作家でごはん!鍛練場
あのにま

砂漠の国アンチテーゼ

 それは突然の出来事すぎて規模の大きなドッキリかと思った、NHKとかテレ朝とかTBSとかアベマとかBSとか、どれだけ金かけてドッキリしてんのって感じだったし、やりかねないと思ったし、今でもそうであって欲しいと思ってる。莉香が死んだ。
自室で首を吊って自殺した。大親友で、大女優で、トップインフルエンサーで、月9ドラマにも主役で絶賛出演中で。あたしは大親友の死をニュースで知ることになった。
 どうして相談してくれなかったのか、聞くことも出来ない事が悔しくて泣きまくった。
何が不満で何が不幸だったのかは幼馴染のあたしにすら皆目見当もつかない、順風満帆とは彼女の人生の事だった筈だ。死ぬまでは。
 無神経なyoutuberがそれぞれ思い思いに莉香の死をネタにしてご冥福祈ってくれているみたいだけど、再生数の為なら大して莉香のファンじゃなかった人たちでも人の死すらネタにするんだね。
乾ききったあたしのリプライは永遠に既読されない。
TwitterもInstagramも、随分前に更新の止まったfacebookも、最近始めたyoutubeのチャンネルも、莉香に関わる全ては草も生えない砂漠となる。
 そうだ、草といえば、『えいみりん』が薬物使用疑惑で炎上したばっかだった。
しかもその疑惑は8年も前の話で、ニュージーランドへ旅行へ行ったときに何本か人に勧められて吸っただけなのに、それを10年以上付き合いのある親友で同じくインフルエンサーの『かよこ』に裏切られて今になって暴露されて大炎上。かよこもかよこでえいみりんファンからボロカスに叩かれてメンタルやられてチャンネルもSNSも全部、砂漠になっている。
 渋谷駅の地下をハチ公改札方面へ歩く、ソーシャルディスタンスなんてお構いなしにずかずか歩く、鬼気迫る表情でパンプスで稼いだタッパで威圧して歩いた、たぶん170㎝ぐらいはあると思う、女の170はデカイ。
 駅の交番の前で『ミルキー』と会った。これは偶然。
ミルキーは炎上する前のえいみりんに紹介してもらってコラボして友達になったyoutuberで、あたしと歳かわんない男の子、25くらいだったはず、銀髪がトレードマークで牛乳っぽいからミルキーって名前にしたんだと思う。
将来のミルキーの頭皮を心配しつつ目線がおでこより上にならないように注意しながら挨拶交わした。ミルキーも莉香が死んだ事気にしてたみたいで途方にくれてた、てかあんたここで何してんの待ち合わせ?って聞いてみた、お前を探してたんだって言われた。
えっと、そんな何それ?って聞いたらメッセ見てみろっていうから見てみると莉香が死んだニュース見てあたしの事心配してくれたみたいで速攻メッセくれたんだなっていう時間帯でメッセきてた。大丈夫かとか俺もすげえ悲しいとかそんな内容が書いてたと思う。
 そういえばなんで莉香の死を知って、泣きまくってから渋谷の駅を歩きまくってたんだっけ。今凄く頭が冷静になってる、元に戻ってる。もし頭蓋骨が金属で出来てるとしたら理にかなってると思う。硬いし、熱しやすく冷めやすい。磁石とかで血液ひっぱってくれたら気持ちよさそう。
 ねえミルキー、心が乾いて干からびて朝鮮人参みたいになってる時に必要な潤いってなんだろうね?喜びとか癒しとか繋がりとかそういうのなのかな。
体のセッションが無くたって言葉でコミュニケーション出来るよね、言葉って距離や空間を超えて、人を喜ばせたり悲しませたり、生きる気力を与えたり、生きる気力を奪って殺したりできる。
あたしさ、さっきまで間違いなく目的もなく歩いてたはずなんだけど、誰か知ってる人に会いたかったんだと思う。それが歩いてた理由なんだと思う。人間の本能がメッセとか電話で人を呼ぶんじゃなくて歩かせたんだよ。あたしたちが北京原人とかネアンデルタール人だった頃に、原始人は、悲しい時は人目も憚らず泣きはらして、泣いて泣いて副交感神経とかおかしくなって歩きだすんだよきっと。誰かに頭とか撫ででもらったらセロトニンとか出てきて落ち着くんじゃないかって、そういう安らぎを求めてたんだと思う。
 何かを求める時は、まず、自分の足で立って歩くんだよ。
ミルキー、心臓の鼓動が聞こえるよ、今のあたしなら1km先でも聴覚だけであんたを見つけられる。
 
