作家でごはん!鍛練場
のべたん。

金木星から来た男

 電話が鳴る。わかっている。どうせ妻からだ。電話を取り、すぐ行くとだけ伝える。
 ベランダに出る。湿り気のある熱帯夜の風を浴びながら、咥え煙草に灯をともす。遠くでサイレンの音が聞こえる。耳障りだ。吹いた紫煙がぬるい風に流され、淡い闇に溶けていく。冷たい灰皿に煙草を押し付け火を消すと、俺は支度を始めた。

――――――――――――――――――――――
 
 狭い居酒屋は熱気と喧騒で溢れていた。ぎゅうぎゅうに押し込まれた人の間を抜けながら、店の奥の方へと進むと、小さなカウンターの、いつもの席に座る妻の後ろ姿が見えた。横には毛羽立った茶色いスーツを着た小柄な男が座っており、俺の気配に気がついたのか、こちらを振り返って軽く会釈をした。男は黒縁の眼鏡をかけていて、どこか頼りない顔をしていた。俺は男の隣に座った。

「どうも」
 男はそう云って愛想笑いを見せてきた。白髪混じりの頭髪で、歳は四十くらい。力のない口元がたるみ、常に低姿勢でへこへこと頭を下げる、うだつの上がらないサラリーマンの典型的なタイプ、といったところか。
 酔った妻から電話かかってきた時のことを思い返す。彼女のかん高い笑い声の混じった支離滅裂な言動を要約して一言で説明すれば、面白い奴がいるから来い、というものだった。
 こういったことは度々あった。妻は酔うと誰彼見境なく声を掛け、飲み、語らい合う癖があり、時には俺に電話を掛け、この話を聞かないと絶対に損だから今すぐ来た方がいいと強めの口調で云ってくることがあった。そんな時、俺は逆らわずに妻の元へと向かった。それは彼女が、もしかすると知らない男とそのまま寝てしまうという可能性がないこともなかったし、女一人で飲みに行かせたという負い目も少なからずあったからで、故にこれまで女装家や画家、冒険家、自称作家の面々と知り合うことができたが、この男は一体何者なのだろうか。

「で、どちらさん?」俺は男に尋ねた。
「ああ、申し遅れました。わたくし、金木星から地球人の生態調査に来ているのです。名前はリチャードと云います。もちろん、地球活動用の偽名ですよ」
 薄ら笑いを浮かべながら男、リチャードは答えた。
 異星人とは、初めてのパターンだ。
「てか、金木星でどこ?」
 俺は店員に瓶ビールを頼み、藍色を帯びた長皿の上に並んだ焼き鳥の中からほんじりをつまんだ。口の中でぷりぷりとした歯ごたえ、それから旨味のある熱い肉の油がじわりと広がった。
「天の川銀河のとある惑星です。詳しい場所は申し上げられません」
「ね、面白いでしょ」妻はケタケタ笑った。
 昔はこんなに笑わなかった。
 彼女が変わったのは、娘が死んでからだ。

 百五十万人に一人の確率の難病。発症すれば身体中の筋肉が収縮を始め、最後には身動きひとつできずに息を引き取る不治の病。末期には表情筋さえも硬直し、口も聞けない状態だったから、彼女はどんな気持ちで死んでいったのか、そんなことさえ分からない。こんな病気にしてごめんねと、ガチガチに固くなった娘の亡骸の傍で、妻は声が枯れ喉が潰れ血が出るほど泣き喚き、壊れたスピーカーのようなかすれ声が口から延々と響いていた。
 私は娘を心から愛していた。だが、娘がこの世に産まれてきたことに意味などあったのか。彼女は産まれてこないほうが、幸せだったのではないか?
 俺は唸り声を絞り上げ続ける妻を見下ろしながら、不意にそんな疑問を感じた。やがてその疑問は頻繁に頭の中に浮かぶようになり、次第に悪性癌のようにゆっくりと広がっていった。

 それから頻繁に妻は飲み歩くようになり、俺は部屋に引きこもるようになった。妻の前に置かれた空になったハイボールのグラスに目を移すと、天井の間接照明の灯りがきらきらと反射していて、俺にはその光景がとても虚しいものに思えてならなかった。

