作家でごはん!鍛練場
てっぱん

新犯罪者の思案

どこから人は犯罪者になるのだろう

血に染まった己の手を見つめ誰とは言わずボクは問う。
誰も答えない。当たり前だ。ここで心臓の動いている人間はボクしかいない。周りにはさっきまでボクと同じように動いていた人間が転がっている。

とりあえずボクは犯罪者だな

ボクはボクが犯罪者になった原因を見つめながら頭をかいた。右手には数分前まで活躍していたナイフが握られている。

人は刺しても血がふきでるのか

いや違うな、これは引き抜く時に出るんだな。

でも出すぎではないか、せっかく初陣だと思って一張羅着てきたのに。

完全に裏目に出たな。
こんなに返り血浴びようとは思わなかった。なんてこった、とんだ誤算だ。もったいない。こんなことなら血が出ない方法でやれば良かった。

もうこの服はさすがに着れない。

ボクは肩を落としながら、念のため持ってきた服に着替えた。そのままボクは流れるような手つきで一張羅に火をつけ、さっきまで動いていた物と一緒に燃やした。

そろそろ逃げねば

真夜中といえど人が来てしまう。ボクは鼻歌を奏でながら、しかし足早にその場を去る。

そういえば、どこから人は犯罪者になるんだっけ

ボクは思い出してもう一度問う。誰にとは言わない。答えも返ってこない。今はそれでいい。まだまだ殺らねばならない人間はたくさんいる。そのうち答えも返ってくるだろう。

気軽に行こう

とボクはボクにつぶやいた。

新犯罪者の思案

執筆の狙い

作者 てっぱん

漫画などで出てくるベテラン暗殺者は初仕事の時どんな気持ちなのか知りたくて書いてみました。
主人公(犯罪者)のちょっとズレてるところが表現できていると嬉しいです。
なるべく同じ表現を使わないように挑戦しました。
今回、初めて犯罪を行った主人公の焦りを詰め込みたかったのですが、書いていくうちに入れる事を忘れてしまいました💦
入れようにもどこに入れるか迷ってしまったためこのまま書きました。なので、初めての犯罪にしては手馴れた感が出てしまっています💦
私も納得していない駄作ではありますが、感想を聞きたくて投稿しました。
感想を聞かせてくださると嬉しいです
よろしくお願いします

コメント

はるか

 てっぱんさま

 拝読しました。

 ズレた感じ、そぐわない感じ、ちぐはぐな感じ、乖離した感じ、出ていたと思います。狙いを読まないと、ボクが暗殺者稼業だとはわからないわけですが、それでも、ズレてる感じは出ていました、そのように読めました。が、それで、面白かったか、というと面白くはなく、感動したか、というと感動はせず、泣けも笑えもしませんでしたし、深みも感じず、と、なると、なんだったのかな、この読書は? という感じの読書体験でありました。

 お邪魔いたしました。

群青ニブンノイチ

>そのままボクは流れるような手つきで一張羅に火をつけ

一人称にありがちな凡ミスっぽくないですか。


一人称のようでいて三人称でもない、何なら二人称を上手く使えこなせなかったといった方がまだしっくりくるような、大概二視点を行きつ戻りつする壊れたカメラが語り手になっている気がするのですが、どうでしょうか。

ズレていても杜撰でも所詮下手を打たない、そんなキャラクターには圧倒的なスペックをヒラヒラと装備させるのが近頃の常套のように感じさせられるのですが、だとすればこの掌編はかなりの片手落ち、ということにならなくもなさそうな気がしてしまいます。

といった指摘は半ば意地の悪いこじつけのように思われがちなのかもしれませんが、誤解してほしくないのは、恐らくそんなことを思わせてしまう原因というのがそもそも、「ズレてるところ」という作者自身による課題こそが迷わせる設定の不具合によるものなのではないのか、と感じさせられなくない、といった意味であるということです。
「初めて」ということを作者ならではの表現としてどう落とし込まれたものなのか、今一つ判然としなかった気がしています。

となると原因はやはり、堂々巡りのような気がしてしまいます。

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