作家でごはん!鍛練場
乙葉

沈黙の息吹

ああ──人間になりたい。
走って、触って、見て、聴いて、話して……
出来ることなら、女の子になりたいな。よく分からないけど、お友達と遊びに行ったり、誰かと一緒に笑い合ったり、時にはおしゃれをしたり…。どうやら女の子っていうのは、常に美しくありたい生き物らしいの。
でもね、女の子がそうして自分を美しくするのは、恋をしているからなんだって。
私もいつか恋をして、美しくなって、そしてきっと幸せになるんだ。
ああ、ああ、人間になりたい。
この私の願いが叶ったのならどんなにいいだろう……。


〈──お前は美しい〉
……え?
〈──望みを一つだけ叶えよう〉
……望み……?
〈──人間になりたいか〉
……人間……!?なりたい……なりたい!人間に!!
本当に、叶えてくれるの……?

〈──ではそうしよう。……ただし〉

〈──お前が美しい間だけだ。……冬までの間に人間のに恋をするのだ、分かったな〉

……あなたは──?

──……

「──……?」

何だか変な感じがした。ものの刺激を感じることが出来る面積が、何故か格段に広くなっていたのだ。それに今までに比べて、圧倒的に脳の隅々まで思考を巡らせることが出来る。
そして──。
この世のものとは思えないほど、鮮烈で、刺激的で、あまりにもくっきりと脳裏に刻まれる……
そんな風景を、確かに見た。
陽の光が、板状の透明を介してやわらかく差し込んでいた。体が沈み込み、ふんわりとやわらかに包まれているこの感覚は、妙に私を落ち着かせてくれた。
ふと身体を見やると、私は袖や裾がひらひらした白いワンピースを着ていた。少しひんやりする空気の中、七分袖のワンピースはちょっとだけ頼りなかった。

真っ白なシーツに温もりを残しベッドの縁にゆっくりと腰かける。同時に肩から垂れる細い髪が金色に照らされて、私は思わず見とれてしまった。
床に向かってだらりと下がった自分の足先を見ると、そこには小さな指が五本ついていた。一つずつを独立して動かそうと試みたが、どうしても隣の指がつられて動いてしまうのだった。
私は諦めて、少し前かがみになりながら床にぺったりと足の裏を着け──立った。重心が移動し、命を司る機関を沢山抱えた上半身の重さが、ゆっくりと二本の足に乗り移っていく。


私はベッドを降り、外につながっているであろう木製のドアを開けた。外にはフローリングの床が続いており、ぺたぺたとその道を歩く。そのうち階段を見つけたので降りてみることにした。なんだかこのお家ごと暖かいものに包まれているような感じがして、心地よかった。
一階に降り、玄関のドアと思わしきものを見つけ、そして躊躇なく──開けた。
するとどうだろう。辺り一面に咲き乱れた沢山の花たちが、もう視界いっぱいに、溢れんばかりの鮮色を抱えて飛び込んできたではないか。続いて、甘酸っぱいそれらの蜜の香りが鼻をくすぐる。
私は嬉しくなって一面の花に躍り出ると、まだ使い慣れない二本の足で辺りを駆け回った。
夢中で足を動かし、目まぐるしく変わりゆく景色の中、鮮血のように真っ赤な美しい薔薇が、あまりにも印象に残ったのだった。
私はそのうちの一輪を折りとると、吸い込まれそうな赤に鼻をうずめた。すると、ふと──…

〈──お前が美しい間だけだ。……冬までの間に人間に恋をするのだ、分かったな〉

忘れていたその言葉と一緒に、今までの記憶がじわじわと脳内に入ってきた。

改めて自分の体を見る。
命の素が創り出す体温も、健康そうなうすピンク色の爪も、つやつやしてやわらかな肌も──

「──人間……!」

これは、花である私が人間として生きる、最初で最後の奇跡の物語──。

「愛花。こんな所にいたの?」
温かみのある女性の声が背後から聞こえた。すっかり自分の世界に浸ってしまっていた私は、驚いて変な声を出してしまった。なんともくすぐったい気持ちだ。
「ひゃっ」
「あんた学校でしょ?早く着替えなさいね。朝ごはんできてるから」
女性は少し怪訝そうな顔をしていたが、私が慌てて頷くと微笑んで、さっと居なくなってしまった。
とりあえず今来た道を戻り、さっきの部屋のドアを開ける。部屋いっぱいに溢れる陽の光に、紺が基調の洒落た服が照らされていた。まるで私を着て、って言っているみたいに。
私はワンピースを脱ぎ、真っ白なワイシャツを羽織り、ボタンを留め、スカートを履き、そしてくつ下を手に取った。花の朝露で足が濡れていて、靴下はなかなか上手く履けなかった。
「あれ…」
ふと気づく。人間の感覚に慣れてきたとはいえ、ついさっきまで立った経験すら無かったとはまるで思えない。全ての動きにじんわりと覚えがあった。ガイドに従うように、ワインレッドのリボンを襟に通し、左右対称になるようきゅっと結んだ。
「よしっ」
私は混み上がる密かな達成感を胸に、朝食を食べるべく部屋をあとにした。

