者 noname
softbank126110135089.bbtec.net

超短編小説です。
情報処理技術の進歩にはすさまじいものがありますが、多くの人の生活は昔から今まで毎日同じことの繰り返しに思えます。それを表現してみました。
小学校での国語の授業以来の小説執筆です。

コメント

夜の雨
ai210214.d.west.v6connect.net

「毎日」読みました。

>情報処理技術の進歩にはすさまじいものがありますが、<
「情報処理技術の進歩」コンピューターのほうですが、たしかに、すごい時代になりました。ネットもすごいことになっていて、歩きながらもスマホをいじっている方も多いです。
交通事故に気を付けてください。という感じです。

>多くの人の生活は昔から今まで毎日同じことの繰り返しに思えます。それを表現してみました。<
なるほど、「情報処理技術」は、素晴らしいけれど、チャット先で接続を切られたとなると、自分のほうからはどうにもならないですね。
また、子供たちまでもがパソコンやらネットを使いこなす時代ですから、個人情報の取扱いには気を付けないと、ネットは世界につながっているので、やばいです。

御作、文章のほうは特に問題はありませんでした。
まあ、60階に主人公は住んでいるという設定になっているので、近未来を感じましたが。
一般には、そんな高層ビルのマンションに住んでいる方は少ないので。

それでは、パソコンもネットも楽しく使ってください。

お疲れ様です。

青井水脈
om126157230242.27.openmobile.ne.jp

読ませていただきました。この短さで無駄はなく、近未来的を思わせる読後感でした。
さすがに星も見えないのは少し寂しいですね。

noname
softbank126110135089.bbtec.net

夜の雨さん
青井水脈さん

感想ありがとうございます。

青木 航
sp49-98-224-132.msd.spmode.ne.jp

読ませて頂きました。

>ここは地上60階のビルの角にある一室。およそ3坪の広さで、南側と西側は天井から床までガラス張りの窓になっている。

 タワマンにしては狭いし、一体どう言う部屋なのかと思いました。

 ホテルでもないし、60階建てのビルなら、ビル自体でネットを引き込んでいるので、現代でさえ、そんなにしょっちゅう切れることは無いと思うんですがね。

 まして、未来の話なら、ネットが切れるなんて言うのは、老人が、昔はラジオの調子が悪くなると叩いたもんだみたいな話と同じになってしまうのではないかと思います。

 夜の雨様や青井様と違ってトゲの有る言い方になってしまってすいません。

noname
softbank126110135089.bbtec.net

青木 航さん

感想ありがとうございます。

接続切れはSNSでのブロックやBAN、システムで日々発生している不具合など、人的・技術的要因によって各種情報処理サービスがまれに利用できなくなる様子を象徴しています。
いずれの日にか、昔はシステムの調子が悪くなるとネットで叩いたもんだみたいな話になることを私は期待しております。
各種サービス提供者に対してトゲの有る言い方になり申し訳ございません。

夜の雨
ai215131.d.west.v6connect.net

青木さんへ。
誤読しています。

>ここは地上60階のビルの角にある一室。およそ3坪の広さで、南側と西側は天井から床までガラス張りの窓になっている。

 タワマンにしては狭いし、一体どう言う部屋なのかと思いました。

>地上60階のビルの角にある一室。およそ3坪の広さで<
これは、主人公が住んでいるマンションの一室にすぎません。
ほかにも部屋があるという事です。
だから主人公は、”気分転換にならないので、パソコンをシャットダウンしたあと、廊下を抜けて寝室のベッドに倒れこんだ。”とあります。
ほかにも
”翌日、窓から差し込むまばゆい光で目を覚ました私はキッチンで朝食をとり、ランドリールームで着替えを済ませた。”
なので、3坪の広さの部屋のほかにも部屋があります。

 >ホテルでもないし、60階建てのビルなら、ビル自体でネットを引き込んでいるので、現代でさえ、そんなにしょっちゅう切れることは無いと思うんですがね。
 >まして、未来の話なら、ネットが切れるなんて言うのは、老人が、昔はラジオの調子が悪くなると叩いたもんだみたいな話と同じになってしまうのではないかと思います。

これも勘違いしています。
>昨夜接続を切られたチャットに再びアクセスする。<
ということで、チャット先の相手がネットの接続を切ったという事です。
このタワマンのネット環境が悪いという意味ではありません。
わかりやすく言うと迷惑チャットをしたところ、相手が「ブチ切れて」接続できないようにしたという事です。

 >まして、未来の話なら、<
未来の話ではありません、現代のお話です、こちらの作品の世界は。

>>ここは地上60階のビルの角にある一室。およそ3坪の広さで、南側と西側は天井から床までガラス張りの窓になっている。モニターから顔を上げると南側の窓を通して、はるか下に広がる夜景を眺められる。しかし、空を見ても無数のビルの明かりのせいで星は見づらい。<<
こういうぐ具合に、描かれているので、一般の生活者とは違う様相なので、「近未来」を感じた、という事です。

よろしく。

青木 航
sp49-98-224-132.msd.spmode.ne.jp

 nonae様申し訳ありませんでした。
 夜の雨様、ご指摘有難う御座いました。

>接続が切られましたという

 成程、相手に切られたと言うことなんですね。最後まで読めば、所有スペースの一室に過ぎない事は明瞭でした。

 例え短いものでも、他人が一生懸命書いた物を、チラッと見てコメントしてはいけないと痛感しました。申し訳ありませんでした。

えんがわ
p13244-ipngn4301souka.saitama.ocn.ne.jp

こういう毎日は嫌だなー、でも現実はこっちに向かってるのかなー。

60階ということで、外に出る機会はあるのだろうか。
風を感じない、緑のない世界で、ずっと居るのはめんどいなー。

そう思うと、今の自分は貧しくても幸せなのかなとか、この文章から逆照射されて思いました。

考えさせられる、問題提起を含んだ小説だと思います。

noname
softbank126110135089.bbtec.net

えんがわさん

感想ありがとうございます。

幸せを感じられたのでしたら私も幸いです。

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