作家でごはん!鍛練場
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電車に乗れない (改訂版)

 どうしてティッシュ配りのバイトなんてやっているのだろう、なぜ会社を辞めてしまったのか──。わたしは頭の中で同じことを、軽く百回は繰り返したように思う。バカらしい、やってられない。ティッシュ配りを毎日やっていると雑念ばかり浮かんでくる。そのことが暑い中で立っている以上に辛く感じられる。
 こうなってしまったのには一応の理由はある。でもだからって何だ、今さらどうしようもないことなのに。
 どうしようもないことはまだある。月末にあるワンルームの家賃支払いは、待ってくれない。それまでの生活費も必要だ。というわけで、わたしはこうやって毎朝、通りがかる人にティッシュを手渡している。
 駅前を通る人々はみな、わたしよりいい生活を送っているように見えた。いい服を着た学生たちからは働き盛りの親の顔が見えてくるし、会社勤めの人たちはおろか、主婦たちもせかせかしていてもしょせん夫におんぶしながらも食わせてもらえる身分であるのだ。ガラの悪いバカそうな連中も生き抜くことにかけてはタフそうで、彼らなりに自立してやっているように思う。
 表紙のグラビア女が目当てで週刊誌を購買する、イヤラシイことしか考えてないだろという、中年のオヤジにもときにすり寄り作り笑いを浮かべることもある。こちらが下手に出ようが何だろうが軽蔑した目で睨みつける。
 きれいなお姉さんにティッシュを渡したけれど、途中で立ち止まった。それから高いヒールをかたかた鳴らせて、わたしのところまで戻ってきた。こんなものいらないからと突き返された。
 そうして毎日のように他人から断られていると、自分自身が世間から拒否されたような気持ちになってくる……。

 でも口をきいてくれる人も中にはいる。
 無精髭のホームレスおじさんは、寝る家がないはずなのにいつもニコニコしていて、普通に仕事をしている会社勤めの人たちよりハッピーな顔をしている。
 今こちらに来る高校生くらいの男の子。あの端正な顔つきに見覚えがあった。わたしの前に来ると、自分から手の平を差し出してきた。男の子はテッシュをさっともらうとブレザーのポケットに入れた。
「ティッシュくらいもってないの。家から出かけるまえに、確かめるくらいしたらどうなの」
 わざとぶっうきらぼうに、わたしはいった。
 男の子は、その場で立ち止まった。
「持ってきたよ。でも、いくらあっても足りないこともあるから。学校でいざということがあったりすると、けっこう役に立つんだよ。だからあったほうがいいかなと思って」
  男の子はそういうと、前を見据えた。後ろ姿へ、わたしはいった。
「じゃあ、もう一つあげる。もらっていきなよ。ほんとは一人に何個もいけないんだけどさ」
「あ、どうも。お言葉に甘えて」
 男の子はそういうと、去っていった。

 テッシュ配りのバイトを終えると、真向かいにあるドトールへと入った。冷房が効いていて店内は涼しい。アイスコーヒーを頼む。ずっと立ちっぱなしだからけっこう疲れるのだ。ふくらはぎあたりが張っている。まあ、だから自分へのささやかなご褒美のようなものだ。今日はチーズケーキを頼んで大奮発する。
 よっこいしょと深く座ってスマホをいじっていた。それに飽きると人が改札口へと入ってゆく様をぼんやり眺めた。往来が落ち着いた時間帯。通勤客と入れ代わるようにして、主婦らが買い物袋をさげた姿がちらほらと目につく。
 
 わたしは、電車に乗れなくなっていた……。

 人という人が、ぎっしりと詰まった車両に入ることができない。窒息しそうに感じる。身動きができないままじっとしていて、赤の他人の身体にずっと触れていると、どういうわけか吐き気をもよおしてしまう。 ああ、どうしてこんなふうになってしまったのだろう──。

 駅前にある洋服屋を覗いた。
 いつもふらりと眺めているから、目にとまるのはだいたい同じものばかり。値札を見ると気持ちがうせる。新しい洋服を買うどころか、月末の家賃の支払いさえ危ない。生活費も確保しておかなくてはいけない。綱渡りの日々なのだ。
 以前は不動産会社で働いていた。二年ほど勤めたけど、桂木課長とうまくいかなくなっていた。退職届を二週間前に出した。どうして辞める羽目になったのか、本人のわたしでさえ実はよくわかっていない。
 桂木課長はメガネをかけていて、普通にしていると温厚そうに見える。でも近くでいつも働いていると、違った面が嫌でも見えてくる。当初は慕っていたくらいなのに、毎日顔を合わしていたら短所の方がより気になり、看過できないほどになってしまう。
 湯沸かし器みたいな人だった。急沸騰する。ひゅー。そばにいると沸騰の予兆がよくわかった。最近の課長はやたらと不機嫌で、忍耐力は限りなくゼロに近い。
「お前のためを思って怒るんだからな。怒られるってことは、まだお前には期待しているってことだ」
 こんなふうにいわれたら、こちらとしてはどうしようもない。でも、たかが書類のイージーミスなのに、なぜこんなふうにいちいちいわれなければいけないのか。
 怒られる前から気配を察した。やたらとメガネを気にするのは、怒る前に出る課長の癖だった。反論するでもない。一挙一動をただ敏感に嗅ぎとるようになっていた。他者の、わたしにはどうすることもできない感情であるはずなのに、自ら同化してしまうのだった。

 追い打ちをかけるように、痴漢被害に遭った。
 わたしのような女の子でも被害に遭うんだ、と最初は呑気に構えていた。何度か遭ったので、車両を変えたり時間をずらしたりしてみた。この路線には女子専用車両というものがなく、それだけのことをしてみただけでも、しばらくの間は効果があったように思えた。
 以後、みんながみんなそうではないはずなのに、男の人全般に対して猜疑心を持つようになった。これまでなかったことだ。男の人と付き合ったのは高校二年だから、経験は少ない。男性にウブだというわけではないと思う。父親とも普通にやっていた。
 でもなぜか会社での、桂木課長との関係はこじれていった。他の同僚は、桂木課長は奥さんと危ないんだってさ、と耳打ちしてきた。
 一度取引先を怒らせてしまい、わたし自身のミスというより、どう見たって課長から言いがかりだということもあった。なすりつけだと、呼べなくもない。でも黙っているだけだった。何をいってもいいわけに思えたし、どうしたところでわたしの負けは決まっているような気がしていたから。
 仲のよかった同僚と会社の女子トイレで出くわした。あなたほんとに忍耐強いのね、でもそんなふうだとこの先、長くはもたないかもね、と、トイレの鏡越しにいわれてしまった。

 また満員電車で痴漢に遭う。あからさまにやられた。悪夢そのもの。満員電車は息が詰まりそうだった。背の低いわたしは周囲が見えず、身体を少しも動かせずにいた。そこを狙われたのだろう。誰かの手が、執拗に、わたしのお尻を撫で続けていた。
 ただ一言だけ、やめてください、と口にすることができていたら、どんなによかっただろう。閉塞感漂う電車の中、陰湿な行為をそのままにしてしまっていた。
 その後満員電車はおろか、電車に乗るだけで吐き気を催すようになった。そんなこともあって、誰にも相談をせずに、会社に退職届を提出した。

 そんなふうにして今にいたる。パソコンは一応普通に使えるので派遣とか、いくらかましな求人はあったはずだ。でも、問題は別のところにあった。面接場所はたいがい電車に乗らなくてはいけない場所にあったから。
 テイッシュ配りの面接は駅前のビルで行った。時給千三百円。週一からオッケー。誰にだってできるものだ。前職での仕事だって、わたしの代わりなどどこにでもいた。大きなプライドが唯一、わたしの持っているものだった。

 その夜、無性に泣けてきた。真っ黒闇の部屋で、布団をかぶっていたら、涙がぽつりと出てきた。その涙は止まることなく、気がつけば、声を出してわんわんと泣いていた。
 何をやっても裏目に出るばかり。もがけばもがくほど深みに落ちてゆくようで怖い。どうしたところでうまくいかない。歯車が噛み合わない。
 ただ落ちてゆく、そんなふうにしか思えない時期に、わたしはいるのだと思えた。

 次の日も、男の子は現れた。
「もう使っちゃったの?」
 と、わたしはなれなれしく訊いた。
「いえ、まだあります」
 男の子は、素直な口調で答えた。
「今日も欲しい? それとも、また今度でいい?」
「あ、今度にします」
 相変わらずクールなようすだ。スクールバッグを肩にかけ、手をポケットに突っ込んで歩く。たぶん七、八歳くらいは年が離れているだろうけど、もし同じクラスにこういう男の子がいたら、何気なく見ちゃうんだろうな、なんてふと思った。暑いといっている、そのしぐささえもがさっぱりとしている。汗臭さなど微塵も感じさせない。
 男の子は改札口から外へ出てきたようだ。駅とは反対側の、商店街の方へ歩いてゆくらしい。ちらりと時計を見ると十一時。どうしてこんな時刻にふらついているんだろう。好奇心がもたげた。
 お昼までには少し時間があった。駅前を歩く姿はさほど多くない。なので、あまりテッシュの数を配れないでいた。
 それでちょうど気が抜けたころでもあったので、ちょっかいを出してみたくなった。
「ねえ、このへんに学校なんてあったの?」
 わたしは思わず、そう訊いていた。
「えっ、いや」
 男の子は立ち止まる。いくぶんか、邪魔すんなよな、うるせーな、というトーンを含んでいた。
 わたしのすぐ近くを小さな子供を載せた自転車が、ぎりぎりのところで通っていった。座席のうしろで座っている幼な子の顔と合った。変な顔つきでわたしを見ていたが、気にしなかった。
「別に詮索してるわけじゃないのよ。ただ変だな、と思って。わたしは改札口前のここらへんでいつもティッシュ配りをしている。毎朝、学生さんたちが駅に入ってゆく。あなたと同じくらいの、同じような制服を着た子たちが。でも、あなたは逆の方向へ歩いてゆくわ。しかもこんな中途半端な時間なのにって、そう思っただけ」
 彼はわたしのいった言葉を受け入れたかのように、身体をこちらに向けた。少しだけ距離をつめると、彼はいった。
「ぼくはこれからあっちにある公園へ行くところです。今日は学校を休みました。いや、行ったフリをしているだけなんです」
「高校生?」
「いえ、中三です」
  まだ中学生なのか、と思った。
 で、それってサボり、つまり不登校というやつじゃん、と突っ込みたくなったけれど、男の子に先を越された。
「あなたは、ティッシュ配りが上手な方だと思いました」
「はぁ?」
 わたしよりもずっとずっと若い男の子に、じらりと目を見られているんだ、という気がした。思わずいてもたってもいられずに、背けてしまっていた。
「ぼくはよく、他人の心の声が聞こえてくることがあるんです。たとえば、あなたが配るテイッシュを断ったとする。それで、すれ違うときに、ああ、なんだコイツー、無視しやがって。このくそガキが! 生意気な若造が! みたいな、そういう声が」
「やだ、そんなふうに思ってなんかないわよ」
「知ってますよ。だからこそ、受け取ったんです。やっぱり、言葉にしなくてもわかることって、あるんですよ。そういうのがなければ、ティッシュ受け取ってくれる率がぐんと上がると思うので」
「あは、そういうことね」
「ちなみに、つなぎでこのバイトやっているように見えますけど、違いますか?」
「よくわかるわね」
「ティッシュ配りを無理してやっているわけではない、っていうことは、すぐわかりました。もし、どうしようもなくお金に困っているなら、そういうのはティッシュの差し出しかたに現れます。表情にも出ます。まだまだ外は暑いですしね。イヤイヤやっているような、プライドが許さないような。かといって、抑制された愛想笑いができるほど、場慣れしているわけじゃない。つまり経験は少ない。ということは、これはたんなるバイトにすぎない。見ればごく普通の人で、家出とかじゃない。たんなるつなぎなんだろうな、って」
「あら、お見事じゃない。感心したわ」
  ほんとうに感心した。なんだか、きっぱりと心の底を見透かされた感じ。だからというわけではないが、いい返してみたくなった。
「あのねえ、あなたの親じゃないし、正義ぶりたくもないんだけど、それでも、やっぱり学校ってのは行った方がいいんじゃないの、と思って」
 ぎゅっと、睨み返してきた。そんなこと訊くんじゃねえよ、という言外に伝わるものがあった。
「わたし、これでもね、れっきとした社会人なんでね」
「ぼくだって、ちゃんとした学生で、成績だって悪くはないです」
「だったら、なんでこんなところ……そんなふうに簡単に訊くのはどうかなって思うんだけどさ、あなた、中学生っていっていたわね、だから……」
「ぼくがまだ中学生だから、学校サボるのはよくないとでも?」
「いわゆる、義務教育というやつでさ、一般的には行くもんだし……」
 気に障らないようないいかたをしたつもりだった、はずなのに。彼は、そのとき初めてといっていいくらいに、わたしを鋭く睨みつけた。まるで、先生か、親か、大人か、というように。そんなつもりは避けたはずだったのに。
「ねえ、名前、教えてよ」
 わたしはふいに、尋ねた。
「真人」
「わたしは涼子」
  ふと思った、なんか、いろんなことが微妙な年頃なんだよな、と。結果的に腫れ物みたいに扱ったとしても、それは、やっぱり十五歳という年齢がどうしたって、腫れ物みたいな時期だからなのかもしれない。
「……一般的か? じゃあ、その一般的という枠からはみ出た人は? そんな人だっているんだ。まるでよくないみたいないいかたじゃん」
 どう答えていいのかわからない。イエスでもあり、ノーでもある。というか、真人は他と比べてそれほど変わったところがあるようには見えないし、どうしてそこまで普通にこだわるんだろう、と思った。
 「学校には行きたくても行けないんです。考えれば考えるほどに。普通って何、はみ出すことがそんなにいけないのか。普通という感覚に、強烈な違和感を感じてしまう。そういう自分を発見してしまったとき。追いうちをかけるように、自分ではそれを認めたくないのだとしたら」
 これまでクールな振る舞いだった真人が、自分の内面の苛立ちを晒し出した瞬間だった。
「涼子さんにはそういうの、わからないでしょうけど」
 じつに十五歳らしい繊細さで、あしらってくれた。
  今度は、わたしが沈黙を作り出していた。沈黙による波紋は、静まり返った池に小石を投げ込んだようだった。
「わたしには、どうすることもできないかもしれないけれど、でも、話を聞いて寄り添えることくらいはできるかもしれないわよ」
「大人なんですね」
 返す言葉が見つけられずにいた。
 わたしたちの間に漂う何かを察してか、通りがかりのオバさんが、わたしの顔をじろじろと見ていった。明らかに、何かいいたそうな顔をしながら。
 ここまでくると、すっかりバイトしていることを忘れていた。というか、今日はここまででいい、という感じになっていた。
「真人くん、さっきさ、これから公園行くところっていってたよね。ちなみに、わたしこれで今日のバイト終わりなの。わたしもいっしょにいってもいい?」
「あなたとですか?」
 真人は目を細めた。
「やだ、そんな怪しそうにわたしのこと見ないでくれる。別にさ、若い男の子が好きだっていう趣味があるわけじゃないし、ここのところしばらく、誰とも口きいてなかったから。あ、わたしね、会社辞めたばっかなのよ、だから。あれ、でも何か変だわ。真人くんといると、どうしてか、つい……。たぶん、弟か何かみたいに思っているのかしら。でも、わたし、一人っ子なんだけどね。へへ」

 商店街を通らずに、わきの道を歩いていった。やがて、人通りが少なくなった。人がいるときはよかったものの、二人きりになったら真人との間にある距離感が、妙に気になった。
 肩を並べて歩く。しんみりした空気を払いのけるように、自販機を見つけるとコインを入れた。喉が渇いたわけではなかったけれど。
 わたしはウーロン茶を、真人はポカリスエットを手に持って歩いた。公園が見えてきた。人のいないベンチに座る。犬を散歩している人もいなければ、暇そうにしているお年寄りの姿さえなかった。大きなベンチが三つあったが、人の姿は見えない。目の前には小さな池があるだけだ。がらんとした空間が横たわっていた。
 いざベンチに腰掛けても、話題は見つからなかった。
「ぼく、静かで誰もいない場所が好きなんですよ。喫茶店とかに座っているとダメなんです。隣の席にカップルとか座っていると、もう耐えられないんです。聞こえてくる会話から、透けてみえてくるものがたくさんありすぎて」
 わたしもそういうタイプよ、と口から出かけたところで抑えた。ここは共感すべきじゃない、と思えたからだ。
「そうなんだ。ゲームセンターでもなく、バッティングセンターでもなく、誰もいない公園か。学校行かずにここで何しているのよ?」
「何も。ただボッーとしているだけです」
「なんか、健康的な十五歳の発言じゃないみたいね」
 そんなふうに軽くいって、また少し後悔した。とくにこういう誰もいない静かな場所にいると、少しの沈黙がやけに大きなものに思えた。
 周囲はあまりにも静かすぎて、ごくんという音さえ聞こえてくるようだった。誰も通らなくて、目を向けるものさえない。空に飛行機が飛んでくれればいいのに、とさえ思ったくらいだ。
「ごめん。別に否定しているわけじゃないのよ。いいな、と思って」
 どういうわけか真人の発する間が、やけにこちらに響いてきた。引きずり込まれてゆくように思えた。真人の沈黙が。けっこう深そうだ。
 そういえば昼間から公園にきたのは、いつぶりだろう。こんなに人がいないだなんて。みんなどこにいるのだろう、働いたりしているのだろうか。こうして誰もいない公園でぼっーとしていると、世間から思いっきりはずれてしまっているような気分になった。でも、それもいいかな、とさえ思う。
 ほんとうはいいわけないけど、とりあえずしばらくこのままいてもいいような気がした。ほんの少しだけ目をつむってみた。少々暑いのを除けば、なかなか気持ちがいい。
 しばらくしたら、ピロリロリーンという音が響いた。目を開けると、真人が携帯電話を手にとって睨んでいた。
「あら、失礼ね。女の子を前にしておいて、堂々と携帯見ているなんて」
 嫌味っぽく、いってみた。
「いや、そっちが寝ていたもので」
「寝てなんかいないわよ。目ちょっとだけつむっていただけじゃないの!」
「はいはい」
 少し間があいて、わたしは口を開いた。
「真人くん、FACEBOOKとかやってないの?」
「未成年だから登録できません」
「それはそうね」
「涼子さんはやってないんですか?」
「あら、仮にやってたとしても、何上げていいかわかんないし。友達も多くないし、グルメでもないから。あれっ、さっきの、じゃあLINEとかで、彼女から、とか?」
  真人はようやく携帯をポケットにしまった。そうやって肘を組んでいる。ちらっと見るが、けっこうイケメンだよな、と思う。うん、イケメンだ。
「彼女じゃないですよ」
「まだ、彼女じゃないんだよね。ま・だ──」
「あ、だから、そんなんじゃないですよ」
「誰なのって訊いても、わかんないからさ、じゃあ、こう訊くわ。違う学年、同級生、それとも同じクラスの人?」
  軽い感じで訊いてみただけだった。まったくの当てずっぽうだった。
「同じクラスです」と、真人は口をぎゅっと結んで、いった。
 わたしは何か口にするべきだなと思ったが、気の利いたことがいえそうになかった。
「じゃあ、なおさら、明日から学校には行くべきね」
 そんなありきたりな言葉で締めくくっていた。

 真人と再び駅前で会ったのは、二日後だった。わたしが一日休みをとったからだ。真人とは朝ではなく、午後でのシフトのときにばったり出くわした。改札から出てきた。ということは学校へは登校していて、その帰りということなのだろうか。
 いつものようにポケットに手を突っ込んだまま歩いている。この前見たときよりいくぶんか、顔がこわばっているようにも見えた。
 さらに、真人は向こう側をわざと歩いていて、こちらを見ないふりをしているようにさえ思えた。気にせず、わたしは近寄っていった。
「あれ、こんな時間でも配っているんですね」
 わたしの気配を察知してか、真人のほうから声をかけてきた。
「やりたくなんかないんだけど、あいにく生活があるものでね」
  一つため息をついた。真人はあまり元気がなさそうだった。何もいわないので、こちらから訊いてみる。
「学校はどう?」
 あたりさわりのないことを訊いた。
 ふと、わたしは真人の腕に目がいった。シャツをまくった腕から、痣が見えた。それも一つや二つではない。引っ掻いたような跡だった。
「どうしたの、それ?」
「あ、これ、猫がいるんですよ。引っ掻くんで」
 真人はそういったものの、どう見たって違うことはわかる。
「ねえ、涼子さん、これから電車、ぼくといっしょに乗ってみませんか?」
「えっ?」
 唐突に告白されたような思いがけない言葉に、わたしは戸惑った。イエスと答えざるをえなかった。

 真人といっしょにホームに立って、電車を待っていた。そういえばこのところ、ずっと一人でいたような気がした。以前は普通に友達と遊びに行っていたのに、ここ数カ月は誰とも、どこにも出かけていなかったことに気づいた。
 電車を待っているとき、真人はいきなり真剣な顔になって、声を荒げた。いつもの抑制された声ではなく、空気の抜けたような声でもなく。
「ちくしょう。許せねえ! 涼子さん、どうしてそのときなんかしなかったんですか? 助けてくださいというとか、やめてほしいでも、なんでもいったらよかったじゃないですか? そんな卑怯なやつは男じゃないから。くそっ。痴漢ってのは卑劣だ!」
 まるで真人の姉が痴漢に逢ったような口のききかただった。
「そんなんじゃいけないですよ、涼子さん。引きずってはダメです。ぼくがなんとかしますから」
 そうですね、とか、たぶん、とかじゃなくて、わりときっぱりした口調だったのが、わたしには印象に残った。ボケた口調ではなくはっきりとしたもの言いをしていると、年齢よりもずっと年上に感じられた。
 そうこうしているうちに、いつの間にか、わたしは電車に乗っていた。というか、乗せられた、という感じ。人がいない電車。がらがらといっていいほどだ。
 朝の通勤ラッシュ時の、満員電車のあの混み具合。人が所狭しとぎゅうぎゅう詰めになって、わずかながらも動く隙さえなくて、息ができなくなるような感じ。真空状態で、 押し寿司にされた、鯖のような気分。
 そんな電車とは、まったく違って見えた──。
 真人がいたからというわけではないだろうが、ともかく第一歩なのはたしかだった。
「ステップ一は完了だね」
 そういうわけで、わたしは今電車の中にいるという実感がほとんどなかった。
「ようし!」
 真人と手のひらでぱちんと音を出した。
 ふいに、昨日のことが思い浮かんできた。テッシュ配りは休みにして、代わりに面接を受けるために出かけたのだった。しかもバイトではなく、ちゃんとした会社だ。で、面接場所へはものすごく時間を要したけれども、バスを乗り継いでいくことができた。
 混む時間帯でなければ、電車に乗るのはもう怖くないんだ、と、今だったらそう思えた。それだけでも大きな違いだった。
 面接を受けたことを真人にいおうとしたけど、わたしは逡巡した。