 
 最初から最後まで、あたしの頭は決して冷静なんかじゃなかった。元に戻ってなんかいなかった。今でも戻っていないんだと思う。
寒空の夜に暖を求めて徘徊し続け、やっと見つけた洞穴で交尾しまくるジャワ原人のカップルの如くミルキーと交わった後、眠ってるミルキーのアメスピくすねて、やめたはずのタバコに火を点けた。


 …タバコの煙を燻らせながら莉香との最後のメッセを眺めた。今日の18:38。
送られてた写真の莉香とペットのビションのおもちと、その右上のはしっこにパソコンの画面のブログの記事のタイトルが映し出されていて、Good Bay になっていることに気付いた…。
それに対するあたしのリプライが『おもち相変わらず鬼かわいーなーまたもふもふしたいわー』だった。この3時間後に莉香は自室で首を吊って死んだんだ。
親友よ。
あたしにサインを送ってくれていてありがとう。
そして、気付けなくてごめん。
2015年の5月くらいから更新が停止されていたはずの莉香のブログを開いてみた。
2020年10月X日18:29の記事のタイトル…『Good Bay』。
写真が10枚程貼られていて、おもちがお風呂に入っていて毛がずぶ濡れになっていた。
10枚ともなぜかずぶ濡れのおもちの写真と、笑顔の莉香のツーショットだった。
 莉香の自殺の原因についてニュースとかSNSではうんざりするくらいたくさんの憶測が飛び交っていた、旦那と生まれたばかりの赤ちゃんを残して死ぬくらい辛い産後鬱状態だったんじゃないかとか、出演しているドラマで主役のはずなのに莉香の出番が少ないのは体調不良で休んでいたからだとか、浮気しているからだとか勝手にSNSで叩かれていた事を病んでいたとか。便所の落書きにwifiつけたらこうなるんだ、莉香が死ぬ前、人気俳優が自殺したりインフルエンサーが精神病院に入院することになったのだってつい最近の事だ、何が原因かなんてはっきりとはわからない、死人にクチナシで本人以外にわからないことだけど、今だって炎上してるえいみりんのリプは誹謗中傷の荒らしで死ねとか暴言まき散らしてるやつらがいっぱいいる。えいみりんのそのリプの傍らで実際に人が死んでいても何も感じないサイコパスとかソシオパスとか、人の情緒に全く無関心な人間しかこの国には居なくなってしまったのか。一度砂漠になった元草原には、二度と草は生えない。
 ………いつのまにか、砂漠だらけになってしまった。





