作家でごはん!鍛練場
茅場義彦

KY−歴史時代小説コンペ オープンエントリー

何か時代歴史要素あるものをみんなで持ち寄って、ほうほう歴史好きっすなあ オタクも 
戦国いいっすわ やっぱ平安っすわ 南北朝ですわ
といいあう企画
コロナだし 雨ばかりだし やることないし 鬱っぽいし
過去作品 未完おk 期限はこれが一面から消えるまであたり
暇なら寄稿しておくれやす
私の長いんで無理して読む必要もなし


転生したらザネ(氏真)ってた

「殿、大殿の弔い合戦の下知を早く」
と朝比奈とかいう今川家の家老のおっさんが、俺に掴みかかるように言ってくる。
「と、時まだ至らず、皆の者しばし辛抱いたせええ」
 俺は独りカラオケで鍛えた美声を生かして朗々と言ったつもりだ。ところが、オーディエンスの反応はショボかった。

「……」

 今川侍全員が給料遅配の発表を受けたリーマンみたいに無言かつ不満顔をさらす。
「な、何ゆえ、今、合戦を起こさぬのですか」
 ヘタレなのかてめえはという目で、大河ドラマの一場面みたいに宿老一堂が俺を見つめる。
「あっちは調子乗ってるんだ。勢いに乗ってる奴には手を出すなってことだよ」
 どんどん評定の場のテンションが下がっていくのが分かった。あちこちからため息と私語が半端なく聞こえてくる。
「だが、無策でただ待つわけじゃないんだ、策はある」
 僕は慌てて言ってみた。さすがに、家臣団半分が明日にも寝返る事態は避けたい。
「ほう、どのような」
 二番家老の由比某という爺さんが聞いてきた。
「楽市楽座をやる」
「楽市、何ですかそれは」
「誰でも駿府で商売をすることを許す。特権商人の独占を改めて、それで駿府に人を集めて商業を活性化させる」
 私語はかなり減って、俺の声はその場に武将たちに届いていた。
「それで税収を増やして、銃を買い鉄砲隊を編成して信長に復讐する」

「そ、それはちと悠長過ぎるのではないですかね」

つ、ついに奴が発言してきた。この氏真の転落のファーストトリガーとなったスーパー危険人物にして、日本史最大の英雄。

松平元康、後の徳川家康であっる......

「た、確かにな」
 俺は咳払いして、奴の大きな目を見返してやった。
(まるで、値踏みするように、見てやがる)
「そこで思いきって、元康どのに対織田戦略の司令塔になって頂く」
 俺は思いきって言ってみた。まずは英雄に相応しい仕事与えたつもりだったが......

(うわあ、全く信頼されとらんわ、義元おとんのアホ)
「い、いや、いくさは今川兵が先鋒になってもいい。それより今川家の今後の外交諜報戦略を主導してほしい」
「外交ですか、今後はどこと結ぶおつもりか」
 元康は少しやる気を出して言った。自分の手駒が今川の戦争で消耗するのが心底不愉快なんだろう。気持ちは分かる。
「美濃(岐阜)の斎藤と結ぶ。あれは織田の次の標的だからな」
「斎藤義竜に、北から織田を攻めさせますか。しかし、桶狭間の英雄相手に動きますかな」
 そこで、俺は元歴史教師ならではの、マニアック知識を活用する。
「義竜は父の道三を殺して美濃を手にいれた男だ。父殺しの罪悪感は今も強い。そうだろう」
「確かに、あの男は斎藤を名乗らず母の実家の一色家を名乗っているとか。父の血脈を否定しようと足掻いておりますな」
「そうだ。しかし、それは偽りの名乗りだ。美濃国外で認めている大名などおらん。あいつは所詮元油商人、道三の種だ」
「しかし、噂では母親は道三の旧主土岐頼実の側室で一色家の者だとか」
「うむ、父親も本当はその土岐頼実だという噂はある。しかし、それが本当なら父殺しの罪の意識を持たない。どうだ」
 土岐頼実から美濃を奪った道三を見事に成敗して、うじうじ悩んでいるのは、奴が道三の実の息子である証拠ではないか。

「仰せの通りですな」

 元康は分厚い顎の肉にシワを走らせた。うっすら笑ってるのだろう。
「一色家と元は同族である我が今川家が、奴の一色家の名乗りを率先して認めてやるのだ。更に足利将軍家にも働きかけて恩をうる」
「なるほど、将軍家のお墨付きを殿が義竜の為に取得してやれば、奴は殿に恩を感じるだろうと」
「勿論義竜が織田に攻める時は、今川が主力となって東方から支援する」
「なるほど、良き案かと」
 元康は大げさに感心して見せる。勿論本音はそうじゃないだろう。妻子をこの駿府に人質に取られている限り、大人しく俺の命令に従うつもりなのだ。それもいつまで続くか分からない。ただ、今川は歴史の本を読むと、名家というプライドに縛られてプライドゼロの野生動物(織田、徳川)に食い殺された印象があった。でも、名家ならではの武器も活用できるはずだ。

 やっと夜になって評定(会議)が終わり、俺は大好きな元教え子と二人っきりになれた。でも、不満なのは彼女がもう以前ほどロリ外見じゃないってことだ。前はそばかすがあって、小顔で如何にも田舎の素朴な炉中って感じだった。しかし、この戦国時代に俺と転生して姫となって、外見が別人になってしまった。とにかく美人過ぎてまっすぐ見てると照れ臭くて、むやみに喉が渇く。俺は手酌で酒を飲んだ。瑠璃も中身は世間しらずのガキだから酌とかしない。

「先生疲れてますね」

そういってクスクスが瑠璃が笑っている。学生時代から美人に優しくされる時は、利用される時と決まっていたけど.....
「まじで、今日は失神するほど疲れた」
俺の膳には大きな鯛の塩焼きが載っている。この時代には贅沢品なんだろうが、魚ばっかりで飽きてしまった。
「肉食いてえ」
「あ、そっちかあ」
瑠璃がため息つく。
「そっちって、何だよ」
「食べたいのは、私かなあって、てへへ」
「ええっとお......」
俺は元教え子の恥をかなぐり捨てた、必死のアピールに目が点になった。
「だって侍女たちが、先生に夜、愛されてるか結構聞いてくるんだもん」
 拗ねた表情はなかなか子供っぽくて悪くない。でも、言ってる内容が生々しくてやりきれない。
「あ、侍女って北条氏の実家から付いてきたやつか」
 瑠璃は少し顔を紅潮させて、泣きそうな声で訴える。
「先生変態ロリコンだから、大人になった私に興味ないんでしょ」
「そんなことねえって」
「じゃあ、私は何で今だにエッチ知らずなのよお」
「お前15歳のくせに、言うことがませてるぞ」
 俺は思わず教育者の気分で言った。つっても、非正規の女子高の貧乏講師だったんだが。
「もう15歳の瑠璃はあの地震で死んだの」
「じゃあ、目の前にいるお前は何なんだよ」
「なんか夢みたいなもんでしょ」
「夢って誰のだよ」
「わかんないけどオー、現実じゃないよお。何で私が北条の瑠璃姫で、今川氏真の奥さんなのお」
「まあ、そんなにパニクるなって」

瑠璃は昔みたいに無防備に泣き出した。俺はどうしたものかと、鯛のお頭の白濁したメン玉を見て悩んでしまう。
「とにかく鯛食えって、焼きたてで旨いぞ」
俺は無理やり笑顔を作って勧めた。
「あああん、マック食べたい、熱々の牛丼も欲しいよお」
「泣くなって、瑠璃、俺だって泣きたくなるだろ」
「じゃあ、せめてナデナデして」
「いいよ、ナデナデしてやる、こっちこい」
艶やかな黒髪美人の瑠璃がおずおずと、俺ににじり寄る。若い女の魅力的な香りが俺の鼻腔を暴力的にくすぐる。
「瑠璃もすっかり典雅な姫様だな」
瑠璃は無言で俺の膝に頭を置く。北条方の侍女たちが、見たらまずい光景ではある。
「もう、二人だけなんだよ。私たち」
「あの地震で俺たちは、校庭に飲み込まれたんだよな」
この世界に来る前に東京は崩壊していた。
「そう、でも、ここにこうして生きてるっぽい」
「確かにもう二人だけだな」
「お母さんに会いたいよお。弟にも」
「お父さんは会いたくないのか」
俺は不思議に思って聞いてみた。
「お父さんの代わりがいるもん」
「はあ、俺のこと? 俺は旦那様だよ。保護者じゃねえって。瑠璃姫さんよ」
俺は馬鹿馬鹿しくなったが、瑠璃が離れようとしないのでずっと頭をナデナデしてあげた。腕が痺れてきた頃には、瑠璃はすうすう寝息をたてていた。美人も寝顔は隙だらけだ。元々が田舎の中学生だからなのか。
「おーい、寝るなこんなとこで」
彼女の耳元で言ってみたが、彼女の寝息は大きくなっていく。ふと目元を見るとうっすらと濡れていて、俺は元教え子が不憫になってしまう。仕方ないので彼女の髪をしばらく撫で続けた。

