作家でごはん!鍛練場
三枝松平

彼岸花

 中央道を岡谷ジャンクション経由で長野道に入ると極端に車が少なくなった。
 塩尻トンネルを二つ抜け、急な坂を下ると目の前に松本平が広がる。
 しばらく山の中を走り、連続したカーブとトンネルをたどったあとの広がりは、まるで本州を突き抜けて日本海側に出てしまった錯覚に陥る。
 しかしその錯覚から辛うじて現実に引き戻してくれているのは、平を囲むように見える北アルプスの山々だった。

「お母さんもうすぐ?」
「ううん、まだ少しかかりそうよ」
 夫がゴルフで三日も留守にするのを良いことに、小六の長女を供に信州にやってきた。
 特別な用事とか、観光目的とかではなく、ただなんとなくやってきたのだが、私の心の奥に少しだけ引っかかる理由のようなものはあった。

 今年の新盆に間に合うように母が亡くなった。

 三年前に父が亡くなった後は兄の家に身を寄せていたのだが、その直後に乳癌を宣告され、ここ一年は入院生活の身となっていた。

「どお? 具合は」
 眠っていた母は半身を起こし、着替えたばかりのような寝巻の襟を寄せた。
「ああ、来てくれたの、体を拭いてもらって気持ちよくて寝てしまったわ」
「そう、良かったわね。 起こさなければ良かったかなあ」
 寝入りばなを起こされたのか少し目をしばたたせ
「和江さんはとても良くしてくれてありがたいのだけれど、良くしてもらえばそれだけ気兼ねでねえ」
 兄嫁の和江さんとは交代での看病だったが、実の娘の私がおざなりにするようなことでも、きちんと面倒をみてくれていた。
「そんなこと、お義姉さんがかわいそうよ、早く良くなって皆を安心させてよね」

 元気なころより少しわがままを言ったり、今まで口に出したこともないような思い出話をぽつぽつと話したりしながら、やがてろうそくの火がとぼるように母は逝ってしまった。

「葬儀は身内だけで」
 との生前の母の希望もあって、兄の家族と私の家族のみでのひっそりとした葬儀の予定であった。
 通夜も明けて、これから皆で葬儀場に向かおうと準備をしている時、思わぬ来訪者があった。
「ごめんください、奥原邦夫さんのお宅でしょうか? お取込みの様子で申し訳ありません」
 背の高い、実直そうな老人が訪ねてきたのだ。
「邦夫は兄ですがどちら様でしょうか?」
 対応した私が喪服姿なのを見て
「あのう、私は長野の奥原敏男と申します。 お母さんは恵子さんとおっしゃいますか?」
 と遠慮がちに聞いた。
「はい、母ですが、母は一昨日他界いたしまして、今日は葬儀なのですが母に何か?」
 老人はしばし絶句のあと、ぽつりぽつりと話し始めた。
「そうですか、それは、お悔やみ申し上げます。 実は昔、ずっと昔ですが戦争中にお母さんがまだ小学生の頃、疎開されていたのが従妹である私の家なのです」
 力なくうなだれた老人の肩が落ちた瞬間、私の頭の中を、色々な思いが走馬灯のように駆け巡った。
 入院中、意識も朦朧とする中母が何度も、何度も口にしていた信州、奈川村の敏男おじさんに違いないのだ。
「あのう、とにかくここではなんですから少しお寄りになって」

 二家族と敏男おじさんで無事葬儀も終わり、家族の皆が止めるのを振り切るようにおじさんは帰っていった。
 帰り際
「可奈子さん、とおっしゃるのですね。 もし良かったら信州へ遊びに来られませんか、なんの気兼ねもいりません。 ばあさんと二人きりで寂しいですしね」
 と、私にだけ聞こえるような小さな声で言い残した。

 長野道を松本インターで降り、カーナビの指示通り国道を西へ向かった。
 信号をいくつか過ぎ、しばらくすると国道に沿うように電車の線路が左に見えた。
「お母さん、トンボ、ほらたくさん」
「そうね」
 東京での彼岸はまだ残暑が厳しいのに、信州の風のなんと心地よいことか
「美奈ちゃん、何か食べて行こうか? 信州はねえお蕎麦かな」
 国道が山々に挟まれ始めるあたりで食事を終え、坂とトンネルが連続し始めると先ほどまで沿っていた線路は梓川に変わった。
 紅葉には少し早いのだが、標高の高いところは色付き始めていて、ちらほらとその気配をうかがわせている。
 ダムを二つ過ぎ、急カーブの先の二股トンネルを左に折れるといよいよ交通量は激減した。
「お母さん大丈夫? こんな山の中に本当に人がいるの?」
「大丈夫よ、おばあちゃんはあなたよりもっと小さい時この奥に住んでいたんだから」
 約三十分、対向車に一台も会わず、山際にへばりつくような村に着いた。