 リチャードの話では、銀河系に生物が生存可能な惑星は無数に存在しており、その一部は地球よりも遥かに高度な文明を持ち、未発展で未熟な惑星を監視しているのだという。
 そして彼は、愛という感情に対して非常に興味を持っているようだった。愛は極めて原始的な欲求のひとつらしく、彼の星では進歩の過程で淘汰され、既に存在していないのだという。彼は愛について嬉々として語っていたが、その内容は陳腐な恋愛小説よりわざとらしく、小学生の恋愛観のように青臭いものだった。
 俺は煙草を吸いながらぼんやりと、熱っぽく愛を語るリチャードに耳を傾けていたが、しばらくするとその口から聞き慣れない単語や数式が頻出し始めた。いちいちその単語の意味を聞くのも話の腰を折って悪いかと思い、俺は適当に相づちを打ちながら、頭上にずらりと並ぶ、壁に貼られたメニューの短冊を眺めることにした。
 
 俺は注文した瓶ビールを傾け、ジョッキグラスに輝く麦色の液体をとくとく注ぐ。そして思い出したようにリチャードに目を向けると、彼はまだ嬉しそうに話を続けていた。内容はいつの間にか愛から時間の概念へと切り替わっていた。 
「貴方たちが過去や未来と呼ぶものは、本来存在しないのですよ」
 リチャードはそう云って、ステンレスタンブラーに注がれた、冷えたレモンサワーを一口飲んだ。
「あなた方人類は、時間を一方的に進む不可逆的な一本の線だと考えているようですが、本来は点で捉えるべきなのです。分かりやすく例えるならば、世界はいくつもの出来事の集合体です。そして時間の矢はピンボールのように不規則に動き回っている。いま私と話していることも、これが過去の出来事なのか、未来のことなのか、誰にも証明できないのです。何故なら過去や未来は存在しないのですから」
 ああ、物理オタクの虚構混じりの妄言を聞いているだけで、なんだか頭がくらくらする。酔っているからか。それとも俺が数字や機械が苦手な文系人間だからか。
 理系人間の妻を見る。彼女はニヤニヤと嬉しそうに笑みを浮かべながら、つやつやした青い煮豆を飴色の箸でつまみ、旨そうに頬張っていた。
「未来も過去も区別してはいけない。時間とは、あなた方が作り出した単なる幻に過ぎないのです」リチャードは笑う。そして話題は再び愛へと帰着する。
「我々にとって愛とは、個体が自らの遺伝子を後世に残すためのプログラムの一種だと解釈されています。一見敵から子供を守るための行動に思える母親の犠牲的な行為も、考え方を変えれば、古い遺伝子を破棄し、若くて新鮮な遺伝子を残そうとする利己的な行動に過ぎません」
 俺はだんだん愛について語る隣に座る男の無神経な言葉のひとつひとつに、ふつふつとした怒りがこみ上げるのを感じるようになっていた。
 愛とは生物が遺伝子を残すために作り上げたプログラム? 
 娘が死んで哀しかったのは、自らの遺伝子が喪われたから? 
「私は愛について考えるのです。我々が喪った愛の正体は、本当にただの遺伝子のプログラムだったのかと」
 この男が語る言葉全てが嘘臭く、俺を不愉快にさせていた。
「一体、なにが云いたいんだ」
 俺は男を憎しみを込めた瞳で睨み付けた。
「つまり、個体が結局無駄になる遺伝子と知りながらも同じように愛を注いだ場合、その愛は我々が認識していた愛とは別物ではないか、という疑問です」
 その言葉を聞いた途端、俺は理解した。そして血が濁流のように脳髄へ一気に駆け昇るのを感じた。
 妻は喋ったのだ。俺たちの過去を。踏みにじったのだ。誰にも知られたくない辛く痛い哀しみの記憶を。
「こんな見ず知らずの奴に!」
 思わず俺は立ち上がり、男の胸ぐらを掴んで怒鳴っていた。店内がしん、と静まり返る。
「私は本当の愛というものが、どういうものか知りたいんだよ」平然とした表情で、ずれた眼鏡のリチャードは云った。
「一体、何を云っている!」
「君がどんな選択をしても責めはしないよ」
 










