作家でごはん!鍛練場
ARAKI

ぬいぐるみ

 父さんに暴力を受けた体勢のままで、しばらく私は動けなかった。両手で顔を覆い、しゃがんだまま俯いて卵のように体を丸くさせた状態だ。
 それからゆっくりと力んでいた体を脱力し、壁に背を当てて足を伸ばした。
 痛みの引かない頭を押さえてみると、殴られた数箇所が膨らんでたんこぶになっていた。他には踏みつけられたお腹が痛いし、壁にぶつけられた衝撃で首を曲げようとするとすごく痛む。
 ただこんなことは威張る事じゃないけど、以前に比べたらやられ方がずいぶん上手くなったと思う。
 最初の頃は顔に痣がたくさんできていたし、目の上がよく腫れて学校でまわりに隠すのが大変だったものだ。泣き叫ぶと余計に父さんを刺激して殴られることもわかってきた。
 だから最近では顔を両手で覆って暴力に備えるようにしている。最初は不気味がられて以前より殴られたけど、慣れてきたのか最近ではそのことについて何も言われない。
 顔を傷つけられるとなかなか腫れがひかないし目立つので避けたかった。父さんをかばうためではなく、これ以上父さんを怒らせないためにそうしている。
 もう一つ理由があった。それは単純に中学二年生の女の子なら誰でも考えそうなこと。ただ顔を傷つけられたくないという理由だった。
 一年前に母さんが亡くなってから、私は父さんと二人で暮らしている。その生活から半年、父さんは私に暴力を振るうようになった。
 嵐が去った後のように私の部屋は荒れていた。机の上にあった筆記用具や教科書は床に散乱し、倒れた本棚からは大量の漫画や小説が吹き出ている。
 全身が傷みを訴えていた。タンスの上にある救急箱を取り出そうかと考えたが、特に擦り傷などはなかったので出さないことにした。たんこぶや痣、内出血なんかは治療法がよくわからないので、自然治癒に任せておく事にしているのだ。
 今日はもう疲れたので片付けは明日にしよう。そう考えて部屋の電気を切ろうとすると、机の上の棚に置いていた、埃を被った茶色いクマのぬいぐるみに気付いた。なんだか目が合ったような気がしたのだ。
 机の前に座ったとき、もともと視界に入る位置にあるのでそこに置いてあることはずっと前から知っていた。あって当たり前の空気のような存在。小学校の入学祝いに父さんにもらった唯一のプレゼント。忘れられない大切なもの。でももうぬいぐるみで遊ぶ歳でもないし、その嬉しかった感情はゆっくりと風化してしまっていた。
 昔から私に興味のない父さんはこのぬいぐるみをどういうつもりでくれたのだろう。あんなに大切にしていたのに、今では私に暴力を振るう男の手下に見えて少しだけ憎たらしく見える。
 でも、私は父さんが好きだった。父さんは整った顔をしている。その美しい顔が私は好きなのだ。

 ある晩、酔っ払った父さんが帰ってきて寝ている私を叩き起こした。
 その日の父さんは特に機嫌が悪かった。働いている自分より先に寝ている娘のことが気に入らなかったらしい。
 いつものように顔を殴られないように両手で隠していたのだが、そのことを許しはしなかった。仰向けに倒れた私に馬乗りになって、両手を顔から剥がそうとするのだ。私がむきになって力を入れると、さらに強い力で手を退かされた。
 私の右手を左手で押さえ、左手を右足で踏みつけた父さんは空いた右手で私の顔を何度も何度も殴った。
 いつもは無抵抗に攻撃を受けるのだけど、顔は殴られたくなかったので、何度もやめてと言った。でもそのせいでよけいに父さんを怒らせたのだろう。いつも以上に殴られて、鼻が折れて曲がり、鼻血で私の顔は血まみれになった。
 もう開いている病院もないと思ったのでそのまま寝ようとしたが、痛みと悔しさでなかなか眠れなかった。
 なんでそうしたのかは覚えていない。気がついたら机の上にあるクマのぬいぐるみをベッドの上に叩きつけて何度も何度も踏みつけていた。
 向かいの部屋から低いうめき声が聞こえた。その直後、急な腹痛を訴えて父さんは救急車で病院に運ばれた。

 ある日、朝食を食べている時のことだ。私は修学旅行に行くお金が必要なことを父さんに言った。
 今にして思えば、修学旅行など我慢して行かなければよかったのだが、担任の教師の「中学校最後の思い出」というフレーズに魅かれてどうしても行きたくなったのだ。
 しかし父さんは、その時残業続きですごく機嫌が悪かった。私の訴えを聞くと、テーブルを激しく叩き、獣のように声を荒げた。今までにないくらい怒っているのがわかった。本当に怖くて声を出すことすらできなかった。

 私の顔はもう元に戻らないくらい壊された。
 目元は大きく腫れ上がり、鼻は潰れ、前歯が二本抜けた。
 友達から羨ましいと言われていた整った私の顔。私に告白したクラスの男子も美人だと言ってくれた顔。とても気に入っていたのに。それだけが自慢できるところだったのに。
 もうクラスの誰も私と仲良くしたいとは思わないだろう。壊れたお面みたいな顔の私とは。
 洗面所の鏡を覗き込んで泣いた。その泣き顔がとても醜くて、いつまでも泣き続けた。
 私が何をしたと言うのだ。美しい顔を壊した父さんに殺意に近い感情を抱いた。
 父さん、好きだったのに。私の綺麗な顔は父さんに似ていたからだ。それだけで満足していたのに。でも今は違う。私をこんな風にした。憎い。
 仕返しをしようと思った。
 部屋に戻って茶色いクマのぬいぐるみを探した。机の上の棚にあったぬいぐるみをそっと抱きかかえて机に置くと、器用に座っているクマが喜んでいるように見えた。ただの黒い眼の部分に感情などないのだがそう見えるのだ。
 私はこのクマのぬいぐるみをぼろぼろに切り裂いてやろうと思っていた。でも無邪気な瞳が「遊んでくれるの?」とこっちを見ているような気がして、なにもできなくなった。
 ぬいぐるみを元の場所に戻してまた泣いた。なんだか心まで醜くなってしまった気がしたのだ。
 どこかで鳴き声がした。
 とっさに声のする方を見る。時々庭に来る野良猫だった。
 その時窓ガラスに見慣れない醜い顔をした女が映った。目元は大きく腫れあがり、アザや出血で赤く染まった肌は痛々しく化け物のようだ。そのくせ正面にある上の歯は二本欠けていて、間抜けで気持ち悪い。見ているだけで不快になる最悪の顔だ。これが私の顔。
 一瞬、頭が燃えるように熱くなり、私は考えを改めた。
 ぬいぐるみを持ち上げると、彼の左腕を触った。生地は丈夫だが腕は結構細く、これならはさみで切り落とせる。私はそう判断した。
 ぬいぐるみの体を押さえつけてはさみを動かした。一度切り込みができてからは早かった。切り口はどんどん広がり最終的に腕がちぎれ、切り口から白い綿が覗いた。ちぎれた腕はゴミ箱に押し込んだ。
 左腕を失くしたクマは悲しそうに私を見ていた。なんでこんな子供のようなことをしてしまったのだろう。私は怒っていたとはいえ、自分のした幼稚な仕返しを少し後悔した。
 その連絡があるまでは。