「いってきまーす」
トーストと目玉焼きが入ったお腹をさすっていると、さっきの女性がいそいそと玄関に向かっていった。
「あ、お母さん。行ってらっしゃい」
私はてくてくと彼女のあとをついていき、「鍵、閉めてあげる」と言った。
「ありがと。愛花も忘れ物しないようにね。じゃあ」
彼女は黒いスーツをビシッと着こなし、エナメルの靴を履いて、ピアスなんかしていた。キリッと整った眉が良く似合う、私の母。
鍵を閉めて思った。
なぜあの人を“お母さん”だと思ったんだろう?
よくよく考えてみれば、ひとりの人間だけで生きていくなんて不可能な事だ。きっと人間として生きていくために必要な最低限の知識や、周りの人間をも、あの人は用意してくれたのだろう。
繊細で高価そうなサボンの香りが漂い、私はふと見えた紺色に急かされたのだった。

「戸締り、火の元、よしっ!」
茶色いローファーを鳴らし、私〈桃園愛花〉は玄関のドアを思いっきり開けた。開けた視界に溢れる花、花、花。いまさっき見たばかりの景色なのに、やっぱり嬉しくなってしまう。同時に自分が今までここにいたことをありありと思い出し、この夢のような話を隅々まで満喫しようと決意した。
きっと学校に行っても、自分が花だったなんて極力言わない方が良い。本能がそう言っていた。

──ずっと、夢みてたんだ。

私は花に挟まれた道を跳ねるようにして進み、真っ赤な薔薇のアーチをくぐった。まだ見ぬ未知の世界への期待で、ドキドキと胸が高鳴っていく。
ビバ!にんげーーん!!と心の中で叫び、後から後から溢れて止まないゾクゾクを、心臓の辺りに無理やり押さえつけた。
スクールバッグの持ち手を握りしめ、密かに意気込む私。例によって学校に行く道はぼんやりと分かるので、眩しい朝日を背に、勢いよく坂道を駆け下りる。ひんやりした空気がスカートのプリーツを揺らして駆け巡っていった。
あぁ、人間!生きてる!生きてる人間!
…そんなことばかりを考えていた私はなんと愚かだったのだろう。前も見ず勢いよく走るなんて……しかも坂道を。
──ずりっ。
「あっ…!」
ローファーの中で足が滑る。瞬間、急速に近づく地面。
「きゃあ!!」
咄嗟に出した手は地面に着くことなく、前に鎮座していたでっかい紺色を突き飛ばした。

しかし紺色は、私の腕力なんかじゃ足りないといわんばかりにまるで倒れる気配などなく、結局私はアスファルトに叩きつけられる羽目になった。
「いっ…たぁ…」
「どこ見てんだよ。ばーか」
紺色はこちらを一瞥すると、ため息混じりに私を見下してきた。
「す、すみません…」
馬鹿という聞き逃せない言葉に少々憤りを覚えるが、ぶつかったのは私の方だからと思い直した。
「怪我はよ」
「大丈夫、です」
そう言ってゆっくり立ち上がろうとするも、膝にピリッとした感覚が走る。随分血が滲んでいた。私は無言でポケットからハンカチを取り出し、傷口にポンポンと当てた。
「あの、足止めしちゃってごめんなさい。多分もう大丈夫です。」
「…貸せ」
聞こえているのかいないのか、紺色は私の傍にしゃがむと、私の手からハンカチをかっぱらうようにして奪い取った。そしてハンカチを広げ、手際よく細長い長方形の形にたたみ、私の膝にきつく巻いた。
「血を拭く暇があったら止血した方がいいぞ、結構深い」
男は初めてまともに喋った。ごつごつした手でハンカチをきゅっと結ぶそいつに、はあ…と困惑するしかなかった。
「どんな転び方したらこうなるんだよ…」
「あっいや、なんか走ってたらつい…えへ」
「えへ、じゃねぇよ…ったく」
男はおもむろに立ち上がり、「立て」と言って私を立たせた。膝が固定されているからか今度はあまり痛くない。
「あ、痛くない!ありがとうございます!」
「……」
「……?」
じっとりと顔を見られる。
まさか…気づかれた…!?
「…お前さ」
「ひゃい」
「…時間いいの?」
私ははっと時計を見る。七時五十分。
「始業何時でしたっけ」
「八時」
もう一度時計を見る。七時五十一分。
「遅刻じゃないですかぁあっ!!」
「あはは。ま、やばかったらかくまってやるって」
「かくまっ…!?いや普段どこにいんのよ!」
「え?秘密」
ニヤッと笑ったそいつは床にカバンを置き、私に背を向けてしゃがみ込む。そしてその意図が分からず固まっている私を、横目で鋭く見た。
「はよ」
手をひょこひょこさせる男。それが意味するものが分かり、急に恥ずかしさが押し寄せる。
「えっ、あの!いいです!いいですから!!」
「…走れんの?」
「はっ……」
走れない。実際今立っているだけで膝がドクンドクンするし、そんなこと分かっていた。
「ノロマ、はよ」
「うぅ…すいません…」
私はそうっとその広い肩に手をかけた。
「よっ」
男は私の左右のひざ裏に手を回しておんぶすると、そのまま立ち上がって走り出した。遠慮がちに胸のあたりに作っていた空間はすぐになくなり、大人しく流れる景色を見下していた。