「ほお、奥方が綺麗すぎて上手く欲情出来ない?」
鷹狩の最中に元康は大声でいった。戦国時代を終結させた英雄もまだ二十代で、年相応に軽率なところもあるみたいだ。
「ちと、声が大きいぞ」
 俺は周りの連中に聞こえないかと周囲を見渡す。
「これは、元康粗相を致した」
鷹狩はこの英雄が目茶苦茶好きなアクティビティらしくて、俺はたまに誘われる。天気がいいし、富士山を背景にヒョーっと気持ちよく獲物を狙って空を旋回している鷹を、下から仰ぎ見るのはなかなか気持ちいいものだ。周りに親衛隊である小姓たちが俺を守るように完璧な乗馬で移動する。
「なんか、美人って緊張するだろ。ちょっと隙があるほうがいいっていうか......」
俺は目茶苦茶正直に弱みをさらけ出す。これくらいスペック高い英雄に虚勢は無駄だろう。ところが
「実はこの元康も美人は大変苦手でござる」
 と、意外な返事が返ってきた。
(そうだ、この人恐妻家だったんだ)
俺ってこんな記憶力ひどかったっけ、と思いながら俺は元康の恥ずかしそうな表情を見る。
「我が妻は今川三河で一番の見目麗しき者。しかしながら気性が激しく難渋しております」
「瀬名はなあ、美人を鼻にかけてるからなあ」
 俺は適当に話を合わせる。ちなみに元康の嫁は瀬名の方と言われる。彼女は関口氏と呼ばれる今川一門の出身で、義元おとんは元康を結構大事にしてたってことだ。
「仰せの通りで。それに比べればお舘様の奥方は我が妻に相当見劣るにせよなかなかの美人。しかも、性質は穏やかで元康羨ましい限りでござる」
(何気に嫁のスペックでマウントとってきてるよね、あんた)
「でも、そっちは既に子が二人もいるであろう」
「実はコツがあるのです」
俺たちはいつの間にか切り株に腰を下ろして、熱心に美人妻対策について協議していた。
「妻の美に馴れるためにはまず、絵師に妻の絵を描かせるのです」
「え、そんなことするの?」
この英雄兄ちゃんは突然何を言うんだろう。
「そして、描かせた顔に髭とか鼻毛とか、唾液が垂れた無様な様子を加えさせるのです。さすれば、妻の美貌等何ほどのことも、思わなくなりましょう」
「そ、そんなやり方でいいんだ」
 俺はあまりにも馬鹿馬鹿しくて、他の人から聞いたら笑って取り合わないその方法も、英雄から受けた指南ってことでやってみようと思った。
「拙者も家来に勧められて半信半疑で、やっておりましたが今は上手く夜を楽しめております」
「へ、へええええ」
英雄の下世話な告白にちょっと引いたが、俺は基本前向きだった。瑠璃の美貌に慣れないとせっかく夫婦になったのに楽しくもなんともない。俺が昔の瑠璃の顔がいいって感じるのは、それに戻れない彼女にとっては、迷惑でしかないはずだ。

「え、私の姿を描かせる?まさかヌードじゃないよね」
 瑠璃は少し怯えを声に滲ませて呟く。
「そんなことはございません。元教え子をヌードにして写生なんてkuzu行為しねえよ」
「本当にい? 先生大名やってるストレスで最近目付き悪いからなあ」
「絶対、着衣だよ。安心しろって」
「なんで絵なの、ていうか、元美術部員の私としては自分で描きたいんだけど」
瑠璃は俺の隣の布団に入ってゴニョゴニョ言ってる。たまに一緒に寝ないと北条の侍女たちに実家に報告がいって、まずいんだとか。でも、美人が苦手な俺は全く瑠璃に触れない。我ながら無様だ。元教え子だからってのも、あるけど。いつかキスくらいはしてみたい。もう夫婦なんだし........。
「絵は今度道具買って描かせてやるよ」
「おおお、いいね。ばりばり描いちゃうよ」
 瑠璃は県の絵の賞をかなり取ってて、将来は美大に行きたいといってた子だ。俺はちと不憫になる。
「もし良かったらその絵師からこの時代の絵の書き方学んだらどうよ」
「え、いいの? 楽しみっす。放課後の部活みたいだね」
「部活再開だぞ、こりゃ」
瑠璃の幸せそうな顔を見て、俺は美術部の部室で鰹節を必死に写生していた彼女を思い出す(何で鰹節だったのか今も謎)。大名なんか、やめて庶民として暮らす方法はないものだろうかと、思いつついつのまにかグウグウと寝る。

「美濃がこちらに、尻尾を振ってきました」
翌朝、俺が奥の部屋の掛け軸の雪舟の絵(流石、今川家本物らしい)を見て、ぼんやりしてると、元康が最高のニュースを持って来てくれた。
「本当か、元康どの。でかしたぞ」
「今川が織田を攻めた場合は必ず尾張を西から突くという密約を得ました」
 義竜はどれだけ父道三を殺して道義的に苦しんでるのかが、分かる。全てが俺の読み通りだ。
「そうなると、義竜の気が変わらぬうちに攻めたいところだな」
 俺の興奮する顔を元康は頼もしそうに見ている。ただのボンクラ息子の印象は少し消すことが出来たみたい。
「駿府から尾張国境に兵を動かすと、相当警戒するでしょうが」
「はは、臆病者の俺が動くってことは同盟国が増えたとばれるか?」
「まあ、何かが動いたと察せられる可能性はあるかと」
「ふむ、美濃との密約はばらしたくない。よし、信長に進物を送ろう」
「なんと、父の敵に進物をでござるか」
「わしは、和歌と蹴鞠に興じる阿呆ゆえ、信長にご機嫌とりの進物を送っても不思議はあるまい」
元康は何とも言えない顔で、俺の自虐戦略を聞いている。
「敵を油断させるなら、何でもやるさ」
「しかし、信長殿は銭を持っているので当たり前の進物じゃ満足せぬかと」
 元康は気を使いつつ言ってくれた。
「そうだな、普通のものではいかんだろう」
 俺はその頃には信長に何を送ろうか思い付いていた。
夜になって俺はしし鍋を瑠璃とつついていた。
「美味い、しし肉うまいー、鯛の5倍うまい」
「ひさしぶりの肉だよなあ。駿河の太守っていっても、肉食えるのって1ヶ月に一度かあ」
 俺は思わず愚痴ってしまう。まあ敗戦で領土が減ってるのに贅沢はいえんだろう。領民の皆さんはもっと、我慢してくれてんだから。
「でも、うまいー。お肉っていいね」
「まあなあ、舌への衝撃が違うよな」
「ああ、謎が一つ解けたわ。ふうむ、そっかそっか」
脂身の部分を舌にのせてそのプニュプニュ食感を楽しんでると瑠璃がしきりに頷いてる。
「何を納得したんだよ」
「この時代の人が貧乳な訳っすよ。肉食わないからだわ」
「ごほ、鍋つついてそんなこと考えてたのかよ」
 俺は元教え子の色っぽい着物姿を思わず見つめる。
「だって、相変わらず先生私とエッチなことしないじゃん。貧乳だからかなって」
 己の胸部を見ながら瑠璃が残念そうに言った。俺から見るとなかなかの膨らみなんだけど。
(確かに昔の瑠璃のほうがふくよかだったかも)
「信長問題片付けたら、落ち着いて旅行でもしようぜ」
 俺は瑠璃に思わず言っていた。せっかくタイムスリップしたんだから色々と駿河の風景とか楽しんでみたい。
「デートもなく、いきなり旅行っすか......」
 瑠璃はちょっと上擦った声で言って黙りこむ。
「とりあえず食えよ」 
 妙な雰囲気になりそうで俺は慌てて言った。
「はあい」
ませたこと言うくせに、肉を大口開けて頬張る姿はやっぱりクソガキにしか見えない。
 瑠璃の姫顔には元康の奨めた特訓のせいかだいぶ慣れた。そもそも瑠璃は転生して、美人になってもやっぱり瑠璃だった。おっちょこちょいで、情に脆くて、甘ったれで、絵が好きだった。好きどころか目茶苦茶上手い。駿河一の絵師を付けたが飲み込みが早くて、デッサン力が半端なくて絵師のほうが瑠璃から学ぼうとする始末だ。その才能を活かさぬ手はない。

「味噌の味はうちらの世界のと同じだね」
味噌汁にネギとか白菜の中に猪の赤い肉が見え隠れしている。俺は夢中で汁から見つけて肉ばかり食ってしまった。
「今度牛丼作ってもらおうよ」
「そもそも砂糖がないから、牛丼は無理だろ。醤油の味が強い牛丼が出てくるぞ」
「いや、それでもいいっすわ。毎日食べたい」
 瑠璃は畳み掛けるようにいってくる。
「牛は大事な耕作機なの。だから、そんなに食ったらダメなんだよ」
「じゃあ、毎日猪肉でいいよ、先生」
「猪が山から消えるわ」
 俺は呆れて酔眼を瑠璃に向けた。
「おおこわ......じゃあ、焼き魚で我慢するわ」
 瑠璃がため息まじりに言った。そして未練がましそうに胸をみる。
(牛乳でも飲ませるかな)
「ところで信長に瑠璃の絵を送りたい」
「はああ、冗談だしょう。うちのお師匠の絵でいいじゃない」
 瑠璃は予想通り、断ってきた。でも、そんなことで引き下がる俺じゃない。
「いや、お前の近代的な絵画がいいんだ」
「何を描くんすか」
 俺の気迫に押されたのか、瑠璃が折れてきた。元教師の威厳ってやつだろうか。
「俺が蹴鞠をやってるとこを迫力満点に描いてくれ」
 蹴鞠どころかフットサルもサッカーもやったことがなかったのに、俺はこの世界では蹴鞠の名手だった。プロリーグがあれば、さっさと駿河の太守なんて辞めてしまいたい。
「信長さん、新し物好きだったね、どうせなら漫画っぽくしようよ」
 俺は瑠璃の大胆さに舌を巻いた。
「その発想いい」
「じゃあ、適当に漫画風でまとめるわ」
 瑠璃は右手の親指だけたてて、外人みたいに仕事を請け負った。
 