「君のお父さんが作業中の事故で左腕を切断した」

 会社の上司からの電話だった。父さんは材木の加工会社に勤めていて、その工場では指や腕がとぶなんて話は聞かないわけではなかった。でも今回の事故は偶然ではないのかもしれない。
 体中から冷たいものが流れ、ぞっとした。恐ろしくなって、急いでクマのぬいぐるみの切り口を縫いとめた。針を持つ指が震えて時間はかかったが、なんとか綻びもなく上手く縫うことができた。
 それからようやく父さんの運ばれた病院に向かった。こんな顔は誰にも見せられないと思って、帽子を深く被って行った。
 私が病院に着いたころには傷口の縫合も無事に終わり、出血も止まったそうだ。命に別状はないと言う。会社の人がそう教えてくれた。
 父さんは手術を終えたあと、眠っているというので病室の前で待つ事にした。
 結局、面会時間が過ぎても父さんは目覚めなかった。会わなくてすんだので、本当は少しだけ安心していた。私のことを怒っているのではないかと考えていたからだ。

 顔の腫れが引き、美容外科の通院を終えたころ、私の顔は元通りとはいかないまでも、以前に近いものに戻っていた。鼻もそれなりに見えるし、抜けてしまった前歯は差し歯になってしまったが、見た目には気付かれないほど精巧なものだ。
 私は後悔していた。‪一時‬的な感情で父さんを傷つけてしまったことを。もう二度と腕はくっつかないのだ。
 自分のやったことが怖くて、父さんの変わりにクマのぬいぐるみに何度も謝った。そしていままで放っていた事を反省し、溜まっていた埃も払って綺麗にした。
 これを父さんだと思って、普段から家にいる時は近くに置いていつでも一緒にいるようにした。
 最初はぬいぐるみなんて、と自分が小さな子供みたいで照れることがあったが、次第に昔のような愛着がわいてきた。食事中もお皿に玩具の料理を用意して、テレビを見ている時も、ぬいぐるみがちゃんと見えるように小さなクッションに座らせた。
 寝る時もぬいぐるみを枕元に置いて一緒に寝るようにしていた。父さんの腕が取れる夢を見て恐怖で目が覚めることがよくあったからだ。そのあと震えが止まらなくなるのだが、ぬいぐるみを抱くとなぜだか安心して眠る事が出来た。
 いつもそばにいるそのぬいぐるみは、いつの間にか本当に家族のような存在になり、昔のように父さんと仲良く過ごしているように思えてなんだか嬉しかった。
 
 学校が終わるとなるべく父さんのお見舞いに行くようにしていた。その時に気付いたことがある。
 最近父さんは優しくなった。もちろん暴力も振るわなくなったし、ちょっとした態度や会話、挨拶なんかに思いやりを感じるのだ。
 そのことでようやく思い出した。
 父さんは私に興味がないのではない、もともと無口で照れ屋なので、わかりやすい言葉で表現などしない人だったのだ。
 小さな頃泣き虫だった私をいじめっ子から救ってくれたのは、たくさんのアドバイス等ではなく、「負けるな」という父さんの力強い一言だった。
 小さな体でランドセルを背負っていた頃のように、私は久しぶりに父さんに甘えることができるようになった。 
 ある日病室で本を読んでいると、父さんがどうして私に暴力を振るうようになったのかを教えてくれた。
 それは無関心だったからできたことだと言う。乱暴な男の子が女の子の人形やぬいぐるみを乱暴に扱ったり、意味もなく叩いたりすることがある。それに似た感覚で、関係の無い無関心なものを傷つけるように父さんは私に暴力を振るっていた。
 それが最近、娘と仲良く触れ合っている感覚を思い出して、ようやく気付けたというのだ。娘が人形やぬいぐるみとは違う熱のある生き物であり、大切な家族であるということに。
 私はその言葉に腹が立たなかった。笑って父さんを許すことにした。なぜならある仕組みを理解したからだ。
 家に戻ったあと、私は部屋にいるクマのぬいぐるみを見て微笑みかけた。

 父さんが退院の日だった。これからもリハビリのために通院はするが、とりあえず今日から家に帰れる事になった。
 当分の間は労働災害の補償給付で生活していけると父さんは言っていた。これからどうするかはもうしばらく休養を取ってから考えるらしい。
「おまえに話しておきたいことがあるんだ」
 病院の近くの喫茶店、父さんの横には何度か見たことのある若くて綺麗な女の人がいた。
 父さんはその女の人と再婚するそうだ。彼女は父さんの世話をしていた看護師だった。そういえば二人が仲良く話しているところを私は何度か見かけていた。
 清楚で品のある彼女を初めて見た時、私は純白という言葉が思い浮かんだ。今もイメージ通りの白いノースリーブのワンピース姿でとてもよく似合っている。
 私がストローを混ぜると、注文したレモンスカッシュがたくさんの気泡を生み、すべて音を立てて消えていった。父さんは苦そうにコーヒーをすすり、女の人は私の顔を真剣な表情で見つめていた。
 私は小さくうなずいて新しいお母さんを歓迎した。変な気分だったが、嬉しくなって思わず笑ってしまう。私はこの綺麗な女の人が気に入ったのだ。家に招いてもっと話がしたいと提案すると、彼女も喜んで応じてくれた。
 私の好意的な対応にその女の人は思わず涙ぐんでから本当に嬉しそうな顔をした。お父さんも幸せそうだった。
 美しいお父さんとお母さんを手に入れた私も幸せだった。だからみんな幸せで、本当に良い家族だと思った。
 部屋を片付けたいからと言って私だけ先に家に帰ることにした。