「嘘みたい…」
始業開始一分前、私はしっかりと自席に着席し現在ホームルームを終えたわけだが、混乱した頭で、一体あいつは何者なのかと懸命に思考を巡らせる。

──「あの、名前は!?」

結局あの時、名前を聞き出せなかった。色々お礼もしたいし会いに行きたいのだが、名前も知らなければクラスも把握していない。だいたいなんかあいつ偉そうだったしまあいいよ…と自身に言い聞かせ、一日を乗り切ろうと決心した。
「愛花〜…どしたの?」
「えっ?」
ふと気がつくと、いつの間にか目の前に手のひらが差し出されていた。どうやらそれは少し前からひらひらと踊っていたらしく、小首をかしげる小柄な女子──〈神木 萼〉は、小動物のような愛らしい視線を私に向けていた。
「…ん?なんかいい匂いしない?」
「え?なんの匂い?」
萼は私に顔を向け、何かを嗅ぐようなそぶりをした。
「なんかさ…」

「薔薇みたいな」

ぎくっ。不意に背中じゅうを小さな針で刺されたように、嫌な汗が分泌されるのが自分にも分かった。
「薔薇…あはは、確かにするかも?」
「そうだよね!誰か香水つけてんのかな〜…私、薔薇って好きなんだよねぇ」
良かった、初日からやらかすのを危惧していたけど何とか回避した…
「ねぇ愛花、放課後暇だったら駅前のクレープ食べに行かない?」
「行く行くっ!」
「あ、チャイム鳴る。じゃあね!」
「うん!バイバイ!」
こうして私が長らく憧れていた会話もできるのだから、本当私を人間にしてくれたあの人には感謝しなきゃいけない。あの人が結局何者なのかは分からないけど、とりあえず神様ってことにしておこう。神様ありがとう!

この日私は沢山のことを学んだ。人間として生きていく上で必要なこと、ちょっと難しいけど分かるととってもすっきりすること、この世界で起きる不思議なこと。ずっと憧れていた学校という場所は、自分が思っていたよりも遥かに色んなことを教えてくれる場所だった。特に、たくさんのアルコールランプを一列に並べて、そこに一つづつ違った鮮やかな炎を宿した魔法のような実験は、もうこの先一生忘れることはないだろう。
そして私は今日、ひとつ小さな決心をした。それは毎日日記をつけるということ。
“人間一日目。今日は学校でたくさんの素敵な思い出ができた。薔薇である私が上手くやって行けるか不安だけど、なんとか頑張ってみる。”
放課後、廊下の壁にもたれて斜陽を浴びる私は、さっそく今日の日記に書きたい内容を考えていた。萼は携帯を忘れたらしく教室に取りに行ったので、私は彼女と一緒に帰るべく待っているのだ。そう、やわらかに輝く金色の生地に、きめ細かいクリームや赤い果実が包まれて、そしてその上に溶かしたチョコレートの線が行ったり来たりして──…
「桃園さん?ちょっといいかしら」
「はい!」
いやに元気いいわね、と人のよさそうな笑みを浮かべるのは、クラス担任兼音楽科の春奈先生。私は彼女が大好きだ。振り返ってまず目に付いたのは、先生の片手に抱えられたプリントの山だった。
「ちょっとお願いしてもいいかしら?」
「はい、なんでしょう!」
「これを音楽室に持って行って欲しいの、教卓に置いておいてくれればいいんだけど…」
「わかりました。大丈夫です!」
受け取ったそれはずっしりと重く、よく見ると音楽鑑賞のワークシートのようなものだった。「助かっちゃった」と笑顔で去っていく春奈先生に会釈し、お手伝いを頼まれたという旨のメッセージを萼に送る。私は音楽室へ向かうべく、すっかり暖かい色の廊下への一歩を踏み出した。

