作家でごはん!鍛練場
見習いさんH

セクシー編? 二話

『でも、触れると桃色になってそこがとても愛おしいのだと思う。』


昼夜(ひるや)はぼんやりとして天井を見つめている。ベッドの上で彼の形に沈んだその身体はバスローブを羽織っていて、バスローブの白さと彼の肌の桃色さが妙な色気を醸し出していた。

俺が触れるとくすぐったそうに俺の顔を見上げて言った。

「君はいつもいいね、自信がありそうで」
「そうか、お前だって可愛い顔をしているじゃないか」
「そういう意味じゃないんだよ」

昼夜は少し面倒くさそうに俺の手を払って歌い出した。いつも彼が歌うあの歌だった。


あなたが私に くださるのは
青い炎と 白い心


昼夜はそこまで歌って俺を見た。俺は少し戸惑いながら彼の頬に触れた。彼はそこでやっと笑った。


彼はとても歌が上手い。カラオケに二人で行くことがあるが毎回感心させられる。

俺がお気に入りの歌を歌ったりしようものなら彼はいつも
「下手だね」
と言った。

俺はその後に彼が歌う歌を聴きながらやっぱり才能の差なのかなんて思ったりしていた。


俺の仕事はアプリ制作会社の経営だ。仲間三人で始めたこの会社も今では少し名の知れたRPGを出したり軌道に乗っている。今のところ起業メンバー三人が役員で俺以外の男がCEOをしている。