 家に帰ってから私は最近あったことをお母さんに報告しようと思った。仏壇の前に座って話しかける。
「お母さん、新しいお母さんができたんだよ、今度は上手くやっていけるかな?」
 前のお母さんの顔を思い浮かべた、醜いお母さんの顔を。目は離れ極端に釣りあがり、潰れて突き出した豚のような鼻。垂れた頬に、肉がたっぷりとついて丸みを帯びたあごのライン。小さくて太っている体型から、友達には影で豚と呼ばれていた。見ていると気持ち悪くて、同じ家族というだけで恥ずかしくて、悲しくなった。
 どうして父さんはこんな醜い人と結婚したのだろう。不思議でしかたなかった。小さなころからあの人の血が私にも流れていると思っただけでぞっとした。
「お母さん、新しいお母さんはすごく綺麗な人なんだよ。だから上手くやっていけると思うんだ」
 今度こそ私は本当の家族を手に入れたのだと思った。前のお母さんは綺麗な顔の私とお父さんには決して相応しくない。本当の私のお母さんは若くて綺麗な人が相応しい。
 部屋を片付け終えてすぐ、ちょうどいいタイミングで父さん達が帰ってきた。私はこれから一緒に住むことになる新しいお母さんに部屋を案内した。玄関、台所、応接間、二階の父さんの部屋、お母さんのいた部屋、私の部屋。
 自分の部屋を見せるのは少し恥ずかしかったが、とても綺麗で可愛い部屋だと言われて嬉しかった。調子にのって中に招き入れると彼女は机の上にあるぬいぐるみに気付いた。
「このぬいぐるみ、かわいいね。二匹並んでて、夫婦みたい」
「今まで一人ぼっちだったから最近新しいの買ったんだ。こっちの白い方がお母さんなんだよ」
 私は笑った。新しいお母さんも笑っていた。
 お父さんの呼ぶ声がして、その女の人は先に階段を下りていった。
 私はいつまでも笑っている。だって可笑しかったから。
 新しいお母さんは気付かなかった。白いクマのぬいぐるみが茶色のクマの右側にいて、左腕が無いのを隠していたことに。
 私は思い出していた。
 おとうさんにもらったクマのぬいぐるみは最初二匹いたことを。茶色と、黄色のぬいぐるみが仲良く包装された箱に入っていたこと。
 そしてこれは誰にも言わないつもりだった。
 なんだか不恰好で、可愛くない黄色い方のぬいぐるみを庭で燃やしたら、会社が火事にあって、お母さんが死んでしまったことを。

ぬいぐるみ

執筆の狙い

作者 ARAKI
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だいぶ前に書いたホラー物を手直しして載せました。粗はあるかもしれませんが、感想等あればお願いします。
尺が短いのは意図的ではありますが、書き足りていないかも知れません。
狙いとしては以前投稿した際に、ラストの部分がわかりにくかったという指摘があり改善したつもりです。

手直し前の今作を朗読して頂き、挿絵を入れて動画を作っています。
よろしかったらご覧ください。
https://sp.nicovideo.jp/watch/sm9124351

コメント

夜の雨
i223-216-201-83.s42.a027.ap.plala.or.jp

ARAKIさん、「ぬいぐるみ」読みました。

ホラー作品ということですが、サイコ系が少し入っていたと思います。
ホラー味もしっかりとありました。
導入部から執拗に主人公は父親に顔が破壊されるほど暴力を振るわれていました。
この描写がしつこく続いていたのが、のちの展開に生きています。
暴力の場面が少なかったりあっさりとしていれば、御作はホラーにはなっていなかっただろうと思います。
小説にしろ、読み物にしろ、ドラマにしろ、映画にしろ、やはり伝えたいものは、しっかりと伏線を張る必要があるようです。
御作の場合は「暴力」です。
父親の暴力が執拗だったので、そのあとの父がプレゼントしてくれた「ぬいぐるみ」に八つ当たりする主人公の気持ちに「説得力」が出てきます。
そして八つ当たりされた「ぬいぐるみ」は主人公によって腕を切断されるのですが……。
父親が職場で事故に遭い、ぬいぐるみと同じ目に遭う。

切断された父の腕は元通りにはならなかったが、命に別条がなくて、優しくなった。
それは主人公がぬいぐるみの腕を切断したことを後悔したこが間接的に父に伝わったのかもしれないが、父は娘に暴力をふるっていたことを後悔していた。
父と仲良くなった主人公は新しい母になる女性を紹介される。
看護師で父の世話を焼いてくれた人だった。
彼女が主人公の家にやってきたとき、主人公は自分の部屋を見せた。
ぬいぐるみは二匹になっていた、父のぬいぐるみに新しい母のぬいぐるみを添わせたのだ。
これで、ハッピーエンドになるわけなのだが、実は、このラスト、とても怖いことが、わかるオチになっていました。

このオチの付け方が素晴らしい。予想していなかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

話も分かりやすいし、描写等もしっかりしていて、父の暴力には、読んでいて怒りすらわきましたが、ホラー作品なので、この執拗な暴力は必要でした。
ストーリーに説得力がありました。
サイコになっていると書いたのは、父の暴力が半端じゃなくて、「精神異常」と解釈するほどひどかったのと、何やら、このまま終わらないだろうという流れが御作にはあったからです。
それが、御作に少しサイコの味付けをしていたのではないかと思いました。
本格的なサイコにするのなら、父の異常さに「精神異常」の「不気味さ」みたいなものを演出すればよいのではないかと思いました。


まあ、なんといっても一番怖いのは主人公でした (((( ;゜д゜))))アワワワワ。


お疲れさまでした。

えんがわ
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>ぬいぐるみ

あああ。痛いです。痛い。
暴力の描写が実にリアルで、痛さが伝わってきて、読むのが辛い部分もあるし、それが却って読み進めるパワーにもなってるよなー。
それで主人公が可哀そうないじめられっ子なら同情するようなそういう寒い話になっちゃうけど、主人公は主人公で美しいものへのあこがれが強すぎるというか、コンプレックスのような苦みがあって、それがこう、話がどう転ぶか分からないで、最終的に醜いものへの大きな嫌悪によるあのオチという。