──♪♪♪
音楽室の防音ドアの前、微かに漏れるピアノの音が、私を躊躇わせた。
ふぅ、と息を吐き、ドアノブに手をかける。体重をかけ開けようとしたその時、カバンの中で何かが震えた。
「萼…?」
携帯を見ると、待ち受けにメッセージが表示されていた。
“ごめん愛花、今教室で携帯見つけたんだけど…”
何となく嫌な予感がして全文を開く。そこにはやはり、私にとって悪い報せが待ち受けていた。どうやら萼は母と買い物に出かけるらしく、今日は一緒に帰ることは出来ないという。
「んもぅ…」
今度絶対行こうね、と送り、押し付けるように携帯をカバンに戻した。こうなったら今すべき事を遂行してとっとと帰るのが得策だ。私は少々ヤケになって、今度は躊躇わずドアを開けた。
「失礼しまーす…」
流れるようなメロディーの中に、跳ね上がるような単音の連発。とても印象的な曲が、ドアを開けた瞬間溢れ出す。
私は教卓よりも先に、思わずピアノの方を見てしまった。何もかも飲み込んでしまいそうなピアノの音色に、無理やり頭を動かされたみたいだった。
同時に今まで流れていた音も途切れ、沈黙が訪れる気配がする。
「あ…」
あろうことかあの素晴らしい音色の主は、今朝のあいつだった。
「……よう」
黒いグランドピアノは天板が開け放たれ、譜面台に長い紙が置いてあった。
私はピアノの近くに歩み寄り、紙を覗き込むようにして見る。
“愛の夢 第三番”
「凄い。こんなの弾けるんだ…」
私はすっかり感心してしまった。彼はいつの間にか取っていた私のプリントを見て「別に」と言ったけれど、内心嬉しそうなのが隠しきれていなかった。
「何しに来たの」
彼に言われてようやくプリントを置きに来たことを思い出す。私は教卓を見つけ、無事紙の山を処理した。
「あの、朝はありがとうございました。結構マシになりました」
「うん。…あと、敬語じゃなくていいから」
「わかった」
クリーム色のカーテンが揺れた。木漏れ日のような光が一瞬差し、秋の短さを憂うような冷たい風が、ゆっくりとふたりの間をかけていった。
「なんか、弾いてよ」
「なんもねぇよ」
「さっきのやつがいい」
彼は私を見た。
「愛の夢?」
「うん」
「珍し。普通不気味がるのに」
「どうして?」
「俺にピアノなんて似合わないんだとよ」
自分を嘲るように、彼は笑った。
「そんなこと、ないわ」
「愛の夢なんて尚更だ」
「そんなこと無いのに…」
風は彼の細い髪を舞い上げ、そしてそれは私の髪をも揺らしていく。
「私は好きだよ。君のピアノ」

あの日以来、放課後音楽室に向かうことが私の密かな楽しみになっていた。今日も彼の素敵な演奏を特等席で堪能させてもらうために、ピアノの傍に椅子を持っていく。
繊細かつ芯の通った音が、節くれ立った彼の指から次々と生み出されていく。それはちょうどこの間の理科の先生が見せてくれた魔法のようで、私は自分のか細い指と彼の指とを見比べては、彼は魔術師かなにかなのかと疑問に思うのだった。
何を思ったのか、恋をしたことがあるか、と一度だけ彼に訊ねたことがある。そうしたら彼は子供のように笑って、ないよ、と。確かそう言った。
随分心を開いてくれたなぁなんて思ったのは、つい最近の話だ。
それと、少しして萼と念願のクレープを食べに行った。目の前で作ってもらったそれは思っていたよりもずっと美味しくて、また食べに行こうね、って笑い合ったっけ。
時は流れ、冬目前。
近頃物思いにふけることが多い。日暮れが早くなり、木々が葉を落とし、肌寒くなってくるにつれて、いつまでこうしていられるのだろうか、なんて不安になってしまうのだ。私は現実から目を背けるように、お腹が痛くなるまで友達と笑いあったり、彼のピアノを聞いて心を静めたり、時には部屋でひとり涙に暮れることもあった。でもただ一つ、後悔はしたくないと思った。“人間になれて良かった”──ただそう思えれば、そう思いながら消えることができたら──…
こういう取り留めもない思いが溢れてしまう時は、私に静かに寄り添ってくれる相棒にペンを走らせるのがいい。自分が薔薇だったこと、人間でいられるのは冬までであること、人間じゃなくなる時はどうなるか分からないこと、恋をして美しくあるのが生きている前提条件であること──……相棒は私についてすみずみまで知っているから。
「あれ?」
私はぺらぺらとページをめくる。
“人間三日目。そういえば神様は、美しくあるために人間の男の子に恋をしろと言っていた。”
恋をして美しくなければいけない…うーん、美しいかどうかはさておき、私は今恋をしているのかな?
私は部屋の窓を開け、窓枠に頬杖をついて空を見上げた。とっぷり暗い夜空に、花の朝露を散りばめたような星がいくつも浮かんでいたけれど、運ばれる空気はなんだか寂しくなってしまいそうな温度だったから、すぐに窓を閉めた。