俺は自分のパソコンディスプレイの角に貼っている昼夜の顔を眺めて次の構想を練ったりしていた。


ある時、昼夜が言った。

「歌のコンテストに出たいと思うんだ」

俺はびっくりして引っ込み思案の彼がそんなことを言い出した訳を聞きたいと思った。

「どうしてまた」

彼は少し思いあぐねた様子で答えようか悩んでいるようだった。

「僕もたまにはできるところを見せたいと思ってね」
「ふうん、面白いな。俺も出てもいいか」
「え」

彼は今度は驚いた様子で考え込んだ。しばらくしてゆっくりとこう答えた。

「いいよ。僕が勝つ」
「わかった」


当日、昼夜は白いタートルネックのセーターに黒いスラックスという出で立ちで会場の前に現れた。黒い彼の髪と相まって自然な色気が出ていた。

俺はごく自然なジャケットにベージュのスラックスだ。

「君の髪色、いつ見ても派手だね」
「そうか、普通の茶色だ」
「うん、まあそこが格好いいんだけどね」

俺は笑って昼夜の肩を抱こうとした、しかし、人前だ。それは諦めて一緒に受付を済ませた。


時間が来た。

『二番、葛木昼夜(かつらぎひるや)さん、前へ出てください!』

司会者の声がマイクに乗って響き渡る。

昼夜は緊張の面持ちで一歩二歩とマイクに近づいた。マイクの前に立った彼は自信を取り戻した顔で歌い出した。


あなたが私に くださるのは
青い炎と 白い心


会場中がしんとなった。しばらく遅れて拍手が起こる。
昼夜は緊張がぶり返した顔つきでぎくしゃくと舞台袖に戻って来た。

俺に余裕の笑みを向ける。

俺は反対に緊張してきた。四番だ。三番目の参加者がもう舞台に出ている。

『四番、赤瀬伸二(あかせしんじ)さん、前へ出てください!』

緊張がピークに達した。右手と右足が一緒に出そうになる。なんとかマイクの前についた。

『あなた、ご職業は?』
「え、ああ、アプリ制作会社の経営です」
『素晴らしい。それではお願いします』

必死に練習してきた歌を一曲歌い終わった。
拍手が起こってホッとする。

舞台袖へ帰ると昼夜が不思議な表情をしていた。

「どうだった、俺」
「うん、まあね」


三日後、俺と昼夜のもとに届いた結果は予想外のものだった。

『葛木昼夜様 残念ながら不合格です。』

『赤瀬伸二様 合格です!』

二人で同時に開けた封筒を持って俺は呆然とした。

「な、なんで……」

昼夜が俺を睨む。憎悪の炎がうつっている。

「なんで、俺の方が絶対に上手いはずなのに……!」
「昼夜……」

昼夜は荷物をまとめると俺の部屋を飛び出した。


四日間、電話にも出てくれなかった。家に行ってチャイムを鳴らしてみ反応はなかった。

その間に二次選考の日が近づいて俺は悩んだ。

行かないのはいいのだが、そうすると彼がどう思うか……。

二次選考の前日、彼からやっとメッセージが来た。

『行くの。頑張ってね』

当日、会場に行ってみた。練習はほとんどできなかったがそれでもなんとか考えた歌を歌ってみようと思った。

入り口前で真剣に悩んでいたら後ろから声をかけられた。

「伸二、やるの?」
「昼夜!」
「僕、会場で聞きたいところだけれど、さすがにそれはやめとくよ。まあせいぜい頑張ってね」

俺はああと言うのが必死だった。

会場は観客と有名な人でうめつくされていた。マイクに向かう。


二日後、昼夜にメッセージを送った。

『落ちちゃった、慰めてよ』

『仕方ないな。来ていいよ』

久しぶりに彼のベッドで抱く昼夜は情熱的だった。

「俺、お前んちの主夫になろうかな」
「馬鹿言ってないで、仕事に行けよ!」


(了)



『ストリッパーCの男性』


 ライトが照らす中、長いキャットウォークをクネクネと歩く。
 衣装はほぼ着けておらず、申し訳程度に黒いエナメルのパンティが一枚。太股の付け根に食い込むそれは、わたしの全存在をアピールしている気がしてしょうがなかった。
 キャットウォークの先端、三台の丸テーブルの前で前屈みになる。右のテーブルの男がわたしのパンティに紙幣を差し込もうとしてくれた。その隣の男が紙幣を持った男に何か耳打ちした。
 男は紙幣を引っ込め、わたしに申し訳ないような不気味な笑みを向けた。

 楽屋に戻ったわたしをシンディが見て言った。
「今夜の入りは最低だったわね。あたし、三枚しかもらえなかったわ」
 わたしはそれには答えず、隣のスツールに座った。テーブルに置いてあった半透明なカーディガンを羽織る。シンディは気にする様子もなく、自分の前のテーブルのタバコから一本とり、火をつけ煙を吐き出した。
「そう言えば、キャットウォーク先の右テーブルの客、誰だか知ってる?」
「え、有名人なの?」
「あんたに一枚くれようとしたわよね、キャメロン」
「ええ、見てたの? その先は……?」
「見たわ。引っ込めたでしょう。紙幣の男がKM社の取締役で、口をきいた男が社長なの」
「ふうん、それで?」
「あの二人、最近現れたんだけど、ずっとあんな調子で、誰とは言えないけれど、泣かされた子も結構いるみたい。あんたは休みがちだったから知らないみたいね」
「ふうん……」
 わたしは鏡の中を出るのぞきこんで濃いマスカラを落とす作業に専念した。
 KM社の重役ね……わたしにもチャンスがめぐってきたかも?