 莉香の死から5年の月日が経過した。
あたしは、砂漠だらけになってしまった『日本首長国連邦埼玉州春日部砂漠』をラクダで乗り回した。あたしの後ろにはSNSで集めた信者30名程がラクダに乗ってついてくる、みんな頭にターバンを巻いて女は布で顔を隠し男はもみあげも顎もヒゲもじゃだった。
 これはパトロールだ、慣れないラクダで時間を掛けて南下する、目指すは池袋。
全員視力は3.0で、これは通行人のスマホの内容を盗み見る為に全員白内障の手術と同じ要領でバイオニックレンズを眼内に埋め込んでいる。ラクダに騎乗していればスマホを盗み見やすくなる、あたし達の活動は歩きスマホしている連中の中で誹謗中傷している人や白昼堂々といかがわしいサイトを覗いている人を見かけたら注意することだ、ネットやSNSの言動が一瞬の声かけでリアルに変わる事を行動で示したのだ。誰の為でもない。自分たちの信念の為だ。
 この日は豊作で25人を検挙した、検挙したといっても何をするわけでもなくただ口頭で注意するだけだ、ただ、あたし達の活動は必ず検挙したら検挙した数だけこの国を潤すんだ。
 それは、物理的に潤すとかそういうことではないんだけどゲン担ぎとしてアイスバケツチャレンジみたいに水を被ったりする人はするんだけどしたくないならしなくて良い、代わりに、有名人や芸能人やインフルエンサーや底辺youtuberや社会のインフラを支える頑張ってる人たちにエールを送る、ネット上でもリアルでもたくさん暖かい言葉を送る、感謝と感謝の気持ちの波がウェーブになる、うわぁあああっと気持ちが沸き起こる、来てよかったってみんな思える、今回のウェーブは大きかった。
津波が起きた、2025年東日本大震災の再来だった、車と車がぐるぐる水の上を回ってた、らくだとあたしたちは津波の上でサーフィンした、ノアの箱舟が見える、いや、ノアじゃないかもしれない。
 けどこれでいいんだ、「あの箱舟に乗ろう」みんなで正体不明の箱舟に乗ろうとした瞬間津波が引いてった、潮がどんどん引いていきあたし達はみんな沖に流された、らくだは溺れて死んだ、信者は笑顔のままおぼれていった、みな口々に「ありがとう」「みんあありがとう」と言っていた、みんないいやつらだった、あたしは少しも沈まず浮かんだままだった。
 このまま流木のように東京湾を漂流していつか餓死するんだ、そう思っていたらジンベエザメが現れた、ヒレが見える、ぐるぐるぐるぐるぐるぐる取り囲まれた、友達になりたいなと思った。よく考えてみたらサメもシャチも似たようなもんだしシャチはイルカの仲間だ。絶対友達になれる。そう思った瞬間、ジンベエザメに腹部を噛みつかれ胴は真っ二つになった。こうしてあたしは死んだ。
莉香、やっと会えるね。

砂漠の国アンチテーゼ

執筆の狙い

作者 あのにま
KD111239183161.au-net.ne.jp

誹謗中傷って、なんだろうね。
人を傷つける事の応酬の行きつく先が死とか暴力とか戦争なら、その逆でありたい。

コメント

偏差値45
softbank219182080182.bbtec.net

>あたしたちが北京原人とかネアンデルタール人だった頃
現生人類の直接の先祖ではないらしい。

>Good Bay
これは言わゆるボケということでしょうか。

>誹謗中傷って、なんだろうね。
簡単に言えば言葉の暴力。
原因の一つは憤りなんでしょうけど、それだけではなく
発信側が無意識にそうなってしまったり、受取側が誤解したり、過敏だったり、
ケースバイケースのような気がしますね。

>人を傷つける事の応酬の行きつく先が死とか暴力とか戦争なら、その逆でありたい。
言葉はもろ刃の剣ということでしょうか。

コミカルに描こうとしているのは理解できるけれども、
それで面白いかと言えば、「いいえ」かな。
なんとなく雑音が多い感じですね。
だから伝えたいことの核心的な部分が見えて来ないですね。

あのにま
KD111239183161.au-net.ne.jp

>偏差値45sann
>>Good Bay
>これは言わゆるボケということでしょうか。
すまんそれ誤字だ。Good bye。

この辺の誤字もあってますますコミカル臭強くなってしまったけど伝えたいメッセージは、
ちゃんとあります。
ありがとうございました。

羅愛
124-18-36-149.dz.commufa.jp

なんというかもっとオリジナリティーのあるストーリにして伝えたほうが小説としては良いのでは?と思います。
もちろん伝えたいことがあって最近の出来事に影響を受け考える機会があっての作品だと理解はできるのです。
しかし、今のままでは弱い。小説として書いた作品でないのならいいのかもしれません。それにしてもまだ言葉を扱いきれていない感は否めませんがね。でもあなたが日常生活などで考えたり感じたことを小説にするというスタイルは非常にいいと思います。頑張ってください。誹謗中傷に関してはすべて人間の性だと思います。(あくまで私の考えですが)

みく
om126255157176.24.openmobile.ne.jp

>『日本首長国連邦埼玉州春日部砂漠』をラクダで乗り回した。

そして、ジンベエザメに噛みつかれるというラストのインパクトの強さ。面白いというか、ユーモアも交えつつ読むことができました。こういう作品に出会えることは、中々ないだろうなと思いつつ。

最近の一連の芸能人の自死が続くなど、なんとも言えない世相で、それに残念ですよね。"有名税"というには代償が大きすぎるというか。
作中に出てくるのは莉香とあたしですが、こういった作品のように形にすることで、昇華されることもあると思いました。