 車両のはしっこにある、三人がけ座席のところで、二人して腰掛けていた。車内にはそれほど人がいなかった。余裕を持って足を組んで座れるくらいに。
「もうすぐ、ぼくの通う学校が見えます」
 唐突にいわれれ、窓の外へ思わず目を向ける。
「へえ、そうなんだ」
 窓越しに学校の校舎を見ていた。白い色の校舎で、外観はとくに何の変哲もなくて、どこにでもありそうだった。前の会社に勤めていたとき毎日通っていたので、わたしだってもう何度もこの学校を見ていたと思う。でも、それは他に溶け込んだただの風景の一つとして、なんの意味も伴ってはいないはずだったけれど。
 グラウンドが見えた。白線が引いてあり、土があり芝生があった。体育館も見える。グラウンドでは陸上部だろうか、短パン姿でトラックを駆け抜ける姿があった。
「みんな、頑張ってるわね」
「そりゃあ、学校ですから。そういう場所です」
「ずいぶんないいかたね。あー、なんかわたしも思い出しちゃった。片思いの先輩が陸上部でさ、わたしシャイだったから、ずっと遠くで眺めているだけだったこと」
「……」
「もしかしたら、真人くんが好きな女の子がグランドにいたりして! どれどれ、見てみようかな。って、あれ、どうしてかな。男子の姿ばっかだわ」
 あまりに単純な見たままの感想にすぎなかった。
「そりゃあ、そうです。男子校ですから」
 真人だって、単純な事実をいったにすぎなかったろう。
「えっ、男子校なのね、そっか──」
 わたしは思わず目を見開いたまま、窓越しに流れ続ける風景に視線を向けていた。学校が過ぎ去っても、しばらくそうしたままだった。

 それから、わたしたちはいったん電車から降りて、反対側のホームに着く電車に乗り、もとの駅まで戻ってきていた。車両は七割方埋まっていたが、それでも吐き気を催すことはなかった。これしきで恐怖症を克服したとは到底いえないだろう。でも、大きな前進になったとはいえそうだ。
 ここで別れてもよかったのだが、ハイ、さよならというふうにしてはいけない気がした。
「もう少し付き合ってよね」と、半ば強制的ないいかたをした。普通に訊けばまた、あなたとですか、どうしてですか? と、いわれてしまいそうに思えたからだ。
「ゲームセンターなんて、ぼくはあまり好きじゃないです」
「あー、まったく最近の男の子は、ゲーセンが好きじゃないなんて。家にばかりこもっていてもしようがないのにさ。わたしがいきたいのよ。いっしょにいく人いないのよ。彼氏なんて、大層な人なんかいるわけないしさ」
 ゲームセンターの中に入った。持っている札をコインに替えてから、フロアーをうろついてみる。
「あー、これ、この騒音。こういう機械音をしばらく聞いていると、なんかここが都会だってこと忘れさせてくれるのよ。真人くんは、いわゆる繊細くんみたいだから、居心地が悪いのかもしれないけれど」
 真人は応えなかった。
 最初は、『マリオカー』をやった。
 ハンドルを持って、左右に動かす。
「ギャアアアアアアアー、やっちゃったわー」と、わたしは小学生のような大声を出していた。
「なかなかじゃないですか、涼子さん」
 真人は、最初こそ静かだったものの、やっているうちに身に入っていき、やがては、ポンと手で膝を叩いたり、チクショーなんて声を上げたりしている。
「いいじゃない、真人。どんどんやりなよ。あなた、そうやってもっと自分の持っているものを外に出さなくちゃ。そう。でないと、そうやっていつまでたっても自分の中に溜め込んでいることになるんだから。よくないに決まっているわ」
 スクリーンに映っている、ひたすら続く道路を見据えていった。となりにいる真人にいったわけではなくて、半分は独り言のようなものだった。
「……ぼく……相手に、きちんといったんですよ。胸の内を……」
 真人はじっと前を見たままで、さらりと応えた。
「告白ってこと?」
 わたしは真人の顔を見ながらいった。
「そうです」
「あ、うん。それで、どうなったの?」
 なるべくさりげなく訊いてみた。
 遮るように突然、ゲームオーバーの文字が画面に出た。それから、わたしたちはいったん、外へ出た。
 立ち上がった真人は、ワイシャツの腕をまくってみせた。
 そこには、いくつかの痣があった。
「これ、え?」
「イジメですよ。やつらからイジメを受けたんです──」
 どういうことなのかよくわからなかった。なぜそんなことを唐突に、いいだすのだろう。
「kとは、ずっと同じクラスでやってきたんです。まあいわゆる、普通の、仲のいい友達でした。でも、どういうわけか、いたたまれなくなって夏休みのときに、思い切って打ち明けたんです。好きだとか、そんなストレートにじゃないけど。でも、わかるようにきちんといいました、kに」
「……」
「あいつを追い詰めるつもりはなかったんです。たんに、純粋なる、ぼくの気持ちの問題だった。ただそれだけのことだったのに。結果的に、kは、ぼくと手を切るという選択をしました。そしてあちら側の居心地のいい場所に寝返ったんです。他人にも知れ渡り、そうしたらわかるでしょ、どんなことになるか? 同性しかいない学校というのは、とにかく排他的なんです。それ以外には自分を守れる方法がないから……」
「それでってことなの?」
「夏休みが終わって、新学期が始まると、それはぼくにとって地獄の始まりになりました。あいつらは、ホモ、死ねや、とか平気でいうんです。ある日、生卵をぶつけられました。ちなみに、卵を拭きとるために涼子さんからもらったティッシュを使ったんです。ほら、意外なところで役に立つものなんですよ。それが最後の日で、以降はもう学校へは行ってないんです」
 わたしは真人の告白を受けて、全身が麻痺したように動けなくなっていた。
「涼子さんだったらどうしていましたか? 誰にもいえないことがある。いや、いってはいけないことだった。黙っていればよかったんだろうけど、それでは自分自身が辛くなってゆくだけ。他人には、どうしてもいえないこと。黙っているべきこと。僕はそれを破ってしまったんです……」
 真人は何もなかったかのように、ゆっくりと歩き出した。わたしの肩をさっと掴んで、行こうと促してくれた。わたしは無言で、真人の後をついていくしかなかった。
「これしましょうよ、パンチングマシーン」と、わたしは提案した。
 気持ちがすっきりするので、パンチングマシーンが好きなのだ。でかいグローブをつけて、思い切って拳を叩きつける。手が痺れるけれど、それ以上に、身体に溜まっていた何かが発散されてゆくようで気持ちがいい。
 真人の番になった。どうせ最近の男の子は他人なんて殴ったことないだろうし、親にも殴られたことないのが普通なのだろう。もしかしたら喧嘩とかしないのかもしれない。
 真人は、まあ思ったよりもパンチ力は強いようだった。
「これ、やってみるとかなり面白いですね」と、真人はいった。
 ぶんぶんと調子に乗って、真人はパンチングマシーンに、ひたすら拳を叩きつけていた。
 そのうち、声が出てきた。
「チクショー、おりゃああああああ──」
  何かに夢中になっている姿を見ていると気持ちよかった。特に真人のように、すべてわかっていると思い込んでいるふしがある、諦観した若者だとなおさらに。
 知らずのうちにコインをどんどんと投入してゆく。もう一回、両替した。ちょっと休憩入れたらどうと訊いても、聞く耳は持たないようだった。
 続けざまに、真人は繰り返し、パンチングマシーンをした。そのうちに、額から汗が出てきて光った。こめかみにある髪が汗で湿っているくらいまでになった。
 わたしは真人がパンチを繰り出す姿をそばでじっと見ていた。繰り出されるパンチの一つひとつを。パン、パンと気持ちよい音が鳴り響く。
 目が離せなかった。真人の姿に──。ここにいるのは、わたしが知っている真人とは違う人のようだった。
「さっきの続きだけどね」と、わたしはいった。
  真人はその瞬間、動作を止めたように思えた。気にせずに続けた。
「……わたしはこうやってけっこう強がってばかりいるけど、でも、真人くんみたいにはできなかったと思う。中学での陸上部の先輩だって、とてもカッコいい人だったから、見ているだけでいいやと思っていたくらいだし」
「……」
 真人は、えっ、それなんの話なんだみたいな顔をしていた。
「ほら、さっきわたしだったらどうするって訊いてきたでしょ。誰にもいえないことがあるとき」
 真人はわたしの方に身体を向き合った。
「涼子さん、オレはこれからどうしてゆけばいいんですか?」
「ぶつかってゆけばいいのよ。それだけ」と、わたしは軽く応えた。重い言葉に思えたからだ。重すぎる言葉には、軽く応えなくてはいけないように思えたから。
「そうしたらどうかなるんですか。何か状況でも変わるんですか。苦しい気持ちが癒されるんですか。それとも、あいつとまた前と同じようになれるんですか。ねえ、教えてください。大人なんですよね、涼子さんは。経験があるんでしょ?」
「……」
「こうやって、あいつらと一対一で戦えたらどんなによかったことか。でもあいつらは安全な高みにいて、そこから手を出してくるだけなんです」
 真人は十五歳にして、世の中にはびこる理不尽さと対決しているように思えた。社会に出ればそんなこともあるさ、といえるかもしれない。それに比べて、わたしが直面しなくてはいけないことなど、些事のように思えてきた。
「やっぱり学校へは行きたくないんです」
「卑怯だもんね。イジメなんてさ。そういうやつらってさ、正々堂々と戦えないから、あんなふうに……」
「そうじゃなくて、kと顔を合わすのが辛いんです」
「そうか……だよね、たしかに」
 ふいに、そろそろ帰らなければいけない時刻のような気がしてきた。時計を見たかったがそういうわけにもいかなそうだ。
「あ、まだ百円玉あったわ。どう、これで最後の一発。あなたの気持ちをパンチにぶつけてみたらいいわ。大声出したって、誰も聞いている人なんていないから」
「何をいうんですか」
 わたしはグーにした手を、真人のお腹に軽く当てた。
「ここに溜まっているものよ。何だっていいわ」
 真人は真顔で突っ立っていた。
「したくないなら、最後は、かわりにわたしがパンチしてもいいわよ。こっちだっていろいろあったわけだし、吐き出したいことくらいあるから。それにいい時間になってきたし、もう帰る時間よ。でないと、わたし、未成年を遅くまで連れまわすことになんてなっちゃうから」
 真人はグローブをゆっくりはめた。いい顔をしている、と思った。
「あの、わたしね、もうティッシュ配りのバイトは辞めるかもしれない。普通の会社の面接したんだけどさ、けっこう反応がよかったんだよね」
「よかったじゃないですか」
「まだ結果はわかんないけどね。でもいずれ、わたしは駅前に立つことはなくなると思う。そしたら顔も合わせなくなってゆくはずだから」
 わたしはそういうふうにわざといってみた。今は中学生でもスマホを持っている時代だ。でもおそらく電話番号を聞かないだろう。そんなふうに思えたからだ。
「何がいいたいんですか?」
「だから、真人くんがここで何を叫ぼうとも、いずれは知らない間柄に戻ってゆく。だから遠慮しないでって、いいたかったのよ。プライベートは厳守される、ってことよ」
 真人に、最後のコインを渡した。真人は無言で、コインを投入した。
 拳を握る。それから振りかぶる。うぉおおおおおお、という声とともに、全身でパンチを繰り出した。

「Kのクソばかやろう! お前なんか大っ嫌いだぜぇえええええええ! こんちくしょうめ──」

 ようやく十五歳の男の子っぽくなってきたように思えた。こういう下品な言葉を普段使わない感じがしたけれど、やっぱりこれくらいでなくてはいけない。
「よかったじゃない、すっきりした?」
「まあ、少しは」
 わたしはポンと、真人の肩を叩いた。近くで見ると、真人の額が汗で光っているのが見えた。なんだ、真人も普通に汗かくんじゃん、と思った。しかも、中学生らしく汗している姿は、こういってはなんだけれど、カッコいい。ほんとうに。
 きっとひっぱたかれるんだろうな、と思いつつも、わたしは真人を抱きしめたい衝動に駆られてしまった。こんな気分は初めてだった。
 後ろからぎゅっと、真人の身体を囲うようにした。
「うわぁ!」
 十五歳だとナメていたら、思ったよりもずっしりとした体躯だったので驚いた。これは十五歳なんかではなくて、もう立派な大人の身体なんだ、とそう思えた。

 ※
 
 暑い季節に陰りが見えてきた。毎年のように繰り返される、高温注意報。そんな夏であっても、いくらなんでもずっとは続かないんだ、ということがわかると、ちょっぴり変な気分になってしまう。夏よ、行かないで、なんていうものではないけれど、ほろ苦い寂しさのようなものを感じてしまう。幼いころ、学校にいかなくてもよい夏という季節はただひたすら楽しかった、その名残りなのだろうか。
 じめじめしていてただ暑いだけの夏だって、いつかは終わる。過ぎ去ってみるとあっという間だ。わたしはまた会社に勤め始めていた。最寄りの駅の改札を毎日通っていく。ときどき駅前には、ティッシュを配る人が立っていたりする。わたしも以前同じことをしていたのが、ずいぶんと前のことのように思えた。
 断られるがわの気持ちを知っているから、差し出されたティッシュは気持ちよく受け取った。でも遅刻しそうになって慌てているときは、やっぱりいちいち気にかけてはいられない。

 毎朝、通勤電車に乗りながら、ある地点までくると、必ず外に目を向けた。真人はちゃんとやっているのだろうか、その後どうなったんだろうという思いが、いつも頭をよぎった。まるで弟のように、わたしは気にかけていた。
 ときおり、真人の通うグラウンドを見た。いつも男子たちの姿が見えてくる。トラックを走ったり、ストレッチをしたり、ボールを追いかける男子の姿がある。いつでもその光景は変わらないようだけど、校舎の中では──。
 一方で、真人のことだから、辛いには違いないだろうが、どうにかこうにかやっているのではないか、いや、やっていてほしいと祈るような心持ちでいた。学校でのイジメが続けば深刻な事態になることを承知の上で、わたしは真人に何もしてあげなかったような気持ちに襲われることもあった。無力感。やるせなさ。不条理な思い。
 けれど、真人の、ゲームセンターで見せてくれた姿を思い浮かべるたびに、あの子は意外に芯の強い子なんだと思えてくる。それは確信のようなものだった。辛い日常の日々をどうにかしてやり過ごすことができれば、真人ならなんとかなるはず。抜け出せるはず、だと。
 だって、季節は変わりゆくものだから──。

 わたしの方でも、確実に、以前とは生活が変わっていた。今の会社は給料安いけれど、ちゃんとした会社だ。また規則正しい生活に戻ることができた。小さな会社なので、その分居心地はよいといってもいい。上司や同僚とも今のところ上手くいっていた。男性社員はみないい人ばかりだった。
 その中に、二つ上の気になる先輩がいる。かっこよくなどないけれど、どこか包み込んでくれるような優しさのある男性だった。いろいろと仕事のことを教えてもらったり、気軽に相談にものってくれた。塩崎さんだ。
 以前の自分が、まるで別人のように思えた。電車に乗るのが怖くなっていたのが、信じられないくらいだ。もう怖くはなかった。どういうわけか、痴漢にはもう遭うことはなくなっていた。もしかしたら、わたしという人間はあれから少しだけ変わったのかも、と思えなくもない。いや、それは大げさだとしても、ちょっとは図太くなったような気がする。
 いまは、いい歯車が回っていっているような気がしている。どうせなら、このままでいきたいところだ。以前は逆で、どうやっても抜け出せない穴に、ずっと落ちたままだったような気がした。

 もう電車なんか怖くない。会社の塩崎さんと顔を合わすのが楽しい毎日だし、電車に乗らなくては会えないのだから。

電車に乗れない (改訂版)

執筆の狙い

作者 5150
5.102.5.248

以前ここへ出した作品を書き直しました。後半は筋が大きく変わっています。以前に比べて十枚ほど枚数が増えてます。41枚

コメント

アリアドネの糸
dhcp.nipne.ro

5150様

拝読しました。
今作はなんというかするする読めました。
一期一会を描けるところが小説のいいところですよね。
涼子さんと真人くんの掛け合いもよかったし、なにより距離感がすごいいいと思った。
根本的な原因が取り除かれるわけじゃないにしても、お互いに影響を与え合うことで、気持ちは変化する、世界に小さな風穴があく。いい話って書いてしまうと通俗的かもしれないですけど、そういういい出会いがあってもいいと思いました。
ゲームセンターとか盲点でしたけれど、題材としてよかったです。

前作バージョンを読んだかどうか覚えていないけど、真人くんが悲劇に終わる奴でしたっけ? ともあれ、ハッピーエンドなのはよかったです。

あえて書くならば、塩崎さんは蛇足じゃないかなと思った。
アリアドネとしては、

今日も電車にのって会社に通っている。
電車に対する恐れはもうすっかり消えていた。
道中で電車の窓から真人の通う学校が見える。
それを見て真人を懐かしむのが、今では、電車に乗るちょっとした楽しみになっているのは、わたしだけの秘密だ。

みたいな感じで締めるのが好みです。学校がそもそも真人にとってよい印象の場所じゃないので、文脈的にむしろ不適切で全然だめな例ですけれど、電車に乗れないを払拭した涼子の余韻の残る結末として取り合えず書いてみただけです。

大丘 忍
ntoska314132.oska.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp

年寄りなんで、読んでもすぐ忘れてしまいます。したがって、以前の作品を読んだかどうかは覚えておりません。

というわけで、今回読ませていただきました。非常に面白くて良かったと思います。

飼い猫ちゃりりん
KD106128158221.au-net.ne.jp

5150様
前作より格段に良くなっていますね!
だから更に良くして欲しいと思います。(猫わがまま)

以下は飼い猫の要望ですが……
①無理矢理ハッピーエンドは逆に白ける。心の傷はそう簡単じゃない。社会復帰はやりすぎで、淡々と自然体に前向きに生きるくらいで良い。と思う。

②以前アリアドネ様の作品であった様な描写を入れて欲しい。下町風景、寂れたゲーセンの描写をもっと丁寧に入れて欲しい。

③全体的にストーリーの骨格が細い。起承転結って、飼い猫はこだわる方じゃないけど、なんか薄い細い。

 あ!これが一番の要望だけど、猫も登場させてあげて。

 文章も含め、とにかく全体的に良くなっていますね。更に良くなったものを期待しています。

貔貅がくる
n219100087087.nct9.ne.jp

まあ、見るからにありがちな「改悪」かな。


ここのサイトで「手直し再掲、手直し再掲」を繰り返してた人たちが「ことごとく陥ってきた失策」と同じ轍を踏んでる。


〔書いてすぐ短編公募に応募して…… → 結果見て・受け止めてる〕人だと、

『手詰まりになると、とかくそっち方向(この原稿のダメ冒頭)に行きたくなる』ことをはっきり自覚してて、
『そのダメさ加減を肌で知っている』から、

安易にそっち(この原稿の冒頭)に流されそうになると、
頭の中でアラートが鳴り響き、
『いかんいかん!』と目がさめる。


結果「こんな冒頭」には行かずに済む。
そのへんが「経験値」だな。



この冒頭を「是」とする人は、基礎〜初心忘れて「肝心なことがぼっかり抜け落ちてる」状態だと思う。

公募出してる人からすると、これは『絶対に踏んではいけない轍』。

冒頭これやって、地方公募でも入賞した、って人をいまだ知らないし、見たことない。

貔貅がくる
n219100087087.nct9.ne.jp

あと、毎度毎度『アカン』とため息してるのが、

タイトル付けのあまりのセンスのなさ。。

「公募に出す際は別のタイトル付けるから」なのかもしれないけど、

「仮題」に置くにしても、あまりに、あまりに芸がない、壊滅的なタイトルセンスの悪さ。。(ごめん)



タイトル付けは大事。



前に、ちょっとここのサイトで「そこに締切ぶら下がってる公募に出してみて、結果見てみませんか?」キャンペーン? やった際、
後日出た「純文系公募の一次通過作一覧」で、関西の20代の女子? が出してたののタイトルが、

『こちらハデスだよ。まだですかハルマゲドン』!!


『何それ?! どんな内容なん??』と激しく気になってしゃあなかった。
で、二次選考〜三次選考の結果がすごくすごく気になった。

『ハルマゲドンに負けるならしょうがない』ような気が、なんかとてもした。しかし同時に『ハルマゲドンには負けたくないかもしれない』ってー、複雑な心境?


結果、私の駄原稿と『こちらハデスだよ。まだですかハルマゲドン』は一緒に二次通過して、
三次には残れなかった。

『同士!』って思った。勝手に思った。

いまでも『読めることなら読んでみたい』と思っている、『こちらハデスだよ。まだですかハルマゲドン』。。

青木 航
sp1-66-102-70.msc.spmode.ne.jp

余計なお世話だけど、カクヨムに有るよ。

貔貅がくる
n219100087087.nct9.ne.jp

↑ そうなん?