 翌日、仕事を入れなかったわたしは、ストリップ劇場のエントランス前に立っていた。エントランスの上を見上げる。
 ブルーとピンクのネオンで『Show of the Strip!?』と書かれている。わたしの勤め先。二年ほど前から時々仕事を入れてもらっている。レンガの壁に背の高いアーチのエントランス。エントランスにドアはなく、出入りするお客さんが外からも見える。
 わたしはピンクブルーのフラワーモチーフワンピースにホワイトのファーショートカーディガンという服装にブロンドの外巻きヘアーをしてきた。夜7時なので、少し寒い。
 一部が終わって、たくさんのお客さんが出ては入っていく。
 わたしはエントランスから出てくる男性達に目をこらした。その中に一際目を引く二人連れがいた。
 黒髪はネイビーのロングウールコートに長くたらしたホワイトのマフラー、靴は黒いエナメル。ブロンドはブラウンのフロッグコートにイエローブラウンのチェックマフラー、靴はブラウンのドレスシューズだ。
 わたしは頭の中に自分の姿を思い出して、早足で二人連れに近づいた。
「ハイ、お二人様」
 ネイビーのコート、KM社の取締役の方の男性がわたしの顔を見て、あっという顔をした。
「ああ、あなたは……」
「覚えていてくださった?」
「ええ、キャットウォークの先端で」
「わたし、貴方の」
 わたしがそこまで言いかけた時、
「ヘイ、トミー、この女性に見覚えありかな?」
「ああ、社長。昨日の夜の」
「そんなことは僕だって覚えているよ。君はこの男性とどんな関係かな?」
「ええっと」
 顔を近づけられて、おもわずひるむ。香水の甘い香りとステージの匂いが少しだけする。
「おっと、ショーの匂いまで連れてきてしまったようだ。ご気分はいかがですか、レディー?」
「大丈夫です。わたし、あそこで働いてますから」
「はは、それはそうだ!」
「社長、私は……この女性に」
「トミーさんとおっしゃったわね。この名刺を受け取ってくださらない?」
 ラメのハンドバッグから名刺入れを取り出した。一番上の名刺を抜き取る。
「裏に次のステージの予定が書いてあります。ぜひ、おめかしして来てくださいね!」
「あ、はい。ありがとうございます」
「ふうん、僕も行こうかな?」
 わたしはチェックのマフラーをにらみ、
「ご自由に」
 と言うと、背を向けた。


 2日後、『Show of the Strip!?』の楽屋。真ん中のスツールに座っているわたしは、研究してきたKM社の内容について思い出した。
 グレープを原料に作られた高級化粧品メーカー。基本ラインはデラウェアが原料で、高級ラインはマスカットが原料となっている。メイク部門もグレープが原料となっている。現社長はあのチェックマフラーで、マイク=コーストというらしい。創始者の前社長は父親で今は会長をされているらしい。取締役は4人。一人は母親のようだ。『トミー』さんはトーマス=ジッカルという人がいらっしゃったから、きっとその人だろう。
 わたしは通販で手に入れたKM社のデラウェアローションを首すじの左右につけた。最後にとっておきの口紅を真っ赤に大きめに塗って、カーディガンを脱いで立ち上がった。

 キャットウォークの上、ライトをあびたわたしは中央の奥から両足をクロスさせながら歩き出した。
 緊張する。久しぶりの高揚。いつもよりずっとセクシーに腰をくねらせる。『トミー』を見ようと先端の右テーブルの方を向いた。その隣でマイク=コーストがつまらなそうに頬杖をついていた。それを見た瞬間、なぜか胸の奥がズキンとした。
 キャットウォークの先端に着いた時、『トミー』がわたしの黒いエナメルのパンティに二つ折りにした紙幣をはさんでくれた。紙幣より厚い感覚に口元がほころんだ。

 楽屋に帰ると、急いでトイレに入った。パンティの紙幣、二つ折りの『トミー』を取り出した。
 紙幣の間には予想通り、手紙がはさまっていた。ゆっくり開く。
『今夜入り口前で待っています。』
 思わず声が出そうになった! これで取締役の恋人よ!
 もう一度、紙幣の間にはさみなおす。息を整えて、トイレから出た。
 シンディが下らなそうにわたしを横目で見た。
「えらくご機嫌じゃないの? KM社となんかあった?」
「いいえ。って言うか、デートに誘われちゃた!」
「え! マジで!?」
 わたしは笑顔で座った鏡をのぞきこんだ。そうして、少し胸がまた痛んだ……。