そういう凄く自然に流れながらも、見事に展開するストーリー構成。
うわー、感嘆してしまうし。魅了されて読了って感じです。

実は読んでいる時に予想したのは腹パンチ、腕切断から、もっと激しい傷つけていくそういう展開かなって思ったら、意外とハッピーな感じになって、「あれ?」っていう感じになったけど。

暴力で傷ついていて不幸な娘が、父親を大きく傷つけて怪我させることで、物事がハッピーに展開していくっていう、そういう物語自体のきしみのパワー、ゆがんで、うううってなっちゃうけど、それでも納得してしまうそういう各人物の性格とかの造形、大げさに言えば世界観みたいなもので、それはとても面白いです。

んー、ここで一応ちゃんちゃんとハッピーだけど、やっぱり人形があって、これから娘次第でさ、すごく陰惨で暴力的な展開もあるかもしれないなー、でも幸せよーるんるん、みたいな、そのどろっとした含みのあるエンディングはとても好きです。

その続きを読みたい気もするけど、それを読者が想像させる、そういう作りなんでしょうね。
この続きは書くならかなりの筆力もいるし、野暮ったい部分はあるよね。

あとは、父親に暴力を受けている娘だけど、そのDVのきっかけが母親の死とかだったら、ものすごく、こう来るけど。
ここらへんはどうかなー。わかりやすく書き過ぎてしまうとそこも野暮ったくなるから、そうも思えてしまうところがいいんでしょうね。

うーん。もう一つ。ホラーというジャンルを頭に入れてないと、最初の三連続あたりの父親の暴力描写が、心に辛すぎてそこで逃げちゃう読者もいる気はします。自分は逃げ腰になってしまった。
でもそれは省けないところだとも思います。となると、なにか少し中休みのエピソードを加えて挟むとか。でもそうするとボリュームが大き過ぎちゃうか。

とかなんか考えたりしたけど、今作はそういう自分の考えたものが無い方がバランスが良いだろうし、一つの作品としてとてもパワーもあるし、身に詰まる迫真性があって、エンタメ性もあると思います。


あと、動画も見ました。自分もFlashとかこういう短編アニメとか観る方だけど、その原作を抜きにしても動画作品として、文も朗読も絵も音楽も、ちゃんと一つの世界を作っていて、すごく良かったです。

いいものを読ませていただきました。
ありがとです。

上松 煌
p5943092-ipngn27701marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp

ARAKIさま
 拝見しました。
冒頭から、おれには受け付けられない話でした。

   >> 私の顔はもう元に戻らないくらい壊された。 目元は大きく腫れ上がり、鼻は潰れ、前歯が二本抜けた。 友達から羨ましいと言われていた整った私の顔。私に告白したクラスの男子も美人だと言ってくれた顔。とても気に入っていたのに。それだけが自慢できるところだったのに<<

 継父でなく、実の父親が娘にこれほど暴力を振るうものでしょうか?
これは完全に弱い者いじめであり、男たるもの、父たる者の行動ではありません。
これは日本の話ではないのかも?と思いました。
日本人の両親は子供に理解がありすぎ、友達のように振る舞いたがる。それでしつけが出来るのか疑問だ、と欧米の人々に不思議に思われているのを以前に読んだことがあるからです。

それにこの娘の母に対する嫌悪感。
母が醜いと憎いですか????
恥ずかしいですか????
暴力をふるう父はイケメンだから自分と同類だから許せるのですか????
ホラーとしても、人としての心を持たない主人公に疑問がわき、感情移入できませんでした。

 それに腹痛の父親のレスキューに来た救急隊が、顔が変わるほど殴られた主人公を無視で父親だけを病院に運ぶことなどないですね。
「顔をどうしたの?ぶたれた?お父さん?」と真っ先に質問攻めになるでしょう。

 顔の美醜で友達が出来る出来ないの記述もあり、また、うっぷん晴らしのためにぬいぐるみを破壊するという行動も醜悪でした。
自分の気晴らしのために物に当たるというのは、愚かで底辺の者のすることです。
人間には自制心があるのです。
ホラーだとしても不快でした。


   >>お母さん、新しいお母さんはすごく綺麗な人なんだよ。だから上手くやっていけると思うんだ」<<
 今度こそ私は本当の家族を手に入れたのだと思った。前のお母さんは綺麗な顔の私とお父さんには決して相応しくない。本当の私のお母さんは若くて綺麗な人が相応しい。
   >>美しいお父さんとお母さんを手に入れた私も幸せだった。だからみんな幸せで、本当に良い家族だと思った<<

 馬鹿か??
人の幸せは金でも美醜でもありません。
相手を思いやる心と行動、相手を喜ばせる心と行動、本当に好きなもののためには自分を犠牲にする心と行動こそが幸せの礎です。

ホラー以前に、この作品を書く以前に、あなたは人としての心と行動を学ぶべきと考えます。

夜の雨
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再訪。

御作には主人公の「美しい顔立ち」に対する憧れみたいなものが基本設定にあるわけなのですが、その伏線があまり書かれていませんね。
父親がイケメンで娘である主人公が美人という設定になっています。
娘が美しい顔に憧れているのなら、「鏡」を見るシーンとか、化粧とか、服装にこだわるとか。
美人だと将来どんな得をするかとか、夢のような想像をしている伏線を張っておいた方が良いのではないかと思います。
そして醜いものは嫌いとか、悪だとか、そういうことをさりげなく伏線として張っておくとか。
だけど主人公はその美しい顔を父親に暴力で傷つけられています。
この傷つけられるということに耐えられるのか、自尊心が。
というあたりも、描くのがむつかしいですね。

ちなみに動画は観ていません。
ニコニコはログインしないと観れないのでは。

ARAKI
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夜の雨さん

読んで頂きありがとうございます。

おっしゃる通り父親はかなりサイコ野郎ですね。
元々の気性にプラスして、娘がぬいぐるみを埃まみれにしてぞんざいに扱っているのでこうなったという設定なのですが、そう言われてみるとかなりヤバイ父親ですね。
さらに言えば親子共々かなりヤバイ性格ですが。

今作はオチの部分に面白みが集約されていると思うので、その辺にあえて触れずに感想を書いて頂きお気遣いありがとうございます。流石ですね。
また、オチを褒めて頂きありがとうございます。

実は今作、手直しはしたものの約十二年前にも卯月さんに感想頂いています。(流石に大量の作品を読んでいて、しかもそんな大昔のことは覚えていないでしょうが)
そう思うとなんだか感慨深いものがあります。
その時に当時感想頂いたもう一人、うりぱぱさんにも読んで頂けたらと思うのですが。

執筆の狙いの最後にあるアドレスはニコニコ動画にリンクしています。
アプリや登録等は無しで見れるのですが、もしよろしければ、ラスト4〜5分でもいいので見て頂けたならオチはわかっていても朗読とイラストの効果で多分ゾクっとすると思います。

時間があればでいいのですが、厚かましいお願い失礼しました。

感想とても励みになりました。
ありがとうございます!

