作家でごはん!鍛練場
『』

『バジルパスタ』

 バジルソースパスタの存在意義について考える。まず、俺はイタリア人ではない、よってスパゲッティーの事は詳しくない。
 ここまで書くと、横から万優子が「バジルソースパスタはドイツの食べ物よ。と言うか、『バジルパスタ』よ」と言いやがった。俺は憤然と、「だからなんだ」と答えた。「だから、ドイツなの」「あー、わかったわかった」、万優子は言い出したら退かない。ついに負けた俺は、また、ドイツについて語らなければならない。(「なんでやねん」とツッコミが入った)
 ドイツ、ドイツ。知っている事は、ソーセージ。それもデカイ。ビール。黒っぽい。後は何だろう? ワイフ。フルネームはさける……。
 話を戻そう。バジルソースパスタと言えば、トッピングにツナ缶が合うと平素から主張している。エビだったり、ジャガイモだったりするが、俺は断然、粉のバジルソースにツナ缶だ。
 昨日、経理の増田さんが部長に言うには、「バジルソースパスタを手作りするのが好き」らしい。
 部長の返事を聞き耳をたてて聞いていると(きっと、全員そうしていたはずだ)、部長は「だから?」と言った。
 増田さんは「えー、ひどーい。絶対に美味しいんですからあ」と激おこぷんぷん丸だった。
 ここで、改めてバジルソースパスタの存在意義について考えてみよう。
 バジルソースの材料は、バジル、松の実、チーズ(種類は知らん)、オリーブオイル。そんなところだろう。
 濃厚か? はたまた薄味か?
 増田さんのバジルソースパスタを食した部長は何とおっしゃるだろう?
 トイレか? ベッドか?
 おっと、大人の妄想をしてしまった!
 ベッドに行った部長は、増田さんにあれやこれや……バジルソース並みに濃厚な……やめとこ……。
 翌朝、俺の息子はどうなってしまうのか? 自信ない。

おわり

『バジルパスタ』

執筆の狙い

作者 『』

短いです。
よろしくお願いします。

『』拝

コメント

『』

てか、ほんとにドイツ料理?

えんがわ

なんとなくセンスで勝負する作品だと思うのですけど、そのセンスがありふれていて、簡単に下ネタに落ちるところなど、くだらない感じがする。
ただそのくだらなさが「くだらねーw」と一種のほほえましい感じで読めるような空気も作れている。それもセンスなのか。なんだセンスいいのか……?

なんとなく、ちょっと焦げた卵焼きで、たまには、こういうのも良いかなって感じがする。
ただ、これ以上のディナーとか、コース料理とかは、この書き方じゃ限界があるのかなって気もする。

そういうの置いといて、この掌編だけなら、少し心がほどけて、それは確かにイイ感じのものでした。
一言だけの万優子さんも、いい味です。

『』

えんがわ様

ありがとうございます!

濃いのか、薄いのか……?
自分自身もよくわかりません。

『ちょっと焦げた卵焼き』
絶妙な表現をしていただき、感無量でございますd=(^o^)=b

またお願い致します!

はるか

『』さま

 拝読しました。
 万優子、って名前、出す必要あるのかな、とか思ってしまいました、増田って名前も、やはり同じく。
 と、同じように、そう書く必然性、というか効果とか、あるかな、と、すみません、全体を通したあちこちに感じてしまって、つまり、私の読解力が作品についてゆけないのかもしれないけれども、あまり気持ちよくない感じで、要はよくわかりませんでした、わかってもらう必要なんてない? のかもしれないけれども、まあ面白ければ。
 というわけで、酷評、になってしまったかもです。

『』

はるか様

ありがとうございます。

万優子、増田さん、に関しましては、どうなんでしょう……彼女、経理の女性、とかになるのでしょうか? いや、お嫌いなのかなあ(汗)

話し方がアホなのは、俺のせいってことで……。と詭弁は置いておいて、下らなさと必要性の狭間ですか……?
要は、面白ければ良しだったということで……。

酷評ありがとうございました!

鯛茶漬け美味し

万優子は、バジルペーストのペーストを「ペスト」と間違えたのでは?
ペストだとドイツ語で、ペスト菌のことを言いますからね
ちなみにペースト状にする調理技術なので、バジルパスタはフランス料理だと思います

本文一説 部長の返事を聞き耳をたてて聞いていると
     部長の 返事を 聞き耳を たてて 聞いていると
 助詞の「を」が連続しているので、「返事に」の方が望ましいかもしれません

それとこのオチは連想ゲームで、下ネタにしたいのでしょうが、
下ネタに連想するには、連想できない人も多いと思うので、失敗かもしれませんね

『』

鯛茶漬け美味し様

ありがとうございます。お返事が遅くなって申し訳ありません。
「ペスト」「を」「下ネタ」の件、了解致しました。
改めて、お読み頂きありがとうございました。

『』

『万優子編』

 慶助が『バジルソースパスタ』について考えていると言った。
 バジルソースパスタってあれよね、緑色のバジルペーストのかかったパスタよね。「パスタってスパゲッティ?」と聞くと、「おう」と返ってきた。
「バジルソースパスタはドイツの食べ物よ。と言うか、『バジルパスタ』よ」と言ったら、今度は無視された。
「バジルソースパスタはドイツの食べ物よ。と言うか、『バジルパスタ』よ」「だからなんだ」「だから、ドイツなの」
「あー、わかったわかった」慶助は面倒くさそうに読んでいた車の雑誌を膝の上に置いた。
 私たちはピンク色の二人がけソファに座っている。前にはテレビがあって、お笑い芸人の人たちの笑い声が聞こえる。有名なお笑いコンビの人が司会者で、色々なジャンルの課題をこなして見せ合っている。
 慶助が「今度はドイツについて語らねばならんな」とつぶやいた。「なんでやねん」
 思わず突っ込んでしまった。

 ドイツといえば、何があるかな。まず、ソーセージだろ? 次に、ビールだろ? それに……
 なんだか、ぶつぶつ言っている。
 話を詳しく聞いてみると、会社の経理係の増田さんという女性が「バジルソースパスタを手作りするのが好き」ということらしい……。なによ、それ。

 私は馬鹿馬鹿しくなって、キッチンに行った。
 調味料入れから慶助の好きな粉のバジルソースを取り出した。ちょうど二袋なので、助かっている。
 スパゲッティを茹でようと、一番大きな鍋をコンロに置いた。慶助が横に来て、
「チン!でいいじゃん」
 と言うので、ひじでこついて、
「私はこっちの方が好きなの」
 と言った。

 スパゲッティが茹で上がったので、手早くボウルの中で粉ソースと混ぜ合わせる。
「さて……」
 とお皿に盛かけると、慶助がさっ!と引き出しを開けて、
「これだろう?」
 と言った。私は笑って、「了解致しました!」とツナの缶詰を受け取った。

おしまい

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