 俺は瑠璃に翌日蹴鞠を側近たちとプレイする姿をデッサンさせた。同時に、美術に素養がある者を堺に派遣して油絵の具を買わせる。それを瑠璃に自由に使わせた。

 完成した瑠璃の絵はぶっちゃけ絵画じゃなく、屏風に描かれた漫画と言えた。空間はコマ割で分割されている。
 最初のコマは、俺がボールを睨むスポーティーな横顔。次は逆光で毬が青空をバックに空で浮かぶ場面。その後は毬に向かって華麗なステップで落下地点に俺が移動する姿。
 全てのコマが遠近法を使って、立体的かつ写実的に描かれていた。圧巻なのは毬が右足に捕らえられる五番目のコマ。じっと見てると、屏風からバシュッっと毬を蹴る音が聞こえてきそうなほど、迫力があった。
(これは信長を誘いだせる)
俺はその絵を見て、自分の妄想が現実に変化する確かな手応えを感じた。
「でかしたぞ、瑠璃」
「こ、こんなんでいいの?」
 瑠璃のきょどった返事が可愛いかった。
「ったりめえだって。誰も見たことねえ、アートだよ」
「まあ、美大の試験じゃ、絶対落ちるだろうけど」
「まあな」
 俺は元教え子の頭を優しく撫でてあげた。

絵を信長に送って二週間ほどすると元康が俺の所に報告にきた。
「信長殿は親方様の進物(プレゼント)を大変気に入ったようです。というか、何も語らずじっと見つめていたとか」
(おおお、信長らしいや)
「どうやら信長は駿河の蹴鞠に興味を持ってくれたようだな」
「仰る通りで......返礼の使者を送って来るとか」
「勿論その使者に蹴鞠を見せてやるわ」
「なるほど、蹴鞠に狂った姿を見せて相手を油断させるのですな」
「その詳細は、猪鍋でもつつきながら今宵話そう」

「三河様は、猪肉はお嫌いですか」
瑠璃が箸の進まない元康に聞くと
「この人は珍味とかまるで受付ないの、根っからの田舎者ですから」
 瀬名が夫に代わって答える。元康は苦笑しつつ、杯を豪快に干した。瑠璃が気を利かせて奴の杯に酒を注ぐ。
(瀬名は美人なんだけどなあ、空気が読めないっていうか......)
 俺は顔をしかめて、肉を頬張る。猪肉は相変わらずゼラチン部分が官能的に舌を楽しませてくれる。
「元康殿は用心深いだけだ。大望の主とはそういうものだ」
 俺は目の前で妻に弄られる男を思わず誉めてみた。
「買いかぶり過ぎですよ、この人信長に何も出来ないんですよ」
 相変わらずの(旦那下げ)の瀬名様である。元康はニコニコ笑って聞いているばかり。
「信長を倒すのは至難の技だ、三河殿単独でやらせるつもりなどない」
と俺が諭すように瀬名にいうと
「先祖がどこの馬の骨とも知れぬ出来星大名ですよ」
 と、瀬名は嘲笑する。
「奇襲とはいえ父義元を見事に撃ち取った男だ。奴を侮るのは我が父を貶めることと同じぞ」
俺は思わず瀬名に厳しく言ってしまう。
「親方様、ご、ご無礼申し上げました」
瀬名は言葉では謝ったが、顔を見るとそれほど恐縮した様子でもない。
「とりあえず、鯛の天ぷら食ってみてよ。カラっと揚がって美味いから」
俺は場の雰囲気を和らげようと慌てて言った。
元康が躊躇いなく箸を付ける。
「これは旨い」
「熱々だけど、旨味がすごい」
瑠璃もご満悦だ。瀬名だけが、不審そうに箸をつけようとしない。
「なんか魚が布団被ってるようで暑苦しいですわ」
「それ衣だって、旨いから」
「私は鯛が普通に焼いたもので」
(あんたも保守的やないか)
「それにしても、相変わらず瀬名は美人だなあ。元康殿がうらやましい」
「何をいってるんですか親方様。この人は絵師に私の姿を描いて、それに髭を加えて遊んでるんですよ」
 瀬名が予想もしない爆弾を、和やかな夕食に投下する。
「ええ、三河様が! 氏真様もですよ」
 瑠璃がいきなり瀬名と同調。悪事ってのはやはり露見するものらしい。
「ええっと、それはだねえ......ごほ、ごほ」
 俺はどうやって誤魔化そうと焦って、ご飯を喉に詰まらせる。
「氏真様、落ち着いて」
瑠璃が優しく背中を叩いてくれた。
「これは唐で伝わる教えなのですよ、実はですな」
いきなり元康が俺に助け舟を出してくれた。
「詭弁など聞きたくありませぬ」
女子は声を揃えて結構失礼なことを、将来の江戸幕府の将軍にいい放つ。
「いやいや、美貌の妻をもらった者は幸福を独占することで逆に不運を呼び込むという唐の国の教えがあるのです」
「えー嘘でしょお」瀬名が言った。
「それを予防する方法として風水の書に紹介されとるのです、妻の似顔絵をわざと汚せと」
 普段ゆっくり話す元康が、早口で演説するのがおかしかったし、新鮮だった。
「瀬名さま、美貌の妻を持つと殿方は大変みたいですよ」
瑠璃がウキウキ声で言うと
「どうも納得できませんが、そういうことにしましょうか」
 瀬名も機嫌は悪くなさそうで安心する。
 俺は機嫌を直して天ぷらに箸をつける瀬名を見て嬉しくなった。歴史が俺の知る方向で進めば、彼女には過酷な運命が待っている。俺はそれを変えたい。どうやら俺はただの信長や秀吉の勃興の踏み台にされてしまう今川の人に愛着を強く感じてしまってるようだ。

「ただ蹴鞠を披露するのも味気なくはないですかお館様」
と瀬名が言ってくる。
「どういうことだ」
「この人結構織田から誘われてるでしょ。でも私にぞっこんだから親方様についてる」
「な、何を言い出す瀬名」
 元康が焦った声を上げた。
「元康には感謝してるよ、まじで」
俺は神妙な口調で言う。

「いっそ、この人に蹴鞠でおお恥かかせてやって欲しいんですよ」
俺は義元の姪だったこの女が策謀好きであったというウィキ情報を思い出す。
「恥かかせてどうなる」
と、俺は得体の知れない興奮を感じながら問うた。
「そしたら、織田に色々期待させられますわよ」
「……なるほど。そういうことか」
俺と元康は同時に声を上げた。
「え、どういうこと」
瑠璃は一人話が見えないようで、皆の顔をうかがっている。
「織田の使者の前で蹴鞠で恥をかかされ私は、親方様を深く恨む」元康は愉快そうに盃を揺らす。
「あんたはぶち切れて、今川の支城をおそい、織田に後詰め(援軍)を頼むのさ」瀬名はペシリと年下の夫の背中を叩いた。

 信長の使者を呼んで蹴鞠で呆けている姿を見せて、信長を油断させるシンプルプランは大幅に加筆修正されることになった。瀬名からもらった名案に俺と元康は感動さえしていた。


「親方様、パスいきますよおー」

 本来運動が嫌いなのに、毬を見ると俺の肉体は球(たま)に触れたくて、戦慄(わなな)きだす。ボールは友達的な禁断症状か? 小姓の蹴った毬が天から降ってくる。俺は華麗なフットワークでフィールドを軽やかに移動した。蹴鞠のルールは三回蹴りだ。

最初の蹴りは他のプレイヤーから受けとる蹴り。
次は自分の技量をアピールする蹴り。
最後は他のプレイヤーに向かってパスする蹴り。

 俺は右足のサイドで小姓からの毬を最小限のバウンドでトラップする。そして二番目のキックで正確無比に自分の頭上に蹴り上げた(四方に植えた約4.5mの樹木の高さまであげないと失格)
そして最後に落下してきた毬を右となりの元康に、回転がかかったくせ球でパスした。元康は必死の形相で受け取ろうとするが、上手くキャッチ出来ない。俺は館の軒下に座って蹴鞠を見学する織田の使者の表情を見ながら、元康に罵声を浴びせた。
「元康、せっかく織田殿の使者が見えられてるのにその体たらくはなんだ」
「申し訳ござらん」
元康が顔を紅潮させて俺に詫びをいれる。
「日頃貴族の猿真似だと抜かして鍛練を怠るからじゃぞ」
「しかし、親方様の毬が尋常じゃない回転が掛かっておるから」
「また、言い訳か。あのような回転誰でも処理できる、見ておれ」
俺はやつの足もとにある毬を拾って、向かい側のもう一人の小姓に蹴ってパスした。
「よき球」
小姓は楽々と胸でトラップしている。他の小姓たちも華麗な技を見せて毬はスムーズに渡っていく。
「ほうれ三河よ」
俺の番になり、めちゃくちゃとりにくく癖毬を元康に放った。無様にそれを避けて尻もちをつく元康を見て、小姓が笑いだし、俺もつられてゲラゲラ笑った。すると元康が叫んだ。

「父親を殺されて、復讐もせず。仇の使者の前で蹴鞠を興じてみせるとは。足利が尽きれば吉良、次に今川と称された誉れの家も命運付きたわ」
何だか奴の真の姿を見た思いで、びびって小便漏れそうになる。
「も、元康。この今川の家を愚弄するか」
俺はやつの迫真の演技に圧倒されながら、かろうじて気力で対抗してみせた。
(これ、元康の本音じゃないよね?)
気を取り直して小姓に目配せさせて毬をパスさせる。
「お館様、いきますぞ」
 俺は華麗なトラッピングで小姓からの毬を胸で受け止め、落ちた毬を力を込めて右足で蹴った。
「蹴鞠が憎いなら、たんとくれてやるわ」
 毬は真っ直ぐ元康の顔面めがけて飛んでいく。自分の蹴鞠史上最高レベルの強打だった。
「お、おのれ」
顔面に毬をまともに受けて、未来の将軍はいじめられっ子のように鼻血を流して俺を睨んでいた。
「氏真この恨み忘れぬぞ」
やつは怒りで、顔面を蒼白にさせて戦慄いていた。アカデミー賞ものの演技だ。そんだけ顔面が痛かったのかもしれない。
「お館様に無礼な」
何も知らない小姓たちが、元康を囲んで奴を咎める。
後方で見物する織田の使者たちは、何事かとぬれ縁から身を乗りだしている。
「もはや、松平と今川とは手切れよ」
 捨て台詞をはいて、元康は肩をいからせて蹴鞠の会場を後にした。
「さても蹴鞠とは恐ろしいもの」
織田の使者たちが呆れた声で語っている。こうして元康の偽装反逆が始まった。それは俺の信長への復讐の第一歩でもあった。