 道路のすぐ脇は梓川の支流、その反対側は石垣を積み重ねた段々畑のような、その上に家々が並んでいる。
「えーとこの辺なんだけど、誰もいないわね」
 川沿いの道をしばらく進むと、向こうからバイクに乗った年配の郵便屋さんが来た。
「すみません、ここは奈川村ですよね? この辺に奥原さんと言う家はありますか?」
 止められた郵便屋さんはけげんな顔をして
「奈川村のどこ? この辺は皆奥原だけど」
 そしてつっけんどんに
「名前は?」
 と聞いた。
「としお、なんですが、としは敏、おは、男」
 郵便屋さんは最後まで聞かずに坂の上の方を指さし
「そりゃ先生んちだ、一番上。 少しバックしてずーっと上に上がるんだけど」
 そしてバイクにまたがったまま振り返り
「この先の広いところでまわってくりゃいいわ」
 と指さした。
 しばらくぶりの運転は、高速道路や街中はなんとかなるのだが、奥原家につながると思われる、石垣沿いの急坂はとても自信がなかった。
 回転するつもりの広場に車を停めた。
「美奈ちゃん歩こうか」
「うん、その方が安心だね。 でもお母さんおじちゃんたちいるかなあ」
「そうね、何も連絡してないから。 でもいいの、家のあるところが分かればそれで」
 実際、敏男おじさんがいてもいなくても、それは良かった。
 疎開していたこの地を、帰京して結婚するまで何回となく訪れていた。 と入院中の母が、遠い過去を懐かしむように何度も何度も言っていた。
 母をこの地に駆り立てた理由のかけらでも感じられればそれで良いと思った。

「お母さん、おばあちゃんだよ」
 いよいよ石垣沿いの坂道が見えてきたその時、長女が私の袖を掴んだ。
「えっどこ?
「ほら石垣の横」
 見れば確かに一人の年配の女性がこちらを見て立っている。
「おじいちゃんちのおばあちゃんだよきっと」
 長女はなお一層強く、掴んだ私の袖を引っ張り、せかすように歩き出した。
 私は歩きながら軽く会釈すると
「可奈子さかや」
 と、少し曲がりかけた腰を伸ばし、日に焼けてそして深いしわのある顔で笑いながら聞いた。
「はい、前触れもなく突然来てしまいました。 先日はおじさんにご苦労かけてしまいすみませんでした。 おばさんもお元気なご様子、これは長女の美奈です。 でも、どうして私たちって分かったのですか?」
 見れば一番上にあるはずの奥原家からは、下り坂とは言え百メートル以上はある。
 しかも何も連絡はしてないはずなのに。
「なに、郵便屋が恵子さんに似た人が来た。 って知らせてくれただよ。
 狭い村の中のことである。 聞いてみれば何のことはないのだが、そのことより、こんなところで母の名前が出てきたことの方が驚きであった。
「よく来たなあ、嬢ちゃんも。 何年生?」
「六年生ですこんにちは」
 長女は悪びれず、むしろニコニコ顔で答えた。
「そうかね、良い子だねえ。 けんどじいさんは今日学生の頃の同窓会とか言って松本に出かけてしまっただ。 来てくれるって分かってりゃあ待っていただに」
 おばさんは申し訳なさそうに少しうつむき
「まあじいさんいなくたっていいわね、さあさあ寄って、ふんとによく来たなあ」
 と坂を上り始めた。

 約百メートルの上り坂はきつかったが、母のような年齢のおばさんに負けられない気持ちと、子供の頃母が住んでいた家はどんな家なのだろう、という好奇心が私を駆り立て一気に上った。
 石垣に囲まれ、小奇麗に方つけられた坂の上の家は、まるでおとぎ話に出てくるような、木ばかりで出来た家であった。
 思いのほか広い土間に入ると、吹き出しそうになった汗がすっと引く。
「さあさあ上がって、お昼は食べたかや? 突然で何もないけど、さっきゆでたもろこしでも食べて」と台所に立った。
「どうぞお構いなく、すぐにおいとまいたしますから」
 聞こえているのかおばさんは台所でかたかたやっている。
 足を投げ出し、開け広げられた部屋の中を見回しながら、聞くともなしに長女に尋ねてみた。
「美奈ちゃん、おばさんだって良く分かったわね」
「うん、死んだおばあちゃんに似てたんだもん」
 よどみなく長女が言った。
 言われてみてはっとした。
 自身初めておばさんを見たとき、どこかで会ったような気がしたのだが、それが母だと具体的に言われ、何か複雑なもやもやとしたものが胸にいっぱいたまってきた。