 夜8時25分、エントランスを出たわたしは愛想笑いを浮かべた。
 エントランス左の陶器花壇の縁にトーマスとマイク=コーストが座っていた。
 ちょっと安心したような、ちょっとガッカリしたような、複雑な気持ちで二人に近づいた。
 わたしが近寄ると一昨日の夜と同じコートを着たトーマスが立ち上がった。マイク=コーストは座ったままだ。
「ずいぶん待ってくださった?」
「いえ、先程出たばかりですから」
「ずいぶんお待ちしましたよ。寒くてかなわない。あなたは薄着に慣れていらっしゃるでしょうけれど……」
「まっ、失礼な方!」
 マイク=コーストがゆっくりと立ち上がって、一昨日とは違うベージュのチェスターコートを手で払った。それからそっぽを向いてしまった。
「えっと、今夜は会って下さってありがとうございます」
 心配そうに『社長』を見ながら、トーマスが言ってくれた。
「こちらこそ、来てくださって嬉しいですわ……トーマスさんとおっしゃるのね」
「え、どうしてそれを?」
「失礼ですが、御社のホームページを観させていただきました。そちらの方が『トミー』さんとおっしゃっていたので……」
「ふん、まるでスパイだ」
 マイク=コーストが言った。
「貴方には申し上げておりません!」
「社長、どうしたんですか?」
 その時、トーマスさんのコートの腰ポケットから聞き慣れた曲が聞こえた。クラシックの有名な曲。題名は忘れてしまった。
 トーマスさんは手慣れた様子で携帯電話のモニターを見ると、不機嫌そうに通話に出た。
「……はい……はい……分かりました。今すぐ向かいます」
 携帯電話を二つに折ると、また、腰ポケットに入れた。
「すみません、急な仕事が入ってしまいました。すぐに帰らないと。社長、キャメロン嬢を駅までお送りお願いします」
 トーマスさんは申し訳ないと思っているような、ほっとしたような表情で、『社長』とわたしに目配せをしてから駅の方へ走っていった。


 残されたわたしとマイク=コーストは、うっかり顔を見合わせてしまった。
「帰りますか、お嬢様?」
「え、ええ。あなたさえ良ければ……」
 私達は静かに駅の方へ歩き出した。広場を出た大通りはクリスマス前の飾りで輝いていた。
 薄いワンピースの上にコートという姿は少し寒い。思わず震えると、
「これを着けたらいい」
 とマイクがチェックのマフラーを貸してくれた。首元に巻くと、あの夜と同じ甘い香水の香りがした。
「ありがとう。優しいとこあるのね」
「そのマフラー、あんまり好きじゃないから上げるよ」
「ぷ、キザなこと言うのね」
 わたしはマフラーを少しきつめに巻いて、夜空を見上げた。
「寒いですね」
 マイクはそれには答えてくれず、どこか遠くを見ているようにチェスターコートの襟を直した。
 街灯に照らされた大通りの右側の歩道はそんなに広くはなくて、並んで歩くと肩が当たりそうになる。マイクは少し気にする様に車道側に寄ったりこちらに寄ったりしていた。
「あの、駅は?」
「会社に帰るよ。君はホームページで見て知っているだろう?」
「ああ、わたしとは違う方向だわ」
 駅の前まで来た。大きな四角いエントランスを入ると、マイクは切符売り場に向かおうとした。
「わたしは定期券があるから……」
 そう言って離れようとした時、ふいに聞いてみたいことが浮かんだ。
 再度、マイクのもとに歩み寄る。
「ねえ」
「何?」
「あなた、あの夜、トーマスさんに何を耳打ちしたの?」
「ああ……それは。『あの子、猫を飼っていそうだね』だよ」
「え? それってどういう意味?」
「『トミー』は猫が好きじゃないんだよ。それだけだ」
 ああ、この方はあの人が好きなんだわ……ただ静かに、そう思った。


