作家でごはん!鍛練場
森嶋

読む価値のないクソみたいな文章

 んで銃口を向けられて俺ちゃんは恐怖心を抱き、発砲するのは止めてくれと懇願する。すると暗闇のなかから伸びた何者かの手に持たれた銃が、重力にしたがい落下した。
 床と拳銃の衝突音である甲高い悲鳴にも似た音が、うす暗い室内にひびき渡り、俺を撃つのを止めてくれた何者かに感謝しちゃう。
 だから、お返しに飴玉を誰かがいるほうの床に転がしてプレゼントしてやる。その何者かは床にしゃがんでそれを拾い、フィルムを開けると、口のなかにあめ玉を放りこんだ、のを俺の視神経は確かに知覚したんだ。
 んでもって今度は闇の奥からナイフをもった手があらわれたので、俺ちゃん恐怖して後ずさりするとナイフが伸びてきて今さっき俺がいた空間を切りさいた。
 んで俺の手の中にあるウイスキーをその空間にむけてぶちまけると、ほっそりとした女の手だと思われるナイフをもった手が琥珀色の液体で濡れる。ちょっと驚いたのか、ひるんだ女は俺と同じように後退してまた闇の中に溶けこんで見えなくなる。
 俺は少しだけ安堵して手のなかにあったウイスキーをとり落とす。床に衝突したビンが割れるなんて事態にはならずに、甲高い音を立てて転がるだけだから、俺ちゃん安心して女から距離をとるようにまたゆっくりと後ずさりした。
 女はひとことも喋らないで沈黙をつらぬき通す。ナイフを床に置いたのか、静かな空間の中に床になにかを置いた音が聞こえた。
 んでもって女は俺になにを望んでるのか分かりゃしねぇし、俺を殺したいならとっくに殺してるだろうから、女はいったい何をしてぇのかって疑問がクエスチョンマークとともに頭に浮かんだ。
 んで拳銃のシリンダーを開ける音が鳴りひびき、弾丸を一個一個、装填していく音が空間をとおしてこちらに伝わってくる。んで俺ちゃんはわずかに恐怖心を抱くけれど、さっきよりは怖くねぇ。だってこの女は俺を殺すのが目的じゃねぇって理解しちゃったんだもん。
 それはひらめきにも似た考えであり、雷のように俺の頭に落ちてきた思いつきでもある。
 じゃあこの女は何者なのか、何が目的で俺の部屋にいるのかという新たな疑問がわき起こる。けど女がなにかしら行動に移さねぇと女の目的も想像できねぇから、こっちから行動を起こそうと思って暗闇の方にタバコとライターを差しだしてみた。するとふたたび暗闇の奥から手が伸びてきて、俺のタバコをひったくった。ライターを点ける音がしたかと思うと、小さな光が部屋の奥から姿をあらわし、女と俺には大した距離のへだたりは無いんだ分かる。
 この距離ならばうす暗くても銃弾を俺にぶちこむのは容易だし、距離をつめてナイフで俺を刺すのも簡単だろう。
 女がそれをしねぇって事は、彼女の目的は俺を殺すことではなく、他になにかありそうだ。
 タバコの煙がこっちまで漂ってきたので、俺はその副流煙を吸いこみ、タバコの香りを十分に堪能するってくらいの余裕はあるみたいだって気づく。
 んで次に俺がナイフを空間めがけて振るうと、女の吸ってるタバコの煙が大きくゆれてこいつは動揺したんだと分かる。でもこれ以上俺はこの女を刺激したくねぇから、何もせずに五分くらい沈黙した。
 んでソファーに深く腰かけると俺もタバコを口に咥えて、予備のライターで火をともした。
 アメスピは長持ちするタバコだから、まだ女の吸ってるタバコの火は消えてない。
 深々と深呼吸するようにタバコを吸って、野性味あふれるアメスピの味をあじわう。
 ここで俺はこの女に奇妙な親近感をおぼえている事実に気づく。電灯を点ければこの女が何者なのか分かるが、俺はあえて光を灯さずにこの妙な遊びをつづける。
 と、女のタバコの火が消えたかと思うと、また手が伸びてきた。今度は女の手には何も握られたおらず、ただ手の平を上に向けてるだけだ。俺ちゃんその動作にタバコをもう一本、催促してるんだと悟って、彼女の手にアメスピを三本くらい置いた。すると女の手はすぐさま引っ込み、タバコに火をともすお馴染みの音がこの静寂の中にひびき渡った。
 んでここで俺にある考えが思いついたから、ウイスキーを床の上に投げてそちらの方に転がす。女はそれが何か理解したらしくそれを拾い上げてコルクの蓋をぬき、ウイスキーを豪快に飲んだ。
 暗闇に目が慣れてきたから、女の動作もおぼろげながら視認できるようになったのだ。
「朱美か?」
 女の正体に気づいちまった俺だけど、まだ自分の考えに自信がもてないから、口から出た言葉は疑問形になっちまう。
 女は沈黙し、その沈黙こそが答えを明瞭に物語っている気がして、俺の期待は風船のごとく膨らんだ。
「朱美なんだろ?」
 鍵がかかっている筈のこの部屋に窓も壊さず入れるってことは、合鍵をもって失踪した俺の元恋人である朱美に違いねぇんだ。ここまで来ると確信にも似た気持ちを抱いちゃう。
「……健一」 
 久しぶりに聞いた愛する恋人の声に、俺の意識は昇天しちまいそうだね。今すぐ抱きしめてキスしまくってやりたいけど、朱美の声は俺を近づけさせない硬さがあった。んでもって哀れな俺ちゃんに出来るのは黙りこむだけだから、彼女が次に言葉を発するのを懸命に待っていた。
「仕方なかったのよ」
 言い訳するような彼女は俺に銃口をむけて引きがねに指をそえた。