 目が覚める。
 隣を見る。微かにへこんだシーツの上にそっと手を触れ、その温もりを感じとる。
 レースカーテンをすり抜けて、新鮮で柔らかな白く眩しい朝の光が、部屋を明るく満たしている。妻は先に起きて朝食の準備をしているようだ。リビングからざあざあと水の流れる音が聞こえる。
 それにしても妙な夢を見た。あれは夢だったのだろうか。妻は妊娠すらしていないはずだ。
 俺はベッドから降り、洗面台で顔を洗い、清潔な白いタオルで拭き、それから歯を磨き、マウスウォッシュで口を濯いでリビングへ行くと、そこには満面の笑みを湛えた妻が立っていた。手には細長い、白い形の妊娠検査薬が握りしめられていた。
 
「パパになるんだよ」
 そう云って妻は俺を抱きしめた。















――――――――――――――――――――――



 俺は居酒屋に向かう。街は浸食されたようなどぎついネオンのランプに満たされ、狭い路を車同士が行き交い、その隙間を埋めるようにして人がぎっちりと埋め込まれていた。幾人もの他者の身体が行く手を阻むように俺の身体にぶつかり、汗、煙草、酒、嘔吐物の臭いを白いシャツに擦りつけて過ぎ去っていく。サイレンが鳴り響き、怒声が響く。心臓の鼓動が激しく高鳴る。冷たい脂汗を額に浮かべた俺は歩みを早める。

 居酒屋の暖簾をくぐって中に入る。店内は混み合っていて、俺は喧騒の間を抜いながら、店の奥へと進んだ。
 そこには当然のように、あの男が妻の隣に座っていた。金木星から来たというあの男が。男は振り返り、笑って云った。

「やあ、待っていたよ。さっそくだけれど、君の答えを聞かせておくれ」

金木星から来た男

執筆の狙い

作者 のべたん。
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※ネタバレ注意

『メッセージ』というSF映画を見たのですが、それに引っ張られたような話の内容になってしまいました……


物語の構造上、内容を理解していただけるのか不安です。

実力不足な作品ですが、感想いただけたら幸いです。

コメント

スカイ画廊の父
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『メッセージ』は私も観ました。あまり類を見ない映画だったので、観ているときはそこまでおもしろいとは思わなかったものの、不思議に忘れられない映画になっています。
 御作はどんな読み方をしても、(ずれた眼鏡の)リチャードの台詞の空っぽさが作品全体を壊しているような感じで、おもしろくはないです。時間が存在しないことは、その分野では昔から了解済みの案件らしく、人間が勝手に考えているに過ぎないことは明白です。愛とか遺伝子云々も語るには浅いことばかりで、いま否定ばかりされてる進化論とかそのへんのことが出てきても良さそうなのに、自然淘汰で異常な遺伝子が排除されない仕組みとか当たり前のことがわかっていないようです。

u
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全体的にみればいいんじゃないですか?おちもきいているし
ただ、この落ち部分をもう少し突っこめば、練れば、作品として奥深くなっていた
愛、遺伝子云々の作者様渾身のww蘊蓄部分が通り一遍どこかで聞いたようなお説ww
冒頭から鼻につく(あたしにはww)スタイリッシュな文体
だったら>咥え煙草に灯をともすワロタ!頭ですよカッコええ文体なのにこの単純ミス興ざめです
練れば良い作になるかも?
罵詈雑言はお許しを
御健筆お祈りします

松岡修子
35.177.138.210.rev.vmobile.jp

『メッセージ』という映画は見たことがありませんが、興味深く最後まで読めました。オチがわからなかったのが残念です。

>俺は店員に瓶ビールを頼み、藍色を帯びた長皿の上に並んだ焼き鳥の中から【ほんじり→ぼんじり】をつまんだ。

>彼は愛について嬉々として語っていたが、その内容は【陳腐な恋愛小説よりわざとらしく】、小学生の恋愛観のように青臭いものだった。
 誰かが語った愛という概念についての内容が「青臭い」のはわかりますが、「わざとらしい」という表現が意味不明です。