 織田の使者の前で面目を失った元康は、早速領国の三河に戻り兵をあげた。ターゲットは俺の大切な従兄弟である鵜殿氏長。元康は奴の上ノ郷城を火のように攻めて、落城させ彼らを人質に取った。現実の歴史通りに自分の家族(瀬名と子供二人)との人質交換を俺に求めてきた。勿論俺は怒ってみせながらも、その要求にしぶしぶ応じる。それと同時に元康は信長にアプローチを試みる。

 松平の今川への恨みを蹴鞠の会で部下に目撃させた信長は、元康の俺への離反を信じた。しかし、交換された元康の子供のうち男の子(後の信康)はニセモノで、本物は駿府に人質に残ったことを信長は知らない。俺は信長を倒したあかつきには、元康に信長の領国尾張の北半分を譲ることを約束していた。更に俺は元康が京に上洛して、日の本一の鷹狩選手権を開催する全面支援まで確約している。

半年後に俺は元康と三河の国境にある寺で、ひと目を避けて密会する。

元康は相変わらず、戦国の世に千年も生きてきた男のように泰然と寺の茶室で待っていた。俺を見ると慇懃に礼をする。
「信長はどうだい」
 俺は茶をすすりながら、さぐりをいれる。お寺の小僧が煎れてくれた茶は少しぬるめだった。
「頭のいい方ですが、幸い当方を信頼してくれています」
「人質を俺から奪回したから、お前さんを反今川だと思ってるだろうな」
「それで今後の計画はいかに」
元康はいつものように俺に知恵を求めてくる。英雄なんだからもっと自分で考えて欲しいものだが。
「俺の領土を掠めとろうとするそなたにブチ切れて俺は三河を攻める。そなたは信長を誘って今川を迎え撃つ、そして合戦の最中に奴を裏切る、本筋はこうだ」
「信長殿をおびき出すのは、至難の技ですよ」
と、女の声が広間の奥から聞こえてきてぎょっとする。瀬名が、西瓜を盆にのせて姿を表した。格好が若侍風で頭巾を被っている。
「瀬名も来てたのか、あぶねえな」
信長の間者(スパイ)に目撃されたらおしまいだと思って俺が顔をしかめると
「殿の従者のふりをして参りました」
人妻はぺろりとピンク色の舌をだした。
(俺もこういう人妻の色気が分かるようになったなあ、瑠璃ともそろそろ上手くやれるかも)
「親方様ボーッとしてないで信長をどうおびき出すか、考えないと」
瀬名は西瓜の載った盆を俺に寄越しながら、厳しく言った。
「信長は俺を討ち取るチャンスだと知ったら来ないかね?」
俺は西瓜を頬張りつつ、種を吐き出す。この時代の西瓜は甘味が少なくてさほど旨くない。
「妻が言うとおり、信長殿は美濃を攻めることで頭がいっぱいで駿河など気にしている余裕はなかろうかと」
確かに歴史の教科書見ても信長は京を目指して西に勢力を拡大していき、東の防衛は徳川に任せていた。この世界線でもその行動原理は変わらないようだ。
「では斎藤義龍殿に重病を患ってもらいましょう」
 相変わらず瀬名は謀略を考えるときは活き活きしている。女に生まれたのが勿体ないくらいだ。
「ふうむ、それなら信長は元康を支援する余裕も出るか」
俺は瀬名の悪知恵に感心する。
「しかし、それでも信長殿が自ら兵を連れてくる旨味がなかろう。せいぜい一千ほどの援軍を送るのが関の山では」
元康は妻のアイデアの欠陥を不安そうに指摘する。
「そうだよなあ、来てくれないよなあ」
武田信玄が来ても、徳川に三千のやる気のない援軍を送っただけの信長だ。
「殿方二人揃って馬鹿ですか」呆れた声で瀬名が言う。西瓜の種をぶつけてきそうな形相だ。
「何か策はあるかな」
俺たちはビビりつつ、瀬名の答えを待つ。確かに夏の暑さで俺の頭は上手く働いてくれない。
「信長が欲しいものを約束してあげるんですよ」
「信長は美濃を欲しがってるよな」
俺がすかさず言うと
「お館の言うとおりで」と元康が相槌をうつ。
「でしょ。で、美濃を攻略するには何が必要ですか」と瀬名がたたみかける。
「強兵のほまれ高い三河兵の援軍か」
やっと俺は瀬名の意図が分かった。今川を滅ぼすことを信長に手助けさせるかわりに、斎藤義龍の攻略に三河兵が信長を全力で手助けする。そういった約束をすれば、信長も自分で遠江(俺の西部の領国)までやってくるかもしれない。弱い敵である俺を倒すだけで、京へ洛上するまで三河兵を無料レンタル出来るなら、信長のメリットは大きい。

「では、そのように織田と交渉しましょう」
元康は心よく請合ってくれた。大名が二人もいて、結局女の瀬名の方針で動いてしまうのが、悲しくもあり愉快でもあった。

瀬名のプランに従って、俺は斎藤義龍に手紙を書いた。詳しい話を聞かせろってことで早速義龍がわざわざ使者を送ってきてくれた。
「なんですか、この絵は」
斎藤義龍の使者は意外にも高名な竹中半兵衛だった。後に羽柴秀吉の軍師となり、その帷幕で活躍するスーパー有名人だ。
「我が御台(奥さん)が描いた絵ですよ、竹中殿は絵画に興味がおありですかな」

竹中半兵衛が感心して見ているのは、瑠璃が描いた俺の蹴鞠の朝練の様子を描いた絵だった。
「特に興味はござらんが、これは不思議な屏風絵ですな」
信長も驚いた"漫画絵"は、やっぱり誰に見せてもウケるので楽しい。この作品は信長に送ったものとは別に瑠璃が描いてくれた。

「南蛮の絵を真似て、描いたものです」
「ところで、我が殿義龍にわざと大病を患ってみせろという話ですが」
「ああ、そのこと」
 俺の言葉を受けて後に天才軍師と言われる男の顔に、子供っぽい笑顔が浮かぶ。
「織田殿を油断させて、反撃にでるのですか。負け犬の今川様が」
紳士ヅラしてあまりにも強烈な一言で、絶句する。俺は落ち着くために温い茶をすすった。ふう。
「まあ、負け犬なりに策を練っているところだ」
「なかなか勝算がありげですな。……もしや、三河の裏切りは偽装ですかな」
おしっこもれそうになる。やっぱり天才は天才だった。
「何を言われる。元康は父の復讐も出来ぬ我に愛想を尽かしたのだろう」
俺はとっさに言い訳する。
「嘘は申されるな。幸い我が殿、義龍は何もきづいておりませぬ。今川殿の表情では…....」
俺はどう対処すればいいか分からなかった。救いは竹中半兵衛まだが秀吉の家来じゃなく、信長の敵側にいるということ。やりようによっては別の未来が生まれるかもしれない。
「それなら……話が早い。茶室にてじっくり話そうではないか」
「あながち間違った想像でもなかったようですな」
俺は開き直って、半兵衛に真実を語って助言を求めることにした。
高等クイズに正解した子供のように半兵衛は満足そうに笑って立ち上がる。
茶室で俺は天才軍師様に今後のプランを検証してもらうことにした。
「三河殿がいきなり織田殿の遠江への出馬を要請するのは、無理がありましょう」
「では元康は何度かは織田と美濃攻めをすべきだというのだな」
 偽装同盟も大変だと、俺は元康が気の毒になる。
「当たり前です。そうしないとあの信長に心から信頼されないでしょう」
半兵衛ははっきりとプランの弱点をついてくる。瀬名のアイデアは悪くはなかったが、プロの軍師に戦略修正してもらえるのは有り難い。
「しかし、それは岐阜殿に迷惑であろう。織田松平連合軍が攻め寄せてくるというのは」
「そのつど、今川様が三河や清洲に兵を出して牽制してくれれば織田もすぐ撤収するでしょう」
 確かに信長はどっちみち美濃が欲しいから、俺が何をしようと攻めるだろう。義龍にとっても織田は天敵なのだ。
「なるほど、そうやって元康は信長の信頼を得て信長を騙せるということか」
「まあ、そういうことですが……」
半兵衛は言葉を濁す。
「信長を殺すのが反対なのか」
「そ、そうですな。あれは、なかなかの英雄かもしれませぬ。殺すのは惜しい」
「父の仇なのだ」
俺は断固とした口調で言った。
「確かにそうでしょうが」
半兵衛は焦らすように茶碗をゆっくり持ち上げた。
「何が言いたいのだ」
「今川様にはもっと気をつけるべき敵がいるのではないかと思いまして」
「織田以外に敵? ええっと」
「甲斐の武田です」
俺はすっかり忘れていた。氏真を駿河の国から追い払ったのが信長でも家康でもなく、武田信玄だったことに。元歴史教師(非正規)は相変わらず、間抜け過ぎた。

KY−歴史時代小説コンペ オープンエントリー

執筆の狙い

作者 茅場義彦
M106072175192.v4.enabler.ne.jp

何か時代歴史要素あるものをみんなで持ち寄って、ほうほう歴史好きっすなあ オタクも 
戦国いいっすわ やっぱ平安っすわ 南北朝ですわ
といいあう企画
コロナだし 雨ばかりだし やることないし 鬱っぽいし
過去作品 未完おk 期限はこれが一面から消えるまであたり
暇なら寄稿しておくれやす
私の長いんで無理して読む必要もなし