えんがわ
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ううう、ちっと自分も便乗して書き加えときます。
横やりになってしまいますが。

上の上松さんのこの意見は確かに真っ当だと思うんです。
自分はこういうのもその曲がった感じの価値観とか暗部も書いても良いかないうのもあるのですけれど、その上松さん的なそのちょっと固く見えるけどしっかりとしたその倫理的な視点というのは、どうしても批判としてあったほうがバランスはとれるような気がします。

その前に自分が全肯定的に「良いですよー」と書いてしまったので、なんかそこらへんを上手く中和してくれたようなコメントでありがたいです。

暴力描写を筆が乗って書いたような、そこらへん気持ちよさも感じるかもしれないけれど、筆が乗りすげてしまうと怖いし、あるていどこう、自分の中でも痛みを共有して歯を食いしばりながら書くというのも一つの道だし。
そうするとエンタメからは外れるのもわかるのだけど。
そのなんかホラーなエンタメとしての快楽の暴力を肯定し過ぎる、その寂しさというのはある。ような気がする。

色んな道があるし、この作品の道も良いと思うんだけど、絶賛の声とかで調子に乗っちゃうというか、浮かれすぎてしまうのは危ういのかなって気がして。

それで自分の感想はそうさせてしまう危険を感じたので、なんかうまく言えなかったんだけど、追記です。

ARAKI
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えんがわさん

読んで頂きありがとうございます。

暴力の描写が序盤から続くなか、諦めずに読んでもらい嬉しく思います。

予想を裏切るような展開になったとのことで少しニヤリとしました。

あとはいくつか挙げて頂いていますが、尺の短さも相まって、読者に委ねて説明不足になっている点はまだまだありますね。それの取り方によって評価も分かれそうな作品ですが。

あと確かにニコニコ経由のメッセージで続き見たいというコメントは貰ったことがあるのですが、単純に続きは考えてなかったですし、えんがわさんのおっしゃる通り凄く難しいです。展開をどうにでも広げられるし、小さくまとめるとショボくなので。

また動画を見て頂きありがとうございます。世界観を作っていると言って貰えてほんと嬉しいです。
僕は小説にももっと色々なアプローチがあっていいと思うので、これも一つのあり方だと思ってます。
そうすると、小説の文体のあり方や、サイズ、内容なんかも変わってくるのでそういうのに特化していくのも面白いと思っています。

以前読ませて頂いた、えんがわさんのAAを取り入れたアプローチなんかも本当に面白いと思ったし、完成度が高まればとても素晴らしいものになると思いました。

こちらこそ励みになりました。ありがとうございます!

夜の雨
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「子供虐待のニュース」で検索すると、こんな日本もあるのかと思うだろう。
まあ、日常茶飯事で、親の子供への虐待はあるわけなので、いちいち検索をする必要もないと思うが。

小説を書く場合、問題は、説得力である。
虐待する者が、どうしてわが子を虐待するのかの説得力があるのか。

説得力があれば、何でも書ける。

御作の場合は、その説得力が弱いです。
ただ、御作は短編なので、虐待の背景を省いているのだと思う。
省いて、ホラーの部分を中心に描いた、だから、今回のような構成になった。
もっと長くなるのなら、しっかりと虐待の背景を書くとよいと思う。

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動画観ました。

すごいなぁ、小説と違って「朗読は声優さんがやっていて、声に色気がありました」「絵がまたうまい、単純なイラストではなくて絵画に近い、特に実の母親が、ドンピシャで描けている」「なので、ARAKIさんの『ぬいぐるみ』の小説が生きてくる」「ラストに流れる音楽が良い」「また、動画が進行する間中、横から動画を見ている者の書き込みが流れていくのが、結構笑える」

良かった。

ARAKI
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上松 煌さん

読んで頂きありがとうございます。

>冒頭から、おれには受け付けられない話でした。
 継父でなく、実の父親が娘にこれほど暴力を振るうものでしょうか?
これは完全に弱い者いじめであり、男たるもの、父たる者の行動ではありません。

おっしゃる通りですね。
夜の雨さんとえんがわさんの感想にも書いたのですが、尺を短めにすることによる説明不足と、今作は解釈を読者に委ね過ぎてしまっている部分があるので、そう感じたのだと思います。
僕の考えとしては、気の短い父親がぬいぐるみを大事にせず埃まみれにして扱っている状態が続いたので、性格以外の別の力が父親き働いてこのような暴力に出たという設定なのですが、そのことは書けていませんし、文章で伝えることが出来ていないので不足点です。


>それにこの娘の母に対する嫌悪感。
母が醜いと憎いですか????
恥ずかしいですか????
暴力をふるう父はイケメンだから自分と同類だから許せるのですか????
ホラーとしても、人としての心を持たない主人公に疑問がわき、感情移入できませんでした。

これに関しても感情移入できないというのはおっしゃる通りです。
この点は、漫画などの記号的なキャラ設定から文章にしているので、移入出来ないのはごもっともかもしれません。(そんな人間は実際にはいない、でも漫画のキャラならいそう。という感じです)


>それに腹痛の父親のレスキューに来た救急隊が、顔が変わるほど殴られた主人公を無視で父親だけを病院に運ぶことなどないですね。
「顔をどうしたの?ぶたれた?お父さん?」と真っ先に質問攻めになるでしょう。

この部分も詳しく書いていないのですが、決定的に顔を壊されるまで、一時的にカッとなってはいるものの主人公は父親を嫌っていません。また、ぬいぐるみの秘密にもほとんど気づいている状態です。(最終的に主導権を流れるのは自分です)さらに怪我のことを周りに気付かれて父親に怒られないように行動しているので怪我は見られないように動いています。
ただこれも書き切れていないので反省点です。