>俺は煙草を吸いながら【ぼんやりと←削除】、熱っぽく愛を語るリチャード【「の話」を挿入】に【「ぼんやりと」を挿入】【耳を傾けて→聞いて】いたが、しばらくするとその口から聞き慣れない単語や数式が頻出し始めた。

「耳を傾ける」とは注意して熱心に聞くことなので、「ぼんやりと」とセットで使えません。

>俺は注文した【瓶ビールを傾け、ジョッキグラスに】輝く麦色の液体をとくとく注ぐ。

 居酒屋でジョッキ(持ち手に小指から人差し指までの四本指を入れてジャンケンのグーの形で握る)を使うのは、生ビールを注文した時で、居酒屋で瓶ビールを注文した場合は、ビアタンブラー(小さなグラス)が出てきます。瓶ビールを頼んでジョッキが出てきたことはこれまでありませんでしたが、そういう居酒屋があるんでしょうか? 

 冒頭は『かなりの短文が連続してるな』とは感じましたが、文体は特に鼻につきませんでした。変なクセはなかったと思います。素直でわかりやすい好感の持てる文体だと思います。

松岡修子
35.177.138.210.rev.vmobile.jp

訂正です。

>俺は煙草を吸いながらぼんやりと、熱っぽく愛を語るリチャードに耳を傾けていたが、しばらくするとその口から聞き慣れない単語や数式が頻出し始めた。
 ↓
俺は煙草を吸いながら、熱っぽく愛を語るリチャードの話【を】ぼんやりと聞いていたが、しばらくするとその口から聞き慣れない単語や数式が頻出し始めた。

夜の雨
i114-189-82-112.s42.a027.ap.plala.or.jp

読みました。

面白いです、いくつかよい点があります。

●まず文体です。
ハードボイルド風で味がありました。場面が目に浮かぶ。

●キャラクター
登場人物のキャラクターがわかるエピソードが展開しています。
妻のキャラクターがかなりわかりやすいですが、このキャラクターは娘の死から来ているのですよね。この設定がよかったです。
また、夫も娘の死から妻が一人で飲み歩くようになったということを理解しており、夫婦の哀しみが描かれていて、御作を締めています。

金木星人のキャラクターはわかりにくかったです。

●「金木星人」という設定のドラマ展開。
時間の概念とか遺伝子がどうとか、異星人らしく楽しめることを言っている。
金木星人のキャラクターはわかりにくいと上にも書きましたが、この手抜きの設定から、御作のわかりにくさにつながっているのではないですかね。

ラストまで読んで、「物語の構造上、内容を理解していただけるのか不安です。」これは、理解できませんでした。
ただ、御作ではほかの「文体」とか「キャラクター」とか「主人公夫婦の娘が亡くなった話に結構重みがあり」、「これだけで人間ドラマが成立しています」。

なので、御作の目的(題材、テーマ)が、なんであったのかは、わかりませんでしたが、充分に面白かったです。

●従いまして「御作の目的(題材、テーマ)」これをもう少しわかりやすくして、「主人公夫婦の事情と絡めて」「金木星から来た男」の設定を組んだほうがよいと思いました。


●主人公たち夫婦の内情(娘が病で亡くなった)が伝わってきた。
娘が病で亡くなった話が書かれていますが、このエピソードが掌編に近い御作の内容を深い物にしている。


『メッセージ』というSF映画は、観ていませんが、御作を読んで観てもよいかなと思いました。


お疲れさまでした。

のべたん。
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〉スカイ画廊の父 さま

感想ありがとうございました。

私の時間や進化についての理解が浅はかなため、リチャードの言動が薄っぺらいものになってしまったのかと反省しています。

もっと勉強するか、分からないところはばっさり切り捨てたほうがよかったのかもしれません……

夢酔人
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文章は問題ないと感じました。冗長過ぎず、変な衒いもなく、読みやすいです。もうこのレベルになると文章がとか文法がとか語彙の選択がとかいう初歩のレベルについて云々する必要はないと思います(ケアレスミスは校正、校閲担当がなんとかしてくれますし)。

