挿入
苦しんでる貴方に
私の心の一部を
挿入致します
はいせーのっ!
「あっ
とっても
気が楽になりました
なんなんですかこれ?魔法ですか?すごいです!
ありがとうございます。」
そりゃよかった
はい次の方ー。
「私は、先の大統領選に提訴する者です。世間は私の事をloser(敗北者)だとののしるのですがそれは正しい表現ではありません。まだ大統領選は終わっていないのです。リーガルではなくイリーガルな手法で獲得した地位を法的に転覆させるまでは、私がloserであるとは決まっていないのです。にも拘わらずバカ者共は『ウィーアーザチャンピオン』を私の為に歌うのです。あの歌詞の最後には『敗北者にかける時間はない』とあるのです。全く。それは私のセリフです。私は、バカ者共にかける時間はないのです。」
ああそうですかー。
そら大変ですなー。
じゃお薬出しておきますねー。
「Hey!私にも、魔法をかけてくれ!薬はいらない!私を誰だと思ってるんだ」
あ、魔法ってあの、心を挿入するやつですか?
やめた方がいいですよ私あなたに大して共感出来てないんで…。
「何をごちゃごちゃ言っているんだ!私は患者だ!金なら払う早くやってくれ」
そうですか…
じゃ保険適用外ですけどいきますよ。
はいせーのっ!
「Oh………」
「マーイ…」
「ガッ」
「故郷の広大な土地を、大きな畑を、耕して、そこから、再スタートします…アリガトウ…。サヨウナラ…。」
そりゃよかったですね
さようならー。
今日の患者さんはこれだけ?
じゃあ最後に見てる人にも私の心の一部を挿入してあげて、それでお別れしましょう
メタ発言?細かい事は気にしない!
いきますよー?
はいせーのっ!
執筆の狙い
この物語はフィクションです
感想欄に面白かったら〇、面白くなくても〇をお願いします。