「遠くて疲れたずら。 体伸ばしてゆっくりしりゃあいいわ。 漬物ばかりのお茶だけどどうぞ」
 古びた、しかし良く使い込んだお盆に漬物とトウモロコシがのっている。
「すみません突然で、でも今日は日帰りの予定ですのですぐに帰ります」
 長女とはどこかで一泊し、明日帰る予定だったがうそをついた。
「なに言ってるだや、せっかく来たにこれから帰るって夜中になっちゃうよ。 いいで一つ泊っていきましょ。 わししかいねで気兼ねしなくていいでね。 積もる話もあるし、ね」
「でもご迷惑かけるし」
「いいさやあ、もうすぐね魚屋が回ってくるで何か買って、三人で夕飯食べながらおしゃべりしましょや」
 押し切られる形で一晩やっかいになることに決めた。
 そう決めると急に体の力が抜け、手足がぐっと伸びる気がした。

 なんてのどかな所なのだろう。 聞こえてくる音と言えば逝き遅れたセミの鳴き声と、時折吹いてくる風が鳴らす風鈴の音くらいだ。
 玄関も裏の障子も皆開け放たれ、表から入ってきた風がそのまま裏に抜けていく。
 母もかつてこんな風に過ごしていたのだろうか。
「嬢ちゃん、家の周り見に行くかや? 裏にキュウリやナスあるで採ってくる?」
 退屈し始めた長女を見ておばさんが聞いた。
「美奈です。 お母さん良い?」
「うんおばさんに教えてもらって、遠くへ行っちゃだめよ」
 長女とおばさんが裏の畑に行ったようだ。
 一人になって少しうとうとしたとき、遠くから古い演歌が聞こえてきた。
 演歌はだんだん近くなり、やがてこの家に通ずる坂道を上がり始めた。
「いたか~い」
 大きな声で男の人が入ってきた。
「は~いどなたですか?」
 開け広げられた玄関に立っていたのは魚屋さんであろう小さいワゴン車にスピーカーを付けて家々を回って売り歩いているのだ。
「あれーばあさんは?」
「いま裏の畑に行きましたが」
「ほーか、裏へ回るわ、親戚の人?」
「はいそうですが」
「郵便屋が、先生んち今日はお客だで注文聞きに行けって」
 村の情報はことの良し悪しは別として、知らない間に村中に知れ渡っているのだ。
 そしてここの家のことを「先生んち」と呼んでいることもわかった。

 早いうちに太陽は裏の山に落ちたのだが、まだ時間は早く空は明るかった。
「朝も日の出が遅いだよ。 半日村だで」
 両側に山々が迫り、谷の底のような部落である。
 おばさんは、ともすれば悲観的になってしまうようなことをこともなげに言った。
  
 皆で手伝いながらの夕食を用意し、少し薄暗い台所での食事になった。
 大した御馳走があるわけでもなく、少しの魚とあとは裏の畑でとれた野菜を料理しての夕食だったが、炊き立てのご飯も手伝ってとてもおいしい夕食になった。

「野菜おいしいね」
 普段あまり野菜を食べない長女が言った。
「自分で採ってきた野菜だで余計においしいずら」
「お母さんご飯おかわりして良い?」

 この和やかさは、なんだか親子、孫の三人で食事をしているそのものに思えた。
 人の組み合わせは違っていても、何十年も昔、母もこうして暮らしていたのかなあと、感慨が込み上げてきた。
 食事が終わってしばらくすると、いつもはテレビっ子の長女が長旅の疲れか、ちゃぶ台の脇で居眠りを始めた。
「疲れただわ、動かさずにここに寝かせておきましょ」
 おばさんは薄い夏掛けをそっとかけ、足元にもう一枚、おじさんのものだろう半纏をかけた。
「おばさん、おじさんは先生でしたの?」
「うん、中学の先生をしてたけど、地元の小中学校で定年になり、あとは百姓。 でも村の衆は、先生って呼んでるだよ。 教え子ばかりだもん」
「村の名士ですね」
「そんなこたあねえよ、少しすずしくなったね裏の窓閉めるで」
 いくら九月の彼岸でも、ここは標高も高く、先ほどから背中のあたりが寒かった。
 戸を閉めに立っていったおばさんが、紙包みのようなものを持ってきた。
 そしておもむろに中身を取り出し
「これ見ましょ、じいさんが定年の時の写真。 真ん中がじいさん、隣がわし」
 もう二十年も過ぎようとしている写真である。
 おじさんは若く、そして隣のおばさんは今よりずっと母に似ていた。
「わーおばさんお若いですね。 奇麗だし」
 写真をじっと見ながら口に出したのだが、目は写真のおばさんに釘付けになっていた。
 いったいこれはどういうことなのだろう?
 母は一人っ子で兄弟はもちろん従妹でも同じくらいの女の子がいたなんてことは今まで聞いたことがない。
 単なる、他人のそら似なのか?
 そしておばさんは自分が母に似ていることを自覚しているのだろうか?