内容には不満を感じました。
テーマは愛の尊さ、理屈で割り切れない人間の感情、そういったものを表現したかったのだと想像します。
不満を感じた点は、主人公が「堕胎を選択→障害を抱えた子をそれと承知しつつ生み育てる」と選択を変更した場合に感動が得られメッセージが強く押し出されるわけですが、そうなっていない点。
もともと主人公は堕胎を選択するような薄情な人間だった、という情報が読者に与えられていないので、主人公がおそらく出産を選択したと答えるであろうエンディングの場面が生きてきません。
たしかに、冒頭から続く夢の描写の中には、

>娘がこの世に産まれてきたことに意味などあったのか。彼女は産まれてこないほうが、幸せだったのではないか?

と、主人公が堕胎を選択した方が良かったのではないか考える場面があります。しかし「俺」はそうは思いつつも実際には(あくまでも夢の中でですが)出産を選択し、娘が死ぬまで彼女に寄り添っています。夢の中で、「俺」が薄情な人間であるという情報と、薄情な人間ではないという情報の二つが描かれているので、それぞれの印象が相殺されて主人公の薄情感が弱くなっています。

もう一つ思ったのは、読まれたことがあるかどうか知りませんが、このテーマは大江健三郎の『個人的な体験』のテーマと被っています。また森鴎外の『高瀬舟』とも若干被っていると思います。『高瀬舟』の方は積極的な殺害ですが、堕胎も殺害と捉えるなら、殺害による苦痛からの解放というテーマは一緒だと思います。
本作のテーマが尊いものであることは確かですが、書き手が期待されているものの中には斬新さもあると思います。これは読者のわがままというか、言うは易く行うは難いことを無責任に要求する格好になるわけですが、やはり手垢のついたテーマと評されるのはなるべく避けるべきだと考えます。

のべたん。
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〉u さま

感想ありがとうございました。

蘊蓄が通り一遍聞いたことあると感じたのは、私の知識が薄いからです。勉強します。


『咥え煙草に灯をともす』
→咥えた煙草に火をつける

に訂正します。
ありがとうございます。

のべたん。
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〉松岡修子 さま

感想ありがとうございます。

丁寧な添削をしていただき、ありがとうございました。

ぼんじりは、今のいままで、ほんじりだと思ってました……


瓶ビールの描写は、たしかにその通りで、細部にもっと目を気をかけるべきだったと反省しています。



ありがとうございました。

愛&背文
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あわてすぎw
って感じ。
とても深い最新物理学的な考えを小説に落とし込んで面白くするのはかなり難しいし、ある時感じた印象と、その次の日
に感じたものとではかなり変わってきてしまうように思える。
その都度違ったものを書いていく必要はないけど、もっとじっくり推敲したり、もっと調べたり、設定を見直してみたり
する時間こそが作品の深みにかなり直結してゆくように思える。

今作品は、物理的な理屈のような外から与えられる事柄そのものよりも、そういう刺激を受けた人間の反応そのものに
力点を置いているように思うし、そうであるべきだとも思える。作者さんが意図しているのかどうかはわからんけど
最初の設計は大切だし、信念を曲げずに完走することも大切だと思う。書くべき所はじっくり書くべき。
絶対的な分量文字数がちょっと足りてないかなという直接的な感想もわくけれど、そこは濃度の問題でもあるかな。

のべたん。
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〉夜の雨 さま

感想ありがとうございます。

金木星人のキャラクターは、時間や愛についての考えを主人公に教える立ち位置のくせに、私がそれらの理論に対して理解不足だということも、手抜きキャラに見られる理由のひとつかもしれません。