コメント

茅場義彦
M106072175192.v4.enabler.ne.jp

飼い猫ちゃりりん さんのを転載

『おじいちゃんの神風』

 おじいちゃんは僕のヒーローです。いつも優しくて、かっこ良いから。
 おじいちゃんは僕の自転車を修理してくれます。僕が頼めば、どんな型にでも変えてくれます。だから僕の自転車はいつも一番格好良いんです。おじいちゃんは、お父さんの車も修理できるんです。でも、だんだんと物忘れが多くなり、元気もなくなっていきました。

 おじいちゃんは戦争にいった時のことを僕に話してくれました。零戦という飛行機に乗っていたけど、怪我をして修理を担当することになったそうです。友達が安心して飛べるように、一生懸命修理をしたそうです。
 おじいちゃんが、「すまん。俺は整備さえしていれば良いが」と言うと、友達は、「お前が謝ることはない。またいつか靖国で逢おう」と言ったそうです。おじいちゃんの友達は飛行場から飛び立ったまま誰一人帰らず、その少し後に戦争は終わったそうです。

 去年の四月の日曜日の朝のことです。おじいちゃんが新聞の切り抜きを持って、お母さんに、「どうしても観たいのだ」と頼んでいました。お母さんは、「疲れると心臓に悪いわよ」と言い、お父さんは、「又の機会にしましょう」と言いました。おじいちゃんが握りしめていたのは、ある飛行場で開催される航空博の記事でした。僕はお母さんに、「おじいちゃんが可哀想だよ。みんなで観に行こうよ」と言いました。

 車から降りると、広い飛行場の周りには桜が沢山咲いていました。僕が、「綺麗だね」と言うと、お父さんが、「すぐに散ってしまうけどな」と言いました。すると、おじいちゃんが、「たけ坊、桜は散ってしまうから綺麗なんだ」と言いました。
 カメラを持った大勢の人が見物に来ていました。マイクを持った男の人が、「お待たせしました!あちらを見て下さい」と言い海の方の空を指差すと、緑色の飛行機が大きな音をたててこちらに向かって飛んできました。すると、おじいちゃんが叫んだのです。
「零だ!わしが整備したんだ!あれに乗りみんな散ってしまったんだ!」
 零戦が滑走路に停まると大勢の人が写真を撮り、マイクを持った男の人が、触ってもいいですよと言いました。
 零戦を撫でるおじいちゃんの手が震えていました。僕が、「これが見たかったの?」と聞くと、おじいちゃんは、「わしが整備したんだ。これに乗り、みんな散っていったんだ」と言いました。
 イベントが終わり帰ろうとしたら、おじいちゃんがいませんでした。すると、「やめろ!なにしてるんだ!」と叫ぶ人の声が聞こえました。飛行場の人達が零戦を追いかけていました。でも零戦は青空に向かって飛び立っていきました。

 警察や自衛隊の人達が飛行場に大勢来て、お父さんとお母さんに説明をしていました。
「原発は先日を事故を起こし、大規模な修理をしているところなのです。もし今、大量の燃料と空砲用の火薬を積んだ零戦が原発に墜落すれば、侵入角度によっては大惨事にもなります。その場合は、残念ですが非常手段をとるかもしれません。だから何とか説得して下さい」
お母さんは無線で話しかけました。
「お父さん!馬鹿なことはやめて」
「慶子!父さんに出撃命令が出たんだ」
「なに言ってるの!今はもうそんな時代じゃないのよ!戦争は何十年も前に終わっているのよ!」
「慶子!田んぼが見える。川も見える。雲の間に虹が掛かっているぞ。なんて綺麗なんだ。これが日本なのだ。あいつらが愛した故郷なんだ!」
「お願い!馬鹿なことはやめて!」
「おい慶子!高橋がいる。佐藤もいる。皆がわしに手を振り笑っているぞ。おーい!お前ら!生きていたのか!」
自衛隊の人が、「それは自衛隊の戦闘機です!誘導に従って下さい」と呼び掛けると、お母さんは泣きながら、「頭が昔に戻っています」と言いました。自衛隊の人が、「なんとか説得して下さい。もう原発の上空に達してしまいます」と言うと、おじいちゃんから無線が入りました。
「慶子!海に敵の基地が見えるぞ。いつの間にこんなものを…」
すると警察の人が大声で言いました。
「それは原子力発電所です!」
「そうか!敵が開発した燃料補給基地だな。よし!あいつらと共に自爆攻撃をするぞ。慶子!さようなら。たけ坊にも宜しく言ってくれ」
自衛隊の人が、「撃墜の許可が出ました!」と叫ぶと、お母さんは、「やめて下さい!」と泣き叫び、お父さんは、「国に尽くした人が、こんなことになるなんて…」と声を漏らしました。でも、僕はおじいちゃんが大好きだから、僕が話すと言ったのです。
「おじいちゃん。僕だよ。たけし。次の日曜日に友達とサイクリングに行く約束をしたんだ。でも自転車が壊れちゃって、僕だけ行けないんだ」
「なんだと!たけ坊だけが行けないのか。よし!じいちゃんが修理してやる!」

 その事件以後、おじいちゃんは老人ホームで暮らすことになりました。僕が会いに行くと、いつも嬉しそうに笑っていました。
 おじいちゃんは、今年の春にそこで亡くなりました。僕が手を握りしめて、「おじいちゃんは、いつまでも僕のヒーローだよ」と言うと、小さな声で、「たけ坊…」と言いました。
窓の外では桜が散っていました。おじいちゃんは、その景色をしばらく眺めた後、少し涙をこぼし、静かに目を閉じました。

おわり

茅場義彦
M106072175192.v4.enabler.ne.jp

飼い猫さん 読んだ まさかおじいちゃん乗っちゃうんだね
ビビった
相変わらずよくまとまってます。自分は短編かけない。。うらやましいね

飼い猫ちゃりりん
KD106128159143.au-net.ne.jp

茅場義彦様
 あまりにも非科学的だろ!と多くの人から非難を浴びた作品です。ふざけるな!との声も沢山頂きました。でも猫は真剣に書いていたのです。おじいちゃんは老人ホームで猫に優しくしてくれました。

茅場義彦
133.106.185.133

ジブリっぽいよね 宮崎駿が好きそうな展開

茅場義彦
133.106.185.133

自分の文章一行抜けてた ゴミだ。。でもゴミなりに生きる がんばる。鬱にかつ

五月公英
p2928129-ipad020105sasajima.aichi.ocn.ne.jp

茅場義彦様。

筒井康隆様の短編集を読んではいましたが、それでも御作は楽しめました。
改めて再読したいと思います。
ただ、クソ真面目な語り口のほうがボケをより生かせたように思われます。
ちなみに――『清須会議』(三谷幸喜)は全力で無視したいものです。(個人的に)あのノリはあり得ない。
以上、ど素人の感想につきご容赦。

↓調子に乗って、投稿作のエピソード郡に入れなかったネタを急きょアレンジして投下。
相変わらず時代考証と言葉使いが不安です。重ね重ねご容赦。

『転がり出たもの』

 その夜、それがしは年の瀬の寂しい野道をひとり辿っておった。
 両刀を手挟む朋輩の葬儀に招かれ、お見送りした帰途でござる。
 やつは同年ながら上からものを申す男だったので、正直清々した。
 これで、強欲だの、ふざけた馬鹿者だのとこき下ろされることもなくなった。
 提灯の明かりを頼った草履の運びもいつになく軽い。
 帰ったら干物でも炙って一杯やろう、などと安気にかまえていたら前途に白い点がぽつんと灯った。
 これが次第に大きくなって人魂と化し、青い尾をくねらせつつ漂って参った。
 なまくらを挟んでいようとも武士の端くれ。なにが出ようと心迷いは微塵もござらぬ。
 人死にのあった夜は怪しい火が出るものじゃ、うろたえるでない――胸をひとつ叩いて肝に命じた。
 耳に残っていた経文を唱え、一向構わぬ素振りで先を急ぐ。
 気づけば人魂は消え失せておった。
 浅い川にかかる古橋を渡ったら辻の大松が真っ黒に立ちはだかっておる。
 近づくと横へ這った太枝に白いものがだらり。
 目を凝らせば、荒縄で巻き固められた女の逆さ吊りでござる。
 地面を掃くほどの長い黒髪が夜風に捻じくれ、灯を映した逆さまの白塗りが紅い眼をカッとみひらいておる。
 人死にがあった夜は幽霊のひとつやふたつ出るものじゃ、いたずらに恐れるでない――そうつぶやいて脈打つ胸をさすった。
 荒れる息を抑え、目をそむけて迂回する。
 無心で経を誦し、砂利をひたすら踏んでいると行く手の右に小さなお堂が現れた。
 御前に差し掛かったら路肩が鈍く光っておる。
 歩み寄れば小判がきらり。
 このような晩ゆえ、人魂、幽霊の出現は理にかなっているように思われるが――小判とはこれいかに? 
 筋の通らぬものは厄介でござる。
 出所の知れぬ金を懐に忍ばせておれば悶着の種になりかねぬ。時も時、場所も場所だから触らぬが賢明とまたぎ超えた。
 ところへ、お堂の床下から転がり出たものがある。
 提灯を掲げて見やれば糞のこびりついた肥桶でござる。
 そいつがゴロゴロ鳴って足元まで迫ったかと思えば、だしぬけに「うむ、貴様にしてはよい心がけだ」と生前の朋輩を想わせる低い声を放った。のみならず「わっはっはっ」とけたたましい笑い声をあげたものだから、おったまげた。
 肝をつぶして半狂乱に陥ったそれがしは、なりふりかまわず駆けだした。
 わけの分らぬ怪異ほど恐ろしいものはござらぬ。

 おしまい。

茅場義彦
M106072175192.v4.enabler.ne.jp

五月公英様

寄稿ありがとう。文章うまい、短い、落語っぽいですね
今度は長いものをプリーズ

清洲会議はいかんね とくに何の新しい視点もないし
間抜けな勝家が秀吉に出し抜かれる。。は? って感じでづね

三谷の新選組は良かった 真田丸は微妙

茅場義彦
M106072175192.v4.enabler.ne.jp

文章本当はこうでした。一文抜けてた


「た、確かにな」
 俺は咳払いして、奴の大きな目を見返してやった。
(まるで、値踏みするように、見てやがる)
「そこで思いきって、元康どのに対織田戦略の司令塔になって頂く」
 俺は思いきって言ってみた。まずは英雄に相応しい仕事与えたつもりだったが......
「また三河兵を使い捨てにして、今川のお家を守るおつもりか?」
(うわあ、全く信頼されとらんわ、義元おとんのアホ)
「い、いや、いくさは今川兵が先鋒になってもいい。それより今川家の今後の外交諜報戦略を主導してほしい」
「外交ですか、今後はどこと結ぶおつもりか」

五月公英
p2855163-ipad030104sasajima.aichi.ocn.ne.jp

 茅場義彦様。

 ややっ、ご指摘のとおり、愚作『転がり出たもの』には<新しい視点>なるものが微塵もみられぬ。
 切腹!