「こんなことお聞きして良いかしら!おじさんとおばさんのなれそめっていうか…。出会いのきっかけは何でしたの?」
 聞いてはいけない質問だと思ったのだが、今はもう母の昔より、母似のおばさんのことで頭がいっぱいになっていた。
 ややあって、おばさんが笑いながら話し始めた。
「可奈子さん、この写真、恵子さんより可奈子さんに似ていると思はないかい?」
 そういえば、私は兄と二人兄妹だが、兄も私も母似で、生前の父が「お前は母さんにますます似てきた。 顔立ちもだが性格まで」と言っていた。
「そうですわね、でもいったいこれは」
 もう止まらなかった。
 母と私によく似たおばさんがどうしておじさんと結婚したのか?
 聞かずにはいられなかった。

「わしが松本の中学校で保健室の担当をしていた時じいさんが転任してきただよ。 その時にはわしには親が決めた結婚相手がいたんだが、じいさんはわしを見た途端棒立ちになり、いきなり最敬礼をしてね」
 おばさんは、なぜこの写真を私に見せたのか、そしてどんな理由で昔のことを話し出したのか、その時はまだ気が付かなかったのだが。
「ことあるごとにわしに言い寄った、と言うかわしは悪くは思っていなかったけどね、でも、私には許婚者がいるから!と断り続けていたのに、しまいにゃ、親に会わせろ!って聞かねえだよ」
 一息つき、鉄瓶から急須に湯を注ぎながらまた話し始めた。

「しかたがねえから家に帰って両親に話したら父親が怒ってね、二度とそんなこと言わせねように言い聞かせてやるから一回家に連れてこい。 っていうことになってじいさんに話すとじいさんは逆に大喜び!その週の土曜日に連れてったら案の定、父は門のところに立っていてじいさんを家の中に入れなかっただよ」

 おばさんの話す声が唯一の音なのだが、少し風が出てきたのか、そとはさわさわと音がしはじめた。

「その場でじいさんは土下座して、もう一回来るから何とか考え直してもらえないか、と必死にいっていただ」
「でもこうして一緒になっている所を見ると仲直りしたんでしょう?」
「そう、じいさんが帰った後、父がまんざらでもないような口ぶりだったから、翌日学校でじいさんにそのことを話すともう大喜び!今夜にでも直談判に行くって聞かなかっただよ」
「でお父さんとおじさんが対決したんだ」
「結局婚約は親同士の成り行きで決めてしまったことだから、俺が向こうへ謝りに行く。 ってことで決着がついてね、半年たった秋に結婚式をあげただよ」
 
 話の内容はその辺にあるありふれたものだけど、私が知りたかったのは、おじさんが偶然選んだのが母似のおばさんだったのか。
 それを察したようにおばさんがさらに続けた。

「結婚して三年目に長男が生まれただけど、じいさんの転任と重なっちまって、引っ越しも大変だからとじいさんが一人で教員住宅に移っただ。
 たまたまわしらが住んでいたところはわしの実家の近くで、母親が来て面倒見てくれてたからじいさんは土帰月来、別居生活になっちゃっただよ」
 おばさんは遠い昔のことと言うよりつい最近のことのように語った。
「一年くらい経って落ち着いたのでわしがじいさんの教員住宅に行った時のことだが」

 少しぬるくなったお茶を一気に飲むと
「ねえ、なぜ私に固執したの?って聞いてみただ。 じいさんに不満があったわけじゃあないだよ、不満もねえようなじいさんだから、他にも結婚話くらいあったんじゃあねえかと思ったわけ」
「そしたらじいさんは、ひとめぼれだでしょうがねえ!って一言、じいさんの本音は聞けなかっただ」
「うん、うん、でも何かあったでしょう、そんなふうのこと」
「あったさおおあり!子供が小学校あがる前の年、じいさんの親父がが亡くなってね、二人でこの家に来た時せ。近所の公民館での葬儀だったが、村の人がわしのこと、恵子さんって呼んだだ。それも一回じゃねえ、二回も三回も!

 話は夜が更けるまで続いた。
 私には、母がこの村に何回となくおとずれて理由の少しが分かり始めていた。

「葬儀が終わって皆が引き取り、わしら三人と姑で寂しい夕食をしていた時姑が話してくれただ。ん、村の衆がわしのことを恵子さんて呼んだ理由さね」

「琴絵さ、色々お世話かけてすまなんだね。 今後ともおたのもうします。 村の衆があんたのこと、恵子さんって呼んだのは、実は敏男のいとこにあんたと同じくらいの恵子ってのがいてね、小学校何年くらいだったか、戦時中うちに疎開してただ」
 おばさんは時々昔を懐かしむように、少し姑さんの口真似をするように話した。
「疎開して間もなくのことだった、恵子の母親が汽車の中で警察に捕まっちまっただ。 運がわるかっただね。 そんなこともあって、来たりもの!って毎日いじめられるようになっただ。 見かねた敏男がかばっただけど、一人っ子の恵子は強情で毎日泣いてたわね」
 初めて聞く母の幼少期の話だが、表面は優しそうだが芯の強いところはこの時期に培われたものだろう。