ありがと。

早速読んでみるわー。

貔貅がくる
n219100087087.nct9.ne.jp

(ヨコな話で、申し訳ないが……)


百聞は一見にしかず〜。
『こちらハデスだよ。まだですかハルマゲドン』は、漠然と想像してたのとは全然違っていた。



女子が主人公の一人称で、「台詞も独白も本文に織り込む式の、一文が長いタイプ」で、
「純文系の香り」がする。

で、息の長い一文一文の「記載順、語順、情報の提示順が たがいなく、達者」なんだな。
上質の「語り」で、するするーっと読ませる。


個人的に、八角入りの紅茶と、銘店の食パン+高級卵で拵えたサンドイッチで昼飯中 だったのと、
二章から「趣味に合わない」感じだもんで、一旦やめたんだけど。



分かりやすい「二次通過のレベル」で・・

5150と、ここの欄のダメ冒頭に疑問抱いてない、あれこれ麻痺しちゃっててキケン域な人は、
あれ見たら「目から鱗」じゃないかな。

もんじゃ
KD111239164245.au-net.ne.jp

 5150さま

 拝読しました。

 後半、すっかり変えたのですね。こっちの方がずっといいですね。真人が死ななくてよかった。自然な展開になったかと。それでいて模様ははっきりしている。

 いちばん好きだった箇所は以下です。

>「もう使っちゃったの?」
 と、わたしはなれなれしく訊いた。
「いえ、まだあります」
 男の子は、素直な口調で答えた。
「今日も欲しい? それとも、また今度でいい?」
「あ、今度にします」

 真人の生意気で警戒的な丁寧語が好きです。これがあるから、うおぉぉが活きるのですね。

 後半、前回より説明っぽくなくなったけど、もっと引き算してよいように感じました。語らず表すみたいな。そしたらさらによくなるかと感じました。

 作品が悪くないから、文章的な引っ掛かりをもったいなく感じました。二点だけ記させてください。

・助詞の選択

>こうなってしまったのには一応の理由はある。

→こうなってしまったのには一応の理由がある。

・まだるっこしさ

>いい服を着た学生たちからは働き盛りの親の顔が見えてくるし、会社勤めの人たちはおろか、主婦たちもせかせかしていてもしょせん夫におんぶしながらも食わせてもらえる身分であるのだ。

 読みにくいかと。

 作品全般について、以上の二点を注意するだけでさらにいっそうよくなるのではないかと。

 かつてよりそうだとお見受けしていたのだけれど、5150さんの作品には5150さんらしさがあるかと。そういうのはスキルを鍛練してどうにかなるものじゃないと思うので羨ましく感じます。

 読ませてくださりありがとうございました。

5150
5.102.5.248

アリアドネの糸さま

>今作はなんというかするする読めました。
一期一会を描けるところが小説のいいところですよね。
涼子さんと真人くんの掛け合いもよかったし、なにより距離感がすごいいいと思った。

ありがとうございます。はい、小説での一期一会って大好きですし、いいですよね。

>根本的な原因が取り除かれるわけじゃないにしても、お互いに影響を与え合うことで、気持ちは変化する、世界に小さな風穴があく。いい話って書いてしまうと通俗的かもしれないですけど、そういういい出会いがあってもいいと思いました。

まさに「世界に小さな風穴があく」って感じですね。互いに影響され、小さな気づきが訪れる。それって変化を呼び寄せる前に起こる、前段階のステップの一つだと思うので。

>前作バージョンを読んだかどうか覚えていないけど、真人くんが悲劇に終わる奴でしたっけ? ともあれ、ハッピーエンドなのはよかったです。

前作はバッドエンドです(笑)。真人くんはいじめから自殺してしまうので。今回は書いているうちに、真人くんの内側に、ある種の強さを発見してしまったので、こうなりました。

>学校がそもそも真人にとってよい印象の場所じゃないので、文脈的にむしろ不適切で全然だめな例ですけれど、電車に乗れないを払拭した涼子の余韻の残る結末として取り合えず書いてみただけです。

できるだけ二人だけの関係性の中で終わらせて方がよかった、ということでしょうかね。参考にさせていただきます。

5150
5.102.5.248

大丘 忍さま

読んでいただき嬉しく思います。こういうシンプルな感想は参考になります。ありがとうございました。

5150
5.102.5.248

飼い猫ちゃりりんさま

>前作より格段に良くなっていますね!

ありがとうございます。

>①無理矢理ハッピーエンドは逆に白ける。心の傷はそう簡単じゃない。社会復帰はやりすぎで、淡々と自然体に前向きに生きるくらいで良い。と思う。

冒頭で、涼子さんのことけっこう書いてしまったし、後半、電車に軽く乗れるようになりすぎてしまったので、別の理由として、受けた傷が回復するというより、別の動機として新しい職場での男性を配置してみたのですが。

真人くんについては、逆に、いじめを受けるのはつらいことだけど、長期的に見たらむしろ、よいことだったのではないかという感じに思えました。

>②以前アリアドネ様の作品であった様な描写を入れて欲しい。下町風景、寂れたゲーセンの描写をもっと丁寧に入れて欲しい。

5150にとって、風景って、書かなくちゃとよほど意識しないとこんなふうにだいたいなってしまうんですよね。もっともです。

>③全体的にストーリーの骨格が細い。起承転結って、飼い猫はこだわる方じゃないけど、なんか薄い細い。

前作から失われたものがあるとすると、それかな、なんて5150は思っています。

>あ!これが一番の要望だけど、猫も登場させてあげて。

いいかも!

5150
5.102.5.248

貔貅さん、巡回ご苦労様です。短編書きらしい意見ですね。

貔貅がくる
n219100087087.nct9.ne.jp

↑ 嫌味返しとかどうでもいいから、

『こちらハデスだよ。まだですかハルマゲドン』の冒頭を、見てみなよー。


5150のダメ冒頭は、「雲泥の差」ってか「格の違い」が歴然すぎて、

ワタシは目が醒めたわ。



ここのサイト、前々から『文章レベル、読解レベルの低さ』は実感してたんだけど、

思ってたよりずっと(危惧してたよりさらに)【レベル低かった】のが、よーーく分かった。

春海
KD027092029013.ppp-bb.dion.ne.jp

貔貅がくる様。

では別のサイトに行っては如何でしょうか。
アドバイスなどは良いとは思います。文章力を向上させるためのお勧めの本の紹介も。
然し「雲泥の差」や「ダメ冒頭」など、書いた方のやる気を削ぐような発言は控えるべきかと思いました。


5150様。
私は前作を読んでいないのですがとても興味深く拝見させて頂きました。
読んでいてすらすらと読めたし、楽しませて頂きました。有り難うございます。

余計なお世話でしたらすみません。
コメント失礼しました。

貔貅がくる
n219100087087.nct9.ne.jp

晴美さん、

ではあなたが別のサイトに行ってはどうでしょう??


ダメだと思うものを「ダメ」だと、

はっきり言える「余地」は必要だと思っている。



もっともらしく【言論弾圧】、

特定個人を【排除】して当然! ってな方向に持ってくんじゃなしに、

【嫌ならスルーすればいい】のです。

貔貅がくる
n219100087087.nct9.ne.jp

5150と、

『修正・再掲、再掲……している一群の常連』の原稿は、

ここのサイトでは賞賛される。


それが既定路線で、すでにガッチリ出来上がった「流れ」で「お約束」なんだ。



それに『違うと思うよー』と、やんわり書いても【黙殺されるだけ】なんで、

分かりやすく・端的に書くと、

【キツくなる】んですよねー。



そうでないと、「甘い意見」に押し流され、

「褒め言葉の群れ」に埋没するから。



まあ、「所詮つまらん一意見」なので、埋没しても、流されてもいいのです。


いいのです、が、

【ダメなもんをダメと言う余地】は、あってしかるべきだと思ってるのと、



【大事なことは、伝わるまで、何度でも!】なんだよ。



それが「迷惑」と一蹴されようとも。

貔貅がくる
n219100087087.nct9.ne.jp

ああ、失礼、

お名前間違えました、


【春海さん】でした。。

わざとじゃないんです、すいません。





ひねもすのたりのたりかな。

春海
KD027092029013.ppp-bb.dion.ne.jp

貔貅がくるさん。


私が伝えたかったのは

<ここのサイト、前々から『文章レベル、読解レベルの低さ』は実感してたんだけど、

思ってたよりずっと(危惧してたよりさらに)【レベル低かった】のが、よーーく分かった

と貔貅がくるさんがおっしゃられていたので、そこまで愚痴をいうのであれば他のサイトに行ってみては如何か、という意味合いで言ったのですが、すみません勘違いをさせてしまいましたね。以後気を付けます。

「ダメ」なものをはっきりという事は大事だと私も思っています。
然し「言い過ぎ」はもっと「ダメ」なのではと思った次第です。

読んだ小説の「良い所」と「ダメなところ」そしてそれに沿った改善点を伝えるのならばいいと思いますが、先ほども言ったとおり「作者のやる気を削ぐ」発言を控えた方が良いのではと先程のコメントをさせて頂きました。

春海
KD027092029013.ppp-bb.dion.ne.jp

あぁ、そうです!物知りなんですね。(*´ω`*)

「春の海終日のたりのたりかな」から「春海」と取らせて頂きました。
気付いてもらったの初めてです(笑)なんか嬉しくなってしまいましたw

貔貅がくる
n219100087087.nct9.ne.jp

↑ 春海さん、追加レス【読まない】んで。



ワタシが物申したいのは「全然全く知らない人である春海さん」ではなくて、

「この原稿の作者である5150に対して」だから。


申し訳ないけど「春海さんに用はない」んです。
(↑ 言い方直接的で失礼になって、そこはごめんね)



5150は、

前に
【ここのサイトの特定個人をカリカチュアライズして、サイト内で共有して嘲笑するためだけに書いたもん】
をここの鍛錬場にあげた・・
「物書きにもとる腐れ根性の人」だよな??


あれ(完全に個人誹謗中傷のカタマリ!)が5150の代表作だ。


その品性劣悪な所業に比べたら、

【感想欄で直接、カスな冒頭をカスと断言する】のは、「ごく普通のこと」の範疇だ。



だってここ【鍛錬場】だもん。


鍛錬しろよ、5150。


性根からたたき直せ!



5150、はっきり【ど下手くそ】で、【てんで小説になってなぇ】から。

貔貅がくる
n219100087087.nct9.ne.jp

(誤字もあったんで、もう一度)


5150は、
前に【ここのサイトの特定個人をカリカチュアライズして、サイト内で共有して嘲笑するためだけに書いたもん】をここの鍛錬場にあげた・・
「物書きにもとる腐れ根性の人」だよな??


あれ(完全に個人誹謗中傷のカタマリ…)が5150の代表作だ。


その品性劣悪な所業に比べたら、
【感想欄で直接、カスな冒頭をカスと断言する】のは、「ごく普通のこと」の範疇だ。

だってここ【鍛錬場】だもん。


鍛錬しましょうよ、5150。


性根からたたき直しましょう。


現状だと、はっきり【ど下手くそ】で、【てんで小説になってない】から、、、



こんなんで満足とか、『5150のクソ高いプライドが到底許さない』だろう。

春海
KD027092029013.ppp-bb.dion.ne.jp

把握しました。事情を知らず口をはさんでしまい済みません。

5150
5.102.5.248

もんじゃさま

>後半、すっかり変えたのですね。こっちの方がずっといいですね。真人が死ななくてよかった。自然な展開になったかと。それでいて模様ははっきりしている。

比べると展開は自然になったかもしれませんね。拙作で、作者自身がいいなと思う唯一の箇所は、真人の芯の強さみたいなものに触れることができた点か、と。この点は前作に入ってはいなかったはずなので。だからこそ、むしろ真人の境遇というか、イジメられる側の悲惨さなどを、もっと折り込みたかったのが本音です。今作はそこが埋もれがちのように感じられました。

ミルフィーユ式でやってみましたがやはり筆力を必要としますね。後半は筋を作った方が5150としては簡単なのですが、別の方法でやってみてよかったと思えます。まあ、結果はご覧の通りですが。

>真人の生意気で警戒的な丁寧語が好きです。これがあるから、うおぉぉが活きるのですね。

読んで初めて気がつきましたが、そう言われればそうですね。あの、うぉおおは、真人の、小さなブレイクスルーのつもりでした。そのことによってどうなるというより、叫んだこと自体に意味がある、もしくはこれから起こることへの礎みたいな感じで書いていたと思います。

>後半、前回より説明っぽくなくなったけど、もっと引き算してよいように感じました。語らず表すみたいな。そしたらさらによくなるかと感じました。

総合的に見ると、ある部分はよくなったけど、ある部分はむしろかなり悪くなかったかな、みたいに思います。全体的に贅肉がかなりついてしまいました。はっきり書くと、ところどころでダラダラしすぎているんですよね。これを短編として俯瞰してみると、切れ味はむしろ前回の方があったかな、と思えますね。拙作は、ややいい話に傾きすぎた感がします。ピリッとする味がないかな、みたいな。

>かつてよりそうだとお見受けしていたのだけれど、5150さんの作品には5150さんらしさがあるかと。そういうのはスキルを鍛練してどうにかなるものじゃないと思うので羨ましく感じます。

これまでずっともんじゃさんには出すたびに作品の感想をいただけたので、そういうふうに見えるのかもしれません。で、そういう他人でしかわからない点をいつも言及してくれたので感謝してもしきれません。もっとも書く側としては、そういうらしさっていうのは自覚がなくて、ただ書いてくるうちに出てくるもので、素材を長時間煮込まないと味が出ないものだくらいにしか思っていないのです。

っていうわけではありませんが、ちょっと頭に浮かんできたことを書きます。ここは思いっきり厚かましくも、もんじゃさんのこれまでに書かれた作品の中で、その「らしさ」みたいなものを、5150の独断と偏見で書いてみようかなと今思いました。勝手なことを書くことをお許しください。

続きます。

5150
5.102.5.248

パート 2

以前どこかで書かれていたように思いますが、もんじゃさんは作品内では、あくまでキャラを重視していると書かれていましたよね。作者が顔を出して主張するような作品は意図的に書かないようにしていると。学生時代は書いていたけど、みたいなことを。これに反対を唱えるつもりはまったくありません。

でも、でもですよ、以前5150がどこかで生意気にも書いたように、返信欄でのもんじゃさんの素を知っているからこそ、いい意味で、作者が少しくらい作品に出してもいいんじゃないかと書いたと思います。で、それに応えるようにというわけでもないですが、偶然にも「連れてって」を書かれた。あれは熱かった。そこがよかった。あれがよかったのは5150にとっては、作者の素が作品上に自然に現れていたし、そこがもんじゃさんの書かれた中でも一、二を争う作品のようにすら5150には思えたんですね。感想もおおむね高評価で埋められていたように思います。心を動かされた、という意味では、あの作品が一番だったのではないかと思います。完成度うんぬんよりももっと大事なもの、読む方に語りかけるものがあった。

あの作品を考えるとですね、5150とは逆だよな、と。5150は自分の経験をそのまま書くとどうしても自意識過剰さばかりが出てうまくいきません。むしろ似ている境遇の、5150とはまったく別の人を書いた方が、やりやすいんですね。と、こちらの事情はどうでもいいとして、これはあくまで直感で書いているのですが、むしろ書かれる作風のちょっとした設定をうまく考えて作品を書かれると、作中のキャラを無視することなしに、作者の素が作中に自然な形で発現できるように思えてならないんですね。

もんじゃさんは感性は鋭い方なのはいうまでもないですが、知性だって並大抵ではない。で、そういう知性の部分も出ているような作風を読みたいな、と。これまでそう明言したことはなかったはずですが、ずっと思っていたことでありました。そういう作品を5150は陰ながら切望していました、勝手ながらですけれど。風が見えたか、での、返信欄で見える知性というのは素晴らしいです。ヴィジョンある知性であり、机の引き出しではない、ホンモノ。ああいうのをストーリーに乗せた形で、じかに読んでみたかったです。

風が見えたか、は非常に哲学的です。ただ読解力が相当ないとあの作品からは、そこまで読み取れない。電気くんのやつもそういう背景がプンプンとします。あの日のアウトラインも同様です。ああいう背景に、連れてっての熱さがあればホントに最高。端的にいうなれば、もんじゃさんの知性をストーリーの中に落とし込み、感性をキャラに詰め込む。上手く言えませんが、もんじゃさん自身の熱い部分というのは、作品という形の上でもっともっと出した方がいいように思えるんですね。出す角度さえ間違わなければ。方法論としては稚拙と思われるかもしれない。でも、どの作品でも自分自身をかなり制御しているように読めるし、内面を吐露すること自体が青臭くて嫌でも、設定次第ではつまり配置次第では、地を出すことが読者にとってはポジティブな読後感に繋がって受け取られるという、ある種確信じみたものが5150にはあります。特に若い世代を意識して作品を書かれているようですのでよけいに思います。

ここはちょっと説明が難しい箇所です。村上春樹でいうと、ワンダーランドランドみたいな作風。ノルウェイの森、ではないですね。深層心理、アイデンティティなどそういう領域についてはすごく知識がある方のように思えます。プラス科学方面にも関心と知識もあるようなので、まあカテゴリー的にはSFプラス哲学、まあそういうストーリーのがっちり決まったものは好みでないかもしれませんが、もんじゃさんの一ファンとしてはそういうのをぜひ読みたいですね。当然三人称になるかと。一人称だとどうしてもキャラの範囲内でしか語れない制限がありますので。あっ、下にある、そうげんさんのようなストーリでも。全部読んでないのですが、けっこう哲学的な匂いがプンプンします。ちなみに5150は村上春樹だと一人称よりも、三人称を使い出した中期以後の作品の方が、作風としても、文章的にも、圧倒的に好きです。

ああ、例によって何を言いたいのかわからなくなってきました。なんか支離滅裂なことを書いてしまった気がします。この辺で失礼しますね。

5150
5.102.5.248

貔貅がくるさま

こっちは実生活でいろいろと忙しいので、手が空いたので開けてみると、感想がどっと増えている。もしやと思うと、やっぱり。いつも、レスいらないから、と書いているので今回もそうかと思いきや書いてない。で、5150の短文返信を、スルーして、嫌味として書かれた、としか読めない。読まない。相変わらずですね。言葉が出ません。短編書きらしい意見ですね、というのはそれ以上の意味を含めてはいませんし、こちらでもある程度納得したという意味です。それ以上でも、それ以下でもないんです。

で、例によって連投していて、しかも今回は他の方も巻き添えにしているので、こちらも正対します。とはいっても、いつも書いていることの繰り返しでしかないし、どうせこちらがいくら書いても、「見ないでレス打っているんだけど」の逃げ文句がくるのはわかりきっている。でも書くだけ書いてみます。

拙作について、タイトルのまずさももわかるし、冒頭もまずいのはよく承知してますよ。ただ、それを他の作品、しかも応募作品と比べるのはナンセンス。

ってか、作品自体の指摘よりも、

>結果、私の駄原稿と『こちらハデスだよ。まだですかハルマゲドン』は一緒に二次通過して、三次には残れなかった。

を、ほんとは書きたかったんでしょ?いつもの常套手段ですよね。作者の作品を親切な顔で指摘しておきながら、自分はスゴイアピールをさりげなく【いつも】せずにはいられない貔貅。見ていて痛々しいくらい。それでいて、通過作品とか、自己作品はてこでも出さない。出しても、適当に書いたという言い訳を加えなければ、鍛錬場に堂々と晒せられない。小心者そのもの。

 ちなみに、これは、
『こちらハデスだよ。まだですかハルマゲドン』を、5150が冒頭だけ読んでみての感想ね、念のために↑。比べられる意味がわからんよ、まったく。

>もっともらしく【言論弾圧】、
特定個人を【排除】して当然! ってな方向に持ってくんじゃなしに、

ホントにパラノイア的な思考停止! 誰から?

続きます。

5150
5.102.5.248

パート2

>5150と、
『修正・再掲、再掲……している一群の常連』の原稿は、
ここのサイトでは賞賛される。
それが既定路線で、すでにガッチリ出来上がった「流れ」で「お約束」なんだ。それに『違うと思うよー』と、やんわり書いても【黙殺されるだけ】なんで、分かりやすく・端的に書くと、
【キツくなる】んですよねー。
そうでないと、「甘い意見」に押し流され、
「褒め言葉の群れ」に埋没するから。

これっていうのは読むと、上記の感想者に対する当てつけと読めます。

他者からの褒め言葉を鵜呑みにして、欠点指摘を見て見ぬ振りをするのは、貔貅に指摘される前に、やってく上でのあくまで前提のことのように思う、してはいけないこととして。鍛錬場に投稿する者として当たり前だと。褒め言葉は瞬間だけ喜んで、忘れるくらいがちょうどいい。もっと踏み込むと、他者の作品を読み、感想をよく読んで、それを自分の作品だったらとそこまで考えてやってみて初めて、ここに投稿する意義がうまれると思う。

でも言いたいのはそんなことではありません。

で、春海さんの正論らしい正論による反論。それに対して、貔貅はどう答えたか?

>読んだ小説の「良い所」と「ダメなところ」そしてそれに沿った改善点を伝えるのならばいいと思いますが、先ほども言ったとおり「作者のやる気を削ぐ」発言を控えた方が良いのではと先程のコメントをさせて頂きました


>↑ 春海さん、追加レス【読まない】んで。
ワタシが物申したいのは「全然全く知らない人である春海さん」ではなくて、「この原稿の作者である5150に対して」だから。
申し訳ないけど「春海さんに用はない」んです。


これ、貔貅の常套手段。逃げ。いつもこうだもん。ホントに。

きちんとした正論に対しては、汚い尻を見せて、逃げるのですよ。レスに対しては「↑これ見ないでレスするんだけど」とわざわざ書く、あざとさ。作品に対しては、「作品読んでなくて、眺めただけなんで」と、これも逃げのいつもの手口。で、このサイトにいる人は、誰でも知っていることなのです。

>ここのサイトの特定個人をカリカチュアライズして、サイト内で共有して嘲笑するためだけに書いたもん】
をここの鍛錬場にあげた・・
「物書きにもとる腐れ根性の人」だよな??
あれ(完全に個人誹謗中傷のカタマリ!)が5150の代表作だ。

極め付けはここ。作品を眺めるだけで読まないと公言している人が、独断と偏見でレッテルを貼ったものであり、それを個人を攻撃するための手段として使う姑息さには、同じ書き手としては情けないし、悲しいし、いっしょにされるのはゴメンだと5150は思っている。正論で堂々とぶつかる姿を、一度だって見たことがない!