「いってきます!」
教科書、携帯、相棒。今日も忘れ物はないはず。私は元気に家を出た。
そういえば今日は日直だ。少し意気込み、まもなく学校に着くと、先に教室に来ていた萼が私の席に座っていた。
「おはよう萼!」
「愛花!やぁーっと来た。ちょっとちょっと」
萼は待ち構えていたかのようにすばやく席を立つと、机に荷物を置いた私に耳打ちした。
「好きな人いるでしょ」
「……えぇ?」
唐突な質問に面食らった私をよそに、萼は面白くてたまらないといった様子でうきゃきゃっと無邪気に笑う。
「だって愛花、最近ぼーっとしてること多いしぃ」
正直心当たりはある。
「うん……」
「やっぱりぃ?ねえ、誰なの?うふっ」
一瞬美しいピアノの音が脳内に響く。彼の顔や声、魔法の指が、次々と思い浮かんでは消えを繰り返した。私はそれらをまとめてかき消すように、考えたくないことを考えた。仲良くしてくれる彼女には申し訳ないけれど、私がもうすぐ人間じゃなくなることを言うつもりはない。まあこれは彼女に限ったことではないが。
「教えてあげよっか」
「うん…!」
「萼だよ」

その日私は、萼に変に騒がれたりしないように念のため彼の元へ行くのはやめた。彼のピアノが聞けないのは淋しいけれど、こちらの行動を気にしているようだし半端な動きはしない方がいいだろう。そんな訳で今日は萼と二人で帰るつもりだった。
日直の私は仕事が残っていたのだが、萼は待っていてくれた。黒板を消したり日誌を書いたりして、しごとがおわったころにはもう教室には私たち以外誰もいなくなっていた。
私は手に付いたチョークの粉を払いながら、カバンに全ての荷物を詰め、机の上に置く。
「ちょっと手洗ってくるね」
「いってら!」
幅の広い廊下をぺたぺたと歩き、教室から少し離れたトイレに入る。チョークは水だけでは落ちなかったので、石鹸を泡立ててこすって落とした。
萼と色違いの黄色いハンカチをポケットから出し、手の水気を拭きながら教室に戻っていた時のことだった。
痩せた背の高い男が、こちらを向いて立っていた。
紛れもなく、彼だった。
「ごめんね。今日は聴けなくて残念」
「なんだいたのか。休みかと思った」
彼は「早めに切り上げてきた」と続け、手のひらを揉んだ。
「寂しかった?」
私は口のはしを上げ、冗談交じりに聞いた。
「……」
別に何か言ってくれればいいのに、彼は手のひらを見つめて黙り込んでしまった。
沈黙。
「──なあ」
「…ん?」
「俺のことどう思ってる?」

「んーあんなに綺麗なピアノが弾けて、すごいなぁって思う。尊敬するよ」
「…そうじゃなくて」
彼は静かに私を見つめた。ひとりぼっちの時のように静かで、海のように深い瞳の色が、私を捉えていた。
「“俺”のことだよ?」
思わず心臓が跳ね上がる。
私はこの時、ようやく気づいたのかもしれない。
「え……私は……」
「俺のこと…嫌い?」
まともに後ろも見られぬまま、じりじりと壁際に追い詰められる。不意に背中が壁に当たり、両肩が小さく跳ねた。
「どうしたの…?何か今日、変だよ……」
彼は私を見つめたまま、静かに左腕を壁につく。
「ねえ……」
彼の右手が、ゆっくりと伸びる。その指が僅かに頬を掠めた時、私は逃げるように言葉を吐き捨てた。
「ごめんなさい…!」
絶え間なく脈打つ心臓を抑え、何とか平常心を取り戻そうと深呼吸した。
怖い。
今日のあの人はなんだか変だ。
『俺の事…嫌い?』
私は答えられなかった。どうして、どうしてあんなこと──…
「愛花?」
「…ああ、萼……」
少し廊下を進んだ辺りに、カバンを持った彼女が立っていた。
「遅かったね」
「ごめん。お腹痛くて」
「そっか」
さっきの事がバレたくなくて咄嗟に嘘をつく。動揺しているのがバレないように、とにかく必死に取り繕おうと思った。
「持ってきたよ!」
萼はいつものようにニッコリして、私の分のカバンを差し出してくれる。この笑顔を見ると、なんだかとても安心した。
「ありがとう…!」
変な心配をかけてはいけない。なるべくいつも通りに振る舞うんだ。
あの日よりも随分暗くなってしまった廊下を踏むと、空を映し出す透明なガラスは一面曇っているのだった。


あれから音楽室に行こうとは思わなかった。どんなに美しい音色が流れていたとしても、とても彼と顔を合わせる気にはなれなかったからだ。

でも、あの時。
『“俺”のことだよ?』
どこまでも深くて、物静かで、優しくて。脳裏に焼き付いたあの目を、そして言いようがないくらいに胸が高鳴ったのを、忘れられずにいる。
『俺の事…嫌い?』