「それでも日が経つにつれ恵子は敏男にだけはなついていただ。 二年くらいして恵子の父親が復員して東京に帰っていっただけど、敏男が高等学校卒業しても何回かここに遊びに来ていただよ。 一人だったり、友達連れてきたり、私は知らなんだけど敏男が先生になっても、夏休みに申し合わせたように遊びに来てただ」

 聞いているうちに涙が止まらなくなった。
 母はそのころの話は一切したことが無かった。
 養子の父に遠慮していたのか、それとも他人に話すことで大切な思い出が薄まってしまうとでも思ったのか。

「ある時突然敏男に縁談があってさね、それ以来恵子はぷっつりと来なくなっちまったが、、縁談の相手はほれ、琴絵さ、あんただわね。わしも初めてあんたを見たときびっくりしたせ。恵子にそっくりだもん」

 おばさんの話は終わった。
 遠くでふくろうが鳴いている。

 翌日、朝早くに裏山に通ずる道を上がり、奥原家一族のお墓に参ってみた。
 家並みと同じ様に、石垣の斜面には真っ赤な彼岸花が咲き乱れ、赤い海のような中、そこここのお墓に今朝参ったのであろうお線香の煙が立ち上っていた。
「可奈子さ、可奈子の奈は奈川村の奈の字かも知れねね」
 向こうを向いたままのおばさんから、やっと聞こえるくらいの小さい声がきこえた。
 まかり間違えば、母はここに眠っていたのかもしれない。
 いや、それが母のかなわぬ夢だったのかもしれない。

「またおいで、いつでも待ってるよ」
 おばさんの声を聞きながら二人で坂道を下った。

                 おしまい

彼岸花

執筆の狙い

作者 三枝松平
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お彼岸も近くなりこんな話も良いのかと、
肩に力を入れずに読んでいただければと思います。

写真家ですのでできるだけ情景が浮かぶように書いたつもりですが

コメント

さくら
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拝読しました。

仰るとおり、情景がすぐに頭に浮かんだだけでなく、登場人物の顔や仕草まで目に浮かぶようでした。
とても読みやすく、穏やかな読後感でした。
長野の方言も素敵ですね。

大丘 忍
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 のんびりとした田舎の田園風景、目に浮かぶようですね。爺さんのプロポーズ、ほほえましいですね。
 昔はよかったなあと、そして故郷はいいなあと思いました。
 私の故郷は、広島県沿岸の下駄の町ですが、70年まえそこを出て以来、両親と弟の葬式の時数回帰っただけで、ほとんど帰ったことはありません。学生の頃に親に勘当されたから、ということもありますが、もう少し帰っていたら親も喜んだのだろうと思います。
 帰る故郷のある人はうらやましいと思いましたね。

u
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読みました
三枝さん狙いでおっしゃっているように>写真家ですのでできるだけ情景が浮かぶように書いたつもり
これいけてます

目的地までのドライブの情景とか、山間部に入ってからの状況とか臨場感ありますね
さすが写真家

ほんで、物語&描きかたに関しての感想なのですが

第一に登場人物の名前大杉なんです
主人公―加奈子  主人公の娘―美奈 主人公の母―恵子  主人公の兄―奥原邦夫  その兄嫁―和江  母のいとこ主人公の叔父―奥原敏男
前半部分、母恵子さん葬儀のシーンまでにこんだけ出るのよね(娘は除く)
しかも、叔父と兄の姓がおんなじだし―――マア親戚ではあろうし、なんだかお父さん養子婿ミタイナ記述があったのでそこはイイカww
ほんで、後半に敏夫さんの奥様、おば―琴絵
名前多くないですか?

多分20枚ぐらいだろうと思います ssです。長尺じゃない

このお話 母、恵子。叔父、敏夫。叔母、琴絵の名前があれば成り立つ話ではないでしょうか
これだけ多くの名前が出てきますと、あたしみたいな読解能力薄弱な読者としては(泣)なんですよねww

主人公兄、兄嫁―-名前いらない。もっと言えば、主人公(私)で大丈夫。(1人称ですから。それと主人公、単なるナレーターで物語の本筋じゃない―――ちょっと言いすぎwwゴメンナサイ)。(美奈)は(娘)で十分通用すると思いますけど、三枝さん美奈で伏線張ってるよね
琴絵と初対面のシーン(なかなかこのエピいいよ!)
でも、これも娘で通じるので名前イラナイ

要するに本筋に関係ない登場人物の名前、削ってほしいのね。多分読者読みやすいテカ私が読みやすいww イラナイ名前覚えなくてもいいもんww

さてさて本題ですww
恵子さんが敏夫さんに憧れたのはわかります

わからないのは敏夫さんの心理
敏夫さん恵子さんにそっくりの琴絵さん好きになりプロポーズ。そんで恵子さん2人が婚約したから来なくなったんですよね? 敏夫さん恵子さん好きだったの?
だから恵子さん似の琴絵好きになったの?