この作品のテーマや構造が夜の雨さまに理解出来なかったのは、単純に私の実力不足です。申し訳ありません。


また、この作品が面白いと感じていただけたのでしたら、当たり前ですが、映画の方が遥かに面白いので是非見て欲しいです。


ありがとうございました。

のべたん。
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夢酔人 さま

感想ありがとうございました。

この作品のテーマは、生命倫理に関わることですので、私自身書いていて暗い気持ちになり、何度か書くのを辞めようかと思っていました。

自らの作品の設定を説明するのは、好ましくない行為と思っていますが、時系列が分かりづらいと思いますので、解説させてください。

端的に言うとこの作品は、タイムリープ物です。

最初の妻から電話がかかってきたシーンを現在とすると、ーーの記号で区切られた以降の描写は、未来の回想シーンです。そして、ーーの記号が出てきて現在に戻ります。
(未来の回想というと奇妙に感じると思いますが)


(現在)娘を失い、悲しみに暮れる主人公に妻から電話がかかってくる。

ーーーーーーーーーー
(回想)
金木星から来たという男が居酒屋で語り合う
主人公は娘を産んだことが正しかったのか悩んでいる。

→ タイムリープして、娘が産まれる前に戻る。


ーーーーーーーーー

(現在) 居酒屋に向かうと、あの時の金木星人がいて、主人公にどんな選択(堕胎もしくは子供を産む)をしたのかと聞いて物語は終了する。


ですのでこれは夢ではなく、実際に起きたことで、主人公は一度目は娘を産むという選択をしましたが、二度目はどういう選択をしたのか、というものです。


大江健三郎の『個人的な体験』、森鴎外の『高瀬舟』は、どちらも読んだことはなく、この機会に読んでみたいと思います。


ありがとうございました。

鈴原
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こんばんわ、拝読しました。メッセージとゆう言葉にひっかかってしまい。

わたしは、御作それほど面白くなかったでした。
特に落ちの部分で、作として完成度が低いこともあります。
解らない落ちを、さらに作者が作外で説明してしまっていることはあまり好ましくないなと思いました。

『メッセージ』では地球人類を遥かにしのぐほどの高度な、そして東洋の行者のような、宇宙人がやってきて、時間の高次な概念を伝えに来る。
そして、その副作用となる悪しき面が主人公である女性科学者の個人的な部分な及ぶとゆう物語でした。
(映画では、細かいデテールに多くアイディアが盛り込まれており。また、まるで悟りを得ているような宇宙人が、禅を示した教本である十牛の図の最後の頁のような言語を示す点も面白いな、と思いました。また、この映画が優れている点は、説明科白が一つもない点なのだと思いました)

御作では、その基本的なアイディアをまるぱくりのうえ、しかもそれ以下に留まってしまっているよに思えます。

しかも、後半で、大きな白い余白を使って、ストーリーを大幅にごまかしている点はとても良くない気がしました。
ここは作者様が書きあぐねる、アイディアがなかったと示してしまっているように見えてしまいました。。

映画では、未来と過去が同期した主人公が、自身の娘が将来死ぬであろう運命を知りながら育ててゆき、その苦悩を知った娘がそんな母に対して怒りをぶつけるも、最後は母親と和解する点がすばらしいのです。

御作では、主人公は最初から娘が死ぬこと知らなかったとゆうところからのスタートである点でありきたりで、
だから、中盤の主人公と金木星人とのやりとりが、とても陳腐に見えてしまいました。

また、御作では、 金木星人は時間の概念についてと、愛情の概念について、2点語るのですが、だから、テーマ性が今一つぶれており、説明がもたついているように思えました。
できればここはどちらか一本に絞った方が、テーマ性が明瞭になって、面白みが増すように思えました。

しかも、落ちは、最初から『メッセージ』ありきなので、『メッセージ』を知らない読者はまるで解らない落ちになってしまうよな気がしました。

ただ、序盤から奥さんと主人公と娘の関係性を踏まえたうえで、奥さんは魅力的に描けているし、話の滑り出しはよいなと思いました。
また、作者の意図は不明なのですが、『金木星人』の語呂合いは金木犀にかかってもいるように聞こえる音が良いように思えました。

夢酔人
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再訪いたしました。
「俺」はこの得体の知れない宇宙人に娘が死ぬまでのつらい過程を二度経験させられたということでしょうか?
笑いながら

