作家でごはん!鍛練場
宝星

学校その1

まず何が必要なのか、考えてみよう。ここに必要な物は沢山ある。

綺麗な水であったり、植物であったり。
思い付く限りの花であったり、前から何の気なしに生えている木であったり。

それを土砂降りの雨でかき混ぜて、悔し紛れに捨てたテストの紙や
絶対に許されないションベン小僧なんかを立てると
僕達の花壇は出来上がる。

ミミズなんかでお茶を濁している場合じゃない。
僕は必死で花の植え込みをすると、また一粒二粒の汗を振り払った。

そうやって出来た奇跡の世界を、そこに宿る魂や情熱を。
『花壇委員』とは、そうやって出来ている。

放送委員も楽しい物だった。もはやもう良いやと言う位の
ボロボロに擦り切れたCDケースから出したCD-Rの違法コピー音楽は
給食時間の至る所に広がり、絶叫と共にゴージャスに放送する
あいつ等のデタラメな放送は、その内話題となり禁止になり
視聴覚室の出入りを禁止されて、そして一つの委員として成り立っていた。

こんなズタボロの二人は、また帰宅時間を合わせて
帰宅部の気ままさを共有出来る時間として持っているのだった。


吾妻(あがつま)さんは、そんな各委員の基本的なルールも無視して
僕に纏わり付いた。

僕達は、何遍逃げ回ったのか何百回目の抱擁とキスを超えて
何とも思い出す度に固まってしまう時間をも共有していた。


教科書を忘れる度にその存在感を増して来る吾妻さん。
僕の記憶はそこで途切れる。


何も覚えていないのだ。


そんな人いなかったんじゃないかと思う位、スッキリとした空間に
僕は一人で体育座りをしている。

あの子は何処で何を始めただろう。

引っ越しとは、僕の場合こうだったのだろう。

学校その1

執筆の狙い

作者 宝星
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物語の冒頭です。固有名詞は印象だけで適当に付けました。

コメント

偏差値45
KD106154139149.au-net.ne.jp

冒頭にしては方向性がつかみにくいことが問題かな。

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