こんなふうに書くことで、論点のすり替えに成功している。

>だってここ【鍛錬場】だもん。
鍛錬しましょうよ、5150。
性根からたたき直しましょう。

んでもって、さらにこう書くことでマウンティングにもまんまと大成功。

ちなみに貔貅は、感想欄でのポジティブ寄りな言葉というのは、すべて褒め言葉と受け取るという感性の持ち主でしかなく、ニュアンスというものはまるで存在しないのは、言うまでもない。作品ありきではなく、自分ありき。

5150
5.102.5.248

春海さま

>読んだ小説の「良い所」と「ダメなところ」そしてそれに沿った改善点を伝えるのならばいいと思いますが、先ほども言ったとおり「作者のやる気を削ぐ」発言を控えた方が良いのではと先程のコメントをさせて頂きました。

春海さまにとっては、あまりにも当たり前なことのように思われるでしょうが、貔貅は、その点についてはほとんど無視します。正論を投げかけるほど無駄な人なのです。正論にはくるりと身をかわします、素早く。

5150は、貔貅の指摘に対しては要点だけ取り出して、あとはきれいさっぱり忘れます。貔貅の書く他の方の返信も同様です。指摘は鋭いですし、細かいです。いいことを書きますが、はずすこともあります、当たり前ですが。しかしながら、書いて作品を投稿する普通の人とはまったく異なった見解でここに感想を書いているのは確かです。

減点方式でしかテキストを見ていません。

あるいは自分の思うプロ作家作品に無理やり当てはめて決めつけるということをよくします。なぜか?
それは作品を読まずに、眺めるからです。数学の問いのように間違いかそうでないか、という判断しかできません。

読んで感じることを主観的に書くとか、作者としての立場で他者の作品を読むことはしていません。なので、たとえその作品にマイナスがあろうとも、総合的に見てプラスと判断すればそれでよし、という発想のできない人ともいえます。

で、5150がここでいくら書いても、これをただの誹謗中傷としか受け取れない貧弱な感性しか持ち合わせていません、残念ながら。まあ、そうやって自分を守っているのでしょうが。

『玉虫堂春夏冬中 -たまむしどう あきないちゅう』(仮)

というのが貔貅が書いた作品で、後ろの方ですが、まだ読めるんじゃないでしょうか、まだ掲載されているはずです。興味があれば、ですが。

飼い猫ちゃりりん
106171085210.wi-fi.kddi.com

貔貅がくる様
あれ? 「Fさん」の冒頭の件で、貔貅さんが長文と指摘して、飼い猫が、「他の方で長文と指摘いる方が見えますが、飼い猫はそう思いません」とコメントしたら、貔貅さんは、「↑個人の感想としてそう述べればいいだけじゃないですか」って言い、そんで飼い猫も軽率だったと反省して陳謝した記憶も記録もあるのですが。

「この蘭の……」「危険域な人……」
↑さてこれいかに?
あ、別に返信は結構ですよ。荒れるのは嫌だし。ただちょっと言葉に甘いかなと思っただけです。

晴海
i223-219-76-160.s41.a014.ap.plala.or.jp

5150さま

レスと春海に対するケア有難うございます。

<春海さまにとっては、あまりにも当たり前なことのように思われるでしょうが、貔貅は、その点についてはほとんど無視します。正論を投げかけるほど無駄な人なのです。正論にはくるりと身をかわします、素早く。

その点に関しては「読まない」とはっきり言われた時点で納得しました。
要するに作品の嫌な所しか見ない。つまりは典型的で過度な批評家。と思うことにいたしました。ありがとうございます。

<5150は、貔貅の指摘に対しては要点だけ取り出して、あとはきれいさっぱり忘れます。貔貅の書く他の方の返信も同様です。指摘は鋭いですし、細かいです。いいことを書きますが、はずすこともあります、当たり前ですが。しかしながら、書いて作品を投稿する普通の人とはまったく異なった見解でここに感想を書いているのは確かです。

私も以後そういう風にしていこうと思います。

<このサイトにいる人は、誰でも知っていることなのです。

そうだったのですね。春海はこちらのサイトに来たばかりで内事情をよく知らず、口を出してすみませんでした。

改めて、レスとケア有難うございました。
貔貅がくるさんの小説、読んでみようかと思います。

貔貅がくる
n219100087087.nct9.ne.jp

ちゃんりりん氏ぃー、


>「この蘭の……」「危険域な人……」

ってのは、ワタシがここで『……まだですかハルマゲドン』の「文章の質」の良さを推奨した際に、
つぶやいたことへの【重箱の隅】で、

「前後の流れ関係なく抜き出しての、言葉狩り」だよね??



そこで私が言ってたことの「眼目」は、


『ハルマゲドン』の人の文章の質(と一人称の書き方)は、なるほど「分かりやすい二次選考通過の目安、水準」で、
ここのサイトの人、それが出来てない(そこまで到達出来ていない)んだけど、

そのこと(水準に達していない事実)に完全無自覚・無頓着で、『俺は筆力高いんだ!』って根拠なく思い込んでる人があんまり多いから、

同類さん同士で互いに褒めあってばかりいても、進展がないよなーって。



そういう意味です。

貔貅がくる
n219100087087.nct9.ne.jp

5150のコレの出来の悪さと、『……まだですかハルマゲドン』の人の文章の質は、
書き出しの「原稿用紙1枚相当」で一目瞭然。


青木のおかげで、『……まだですかハルマゲドン』の実物を目にして、
『自分、よく二次選考通過したもんだよ……』と、
つくづく、つくづく反省した。。


ワタシなんぞより『ハルマゲドン』の人の方が、文章レベルだいぶ上だったんで、、、
おばはんとしちゃしみじみショックだった。
(けど、今のタイミングで見といて、ほんと良かった)



5150はじめ、ここのサイトの人らは、色眼鏡猛烈になってるから、
「ハルマゲドンと一緒にどぼんした、ワタシのとぼけた二次選考通過作」とか「一応公募の入賞作なんです」の実物を、

たとえ何本ここに晒したところで、
絶対に普通に(ニュートラルな態度で素直に・公平に)は見れなくなってるから、


「文章レベル」の大変分かりやすーい目安? メルクマール?が、
『……まだですかハルマゲドン』。

貔貅がくる
n219100087087.nct9.ne.jp

ここがこんな理不尽環境じゃなく、ニュートラルな目で「普通に」読んでもらえるサイトなのだったら、


「カクヨムにあるよ」と教えてくれた青木くんへの返礼に、

『ハルマゲドンの人と一緒にどぼんした、ワタシのとぼけた二次選考通過作』を
鍛錬場に全文あげるのもやぶさかじゃないのだったが・・


アゲたところで、5150の目には、
「私がお伝えしたいポイント」なんて絶対に伝わらない! 理解されない
のが分かり過ぎてるんで、、、

上げても完全無駄になるばっかだ。


実物の選考通過作・入賞作ほど「不当な扱い」を受け、
罵倒・嘲笑、書き手が弾圧・誹謗中傷される
のが、ここのサイトだから。。



私個人に対しては、『それも致し方なし』とあきらめてるんだけど、

一次選考・二次選考……最終選考、
で経験したこと、分かったことは、
『お伝えしたい』
『これから出そうって人は役に立てて欲しい』
気持ちが、はじめてここのサイト来た時から、ずーーーっとあって、


なので指摘繰り返して来たんだけど、
【感想欄で文章で伝えるのはえらく手間だし、難しい】わ、

苦労して書いたところで、【まともに受け取ってはもらえない、理解されない】で
ずっと来てる。


それでも懲りずに、鍛錬場のまんなかで うだうだ言い続けてるのは、

【その欄の主にではなく、端から見ている誰かに、「大事なこと」がちょっとでも伝わり、ちょっぴりでも役に立ったらいいなー】

と 思ってるから。

5150
5.102.5.248

あ、レス見ちゃったんでもう一度だけ、このサイト見る以外に他にすることはいくらでもあるので。

ごはん男性作家追放運動と、女性作家擁護に専念して下さいな。で、もう以後の5150の作品には顔出さないでくれますか? 悪口書くんなら、また裏でコソコソやった方がいいんじゃないの? もう一人の方と一緒に。

ちなみに、貔貅さんの他の作品出されても、5150はもう読みません。興味ないので。あんなもん、一回で十分すぎるわ!!!

貔貅がくる
n219100087087.nct9.ne.jp

↑ もしかして、ワタシへのレスか??


いらないんで、

「見ない」ですよ。


全否定であろうことは、察しつきまくるし。



5150は、自己評価高すぎ、プライド高すぎで、

絶対にソリが合わないよねー。



前から言ってるけど、

【とっとと公募に出して、結果見てみた方がいい】よ。



でも、これも前から言ってるけど、

5150は、そのプライドからたぶん【公募に出すんであれば、完璧な原稿。そして一発受賞】!

「それ以外にない」って思ってそう。。


だから、「二次選考通過目安なんか要らん! 自分にはまったく必要ないものだ!」なんだと思。

貔貅がくる
n219100087087.nct9.ne.jp

↑ ここのサイト、そう思ってる「矜持の高い人」が複数人常駐してて、

そういう「矜持の高い人同士で、感想つけあってる」のが現状。



それもいいんだけど、

「矜持の高さ」のあまり、

【初心忘れる、初歩と基本を頭ごなしに小馬鹿にする】傾向が強くて、、、



5150は「特にそう」で、

原稿にそれが全部だだもれ! なのがアカンなー って。

(これも、前にも書いたことの繰り返しになりますね)



まあ「完全に余計なお世話でしかない」んですが。

文緒
219.121.146.102

横どころか、遥か彼方からですが、私は貔貅さんとブロンコさんの感想、昔からの女性作家さんの作品を拝読したいのでこちらのサイトを覗かせてもらっています。
身体が儘ならない事情で毎日は無理ですが、それでも週に一度か十日に一度、感想欄にお名前を見つけたら胸をワクワクさせながら拝読しています。
タイミングが合えば公募にもまたチャレンジしたいし、公募は無理でも書いてはいたい私には耳(目かな)が痛くドヒャーな手厳しさに溢れる感想にいつもハッとさせられ、初心に立ち返り、改めて勉強させてもらっています。

確かにカチンときますよね。
私も最初に感想をつけてもらったときにはそうでしたからわかります。
でも、書かれているものを何度でも素直に読めば「なるぼと。そういうことか」と納得できました。
自分でも気付かなかった深層を晒されオタオタもしましたが、モヤモヤとしていたものを祓うことができました。



こちらの書き手さんは存じ上げず拝読もしないままのご無礼です。

文緒
219.121.146.102

字数の縛りがあるのを忘れてました~。

少なくとも私には「役に立つ」感想であることをお伝えしたかった。



5150さん
お邪魔しました。

そうげん
119-231-167-60f1.shg1.eonet.ne.jp

ひきゅうさんのはなし。
公募応募作である一次資料を見せるか、それともそれを説明したり、わたしはこういった心づもりで書いてますっていう概要を伝えようとする二次資料的なものに踏みとどまってるかの差だと思います。直近のすでに結果の出た、公開して差しつかえない作品を見せることによって、作品の力で読者に訴えかける。それをせずに、説明説明でやろうとするから角が立ってるだけなんだと思ってます。ハデス、一話目を読みましたがいい入り方だと思いました。ラノベも書いてらっしゃる作者ですけど、言葉遣いにいい雰囲気出ていて、よいと感じました。ひきゅうさんも二次に通過しているんだからそれを公開して読者の判断を待てばいいのにと思うだけです。現状、のんべえの絡み酒みたいになってますからね。

貔貅がくる
n219100087087.nct9.ne.jp

↑ そうげんさん、


『玉虫堂』が、その現物なんです。


『執筆の狙い』んとこにそう書いてたような覚えもあるんですが。。

貔貅がくる
n219100087087.nct9.ne.jp

文緒さん、フォローさせてしまって、ほんとごめんなさい。。


私自身、「言い方がクソ感じ悪いから、相手から理解されないで……悪循環に陥りまくってる」
自覚は猛烈にあるし、

ワタシなんざ、ただ「規格外なアホ」なんです。


初期には、
『なんでなの? なんで伝わらず、裏目裏目になって……曲解されまくって、挙句の果てに、公募受賞詐称野郎よばわりまでされなきゃなんないの??』
と、非常ーーーに切なく思いまくっていた。
いたんだけど、
『ワタシの言葉がいまいちダイレクトに伝わらない・理解されないのは、小説が下手くそで、大賞取れないからだな』
ってのも よくよく分かってる。


まあ【実践あるのみ】だし、
【結果(書かれたもの)がすべて】な世界。



でも、せっかくこういうサイトな訳なんで、
見知った人の中から、受賞者が出して欲しい。出るのを目撃したい!


ただそれだけなんだけど・・

にゃにゃんがにゃん
i223-219-76-160.s41.a014.ap.plala.or.jp

急なとーじょーで失礼しまっす

小説も含めコメントも上から順にすべて読ませてもらったんだけどにゃぁ、

・貔貅がくるさんの言い方に棘を感じる。なんというか、円満にする気そのものがないような気がするにゃんよ、先程の貔貅さんのコメでそれを自覚しているとのことだけど改善する気もないように見て取れるにゃん。んで、レッテル貼りすぎニャんね。やれプライドが高いだの。部外者から言わせてもらっちゃうと、なんの為の口論なんかにゃぁと。

とりあえず頭冷やしたほうがよききにゃのだ卍(寺)

んじゃぁ、ばいにゃーん!

ラピス
sp49-104-38-201.msf.spmode.ne.jp

5150さんにも、トゲがあるんじゃないかなあ。
以前、別の感想欄で、5150さんは「貔貅さんが熟女擁護してる」的な失礼な発言をしてらしたし。
私もこれまで貔貅さんに手厳しい意見を頂いた作品は、多々あります。全文読んでない、と書かれた日もありました。
でも、下読みだって全文を丁寧に読むはずないしね。どうやったら貔貅さんに読んで貰えるかが、一つの目標になりました。
同人誌作家みたいに、お互いの長所やテーマを理詰めで語り合うのは楽しいけど、本当に為になるのかなぁ。
何回も予選通過した人の意見って、貴重じゃないですか。口当たりキツいからと反発して、無視する行為は勿体ないですよ。
でも、趣味で楽しんでるだけなら、上記は的外れですやね。
横で失礼しました。

にゃにゃんがにゃん
KD027092029013.ppp-bb.dion.ne.jp

まぁ喧嘩しても良い事無いにゃ。
あっつあつな口論に参加するつもりもにゃいからにゃぁ…。
的外れだと思われたんにゃらそれはアタシの語彙力のせいにゃんね、口出ししてすみませんでしたにゃ!

ラピス
sp49-104-38-201.msf.spmode.ne.jp

にゃにゃんがにゃん様
上記とは、私が書いたコメントの事です。私が的外れかも、って意味です。

香川
KHP222000136051.ppp-bb.dion.ne.jp

読ませていただきました。

お互いに、その後の人生には関わられないけれど、描かれた交流を通して変わることが出来た、というのが好きだなと思います。

ゲームセンターでのやり取りの中にあった、いじめよりもkと顔を合わすのが辛い、という言葉には、kへの思い、切実な感情が垣間見えて良いなと思いました。

ただ、いくつか気になった点も。

まず、冒頭。
会社を辞めてティッシュ配りをしている、という情報は、最初に出すものとして、良い選択だったのではないかなと思うのですが、その提示の仕方が、ちょっともったいないなと思いました。
勤めていた会社を辞めてティッシュ配りをするというのは、一般的に見たら「普通ではない」訳ですから、どういう物語なのだろうと、興味を引くとは思います。
ただ、その情報に対する「どうして?」という疑問自体は、とても普通なので、それを書いてしまうことで、出だしがちょっと凡庸になってしまう感じがするというか…。
「どうして?」と自ら言ってしまうことで、平凡なお話かなという印象が生まれてしまうというか…。
うまく説明できなくてすみません。
「二年間務めた不動産会社を辞めている」「ティッシュ配りのバイトをしている」という情報だけを書いて、「どうして?」という疑問は読者に委ねた方が良いような気がしました。
書かなくても、疑問には思ってくれるでしょうから。
興味を引きつける出だし、というのは私自身苦労しているところなのですが……。

また、特に最初の方、主語の省略が多く見られましたが、一人称で主語が省かれていると、語り手のことを書いているのかな、と思えてしまいます。
私は、少し、その点が読みにくかったです。
語り手以外が主語になっている場合は、なるべく省略しない方が良いかと思いました。

それと、「……」という記載が、かなり多かったように思いますが、無言の場合はカギ括弧は使わずに、地の文で表現した方が、文章からその場面を想像しやすいかなと思いました。

あと、全体的にセリフがそれらしくない気がしました。
理由は2つで、1つ目は、くどい、ということです。
例えば、
「持ってきたよ。でも、いくらあっても足りないこともあるから。学校でいざということがあったりすると、けっこう役に立つんだよ。だからあったほうがいいかなと思って」
というセリフ。
ひと言、「足りなくなることもあんですよ」で済むようなことを、ここまで説明的にするのはちょっと不自然かなという気がしました。
もちろん、ここでのセリフは終盤の伏線になっていますから、削れないというのは分かりますが、それであれば、私の質問を挟むなどしてセリフを分割したりと、ひといきで語らせない工夫をされるといいかなと思いました。
他のセリフも同じように、説明的になってしまっている箇所がかなり多いと思いますので、その観点から、セリフの扱い方を見直されても良いかと思います。
と言っても、私も長いセリフは書きがちなのですが……。

もう1つの理由は、「〜だわ」とか「〜わよ」という口調が、現実には女性でも使わないので(念のために書きますが私は女性です)、ここも少し不自然に感じました。
ケータイなども登場する時代を舞台にしているなら、会話文はもう少し中性的でもよいかなと思います。

あと、これが一番「???」と思ってしまったんですが、語り手が真人へ電車に乗れないことや痴漢にあったことを語るシーン、ありましたっけ……?
一緒に電車を待っている場面で、真人が突然、語り手が痴漢にあっていたことについて怒り出したところで、ん???となり、少し遡って確認してみたんですが、やはりそれらしいシーンは見当たらず……。
読み落としてしまっていたとしたら、大変申し訳ないんですが、もし実際に書いていないのであれば、ここはしっかり描かないと、不自然だと思います。

描いていない、という点で言うと、語り手が一歩踏み出して一人で面接に出かけるシーンが、後付けの説明のみで済まされてしまっているのも惜しいなと思ってしまいました。
語り手にとって、とても大事な場面ですから、これはしっかりその場面を描写しないと、語り手の感情に寄り添うことが難しくなってしまうと思います。

あと、終盤に名前のでてきた塩崎さんの件。
こういう形で登場させるなら、もう少し彼について描いていないと、語り手が彼に惹かれていることに説得力がなくなってしまい、語り手の気持ちがちょっとよく分からなくなってしまう気がしました。

それと、これは好みの問題も含まれてしまうことですが、ゲームセンターでkについて語る時の真人の言葉に、ちょっと違和感がありました。
「そしてあちら側の居心地のいい場所に寝返ったんです」
と彼は言っていましたが、まず「寝返る」という言葉がこの場合、適切なのだろうか?と疑問に思いました。
寝返るというのは、味方だった人が裏切って敵側につく、という意味なので、なんというか、元々敵対していたグループの方へ行ってしまった、というようなニュアンスになってしまう気がします。
ただ、「居心地のいい場所に」という言葉から察するに、敵対していたのではなく(敵対していたグループの中が居心地がいいというのはあまりないので)、単純にマジョリティの側へ行った、ということなのかなと思っています。
だとすれば、言葉の選択はちょっと不適切だったかなと思います。
また、ここからは個人的な好みの話になりますが、kには、なんというか、居心地のいい場所へ行く権利って、あると思うんですよね。
でも、それに対して(言葉の選択が適切でなかったことを差し引いても)「寝返る」というマイナスのイメージを持つ言葉を使うのは、真人がkをすごく責めているように感じられます。
もちろん、ホモだなんだと言って真人いじめたのは酷いことだと思いますし、kが真人からの告白を言いふらしているとしたら、それも酷いと思います。
ただ、真人の言い方から、居心地のいい場所へ行ったこと自体も含めて責めている、恨んでいるというふうに私には感じられてしまって、ちょっとそれは違うんじゃないかなと思いました。
もちろん、中学生ですから間違ってしまうこと、責めてはいけないことで他人を責めてしまうこともあると思うのですが、どこか作品の方向性としてもkが別のグループへ行ったそのことも「許し難い悪いこと」として扱っているように思えました。
この辺りは色んな考え方があると思いますが、個人的な好みとして、もう少し視野を広く物事を捉えてあると、より良いと思います。

むしろ、「kが悪いんじゃないんだ」くらいの、自分の感情押し殺した位のことを言わせてしまった方が(それはそれで間違いだと思います)、「Kのクソばかやろう!」の件にカタルシスが生まれるかなと思いましたし、自分の間違いを正せたっていう前進も示せたんじゃないかなと思いました。
これも、あくまで好みに則った上での意見なので、参考程度に留めて頂いていいかなと。

色々書いてしまいましたが、真人に描かれた思春期らしい悩みなど魅力的だと思います。

5150
5.102.5.248

ラピスさま

>口当たりキツいからと反発して、無視する行為は勿体ないですよ。

ここについてこちらから書きたいことはたくさんあるのですが、他のところでも理由をさんざん書いたし、それをまた全部いちいち説明する気力が今はないです。ちなみに過去の貔貅さんの指摘に対して、5150が無視したことは一度もないつもりです(ってか、その投稿数に対して作品の純粋なる指摘箇所って、驚くほどに薄いです。余計なことばかり書く)。要点だけ取り出してあとは忘れていますが。口当たりが悪いからという理由で、反発したつもりは一ミリたりともないです(向こうはこちらの反発にはすぐに反撃してきますけどね。敏感だし)。