本当は何もかも分かっていたんだ。
彼がよく笑うようになった時、恋をしたことがあるかと聞いた時…いや、もっと前。──初めて会った時から、きっと私は知っていた。

恋をしている、と。

知らぬ間に芽生えた未知の感情が怖くて、これが本当に恋なのか分からなくて、自分の気持ちに蓋をしていた。見て見ぬふりをしていた。
季節は冬目前、家の庭の花たちも花弁を落とし始めている。
彼にちゃんと会って話をしたい。今すぐにでも好きって伝えたい。
──時間切れになる前に。

彼の元へ行くことを決めた私は、萼にメッセージを送ろうとカバンから携帯を取り出す。するとその拍子に、はらりと小さな紙切れが落ちた。何だろう、と思いそれを拾い、そっと開く。
“放課後屋上で待っています”
一瞬胸がきゅっと締まる。たったそれだけで、ふとノートの切れ端のような紙切れの向こうに彼を感じた。
逃げちゃ、駄目だ。
私は気持ちを落ち着けて、じっと放課後を待つことにした。そして長い長い授業のあと、ようやく廊下が暗くなる気配が訪れたのだった。


私は荷物を持って誰よりも早く教室を出た。屋上に続く階段は真っ暗で少し不安だったりもしたけれど、なんとか上り切った。
「逃げちゃ駄目」私は深呼吸して、屋上のドアを開ける。ギィ、と音を立てたその瞬間、束になった幾つもの光の線がこちらを刺し──小柄な人影が見えた。
「萼……?」
「あぁ、来てくれたんだ。良かった」
てっきり私を呼び出したのは彼だと思っていた私は、あの手紙の差出人が萼であるということに少し驚いた。
何か言いづらい相談でもあるのだろうか。私はフェンスの外から視線をそらさない彼女に歩み寄り、並ばないようにして足を止めた。
「…どうしたの?」
「がっかりした?」
私の言葉を遮るように、彼女は言った。
「え?」
「残念だったね。でも、愛花がいけないんだよ」
彼女は振り向いた。でもそこには、いつもの笑顔も愛らしさも、何も無かった──跡形も。
「こないだ愛花が日直の時、机の上に置きっぱなしだった日記、見ちゃった」
「えっ……」
頭の中が一気に真っ白になる。
日記を見られたということは……
「わたし、聞いたことあるんだ。神様に選ばれた花の話。」
「違うの…違うよ、萼。あれは作り話で……」
私は湧いた言葉を拾うように言い訳になりそうな言葉を繋いでいくが、彼女は聞き入れようとしない。
「選ばれた花は、人間として生きることが出来るの。──花が美しく、咲いている間はね!」
彼女の顔に、見たこともない悪魔のような笑みが広がる。そのあまりの不気味さに思わずゾッとしたのも束の間、彼女は俯いて肩を震わせた。
「萼……?」
「なんであんたなのよ……っ!!」
眉を吊り上げ、歯を食いしばり、目の形が細く変わったその顔は、もはや彼女のものとは思えなかった。
「私の方がずっと!ずっと好きだったのに!!」
「萼!落ち着いてよ!」
私は彼女の肩を掴もうとするも拒絶される。両腕をすり抜けた彼女は、チャリチャリと音を立てドアの方に走り出した。嫌な予感がして私もドアに向かった時、バタン!という衝撃音と共にドアが閉じられた。続けて金属同士が噛み合うガチャッという音がして、その頃にはもうドアノブを押せなくなっていた。
「開けてっ!萼!!」
私はドアを叩き必死に訴えるが、ドアの向こうに助けてくれる気配はない。
「萼……」
ドアに押し付けた手から力が抜け、身体ごと引きずられるように地面に崩れ落ちる。
辺りは恐ろしいほど何の音もしなくて、ただ荒れ狂う波のような冷たい風が、まっさらな地面をかけていた。

それからどれくらい経っただろう。
頬や手はかじかみ、それでもなお容赦なく身体に吹き付け続ける冬の寒さは、段々と私に絶望というものを思い起こさせていった。
──冬までって、そういう事だったんだ。
秋薔薇の花の落葉は冬。どんなに美しく咲き乱れても、冬になればあっという間にその生涯を終える。私もそうだ。いくら人間の姿とはいえ所詮は花……庭のアーチの薔薇が散れば、私の人間としての生涯も幕を閉じるということだったのだろう。
「……はっ……ぁ」
身体が震えてまともに息ができない。これが寒さのせいなのか、はたまた薔薇が散り始めているせいなのか……そんなことどうでもいいと思ってしまうほど眼前に迫った命の終わりを、ただ感じていた。