 それから5日後。
 『Show of the Strip!?』の楽屋に入ると、シンディが走り寄ってきた。
「聞いたわよ! あんた、いい感じでKM社の社長と歩いてたんですって?」
「え、ええ、まあ」
「取締役狙いかと思ってたら、社長の方だったとはねぇ」
「うーん、まあね……あれから何かあった?」
「それはぁ、あんたは違う相手だったからいいか。新入りの子と取締役がデキちゃったらしいわ。今度こそ、取締役も本気みたい」
「取締役ってトーマスさんのこと?」
「当たり前でしょ、他に誰がいんのよ!」
 わたしは脱力して、中央のスツールに座り込んだ。
「あれ、どうかしたの?」
「ええと、色々あって……また今度ゆっくり話すわ……」
「ふうん」

 その夜のステージを終えたわたしは、裏口を出て、大通りを駅まで歩いた。
 あの夜、あの人が隣にいたことをとても懐かしく思い出した。
 駅の大きな四角を通ると、改札にマイクが立っていた。
「どうしたの?」
 と聞くと、
「ふられちゃったよ……」
 と少しだけ上ずった声でそう言った。
 わたしは静かにマイクに近寄って、彼の瞳を見つめた。彼の首すじに両腕を回して、つま先立ちになった。
 触れた唇は温かくて、側にいた人が口笛を吹いた。

《終》

セクシー編? 二話

執筆の狙い

作者 見習いさんH

エロティックシリーズ♪
『でも、触れると桃色になってそこがとても愛おしいのだと思う。』
『ストリッパーCの男性』
二作とも再投稿となります。ご感想お待ちしています!!

コメント

加茂ミイル

人物のネーミングが今っぽくていいですね。

私は昭和っぽい名前が浮かんでしまうので、平成や令和の感覚がうらやましいです。

二人の関係がほほえましかったです。

ジェラシーを感じつつも、深いところではつながっている感じが良かったです。

後半のハーレクインぽい雰囲気の文体も素敵でした。

いろんな書き方が出来るんだなと感心しました。

見習いさんH

加茂ミイル様

ありがとうございます。

そう言えば、今は令和でした。すぐ忘れる……。年かな?
ネーミングセンスに自信がないので、ほめていただけて嬉しいです。
二作ともタイトルをどうにかしたい……でも、気に入ってるかも(笑)

二作目がハーレクインっぽいと書かれていて、そうかな~と妙に納得してしまいました。

ご感想ありがとうございました(^ω^U)

はるか

 見習いさんHさま

 感想希望、とは、明言されていなかったけれど、拙作にわざわざ好意的なご感想をくださったので拝読し、拝読いたしましたので感想を書かせていただきます。

 文章、読みやすかったです。

 どちらのタイトルもキャッチーだと感じました。

 どちらの作品も、題材が題材なのに、さわやかな読後感。扱い方や味付けに個性を感じました。二作目、会社名でターゲットを呼ぶ、みたいなあたりの書き方、とりわけよいなと感じました。

 話に深みは感じませんでしたが、どちらも面白かったし、ほかの作品も読みたいと感じました。

見習いさんH

はるか様

ありがとうございます。

読みやすかった。キャッチー。とのお言葉、大変嬉しく感じます。

他もたくさん好意的に書いていただけて、作者冥利につきます。
問題は『深み』ですね……。いつもテーマが無いというコメントをいただいたりして、毎回考え込んでしまいます……。
深さとは何でしょう? 人間のもつ暗さ、とか? 深みなんでしょう?
前に御作で『多面性』という言葉を使われていましたが、そこのところが関係しているのか……。

とにかく、自分自身の『深み』を探してみたいと思っています。
あるのか……!?
またお会いすることができましたら、その時はよろしくお願い致します!!

見習いさんH

見習いさんHと名乗っておりますが、久方です。
現在、二面にある『四題+α』もよろしければ読んでくださいね!!