 短いやつを三つ。

 
 『気配』

 茶店の縁台に尻をあずけたそれがしは、せいいっぱいのびをして長い屁を放った。
 あたりにご婦人の気配がなかったからそうしたのだが。

 『追い打ち』
 
 むせかえる寿司詰めの本堂に肩から入り、明るい方を向きなおして雨があがるのを待った。
 駆け込んできた婆さんの荒々しい吐息がそれがしの顔にかかる。

 『夢』

 空はどこまでも高く澄みわたり、眼下に迫る甍の波は午後の日差しを真っ白に照り返している。
 前歯の無い見知らぬ爺さんと火の見やぐらにふたりきり。

 失礼しました。

茅場義彦
M106072175192.v4.enabler.ne.jp

夢十夜っぽいや 他になんか時代小説ないんすか

大丘 忍
p1793091-ipngn200202osakachuo.osaka.ocn.ne.jp

『蛍雪時代』

 教師が言いました。
「蛍雪という言葉の意味を知っているかい?」
 A君が答えました。
「蛍と雪のことです」
「蛍と雪がどうしたんだね」
「夏には蛍が飛び、冬には雪が降ります」
「当り前じゃあないか。聞いているのは、これにはどんな意味があるかということだ。B君、どうだね」
「はい。むかし、電灯のないころは、夜は蛍の光を集め、冬は雪が降ると窓の雪に月明りを反射させて本を読んで勉強したという故事です」
「そう、昔の人はこれほど苦労して勉強に励んだということなんだ」
 A君が呟きました。
「昔の人は良かったなあ。羨ましいよ」
 教師が聞きとがめました。
「どうして羨ましいんだ?」
「だって、蛍の飛ぶ夜と、雪が積もった月夜だけ勉強すればいいんだもの」

茅場義彦
M106072175192.v4.enabler.ne.jp

先生いいいいいい うまい これは好き 品もいいね(≧∇≦)b

三枝松平
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大丘 忍 様

突然、安倍晋三さん思い出したのオイラだけ?
「今朝ご飯食べた?」
「わたくしはですねえ、それは、ご飯はですが食べた記憶はございません」

三枝松平
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ついでに

茅場 義彦 様

 わたくし今年喜寿を迎え、長い文章がきつくなってしまいました。
 何とか頑張って、失礼ながらパラパラとやりだしたところで目に付いた「松平」という文字
 わたくしのペンネームの由来ですが、実は実在の人の名前です。
 わたくしのひいばあさんの父親の名前なんですよ。
 本名は松平政右衛門。
 その松平さんの生まれ在所は江戸、旗本の三男坊でした。
 もう類を見ない暴れん坊で、近所からの鼻つまみだったらしいです。
 十八になったとき、こんな奴は家に置いておくと百害あって一利なし!と、信州の松本様に「預かりの身」まあ、島流しみたいな。(勘当とも言う)
 ところがこの兄ちゃん、改めるどころか松本でも喧嘩に明け暮れ、ばくち三昧。
 ところがある時、妙におとなしくなっちゃって、事情を聴くと「女に惚れて結婚したい」とのこと。
 お城出入りの「袋物」を商う商家でその娘と出会って以来不治の病に。
 それとなくそこの主に探りを入れると、袋物を染める「紺屋」の娘なんだそうだと。
 そこで今度はその紺屋に問い合わせたところ「一人娘で嫁にはやらん」とけんもほろろ。
 仕方なしに養子に行くよと迫ったのだが「身分がちがうと」とにべもなし。
 思い余ってばくち仲間の豪族に相談すると「よし俺んとこに一旦養子にきて、その後紺屋に養子に行けば」と悪だくみ。
 それでも話はとんとん拍子に進み、みごと惚れた女の養子になったのだが、その娘の親父が因業爺。
「紺屋で政右衛門とは言語道断、今後松平(まつへい)と名乗れ!」と名実ともに平民に。
 しばらく「猫をかぶっていた」松平も時々思い出しては「もとはといえば・・・」とかやりだす始末。
 思い余ったこの親父、松本様が参勤交代で江戸に出るとき一緒に付いて行っちゃった。
 松平の実家を探り当て、挨拶に行ったのだが、相手が紺屋だとみてみくびった。
 頭に来た親父は松本に帰ってこの松平を離縁。
 長女(わたくしのひいばあちゃん)九歳、弟六歳の時でした。
 江戸に帰った松平さん、すっかり元通りの政右衛門さんに逆戻り。
 三年くらいののち、果し合いに巻き込まれて死んじゃった。
 江戸城にお勤めだった松平さんのお姉さまから「通し飛脚」(直行便)で「松平死去」の書付、遺髪、印籠、なにがしかの金子、が姉弟に届いた。
 明治になって、姉弟が芝増上寺に参って50年忌法要をしたのだが、墓守をする松平家は一族で北海道に入植してしまっていた。
 家に残る古文書(?)や証拠物品からこの話が明らかになった時、わたくしの変なDNAはこの方から受け継いでいるのだなと確信。
 以来ペンネームを「三枝 松平」としました。

 
 

茅場義彦
M106072175192.v4.enabler.ne.jp

松平さん いいですねえ 長い小説にも作れそうですね

三枝松平
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茅場 様

 いやいや私にはそんな力はありません。
 代わりに書いていただけませんか。

 実は私のひいばあちゃんとひいじいちゃんは、元々いとこ同士で三枝家から両貰いで他家(私の本名)に養子に来ました。
 三枝家は甲斐の国(山梨県)の豪族の血筋。
 甲府の博物館の「武田二十四人衆」の絵馬にもある一人の末裔です。
 松平が養子に入るとき、父親(因業爺)も、自分の家の血統も頭に入っていて、たとえ紺屋をしていても旗本には負けないぞ!との自負があったのだそうです。
 まあ、この辺は記録に残っているわけではありませんから、ご先祖様達が面白おかしくしてきたのかもしれません。

 長々とお邪魔しました。

茅場義彦
M106072175192.v4.enabler.ne.jp

武田二十四将の子孫ですか 素敵ですね
豪農として江戸時代残ったんですかね?

三枝松平
ntngno151245.ngno.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp

茅場 様

 誤解されるといけませんので、きちんと説明いたします。
 三枝のルーツは戦国時代をもっとさかのぼった時代、神様(天皇家?)から「甲斐の国を治めよ」と命を受けたことから始まっているようです。
 豪族と言っても温厚な一族で、交戦を好まなかったようですが、武田側からみたら「敵にしたらやっかいな相手」と言うのが二十四人衆のなかに入った大きな理由のようです。
 武田信玄の「川中島の戦い」の前に、信州の諏訪をはじめとして、進軍の邪魔になる小さな山城を攻め落として行きました。
 現在の安曇野市の西方、旧堀金村の岩原城、その北にある小岩嶽城を攻めたのが三枝の子孫である三枝軍でした。
 この両城の特徴は、背に急峻な山をひかえ、堅固であったためなかなか落城せず、三枝軍もてこずったようです。
 なかなか落ちない城攻めに「もうやーめた!」と戦争を放棄して、里に下り農家の娘とねんごろになって、甲斐の国に帰らず落ち着いてしまった兵士もいたようです。
 小岩嶽城の真下に「橋詰」と言う集落がありますが、帰らずに落ち着いた兵士が「三枝」と姓を名乗っているのが私のご先祖です。
 同じ三枝でも、ちゃんと家系図が完備しているわけではありませんが、数々の古文書から、三枝一族のはしくれには間違いないと信じております。

茅場義彦
M106072175192.v4.enabler.ne.jp

三枝さん 生き残りに頑張ったんですねえ 我々が生きてんのも 先祖の幾多の試練の克服の結果なんでしょーね

もんじゃ
KD106154132058.au-net.ne.jp

 茅場義彦さま
 読んでくださりありがとうございました、読ませていただきました。
 美人なだけでしてもらえないとかあるんですかね、逆差別でありますね。
 鰹節を真剣にスケッチしてた頃の教え子と彼のスピンオフした作品とか読みたいと思いました。
 時代物はちょっと難しい感じがして苦手なのでありますが、彼の語り口は面白かったので現代で先生やってる彼が美人過ぎないでCカップ程度はありそうな教え子にどきどきしちゃう話を読みたいなと思った次第。
 課題の時代物が書けず感想だけになっちゃいました、すみませんです。