……
──…い。


「おい!!」
焦ったような彼の声が、確かにした。
彼は私の手を握り、頬に手を当て、僅かに眉を寄せる。
助けに、来てくれた……。
ギリギリ使い物になる目で彼を見、そして震える唇を開いた。
「お願い……家に、連れて行っ…て」
彼はすぐに立ち上がり、私に背を向けた。
「乗れるか」
感覚の無い足でゆっくりと立ち上がり、彼の背に寄り掛かるようにして身体を預ける。四肢の力が抜けたまま、私は軽々宙に浮いた。
あの日と同じだけど、違う。今の私は、彼のことが大好きだから。
大きなその背中にもたれ、火傷しそうなほど暖かい首筋に頬をすり寄せる。足元から伝わる振動と彼の吐息の荒さが、彼の焦りを物語っていた。


力を振り絞って、やっと彼の肩越しに見た庭のアーチ。もう全ての薔薇が、切り落とされてしまっていた。真っ赤な血が一面に広がるように、無理矢理ちぎられたり傷付けられたりした花弁が地面を覆っていた。
そして案の定、その傍らに小柄な女が立っている。
「……は?」
女はこちらを見た瞬間口角を下げ、「何で……?」と零した。
彼は私を背負ったままそのすぐ側まで突き進むと、アーチの下で私を優しく降ろし、そっとフェンスに寄り掛からせてくれた。
「やけに屋上の方に行くのを引き止めてくると思ったら、お前の仕業か」
声を低くして睨む彼の気迫に一瞬怯んだが、すぐに口の端を引き上げる女。
「何が?」
「お前がこいつを閉じ込めたのか」
「そうだけど?」
女はなんでもない事のようにさらりと答える。
「……そんなに怒んないでよぉ。元々この子は冬に死ぬ子なんだよ?」
「冬……?」
「そ。あの子は薔薇だもの。秋に咲く薔薇、秋薔薇。このアーチのだよ」
指先は少し柔らかくなってきていて、感覚が戻ってきつつあった。暖かい血が全身を巡っているのが分かる。
ただ、身体の中から起こる震えは止まらない。薔薇が切り落とされてしまったせいだろう。
「だからここの薔薇全部潰せば死んじゃうかなぁと思ったの。あはは!あなたは所詮ちっぽけな花!最後に私がぜーんぶ、奪ってやった!」
──バチン。

「…っ!?」
「消えろ」
「な……」
「消えろッ!!」
完全に不意打ちだったのだろう、立ち尽くして頬を抑える女に、彼は何度だって腕を振りあげようとした。
「や、めて」
捻り出した自分の声がぼんやりと耳に響く。ああ、もう耳も使い物にならなくなってしまう。かすみがかった景色に、彼と女の驚く顔を見た。
「だめ……萼は…友達だもの、そうでしょ?萼…」
萼は一瞬、ほんの一瞬、泣きそうな顔をした。でもそれはすぐに元に戻ってしまって、悪魔に憑かれたような顔が変わることは無かった。
「私は、萼が好きだよ……ずっと友達って……」
「私……友達なんかじゃないよ」
彼女は俯くと、やがて耐えきれなくなったのか薔薇の花弁を勢いよく撒き散らして走り去っていった。
「萼……」
「おい、おい!しっかりしろ!!」
身体に力が入らない。彼に背中を支えてもらいやっと姿勢を保っている。
「…私、好き。君のことが、……大好き」
「……お前…」
「君と出逢えて良かった」
そして私は、彼にありのままの自分を伝えたいと思った。
もう時間が無い。私の本当の姿は、相棒に説明してもらう事にしようかな。
「あのね、私のことを全部知っている…相棒がいるの。ここに、入ってる」
「俺……」
私は最後の力を振り絞って、とびっきりの笑顔をつくった。

「ありがとう。──素敵な人」

「待てよ……まだ何も伝えてないのに……」


私の意識は、ここで途絶えた。

薔薇の香り。
私の大好きな懐かしい香りだ。
気高く美しく咲き誇る、唯一無二の孤高の花。
あっという間だったけれど──人間になれて、願いが叶って──

ああ、本当に──……


──パチ…

音も温度も感覚もなかった私の花びらに、窓から舞い込んだ光の粒たちが集まってくる。それらはやがて眩い光となり、一輪の薔薇を包み込んだ。

──パチ、パチパチ……!