加茂ミイル

>「俺、お前んちの主夫になろうかな」
>「馬鹿言ってないで、仕事に行けよ!」

何かほのぼのとしていいですね。

>『でも、触れると桃色になってそこがとても愛おしいのだと思う。』

そこがどこって聞くのは野暮だと思うんですけど、作者様として具体的にどこをイメージされたのでしょうか?
やはりそこは読者が自由に想像した方が楽しいでしょうか。

見習いさんH

>何かほのぼのとしていいですね。

ありがとうございます。

>具体的にどこをイメージ

ええ……えええ? 具体的に、と聞かれると照れるのですが……脇腹とか(ノ∀\*)

夜の雨

読みました。

「葛木昼夜(かつらぎひるや)」と主人公の「俺」である「赤瀬伸二(あかせしんじ)」の物語です。
男同士ですが、恋愛関係というところが、近頃の世相(世の中のありさま。社会のようす)がわかる「風」のような作品でした。
昼夜は歌に自信がありコンテストに出るのですが、そのときに歌に自信がないど素人の「俺」である「伸二」も出ます。
その結果、歌に自信がある「昼夜」が一次で落選して「俺」が受かり次の選考へとなるわけです。
このときに昼夜と俺との関係が壊れてしまう。
俺は昼夜に連絡をするが音信不通。
そして俺の二次選考の前日に「頑張てね」というメッセージが来て、当日会場の入り口にいた。
まあ、会場には入らないで「背中を押しに来た」という感じでしたが。
結果は俺である主人公は、二次で落選して『落ちちゃった、慰めてよ』『仕方ないな。来ていいよ』という展開で情熱的な「昼夜」を迎えたということで、「昼も夜」もという意味にもとれる男と男の物語でした。

この作品、主人公の俺は「アプリ制作会社の経営」というなんとも現代的な職業でこちらのサイト(鍛錬場)でもこういった職業の主人公が出る作品が投稿されるようになったのだなと、新しい風が吹いてきたという感じです。
昼夜の職業が書いてなかったように思いますが、何か彼にあっているようなものを書いておいたほうが良いですね。
題材は男と男の恋愛関係が、ある出来事で壊れかかるが、修復されるという、これが普通に友情物語ならありふれているとも思いますが、友情ではなくて男と男の恋愛になっているところが現代の世相の繁栄で新しい風だと思います。
ドラマの構成などはバランスが良かった。
すらすらと読みやすい作品です。
題材に関する背景などは軽くですが、書かれていましたので、違和感はありませんでした。
ただこの作品は珈琲でも飲みながら流し読むのには、特に問題はないと思いますが、奥行きを感じたいという読み方をする方だと作品に深さがないと思うかな。
「軽い読み物」ということになります。
今後作者さんがどういった方向で小説を書いていきたいのかにより、作風を考えてみるのもよいと思いました。
御作を深くするには「男と男の恋愛」がらみなので、そのあたりの背景とか、周りの目とか、実家との関係とか、の人間関係と愛情とは何かなどを掘り下げるとよいと思います。

『ストリッパーCの男性』こちらのほうも目を通していますので、後で感想を書きます。
それでは、よろしく。

見習いさんH

夜の雨様

ご感想ありがとうございます。

概ね好意的に読んでくださったようで……ホッとしました!

>「軽い読み物」

ですか……。
『きのう何食べた?』くらい重いお話にできたらいいのですが。難しいかなあ……?

とにかく、もっと精進いたします。
ありがとうございました。

引き続き、『ストリッパーCの男性』のご感想も楽しみにしております♪

見習いさんH

書き忘れてました!

昼夜の職業ですが……大学生です。建築学科。

本文に明記すればよかったです。

夜の雨

『ストリッパーCの男性』読みました。

映画のシーンみたいですね。
マリリンモンロー出演というところ。
携帯電話が出てくるので、彼女が生きた時代背景とは違いますが。
煙草とアルコールのにおいに、サック演奏がスクリーンから流れてきそうです。
ストリップ劇場といっても日本とは雰囲気が違いますね。
まあ、御作の描き方に卑猥さがないからですけれど。