>「やあ、待っていたよ。さっそくだけれど、君の答えを聞かせておくれ」

こんなセリフを聞かされたら問答無用で顔面に一発お見舞いしますね、自分なら。
「人は病によりすぐに死ぬ運命の自分の子供にも愛を注げるのか?」という疑問に答えを出したい宇宙人が、動物実験みたいなノリでやっていることですから。
この宇宙人はなぜこんなに非情で無防備なのか(非情なのは「そういう生き物だから」と言われればある程度納得できますが)。そして主人公がこの自分や家族に対する理不尽な侮辱、いや暴力に対して、なぜ怒りを露わにしないのか?
テーマとは無関係なこのような疑問が立ち上がって来ます。
宇宙人によるあり得ない暴挙と、わりと素直にそれを受け止める主人公、そしてその主人公の底抜けの素直さを信じているため彼に対して安心しきっている宇宙人。
不自然に感じます。

>「君がどんな選択をしても責めはしないよ」

このセリフの後にタイムリープが起こるわけですが、それらしい描写が一切ないのにタイムリープが起こったと理解するのは難しいと思います。その前の宇宙人による時間概念に関するウンチクをヒントにしてそれが起こったと読み解くのは厳しい。その後に

>それにしても妙な夢を見た。

というミスリードまであるのでなおさらです。宇宙人という非現実的な存在が出てきている時点で現実だと信じるハードルが高いのに、タイムリープを思わせる具体的な描写もなく、ミスリードまであるので、これは読解の難易度が高すぎます。わかりやすさとわかりにくさのバランスの取り方に問題があると感じました。

のべたん。
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愛&背文 さま

感想ありがとうございました。

〉とても深い最新物理学的な考えを小説に落とし込んで面白くするのはかなり難しいし、ある時感じた印象と、その次の日に感じたものとではかなり変わってきてしまうように思える。

ご指摘された通り、作品には私の知識不足と設定の甘さが出ていて、全体的な力不足を感じます。分量も足りていなかったと感じます。


ありがとうございました。

偏差値45
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>『メッセージ』というSF映画を見たのですが、それに引っ張られたような話の内容になってしまいました……

知らない。

>物語の構造上、内容を理解していただけるのか不安です。

理解はしていないです。

>実力不足な作品ですが、感想いただけたら幸いです。

金木星から来た男、、、、。これは悩みますね。事実を述べているのか、冗談で言っているのか。分からない。現実ではありえないことですから、冗談だと解釈しても不思議ではありませんからね。

>「パパになるんだよ」
 そう云って妻は俺を抱きしめた。

ここはどう解釈すれば良いのでしょうか。
過去に戻ってしまったのでしょうか。それとも、再び妻が妊娠してしまったとも解釈できます。

オチは分かりませんでしたね。
たぶん、物語をきちんと理解していないのでしょう。

のべたん。
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鈴原 さま

感想ありがとうございました。


〉御作では、その基本的なアイディアをまるぱくりのうえ、しかもそれ以下に留まってしまっているよに思えます。


私もそう思います。
私の知識不足もそうですが、映画に影響受けすぎてしまったかもしれません。




〉しかも、後半で、大きな白い余白を使って、ストーリーを大幅にごまかしている点はとても良くない気がしました。
ここは作者様が書きあぐねる、アイディアがなかったと示してしまっているように見えてしまいました。


アイディアがなかったと言われてしまえば、それまでで、返す言葉もありません。

ご指摘のいただき、ありがとうございました。

のべたん。
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夢酔人 さま

再訪していただき、申し訳ありません。

作品には、視点が現在に飛んだり未来にいったりと、理解し難い部分があり、それは分かりやすく出来なかった私の責任です。

〉わかりやすさとわかりにくさのバランスの取り方に問題があると感じました。

この指摘は、とてもしっくりきました。
情報を隠しすぎた気がしています。

ありがとうございました。

のべたん。
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偏差値45 さま

感想ありがとうございました。

内容が理解出来なかったのは、作品を書いた私の責任なので、今回皆様から頂いたご指摘を糧にしていきたいです。

ありがとうございました。

ご利用のブラウザの言語モードを「日本語(ja, ja-JP)」に設定して頂くことで書き込みが可能です。

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