作家でごはん!鍛練場
山中雄介

ハロウィン

ハロウィン
「これは何の仮装ですか?」

「 魔女を意識しました~」

インタビュアーと若い女がやり取りしている。

これもニュースに使われるのだろうか?

この渋谷は年中人だらけだが、ハロウィンの日は特に異様だ。

電車に乗ろうと思っても駅にも中々たどり着けない。

近年はゾンビ等の仮装をする人も減り、ただのコスプレイベントになっている。

「下らないな」

そっと呟いた俺を仮装した奴らが睨んでくる。

まるで仮装してない人の方が非国民かのような扱いだ。

俺はようやくの思いで駅に辿り着き、電車に乗り込んだ。

電車の中にも仮装した奴らがいる。

本当に下らない。

いつの間にか電車は家がある目白に着いたようだ。

俺は電車を降り、駅の近くにある某コンビニで弁当とお菓子を買った。

店員まで仮装してるのはかなり笑える。

コンビニから出て家に向かった。

ふと時計に目をやる。

「23時半か」

仕事が終わったのが22時なのに、駅まで辿り着くのに時間がかかったせいでもうこんな時間だ。

俺はクタクタになりながら家に着いた。

住んでいるアパートは4世帯しか住めない小さなアパートだ。

誰だ?.....
家の前には誰かが立っている。

「あのー?誰ですか?」

近付いて声を掛けてみた。

「お菓子下さい」

声を発したそいつはカボチャのマスクをしていて顔が見えない。

声だけだと.....男.....?

何だこいつ.....恐すぎるだろ。

「あーお菓子ね!さっき買ったので良かったらあげるよ」

ビビりながら俺はさっきコンビニで買ったお菓子を差し出した。

「ありがとう」

カボチャはお菓子を受け取り去っていった。

「何なんだよ.....」

ビビりながらも俺は部屋に入り、弁当を食べた。

そして疲れてた事もあり、いつの間にか眠りに入った。





ドンドン!ドンドン!

「ん.....なんだ.....」

「警察です。開けて下さい。」

警察.....?

警察が何の用だよ.....

時計を見ると朝の6時になっている。

俺は恐る恐るドアを開けた。

男が立っている。

「警察です!良かった無事なんですね」

「はっ?.....」

中年刑事は説明をしてくれた。






「実はこのアパートに住んでいる人が全員殺されてましてね。
いや、このアパートだけじゃない、近所の所でも何人か犠牲になっている」

アパートに住んでいる人全員.....なんで.....

「あの.....犯人は?」

「大丈夫です、犯人は捕まりましたよ!捕まえた時にカボチャのマスクをしていたんですがあなたは会わなかったようですね」

「カボチャ..?...会いましたけど.....」


「警部!犯人の動機が分かりました!」

更に別の刑事が慌ててこっちに来て、中年刑事に耳打ちをした。

「何だ!?それは?ふざけてんのか?」




中年刑事は俺に向き直った。

「あなたはお菓子をあげたんですか?」


ハロウィン

執筆の狙い

作者 山中雄介

自分の書いた物が映像化されるようになるのが夢です。
今後もホラー作品を書いて行きたいので、皆様の素直な感想ご意見を頂戴したいです。

コメント

偏差値45

お菓子をあげたから助かったのか?
お菓子をあげたから他の人たちが殺されたのか?
そんな疑問もあります。ストーリー的に貧弱ですね。なにか伏線が欲しいところです。

山中雄介

コメントありがとうございます。
お菓子をあげたから主人公は助かった。他の人はお菓子をあげなかったから助からなかった。って話を書きたかったのですが、確かに分かりづらかったですね。

自分では気付けない、解釈の仕方を教えて頂き大変参考になりました。
ありがとうございました。

大丘 忍

作者には最初から分かっておりますが、読者には何のことか分からないものですよ。この文章はその典型でしょうね。

山中雄介

大丘 忍様

ご指摘ありがとうございます。
確かに自分の書きたい事を書いて、読む側の事を疎かにしていました。
大変参考になります。ありがとうございました。

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