ここら辺の経緯がモヤモヤなのね
うーん? 時系列的にナンダカナー(心の時系列ですww)
そこらへんがあたしはよくわからん?


あと、枝葉末節ですけど、恵子が虐められる原因となったお母さんが警察に捕まった経緯。触れるべきだとは思いました

まあ、楽しんで読めた
御健筆を

u
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追記
顔がそっくりの話
作者さん写真家なのね
エピとしては琴絵が古い写真を主人公に見せる
他人が似ていると感じるのは、いろいろなファクターで、考え方、性格、容姿、声etc
三枝さんらしいテカ写真家らしいエピ挿入かな?

偏差値45
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気になった点。

>夫がゴルフで三日も留守にするのを良いことに、小六の長女を供に信州にやってきた。
 特別な用事とか、観光目的とかではなく、ただなんとなくやってきたのだが、私の心の奥に少しだけ引っかかる理由のようなものはあった。

やってきた。という表現ですね。なんとなく俗な感じがするんですよね。
語りが男性ならばいいんですけど。女性なので他の言葉を選びたいかな。

>「六年生ですこんにちは」
「六年生です。こんにちは」
>少しすずしくなったね裏の窓閉めるで」
少しすずしくなったね。裏の窓閉めるで」

句点を入れた方が自然のような気がしますね。

で、文章の方ですが、理解は出来ましたが、やや込み入った感じはしましたね。
回想が多いですからね。

内容は偶然か必然か分かりませんが、顔がそっくりだったというお話ですね。
読みものとしては悪くはないのかもしれませんが、
「面白いか?」と言えば、そこまでではないかな。

三枝松平
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さくら 様

 読んでいただきありがとうございます。
 写真はそこそこ撮れていますが、小説は難しいですね。
 第三者的の目で自作を見て判断することは本当に大変です。
 頭の中で考えていることを、過不足なく(ここが肝心)表現すことは至難の業です。

 ありがとうございました。

三枝松平
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大丘 先生

 読んでいただきありがとうございます。
 どこかしんみりとした御感想、この年になると心に響きます。
 私は故郷を二度ほど離れましたが、わずかな期間でした。
 そのわずかな期間でも思うことは「故郷は良いなあ」ということです。

大丘 忍
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この長さの文で登場人物が多くて混乱しましたが、これは私が年寄りで記憶力が衰えてすぐに忘れるからだと思っていましたが、やはりその様に感じた方がいましたか。

三枝松平
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大丘 先生

 追い打ちをかけないでください(苦笑)
 書いてる私も混乱防止で広告の裏に組織図を書く時があります。

三枝松平
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u 様

 読んでいただきありがとうございます。

 目的地までのドライヴ……さすが写真家!って、写真はもっと上手ですが(笑)

 登場人物の多さは u様のマネです。(笑)
 ご指摘のように、あらためて書き直してみます。
 ただ、「奈」の字はこの話の「きも」ですのでここは残します。

「敏男の心理」ですが、この小説の大事な箇所を指摘されることは想定内でした。
 そこが未熟者の小説です。
 敏男は恵子とのことをいろいろ悩んだのだと思います。
 それは、敏男と恵子はいとこ同士、近親結婚と感情を秤にかけた結果、偶然目の前に出現した「恵子似の琴絵」に急傾していったのだと思います。
 たぶんですが、敏男も恵子にそのことを告げ、恵子も納得してその後養子を迎えたのだと思います。
 琴絵も敏男に問いただそうとしましたが「一目ぼれだでしょうがねえ」とはぐらかされてしまいました。
 書いていても自身辛くて……

 恵子の母が汽車の中で…
 ここも書き不足。
 夫を兵隊に取られ(敢えて書きます)生活苦の中、着物と米を交換するべく出かけた汽車の中で、物価統制令違反とでもいうのでしょうか、理由のいかんにかかわらずこういうことが多々あったようです。

 ありがとうございました。

 

三枝松平
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偏差値 45 様

 読んでいただきありがとうございます。
 ご指摘もありがたく、今後の創作活動に生かしていきたいと感謝しています。
 u様にもご指摘いただきましたが、登場人物の多さも話が混み入ってしまうげんいんなのですね。
 プロットとしてはきちんと出来上がっていたのですが、未熟者の表現不足と言いますか、小説は難しいです。