貔貅さんについてこちらが書きたいことはたくさんあります。が、もともと本人は他者と議論ができない方なので、こちらのストレスは溜まりまくる一方です。で、そこまでして貔貅さんの感想を貰いたいかと言ったら、5150はためらいなく、ノーと答えます。貔貅さんの他の方への返信を日頃からよく読み込めんで研究すればいいわけですから。でも彼女、意外と返信における指摘のポイントと見ている箇所のパターンは、はっきり書くと、そう多くはないですよ。読んで書いてないから当たり前ですが。みなに同じようなことを繰り返しているように見えなくもありません。

>何回も予選通過した人の意見って、貴重じゃないですか
実はそう思わないんですよね、あんまり。それは5150が公募に興味がないという意味ではないです。もっと作品について本質的なことを書いてくれる人の方を信望していますので。貔貅さんのは、せいぜいが公募の一次止まりまでのアドバイスでしかないと思ってます。それ以上のことは視野に入ってないようですし、実際に書かれた作品を読んでみて、5150はそう判断しています。

5150
5.102.5.248

香川さま

拙作を丁寧に読んでもらってすごく嬉しいです。しかも隅々まできちんと読んだ上での、わかりやすい指摘の数々には頭が下がります。すべて読みました。おおむね当たっているところばかりかと思われます。香川さまの慧眼には敬服しました。ただし一点を除き。真人がkについて言及する箇所については、いろんな意味で考慮すべき点であり、非常にデリケートなイシューです。なので、少し時間をかける必要があると思います。

本来なら、項目づつに返答するべきなのですが、今回はこのような簡素な形で失礼したいと思います。申し訳ないです。拙作への大変丁寧な感想をありがとうございました。

5150
5.102.5.248

 冒頭箇所の(即席)修正案

 眉毛をつり上がらせた女が、すごい形相でこちらへと歩いてきた。
 手に持ったスマホを口に当てながら話している。人混みの中だというのに。わたしに向かって突進してくるように思えた。まるでイノシシ女だ。
 わたしはティッシュを持っていた手を、反射的に下ろした。イノシシ女が少し肩に触れたかもしれない。わたしは後ろに身体をのけぞらせるように、よろけてしまった。
 何あれ、ちっょっと失礼な人だわ。と、そんなふうに声を出したつもりでいたけれど、あまりの静けさに声は出ていなかった。どんどんとわたしを通り越してゆく人、人、人。みんな改札へと向かっている。
 ほんの少し前まではわたしも普通に会社勤めをしてたので、あちら側の人間だった。でも今は、暑い中をこうやって、ティッシュを配っている。
 どうしてティッシュ配りのバイトなんてやっているのか。なぜ会社を辞めてしまったのか。わたしは頭の中で同じことを、軽く百回は繰り返していると思う。雑念ばかり浮かんでくることが、暑い中で立っている以上に辛く感じられてしまう。
 こうなってしまったのには一応の理由がある。でもだからって何だ、今さらどうしようもないことなのに。で、どうしようもないことはまだある。月末にあるワンルームの家賃支払いは待ってくれないし、それまでの生活費も必要だ。
 というわけで、こうやって毎日、通りがかる人にティッシュを手渡している。そうして毎日のように駅前に立ち、他人から断られ続けていると、自分自身が世間から拒否されたような気持ちになってしまう。

 でも口をきいてくれる人も中にはいる。

5150
5.102.5.248

ここまで感想欄が荒れたのは初めてです!

で、よりによって貔貅のことばかり! なぜ? ここはどこ?
誰の感想欄で、何についての感想を書く場所なんだ? 作品を読まないのに来ちゃってる人もいるし。

ってなわけで、5150は最低三日間はここを覗かないつもりでいます。今そう決めました。なので今後こちらに書かれても、以後こちらから返答はしないかもしれません。

飼い猫ちゃりりん
106171068017.wi-fi.kddi.com

貔貅がくる様
そうなんですね。わかりました。
まあ、飼い猫は、反対意見だから、鋭い指摘だから、空気を読まない言動だから、そのコメントを非難したことも、するつもりもありません。憩の場じゃなくて鍛錬場だからです。ただ、いがみ合うための場でもないので。

真弓 剛太郎
i114-191-140-226.s41.a040.ap.plala.or.jp

作品読ませていただいた。

三日の冷却期間を置かれているそうだ。
感想欄を全て見させていただいた。
返信するだけでも膨大な時間を喰うし、それであるのに余計な気配りをせねばならんのはたまるまい。気の毒に思う。

ただし有益な感想を真面目に書く者も存在する、どうか気を取り直してと言うか、たとえばそちらだけでもいい、向かい合って自らの糧にしていただきたい。

たぶん異性視点の一人称(5150さんが女性なら謝らなくてはならないが)、これはかなり難易度は上がるのだと思う。
ストーリー自体はきちんと筋が通り、かつ希望が見えるものになっていて好ましいのだが、いかんせん上記に書いた難しさといったものがあり、簡単に読める割りに細かい部分で疎を感じる部分があった。
もう少し「わたし」の視点や考察で粗いところを埋めて行く必要がある気がした。
描かれているものが表層的に見えてしまうのは、「わたし」の内面が欠けているからだし、切迫感が無いのも同じ理由からなのだと思う。
一人称の最大の武器はそこに在ると思う。
そこを使うことで埋められるはずだ。
「わたし」は目に見える物事を追っているだけで、能動的な深みまで掬っていない。
目で追える事象を説明しているだけだと思う。
もちろん、全然無いとは言っていない、ただ、そういう傾向が強いために物語が薄い印象を受けてしまうように思う。

涼子さんの心中に寄り添って、彼女の声を聴いてやって欲しい。
きっとうまくいくはずだ。


当方への感想まことにありがたかった。
安い嵐は構うだけ損だ、軽く受け流すことを勧めたい。
また、気持ちが落ち着いたら香川さんにはきちんとした返信をお願いしたい。
真弓はここにはあまり来ないが、彼女の作品は何度か読んでいて、とても真面目な方だと思っているからだ。よろしくお願いする。

天勾践を空しゅうすること莫れ時に范蠡無きにしも非ず。
善き人も必ず居る。どうか腐らずにいてほしい。
諦めたらそこで試合終了ですよ(笑)

ブロンコ(親切
KD111239126156.au-net.ne.jp

知らなければ何言ってもいいと思ってる横槍馬鹿にギフトですよ噂のカリカチュアライズってコレのこと品性劣悪
どうやって人間はてめえの筆を腐らせるのか、そんな見本だと思って震え上がっとけ下手糞ども


どんな馬鹿構ってんのかわかってない馬鹿ども多すぎてハラ痛いっつうの




続き見たかったらいつでも言ってねぶん投げてやる



おつかれ






5150
ブランコ氏の憂鬱



 ブランコが十一歳のとき、ブランコはブランコから落ちて頭を打った。

 家の近くにある大きな公園で、一番にぎやかになる時間帯。広場ではブランコと同年代の子供たちが額に汗してサッカーボールを追いかけていた。そばの遊び場では小さい子供たちがすべり台などで遊んでいる。無邪気な声が響き渡る中、ブランコは遊び場の近くにいて、何をするでもなく、うろうろしていた。
 やがて子供たちは母親に連れられていき、遊び場は静かになった。ブランコは空いたブランコに乗った。太陽は西に傾いている。サッカーをしている姿はもうなかった。一人で乗るブランコは気持ちよかった。ずっと揺られていた。
 足をつんと伸ばして前に蹴った分だけ、より速く、高く、空を突き抜けてゆくように思えた。振り子の最大限になるよう、足をひたすら前に蹴ってゆく。そうしていれば、いつか縛られたチェーンから外れて、椅子に乗ったまま、空まで飛んでゆけそうな気がした。
 そんな思いは次の瞬間、吹っ飛んだ。
 掴んだ両手はしっかりと握っていたはずだった。そうしているつもりだった。つま先をそろえて空に向かってキックする。茜色の空が目に入った。そうして、後方に戻れば、地面の土が目に入る、はずだった。背中に痛みを覚えた。周囲が真っ暗になった。
 しばらくすると一人で起き上がった。どれくらい倒れていたかわからない。あたりは薄暗くなっていた。頭がズキンとして、後頭部に手をやると、ざらりとした手触りがあり、砂がついていた。血は出ていないし、痛くもなかった。
 一人の女の人が大丈夫、と声をかけてきた。ブランコは変な人ではないかと警戒した。
 ふいにある言葉を思い出す。
「最近はわけのわからない人が多いから、外で他人から声をかけられてついフラッと、ついていかないようにしてね」
  優しい母の顔が浮かんだ。
 母が以前よく言っていた言葉だった。けれど、母は病気でなくなり、もうこの世にはいない。ブランコは小さいときから、風邪のときや身体が不調のときなど、いつも母が近くにいなくてはダメだっだ。
 もう十一歳。当然ながら一人でいろんなことができるはずの年頃だった。登下校はいつも一人だった。というか、馬鹿を言い合いながらいっしょに帰れるような友達がいなかった。ゲームはいつも一人で遊び、友達と対戦して遊んだことすらなかった。
 ブランコは声をかけてきた女の人を見た。
 大丈夫です、とブランコは不愛想な顔で女の人に返答すると、そう、という短い答えだけが返ってきた。それから、女の人は背を向けて去っていった。
 入れ替わるように、聞き覚えのある声が背後でした。
「ブランコ、見つけたわよ。こんなところにいたのね。」
 その声は、ブランコがサヨコさんと呼ぶ人だった。
「一人で出かけるのはいいけど、行き先くらい教えといてよね。じゃないと、突然ヤスオさんから電話がかかってきて、ブランコはどこにいる、なんて聞かれたらマズイのよ。ヤスオさんにバレちやったら、わたし、何言われるかわからないんだからねぇ。可愛い一人息子なんだし。ねえー、ちょっと聞いているの。ねえってば」
 ブランコはサヨコの顔を見ることができず、下を向いていた。
 母親と違ってサヨコは優しくなかったし、言葉つかいもよくなかった。なによりサヨコはいつも真っ赤な口紅をつけていた。家の中でさえも。その眩しい赤色がどうしても好きではなかった。公園で見るどの女の人もあそこまで赤い口紅をつけている人はいなかった。
 背の低いブランコの視点は、サヨコの生足ばかりに向く。サヨコはいつも短いスカートを履いていて太ももの半分くらいは露出していた。ブランコの母親に比べてもサヨコは若く、父との年齢の差は二十歳ほどあった。
 サヨコが公園に姿を現して赤い口紅を見たとき、ブランコの後頭部でズキンという痛みが走った。ブランコから転んだ直後はなんともなかったというのに。痛みは数度にわたり襲ってきた。手で頭を抑えながら、サヨコに訴えた。
「さっきさ、ブランコから落ちたんだ。頭がすごく痛いんだよ。ズキズキする」
 サヨコは突然、プッーと吹き出した。
「ブランコがブランコから落ちた。サイコーね」
 サヨコはどれどれとブランコの後頭部を見ているときも、サヨコの膝小僧をじっと見入っていた。そこに本当に人面があるように見えた。
 それからサヨコに連れられて自宅に戻った。家に帰るといつも落ち着かなくなる。まだ越して半年にもならない一軒家だった。ブランコ一家は一等地にあった。ブランコが母親と住んでいたときは、二十五階の一番上のマンションだった。こんな高いところに住むのは忘れ物をしたときなどに一々戻るのがめんどくさいのを除いては、住み心地がよかった。少なくともサヨコのいる、この一軒家に比べる限りでは。
「マイスィートホームさ、ハハハ。最高に広いだろ。リビングで何だってできるんだぜ。ピンポンでも、カラオケでも。映画館にだってなるんだぜ。すげーだろ」
 ブランコの父はそんなふうにこの家のことを話す。やたらと気に入っているようだった。でも、父にとっては広い空間というものが、何かとてもなくいいものであったのに、ブランコにとっては、ただだだっ広いだけの、無意味な空間ばかりが広がる、空虚な場所に思えて仕方なかったのだ。
 だから、というか、毎日毎日、この家の無意味で何もない空間で過ごすことが、ブランコは嫌でしょうがなかった。そういう日頃の積もった鬱憤がつい出てしまい、ブランコは一人で公園に出かけて、ブランコから落ちてしまったのだった。
「まあ、しょうがないよな、一人でいて退屈だったんだろ、な。お手伝いさんといてもつまんないわな。お前も男なわけだし、外へも一人で出かけたくなるのも仕方ないというもんだ。でも、サヨコには行き先くらい教えておけよな」
 その日、夕食時の早めの時間帯に帰宅したブランコの父は、そういって笑うだけだった。サヨコが心配したように、父が怒ることはなかった。
 父があのようなわけのわからない笑顔になるときは、たいがいはリビングのテーブルに飲み干されたビールの缶が転がっているときだった。そういうときに何かを頼むと、すぐにウンと言ってくれるということを、ブランコはよく知っていた。
 でも、その夜は、テーブルにはビールの缶はなかった。ああ、それか、と思った。父が機嫌のいいのは、つい最近気に入って乗り回している新車のためなのだった、と。ブランコは父の仕事が何か知らなかったし、ときどき仕事も変わった。実業家と、サヨコは鼻高々に呼んでいた。


 

貔貅がくる
n219100087087.nct9.ne.jp

《サイト内の、自分が特に気に食わない特定個人を、同好の士と嘲笑して愉しむたけだけに、腐れ小説を書き下ろして、おのれの筆力と発想力に自画自賛、得意満面》

とゆー、

臆面もなく品性下劣な所業でしたよねー。


誰より《俺こそが正しい》で、
誰より《上から目線》。

それが 5150。


元来「そういうの嫌いで、率先して不当に叩きまくる」のが、ここの古参! だった筈なんだけど、
5150 のことは不思議にスルーで、表立ってはそう批難されないで今日まで来てる。


それは、

1:《敵の敵は味方》だの《人の不幸は蜜の味》で、不当に叩かれてるのを見るのが「ここの娯楽」になってるから。(しょうもない)

2: 5150 自身が「その率先して叩きまくってきた当人」だから??



・・あ、いま、北へ帰るハクチョウさん方の一群が、また頭の上を通って行った。
うちの屋根の真上、結構低空飛行で通過してゆく。。
昨日からずっと「そう」なんで、、、
たぶんいまが帰省ラッシュ。

5150
5.102.5.248

香川さま

>お互いに、その後の人生には関わられないけれど、描かれた交流を通して変わることが出来た、というのが好きだなと思います。

上でも書きましたが、小説での一期一会のパターンはけっこう好きで、たまに書きたくなります。特に後味の良いのを書きたい場合は。

>ゲームセンターでのやり取りの中にあった、いじめよりもkと顔を合わすのが辛い、という言葉には、kへの思い、切実な感情が垣間見えて良いなと思いました。

作者が言うのも何ですが、5150も作品の中では好きな箇所です。

>まず、冒頭。
会社を辞めてティッシュ配りをしている、という情報は、最初に出すものとして、良い選択だったのではないかなと思うのですが、その提示の仕方が、ちょっともったいないなと思いました。

ここは貔貅さんも指摘されていましたが、5150も同意します。過去作を推敲したものが拙作なのですが、推敲のさい、後ろから詰めていった感じになってしまったので、冒頭のマズさは納得しています。当たり前ですが読者は順番に読んでいきますので。

というわけでもないですが、即席で、5150が悪いと思う箇所を考えて上で、感想欄にて修正した冒頭を掲載しました。これも? になってしまいましたが。

>また、特に最初の方、主語の省略が多く見られましたが、一人称で主語が省かれていると、語り手のことを書いているのかな、と思えてしまいます。

ここは、わざとしたんですよ。推敲の時点で、できる限り主語を省いてみたのです。逆に、読みにくかったですかね。主語がありすぎるとうるさくて、自意識過剰だし、日本語は主語を省いた方がよいという固定観念がありました。

>それと、「……」という記載が、かなり多かったように思いますが、無言の場合はカギ括弧は使わずに、地の文で表現した方が、文章からその場面を想像しやすいかなと思いました。

ここもけっこうわざとしてみたのですが、うるさすぎたようですね。

>あと、全体的にセリフがそれらしくない気がしました。

セリフに関しては、まったく気がつきませんでした。まだまだ説明的でしたね。ありがとうございました。

>もう1つの理由は、「〜だわ」とか「〜わよ」という口調が、現実には女性でも使わないので(念のために書きますが私は女性です)、ここも少し不自然に感じました。
ケータイなども登場する時代を舞台にしているなら、会話文はもう少し中性的でもよいかなと思います。

ここも大変な役に立ちました。そうなのですね。香川さまは女性だということで意見を聞けてよかったです。

>あと、これが一番「???」と思ってしまったんですが、語り手が真人へ電車に乗れないことや痴漢にあったことを語るシーン、ありましたっけ……?

作者でさえ把握していません(笑)。推敲のさい、前後で文の入れ替えをしたさいに見落としていたかもしれません。推敲でいかにもやりそうな失敗ですね。

>あと、終盤に名前のでてきた塩崎さんの件。
こういう形で登場させるなら、もう少し彼について描いていないと、語り手が彼に惹かれていることに説得力がなくなってしまい、語り手の気持ちがちょっとよく分からなくなってしまう気がしました。

そうなんですね。ここは飼い猫ちゃりりんさんのところで書いてますが、塩崎さんを出したのは理由があって、涼子があまりに簡単に電車に乗れてしまうと作者は思っていました。なので、痴漢とか嫌な体験を克服したというよりも、何か別のウキウキすることがあるので、どちらかというと痴漢とかの嫌な体験は薄らいだ、考えなくてもよくなった、という意味で、配置しました。

>まず「寝返る」という言葉がこの場合、適切なのだろうか?

香川さまの言うように、不適切な語彙の選択だったかもしれません。5150としては、寝返りとしたのは、やはり裏切ったというニュアンスを強調したかったからだと思います。真人はまさにk に裏切られたと思っているからこその言葉だったように思います。

>ただ、真人の言い方から、居心地のいい場所へ行ったこと自体も含めて責めている、恨んでいるというふうに私には感じられてしまって、ちょっとそれは違うんじゃないかなと思いました。

作者が想像しうる真人の心境としては、まさにこんな感じだと思って書いていたと思います。しかしながら、前返信で書いたように、この箇所は非常にデリケートなところですので、たぶんもっと考察が必要なのだと思います。

>むしろ、「kが悪いんじゃないんだ」くらいの、自分の感情押し殺した位のことを言わせてしまった方が(それはそれで間違いだと思います)、「Kのクソばかやろう!」の件にカタルシスが生まれるかなと思いましたし、自分の間違いを正せたっていう前進も示せたんじゃないかなと思いました。

このあたりは、5150はあまり納得できない箇所かもしれません。もっと考えてみます。

>色々書いてしまいましたが、真人に描かれた思春期らしい悩みなど魅力的だと思います。

ありがとうございます。

拙作を丁寧に読んだ上での感想を、とてもありがたく思います。しかも女性らしい視点で書いていただいたために、5150としては大変に役に立ちました。特にこのサイトは女性陣らがあまり表で出てきてくれない印象をずっと持っていましたので、よけいにそう感じられます。

5150
5.102.5.248

真弓 剛太郎さま

>ただし有益な感想を真面目に書く者も存在する、どうか気を取り直してと言うか、たとえばそちらだけでもいい、向かい合って自らの糧にしていただきたい。

ありがとうございます。このサイトにはほんとうに目利きの読者の方がたくさんいます。その点5150はいつもわりと有益な感想をいただける方なので、いつも感謝していますし、5150もまたそういう存在でいられたらなと常に思っています。

>もう少し「わたし」の視点や考察で粗いところを埋めて行く必要がある気がした。描かれているものが表層的に見えてしまうのは、「わたし」の内面が欠けているからだし、切迫感が無いのも同じ理由からなのだと思う。一人称の最大の武器はそこに在ると思う。

たしかに拙作は、一人称の強みを生かした書き方にはなっていませんよね。このキャラはわりとあっけらかんとしていて、あまり内面をじっと見つめないタイプですよね。たしかに一人称の一番の強みは、「わたし」の内面にありますよね。

というわけでもないですが、過去の作品が、これとは正反対に、逆に内面をできるだけ掘ってみた作風の反動として書いてみた、という伏線ではあるのですけれどね。

>涼子さんの心中に寄り添って、彼女の声を聴いてやって欲しい。

ここ、一番大事なところですよね。

真弓 剛太郎さまの感想からは、5150はいつも何か感じるものをいただくことができてありがたく思っています。真弓 剛太郎さまの作風といい、感想といい、かなり熱いものを感じさせる方で、いい影響をたっぷりと受けたいと思っています。

なんか、こういう状況のためにわざわざ書いてくださったように感じられて、申し訳なく思います。また、真弓 剛太郎さまが投稿させたのなら、読ませていただきたいと思っています。ありがとうございました。