茅場義彦
133.106.164.56

もんじゃさまl

長いの読んでもらってすんまへん 美人が得意じゃない男性って結構いると思いますよ。少なくとも自分はそーです ヘタレです

u
opt-211-132-66-15.client.pikara.ne.jp

皆様へ感想書くね

茅場さん、ラノベ、これ以前読んだ記憶が? で、無視(笑

大丘先生、おもろいけど歴史小説時代劇のくくりじゃない

五月さん、こういった作、現代劇に移せないものでしょうか? 例えばITとか先端科学絡めて? マア、あるかも(笑

三枝さん、小説にはなっていない。そういった自分ちの歴史書けるんじゃないのかなー、なんて思ったりして

飼い猫ちゃりりんさん、『おじいちゃんの神風』これは良いです!
短い中にもかなりのテーマを内包した作ではないかと思います
大東亜戦争のムチャな特攻、爺ちゃんケガして整備にまわって、戦友を送り出した忸怩たる思いとか、現在においては、事故を起こした原発、それに対してお爺ちゃん特攻! 自衛隊撃ち落とすぞ! 全と個の対立etc 爺ちゃんと孫との自転車の整備を介した絆とか
永遠のゼロよりは深いかも(笑
ただ、飼い猫さんも自覚していらっしゃるけど、設定(特に年齢)むちゃくちゃです
零式が戦後日本で飛んだのは多分2016年か17年でしょ? だってゼロファイター日本にはないでしょ?
お爺ちゃん終戦時17歳と仮定しても90歳前後、孫3,4年生だろうか? 設定無理筋
まあ、スピーカー孫設定で正解。それとこの尺で正解
この話もう少し長いもので読みたい気もするが、このままでは無理かもね
では

三枝松平
ntngno151245.ngno.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp

U 様

 小説じゃないと駄目だったんですね!すみません
 先日のやつから二週間経ったら、小説(らしきやつ)投稿したいと思いますので、また読んでいただけますか?

u
opt-211-132-66-15.client.pikara.ne.jp

三枝さん
駄目ってわけじゃないと思いますよ(笑

(らしきやつ)ぜひ
読みたいと思います

三枝松平
ntngno151245.ngno.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp

U 様

 書き忘れちゃいましたが、自分史みたいなやつは書きません。
 ウソ書くとしばらく消化不良になります。
 小説はほとんどウソですが、出来が良い悪い関係なしに書き上がると達成感みたいなのがあり、おいしいご飯が食べられます。
 年寄りの楽しみです。

大丘 忍
p1793091-ipngn200202osakachuo.osaka.ocn.ne.jp

八月十五日の昼下がり。じりじりと肌を焦がす炎熱であった。
 遊び疲れて家に帰ると異様な雰囲気に包まれていた。祖父の握りしめた拳が震えている。唇は固く結ばれ、その目が潤んでいた。
 祖父が泣いている。これは健介にとっては衝撃であった。
「おじいちゃん、どうしたんね」
 祖父に声をかけることがはばかられて、健介は側にいた母にそっと尋ねた。
「戦争に負けたんじゃ」
 母は耳元で囁いた。
「負けちゃあおらん。そげな馬鹿なことがあるか」
 祖父が吐き捨てるように言った。
 母は健介の袖をひっぱり、奥へ連れていった。
「今日、天皇様の放送があってな。戦争は終わったいうことなんじゃ」
「そんなら日本が勝ったんじゃろうが」
「いや、それがなあ」
 母は口ごもった。
「どうも負けたらしいんじゃ」
 昼に重大放送があるから国民は謹んで放送を聞くようにと通達が為されていたらしい。健介はそれを知らずに遊びに出ていたのである。
 日本が負けたと言われても実感は湧かなかった。
 中学一年の健介には、戦争が日本にとっては日に日に不利に展開していることは理解できていた。戦線は撤退につぐ撤退で、連日の本土空襲。先日も近くの都市、福山が大空襲で壊滅したばかりであった。広島や長崎には新型爆弾が投下された。
 健介は外へ出てみた。下駄職人の駒吉おじさんが向いの家から出てきた。真っ赤な目をしている。
「戦争に負けたいうとったが、本当なんね?」
 健介の問いに駒吉おじさんは腕を組んで唸り声をあげた。
 午後の陽射しが健介の影を伸ばしている。軒下に何人かの群れができはじめた。
 隣の左官屋から憲さんが日本刀を片手に飛び出してきた。
「日本はまだ負けちゃあおらんで。アメリカ兵がきたらわしが殺してやる」
 憲さんは日本刀を抜きはなった。
「危にゃあで。健介、はよう戻れ」
 母が軒下から手招きした。
 夕方になった。皆は悄然と立ちすくんでいた。
「アメリカがきたら、わしらあみんな殺されるんじゃ」
 憲さんは刀を放り出して声をあげて泣いた。日本が負ける。ありえないことだった。小学校三年の時に大東亜戦争が始まり、神国日本は必ず勝つと教えられた。戦局は劣勢のように見えても、いつかは神風が吹いて日本は勝つ。多くの日本人が信じて疑わなかったことだ。
 日暮れとともに道に立つ人の群れは疎らになった。
「これから日本はどうなるんじゃろう」
「さあ、わからん」
 祖父と、帰ってきた父とが話し合っていた。
「皆殺されるんじゃろうか」
 隣の憲さんはそう言っていた。鬼畜米英である。アメリカ人は鬼なのだ。その鬼に負けたのだ。皆殺しになるか、奴隷になるか。ただで済むとは思えない。
 夜、健介は祖父の蚊帳の中に寝ころんで母が言った言葉を考えていた。母は祖父や父ほど日本が負けたことを悲しんでいるようには見えなかった。
「お母ちゃんは負けてもどうも思わんのか」
「そりゃあ日本が負けたのは悔しいで。それでもな、このままあと何年も戦争が続いてみい。健介も兵隊にとられるじゃろうが。兵隊にとられりゃあ戦死する。日本が負けても戦争が終わりゃあ兵隊にとられることはありゃーせん。わしら大人は殺されても、まさか子どもまでアメリカは殺しゃーせんじゃろう」
 健介は蚊帳の中にぽつんと点っている裸電球をみつめた。電球の周りの覆い布はまだ残されている。戦争が終わればこの灯火管制も必要ないだろうと思った。
 アメリカは本当に父や母を殺すのだろうか? 日本の大人が皆殺されるのなら、このまま戦争を続けて一人でもアメリカ兵を殺すべきではないか。
 祖父が寝返りをした。
「おじいちゃん」
「何じゃ。寝られんのか」
「アメリカは大人を殺すんじゃろうか」
「そりゃあ無かろう。それなら降参はせんはずじゃ。日本人を殺さんいう約束があったけえ降参したんじゃ思うな」
 祖父の言葉は健介の心を軽くした。きっと祖父の考えが正しいに違いない。母は噂話を信じているだけなのだ。
「お父ちゃんもお母ちゃんも殺されることはないんじゃな」
「ない。健介は心配せんでええ」
 祖父はそっと健介の肩に手を置いた。頑丈な大きい手だった。
 とにかく、これからは空襲で殺されることも戦死することもなかろう。神風特攻隊にならなくて済むのだ。健介の心に浮かんだのはこのことだった。
 昭和十九年十月、まだ園田村に居たときだ。戦況の不利を打開するために、飛行機に爆弾を積み込んで敵艦に体当たりをする作戦がとられた。戦死した隊員は軍神としてあがめられ、攻撃隊は「神風特攻隊」と名付けられた。この攻撃こそ、日本が最後の望みとしていた神風となるようにつけられた名前であろう。
 その隊員の多くは予科練の出身であった。戦後、特攻隊員の数は五千人ほどと推定されているが実数は明らかではない。
 その日、室崎教師は黙って健介に新聞を突きつけた。
 それがどういう意味かわからなかった。健介にも将来は特攻隊になって死ねというのか。健介は特攻隊にもなれない屑だというのか。
 健介は首を振った。特攻隊で死にたくない。戦争にも行きたくない。いくらお国の為だといっても嫌だと思った。
 園田村での室崎教師の訓練は、この特攻隊への訓練だったのだ。健介よりすこし年上の少年たちが、少年航空兵として特攻隊で戦死している。特攻隊にならずに済む。戦争に負けた悔しさより、特攻隊で死なずに済むという安堵感の方が正直な気持ちだった。
 健介は辛かった園田村での二年間を思い起こした。室崎教師はこの敗戦をどう思っているだろうか。飯村、島崎はどうしている? 宇田は? そして姜声培は?
 園田村の二年間は健介にとって何であったのか。

大丘 忍
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題が抜けておりました。『八月十五日』です。

茅場義彦
133.106.183.152

大岡さんに質問ですが、アメリカへの戦争て国民は支持してたんですか?