 ありがとうございました。

大丘 忍
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三枝松平様

今のうちにいい小説を沢山書いておいてください。あと十年もすれば、物忘れがひどくて新しい小説も書き辛くなりますよ。そうなれば、それまでに書き溜めた小説を読み返し、手直しすることに楽しみを感じることに成ります。これは私の体験からお勧めします。

三枝松平
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大丘 先生

 物忘れはもう始まっています。
 まだらボケ、と言うらしいですが、時々冴えて、時々ぼー!!
 冴えている時は集中もあり、筆が進みます(今は筆ではありませんが)ただこれが続かず、途中でやめてしまうんです。
 再開しても、前後のコンディションに差があり、文章的にちょっとおかしくなったり!
 あとは書き溜めた「メモ」と膨大な「写真」がありますので、掌編くらいならアイデアは沸いてきますね♪

 貴重なご意見ありがとうございます。

u
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再訪
三枝さんスンマソンwwwww

あたし
>叔父、敏夫。叔母、琴絵 って感想で書いてますよね。
最初読んだとき主人公の母恵子さんと敏夫さん―――イトコと認識してたんですけどwww
なぜか、こんがらかって(恥)www 読み返して赤面ミタイナwww

てか、最初から(イトコ)を作者さん強調していらっしゃるので、敏夫さんと恵子さん、結婚しなかった理由――血の濃さ―――みたいなのはなんとなく? 
時代的にもそんな感じがするわけで。法律的には多分、戦前も戦後もおkなんだよね 
明治時代からもっと昔さかのぼっても、逆に、普通でしょ。テカ多かったんじゃないかな、いとこ同士って。江戸時代の結婚制度いまとおんなじかワカメですけど

>敏男は恵子とのことをいろいろ悩んだのだと思います。それは、敏男と恵子はいとこ同士、近親結婚と感情を秤にかけた結果、偶然目の前に出現した「恵子似の琴絵」に急傾していったのだと思います。たぶんですが、敏男も恵子にそのことを告げ、恵子も納得してその後養子を迎えたのだと思います。
本文でここまでは読めないwww。作者想定内だとしてもw
ただ、三枝さんの多くはかかない――読者に託すみたいなの、わかるんですけどね
三枝さんの中では物語できあがっている
でも、どういったらいいのか? あと数歩、歩み寄らなきゃミタイナ
すいませんあたし言いたいこと言っている

もう一つ
(物価統制令)これも予測範囲内ですけど、戦前からよく似た法律はあった
戦前と戦後の法律の性格は変わっていますけど
恵子さんの母が捕まったのは戦中。戦後どちら?疎開とセットでみたいな?

三枝さんごめんね
あたし酔ってる今。
小説は面白かったんですよ 
御健筆を
ありがとうございました

三枝松平
ntngno151245.ngno.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp

u 様

 再訪歓迎です。

 内容は読者が適当に判断してくれ!とは思ってはいませんが、確かにその傾向は否めません。
 私の撮る写真もその傾向があり、鑑賞者からは賛否両論です。
 主に風景・ネイチャーを撮っていますが、元々「大きなサプライズを狙わず、しみじみとした写真」を目指していまして。これはたぶん一生変わることは無いと思います。
 その中の一つで「額の外を見せる」と言う、のも目指しているのです。
 写真の中に全てを映しこみ、見た目も奇麗!と言うのではなくて、写真の枠内の情報をできるだけ少なくして、枠の外を鑑賞者の感性で想像していただくのです。
 ホットパンツ(古いですね)の姉ちゃんも色っぽいですが、和服の裾と白い足袋の隙間にちらっと見える真っ白な足首!
 私はそんな色っぽさが好きなんです。
 生意気ですが「適切な情報の過不足管理こそ表現者の責任であり、力量である」なんて気取っているわけですよ(笑)
 でも、情報が少ない分鑑賞者の興味をそそる、のだけれど、少なすぎると伝わらない!って(笑)私のは後者ですね。

 物価統制令の施行は昭和二十一年ですね。
 終戦後、極度のインフレーションを抑えるため!と理由付けた法律ですが、いつの世も末端の弱者無視の法律だったのかも。
 恵子の父親が終戦で帰ってくる頃ですから、母親が汽車の中で捕まったのは昭和二十二年頃、恵子が小学校二年生くらいと設定しました。

 実は恵子のモデルがいまして、私が通った小学校の近所に住んでいた「当時珍しい真っ赤なエナメルの靴」を履いたかわいい子でした。
 その家には、庭に、滾々と沸く井戸があり、下校時にその家に寄って水をいただくのですが、恵子ちゃんいるかな?って(笑)
 その恵子ちゃんのお母さんが「汽車で捕まった」方だと皆のうわさでしたね。