あのにま
KD111239183056.au-net.ne.jp

羅愛さん

色々あって、その"色々"を小説としてどういう風に表現するか、心にズシっと響かせたり余韻を残すような
作品を作りたいな、と。
言葉を扱うスキルに関しては、努力して精進するしかないです。
ありがとうございました。

あのにま
KD111239183056.au-net.ne.jp

>みくさん

ニュースとかで色々思う事みんなありますよね。
ただ、事件に至るまでには日常に色々あったから事件に発展するんで。。。
なんというか、最初からそうさせない社会になって欲しいなって。
ラストがああいう感じなのは普通に書いてるだけじゃ湿っぽいだけで終わるな、と。
感動モノで締めくくる事も出来たんですけど性に合わないし何より感動モノにしてしまう事自体が『違うな』と思ったんで。
だからああいう風にしたんですけど、そのインパクトに気付いてもらえてうれしかったです。
ありがとうございました。

アリアドネの糸
dhcp.nipne.ro

 正直アリアドネには難しい作品でしたけど、印象的なところがたくさんあった作品のように思います。細かいところを掘り下げるようで、恐縮ですが、

>あたしたちが北京原人とかネアンデルタール人だった頃に、原始人は、悲しい時は人目も
>憚らず泣きはらして、泣いて泣いて副交感神経とかおかしくなって歩きだすんだよきっと。
>誰かに頭とか撫ででもらったらセロトニンとか出てきて落ち着くんじゃないかって、
>そういう安らぎを求めてたんだと思う。
>何かを求める時は、まず、自分の足で立って歩くんだよ。
>ミルキー、心臓の鼓動が聞こえるよ、今のあたしなら1km先でも聴覚だけであんたを見つけ
>られる。
 長いですが、この一連の流れには鳥肌が立つぐらいよかった。焦点がぜんぜん定まらない文章、誰に向けた言葉なのか? ひとりごちなのか? どこに向かう言葉なのか? 何を言おうとしているのか? 視点がとにかく定まらないし、曖昧なところをぐるぐるしているし、混濁しているし、混線している。けれども、ちゃんと一本の線というか、一本の意識の流れが、血とともに通っている、そんなふうにも思えた。意味が繋がらないって思われそうな文章だけど、酔歩する意識の流れだって、取り留めなく理解不能なだけで一つのれっきとした意識の流れには違いないのだから


>あたし達はみんな沖に流された、らくだは溺れて死んだ、信者は笑顔のままおぼれていった、
>みな口々に「ありがとう」「みんあありがとう」と言っていた、みんないいやつらだった、あ
>たしは少しも沈まず浮かんだままだった。
 ここも好きでした。みんな死んでいく中、「あたし」だけが浮かんだままだったというのがとてもよい。だからなのかな、この直後で「あたし」がちゃんと死んじゃう結末を用意しちゃうのはむしろお話の深みを損ねる方向にはたらいたのではと、思う。「あたし」だけが生き残る、それこそが、砂漠なることのアンチテーゼの体現なんじゃないかって、思った。


 このお話を読解するに砂漠は、昨今のSNSでの炎上騒ぎとか、なんとか警察とか、集合知による無自覚な暴力とか、そうやって同調圧力てきなものにつぶされて、炎上して、ぺんぺん草も生えないとかそうことの象徴としての表現だと思うのですけど、アリアドネはそのことと別に、次のようなことをおもったよ。
 砂漠はいたるところに点在しています。例えば、10年前に作られたブログは、例えば、ツイッターのつぶやきは、例えば、登録者数1のyoutubeの登録チャンネルは、空気を読まない広告のポップとともにいまもなお残っているのだろうし、それはまるでこじんまりとした死者の世界みたいだ。情報の大森林の中でぽつりと見つかる小さな砂漠みたいだ。ブログの言葉は宙に置き去りにされて、言葉を吐き出した当人はもうこの世にはいない。ある人のブログに書かれた文章を読んで、わたしはかつて泣きました。作者の苛烈な人生の経験が、感じていたことが、感じ続けていたことが、赤裸々にしかも心の芯に響くような力を宿した言葉で綴られていたからです。胸をえぐられました。けれども、作者はもうこの世にはいません。いないらしいです、と聞きました。言葉は作者自身を語るものでしたので、だからそれは幽霊のようにそこに残されているだけです。幽霊の言葉が何かを発信するなんてことはありえないなら、その言葉から意味を受け取ることはないはずです。だけど、わたしは今もその言葉に胸をえぐられ続けています。ぽかりと残された砂漠のように、潤うことのない砂漠のように。
 という妄想がはかどるくらい印象的でした。だからでしょうか、「あたし」だけが生き残るという状況が、作者様の意図とはおそらく違った意味なのでしょうが、ごく個人的にしっくりときたし、響きました。