5150
5.102.5.248

 
「ブランコ氏の憂鬱」 全文


 ブランコが十一歳のとき、ブランコはブランコから落ちて頭を打った。

 家の近くにある大きな公園で、一番にぎやかになる時間帯。広場ではブランコと同年代の子供たちが額に汗してサッカーボールを追いかけていた。そばの遊び場では小さい子供たちが遊んでいる。無邪気な声が響き渡る中、ブランコは遊び場の近くにいて、何をするでもなく、うろうろしていた。
 やがて子供たちが母親に連れられていき周囲が静かになった。空いたブランコに乗った。太陽は西に傾いている。サッカーをしている姿はもういなかった。一人で乗るブランコは気持ちよかった。ずっと揺られていたかった。
 足をつんと伸ばして前に蹴った分だけ、より速く、高く、空を突き抜けてゆくように思えた。振り子の最大限になるよう、足をひたすら前に蹴ってゆく。そうしていれば、いつか縛られたチェーンから外れて、椅子に乗ったまま、空まで飛んでゆけそうな気がした。
 そんな思いは次の瞬間、吹っ飛んだ。
 掴んだ両手はしっかりと握っていたはずだった。そうしているつもりだった。つま先をそろえて空に向かってキックする。茜色の空が目に入った。そうして、後方に戻れば、地面の土が目に入る、はずだった。背中に痛みを覚えた。周囲が真っ暗になった。
 しばらくすると一人で起き上がった。どれくらい倒れていたかわからない。あたりは薄暗くなっていた。頭がズキンとして、後頭部に手をやると、ざらりとした手触りがあり、砂がついていた。血は出ていないし、痛くもなかった。
 一人の女の人が大丈夫、と声をかけてきた。ブランコは変な人ではないかと警戒した。
 ふいにある言葉を思い出す。
「最近はわけのわからない人が多いから、外で他人から声をかけられてついフラッと、ついていかないようにしてね」
  優しい母の顔が浮かんだ。
 母が以前よく言っていた言葉だった。けれど、母は病気でなくなり、もうこの世にはいない。ブランコは小さいときから、風邪のときや身体が不調のときなど、いつも母が近くにいなくてはダメだっだ。
 もう十一歳。当然ながら一人でいろんなことができるはずの年頃だった。登下校はいつも一人だった。というか、馬鹿を言い合いながらいっしょに帰れるような友達がいなかった。ゲームはいつも一人で遊び、友達と対戦して遊んだことすらなかった。
 ブランコは声をかけてきた女の人を見た。
 大丈夫です、とブランコは不愛想な顔で女の人に返答すると、そう、という短い答えだけが返ってきた。それから、女の人は背を向けて去っていった。
 入れ替わるように、聞き覚えのある声が背後でした。
「ブランコ、見つけたわよ。こんなところにいたのね。」
 その声は、ブランコがサヨコさんと呼ぶ人だった。
「一人で出かけるのはいいけど、行き先くらい教えといてよね。じゃないと、突然ヤスオさんから電話がかかってきて、ブランコはどこにいる、なんて聞かれたらマズイのよ。ヤスオさんにバレちやったら、わたし、何言われるかわからないんだからねぇ。可愛い一人息子なんだし。ねえー、ちょっと聞いているの。ねえってば」
 ブランコはサヨコの顔を見ることができず、下を向いていた。
 母親と違ってサヨコは優しくなかったし、言葉つかいもよくなかった。なによりサヨコはいつも真っ赤な口紅をつけていた。家の中でさえも。その眩しい赤色がどうしても好きではなかった。公園で見るどの女の人もあそこまで赤い口紅をつけている人はいなかった。
 背の低いブランコの視点は、サヨコの生足ばかりに向く。サヨコはいつも短いスカートを履いていて太ももの半分くらいは露出していた。ブランコの母親に比べてもサヨコは若く、父との年齢の差は二十歳ほどあった。
 サヨコが公園に姿を現して赤い口紅を見たとき、ブランコの後頭部でズキンという痛みが走った。ブランコから転んだ直後はなんともなかったというのに。痛みは数度にわたり襲ってきた。手で頭を抑えながら、サヨコに訴えた。
「さっきさ、ブランコから落ちたんだ。頭がすごく痛いんだよ。ズキズキする」
 サヨコは突然、プッーと吹き出した。
「ブランコがブランコから落ちた。サイコーね」
 サヨコはどれどれとブランコの後頭部を見ているときも、サヨコの膝小僧をじっと見入っていた。そこに本当に人面があるように見えた。
 それからサヨコに連れられて自宅に戻った。家に帰るといつも落ち着かなくなる。まだ越して半年にもならない一軒家だった。ブランコ一家は一等地にあった。ブランコが母親と住んでいたときは、二十五階の一番上のマンションだった。こんな高いところに住むのは忘れ物をしたときなどに一々戻るのがめんどくさいのを除いては、住み心地がよかった。少なくともサヨコのいる、この一軒家に比べる限りでは。
「マイスィートホームさ、ハハハ。最高に広いだろ。リビングで何だってできるんだぜ。ピンポンでも、カラオケでも。映画館にだってなるんだぜ。すげーだろ」
 ブランコの父はそんなふうにこの家のことを話す。やたらと気に入っているようだった。でも、父にとっては広い空間というものが、何かとてもなくいいものであったのに、ブランコにとっては、ただだだっ広いだけの、無意味な空間ばかりが広がる、空虚な場所に思えて仕方なかったのだ。
 だから、というか、毎日毎日、この家の無意味で何もない空間で過ごすことが、ブランコは嫌でしょうがなかった。そういう日頃の積もった鬱憤がつい出てしまい、ブランコは一人で公園に出かけて、ブランコから落ちてしまったのだった。
「まあ、しょうがないよな、一人でいて退屈だったんだろ、な。お手伝いさんといてもつまんないわな。お前も男なわけだし、外へも一人で出かけたくなるのも仕方ないというもんだ。でも、サヨコには行き先くらい教えておけよな」
 その日、夕食時の早めの時間帯に帰宅したブランコの父は、そういって笑うだけだった。サヨコが心配したように、父が怒ることはなかった。
 父があのようなわけのわからない笑顔になるときは、たいがいはリビングのテーブルに飲み干されたビールの缶が転がっているときだった。そういうときに何かを頼むと、すぐにウンと言ってくれるということを、ブランコはよく知っていた。
 でも、その夜は、テーブルにはビールの缶はなかった。ああ、それか、と思った。父が機嫌のいいのは、つい最近気に入って乗り回している新車のためなのだった、と。ブランコは父の仕事が何か知らなかったし、ときどき仕事も変わった。実業家と、サヨコは鼻高々に呼んでいた。
 それと同じように、父の乗る車もたびたび変わった。車に興味のないブランコは名前が覚えられなかった。たとえ新車であろうとすぐにタバコと香水の匂いが漂った。むせ返るような車内の空気が大嫌いだった。
 休日になると決まってどこかへ行こうと言い出す父だったが、たいがいは断った。父の車に乗りたくなかったからだった。
 ともかく、ブランコがブランコから転んだ日は、いくつかのことが起こった日でもあった。
 その夜、遅く。
 

5150
5.102.5.248

 その夜、遅く。
 ブランコは目が覚めた。尿意を覚えたので、自分の部屋から長い廊下を歩いて、バスルームに向けて歩いていた。あくびを噛み殺しながら歩いていたら、父とサヨコの寝室が暗くなっていてホッとした。
 一度、夜半過ぎに同じシチュエーションで、ブランコは寝室のドアから漏れる光に足を止めたことがあった。まずベッドが揺れるような音を聞いた。まるでこの部屋にポルターガイストが出現したように。
 でも、揺れるベッドはポルターガイストではなかった。そこには見慣れていたはずのサヨコの両膝がしらが左右に裂けるくらいに、大きく広げられているおぞましい光景があった。そして、サヨコの広げられた足の間に挟まったものを見てしまった。
 小刻みに動くそれは影ができていて、学校でやった書道で書いたものを思い起こさせた。ミミズを二匹合わせたような形の影だった。父の背中がどすんとあり、二匹のミミズは一番下で揺れていた。父の尻だった。
 それから、夜トイレに起きる毎に、脳裏にはサヨコのぱっくり開いた膝がしらと、二匹のくっついたミミズの形をした尻を思い浮かべてしまうこととなった。
 しかし、その夜、ブランコは暗くなった寝室を通り過ぎた。バスルームのドアを開けた。灯りがついていた。つけっぱなしのことはよくある。家には二つトイレがついていた。その内の一つは、バスルームを入ってすぐのところにあり、もっと奥にはジャグジーがある浴室へと続いていた。
 内側にある、浴室の半透明のドアがほんの少しだけ開いていて、湯気が出ているのが見えた。ブランコは半分目を閉じたままで、白い湯気の向こう側を覗いてみた。サヨコの鼻歌が聞こえてきた。
 シャワーを浴びるサヨコの後ろ姿が見えた。ところどころに白い泡をつけて、サヨコの裸体はお湯で光っていた。
 ブランコは驚いて、すぐにその場を去ろうとした。しかし、どういうわけか、今ごろになって急にブランコから落ちて打ったときの、ズキンという感じを覚えた。
 サヨコの裸を覗きながら、パジャマをずりおろして小さなペニスを手でしごいていたことにさえ、自分では気がつかなかった。それから我に返り、ふと強烈な羞恥心に襲われた。勃ったままのペニスを露出させたまま、外へ出ようとして、ペニスをドアの端っこに当ててしまった。

 ブランコが三十歳のとき、父は他界した。
 長年の暴飲暴食、タバコ、アルコール、そういったものがどんどんとブランコの父を蝕んだのだった。膵臓癌が見つかったときにはすでに遅し。あまりにあっけなく逝った。
 ブランコは一人息子だったので、父からの相当な遺産を相続した。サヨコとは当然の成り行きというか、籍は入れていないものの、事実婚といううことで、かなりの争いに発展した。もちろんサヨコの他にも、親族らが出てくるのは、当然といえば当然かもしれない。
 そういった現実世界での現実的な問題に突っ込むことを何よりも嫌がるブランコは、とりあえずの法的な決着がついてすぐに、田舎の郊外に小さな家を買って、一人で住むことにした。株でもごっそりと大儲けをしたので、若くして隠居生活をすることに決めたのだった。
 庭があり、近くの海に釣りへと出かけた。フォードブロンコも買った。田舎の小さな家に住むのに飽きると、気晴らしにフォードブロンコで、この地域一番の街へと繰り出した。
 ブランコが何よりもしたかったことは、田舎で閉じこもった生活を送ることの他に、もっと大きな目的があった。それは小説を書くということだった。内気で夢見がちなブランコはよく、本を読んでいた。父が存命中のころ、家にはいない人であったが、一度十八歳くらいのときであったか、ブランコが自分の部屋の勉強机の上で突っ伏して寝ていたことがあった。そこには書きかけの小説がノートに、几帳面な字でびっしりと書き込まれてあった。
 父はブランコの部屋に入り、寝ているブランコの机からノートを取り上げて読んでいた。そこにブランコが目を覚まして顔を上げると、父の姿があり、小説が書かれてあるノートがどこにもなくて、一瞬焦った。それは父の手にあった。
「これお前が書いたのか? 小説なんぞ書いているのか?」
 父の顔をまともに見ることができなかったが、見られてしまっては仕方ない。そうやって聞こえないほどの小声で言った。
「父さん、僕は小説を書いてます。小説家になりたいんです」
 父はブランコの顔を見た。
「そんなもん、失敗するに決まっているだろ」
 父はいろんな商売をしてきて、自分のやりたいように生きた。息子であるブランコにはあれをやれ、これをしてみたらどうかと、まるでレストランのメニューであるかのようにころころと意見を変えた。しかし、幼少の頃から一貫して、ブランコのやりたいということを認めるような発言はしてこなかった。ブランコもそれはよく知っていた。
 ブランコは真面目な子供だった。小学校の先生は、ブランコははたから見るとひ弱に見えるけど、案外中身はしっかりしていて、芯は強いと称した。人の見られるところだけやっている姿を人に見せつける器用さはない。こつこつと地道にやることができた。
 だから、小説を書くのにも向いていた。あるとき、谷崎潤一郎の書く文章に感銘を受けて、せっせと写生に励み、作品とその批評をじっくりと何度も読み返した。自分の作品も書き、新人賞に応募した。小説講座にも通った。ブランコの書く小説はえてして古い、という評価を受けた。
 松浦寿輝という小説家の作品に出会い、のめり込んだ。これがブランコの作品を伸ばすきっかけとなった。これまでは谷崎潤一郎や大江健三郎といったいわば現代の古典ばかりだったが、松浦寿輝の作品に会って、影響された。幻想文学に影響された物語を書いた。津原泰三も好きだった。内田百間にもはまった。
 ブランコが三十三歳のときに、短編小説ではあったが優秀賞に選ばれた。自分の本にまですることはできなかったが、雑誌に掲載された自分の小説を見て、これまでの自分の人生で初めて、誰かに認めてもらえたという感触を抱いた。

 マイという女の子と会ったのは、地元の図書館でだった。ブランコはしょっちゅうこの図書館に足を運んで書物に囲まれていた。退職をして暇を持て余している人や、いかにも主婦というような人たちばかりだった。そんな中にあって、マイの格好はひときわ目立っていた。
 やけに長いまつ毛をしていた。細長い生足を惜しげもなく晒す。付け根ギリギリくらいまでしかないショートパンツを履いていた。上はタンクトップのようなものばかりだった。
 サヨコと同じだな、とブランコは思った。サヨコも家の中では、いつも軽装ばかりで、というか、ほとんど下着に近いような格好のときもあった。夏場は鬱陶しかった。出ている部分が少しくらい見えていようが気にせず、羞恥すら見せない。
 マイは図書館のイスに腰掛けながら、他人がいるのに、開いた股でだらしなく、本を読んでいるのだった。ジロジロ見る人はいない。むしろ、通りががる若い男たちはマイのことを気遣うように、わざと下を向いたりするくらいだった。
 

5150
5.102.5.248

 
 
 マイと初めて口をきいた日、ブランコは谷崎潤一郎の『痴人の愛』の文庫本を手にとり、イスに腰かけていた。混んでいるわけでもないのに、すぐ隣のイスにマイが座った。
 ブランコはとてもじゃないが、『痴人の愛』の文を、もう何度も遡って繰り返し読まずにはいられなかった。気が散って頭に入らないのだった。
『痴人の愛』の内容は十分刺激的だったが、すぐとなりでむき出しの足を交差している姿の方へと磁石のように、意識を吸い取られてゆくのだった。
 マイの息遣いさえも近くに感じられる中で、重なり合う足の奥に潜んでいるものを想像した。
 マイの手にしているのは、ブランコが敬愛してやまない松浦寿輝の『幽』という本だった。それは文章の見本となるものであり、現代的な筆遣いで書かれてあるものだった。
 それがよりによって、どうしてこの小娘の手にあるのだろう、と不思議に思えた。恋愛の心理ものだったらまだわかるのに。
 一息つくためにブランコが自販機の前でコーヒーを飲んでいると、マイもやってきた。
「あの、あなた、さっき、松浦寿輝の本、持ってましたよね。好きなんですか?」と、ブランコが聞いた。
 マイは長い睫毛をぱちくりさせて、ハイと答えた。
 冴えない格好をしたブランコと、肌を露出させた服の若い女。繁華街ではなく、郊外の図書館だった。なので、パッと見たらさしずめ、教師と教え子といった感じくらいしか、この二人を結びつけるものはなさそうに思える組み合わせだった。
「あなたのような若い人がどうして、松浦寿輝なんかを?」
「わたし、小説書いているんです。純文学です」
 このときほど、天と地がひっくり返るような気分を味わったことはなかった。
「偶然ですね、僕も小説を書いてます。純文学です」
 ブランコは人一倍警戒心が強く、他人にはめったに自分のことを話さなかった。しかし、いったん、他人が自分の領域に入り込むと、むしろ饒舌になった。
「これです、わたしが書いたの。ひゃ、恥ずかしい。人様に見せるの、本当に恥ずかしいです」
 そういって、マイは惜しげもなく、プリントされた紙を差し出された。マイは恥ずかしそうに下を向いた。まるで意中の人に当てた恋文のようだった。
 パンツがちらりと見えるのも厭わないほどなのに、やはりマイにも羞恥心というものがあるんだなあ、とブランコは思った。
 そうやってさらに、そこに書かれた端正な日本語を見て、心底驚いた。とてもこの年齢とは思えないくらいにきちんとしていた。端的にいって、センスのよさが感じられた。字面もほどよくの軽さと品と自由さで埋められていた。これはすごい。
 それからブランコはマイと電話番号を交換し合った。ブランコはスマホを持っていなかったが、すぐに契約を済ませてスマホを手に入れ、電話帳にマイを登録した。
 マイと会うときは、だいたい午後で、喫茶店で会った。互いの原稿を持ち合い、好きな本の話をした。本の趣味はさほど合わなかったが、互いのオススメを紹介したりもした。
 自分とこんなにも年が離れている若い子と、たとえ本の話であるにしても、こうやって話していられるということが不思議でならなかった。
「また会って、いろいろ教えてね」と、無邪気な顔でマイはいった。
 ときたまではあるが、ブランコはマイと定期的に会うようになって、困ったことがあった。だいたい午前中に遅い朝食をとり、それから軽い読書をする。また、二、三時間くらいぶっつずけに書くことにしていた。読書をしたあとで刺激をえて、それから一気に集中して書くのが習慣だった。午後はだらだらと過ごす。夕方は見直しとかをする時間と決めていた。夜寝るのは早い。テレビは見なかったからだ。
 規則正しい生活が乱れた。透けた白のシャツから覗かせるブラジャーだとか、ヘソ出しルックもしたし、ノースリーブでいるときの脇とか、さまざまなマイの身体の詳細がブランコを悩ませた。
 困るのは小説を書くときだった。手が止まったときなどに、ブランコはマイのまだ幼さが残るが形のいい乳房を想像してしまうのだ。
 これまで一人暮らしをしてきても、性欲に悩まされることはなかった。適時に処理できていた。しかし、マイと会うようになると、暗くして寝ていてもマイの裸体を思い浮かべるし、起きていてもやはりマイの無邪気な顔と裏腹な、マイの女としての女を感じさせるありとあらゆるアングルのマイの身体を想像するようになっていた。
 特にマイの細長くてすっきりした足は魅力的だった。その足を思いっきり広げたい欲求に駆られることしばしばだった。どうしてかブランコは、マイの性的な夢想をしていると、どこからかサヨコの豊満な身体つきと重なっていた。
 サヨコの足が好きだったことを思い出す。幼いときに見たサヨコの淫らな裸身はくっきりとブランコの脳裏に焼きついて離れなかった。
 そうして性欲がどうしようもなく高ぶるときは、フォードブロンコに乗って、遠くの街にある繁華街へと向かい、妖しいネオンのある小汚いマンションへと入ってゆくのだった。
 これまでかろうじてあったはずの、日常に組み込まれた執筆スタイルは壊れていった。小説が書けなくなっていったのだ。経済的にも時間的にも余裕があるブランコは、これからの人生を小説に賭けようとしていた。有り余る時間さえたっぷりかければ、いつの日か夢は叶うだろうとずっと思っていた。
 やがてまったく書けない状態にまで陥っていた。

 自らに掲げていたのは大手の新人賞を受賞することだった。何作かは送ってもまるでダメだった。でも気にせずに、作品をコツコツと書く日々を送っていた。
 ときどき、ふとブランコは思いに耽る。ここまでやっても一向に成果が見えないのは、もしかしたら自分に何も経験がないからではないのか、と。経験が豊富だからといって、それを小説にすることは別物だと思っていた。でも、あまりにも社会経験が貧弱なのも大いに問題がある。
 ブランコは何一つ不自由なく育ち、それどころかあまりに豊かすぎる生活をしてきた。父が死んで、生活は正反対に思いっきり質素になったものの、金を使うことすらほとんどない。
 そんな生活をしていて、本当に小説を書くことに意味があるのだろうか。文だけはうまくなったように思う。理想とする谷崎潤一郎の文を、どうにかしてなんとかなるくらいにまでは極めたと思っている。でも、たとえ文が上手くなっても書くことが何もなかったのなら、それはいくら外国語が上手く喋れても、他人と話そうとはしない、あるいは会話にまるで内容がないことと同じなのではないか、と。
 父の顔がときに浮かんでくることがある。
「小説だって? そんなもん失敗するに決まっているだろ」
 商才だけは恵まれていた父の言葉だった。

 ブランコは初めてマイを自分の家に呼んだ。マイはブランコが連れてきた初めての客だった。リビングのソファに腰かけたマイは相変わらずのルックスで、ブランコを魅惑した。えっー。これ何とか、こんなもの興味あるんだとか、本棚の本をじっと覗いたりしている。
 

5150
5.102.10.245

 
 マイが自分の部屋に一歩踏み入れたときから、すでに頭の中はマイを抱くことで精一杯だった。マイは十九歳だといった。風俗店でそれくらい若い女のサービスを受けたことは幾度かあったものの、自宅だとまるで興奮度が違う。ブランコの心臓はたえずドキドキしていて、下半身は疼いてばかりいた。
 マイは興味深そうに書棚を腰を屈めて、見入っている。お尻をツンと突き出した姿勢だった。マイの脚の線をじっくりと眺め、臀部の丸みに見入った。そのまま後ろから強引に征服してみたい気分に駆られた。
 まだ飲み物さえ出していない。それでも、ブランコは後ろからマイに抱きつきたい衝動に駆られて、マイがすぐ手の届く距離まで迫っていた。
「ちょっと待ってよ。早すぎるわ」と、マイはすぐさま探知レーダーでも張っていたように、ブランコから素早く離れた。
 それから、しばらくくつろぐとマイは自分でブランコの手をとり、握ってから、寝室はどこと聞いた。その前に洗面所借りるわね、といった。寝室に現れたマイは、ベッドのわきで立っているブランコの手をもう一度とって、今度は自分の胸にゆっくりと当てていった。
 それからはスローモーションのようだった。場面場面がゆっくりと流れ、細部が迫りくる。マイの手ほどきは慣れていて、むしろ年上のブランコの方がぎこちない仕草を見せていた。それからベッドに誘った。身体を倒して、ゆっくりと裸になっていった。

 しかし、どういうわけかいざというときに、ブランコは不能になってしまっていた。あれほど股間は熱く屹立していたのに、いざというときになると空気が風船から抜けたように、強度を失っていった。

 というわけで、ブランコはかわりにマイの腕の中で、肌の温かみに包まれながら、身を丸くした態勢でベッドで目を瞑っていた。胎児のように身体を丸く、小さくしていた。マイはブランコの頭を撫でる。髪の毛も優しく撫でる。
 そうしていると、かすかに記憶に残っている母のことを思い出し、やがて一滴の透明な液体がブランコの頬を流れた。