 事実は小説より奇なり、って、逆もありですよね。

 再訪ありがとうございました。

夜の雨
ai193034.d.west.v6connect.net

「彼岸花」読みました。

庶民の生活や生きざまの部分を描いた文学作品として読ませていただきました。

親族の結構濃い内容を映像的風景描写がさりげなく入れて、読みやすく工夫している感じです。
主役から脇役の郵便配達や魚屋の主人までの登場人物にも親近感がありました。
全体に好感が持てました。

ただ、御作は視点が絞られていずに、読みにくさがあります。
主人公視点の三人称あたりで描くと、かなりわかりやすくなるのではないかと思いました。

あと、この内容だとそれぞれの人生が描かれているので、もっと書きこんでもよいのではないかと。
ちょっと、書き足らないかと思います。
いや、だいぶ書き足らないかな。


どちらにしろ、良いものを読ませていただきました。

三枝松平
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夜の雨 様

 読んでいただきありがとうございます。
「だいぶ書き足らないかな」図星です。
 でも、怠慢で書き足らない部分もありますが、ここはこのくらいが良いのかな?と書かなかった箇所もあります。
 行きわたらなかったぶんは申し訳ありません。次回の作品に生かしていきたいと感謝いたします。

 三人称の経験がありませんので、はたしてどんなものなのか興味はあります。
 もっとよく勉強していきたいと思います。

「全体に好感が持てました」このお言葉を励みに頑張ります。

 ありがとうございました。

北に住む亀
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拝読しました。
個人的には、「琴絵」さんのこれまでの人生がとても気になりました。恵子さんの代わりのような形で結婚をして、姑や村の人々に無神経に「恵子さん」の話をされて。旦那さんもなかなか本音を話さない昔気質の人で。もちろん加奈子さんが昔のことを話しているということは時間が解決しているとは思うのですが、色々大変だったろうなぁと。本筋とは違う部分で想像の余地があり、とても味わい深いお話でした。

また、他の方の感想にもありましたが、私も話が少し混乱しました。例えば、
>「おじいちゃんちのおばあちゃんだよきっと」
>「可奈子さん、この写真、恵子さんより可奈子さんに似ていると思はないかい?」

の箇所などは、もう少し整理した書き方ができた気もします。

とはいえ、風景描写もお上手で鮮明にイメージが湧きましたし、方言も上手く物語を機能させていたと思います。良い作品を読ませていただき、ありがとうございました。次回作も期待しています。

如月
KD111239189080.au-net.ne.jp

三枝松平様

拝読しました。
写真家さんとのことで、風景を切り取ったり焼き付けたりする目を養われているのだろうと思い読み進めていましたが、風景を文章に起こす語彙力もお持ちなのですね。
信州の情景が浮かぶようでした。

一人称視点は、母の過去に触れる主人公の追体験ができる良さがあると思います。
物語に引き込まれていきました。
三人称視点で読み手の負担が軽くなる良さがあるのは、既に夜の雨様がおっしゃられた通りです。
どちらにも強みはあると思うので、是非使い分けていただけたらと思いました。

主人公たちと奥原さん夫婦の人生が交わる瞬間を捉えたようで、作中ではっきりと言及されなかった点(敏男さんが琴絵さんにプロポーズしようとした心理など)についても想像が広がり、豊かな読後感を味わえました。

登場人物の多さによる混乱以外に気になるところはなく、大変勉強になりました。

三枝松平
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北に住む亀 様

 読んでいただきありがとうございます。

 おっしゃる「琴絵の人生」につきましては、私の想定外で、自身「失敗してしまったな」と反省しております。
 北に住む亀様のご指摘で、もう一回この作品を作り直してみたい気持ちでいっぱいです。
 ありがとうございます。

「次回作も期待しています」のお言葉に、身が引き締まる思いです。

 ありがとうございました。

飼い猫ちゃりりん
123-48-70-185.dz.commufa.jp

三枝松平様
 短編は登場人物を絞り込むことがコツだと思います。「カラマーゾフの兄弟」のような長編なら別ですが。
 御作の場合は中心人物は一人と語り部が一人が良いかなと思います。後は風景の描写を通して主人公の回想を描くと効果的です。風景の描写と人の描写を一体にする。
三枝様の強みを活かす。
 今でも十分良い作品とは思いますが、更に良くなる期待値の大きい作品だと思います。

三枝松平
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如月 様

 読んでいただきありがとうございます。

「信州の情景が浮かぶようでした」身に余る光栄です。

 一人称と三人称の勉強をしていませんので、これから勉強していきたいと思います。

「大変勉強になりました」そんなに持ち上げられるとプレッシャーで筆が止まってしまいます。

 これからも精進して作品造りに励みたいと思います。

 ありがとうございました。

三枝松平
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飼い猫ちゃりりん 様

 いつも読んでいただきありがとうございます。

 登場人物!自分で読んでも多いですね。とても反省しています。

 もっともっと精進して良い作品が書けるように勉強します。

 ありがとうございました。

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