 この作品で伝えたいメッセージについては、ごめんなさい、ちゃんとしたかたちのあるものとして掴むことができなかったけど、思ったことは、「あたし」はただただ悲しかったんじゃないかな。善意か悪意かに無関係に、無自覚が、共振して、共鳴して、悪い方向にぐるぐると螺旋を描いていく様相が、なにより大親友がいなくなったことが。

アリアドネの糸
dhcp.nipne.ro

すこし冷静になって眺めてみると、我ながら的外れな妄想を書いていることに気づいて恥ずかしいのですが、御作を読んで、ごく個人的に、たいへん刺激をうけました。とだけ伝われば。。。

あのにま
KD106180004020.au-net.ne.jp

>アリアドネの糸さん
褒めて頂いた箇所は、ほぼ私も"ハマった"感覚があったのでそこに気付いて頂けてうれしかったです。
最近の出来事を題材に捉えながら、それを登場人物の心理や描写を通してどう表現できるかが殆どこの小説の小説たる部分だと思ってます。
なので、そこを理解していただいた読者の方が居るという事は自分の着眼点というか盛り上げ方は、間違ってないのかなってちょっと自信にしていこうと思います。

砂漠に関してはまあそちらの読解でほぼその通りだと思います!
なんというか言葉や文章には力があって、言葉一つで草も生えれば砂漠にもなると。
そういった意味では今の世の中、砂漠だらけだなって。
しかも、みんなしてやってることが新しい砂漠作りで。
その辺の虚しさ、ですね。

その反面、胸をえぐるほどの力のある言葉を残す事も出来るんですよね。


>みんな死んでいく中、「あたし」だけが浮かんだままだったというのがとてもよい。
>だからなのかな、この直後で「あたし」がちゃんと死んじゃう結末を用意しちゃうのはむしろお話の深みを損ねる方向にはたらいたのではと、思う。
>「あたし」だけが生き残る、それこそが、砂漠なることのアンチテーゼの体現なんじゃないかって、思った。
そう、最後、「あたし」殺しちゃいました。
殺してインパクト強めるか、殺さず深めるか、最後の最後で作品の色みたいなのが決まっちゃいましたね
その辺をもっと作品とキャラと、向き合うべきだったと思います。
そんなつもりじゃなかったのにコミカルな印象受けてる人が多いのは、たぶんそこなのかなって。
その部分に気付かせてくれてありがとうございます。


>この作品で伝えたいメッセージについては、ごめんなさい、ちゃんとしたかたちのあるものとして掴むことができなかったけど、
>思ったことは、「あたし」はただただ悲しかったんじゃないかな。善意か悪意かに無関係に、無自覚が、共振して、共鳴して、
>悪い方向にぐるぐると螺旋を描いていく様相が、なにより大親友がいなくなったことが。
「伝えたかったメッセージはこれですー」みたいな答え合わせというよりも
読んだ人が色々解釈してくれるもんで 、そういう解釈を受ける事が作品にとって幸せな事なんじゃないすかね。
印象の強い作品程、人によっていろいろ解釈があるもんだと思いますので。



>すこし冷静になって眺めてみると、我ながら的外れな妄想を書いていることに気づいて恥ずかしいのですが、御作を読んで、ごく個人的に、たいへん刺激をうけました。とだけ伝われば。。。
そういった意味では、誤字が多かったり未熟な面もありますが刺激を与える事が出来て成功した面もあるのかなと思います。
たいへん刺激をうけましたと言っていただけるのは、私にとってうれしい褒め言葉です。


向き合うべきところはちゃんと向き合い、褒められたところは自信をもって
次作に繋げていきます。
ありがとうございました。

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