「気にしないで。男の人って、とってもデリケートなんだから」

 不能になったのがあまりにショックだったブランコは、フォードブロンコに乗って、今度はソープへと行った。近場にはないから、かなりの距離だったが、確かめるには手っ取り早かった。勃起の強度も問題はなく、時間的にも十分すぎるほどだったのでホッと胸を下ろして、繁華街の路地に紛れてぶらぶらと歩いた。
 そこは地域で一番の歓楽街だった。客引きの男たちや、アジア人の女性たちが怪しい日本語で声をかけてくる場所でもあった。
 真っ昼間だ。でも、たとえ昼間であっても、こういう場所を歩く若い女もちらほらいた。中にはたんに通り過ぎるだけの人もいようが、この場所に相応しいような雰囲気を纏っている女ばかりだった。
 その中に混じって、ブランコは見知った女の顔を人混みの中に見かけた。はて、誰だったかと思い出せなかった。どこかの風俗店での女だったのかもしれない。
 しかし、途中で、足を止めて、気がついた。
 あれは、マイだった。
 違う髪型にしていて、メイクも濃かったためか、すぐにはわからかったが、あれはたしかにマイだった。若くてジーンズをずり下げて歩く、いかにも頭の悪そうな若い男と腕を組んで組んで歩いていた。見た目からして馬鹿そうな男だった。
 ラブホ帰りだろうか、と思った。それから後を追いかけて確かめずにはいられなかったが、ちらりと見かけた二人の姿を見つけることはできなかった。
 スマホを取り出した。メッセージでも送ってみようかと思ったが、どんな文言にすればいいのかわからかったので、またポケットの中に戻した。
 
 家に帰る。頭の裏側が例によってズキズキした。
 机に向かうことすら億劫で、ひたすらソファに身を埋めていた。外ではじりじりと小雨が窓を叩いていた。曇る窓ガラス。冷蔵庫の中からビールの缶を取り出し、ピーナッツの袋を開けた。
 ここ最近はやたらとビールばかり飲んでいた。いや、飲まずにはいられなくなっていた。執筆していたころはほとんど手を出さなかった。ワードの書きかけのファイルを更新したのは、思い出せないくらい、だいぶ前の日付になっているはずだ。
 次の日も嫌な雨が降っていた。食品の買い出しに出かけた。使い古しの靴のためか、帰ってくるころには靴下がベッタリと濡れていた。湿気の嫌な臭いがプンとした。
 ブランコはシャワーを浴びた。石鹸をつける。身体のどこから洗ってゆくかは決まっている。特に足の指の間まで丁寧に洗わなくては済まなかったし、股間周辺も同じように丁寧にじっくりと手で汚れを落とすため、ゆっくりと時間をかけるのが常だった。
 洗っても洗っても、落としきれない何かが、いつも身体に染みついているような気がしてならなかった。痒みにも襲われた。頭を掻き、腕は血が出るほど擦った。擦るほどに痒みは増長していった。
 マイと連絡を交わして、ブランコの家にくる約束を取りつけた。午後の時間、遅れてもマイは何もラインには入れてこなかった。ブランコはイライラしながらも、辛抱強く待っていた。
 マイが来た。例によって、身体の半分しか服で隠されていない格好だった。今日ばかりはマイのルックスがどうしても下品に見えてしかたなかった。ただの売女にさえ見える。はみ出たおしりも、安っぽい香水の匂いも、服装までもが小汚い家出娘のように見えた。マイの汚れ切ったどす黒い穴が透けて見えるようで、そこに入れたことはまだなかったが、真っ暗な色をしていることくらいは、よくわかっていた。目の前にいるのが、ただのカス女にしか思えなかった。
 書く文章だけは、軽々しく自由で、優雅で品があるくせに、実際にこうして汚れた子猫のような姿態を見せられると、ひたすら嫌悪感がブランコを貫く。まるで『痴人の愛』に出てくるナオミのような女だと思った。
「今日はきっと大丈夫だからね」と、マイは微笑んだ。天使のような表情だった。そんな顔をしているはずなのに何の躊躇もなく、ブランコの股間に舌を伸ばしてきた。マイの舌の感触を味わいながら、繁華街で見かけた薄汚い小男の顔が浮かび、そいつの汚れ切ったペニスに舌を這わせて笑う、マイの姿を思い浮かべた。
 小汚いビッチめが、臭いマンコの売女めが、とブランコは頭の中ではマイを侮辱しつつも、ベッドでは足を軽く広げてマイのフェラチオに身を委ねていた。

「どこが好きなのか教えてね。コミュニケーションだからね」

 しかし、マイの放ったその一言で、ブランコは何かがプツリと切れてしまった。それから急に萎える。
 次にマイの髪の毛を引っ張って、強引に顔を上げさせた。
「痛いわ! やだ、ちょっとどうしたのよ。今日のブランコちゃん、どこかおかしいわよ」

「うるせー、この馬鹿野郎が。下品女! ビッチ!」

 まるで自分の口だけが、別の器官のように自分の意思と離れたところで、ひたすらマイという若い子を相手に、あらゆるかぎりの罵声を浴びせた。小さいころから声が小さいと言われてきたが、このときだけは大声が出た。出まくっていた。
 
 

5150
5.102.10.245

 
 馬鹿ばかりをやたら連発し、小学生程度の喧嘩と何ら変わらなかった。
 その剣幕する姿態は、酔っ払って帰宅して長い時間にも渡り、おそらくはビジネス上での敵に、ものすごい勢いで突っかかていったブランコの父の姿と重なっていた。
  あるいは小さいとき、サヨコが父の股間に顔を埋めて、父はサヨコへの悪態をつきながら恍惚の表情を浮かべていたことを思い出した。

 ブランコはその後、警察からの呼び出しをくらった。
 ありのままを語り、聞かれたことにも正直にすべて答えた。マイが十九歳だと言ったので、それを信じた、と答えた。
 マイは十九歳ではなく、実際の年は十七歳だった。まだ高校生だった。当然ながら両親が警察に駆け込んだわけだったが、事態がこじれる方へはいかなかった。
 警察の調べに対して、マイは、ブランコがいい人であり、本番までは行かなかったと口にした。しかも、それはマイが合意の上でのことだったと、泣きながら、きっぱりと断言したのだった。問い詰める警察に対し、マイは、でもとてもいい人でした。優しいし、頭がよくて、いろんなことを教えてくれた。感謝してます、とまで言った。特に、ブランコは小説にかけての観察眼は鋭くて、ほんとうに尊敬してました、と。
 それでも、ブランコはあなたに暴力を振るったんですよ、と警官が聞いた。
 その日、自宅でブランコは何度か、素手でマイを殴っていた。擦り傷程度であったが、暴力には変わりなかった。
 いいんです、どうせ私は、はしたない女だし、ブランコちゃんの言ったことはすべて本当なので、と言って、マイはワーワーと泣き出した。
 マイの両親も、これ以上事を大きくすることを望まなかった。

 ブランコは警察に、マイさんに対して何か言葉はありますかと、最後に聞かれた。
 長々とした憂鬱を押しつけてすみませんでした、とだけブランコは言った。

 もろもろのことが収まりを見せて、ブランコは引っ越した。
 フォードブロンコも売った。駅近くの便利な地域にある小さなアパートに住むことにした。大きな家が嫌いだった。やっぱり、ブランコには大きな家は似合わなかった。ありすぎるスペースがあると、そこに余計なもので埋めつくさなくてはいけなくなるからだ。幼いときの、ブランコの母と住んでいたときの、自分の部屋くらいしかない小さなアパートだった。でも、住み心地はよかった。
 心を入れ替えたブランコだったが、でも小説は書けなくなっていた。そのかわり批評をした。文学は好きだったので、捨てることはできなかったからだ。

 それから、ある小説投稿サイトに顔をちょくちょく出すようになった。
 ブランコとしては誠心誠意に批評をした。書く言葉は悪かったが、相手のことを思って、返信を出した。特に、こいつは伸びるかもという相手には、手厳しい直接的な言葉を送りつけた。見込みがなさそうな相手には感想を出さなかった。
 なあなあばかりの空気では、出るものも出てこないさ、と心底思ってのことだった。
 相手の長所を見つけて引き延ばすというやり方が肌に合わない。叩いて叩いて、それで潰れるくらいなら、しょせんはそれまでのやつでしかない、という見地を決して崩そうとはしなかった。
 そういうやり方は今の時代には合わず、かなりの批判を浴びることもあった。ときおり、変な屁理屈ばかり書き連ねて、ブランコのまるでスパルタみたいな批評に、対抗するやつが現れた。でも、そういう奴はだいたい周囲の圧力に屈するか、自分の意見を貫くことが馬鹿らしく思えて、すぐに軽々しく態度を豹変させて迎合するようなやつばかりだった。
 そういう馬鹿が最近また一人現れた。その馬鹿はたびたび抗議する文を送ってきた。またどこかの馬鹿だ。見れば四文字だけの数字。しかも、その意味は、「重大犯罪を犯しそうな悪人」を指し、アメリカ警察が使う暗号として使われていることがわかった。
 ブランコはそいつの文を読んで思った。これほどの馬鹿は最近見たことがない、と。こいつは馬鹿は馬鹿でも、正真正銘の馬鹿だ。やつの書く文には、自己欺瞞と屁理屈のオンパレードにしか思えなかった。こじつけばかりで、意味などまったくないように思えた。
 そこに書いてあることが理解できなかったし、理解しようともしなかった。しょせんは頭の悪い雑魚が書いたものにすぎない。
 やつがどんな作品を書くのかと覗き込んだが、途中で放り出した。すべてにおいて平均的すぎて、こんなことを書くやつなど、腐るほどいる。センスのかけらさえない。消費される前にゴミになるしかないような作品。この程度の作品を出すようなやつに、わざわざ感想など送るまでもない。感想さえ送るに値しないやつでしかない。
 しばらくして同じやつが最新作を投稿した。試しに読んでみる。
 これもあまりに下らないものだった。
 一人の孤独な男の人生が書かれてあった。文学へのコンプレックスにまみれ、才能があったにも関わらず、自分を追い込まなかったばかりに芽が出なかった、どうしようもないクズ男の物語だった。読み終えると、怒りというよりも、虚脱感に襲われた。

 その作品はあまりに馬鹿馬鹿しいが、それよりももっと馬鹿馬鹿しいのはこんなくだらない物語を平気で書ける、この作者の頭の中身だった。
 こいつは自分から馬鹿だと批判を浴びるようなことを、自らわざわざ仕掛けている。怖い、自分が可愛い、傷つきたくないという感覚さえない、どうしようもなく鈍感なやつなのだろう。
 あるいは、嫌われる勇気、などというきれいごとを主張をする正真正銘の、自己愛にまみれたナルシシストなのだろうか? どこかに精神的な異常があるとしか思えない。

 普通、こういうサイトに投稿するやつは、外見だけはきれいに整えられた、見てくれのいい保守的なものを出す傾向にあるものだ。いい感想が欲しいばかりに、弱点だけは異様に整えて、とにかく外見をよくして人の目を引くものを出すのが、ここいる大半がしている方法だ。
 そして、自分の本音を作品の文では一切触れようとせず、裏で匿名で、おちゃらけて吐くものだと決まっている。こんなところに出す作品にリアルを込めるやつなど一人もいなかった。せいぜいがリアルっぽい嘘程度のレベルだ。
 これを書いた作者のように、ここまでの大馬鹿なやつは見たことがない。末恐ろしい。やはりコロナ禍で人の頭がいかれたに違いなかった。どうやってこんな馬鹿をさらして、これまで生きてこれたというのだろう。
 馬鹿を何乗しようとも、それでもまだ足りないほどの究極の馬鹿……。

 
 

5150
5.102.10.245

ブランコはこんなくだらないことを書く作者に対して、さんざんの悪態をついた。ブランコのアパートにはUFOキャッチャーでとったぬいぐるみがあった。くまのプーさんのぬいぐるみを相手に、馬鹿と三十回ほど罵声を浴びせると、気分が晴れた。
 そんなわけなので、住民からの苦情も受けた。黙っとれ、キチガイ。そんなときは、外へ出て、馬鹿な顔をしている人間に対して、馬鹿と独り言をつぶやいて、徘徊した。汚れた人混みが嫌になると、誰もいない公園で、一人寂しくブランコに乗った。
 夕暮れ時のブランコに乗って風に揺れた。幼少時とは違って体重がめっきり増えてしまった今では、もうあのときのように空へ向けて足を蹴る勇気などない。自分の体重でひっくり返ってしまう恐さがあるからだ。できるのは、ただ足をぶらぶらさせて、不平不満をぶちまけることだけ。
 でも、こういう誰もいないところだと、うちにわだかまっているものは、小さくなりを潜めてしまう。やがてブランコの小さな声は、いくぶんか冷たさの混じった風にかき消されて、夕暮れの中に消えていった。

 了
 

5150
5.102.10.245

ブロンコさま

5150の感想欄にきましたね。初めてですね、嬉しいです。これで心おきなくこちらから書きたいことを書けます。

まず断っておきますが、5150はブロンコさんに対して当てつけとして何かを書いたつもりはまったくありません。つまり、ブロンコさんの方から5150に不当に仕掛けてきたということは明白です。

で、せっかくブロンコさんが来てくれたと思ってみたら、作品に対する感想を書いてないですね。いいですか、ここは作品を読んでその感想を書くためにある場所なのですよ、知らないとは言わせませんよ。

それともあれですか、5150が「ここ三日ほどは見ない」と書いたから来たんでしたらアホですね、あるいはここに書かれた他の感想を読んで、その腹いせに今回やってきたのですか。

はじめにきちんと5150の意見を書いておきますね。ブロンコさんは誰よりも作品に対する観察眼が鋭い。そこは認めます。誰にも及ばない領域を見ている気がする。一人称に対してや、視点に対しては、ほんとうに鋭いです。どきりとすることを書く。独特の感性をお持ちなんでしょうね。鋭い視座を持つという意味で勉強させてもらってます。

そういった意味では、貔貅よりもブロンコさんの書く感想の方が、5150には有意義なものであるように思えます。貔貅の書く感想は、正直言って、5150はあまり評価していません。というのは貔貅のは、小説に対する形式ばかりの指摘であり(もちろん非常に大事なことではありますが)、本質的な指摘はまったくできないと5150は思っているからです。それは貔貅が、作品を読まないからですが、なによりもやっぱり玉虫堂という自作を読んでみてそれを大きく感じます。あれを読んで、貔貅は小説の本質を何もわかっていないと、5150には感じられたからです。短編が貔貅に合っているのは、あいつは人間について何もわかっていないから所詮は書きたくても書けないし、短編だから深く書かなくていいという理由からに思えます。

で、ブロンコさん、あなたはたまにふらっと感想を残しますね。しかしながら、せっかく感想を残しておきながら、他者があなたと正反対の意見を書いてきたら、あなたは間違いなく気分を害される、それどころか、他者の意見を全否定するような、汚い言葉を投げかけてくる。あなたは自分自身で、自分の感想に対する価値を貶める行為を自らしているのではありませんか?

せっかく自分で書いた感想なのに、どうしてもっと堂々としていられないのでしょうか? 5150には不思議でしかたありません。あなたが普段からバカしかいないと嘆いているごはんの人間に対して、どうしてあなたはそんなバカな悪口を投稿して、すべてを台無しにしてしまうのですか?

5150なりの考えを書きましょう。あなたは現在何も書いていませんよね? かつては書いていたかもしれません。でも今は何も書いていない。いや書けないから。だからです。ここでいくら自分に対する恨みを晴らそうとして、汚い言葉を書いて、鍛錬場を荒らしまくっても、自分で自分を見ることをやめてしまった人間には手遅れですよ。で、そんな人間が何を書こうが、少しでも作品を見る目があろうが、何の役に立たないでしょうね。つまりあなたは駄作すら書けないどころか、小説らしいものさえ最近は書いたことないでしょう、図星ではないですか?

>知らなければ何言ってもいいと思ってる横槍馬鹿にギフトですよ噂のカリカチュアライズってコレのこと品性劣悪
どうやって人間はてめえの筆を腐らせるのか、そんな見本だと思って震え上がっとけ下手糞ども

カリカチュアライズの意味を知っていますか?

「人や事物の欠点や弱点などをおもしろおかしく誇張、単純化して、風刺的に表現すること。 戯画化、パロディ化。」ネットより引用。

ブロンコさん、あなたは5150の作品であるのに作者に無断で転載しました。今回だけではありません。たぶん、2、3度目くらいですよね。

>続き見たかったらいつでも言ってねぶん投げてやる

勘違いもいいところではありませんか?「ブランコ氏の憂鬱」を書いたのは誰ですか? 作者は5150なのではないのですか? で、どうしてあなたは人が一生懸命書いた作品をまるで自分のもののようにしているのですか? どういう神経をしているのですか? あなたも書き手のはしくれなら、それがどれほど卑劣な行為なのかわからないのでしょうか?

今回きっぱりと断言しておきます。「ブランコ氏の憂鬱」を書いたの5150であり、以後作者に無断で転載は許されません。これは警告です。

『ブランコ氏の憂鬱』が「噂のカリカチュアライズってコレのこと品性劣悪」だというのなら、カリカチュアライズだと思うその根拠をきちんと返信欄にて書き出してください。本文からきちんと引用して、それに対しての意見を書き出してください。

5150はこれを小説として書いています。「特定の人物だけを嘲笑する目的のみ」で書いてはいません。これには物語があり、人物には深みがあり、起伏があります。訴えるものがある、という自負があります。表現的に稚拙ではありますが。ブロンコさん自身のことを書いたつもりはどこにもありません。あったというのなら、きちんと引用して、それで証明してみてください。

それができないというのなら、あなたは作品や小説が何もわかっちゃいないただのバカだということを自ら証明することになりますよ。もっともそれが嫌なら、選択肢を与えます。以下の中から選んで、きちんとした批評を書いてください。

・イタリアを歩く 02ー08
・エスプレッソ・コーヒーには甘い砂糖を01ー25
・電車に乗れない 01ー11
・シンプルな別れのストーリー後半 12ー25

以上、5150作品

「よい点・悪い点などを指摘して、価値を決めること。物事の是非・善悪・正邪などを指摘して、自分の評価を述べること」ネット引用

ちなみにこれが「批評」の意味ですからね、知らないでしょうから、わざわざ書いておきます。きちんと読んでください。

5150を潰したいのなら、きちんと真正面から感想という形で、ぶつかったらいいのではありませんか?

5150
5.102.10.245

貔貅

>サイト内の、自分が特に気に食わない特定個人を、同好の士と嘲笑して愉しむたけだけに、腐れ小説を書き下ろして、おのれの筆力と発想力に自画自賛、得意満面

ブロンコさんのところでも書きましたが、そう思う根拠をきちんと書き出してみてください。「ブロンコ氏の憂鬱」本文からキチンと引用した上で、それに対して書き出してください。

>おのれの筆力と発想力に自画自賛、得意満面

ここの意味がまるでわかりません。「ブロンコ氏の憂鬱」を鍛錬場に投稿したのは、あれがきちんとした小説として書いたという自負があったからであり、ただ特定の人物を嘲笑するためだけに書かれたのであったら、ここには投稿しませんよ。5150がいつ、どこで、どんなふうに、こういう発言をしたのか? 第一、貔貅は、誰かの作品が出るたびに、「これ、再掲だよねー」とバカみたいに書く。作者は開いた口が塞がらない。当たっていないのにさ。そういういい加減なやつだから、あんたは。そういう人の記憶の方が間違っているのではないですか。

>豼貅がくるは、そうだ、そう、ちゃんと理由を書け。感想を書く鍛錬をしろ。この際はっきりゆっちゃうと、おまえはブロンコにはなれない。まだまだぜんぜん実力が追いついていない。ぜんぜん読めてない。
ブロンコ先生の感想は読むに値する。ちゃんとな、書いてあんだよ。それなりのことが。理由が。的確な指摘が。でも、豼貅がくるのには、ない。
まあな、書き方というか作法からして、ブログ文体の素人って感じだろ。見た目。森さんじゃないが、話の長いおばちゃん、もう勘弁して、って感じ。作家志望の集まりの部屋であれはないわ。つねづね不快に感じてたことだけどな。 古参ならちゃんとした文章を書けよ。マンガのフキダシか? 文を途中でポキポキ折るな。連投するな。考えをまとめてから書け。あと、無駄なスペース空け。あれは白痴スペースって呼ばれているものだ。それが目立つ。てか逆に読みにくいんだわ。あーいうの。

いいものを見つけました。ちなみにこれは5chからの引用です。5150はあそこには顔を出したことは一度もありませんし、以後出るつもりもありません。これは他人が書いたものであり、5150ではありません。

ちなみに拙作での感想欄で貔貅の投稿数は、なんと 18回!!!!!という驚異的な数です。あなた、よほど暇な方なのでしょうね。最多記録更新です。で、純粋に作品に対しての指摘というのは、冒頭がマズイだのと理由を一切書かず、いやらしい書き方で記載されているだけ!!!!あまりにもお粗末。これで感想書きと呼べるのでしょうか、はなはだ疑問です。

貔貅にもきちんと言います。5150を外へ出したいと思うなら、作品に対するきちんとした感想で対応してやってみせろ! 理由を書け。他人がわかるように書け。論理的に。そうやってきちんと堂々と感想を書いて対決してみろよ。読んでなくて眺めるだけでなんて、くだらない言い訳は使うな!

5150
5.102.10.245

このコンビのお二方、どうせ完全無視するのだろうから、これでようやく5150はしばらくこのサイトを見ずにいられます。悪口以外はびびって書く勇気なんかあるわけないしね。またスレかなんかでストレス吐きだすぐらいがせいぜい。飛び火するのは申し訳ないと思うけど、何も今に始まったわけでもない。

アリアドネの糸
dhcp.nipne.ro

5150様

 話題に上っている冒頭部のまずさについて、アリアドネもあまり理解できていないのですが、個人的に一つだけ気づいたことがあるので、のこのこ現われました。

>それまでの生活費も必要だ。というわけで、わたしはこうやって毎朝、
>通りがかる人にティッシュを手渡している。

という文章です。誰に語っている文章なのか? という点に着目したときに、一人称という意識のあり方にとって、こういうメタな匂いのするモノローグを入れるのが、相応しくない状況はありうるかもしれないです。
 ただ、ですね、こういう説明調のメタモノローグはライトノベルなどで定番ですらあるものです。一人称という透徹した意識のあり方を描くことが主眼でない作品の場合は、アリアドネは別にOKなんじゃないかなと思っています。逆に、一人称の語りの信頼のおけなさを提示するために、あえて、そういうメタい客観を演出することすらありますから、だから○だとか、だから×だとかそういうものではないと、個人的に思っています。作者様が意識されたうえで選択されているならば。

貔貅がくる
n219100087087.nct9.ne.jp

話が行きつ戻りつして、重複して「おなじこと」をくどくどと書いてても、「気にならない」って人は、
それはそれでいいんじゃないですか??