読む価値のないクソみたいな文章

執筆の狙い

作者 森嶋
om126158237212.30.openmobile.ne.jp

長いスランプの末、リハビリがてら書きました。しぼりだすように書いたのですごく読みにくかもしれません。

コメント

ぷーでる
45.92.32.5

文章は、未熟かもしれないけど、視点は面白いかも。
上手くなるには、星の数ほど作品を書きまくってください。
数打てば当たるじゃないけど、何も書かないよりはマシだそうです。

偏差値45
KD106154139200.au-net.ne.jp

>長いスランプの末、リハビリがてら書きました。しぼりだすように書いたのですごく読みにくかもしれません。

すごくではないけれども、読みにくいかな。
「んで」が多発している。確かにこの言葉は使いやすい。
ある意味、文章を書きやすくはしているのだろう。
だが、しかし、それで小説が面白くなるわけでもないので、
連発は良くないと思いますね。

>読む価値のないクソみたいな文章

確かにタイトル通りだと思います。
たぶん、作者さんとしは「そんなことはないですよ」
なんて言葉を期待していると思うけれども、感想は正直の方が親切なので
否定は出来ないかな。

ぴっぴちゃん
h163-058-031-003.hikari.itscom.jp

ん〜!
自分も未熟者ですが、文を短めにして、部分部分の描写を細かくしたり、クセのある表現を取り除いたら良いのではないでしょーか!


>んでもって今度は闇の奥からナイフをもった手があらわれたので、俺ちゃん恐怖して後ずさりするとナイフが伸びてきて今さっき俺がいた空間を切りさいた。



さらに今度は、闇の奥から『もう一本の腕』が伸びる。先程とは違い、その掌にはナイフを携え、しかしやはり、その切っ先は確かな敵意を持ってコチラに向いていた。思わず、俺は軽くパニックを起こし、反射的に後ずさりする。

次の瞬間、腕は元あった場所から、ヌーッと、急激に伸びる。ブルンッと音を立てて、ナイフの刃が目の前を通り過ぎた。その腕は一瞬で、正確に、先程まで俺が立っていた場所を切り裂いていた。

森嶋
om126158251212.30.openmobile.ne.jp

ぷーでるさん

文章はまだまだ未熟だと自分でも自覚してます。
でも視点は面白いかも、と言っていただいて嬉しく思います。

星の数ほどの作品ですか……スランプ気味の今の僕にはむずかしいかもしれませんが、頑張ってみます。

森嶋
om126158251212.30.openmobile.ne.jp

偏差値45さん

読みにくいですよね、上手い文章が書けるように精進したいです。

「んで」は自分ではゆいいつの個性でと思ってるので封じられると、ちょっと悲しいです。
文章を書きやすくしてるというのは、的確なご指摘だと思います。
なるべく連発しないようにはしたいですね。。

僕自身、この作品を読む価値のないクソみたいな文章だと思ってるので、
「そんなことはないですよ」
なんて言葉はあまり期待してないかもしれません。
正直に言っていただいて、ありがたいです。

森嶋
om126158251212.30.openmobile.ne.jp

ぴっぴちゃんさん


ぴっぴちゃんさんの助言どおり、文を短めにして、部分部分の描写を細かくすればもっと良くなりそうです。
クセのある表現を取り除いたら味気ない文章にならないですかね? そこが怖いんです。

ぴっぴちゃんさんの文章力は、僕の作品の改稿をしたのを読んでるかぎり、ぜんぜん未熟じゃないと思いますよ。

飼い猫ちゃりりん
123-48-74-83.area1b.commufa.jp

森島様
「読む価値の無いクソみたいな文章」
まあまあそう悲観せずに。笑
それを言い出したらほぼ全てがそうなっちゃいます。
問題は第一に、自分にとって価値ある文章か?です。読者第一号は自分です。書いていて楽しければ、少なくとも価値ゼロではありません。

ゆゆ
pw126182027173.27.panda-world.ne.jp

俺か俺ちゃんか、どちらかに揃えた方がいいと思います。

森嶋
om126158226075.30.openmobile.ne.jp

飼い猫ちゃりりんさん

優しい言葉をかけて下さってありがとうござます!

自分にとって価値のある文章かと問われたら、やはり自分にとっては価値があると思います。
楽しんで書けたかは自分でも分からなかったです。

森嶋
om126158226075.30.openmobile.ne.jp

ゆゆさん

俺か俺ちゃんか統一したほうがいいですか。
俺ちゃんを多用すると飽きられるかなと思い、俺という言葉をところどころに配置したつもりなのですが……。

参考にさせていただきます。

久方★
240.133.31.150.dy.iij4u.or.jp

こんにちは。拝読しました。

イカれてらっしゃるのか正気であられるのか分かり辛い語り口で、少々、戸惑いました。
それと、少々、長いかなぁ?

もっと、イカれた語り口なら、もっと長くても楽しめたかと……。

何かでベロンベロンになって書かれるとか?……されたのかな……。
辛口でスミマセン。

森嶋
om126156151187.26.openmobile.ne.jp

久方★さん

戸惑わせてしまってすいません(笑)

もっとイカれた語り口で書きたいんですが、これが今の僕の全力です(汗)
この作品はウイスキーを飲んでベロンベロンになりながら書きましたよ、よく見破られましたね。

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