リットン調査団に満州帝国否定されて石油の輸出禁止されて

米帝ゆるさんって感じで開戦したんでしょうが

大丘 忍
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茅場さん、日米戦争を国民が支持していたかどうかは子供だった私は知りません。ただ世界地図を見て、日本とアメリカと面積のあまりにも大きい違いに驚き、そんな大きい国と戦争して勝てるんかいなと思いました。開戦の理由は色々あるでしょうが当時の私にはそんなことはわかりません。

茅場義彦
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なるほど そりゃーそうだ

飼い猫ちゃりりん
106171078025.wi-fi.kddi.com

u様
いつも適切な指摘をして頂き感謝しております。
もっと無茶苦茶なのありますが、公開して良いものかにゃやんでいます。

五月公英
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U様。

感想ありがとうございます。
でも、私、すごい馬鹿だからなぁ……。
まるで頭が回りません。

大丘 忍
p1793091-ipngn200202osakachuo.osaka.ocn.ne.jp

『大東亜戦争』

 昭和十四年の暮れ、小学校一年の時に父親の勤務が変わり、健介は故郷から離れて神戸市の六甲山麓の学校に転校した。
 昭和十六年十二月に始まった大東亜戦争は、破竹の勢いで日本軍が進撃を続けた。真珠湾の不意打ちと同時に、十二月八日には、マレーシアのコタバル、タイ領のシンゴラなどに上陸した日本軍は、予想外の速さでマレー半島南端の拠点シンガポールへ進攻した。
 十二月二十三日にはフィリピンのルソン島に上陸して進撃を続け、昭和十七年一月二日にはマニラ陥落。連合軍最高司令官ダグラス・マッカーサーをマニラから追い出した。
 翌年、二月十五日、イギリス軍は降伏し、遂に不落の要塞と言われたシンガポールが陥落した。日本ではこの日を「戦勝第一次祝賀日」として、国民は緒戦の勝利にわき立った。健介たちもアジアの地図を広げて、昭南島と改名されたシンガポールの位置に日の丸の小旗を貼り、提灯行列をしてお祝いをした。五月七日には遂にフィリピン全土を制圧し、日本の勝利は間近であることを国民は信じて疑わなかった。
 しかし、緒戦の優勢もここまでで、昭和十七年の後半になると連合国側の反撃が始まり、日本軍はじりじりと後退を続けることになる。
 昭和十七年六月五日に、ミッドウェー沖で海戦が行われた。日米の本格的な激突の始まりである。大本営は敵に多大の損害を与え、我が方の損害は若干なりと報じたが、実は空母四隻を失うという日本海軍にとっては致命的な大損害を受けていたのだ。
 昭和十七年八月、ガダルカナル島にアメリカ軍が上陸した。翌年一月まで激戦が続いた後、日本軍はガダルカナル島から撤退し、他に転進すると報じられたが、撤退が敗退であることを日本国民は誰も信じようとはしなかった。

 戦争が熾烈になった昭和十八年四月、健介が五年生になったときに、神戸から園田第三国民学校へ転校した。神戸市と大阪市との間にある園田村は、現在は尼崎市になっているが当時はまだ農村だった。神戸市内より農村の方が空襲の危険が少なかろうという父の判断だった。
 日本に初めて敵機が襲来したのは、昭和十七年四月十八日のことだった。このときは東京の荒川区が空爆の被害を受けている。この頃から、日本本土にも敵機が襲来し始めていた。
 村とはいっても、阪急塚口駅の近くの松原地区には非農家の住宅が散在していた。健介が住むことになったのは松原地区にある叔父の家である。叔父は逓信省の官吏で、当時は支那(現在の中国)の天津電話局長をしており、叔父の家は空家になっていたのだ。
 家の前に県道がはしり、道の向こうに畑が広がっている。畑の中に民家が点在しており、その隙間の向こうに阪急電車が走りすぎるのが見える。神戸の住宅街とは比較にならないが、村の中では都会に近い雰囲気が感じられた。松原地区から一歩踏み出すと田圃が連なり、農村であることを実感させる。
 文部省は、小学校を国民学校と改名し、小学生は小国民と称して、男子生徒は、大人になると軍人になるのが当然と考えられていた。海軍飛行学校予科練習生(予科練)の歌がラジオから流れ、戦意高揚に努めていた時代である。
 園田第三国民学校は、健介が通っていた神戸の学校に比べると小さく、五年生男子の組は一つだけであった。
「今度神戸から転校してきた谷山健介君や」
 担当教師の室田が健介を紹介した。顔の皺が深い中年の痩せた男だった。皆は値踏みするように健介を見た。農村の学校では都会から来た生徒が珍しかったのかも知れない。
 健介は不吉な予感がした。多くが農村の子供である。都会育ちの生徒より粗暴な感じがしたからである。都会から来た健介が、農村の子供と馴染めるかどうかわからなかった。
 転校してはじめての体操の時間に、室田は健介の体を見て顔をしかめた。
「その軟弱な体で国のお役にたつのか」
 教師の一言は健介の心を傷つけた。
 たしかに、他の子供はがっちりとした体格が多い。小さい頃から農作業で鍛えられたのであろう。
「男は二十歳になれば徴兵検査を受けるんやぞ」
 室田は健介の細い足と手を見ながら言った。
 徴兵検査は兵隊になれるかどうかの体格検査で、徴兵検査の甲種合格でなければ兵隊にはなれない。体格がやや劣れば、乙種合格で兵隊の予備となる。徴兵検査を受けるのはまだ十年ほど先だとしても、健介の体格では乙種合格も覚束ないだろう。
 戦時下の国民皆兵の時代、兵隊になれない男子は人間の屑として肩身の狭い思いをしなければならなかった。
 室田教師によって、健介は都会から来た軟弱ものという烙印を捺されてしまった。今から思えば、室田教師も若い頃に徴兵検査に合格しなかったのかも知れない。自分が感じていた劣等感のはけ口として健介に目を向けたのであろうが、健介にはそのようなことは想像も付かなかった。痩せて細いのは自分の責任ではない。親から受け継いだものだ。いくら細くても健介は病気ではない。神戸にいた頃は人一倍活発に飛び跳ねていたのだ。

大丘 忍
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皆さんから見れば太平洋戦争(当時は大東亜戦争)は歴史上の事件ですね。

小國民
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戦争を知っている世代ならば、セックス小説ばかりじゃなく、ご貴重な体験を
記すべきだと思います(別にあなたの作風・嗜好を否定する訳じゃありません)。
私たちは、クサレ日教組のクサレセンコーどもに、軍事教練並の体罰を受け、受験戦争に送られました。
クサレセンコーどもの愛唱歌が「戦争を知らない子供たち」ですよ。ふざけんじゃねえよ!
テメエラ、安穏とした戦後を過ごし戦争を否定しながら、教子たちを過酷な「戦場」に送り、
体制批判を公務員の分際で唱えながらそれを変えようともしなかった!
死ぬ前に、必ず詰問してやります。場合によっては殴る。気分は「ゆきゆきて、神軍」。
祖父は志願しましたが、撃剣稽古のアザを「肺病」とみなされ乙種でしたが、のちに甲種となり
地獄のガダルカナルで、鬼畜米英どもを殺し殺し、殺しまくって帰国しました。
あ、私はネトウヨではないですからね。

大丘 忍
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小国民様
セックス小説は老人にとっては若返り法なんですよ。セックスは高齢になると出来ないでしょ。だから、若い頃盛んにセックスしたことを思い出して、セックス小説を書く。実際には出来ないから小説の中でセックスをする。これで気分だけでも若返るんですよ。
まあ、大学受験なんて戦争ではありませんね。いい大学に入っていい職業につく。こんなことは戦争じゃあなくて、個人の能力、意欲の問題だと思いますね。これは我々の時代も現在も変わりありませんね。

小国民
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我々には「クソ内申書」があったので、教師に反抗できず、また、連中も進学率を高める
ために、個人個人の志望校を無視し「こっちのほうがランク下だから」と押しつけられました。
中学・高校で生徒会会長なんざ立候補するのは「推薦入試」目当てだったという欺瞞的学生自治。
センコーどもの云うことは聞かず、車を破壊する、ノイローゼに追い込むだの、さんざ惡さを
しましたがね、連中の云うことを無視して六大学に入れましたわ。

大丘 忍
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なるほど、内申書で縛るわけですか。我々の頃は、内申書がどの程度のものかは知りませんし、偏差値もない頃ですからね。旺文社などの全国模擬試験はあったようですが、田舎高校でしたからそんなものも受けたことはありません。自分がどの程度の大学に入れるかもわからずに受験していたのですからのんびりしたものですね。

茅場義彦
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敵は本能寺

光秀「敵は本能寺にありいい」

家老「聞いてないっすよ。場所知らないし」

光秀「え、右大臣の定宿の場所知らないの」

家老「突然過ぎるんですよ。ググる時間くらいくれって感じ」

光秀「突然じゃなきゃ奇襲じゃないじゃん」

下っ端「はーい、僕町の人に場所聞いてきまああす」

光秀「お、お前なんで“敵は本能寺にあり”ってロゴのTシャツ着ているの?」

下っ端「なんか殿が寝言で言ってたの、Tシャツにしてみました」

光秀「・・・・・・やっぱ謀反やめようか?」

家老「ふざっけんなあ、俺が今ググッたの無駄じゃねえかよおお」


草履とり


信長「猿!なんだこの草履は!温かいぞ。貴様尻に敷いていただろう」

猿「いえ、殿の御足が冷たくないように懐にいれて、暖めておりました」

信長「嘘つけよ じゃあ腹見せろよ 土とかついているはずだろう」

猿「はあいどうぞ」

信長「ついてないじゃあねえか。どういうことだよ」

猿「それは・・・・・・・殿の足が常に空中から10センチ程度浮かんでいるからです」

信長「え・・・・・・お、俺 いつも10センチ浮いているの?」

猿「“うきまくり”っす。こういうタイプの人は浮いている自分を棚に上げて、世の中を粛清しまくるからやばいんすよね」

信長「・・・・・・なんだよ俺、ただの迷惑な人みたいじゃん」

猿「仕方ないっす“うつけ”半端ないっすから」

信長「・・・・・・じゃあ君はなんで俺についてくるの」

猿「時代を切り開くパワーも半端ないっすから。適当に地ならししてもらったら“高転びに転ぶ”の待てばOKっす」


高松城水攻め

筑前の守「まさに梅雨の季節だ。高松城は水攻めでゆくぞ」

黒田如水「えええ、僕も同じこと考えてましたよお」

筑前の守「・・・・・・分かったよ、お前もすげええよ。帷幕にいてくれて嬉しいよ」

黒田如水「今、竹中半兵衛だったら黙っていただろうなって思ってるっしょ」

筑前の守「・・・・・・そんなことねえよ。上司にアピールするのも重要だよな」

黒田如水「水攻めって、今晩の側室とのプレイのことでしょう?」

筑前の守「わ、悪いけどいきなり馬鹿のフリしてもかなり遅いよ。それに“水攻めって”どんなプレイだよ?」

黒田如水「巨大な流れ素麺みたいなのに女子を裸にして流して、箸で捕まえる的なのかと」

筑前の守「・・・・そ・・それは竹中半兵衛重治にはない君の良さかもねえ」

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