私の身体は徐々に変化していく。
蕾のように小さな内部から順に、顔、髪、肩、胸、腹、腰、脚──…光は次々と形を変え、めしべが鼻に、その周りのが目のくぼみになり、花弁は髪と血液に。それらを支えるがくが肩から胸にかけて広がり、ついていた葉が腕になる。折れそうなほど細かった茎は健康そうな胴体と化し、ウエストと腰の段差を作る。側面の棘たちも溶けるようにして光となじみ、伸びた光が二本の脚となった。
そして輝きを失った光たちが飛び立つと、私の身体も色づき始める。

「……嘘だろ…」

声が、聞こえた。
すぐそばに居る。ずっと忘れたくなかったあの人の温度を感じる。
ゆっくりと目を開ける。
目の前には、驚きと嬉しさの入り混じったような顔で目を見開く、あの人が居た。

「……ただいま。素敵な人」
あの人はこちらに歩み寄り、おずおずと私の頬に手を伸ばす。
もう、逃げたりなんてしない。
そっと触れたその手の上に、優しく手のひらを重ねる。彼の甘い瞳と、私の煌めく瞳とが合った。互いの心にじんわりと温かさが蘇り、気付けば私たちは微笑みあっていた。

「──おかえりなさい。俺の大好きな人」
彼は私を抱きしめた。長く、甘く、優しく、何度も「おかえり、おかえり」とつぶやいていた。
「でも私、どうして人間に戻れたの?一回花になったのに…」
「……あのあとお前を家の中に運んだんだけど、お前のお母さんに部屋に上げてもらったんだ。そしたら机の上に、一輪だけ薔薇が置いてあって…」
──ああ、そういえば。
初めて目覚めた時、満開の薔薇のアーチからそのうちの一輪を折りとったっけ。それを大切に花瓶に入れて、毎日世話していたんだった。
「もしかしたらって思って、俺はその薔薇を世話した。でもまさか、本当に返り咲きするなんて…!」
「返り咲き…!?私が!?」
「そうだよ!ほら、あそこから生まれたんだ」
彼はそう言って、机の上のガラスの花瓶を指差す。
実は秋薔薇には四季咲きのものがある。一般的な薔薇は冬になると落葉して花は咲かないが、四季咲きの薔薇は冬の間でも返り咲きすることがあるのだ。
まさか自分が四季咲きの薔薇だとは毛頭思っていなかった。何事も無かったかのように訪れる静かな幸せに、密かな胸の高鳴りを覚えていた。
「よっぽど丁寧にお世話してくれたんだね。……君のおかげだよ。本当に、ありがとう」
私はこうしてまた人間の姿になれたことへの感謝を、思ったままに彼に伝えた。彼は照れくさそうに笑い、その笑顔がまた、私の心をくすぐった。
「……ねえ」
彼は改めて、真面目そうな顔で私を見つめる。
「ん?」
「好きだ」
あの日のように、甘い瞳とその声に、じっと見つめられる。
「ピアノを好きって言ってもらえたのなんて初めてだったんだ。…きっと初めて逢った時から──お前が好きだ」
私は返事の代わりに抱きしめた。彼の広い背中に思いっきり手を回せば、すぐさま私の背中にも腕が回ってきた。ふたりの体温がくっつき会うのを感じて瞼を閉じる。
腕から開放されると、なんだか恥ずかしくなって俯いた。視界には、薔薇の濃い赤を何度ものばしたような、うすピンク色の爪が映り込んでいた。そして、どこからともなく彼の手が伸びてくる。
「どこ見てんだよ。ばーか」
彼はそっと私の顎を持ち上げ、優しく甘い口づけを落としたのだった。
風が揺らした花瓶の水が、真っ白な光を辺りに振りまいていた。

どんな夜にも、何時しか必ず夜明けが訪れる。
寒さに凍える夜は、誰かの温もりを感じて。
星も見えない長い夜は、誰かの胸に顔をうずめて。
ただただ辛い夜は、誰かの愛を感じて。
愛と希望は、私たちを裏切らないのだから──。


END

沈黙の息吹

執筆の狙い

作者 乙葉
121.111.73.65

まずこの小説を書いたのはほんの少しのアイディアからでした。
メモアプリに書き溜めていって文章にしたのは一週間前くらいです。
花が人間になる、という絶対にないことだけれど、こういうのもありかな、なんて。
長くて読みにくいですけど、コメントいただけたら幸いです。

コメント

ラピス
49.98.78.25

最初に薔薇の花である事を、読者に分からせたほうが良いです。何なのか分からなかった。
願いを叶えてくれる神?も何なのか不明なので、花神なり何なり名前を付けてみては?
なぜ人間になりたいのかが漠然としているので、人魚姫みたいに人間に恋をしているからとか、何かしらの動機を持たせては?
少年が薔薇の少女を好きになる理由も欲しい。
親友の少女が秘密を知る伏線もあるべきです。

花の香りがする描写で、丁寧に書いてあり、惹きつけられました。

群青ニブンノイチ
221.22.130.5

書くべきことを書かずに書かなくていいことばかり書くから妙な体裁になる、という意見は不愉快でしょうか。
文章を逆さまに読まされているような、体験としてあまり豊かな印象を受けませんでした。

まとまった量の文章をちゃんと書き切った意欲は何よりの評価ポイントだと思います。

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