「ふられちゃったよ……」とマイクがラスト近くで言っていますが。
これって「トミー」にふられたという事ですか?
伏線にAとBの会話があります。
Bの猫の話は導入部の紙幣をひっこめた話とつながっているし、うまく伏線が張られています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
A
「それはぁ、あんたは違う相手だったからいいか。新入りの子と取締役がデキちゃったらしいわ。今度こそ、取締役も本気みたい」
「取締役ってトーマスさんのこと?」
「当たり前でしょ、他に誰がいんのよ!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
B
「あなた、あの夜、トーマスさんに何を耳打ちしたの?」
「ああ……それは。『あの子、猫を飼っていそうだね』だよ」
「え? それってどういう意味?」
「『トミー』は猫が好きじゃないんだよ。それだけだ」
 ああ、この方はあの人が好きなんだわ……ただ静かに、そう思った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
登場人物もキャラクターのイメージができます。
「マイク」は社長にしては、描き方が弱いような気がしますが。
ちょっと押しの弱い社長という設定にしたほうが良いですね。
またはトミーを社長にして彼の秘書にするとか。
シンディという女性も役割をこなしていました。

全体ではレベルが高いです。最初の作品よりもこちらのほうが良いですね。
『ストリッパーCの男性』は味があります。
こちらの作品は人間味が御作の世界観の描写等から伝わりますね。
書く技術力などは高いです。

気になったのは「男が男を好きになる」それも「恋愛感情」として、描かれています。
『ストリッパーCの男性』では、その好きになる背景が書かれていませんでした。
男と女の恋愛でも好きになる背景はありますし、映画やドラマ、小説でも「どうして相手を好きになったのかが描かれています」が、御作では、それが描かれていませんでした。両方の作品とも。

それから、タイトルが両作品ともダメですね。
もう少し落ち着いたタイトルのほうが内容に合っているし、受けもよいと思いますが。

以上です、お疲れさまでした。

見習いさんH

夜の雨様

再訪ありがとうございます!

マリリンモンロー様のお名前が出て、キャッキャウフフです♡
『お熱いのがお好き』は何度観ても楽しいです♪

>「ふられちゃったよ……」とマイクがラスト近くで言っていますが。
これって「トミー」にふられたという事ですか?

そうなんです。

>「男が男を好きになる」

この点、本当は理由があるのですが、うまく入れられなくて省いてしまいました。落ち着いたら書いてみたい……ですけど……怖いです。
海外ならではの理由です。

>それから、タイトルが両作品ともダメですね。

そうですか……。
本当にどうしよう。いつも最大の難関です。
視点が男性かと思ったというご指摘も他からいただいて、悩み中です。好意的なご意見もいただいたので、うーん、悩む……。

これで、お返事を終えます。
長いコメントをありがとうございました!!

夜の雨

●視点は、主人公の女性でした。
違和感なかったです。


>マリリンモンロー様のお名前が出て、キャッキャウフフです♡
『お熱いのがお好き』は何度観ても楽しいです♪<

マリリンモンローの映画はいくつか見ていますが、良いですね。
『ティファニーで朝食を』の映画はオードリー・ヘプバーンが出演ですが、原作の小説の作者カポーティは当初マリリンモンローをイメージして映画化を了承したらしいです。
モンローは夜の女は自分のイメージが固定するのでいやだと断ったらしいですね。

「帰らざる河」を歌うモンローは良いですよ。


以上です。

見習いさんH

●視点は、主人公の女性でした。
違和感なかったです。

ありがとうございます!

>『ティファニーで朝食を』

観ました~♪
オードリー・ヘプバーンの役柄が微妙ですが、素敵な映画だったと思います。

>「帰らざる河」

この映画は観たことがありません。
教えてくださって、ありがとうございます(^-^)

オードリー・ヘプバーンの映画の中では、『麗しのサブリナ』が一番好きです。ハンフリー・ボガート!