以下主人公の行動が理解出来ないのも、漫画などの記号的なキャラ設定から文章にしているので、移入出来ないものだと思いました。

今作の問題点をいくつも考える機会を作る感想を頂きありがとうございました。参考にさせてもらいます。

ARAKI
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夜の雨さん

再訪ありがとうございます。
返信が少しすれ違ってしまいました。

主人公の美意識に関する伏線は考えてみたいと思います。

子供の虐待に対する説明不足も指摘ありがとうございます。

動画を見ていただきありがとうございます。
朗読は当時ニコニコ動画で週間再生数一位を取るような動画を上げる大人気の方で、イラストもワンピースのキャラを書く動画を書いたものが人気でのちにプロのイラストレーターになられているので、自分なんかが声をかけて無償で協力してくれたのは本当にラッキーでした。運良く作品を気に入って貰えたみたいです。
動画編集は僕がやったので音楽を選んだりはしたのですが完成度は二人のおかげです。

色々とご進言頂きありがとうございました。

ARAKI
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えんがわさん

再訪ありがとうございます。

>上の上松さんのこの意見は確かに真っ当だと思うんです。
自分はこういうのもその曲がった感じの価値観とか暗部も書いても良いかないうのもあるのですけれど、その上松さん的なそのちょっと固く見えるけどしっかりとしたその倫理的な視点というのは、どうしても批判としてあったほうがバランスはとれるような気がします。

おっしゃる事ごもっともです。
昔投稿した際にも嫌悪感を示すコメントももちろん頂きました。
このままだと僕の感覚も少しズレたものになっていたかもしれません。
面白いと言ってくれる人がいて、理解できないという人もいるのは当たり前だと思うのですが、今作はその割合がマイナス面で多くなるのは当然だと思います。
キャラを記号的に書き過ぎたきらいがあるので熱を持った考え方に戻してフラットな状態にしたいと思います。

ご忠告ありがとうございました!

松岡修子
153.251.149.210.rev.vmobile.jp

 物語としてうまくまとまった作品だと思います。文章にも一箇所以外は変な所はありませんでした。

>私の右手を左手で押さえ、【左手】を右足で踏みつけた父さんは空いた右手で私の顔を何度も何度も殴った。
「私の左足」では? それとも「(私の)その左手」ですか?
 父が右手で娘の顔を殴るには、娘の左手を剥がす必要があります。父が右足で娘の左手を踏みつけた状態のまま、右手で娘の左顔を殴るのはかなり無理があります。

 登場人物を作者と混同して、登場人物の性格や行動に異論を唱える人がいますが、無視すれば良いのです。登場人物の性格や行動は、作者自身の性格や行動と同一であるとは限りませんから。
 実子に酷い虐待する親は日本に実在します。「美しい物しか愛せない、醜い物が大嫌い。憎悪すらする」こういう価値観を持つ人も実在します。
 それを「自分がそうじゃないからこんな奴はいない」、「こんな登場人物にはリアリティーがない」と主張するのはまったく愚かなことで、世間知らずなわけです。だから無視すれば良いのです。

 酷い虐待を受けた中二女子が加害者からもらったぬいぐるみに八つ当たりするのもごく自然な行為で、なんら責めを追うべき行為ではありません。青臭い正義感や倫理観を振りかざす者の意見は無視すれば良いのです。

 虐待に正当性などないので、実子を虐待する父親の行為に説得力を持たせる必要など一切ありません。虐待とは理不尽極まりない行為なのに、その行為に説得力を持たせるなど言語道断です。無理に説得力を持たせるなら、「だったらヒロインが虐待されるの当たり前。自業自得!」と読者は思ってしまいます。ですから虐待行為を正当化させるような説得力を与えるための描写など不要です。

 間違った助言に惑わされて、せっかくの作品を劣化させないでくださいね。冒頭だけ少し訂正してコンテストに応募することをおすすめします。

松岡修子
153.251.149.210.rev.vmobile.jp

訂正です。
「かなり無理がある」と書きましたが、以下のようにすれば可能でした。

 顔を守ろうとする私の右手を片手で押さえ付けながら、もう一方の手で私の左手を力づくで引き剥がすと床に押さえ付ける。父の両膝は私の両脇の床。その体勢から立て膝になって私の左手首を右足で踏んづけて固定すると、無防備になった私の左顔面を拳で何度も何度も殴った。

ARAKI
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松岡修子さん

読んで頂きありがとうございます。

ご指摘頂いた箇所は確かに説明不足なので、訂正頂いた文を参考にもう一度考えてみたいと思います。

また今作の内容に対して肯定的な意見を頂きありがとうございます。
ただ皆さんに忠告頂いた様に過信せず、大幅に変えることもなく、どちらかに傾倒しないように俯瞰で推敲して読み直してみたいと思います。(またどこかに載せる機会があればですが)

このくらいの尺が書きやすいので、応募できるコンテストがあればいいのですが。

色々とアドバイスありがとうございました!

上松 煌
p5943092-ipngn27701marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp

松岡さん、こんにちは
 人様の感想欄をお借りするのは、おれとしては非常に不本意だが…。
あなたは他人に安易に迎合しますね。

   >>登場人物を作者と混同して、登場人物の性格や行動に異論を唱える人がいますが、無視すれば良いのです。登場人物の性格や行動は、作者自身の性格や行動と同一であるとは限りませんから<<

 「文は人なり」です。
根底に人の心を持たないものの文章は、豊かな人の心を持つ者にとって不快感と違和感が漂うものです。
人の心を持つ者を健常者と言うなら、社会を健全に保ち、家庭を守り支え、就労や納税の義務を負い、法規や普遍的正義を守り、それを後続に伝え、バトンタッチして行ける者こそ健常者であり、有能な社会市民です。

 あなたは分別あるべき年齢であり、人を育む良識を本能的に有する女性として生まれたのですから、ゆがんだ性癖には敏感に反応し、是正し、療育すべき人としての心を持ち、後世がよりよく住みやすい社会になるよう心を砕ける人であると思います。

 現実におれはそのような家庭に生まれ、そのような母親に育まれ、最愛の家内もまたそのような女性です。
また、おれの女友達たちも暖かい心を持ち、なんだかんだ言いながらも、明るく善良な家庭を築いています。
支え合う喜びと信頼感、家族を思いやる楽しさ、多少の自己犠牲もいとわない、人としてのレベルを保った女性たちです。
そして押し並べて、心豊かに幸せに人生を満喫しています。
特に美人でも大金持ちでもありません。