けど、ここは『鍛錬場』だから、
「短編小説」で「投稿する場合」を考えると、

【ごく普通に書いた書き出し〜冒頭】は、


/////


「おはようございます。どうぞー」
 毎朝わたしは駅前通の定位置に立ち、通る人にポケットティッシュを渡している。
 駅前をゆく人々はみな、わたしよりいい生活を送っているように見える。お洒落で元気な学生さんたち、パリッとした会社勤めの人たち、せかせかしていなくて余裕ありそうな主婦たち。
 きれいなOLさんに手渡したものの、踵を返して、こんなものいらないと突き返された。カツカツというヒールの音が耳底に残った。
 そうやって強く断られると、わたしという人間の全存在が否定されているような気がして、凹む。


  /////


ってな感じになる・・んじゃない?
普通は。


重複記載、行きつ戻りつ、ごちゃごちゃ〜 は避けるのが「普通」。




《冒頭の三行・締めの二行に、書き手の力量(と差)が露わになる》と、昔の上司が言ってたー。

貔貅がくる
n219100087087.nct9.ne.jp

↑ この原稿内容な場合の、書き出しの「ごく無難な一例」だから。



>「おはようございます。どうぞー」
 毎朝わたしは駅前通の定位置に立ち、通る人にポケットティッシュを渡している。
 駅前をゆく人々はみな、わたしよりいい生活を送っているように見える。お洒落で元気な学生さんたち、パリッとした会社勤めの人たち、せかせかしていなくて余裕ありそうな主婦たち。
 きれいなOLさんに手渡したものの、踵を返して、こんなものいらないと突き返された。カツカツというヒールの音が耳底に残った。
 そうやって強く断られると、わたしという人間の全存在が否定されているような気がして、凹む。


このウルトラシンプルな文の「後」に、

・主人公の心情を吐露させて「どうしてこうなったのか」の事情説明に行ってもいいし、
・「ティッシュ配りの極意」に行ってもいいし、
・「その日あった出来事」をすんなり展開されてもいい。

そのへんは、好きなようにやれる。


話があっちっこっちに飛んで、内容重複して、ぶちぶちと「ぶつ切りになる」現状よりは、

するするするーーっと読ませる「流れ」を作るのがいいと思う。

貔貅がくる
n219100087087.nct9.ne.jp

>「おはようございます。どうぞー」
 毎朝わたしは駅前通の定位置に立ち、通る人にポケットティッシュを渡している。
 駅前をゆく人々はみな、わたしよりいい生活を送っているように見える。お洒落で元気な学生さんたち、パリッとした会社勤めの人たち、せかせかしていなくて余裕ありそうな主婦たち。
 きれいなOLさんに手渡したものの、踵を返して、こんなものいらないと突き返された。カツカツというヒールの音が耳底に残った。
 そうやって強く断られると、わたしという人間の全存在が否定されているような気がして、凹む。


が『描写が浅くて下手くそだ』って感じるのは、

5150の元の文章の描写(人物観察)が【貧しい】【凡庸】だから。


私が一から書いたんだとしたら「もっと言葉を厳選する」んで。

アリアドネの糸
dhcp.nipne.ro

 アリアドネのへの返信にもなっているような気がするので、失礼して思うところを書かせていただきます。

 貔貅がくる様の仰る冒頭部のまずさというのは物語の導入をストレスなくなすための情報整理と算段の立て方というお話だったのですね、冒頭だからこそ気を遣うことではありますね、確かに。

 この冒頭については、アリアドネはまったく別の考え方をしてました。「どうしてティッシュ配りのバイトなんてやっているのだろう」っていう出だしからすでに逡巡の気配が見えたので、その後のちょっとぐるぐるする流れは、あんまり気にならなかった。というのは、毒づきながらも行きつ戻りつすることも含めてこの作品の主人公のらしさに繋がっているように思うから、これはこれで一つのリアルのように思うから。それよりも、というかだからこそ、↑の感想で書いたように、メタな視点が入ってきていることの方が問題になりうると思ったのわけです、そのことを指摘しているとばかり。。。

 冒頭において、リーダビリティのための親切をとるか、一人称の色づけ・キャラづけのための語りをとるかの判断は、アリアドネには結構難しい。

 失礼しました。

貔貅がくる
n219100087087.nct9.ne.jp

↑ うーん・・それでだいたい《3割ぐらいの理解》かなー。



先にあげた「修正例」は、

ここのサイトの人らに よりわかりやすいよう、
《高校生の作文レベルに、ごく普通〜に書いた状態》の案でしかない。



もっとも肝心なところ・・
この原稿冒頭を「はっきりダメだと断言する根拠」は、
リーダビリティだのって話ではなく、

【一人称で書くということ】。

↑ そこが 問題の7割。




だから、この欄のだいぶ上の方で、
《二次選考通過が確実にわかってる『まだですかハルマゲドン』の人の原稿冒頭、一人称で書く的確さに舌を巻いていた》
んだよ。


あれが一人称記載の好例だと思ったし、
あの人は20代にして、しっかりしてる。巧い。


コレはそこがまるで出来ていないし、分かっていない。
本人『出来てるつもり』で、自信持ってるんだけど、
てんで出来ていない。。そこがとてもまずい。



私は基本的に「一人称は、ほぼエッセイでしか書かない」から、
直し案出しても『三人称単一視点寄り』になるんだけど。

貔貅がくる
n219100087087.nct9.ne.jp

「メタ」とかそういう問題も、もちろんあるんだけど・・

それ以前に、【一人称で書くということ】が はなからまずいし、
出来ていない原稿なんで、、、

この状態なんだったら「三人称単一視点で書いておくのが安全」。

改稿前の欄でもそう言ってたかもしんない。
(ここのサイト、そう指摘してること、とても多いから)



現状のこの「一人称記載のまずさ」を、
【ここで、言葉で】説明しようとすると「だいぶ厄介」だし、
やったところで「明らかに徒労」。

なので、
「三人称単一視点で書いておくのが安全でしょう」と指摘するにとどまる。



冒頭をダメだ改悪だと、言い切ってるだけの【根拠】は はじめからあるし、
書こうと思えば「一文で言い切れる」んだけども、

私が具体的に「それ」書いたところで、
【サイト内の人は理解しないだろう】確信が、最前から強烈にあったんで。。

& 「一人称のことは一人称の達人に聞くのがいい」から。。

5150
5.102.14.87

アリアドネの糸さま

返事が遅れてしまい申し訳ないです。

>それまでの生活費も必要だ。というわけで、わたしはこうやって毎朝、
>通りがかる人にティッシュを手渡している。

このモノローグについて作者としては、誰に向けてかと問われると、やはり主人公の状況を説明する文として書かれたものであり、必ずしも説明文があからさまに悪いとは思わないのですが、たしかにアリアドネの糸さんの言うように、必要ないかもしれません。メタ的というか、こういう感じで、繋ぎ的に説明するってことを、5150はけっこういろんなところで一人称でやっていると思いますし。

ちなみにここにきてからですね、文章における説明文とは何か、どうして悪いのか、5150はこれまでほとんど無自覚で書いてきたように思います。それでアリアドネの糸さんや他の方から、説明文的とはどういうことかを、みなさまの指摘から学んだように思います。使うなではなく、どう効果的に、意識的に使うかなのだということをみなさまから学んだと思ってます。

>こういう説明調のメタモノローグはライトノベルなどで定番ですらあるものです。

その通りだと思います。やはりラノベにしても純文学でもそれぞれの書き方みたいな「前提」は薄っすらと存在していると思います。ラノベはむしろ、どんどんと積極的な説明的文でみな書かれているし、読む方もまあ無自覚的でしょうが受け入れていると思います。ラノベでも一般小説でも、読者にとってみたら、ここで書かれていることってのはあくまで作者視線だけであり、一般の人にはほとんど意味をなさないようにも思えます。とりあえず面白いもの書けや、で総括できるような。

>一人称という透徹した意識のあり方を描くことが主眼でない作品の場合は、

拙作は意図としてはその通りです。一人称を選びましたが、キャラとしての涼子さんは自分の意識についてはわりと無頓着だというイメージでした。そういう人って、実際によく見かけるので。むしろ、【そういうキャラから通じて見た、真人の在り方】というのが、一人称らしくない一人称を使った効果なのではないかと思ってわざと書きました。特に改正した今バージョンはそれがより色濃くでているように思えます。別の言い方で書くと、真人の心の動きを捉えるためであって、三人称ではできなかったように思えます。

また別れのストーリーという過去作は、どちらかというと自分の中をひたすら掘ってゆくタイプの一人称だったものと、作者は認識しています。背景を書いていなかったので、成功とは言えないでしょうが、意図としてはそんな感じでした。

5150
5.102.14.87

貔貅

>【ごく普通に書いた書き出し〜冒頭】は、

ごく普通に書いた、という意味、例文を書いてくれたのでよくわかります。この「普通」に戻れるって、大事ですよね。普通で書く、あるいは書き癖を自覚しないで、普通だと思って書くってのは、大きな差が出てくると思います。

ここしばらく、一人称の実験作品を投稿してばかりいたので、おそらく書き方に変な癖がついていたのかもしれません。

>重複記載、行きつ戻りつ、ごちゃごちゃ〜 は避けるのが「普通」。

ここについては、どうも5150の、作品をけっこう大幅に変更して、推敲というよりリライトに近い感じで冒頭を書くと、よくこうなるようです。例のイタリアでのストーリーを一度、修正していない方の冒頭を出して、貔貅さんには情報の出し方が推敲のためにデタラメになっていると指摘されました。同じことで、情報の順番と欠落ってのはよくやってしまいます。その影響のような気がします。

>このウルトラシンプルな文の「後」に、
・主人公の心情を吐露させて「どうしてこうなったのか」の事情説明に行ってもいいし、
・「ティッシュ配りの極意」に行ってもいいし、
・「その日あった出来事」をすんなり展開されてもいい。
そのへんは、好きなようにやれる。

この辺は、「普通に書く」ということができてこそですね。

>この原稿冒頭を「はっきりダメだと断言する根拠」は、
リーダビリティだのって話ではなく、
【一人称で書くということ】。
↑ そこが 問題の7割。

ここについては、あまり納得できないですね。上記のことを差し引いたとしても。というのは、アリアドネの糸さんのところで書きましたが、一人称にしたのは、キャラから見た真人くんというのを、読みながら感じて欲しかったから、だと思います。なので、一人称であれば、もっと内面を書けとなるのでしょうが、そもそも設定では、このキャラはそんな内面を深く見るような性格ではないです。むしろ、真人くんとのように、わりあい他人と触れることで、読む方に何かを感じてもらいたかった、なんて書くと、また貔貅さんは言い訳と言われるのでしょうけど。

つまりここは読んでみての肌触りという意味です。

>《二次選考通過が確実にわかってる『まだですかハルマゲドン』の人の原稿冒頭、一人称で書く的確さに舌を巻いていた》
んだよ。

冒頭読みました。作者さん、上手いですね。しかしながら、やはり比較するのはどうかと思われます。拙作では上記の意図があり、一方ハルマゲドンの作風としては、宗教という題材とも相まって、キャラの内面をどんどんと掘り下げてゆくのが勝負所であり、それで読ませるみたいな作風に思えたからです。ベクトルの向け方がそもそも違うし、題材も深い。一方で拙作は、どこにでもいるような人たちで、それらの人たちの触れ合いを書きたかったわけで、意図がまるで違うというのが理由です。

>この状態なんだったら「三人称単一視点で書いておくのが安全」。

安全だと思われますが、5150としては三人称単一視点で書いて無難に仕上げても、上記の狙いはどうも三人称では達せられないと思えたので、そう選択しなかったわけです。

むしろ、問題というのは改正してみて大幅に枚数が増えてダラダラぎみになったこと。もっともっと削った方がよかったかな、と思えました。つまり、涼子と真人の距離にもっとフォーカスしてもよかったのではないか、と書き終えて思っています。そういう意味では、むしろ総体的な短編としての歯切れは前作の方が上だったように思います。拙作は、散漫というのが5150の印象です。



最後にこれは嫌味としてはっきり書きますけど、貔貅さんは、やはり感想者として自己鍛錬が絶対的に足りないように思います。

>冒頭をダメだ改悪だと、言い切ってるだけの【根拠】は はじめからあるし、書こうと思えば「一文で言い切れる」んだけども、
私が具体的に「それ」書いたところで、
【サイト内の人は理解しないだろう】確信が、最前から強烈にあったんで。。
& 「一人称のことは一人称の達人に聞くのがいい」から。。

これを貔貅さんの【怠慢】と言わず何と言えばいいのでしょうか。言語化できないことを言語化しようとするのが、表現者たるべき在り方なのでは? しないのではなく、できない、の間違いでは? めんどくさがっていると、それが癖になるし、やる前からわからないはずだとしないのは、固定観念に食われているからであり、その状態を放っておくことは、明らかに自己鍛錬を放棄することです。物を書く立場にありながら、自分で考えることを放棄して、他人に依存してますよね。

で、ここにいるサイトの誰もが本音を書かないで、形だけ平穏に過ごしたい人が多いのでしょうから、きっちり書いておきました。

あ、これ以上は口を慎みますけど。

5150
5.102.14.87

裏をたまたま見てしまいました。どうもこのサイトにいる何人かは、作品を読まずして感想らしきものを書きたがる人たちのようです。作品を読んでないな、というふうに直感的に思えました。

書くことが日常になっている人からの感想ほど、指摘がいくら言葉厳しくても、心に届くものだと思います。5150は過去に何人からのそういう厳しい感想を幸いにも貰えることができて、たくさん勉強をすることができました。もちろんきっちり保存してあります。

指摘されるのが悔しいからではありません。むしろ、きちんと作品を読んだ人からの指摘箇所ってのは、すごく身に沁みて勉強になるはずなんです。それはここに投稿してきた常連としてすごく思います。他人の作品をきちんと読んだ上での酷評ってのは、もしかしたら書くのが案外難しいからなのかもしれません。

で、どういうわけか作品を読まない人ほど、自分は読めるやつだと勘違いして、自分の力を周囲に誇示したいのでしょうかね。テキストがつまんなくて最後まで読めなかったら、読めなかったとそう書けばいいだけだし、そもそも感想すら書く必要などないですよね。作品を読んでいないから、せっかくの批評も指摘箇所が根本からズレまくっていて、ひたすら頓珍漢なように思えて仕方ないので。

「ブランコ氏の憂鬱」も、実際にテキストを読んでいないから、ああいうふうに一方的に決めつけて書けるわけで。ちなみにあれを書いた理由は「怒り」を「怨み」に変換したくなかったからです。健全な怒りを、別の形で表明したかったからです。正しかったとは思ってはいませんが、怒りだけではあそこまで書けなかったとは思っています。

ちなみにブロンコ氏こそ、5150に怨みを持っているのか、たんに挑発好きなのかよくわかりませんが、はっきり言うとどうでもいい存在です。掲示板に何を書こうが、こちらから応える気は一切ないです。アホらしいので。

ってなわけで、【作品すら読まない、そういう一部の方たちのために自分のテキストが利用されるのは、ひたすら気持ち悪いだけだ】し、5150はここでの活動をしている意味が、最近あまり見出せなくなっています。やりたいことはまだあるのですが、そういう理由からしばらく休止するつもりでいます。

うつけ太郎
M014009196000.v4.enabler.ne.jp

冒頭で挫折しましたが、なんというか
「小説の鍛錬のために書いた文章」
「小説のことで自分はティッシュ配ってないけど役になりきれず真実味がない文章」
「実際にティッシュ配ってるけど真実味や重みがない文章」
でした。もっと役になりきって演技する。もしも私小説だったら語りをもう少し苦労する必要があると思います。
精神的にもっと自分を追い詰める必要があるかと
逆に演技だったらもっと磨く必要があるかと

久方ゆずる☆
240.133.31.150.dy.iij4u.or.jp

伝言板にお邪魔致しましたが、こちらにも、ちょっぴりだけ感想を残させて頂きたいと思います。
改定前の作品は黄金パターンを踏襲されていた気持ちが致します。
そしてこちらの作品は、説得力がグッと上がっていた気持ちが致します。
なりきり度は大切ですよねー。中学生君がカッコよかったです。

5150
5.102.15.101

うつけ太郎さま

>「小説の鍛錬のために書いた文章」

読む人が読むとわかるのでしょうかね。その通りです。このサイトによく出すのは鍛練のため、あるいは実験的に書いたものをよく載せています。近いうちに、思い切り力を込めた直球的な作品を書いてみたいのですけどね。

>もっと役になりきって演技する。もしも私小説だったら語りをもう少し苦労する必要があると思います。精神的にもっと自分を追い詰める必要があるかと
逆に演技だったらもっと磨く必要があるかと

とてもいい言葉をありがとうございます。何人かに同じ趣旨の感想をいただいたので、たぶんそこがポイントなのでしょうかね。何度か書きましたが、拙作では、一人称での主人公から見た真人くんを描いてみたいという意図だったのですが。

ありがとうございました。

5150
5.102.15.101

久方ゆずるさま

>改定前の作品は黄金パターンを踏襲されていた気持ちが致します。

仰る通りです。起承転結というか、起伏を意識して書きました。短編っぽい構成といいますか。

>そしてこちらの作品は、説得力がグッと上がっていた気持ちが致します。

こちらは後をかんがえずに、前から順に詰めて書いていったら、こうなりました。長さがかなり増えた分、普通小説っぽくなったかなとは思います。ただ贅肉もついちゃいましたけど。作品にキレはなくなったように思えます。

>なりきり度は大切ですよねー。

そこは今回は絶対的に足りなかったんだろうと思います。一人称ですし。

>中学生君がカッコよかったです。

とても嬉しいです。真人くんの芯の部分が出てきたので、一番の収穫としてはその点でしょうかね。

両作合わせるとそう短いともいえない長さのを、どちらも読んでいただいた上での感想を嬉しく思います。伝言板でフォローしてもらってありがたく思っています。

アリアドネの糸
dhcp.nipne.ro

5150様

 実験要素を必ず織り込んだ習作を投稿し、意図を開陳し、意見を受け止め、時に、意見を戦わせることも厭わないというところに、このサイトへの参加のしかたとして、個人的にはただしいものを感じておりました。そして、なにより興味深く勉強させてもらいました。

 5150様の作品と感想欄での意図の開陳を楽しみにしていた身としては少々寂しさもありますが、また近いうちに戻ってこられることを期待して待ちたいと思います。次回作、期待しております。

5150
5.102.15.101

アリアドネの糸さま

>実験要素を必ず織り込んだ習作を投稿し、意図を開陳し、意見を受け止め、時に、意見を戦わせることも厭わないというところに、このサイトへの参加のしかたとして、個人的にはただしいものを感じておりました。そして、なにより興味深く勉強させてもらいました。

アリアドネの糸さまには、ほんとうにいろんなことを指摘いただけたし、手の内ってここまでわかるものなんだなあ、という感じでした。どうせバレるのだからと、こちらの考えは隠さずにさらけ出してきたつもりです。読者は作者でもあるわけなので。のほほんと指摘をただ受けるのだけでなく、作者側の意図を読んだ上での感想だったので、本当に有意義でした。このサイトに来る前は、ずっと一人で書いてきたもので。まあ、過去に興味本位で何作かここに投稿したことはありましたけれど。

積極的に関わり始めたのは、コロナが始まる頃だったのでちょうど一年が過ぎたくらいです。コロナ禍と相まって、空いた時間を執筆してきました。ほぼ二週間ごとに新作及び、数ヶ月以内に書いたものを投稿してきました。とんでもない駄作も出してきました。でも、ここで一旦、二週間という枠は忘れるつもりでいます。ちょっと疲れ気味なのもありますし、鍛練を別の形でするべき時期かな、と感じてもいますので。

>5150様の作品と感想欄での意図の開陳を楽しみにしていた身としては少々寂しさもありますが、また近いうちに戻ってこられることを期待して待ちたいと思います。次回作、期待しております。

というわけで、今後は不定期にですが投稿はしようかなと思ってはいます。他者への感想については、今後大幅にセーブするつもりです。今作も色んな方に感想を頂けてすごく嬉しくはあるのですが、今回は、返信を書くためだけにかなりの時間を費やしてしまいましたので。みなさまに名前を覚えていただけたのは嬉しいのですが、その分を執筆時間に回したいです。

今はストーリー性のあるものを書いています。できたら出す予定ではいます。また、名前を見かけたら覗いていただけると嬉しいです。このサイトはちょくちょく覗くつもりでいますので、アリアドネの糸さまも、作品を投稿されるようでしたら読みたいと思っています。

5150
5.102.15.101

ブロンコ、貔貅の両氏へ

こんなことをわざわざ書くのはホントに馬鹿らしいのですが、一応書いておきます。

「ブランコ氏の憂鬱」という作品は、【ある特定の人を嘲笑するためだけに書かれたこと】が目的でないことは後まで読んでいただければ明白で、小学生だってわかるはずです。大部分が創作です。

ただし、冒頭の一文だけは、嘲笑のために書きました。この一文は、カリカチュアライズだと言えます。しかしながら、なぜこの文を冒頭に配置したかというと、これは同時に、作品の大事な「伏線」でもあるからです。

地面に頭をぶつけて頭痛がする、という箇所が本文に何度か出てきて、それがああいう行動をとる、ごく一部分の理由を形成しているからです。

また名前についてはあからさまで、違う名前に変えようと思ったのですが、上記の理由から断念しました。

ブロンコ(嘲笑
softbank221022130005.bbtec.net

知らねえし(嗤



いつまでもおまえのことなんか誰も気にしてないから心配すんなまだ怪我し足りないかよ寂しがりかっつうの馬鹿
アリアドネと戯れてなよ屁理屈噛んで仲いいんでしょ


つまんないから二度と関わるな卑怯者

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