ありがとうございました~♪

見習いさんH

あ。ハンフリー・ボガートと言えば、『カサブランカ』の主人公とルノー署長、どちらの方がお好きですか?
私は観る度に感想が変わって、悩んでしまいます……( ^▽^)

見習いさんH

ちなみに、ヒロインに関しては……やはり、絶世の美女……?
性格は……(キリッ☆

えんがわ

>『でも、触れると桃色になってそこがとても愛おしいのだと思う。』からの1編目を読みました。

ああ。
なんか新しい時代というか風を感じます。

なんかアプリとかRPGを作ってるとか。スマホゲーム関係?
歌のコンテスト? オーディション? のど自慢やアサヤン(モーニング娘とか)を連想すると違うんだろうな。
そういうのが現代のトレンドにあるのかな。
自分、そういうのに疎いので、「あらー」と思いつつ、やっぱりわかんないまま終わってしまった。

それを説明不足と言ったらそれまでだけど、あの、昔の浪花節の話とかならこういう素描的なタッチの話でもついてこれたりするので、要するにおっさんの自分と見習いさんの間の、ジェネレーションギャップなんだろうな。

それで見習いさんが同じ世代に伝えたいなら、このまま進んでも良いのかなって気もするけど、自分は30代後半なんですけど、そのあたりまで伝えたい意思があるなら、もう少し見習いさんが「当然のこととして認識しているけど、人によっては謎になってしまう」前提知識みたいなもの。そういうものを詳しく説かないと、見習いさんのイメージは届かない気がします。

歌にしてもどういうトーンなのか、仕事場にしてもどのような感じなのか、空気みたいなものが、もう少し濃いと醍醐味が伝わる気がします。

その見習いさんの見ている世界がそれをあまり知らない他者に伝わるかどうかの後に、ストーリーが受け入れられるかどうか、というのが問われるのだと思います。


でも、実は怖くなったんですよね。
このジェネレーションギャップ。世代間というか、人と人の断絶みたいなもの。

たぶん、自分の書いた文章も、やっぱりそういう風に見習いさんには、年寄りの書いた世迷いごとのように聞こえてしまい、それで「わからなかった」というのが素直な感想として出たのかなって。

そういう意味で、なんか、自分の認識を広げてくれたと思います。見習いさんが接してきてくれたことで。

なんか一人暴走して、まとまらない考えをぺらぺら喋っちゃってすいません。
迷惑でしょうが、自分を戒める意味で、ここに残しておきます。

見習いさんH

えんがわ様

ありがとうございます。

ええと……実に申し上げにくいのですが……私、三十代後半より上なんです。
携帯小説とかそんな感じを目指したのですが、やっぱりわかってないのかも……。
機械オタクなので、その辺りが影響したのかもしれません。

でも、通じにくいというのは重大な問題であり、課題として受け止めさせていただきます。
重要な気付きをくださり、ありがとうございました。

後日、御作に再訪させていただく予定です。その時はよろしくお願い致します。

えんがわ

寝れなくて、見てたら、お返事が来ててびっくり。

あっ、はい。
なんか早合点してしまい、すいません。あー、思い込みが激しいです、自分って。うわー、なんだ、年上の方に自分のことをおっさんとか。恥ずい。

うーん、ジェネレーションというより、カルチャーギャップなんでしょね。

自分は携帯小説って馴染みがないんで、そこを追求したなら、読者ターゲットから外れていく人です。確実に。
機械も詳しくないし。
いや、カルチャーというより、自分と見習いさんの、人と人、個人感の前提知識のズレみたいな。

アプリとかCEOの単語から会社の仕事場とかの、なんか風景や空気が浮かばなかったのは、単純にそれを自分が知らなかったからです。

だからマニアックなのはマニアックで、その層を狙って、味として昇華するのもアリだと思います。


それで、自分の文章は読まなくて大丈夫です。
頭に入らなかった、という見習いさんご自身の直感を信じてやってください。たぶん、無理しても、お互いの為にならないと思います。

自分は、その見習いさんの1篇目を読んで合わないなと思ったので、2番目のストリッパーの方がコメントでは好評っぽいけど、目を通さないままでいますので。なんかそこらへん社交辞令になってしまうと、自分は疲れてしまいます。

ではではー。

見習いさんH

あ、入れ違いでお返事をいただいてた!
そうですか……無理なく、お願いします。
コメントありがとうございました~~。

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