 この作品の作者は、そうした「幸せに向かって伸びゆく芽」を自らゆがめていると思います。
この作品のような物の考え方をする女性を、あなたは愛せますか????
友達として信頼し、付き合って行けますか????
また、家族として受け入れ、肉親として尊敬できるでしょうか????
おれは男ですから、地雷と思って避けるでしょうし、企業家でもあるので、こういう性格の社員はいりません。

 松岡さんは、この作品を肯定することによって、1人の不幸な女性を生み出す気がする。
いや、あなた自身がすでにゆがみ、孤独であろうと感じます。
おれの意見はこれで終わります。
以後、カキコはしません。

群青ニブンノイチ
KD106161218235.au-net.ne.jp

これ褒めてる人たち、大丈夫ですか。
アタマ、おかしくないですか。


>だいぶ前に書いたホラー物を手直しして載せました。

手直しして、何に仕上げたつもりなんですか。
返信を見ていると何やらあちこちに言い訳がとっ散らかって見えなくもない気がするのはわたしだけでしょうか。

>尺が短いのは意図的ではありますが、書き足りていないかも知れません。

言われている意図とは、何ですか。
別にそんな意図らしきに興味はないのですが、書き足りていないとご自身でも自覚されているらしいこととは何も関係ない気がするのですが、どうなのでしょうか。
そもそも、そういう逃げを打つタイプの書き手は個人的には端から信用しないタチなものですから、ろくなものではないという決めつけから始まって、この感想欄のまぬけさと顔ぶれも相まってむしろ納得の如くへらへらと呆れるばかりということなのですが。


書き出しから最初の空行まで、どうですか。
このお話はこの書き出しでさっさと死んだこと、わかってますか。
お話としてではなく、書き手としてのコントロールの悪さ、という話です。
この時点ですでに力尽きてしまったということを作者は正直に自覚しないと駄目のような気がします。
残りの文章は作者自らが仕掛けた足枷に縛られただけのような無様さ、あるいは実力のなさを丸出しにしながらうろうろと辻褄合わせに奔走するだけのみじめな有り様としか個人的には受け止めようがありません。


>ある晩、酔っ払った父さんが帰ってきて寝ている私を叩き起こした。
 その日の父さんは特に機嫌が悪かった。働いている自分より先に寝ている娘のことが気に入らなかったらしい。
 いつものように顔を殴られないように両手で隠していたのだが、そのことを許しはしなかった。仰向けに倒れた私に馬乗りになって、両手を顔から剥がそうとするのだ。私がむきになって力を入れると、さらに強い力で手を退かされた。

何が間違っているのかわかりますか。
単純に間違いといったレベルの問題ではなく、さらに単純に下手糞ということでしかないのだと思うのですが、自覚ないですよね。
褒めてる人たちにはもちろんわからないでしょうから気にしなくていいです。

ある晩、ある日、とエピソードらしきが続きますが、これ、何ですか。
意図としてはわからなくもないですが、そのつもりであるらしいにしても随分とフラついていませんか。
自分で目的をわかっていますか。
恐らくは似たような意図でこういった書き方があることは何となく理解出来るのですが、そういったものとは所詮別物であることもわかるので、単純にただの悪手としか見えかねない精度の低さのような気がします。

いちいち文章を指摘するのは面倒くさいのでやめます。
全体的に無邪気な感じであることには違いないはずですから、情けない記録として自戒に役立てるより他にない気がします。



お話の構成、どうですか。

>尺が短いのは意図的ではありますが、書き足りていないかも知れません。

といった理由とは全く無関係な意味において、無邪気に破綻しているばかりの筋のような気がして仕方がないのですが、ホラーってその程度でも許されるジャンルということなんですか。
痛々しくて、ちょっとアタマがおかし気なようで、恨みがましく陰湿なようで、理不尽をエサにいきいきと仕返しして惜しまないようなオチがオチっぽく見えればそれでホラーですか。
読者ナメすぎじゃないですか。
派手に血をぶっ放してればスプラッター呼ばわりで面白がれる時代なんてとっくの昔に終わってます。
貞子なんて、最早ただの出オチキャラですよね。


個人的には、書きながら自分自身がその世界を一番見通せていないようなマヌケな書き手が大嫌いです。
大体これ、オチてますか。
ぬいぐるみの有り様が事態とリンクしているらしく見えればオチ完了ですか。
ここの人たちはみんな大層好きらしいのですが、伏線って要するに何ですか。
無邪気過ぎないですか。
何となく不思議なような不気味なようなことをホラーと一口に言い切ってしまえば、何でも許されますか。
読者のこと、ナメすぎじゃないですか。


娘にとってはぬいぐるみであって、筋として父親にフォーカスして用が足りると思っているらしい時点で、この作者は、あるいは作為は完全にただの人間音痴としか思えません。
眺めてみればなるほど、感想者もおなじみの人間音痴どもがそろい踏みという有り様ですから、笑うしかありません。
基本的に人間をわかっていないらしい印象ばかりが際立ってどうにも信用なりませんし、物語として足る最低限の骨子を思いつけないのなら、もっと素直で単純な物語から想像力や感性を働かせることからしないといつまで経っても進歩のないままなんじゃないでしょうか。
明らかにセンスは感じさせられませんから、もっと然るべく気を働かせることを心掛けた方がいいような気がします。
恐らく読書も上手ではないでしょう。


人間が人間の何を見て気味が悪いと感じるのか。
それはホラーも企業小説も何も変わらないはずと個人的には思うのですが、どうなのでしょうか。
それは、小説って何だ、という問いとも少しも変わらないと個人的には考えるものですから、こういうそもそもナメたような魂胆しか思いつけない書き手は単純に情けなく感じさせられるだけですし、へらへらと開き直って自覚もないとなれば、もう見る価値も、関わる価値もないはずのような気にさせられるのが普通のような気がします。
書き足りないという自覚があるつもりなら、納得出来るところまで書きたがらなくてどうするんですか。


恐らく腹を立てるだけで、言っていることの意味もわからないこととは思います。
そうでもなければ、こんな無邪気なものを晒してへらへらと振舞えるはずなどあるわけがないですし、動画が嬉しいならアウトソーシングで馬鹿みたいな漫画動画のシナリオでも気が済むまで書けばいいんです。

下手糞は下手糞なだけなのだから仕方がないけれど、馬鹿げた感想にまんまと気を良くするような自惚れ加減で何が仕出かせるつもりなのか、まったく理解出来ないですし、する気にもなれません。


ただの無自覚な下手糞に対して以上に、馬鹿げた感想の連なりには心底吐き気を覚えます。


物語も文章も、書く人そのものが思いつくことであって考えることであって、思い考え至ったものが文字になるだけです。
キャラと作者を混同するのがどうのと、どこかで履き違えたような馬鹿なことに悶着したがる人もいますが、ならばこの文章は一体誰が書いたものだと言うつもりなんですか。
あまりにも馬鹿げていてシンプルにムカつきます。
まじでちゃんとしてほしい。
感想を書く、という目的を甚だしく履き違えてるとしか思えない馬鹿みたいな人が多すぎないですか。

松岡修子
216.250.149.210.rev.vmobile.jp

上松さんへ

>この作品のような物の考え方をする女性を、あなたは愛せますか?
 この作品には「こんなヒロインを愛しなさい」というメッセージはありません。

>友達として信頼し、付き合って行けますか? また、家族として受け入れ、肉親として尊敬できるでしょうか?
 この作品には、「こんなヒロインを友達として信頼し、付き合って行きなさい」いうメッセージはありません。また、この作品には、「こんなヒロインまたは父親を家族として受け入れ、肉親として尊敬しなさい」いうメッセージもありません。

 作者にはこのヒロインや父親を美化称揚する意図はありません。美化称揚する意図があれば、これを「ホラー物」とは称するはずがありませんから。美化称揚する意図などまったくなく、「こんな人間、恐ろしいでしょ?」と思っているからこそ「ホラー物」と称しているのです。
(もし作者がこれを「ハートウォーミングストーリー」や「感動ヒューマンドラマ」などと称してるなら、私は黙ってませんけどね。大丘さんの感想欄を見れば、この発言の意図はわかるでしょう。まともな読解力さえあれば)
 こんな簡単なことがあなたにはわからないんですね。びっくりしました。論理的思考力を身につけましょう。

 あなたはこの作品を、ヒロイン自身の手による私小説であるかのように勘違いしているのです。だから、「文は人なり」という言葉を間違って適用して、
>根底に人の心を持たないものの文章
 などと作者を侮辱しているのです。
 これは作者自身の価値観に基づいた小説ではありません。あくまでもおかしな価値観を持つ少女の書いた文章に見えるように表現を工夫した文章なのです。創作なんですよ?
 あなたは作者の表現力にまんまと騙されて、ヒロイン=作者自身と思い込んで非難しているのです。漫画やアニメや特撮ヒーロードラマと現実の区別がつかない幼児のように。
 こういうオツムのまま大人になってしまうと、AVを見て「これが正しいセックスだ」とか「こうすりゃ女は感じるんだよ」と本気で思い込んでしまうのです。恐ろしいことです。あなた自身がまさにホラーです。

>「文は人なり」
 知性がまったく感じられないあなたの書いた罵詈雑言をときどきみかけた事があります。今からでも書き初めとしてこの文言を墨書きして、それを壁に貼って、朝に夕に眺めて努力目標としてください。あなた以外、誰もいない部屋で。

>あなた自身がすでにゆがみ、孤独であろうと感じます。
 毎日、鏡に向かって言い聞かせてあげてください。あなた以外、誰もいない部屋で。

ARAKI
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群青ニブンノイチさん

全く認めてない作品が褒められてて気に入らないっていうのは伝わったけど、他の感想付けてる人に対して暴言が多すぎる。それはこっちも腹が立つしやめて欲しい。
一意見で全ての人を否定するのははっきり言って気に入らないしここではやって欲しくない。

ただ作品に対する感想は納得できるし、参考にさせて頂きます。
そのことについてはなにも言いません。
動画とかの説明が鼻につくのもわかります。失礼しました。

群青ニブンノイチ
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何言ってるんですか。

暴言って、何のことですか。
そういう感度でいるから、いつまでも見通し悪いことばかり書きつらってしまうんですよ、という当たり前のことを言っているだけです。

目的があるつもりなら、わたしの発現に対してなどではなく、あなたに沸いた言葉のまぬけさちゃんと見定めて反論しろ、と言っているだけです。
忖度のつもりならみっともないだけですし、本気で言っているだけならただの恥さらしだと言っているんです。
どちらにしても、馬鹿だと見下げているということです。


つまんないですよ、あなたが言ってること。
ちゃんと正確に眺めてみてください、馬鹿みたいですよ。

群青ニブンノイチ
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発現 → 発言

わかるでしょうけど、イライラしているとこうなりますよね。
イライラさせんな、ということを毎度言っているだけですから。

(仮)
121.134.31.150.dy.iij4u.or.jp

ちょっと冗長だけれど、思わずラストまで読んでしまいました。
(動画は見させて頂いてないので、前作はわかりません。すみません)
ラスト後どうなるんだろう? と思うと怖いですね。
最初、『お父さん』と『ぬいぐるみ』の関係性を不思議がらないのが不思議でしたが、ラストまで読んで、「あ~……」でした。
読ませて下さりありがとうございました。

昼野陽平
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読ませていただきました
冒頭の暴力描写はウゲーって感じで上手いなと。
主人公の根底にある価値観は、この年齢の少女によくある平凡なルッキズムですね。もっと変な価値観を持ってる主人公だったらもっと怖くなるかなと思います。
ありがとうございました。

中野サル信長
M014009196000.v4.enabler.ne.jp

でしょ群青はプロになったんでこのサイトにはこないそうです。
みんなよかったですね

ARAKI
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(仮)さん

読んで頂きありがとうございます。

最後まで読めたみたいでよかったです!
ラストで不思議が解決できたのも。

こちらこそありがとうございました。

ARAKI
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昼野陽平さん

読んで頂きありがとうございます。

暴力描写は色々とご意見ありますが、そう思って貰えて良かったです。

ルッキズム、知らなかったので調べてみました。
個人差はあれど誰にでもある感情なのでしょうね。そういう意味では今作の主人公は平凡なのかもしれません。美意識の良し悪しは地域や文化、個々人によって異なりそうですが。

確かにもっとぶっ飛んだ価値観があればより怖いかもしれません。参考にさせて貰います。
ありがとうございました。

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